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痴人の愛
痴人の愛
谷崎潤一郎/新潮社
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総合評価

650件)
3.9
164
226
160
36
6
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    どんどん魔性の女になっていく感じがしたけどこれはナオミ本来の性質なのか? 譲治さんもなかなか変態気質だなぁと思いつつ、 ですが書き方?が違うため読みにくいのはあるけれどそれもまた良い味を出してくれていると思います! よかったら角川文庫の出している文ストの表紙の本が読みやすいかもしれません

    10
    投稿日: 2026.01.19
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    なんなんだ一体この2人は。と終始思う。 時々笑ってしまう。ロリータを読んだ時を思い出す。この本はもう少し砕けた雰囲気だけど。

    0
    投稿日: 2026.01.16
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    「私はこれから、あまり世間に類例がないだろうと思われる私達夫婦の間柄に就いて、できるだけ正直に、ざっくばらんに、有りのままの事実を書いてみようと思います。」 2024年、新潮文庫プレミアムカバーだったという簡素な理由で買いました。最初の一文が惹き込まれる小説は面白いという、東進ハイスクール現代文講師の林先生の言葉が頭のどこかにあり、まさに、この本のことを言うのかもしれないと思いました。 私(主人公でもあり、読者である私)の見えないところで妻である艶美な女がどう生活しているのかを直接は書いていないが本文中の至る所に仄めかされている、読んでいて心臓がドクドクする緊張感。女の怖さ。それでいて淫靡に感じてしまう己の情けなさみたいなのを感じました。 とても読みやすい文だし、文学作品に抵抗がある私だったけれど楽しめました。

    0
    投稿日: 2026.01.10
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    2025.12読了 ナオミが魔性の女すぎるだろ!!!!!!魔女だよ! 最初は譲治が自分好みの女に仕立てれば良いかと思って拾った女だったが、成長したナオミに対しての執着、依存が強くなっていく様は「恋は盲目」そのもの(盲目どころではすまないが...) 途中で衝突もするものの最後には譲治の清々しいまでの執着はむしろ読んでいて爽快感すらある。 全体的に愛に異常な執着を見せつけられ共感もできないし実際にこんな状況になりたい気持ちもないが、どこか美しい世界観を創造しているのが魅力的。この美しい文体に魅了されちゃったよ...ナオミちゃん...

    0
    投稿日: 2026.01.07
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    "美"への執着というか崇拝というか。 ただ、美しい人への崇拝の気持ちはよく分かる。 美しさは尊い。それに騙されたって構わない。 むしろ振り回される、それが快楽。 年齢を重ねるごとにそんな感覚も欲望も なくなってくるし、もういい年なんだから、って制する自分もいるけど、美しい人を前にすると そんな建前も飛んでいってしまう感覚。 それさえも尊い。

    0
    投稿日: 2026.01.03
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    譲治、きみってやつはどこまでお人よしなのさ。結局、あの女の思い通りに操られ、身を滅ぼしていくんだよ。自分が破滅の人生に堕ちていく姿を「滅びゆく美しさ」と肯定してやしないか。本当に馬鹿な男だよ、きみは。僕にそっくりだ。

    0
    投稿日: 2025.12.31
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    個人的な好みには当てはまらないけど、谷崎節がよく効いた本だった…! そしてやはり最後の解説と評論に助けられた。 なんて言うんだろ、物語の起承転結ではなく主人公の視点とか(いわゆるエロティシズム)が興味深かったなーそんなに陶酔に浸るのが良い心地なのかどうかは私には理解できないし性欲に振り回されるの のも分かんないけど、その世界で確かに生きる人がいるということだよねえ、、! 勉強になる^_^

    1
    投稿日: 2025.12.30
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    田舎の金持ち息子(28歳)が都会で見つけた自分好みの少女“ナオミ”(15歳)を手元に置いて最高の女に育て自らの妻にしようとしたのに、気がつくとナオミちゃんに振り回されまくって……というおはなし(たぶん合ってる笑) 令和に読んでも楽しい恋愛?小説→ 前半の「昔の男あるあるー!でも当時だとだいぶんハイカラだよねー」という楽しみ方から、後半の「え?は?なんで??」の何を読まされている感を感じられる読書体験、ワタシ的に最高でした。 クライマックスあたり、もうほんま不可解すぎて面白かった。譲治ィィィ(爆笑)みたいな笑→ それにしても、作中に漂う西洋風への憧れが、「陰翳礼讃」を読んだ後の私には面白くてならぬ。 センセェ、若い頃はボンキュッボンもお好きだったんですね( *´艸`)みたいな(失礼) 歳を重ねるごとにほっそりチラリズム好きになったのかしら(さらに失礼) 細雪読むのが楽しみすぎるッ!!

    6
    投稿日: 2025.12.28
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    主人公、河合譲治が語る夫婦の記録。妻はナオミ。 29才の男性(譲治)が、15才の少女(ナオミ)と一緒に住んで、自分好みの女性に仕立てようとする。2人は一線を越えて夫婦となるが、その後が波瀾万丈の展開。 この小説が映像化されたものは、見る気はしない。しかし、文章化されている世界が、品性を保っていることがすごい。決してイヤラしさだけの作品ではないということ。譲治とナオミの行く末を気にしながら、心理描写のうまさに、ついつい引き込まれて、するすると読み終わってしまった。 親にお金をせびれば貰える、お坊ちゃんの譲治。 ナオミの肉体美に取り憑かれ、社会性なんぞ放り出し、情欲丸出しの姿は目も当てられない。二股どころか、男性と野放図に関係を持つナオミに嫌気がさしても、どうしてもナオミから離れられない譲治。「男の憎しみがかかればかかる程美しくなる」この表現からしても、ずぶずぶの沼に入りこんでいる。 “目を覚ましなさい!”とバケツに水を入れて、バサーっと頭からかけてやりたくなる気分。 “恋は盲目”なんて遥かに超越して、病的に感じる依存状態。譲治のアップダウンする心情が、これでもかというぐらい伝わってくる。生々しい場面を、全感覚を総動員して表現する文章はお見事! 譲治の独白は、終盤では開き直ったような、どこかドヤ顔的で“こんな夫婦生活”はいかが?みたいな、ちょっと自信ありげの雰囲気。読者が高みの見物でいられなくなる、余韻を残す終わり方もスゴイ。 この小説では、譲治が夫婦関係を語ってきた。女性側のナオミが語ったらどうだろう?ナオミは魔性の女なので、本音を吐き出したら、背筋が凍る恐ろしさではないだろうか。

    38
    投稿日: 2025.12.22
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    惚れた弱みってやつを延々綺麗に整えているような作品 コイツアホだなぁと思って読んでましたが、拗らせ人間の話しか受け付けない私の肌にはとてもよく合いました

    2
    投稿日: 2025.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    情けない男と激ヤバ女の話。 読んでいて恥ずかしくなってくるくらい主人公が情けない!着物をのせて足袋を手につけて一人でお馬さんごっこしている図、キモすぎてゾッとした 情けないし気色悪いのに、一周回って面白いから癪だな〜 ナオミはとんでもなく贅沢我儘破天荒で、それに憧れるなんてことは1ミリもないんだけど、その贅沢我儘破天荒が許される美しさがあるのはいいなぁと思ってしまう

    0
    投稿日: 2025.11.25
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    三宅香帆氏の「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」にも紹介されていた大正時代に新聞連載されいたサラリーマン (男) 向けのエンタメ小説。川端康成、三島由紀夫より前。古いわりに違和感なくとても読みやすい。当時としては一般向けとして大分飛んでる話だろうが、現在の方が余程ぶっ飛んでいるのでそんな世界もあるだろうと思うレベル。ところどころ読者に語り掛ける文言が出てくるのが今読むと新鮮な感じ。

    3
    投稿日: 2025.11.23
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    譲治の愚かさとナオミの股のゆるさに終始苛立つばかりですが、それが作者の目論見なのでしょう。読んでいて極めて不愉快だが、目を逸せない。愛は不合理であること、男女の仲はバランスゲームであることをまざまざと感じさせられました。

    0
    投稿日: 2025.11.20
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    落語のような文章で情景がイメージしやすく読みやすい本でした。ジョージさんは何故あんなにもナオミさんにのめり込んだのだろう?色々あって、すべてを許した上に対等以下の夫婦関係の再スタート。こんな家庭は一定程度あるのかも知れないと思いました。ジョージさんに限らず、くよくよしながらイヤな妄想したことありますよね。

    2
    投稿日: 2025.11.18
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    男が理想の女を作り上げようとして、理想に食われていく話。 女のわがままと身体に溺れて破滅していく様子がまざまざと描かれていた。 最終的に譲治は、ナオミに完全に屈服しており、一つの愛情の究極の姿をみている風でもあった。

    1
    投稿日: 2025.11.18
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    騙されるひとたちの気持ちが少し覗ける本 騙されている時が気持ちいいんだろうなと思う ナオミと同性の自分からしたら、ナオミの度胸もすごいと思う

    0
    投稿日: 2025.11.11
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    ナオミみたいな女に振り回されたい、、、って思いながらほんとに当事者になったら困る。というか清潔感無いのは嫌だな。いい身体してるんだろうな、ナオミ。

    0
    投稿日: 2025.11.05
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    文章が文語体になってなく読み安い。思っていた内容と違う。想定していたのは初老のエロ不能者が若い女性を囲って、女体を弄ぶのかと思った。自分の下衆な想像力が恥ずかしい。どこが痴人の愛?って感じ。普通でしょ。谷崎潤一郎ってこんなもん?いやそんなはずはない。もっと別の作品にも触れてみよう

    2
    投稿日: 2025.11.04
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    話題になってたから読んでみた 結局、惚れた方が負けってことなのかな.. 最後の方は飽きてきて飛ばし読み 何十年も前の話とはいえ28歳と15歳の恋愛は少し気持ち悪かった お風呂に入れてあげるシーンとか出てくる そこまで生々しくはないけど、どうしても、、

    1
    投稿日: 2025.11.01
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    平野啓一郎『私とは何か』講談社現代新書で言及されており、手に取った。 男性って、やっぱりわがままに振り回されるの好きなんだなあ、と改めて。おばかで可愛く愛おしい。 内容は狂ってるし、かなり気持ち悪いのに、耽美な文でむしろ読んでいて心地よかった。

    1
    投稿日: 2025.10.31
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    クセになる面白さ 可愛げのある2人 ちょっと、ちょっと?気持ち悪いんだけど2人の生活をもっと見たくなる

    1
    投稿日: 2025.09.24
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    友人からいただいた本。 もらってなかったら生涯読むことがなかった気がするけど個人的には新鮮で人って今も昔も変わらんなって思った。

    1
    投稿日: 2025.09.08
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    ちょっと好みの分かれる部分はあるかもしれませんが、教科書に載るような作品なので教養として読んで損はないと思います。 結構すごい話でした。

    1
    投稿日: 2025.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    譲治はナオミという偶像に恋してしまったから、彼女の中身を理解しようとも、対等に向き合おうともしなかった。結果、ナオミは育てられる存在から支配する存在へと変わっていった。 偶像じゃなく生身の人間として扱えていたら、ナオミもきっと別の姿を見せていたかもね。

    2
    投稿日: 2025.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本を一言で表すなら、「白人好きドM野郎の性癖紹介」だと思った。これだけ聞くと読む気が失せそうだが、読んだ感想としては不思議なくらい面白かった。 私小説的なものを普段読まない自分にとってこの本は、こんな個人的な性癖を書いてもいいんだという驚きと、それを読ませる描写力の凄さへの感動に満ちた本だった。 ナオミと譲治の関係の結末は自分の趣向からは離れたものに感じたけれど、そこ至る過程では共感するところがたくさんあって、解説にあった「しかし、人間はマゾヒズムにおいてこそ、つまり何ものかのため自己を隷属させることによってこそ、はじめて自己を確認できるというのが、谷崎の思想だったといえるのである。」という言葉には多少の理解をした。 恋人との関係の中で、ふとした瞬間に恋人の悪いところだけが目についてそれについてあれこれ考えても、なんか可愛いから許してしまったり、あるいは譲治のように肉体的な蠱惑に魅せられてどうでもよくなったりした経験がある。このとき自分は、自身の単純さや浅ましさに対峙せざるを得なかった。このような経験は恋人との関係や自身の精神衛生上ネガティブな側面が強いと思っていたが、自己を確認する一つの方法だと思えばそれも悪くないかと思うことができた。

    1
    投稿日: 2025.08.07
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    大正時代に、これほどまで“狂った恋愛”が描かれていたとは。谷崎潤一郎『痴人の愛』を読んで、そんな驚きを感じました。 主人公が自らの庇護下に育てた“ナオミ”という存在。はじめは支配していたはずが、気づけばその関係は反転し、彼女に支配される側へと転じてい。コントロール欲、嫉妬、愛憎、執着、被虐性。さまざまな感情が生々しく交差しながら、物語は破滅と再生の道をたどります。 男性視点の恋愛依存・執着がここまで丁寧に描かれるのは希少で、尾行や探偵的な行動など、今の時代にも通じる不穏さがリアルです。恋愛をしてこなかった人が、大人になってから溺れる危うさというテーマにも共感しました。 個人的には、裏切ったり裏切られたりしてきた過去の体験をフラッシュバックさせるような描写も多く、胸に刺さる読後感がありました。 令和版の『痴人の愛』があるのならば読んでみたい。そんな想像が膨らむ一冊でした。

    1
    投稿日: 2025.07.27
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    中盤までは、ナオミは嫌な女だなーとか、譲治も早くナオミを捨てればいいのにとか、ある種イライラしながらもなんとなく読んでいた。それなのにいつの間にか、ナオミが魅力的に見えたり(クズ度合いは一層増しているのに)、譲治が壊れていく様にちょっと共感できてしまったり。当事者にはなりたくないクズと馬鹿の話だけど、不思議な魅力で読む手が止まらなくなってしまった。

    1
    投稿日: 2025.07.23
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    河合さんのナオミへの愛が伝わって来て次はどうなるんだろうとページが進んだ。それにしても、その愛はナオミの外観に執着している。多分、その自由気ままで我儘な内面にも魅了されているんだろう。世の中には、こういう夫婦もいるんだろう。 このあとどうなるのかと思いながらページが進んだが、2人の関係に変化は無くというより、河合さんのナオミへの愛なのか外観への執着なのかわからないが、なるようになったんだと思う。

    1
    投稿日: 2025.07.18
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    凄まじいの一言。 人間(男性)の愚かな情念を極限まで描き出した怪作。 陰鬱な雰囲気を纏ったカフェ店員のナオミが、譲治が愛情を注ぎ甘やかしていく内に、男性達の心を弄ぶ悪魔へと変貌していく様に戦慄する。ナオミは小悪魔系であるとネットで見たことがあるが、土台“小”悪魔どころではない。 P368の、譲治がナオミに絶対服従を誓うシーンは、滑稽でありつつも笑えない自分がいた。憎めば憎むほどナオミを美しく神秘的に思い、最後は肉体の魅力に抗えず屈服する譲治の姿は、彼固有のものではあるまい。 ある種の人間の“愚”の本質を捉えた、不朽の名作と言えるであろう。

    9
    投稿日: 2025.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人のあらゆる感情をどこまでも言語化できるのが怖かった。恋愛って純粋にお互いの好きを楽しむものだと思っていたけどここまで上手くできすぎていると宗教みたいだなって思った。ナオミがもう後半からは主人公を欲を満たす相手と使っていても主人公がナオミの手によってだんだんと壊されてしまっていたからそれを愛だと勘違いしてしまうのが少し切なかった。けど主人公はそれでも大いに満足していたしナオミもナオミで都合いい人間として扱ってて結果的にはどちらにとっても望んでたものなのかなと思った。愛には多くの形があるんだなってよく分かった。

    2
    投稿日: 2025.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やはり文学作品とあって起承転結というか物語の緩急があり、私の考えていた生ぬるい筋書きではなかった 女性の魅力から抜けられなくなっていく怖さとともに共感するところもあって、自分も将来こうなってしまうのでないかという恐怖がありました この作品は主人公は満足しているのになぜ胸糞な感じが残ってしまうのか? 私の考えではやはり最後にナオミはまだ他の男と関係を持っている所だろうなと思います。ここに私自身の純白主義の考えが出ており最初ぐらいで止まっておくべきだったと後悔するとともに、改めて私がNTRなどが嫌いということがわかりました。 ただ、音声作品にもあるお貢ぎ系や管理系もこんな感じなのかと俯瞰できたように感じます。 この作品を教訓とし、自身の生き方や人との関わり方そして女性への対応を見つめ直していこうと思いました。

    0
    投稿日: 2025.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    譲治くんの崩壊が恐ろしい。 執着が身を滅ぼしている ナオミの描写はかなり過激?だけど詳細で美しさを捉えてはいる。病的な執着が感じられた。 初めのうちは良かったのだけれど、なんだか不穏になってくるところで一度読むのを諦めかけちゃった。なんとか読み切れて良かった。

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    大人向けの本。割と読みやすいと感じた。 三島と同じく読みやすい。高校生なら読めると思う。 高校生が読んだらおもろいと思う。 高校生以上の大人なら楽しめる本だと思うので、手に取ってみてはいかがだろうか。 分からない単語が出てきた時はGoogle先生に聞いて頂くといい。 まず、 痴人って何だ?と思う人は、そこから調べてもよい。

    3
    投稿日: 2025.06.02
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    女中  メイド ハイカラ  西洋風でおしゃれ 女怖い。 ナオミが幼い頃から育て上げ、結婚するために色々尽くしてきた主人公。 しつけを怠った結果、わがままな女に育っていき最終的には数々の不倫が起こった。

    0
    投稿日: 2025.05.29
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    ナオミかわいすぎる!!「よう!よう!」←これかわいーーー後半ナオミこわすぎる!!主人公は一貫してキモくて好き 英語のシーンの怒り方ダルすぎる ジョージとナオミのイチャイチャシーン、カップル垢見てるみたいなリアルな居たたまれなさと愛らしさがあって表現うますぎ

    1
    投稿日: 2025.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本の文豪を読もうシリーズ。だいぶ前に買ったのだけどしばらく後回しにしていた。文豪の本って、読むのが大変そうなので、生活が落ち着いている時に読もうかと思って。少し昔の本だと日本語が難しかったりするし。 読み始めてみると、サラサラ読める文体に驚いた。確かに、年季の入った単語は散見されるけど、特に苦労するほどでもない。そして日本語が美しいんですよね・・・三島由紀夫とはまた違って、難しい言葉だけが並んでいるわけでもないのに、なぜかロマンチックな雰囲気が漂ってくる日本語。 (後で調べてみると、谷崎潤一郎は「耽美主義」と呼ばれていたり、端麗な文章で知られているそう。) 物語自体も面白い。主人公はただのロリコンなのではないかと思わなくもないが、恋が日常になり、小悪魔が自己中心的になり、だけど気づいたらねっとりとした情が育っているという、それだけ書くとよくありそうな男女の話。だからこそ読者はあまり気構えず読めるのかもしれないけど、「よくありそう」にも関わらず、唯一無二の読後感なのは、さすが文豪。ナオミの魅力とか、二人の関係の描写の細やかさとかのおかげなのかな。 読み終わってすぐ、細雪も買ってしまった。

    0
    投稿日: 2025.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文庫本1冊ほどの長さで、ほぼ等間隔で描写が移り変わるのでそこまで胃もたれすることもなく読みやすかった。だが谷崎潤一郎の他作春琴抄と同じようにラストでいきなり情報量が多くなるためそこだけ少々読みづらい。かなり表現が生々しいがそこが痴人の愛の良さだと思う。 始めは譲治とナオミの共依存の話かと思いながら読んでいたが後半にかけてのナオミの悪女っぷりは凄まじかった。最後まで語り手が譲治だったがいい意味で感情移入できる場面はほとんど無かった。自分にはない恋愛観だった。谷崎潤一郎の良さが少しわかった気がする。面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.05.16
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    今更なのか、歳を取った今だからなのか、いずれにせよとても面白く読めたので、気まぐれにブックオフで手に取ったことは良かった。 ナオミにズブズブに溺れて行く愚かな男の話。 大真面目にその溺れっぷりと愚かさを描いていて、皮肉っぽかったり自虐っぽく無いのが良い。 真剣にそして潔く溺れて行く譲治くん。 あっぱれでした。そして羨ましい。

    0
    投稿日: 2025.05.09
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    色欲による清々しいほどの堕落と情けなさ。 どこまでも哀れな譲治に、しかしどこか憧れもある。 美の前に屈服してこそ男性性を全うしたと言えるのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.04.29
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    直接的なエロの描写がないのに、ここまで主人公の気持ち悪さを引き立たせることができる谷崎潤一郎すごい。読みながら感情が掻き回されて面白かった。

    0
    投稿日: 2025.04.15
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    谷崎について官能小説の祖という評価を聞き興味を惹かれ読んでみたものの、そこまでのインパクトを受けることは無かった。谷崎のフェチズムを感じる描写はあるが、そんなに素晴らしいエロが書かれてんのかこれ…?というのが素直な感想だ。そういった要素は他の有名な作品に含まれているのかな。 感受性や知識の問題かもしれないが、日本語としての美しさもあまり感じなかった。そういう意味では細雪が有名だけど、上中下巻はさすがに手を出すハードルが高い… また個人的な過去の苦い経験と重なる描写が中盤から終わりにかけて多々あり、見ていられない、目を背けたくなる気持ちを堪えながら読んだ。ナオミのズルくて打算的なところが自分の過去関わった人とそっくりなことから、多くの女性に共通する性分だったりするのかな、だとしたら自分や譲治と似たような経験を持つ男性も多いのかも、なんて思ったり。

    0
    投稿日: 2025.04.12
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    変態作家の嚆矢、谷崎潤一郎の作品の中でも一、二だど思われる『痴人の愛』。とにかく、谷崎の作品は句点がなかなか無いので音読には向かず、学校の教科書には採用されない(いや〜、内容だろう原因は、笑)。 カフェで拾ってきた小娘ナオミを主人公譲治(じょうじ)は理想の女に育て、あわよくば将来の妻にしようと画策する。妖婦になったナオミはバタ臭い西洋女の風貌とその肌の白さゆえ蠱惑なのだ。「白」は谷崎にとってそれ自体がフェティッシュの一つである。より悪に磨きがかかったナオミの白い肌に慴伏し、完全に屈服する主人公は「ナオミは今年二十三で私は三十六になります」と言う一文で、小説は大団円。谷崎は『社会化したマゾヒズム』を見事に描き切っている(ウラジミール・ナボコフの『ロリータ』にも通じる変態性)。 彼の評論『陰翳礼讃』は直射光よりも仄暗い光と影を大切にする日本の伝統美。その魅力は「白」の変幻であり、谷崎の初期の作品に大きな影響を与えた。この中に出てくる京都は『大市』のスッポン鍋、家元、外資系会社に勤めている時に食した、あれは高い金を払っても食べる価値あり。

    0
    投稿日: 2025.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初読。一冊通して筆者の思想と言ってもいい様な性癖を丁寧に見せつけられたような気になりました。ナオミという浮気で愚かでそれでも抗えない魔性を持つ女性と、酷い裏切りを経験して怒り呆れても、自分のプライドが瑣末なものになるほど彼女に溺れた主人公。どんどん堕落していくナオミと縋る河合を見て、魔性の女に滅ぼされることに対する崇拝のようなものを感じました。

    0
    投稿日: 2025.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何回目かの再読 初めて本の中の女性をドキドキしながら読んだ本 はじめて読んだ時には大人になった「悪女」ナオミにドキドキしたもんだけど、自分が大人になって読みかえすと15で出会って大人になるまでのナオミの成長が美しいんだよな。 裏でナオミが口には出せないようなあだ名で呼ばれているのとかも、当時はなんかゾクっとしたもんです。

    0
    投稿日: 2025.04.01
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    NHKドラマ「細雪」の再放送を観ていて、 ちょうど本の片付けをしていたら出てきた本でした。 2003年に購入して、読んだのか読んでいないのか朧げなので再読しました。 純文学の代表作にも挙げられる作品というだけあって、 文体が古めかしいものであっても、そこに描かれているものは この作品の内容にふさわしく、艶めかしく、淫靡だけれど、 当時としては珍しい西洋文化の物なども入っているので、 何処か洗練された雰囲気も漂っていたように思えて これだけでも心に引き込まれるものがありました。 時代としては古い文学のものだと思いますが、 日本文学の古典的で独特な読みにずらさが無く、 むしろ現代小説と変わらなかった読みやすさに驚きました。 真面目なサラリーマン河合譲治がカフェに勤めていたナオミを 自分好みの女性に教育をし揚げ句の果てには自分の妻にしようと思い立つが、そのナオミが豹変してしまい翻弄されてしまう日々が綴られた物語。 冒頭から主人公の譲治が一人の語り手となって、 ナオミと出会った頃から結婚するまでの過程、 そして結婚してから徐々に今まで自分が教育してきたこととは別人のようになっていく様子などが事細かに描かれていました。 妖艶になっていき、それに目を奪われてしまい、 ナオミに対して何でも聞き分けの良いことをしてしまい、 そしてまたナオミに小馬鹿にされたりして、 そのたびに譲治のことを馬鹿な奴だ、憎らしいとか 心の中では愛憎たっぷりなのにいざ、ナオミを前にすると子犬のように尻尾を振りながらナオミのご機嫌を取ろうとしている 様子が何度となく繰り返されているので、そんなにまでナオミのことが好きで仕方ないのだと思いました。 その一方で、譲治には女手一つで育ったという過去があり、 慈悲深い愛情というのに包まれていたかったという気持ちが 少なからずナオミに投影していたのかとも思いました。 かと言って、ナオミが出ていったにもかかわらず、 また譲治の所へ荷物を引き取りに来たと何度も家に来たと思ったら、 また譲治とよりを戻してみたりと、 一見譲治だけが独りよがりに想いを募らせていると思われましたが、 案外ナオミもこうやって譲治といざこざとしているのを 面白がっているのが好きなのだとも思いました。 今だったら夫婦は色々な形があって当然だし、 他人から見たら変に思うことがあっても それが二人のルールでの夫婦の形であったら こんな二人の関係であっても別におかしいこととは 思われないかとも考えてしまいました。 この場合には完全に譲治の方が骨抜きに されてしまったのかもしれないですが。 こんな日々を過ごしていたのが、 驚いたことにナオミが二十三歳、譲治が三十六歳。 二十三歳でこんな奔放なナオミでこの先の譲治は 一体どうなってしまうのだろうと行く末が気になるところでした。 時代を超えても古さを感じさせない物語と やはり細かな描写力と観察力は素晴らしく、 日本文学の王道の底力を味わった一冊でした。

    0
    投稿日: 2025.03.28
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    文章が上手いけれど、好みではなかった。 そんなに抗えないものかなぁ。 人として好かれているわけではないと思うのだが。 中盤、社交ダンスのあたりで読むのが辛くなってしまった。 今はそういった文化がないので退屈に感じてしまうのかも。 序盤終盤は読みやすい。 作者の脚が好きな感じがちょっと気持ち悪い。

    0
    投稿日: 2025.03.27
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    率直な感想を言うと、いい年下おじさんが、何情けないことやってるんだか。ホントに情けなくなる。一回り以上も下の女性というか少女に近い子に振り回される。主人公、ジョージ。彼にプライドというか信念はあるのだろうか。それとも女性に魅せられてしまうと、そうなってしまうものなのか。

    8
    投稿日: 2025.03.14
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    カフエの女給を自分好みの西洋風の女性にしようとしたら、どんどん放漫に、わがままに育ち最終的には服従することになる。マゾヒズムだねえ〜。 谷崎潤一郎が足フェチなのおもしろいな。

    0
    投稿日: 2025.03.04
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    30歳を過ぎて真面目に勤める独身の主人公は、喫茶店で見つけた15歳のナオミに心を惹かれる。彼女を理想の女性へと育てられるように自分の元へ引き寄せ、その後結婚する。しかし、ナオミは成長するに従い自らの欲望をさらけ出すようになる。 タイトルからある程度想像していたものの、主人公のナオミに対する隷属的な愛情はかなり気味が悪い。ナオミについては、西洋的な神秘さも加わり、最後まで彼女の本音は読み取れず。性に奔放になるナオミだが、これは生まれつきなのか、それとも主人公がそうさせたのか。気づけば主人公のようにナオミの反応が気になり、ボリュームはあったがあっという間に読み終えてしまった。

    0
    投稿日: 2025.02.28
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    悪女に翻弄される駄目な男のはなし。 とても100年前に書かれたとは思えないほど読みやすく、内容も非常に入ってきやすかったです。 よくある日本古典文学独得の読みにくさが全くなく、年代間のギャップを感じませんでした。すごい。 西洋への憧憬が詰まっているところには時代を感じて興味深く感じました。 谷崎文学を初めて読みましたが、さすがの美しい文章表現に圧巻。 艶めかしいナオミの雰囲気が手に取るように感じられ、うっとりしてしまいました。ステキな表現がいっぱい。 性表現だけでなく、私的には心情描写もかなり刺さりました。 主人公が悪女に翻弄されながらも、自分では冷静であるつもりなのが大変面白い。今でもあるあるな描写すぎて、良かったです。 最初は自分が養ってあげようという心意気だったのに、どんどんナオミに主導権が回って下手に下手に出ていく感じがリアルすぎる。怖い。。。 終わり方まで最高すぎでした。良かった!

    12
    投稿日: 2025.02.02
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    悪を持つ女の魅力的な怖さや、そこに屈服したくなる マゾヒズム、蠱惑感が刺激的でした。 魔性の女とはこの事です。 ナオミに溺れながらも裏切られた譲治の喪失感に胸が痛くなりました。 2人だけの世界を築いていく過程はワクワクしました。 西洋文化に目を輝かせる街の空気に大正ロマンを感じました。 ナオミに敗けた譲治、西洋を見上げる日本、どちらもすごく性的な快感があるように思えました。 他作品も読みたい。 知らない時代の知らない魅力にたくさん出会えました。

    4
    投稿日: 2025.02.02
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    高校生の時に読んだ時は、ナオミって焦らしまくるすごい悪女だなと他人事のように思いましたが、改めて読むときっと誰にでも人を弄びたい気持ちってあるのではと思いました。 世の天然でない美男美女は、今この人自分に惚れたなとかこういう仕草いいでしょ?とか絶対思って生きてると思います。うちの息子ですら、こういえば可愛いから許してもらえるというのをわかって楽しんでます。また分かっていても好きな人に弄ばれたい気持ちもありますね。 喧嘩して家から追い出しても幻滅できずにいつもナオミのことを考えてしまう譲治さんが圧倒的に負け。恋の奴隷。完全試合。もう清々しいです。 奴隷だとしても譲治さんが幸せだからいい。これは読み継がれるのが分かります。名作中の名作。

    18
    投稿日: 2025.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    譲治がナオミに向けている愛ってほぼ崇拝なのだろうな〜 結局抗えないのはナオミの魔性故か、譲治の崇拝故か お互いがお互いなしでは成り立たない(譲治はナオミを愛欲の対象として、ナオミは生活面で)関係なのが怖かった なんかこれって現代の風刺じゃない?と思ったりも 雑魚寝のシーン、全てを知ったあとだとより一層グロすぎる ちょこちょこ谷崎・フットフェティシズムが表れてておもしろい。なんで足裏の写真撮ってるんだ 最後の「馬鹿々々しいと言う人はどうぞ笑ってください」で、どれだけの人が本当に他人事だと思って笑えるのだろうね

    1
    投稿日: 2025.01.26
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    本の世界に没入する快感を覚えました。 一言で言い表せない譲治のヒステリックな愛情に恐怖すら感じましたが、読むにつれてむしろその怖さを欲するようになりました。出来事をただ羅列すれば酷い話にも思えるのに、表現力に優れていればこれほどまでに美しく感じられるのかと驚きました。文章が、映像として頭の中に入ってきます。 「痴」という漢字にはおろかという意味があるそうで、結末を考えると尚更「痴人の愛」というタイトル名が秀逸であることがわかると思います。

    4
    投稿日: 2025.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ナオミという悪女の魅力を豊富な語彙と比喩で表現していた。ナオミの不貞に心を壊されるが、それはナオミを支配したいという愛情から来ているものと思われる。一時は改心するが、ナオミの巧みな策略で譲治は完全降伏彼女の言いなりとなってしまう。ここ至って譲治のプライド、常識観念を徹底的に破壊し、ナオミに対する支配欲はなくし、ただ一緒に暮らしたいという欲望に支配されることとなる。ナオミかっこよすぎる。

    1
    投稿日: 2025.01.19
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    他人事ではないような内容だった。主人公河合譲治は町のカフェである女を気に入り、彼女に教育を受けさせて自分好みの女に仕立て上げ妻にしようとする。その女がナオミで彼女は混血児のような容姿をしており周りからも美しいと言われていた。ナオミは譲治の金でピアノや英会話、ダンスを習うが譲治の知らないところで男性との交友関係を広めていく。二人が鎌倉に1ヶ月住むことになった際には、譲治が働きに行っている間に慶應の学生らと関係を持ちその現場を目撃した譲治はナオミとの関係を断とうとするも既に彼はナオミの虜となっており、彼女と関係をやり直そうとする。最終的にはナオミの焦らすような対応によって譲治はナオミのいいなりのような関係となるが彼はそれでも彼女と一緒にいることを選ぶ。 読んでてもっと強気にいけよと思ったが、それすらも屈服されるような魅力がナオミにあったんだろうな。ところどころ谷崎の性癖が出てて面白い。足フェチだったんだ。ナオミという名前も旧約聖書に登場するNAOMIに関係しており「楽しみ」を意味しているところも関係があるのだろう。ナオミのような女性は一緒にいたらダメにされちゃうから物理的な距離をとって心を落ち着けないとな、

    0
    投稿日: 2025.01.07
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    この本を読んだきっかけは、又吉が選ぶ名作20選という帯が目に入ったから。 タイトルからは、どんな本か想像できなかったけど読み進める中で納得。 人間は心の中で抑えられないような欲動、情欲が潜んでいるだなと思った。 ナオミに関する描写が生々しいが、日本語が美しいためスラスラと読み進めてしまった。 主人公は途中からナオミを心の中で淫婦と呼ぶが、そう呼ばれても仕方ないことを平気でしてしまう。 読む中でしんどい場面が幾度となくあったが、怖いもの見たさのような感情から、ページを捲る手が止まらなかった。 愛し方、愛され方には色々あるが、幸せにパートナーと生きるとはどういうことかを考えさせられた。

    15
    投稿日: 2024.12.25
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    初めての谷崎作品。 あらすじを知ってはいたものの、 想像を超えるナオミの下品さと 譲治のアホさで終始「まじかよじょーじ、、」 という感じ。 譲治に全く感情移入ができないので、 ナオミへの想いや、いかに美しいか、延々と続く描写に辟易とし、なかなか読むのに時間がかかった。 とはいえ、古臭さは全く感じず、 巧みな描写で世の男性が胸に秘めている “翻弄されたい、尽くしたい欲”を当時刺激し続けたのだろう。 当時のいろんな作品を読むことで 谷崎の凄さがより浮き彫りになるかもなあ、という感じ。 初見で村上春樹の凄さが分からなかったときの感覚と似ている。 レールに乗るだけが幸せじゃないよね、 当人同士しか分からんことがあるよね、という象徴。

    2
    投稿日: 2024.12.23
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    317P 谷崎ほんとキショ過ぎて好き。キングオブキショインテリ。 男から見た女の可愛さみたいなのが好きだから、谷崎潤一郎の痴人の愛は最高に好きだな。痴人の愛好きなノンケの女って居るのかな。普通の女はこの小説キモイって言いそう。 谷崎潤一郎 1886年東京・日本橋生まれ。東京帝国大学国文科中退。1910年に第2次「新思潮」を創刊し、「刺青」「麒麟」などを発表。耽美主義的な作品で知られ、生涯3度の『源氏物語』現代語訳を手がけた。1949年、第8回文化勲章受章。1964年に日本人で初めて全米芸術院・米国文学芸術アカデミー名誉会員に選ばれる。1965年7月没

    0
    投稿日: 2024.12.16
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    ずっと気になっていたところ 今年の夏のプレミアムカバーが素敵だったので購入。 初めて最近の作品以外を読むので、読みきれるか心配だったけど、 注釈もあるし、物語も譲治とナオミの関係性が面白くて読み切ることができた。 どうしようもないのに、憎めないふたり。 谷崎潤一郎はこれから少しずつ読んでいきたい。

    0
    投稿日: 2024.12.05
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    やっぱり谷崎潤一郎は面白い、巧い、すごい。 どうしようもない奴なのにどうしても憎めないナオミがすごく魅力的。こんな人をこんなふうに好きになっちゃうと大変だ。主人公の愛し方危険。こんな人いるの?って一見突拍子もなさそうな人物たちなのに、ひしひしと身近に感じる説得力が、さすが谷崎潤一郎。

    0
    投稿日: 2024.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    譲治目線で語られていたから隠れがちだったけど、一回り以上も年下の貧しい女の子を引き取って嫁にするって事実だけ見ても、譲治がだいぶ気持ちが悪い。(ナオミの気持ち悪さは当然として) その後読者みんなの予想通りの結末になったけど、腑に落ちるような落ちないような…といった感じ。 いちばん印象的だったのは、ラストのナオミの「どう?私の恐ろしいことが分った?」というセリフ。 どこまでこの女は傲慢で自分勝手なんだとイライラを通り越して感心してしまった。笑 もしかしたら譲治は、ナオミに虐げられることを最初から望んでいたのではないかと思う。 百姓出身の田舎者の生い立ちや真面目な世間評価、彩りのない東京での生活から、刺激的な生活を心のうちではずっと望んでたんじゃないかな それを叶えてくれるような器の女はナオミくらいしかいない。笑 そう考えると2人はお似合いな夫婦 ストレスめっちゃ溜まったし、それが晴れることもない結末だった。 作品に共感を見出したいタイプの私には向いてなかったけど、世界には色々なドMがいるということを知れた

    0
    投稿日: 2024.11.28
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    きっと、男性だけが知覚できる女性のエロティシズムが豊満にあってキショかった。しかも、性描写を全くなく。 アラサーが15の女を嫁にするために同居するって何?!って思ったが、同居中のじゃれあいはかわいかった。

    1
    投稿日: 2024.11.24
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    告白形式で書かれていることが何とも生々しかった。 というのも、僕も過去に蠱惑的な女性に陶酔して自我を失いそうになった(というか失った)経験があり、どうも他人事としては読めなかったからだ。。。 (男なら誰しも一度は経験することかもしれない。) ジョージはナオミの「足」が特に魅力的であると繰り返し述べていた。それは美、悪、それからマゾヒズムに通じる、ある種の象徴的なものだったのではないだろうか。 最後の「ナオミは今年二十三で私は三十六になります。」という締めまで、非常に楽しめた。

    7
    投稿日: 2024.10.28
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    ざっくり内容は知っていたのですが、谷崎潤一郎は好きなので読んでみました。 思っていたよりドロドロした内容ではなく、「悪女に骨抜きにされてしまった自分」をあっけらかんと告白しているといった雰囲気で。悪女が無双するというからには...と思っていたのですが、直接的な表現はなく、ふつうに電車内でも読めました。 「登場人物全員愚か者」なわけで、だらしないナオミに翻弄されて身を滅ぼす譲治は哀れなんだけど、そもそも「自分好みの女性に育ててあわよくば妻にしよう」という発想が頭オカシイしな。彼女が根っからの悪女だったのか?と考えると、やはり譲治が育て上げてしまった怪物がナオミと言えるのではないか。 あとがき解説に、谷崎の西洋崇拝への嫌悪めいたものがこの作品にも垣間見れるということが書いてあり、『陰陽礼讃』を読んでいたので西洋かぶれのナオミの白い肌の表現が妙に浮き出た印象になっていたのが納得いったかも。それをふまえていつかもう一度読んでみたいです。

    15
    投稿日: 2024.10.21
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    谷崎といえばなんか気持ち悪い本ばかり書いているイメージだったけど、この本は特に気持ち悪かった 刺青とか秘密みたいに、全く非現実的な話でないのが、一層不気味 現代の価値観から見れば下心丸出しで気持ち悪いけど、当時は30代のサラリーマンが10代の女の子と一緒に住むのは普通だったのだろうか? 個人的にナオミはあんまり好きじゃないなあ 主人公が満足してそうだから、別にいいんだろうけど、読者によっては賛否両論別れそうなラスト

    0
    投稿日: 2024.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    24.10.18 読了 久しぶりに読む手が止まらなかった。 自由奔放なナオミと、そんな彼女に振り回される譲治。幼いナオミを引き取ったのははじめからナオミを女性として見てたのかな、と。 譲治がナオミのだらしなさに気がつくまでは2人の奇妙な生活を覗いている楽しさがあったけど、ナオミを何度も許してしまう譲治に苛立ちさえ覚えた。むかしは譲治の純愛だと思っていたけれど、もはや執着だったんだろうな。歳の離れた美しいナオミをそばに置いている自分に酔いしれてただけ。 ナオミの気持ちも分かってしまう気がして、自分が大人になったことを嫌でも感じさせられた。ただ純粋に人を好きになるってむずかしい。

    0
    投稿日: 2024.10.18
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    いやあ…これは分からん。 こういう作品がヒットしてた世の中って何??と思った。 まさにファム・ファタル。 愛する女に狂わされる人生でも幸せなのか…と何とも言えない気持ちになった。 粗野で我儘、金遣いは荒く、男遊びも激しい。 だけど抗しがたい魅力のある女・ナオミ。 彼女の自由すぎる振る舞いには、終始呆気に取られた。 もはや一周回って感心してしまう。凄い。 最終的に男の方が降参するわけですけど、いやはや愛は恐ろしい。 “愛しい女に支配される悦び”というものが、人にはあるんでしょうね。

    2
    投稿日: 2024.10.09
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    「恋は盲目」と言うけれど、その「恋」が「愛」となったらどうなるのだろう。 はじめは、タイトルの「痴人」とは主人公のことなのかと思ったけれど、読み終わってみるとなんだかそうとも言えないような気がします。 そして、主人公はもともと「痴人」であったのか、それとも「愛」が彼を「痴人」に変えたのか。それも考えどころです。 これはすごい作品に出会ってしまいました。新潮文庫版は注解が丁寧で読みやすかったです。もっと早く読めばよかったな。

    5
    投稿日: 2024.10.01
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    初めての谷崎潤一郎作品。1人の魅惑的な女性に翻弄される男性が、叙述的に告白しているような物語。ストーリーもさることながら、大正末期、首都東京の西洋文化の入り混じった情景に引き込まれた。あとがきにも、「痴人の愛は日常性の描写に富んだ見事な風俗小説として出発している」と評されているが、まさにその入りによって舞台に飲み込まれていった感覚がある。 女性によって男はいともたやすく破滅の道を選んでしまう、どの時代も変わらない真実を痛切に表現していた。

    0
    投稿日: 2024.10.01
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    え、めっちゃおもろい 色んな意味で面白すぎる すごいな谷崎潤一郎 譲治の「おそろしい経験」ってそれなんだね、おそろしい

    4
    投稿日: 2024.09.25
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    ・28歳の譲治が15歳のナオミを拾い、自分好みに育てるという型。何となく『源氏物語』光源氏と紫の上を彷彿とさせる。 ・譲治がナオミを西洋人に例える描写が多くあるが、これは近代化した日本が西洋に脅かされ、西洋の影に染まりつつある様を描き出しているのか、皮肉?文明批判? ・終始、譲治は痴人だとイライラしつつも、読み進めてしまった。直接的な描写はせずに2人の関係性を漂わせるのがさすが。 ・谷崎の女性観についてもっと色々と考察できそう。

    0
    投稿日: 2024.09.23
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    どんなに滅茶苦茶にされてもいいからただもう一度だけそばに居たい。そう思わせてくる人間は限りなく少なくって、そんな人間に出会えた幸運をわたしは最悪だなんて言いたくないし、譲治のように運命のなすがまま、体も心も金も預けてしまうと思う。自分を大切にしてくれない人間に時間やお金を使うなんて勿体ない!と言うひとって時々居るけれど、それはまだ本当にひとを愛したことがないから言えるのだと思っている。この考え方だけはわたし、譲れない。何を犠牲にしたって、何も与えられなくったってそばに居たいと思うのが本当の愛だよ。与えられたいのが恋、何もかも与えられるのが愛。

    0
    投稿日: 2024.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    弱者男性がマゾヒズムに堕落する残酷なプロットだった。多少にでも傷(マゾヒズム)がある自分にとって教訓となる

    0
    投稿日: 2024.08.29
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    魔性の女・・・どころか、悪女になってしまったナオミと、彼女に振り回される譲二。先が気になって読む手が止まりませんでした。 ナオミの容姿に対する表現が秀逸で、いかに美しいかがよくわかります。 ナオミについて、多くの異性と関係を持ってしまうだらしなさもですが、それ以上に、容姿があまり美しくない人に対して遠回しにバカにしたり、そういったところの内面の醜さにちょっと引いてしまいました。 ただ、後半、何だかんだ譲二と離れられず毎日ようにやってくるところを見ると、ちょっと可愛らしくも思えてきます笑 最近では「蛙化現象」などという言葉もあって、ちょっとしたことがきっかけで冷めてしまうこともあるとよく聞きますが、ここまでされても一途にナオミだけ、と思えるのはある意味才能かもしれません、、 あと、浜田くんには幸せになってほしいです。 譲二やナオミをはじめ、全体的にぶっ飛んだ登場人物が多いので、好きになれるとか共感できるとかはそこまで多くはないですが、物語としてはハラハラして先が気になる感じで、楽しんで読めました。

    1
    投稿日: 2024.08.28
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    「又吉直樹愛読書20冊」の帯に惹かれて手に取った。谷崎潤一郎作品を読むのは「春琴抄」以来。 どちらも倒錯的な愛が主題で、見た目の美しさに強烈に惹かれてしまい、本能に屈するお話。 13才も年下の女の子を15才の時に女中として囲い込み、やがて妻とする、という光源氏計画を実行する時点でかなり気持ち悪いが、自分好みの女にするつもりが、いつの間にやら主従が逆転し(この逆転ポイントがどこだったか思い出せないくらいそれこそ自然に)、ラストでは完全に主人公河合譲治は妻ナオミの奴隷と化す。 鎌倉の海で、ナオミが学生四人(熊谷、浜田、関、中村)と遊び歩いているところを予定より早く帰宅した譲治が付け回し、尾行に浜田が気付いたところで、ナオミが譲治に詰め寄り、コートを開くと裸だった、というシーンは衝撃的だった。 みんなが慰みものにしている、口には出来ないヒドイ仇名が付いている(巻末の註解によるとおそらく「共同便所」)、と知って、譲治も流石にナオミを家から追い出すが、これまたいつのまにやら許してしまい、身悶えしながら逆に許しを乞う側に転落していく。 タイトル通りの本でした。

    33
    投稿日: 2024.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「痴人の愛リバース」という、男女逆転バージョンの映画が公開中とのことで、映画を観る気はないが原作読んでみようかな?と文庫を購入。 15歳の少女を囲って自分好みに育てようとか気持ち悪、ゆくゆくは妻にしようと思ってるとはいえ、一つ屋根の下で「友達のように暮らす」で済むわけねーじゃんってかんじだけど、 だんだん強くなっていくナオミに対して、振り回される譲治がちょっとかわいそうにはなってくる。 ナオミが家出したあと、 「お前は馬鹿だぞ、大変なことをしちまったんだぞ。ちっとやそっとの不都合があっても、それと『あの顔』と引き換えになると思っているのか。あれだけの美はこの後決して、二度と世間にありはしないぞ」 って思っちゃう譲治に、オイお前うそだろwとツッコんだ。 そしてさらにナオミに耽溺していく譲治に、あー…うん。。 「そんな女(男)、やめときなよ」っていう相手からどうしても離れられないって、今でもままあることだよなぁ。の、あー…うん。。 いろんな男にふらふらしちゃうナオミには、幼少期に愛されなかった心の闇があるんじゃ、とか、そんなナオミに溺れてしまう譲治にも、同じような心の闇があるんだろうかとか分析しちゃったりした。 でもそういう、自分を大事にできない不健康さ、不完全さも人間らしさの一つなのかもしれない。 てゆーか、若い女を自分好みに育てたいっていう願望、言わないだけで、今でも持ってる人たくさんいるでしょ。 知り合いにいたよ。自分の彼女のことを「いい女に仕上がってきた」とかいう男。オメー何様だよ。 文章はネットリ湿っぽいんだけどなぜかスイスイ読んじゃう。ストーリーは、あー…うん。。だけど、文章の流れを楽しめたという意味で星4つ。

    1
    投稿日: 2024.07.21
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    イカれている男と イカれている女の子の恋愛事情 描写が巧みなので、リアルに感じでしまって、読んでいるとグイグイ引き込まれます。

    1
    投稿日: 2024.07.19
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    童貞のおっさんがただ、バカなアマに搾取される話にしか見えなかった。現代でもパパ活のように若いだけの女に搾取されるおっさんは多いので、いつの時代も変わらないなと思った。

    1
    投稿日: 2024.06.27
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    男女の仲が、ここで描かれるような事態になることは理解できる。 ただ、読中読後、不快感が続いた。 なぜか。それは人が人を支配するということが、最もありそうな関係において強調されるがごとく示されていたからだ。 人を人を支配する、人を論破し人を支配する、人の揚げ足をとり論破することで自らの正当性を主張する、そんな現代の世の中を示しているようで、不快感が強く残った。 もちろん、人と人との間には様々な「話し合い」の形態は存在する。しかし、お互いの考えを深めるという「話し合い」がずいぶん軽視されている現代だからこそ、その現代を映し出しているようで、不快感が強く残ったのだと思う。 それらの不快感が緩和される要素として挙げるなら、谷崎の表現の巧みさであった。

    1
    投稿日: 2024.05.31
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    変態すぎて引くし、譲治マジでなにしてんのって思うけど、実際自分が似たような状況になったら譲治のようになってしまう可能性もあると思う。やっぱり男はバカでどうしようもない。ナオミもしっかりイカれてたけど。ただ、女性をすごく魅力的に描写する文章がすごいと思った。

    2
    投稿日: 2024.05.24
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    初谷崎。近代文学は殆ど読まないので、他との違いはわからぬが…ナオミの身体のパーツを事細かに描写するところは神々しいまでの美しさ、エロティシズムをとても感じさせた。この独特な谷崎文学をもっと読んでみたいと思った(^^)

    6
    投稿日: 2024.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんなふうに若いかわいい女の子に振り回されたいのは、いつの時代も男の夢かもしれない。 幸せなのか不幸せなのかは本人にしかわからないけどジョージにはこれがよかった。

    2
    投稿日: 2024.04.25
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    初谷崎!おもしれ〜文章がうまくて読みやすぅ〜 ナオミみたいに愛されたいわ女だもの 譲治の容姿とナオミの美が失われた後に起こりうる悲劇は置いといて

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    投稿日: 2024.04.05
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    近代文学を読もう16。 再び谷崎潤一郎、ついに読んでしまったよー。 身も心も、そして金も(←)全てを捧げ尽くす、谷崎のマゾヒズム炸裂の『痴人の愛』。 オーディブルにて読了。平川正三さんのナレーション、ナオミの婀娜な魅力が十分に伝わりました。 女性経験がなく、「君子」とあだ名がつくくらい真面目なサラリーマンである28歳独身の河合譲治は、浅草のカフェーで出会った15歳の美少女ナオミを見初め、自分が教育と作法を身につけさせ、夫婦になろうと思って彼女を引き取り、一緒に住むようになる。   ナオミ16歳のときに二人は入籍。しかしナオミをレディーに仕立てようという彼の期待は、次第に裏切られていく。ナオミは怠惰で行儀が悪く、言葉遣いも男のようで、浪費家で飽きっぽい。ナオミの散財で、金銭的な余裕はなくなっていった。 しかしナオミは次第に女としての魅力を開花させていき、譲治はナオミに抗うことができなくなる。 ある日、彼が早く家に帰ってみると、玄関の前でナオミが若い男と立ち話をしていた。ナオミはお友達だと否定する。 しかしまもなく、ナオミが他にも何人もの男と深い仲になり、卑猥なあだ名までつけられていることを知り、一切の付き合いを禁じる。しかしナオミがおとなしくなったのは表面だけで、また男と密会していることを知り、ついにはナオミを追い出す。 追い出したものの、譲治はナオミが恋しくて仕方がない。反対にナオミは、知り合いの男性の家に泊まり、豪華な衣装で遊び歩いて楽しく暮らしているようで、自分への未練などなさそうだ。 もう忘れようと決意していた譲治のもとへ、ナオミがふらっと現れるようになり、肉体的な魅力をふりまいて翻弄する。ナオミは自分の魅力を十分に知って、譲治が自ら陥落するのを待っていて…。 譲治は全面的に降伏し、すべてをナオミに捧げると誓う。 う、うん、すげー話でした。ここまで恋焦がれてしまうナオミの魅力。惚れたもん勝ちと言うけど、その一番沼の深いバージョンでしょうか…。大正時代に書かれたというが、現代でも読んでギクっとする人は多いのではないでしょうか?笑 あざとい女って女からは嫌われるけれど、男の人は、自分の気をひこうとするそのあざとさが可愛いって思うものらしいよね。ナオミまでいくと、さすがに可愛いとか言ってられないけれど。 翻弄されて身悶えしながらも恍惚としている譲治。彼なりに幸せな人生だったといえるのでしょう…(でも金の切れ目が縁の切れ目になってないか心配だな)

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    投稿日: 2024.03.07
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    読み進めていく内に、譲治もナオミも正常なんではないかと思えてくる。歪ではあるし周りからは理解されないだろうけれど、互いに足りないものを得ようとしているだけなのかも。ナオミは精神的な幸せを感じられるのか?現代に置き換えても考えれるし、色褪せることない名著ですね!

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    投稿日: 2024.02.27
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    読みづらいかと思いきや、そんなことなくあっという間に読み切ってしまった。 ナオミの悪女っぷりに、主人公の情慾っぷり。 読んでいて少なからず共感してしまう自分。 誰にでもおすすめできるわけじゃないけど、読んだことがある人だけでこの本の読書会をやってみたい

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    投稿日: 2024.01.12
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    初谷崎作品。反吐が出そうなほど不快で、美しかった。物語の運びも、心情描写も途中で描写もある通りずっと陶酔しているような、何か抜け出せない居心地のいいような悪いような状態。不思議。

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    投稿日: 2023.12.16
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    伯母からもらった古い講談社文庫版の『痴人の愛』。実は谷崎の長編を読むのは初。いくつか読んできた短編でもその淫靡な世界は堪能できてたけど、やはり長編だと全体の構成や描写される心情や行動の変化が細かくて倒錯的ではあっても共感や理解ができる描写はやはり天才的。

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    投稿日: 2023.12.10
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    後期の大学の授業で扱うので購入し、読みました。『刺青』『春琴抄』『卍』に続いて4冊目、久しぶりの谷崎でした。以前、先生が大学の授業で扱ったときに「こんな小説をわざわざ授業でやるなんて信じられない」と他学部の生徒に言われたという、『痴人の愛』。なるほど、かなり衝撃的だった。読めば読むほど、わがままで粗暴なナオミが心底憎くなるのに、一方ではどうしても惹かれてしまい、決して逃れられない魅力が彼女にはある。譲治だけではなく、読者さえも虜にしてしまうナオミの魔性っぷり、すごく好きだった。そして谷崎はやはり足が好きなんだな、と感じました。他の作品も読んでいきたい。

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    投稿日: 2023.11.16
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    自分は主人公に共感できないが、両者が納得しているなら、こんな形の夫婦があってもいいかな。 ナオミはサキュバス(淫魔)だと読者なら割と早い段階で気付くが、崩壊していく主人公の様子はもはや滑稽です。 昔、民法でやってた昼ドラみたいですね。

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    投稿日: 2023.10.16
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    普通にめっちゃ2人に腹立った。ナオミがめちゃくちゃなのが嫌だけど、それに振り回されていつまでもメソメソしてる譲治がほんまに腹立った。頼むぜ、譲治…

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    投稿日: 2023.09.30
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    あらすじだけ読んだ時は、ナオミは多くの男が憧れるような女なのだと思っていたけどそんなことはなかった。 口は悪くて品がない、取り巻きの男友達からも誰とでも寝る共用の女と思われている。譲治もダンスの帰りにナオミを客観的に見てげんなりしている描写がある。 だからこそ、それでもナオミから離れられない譲治の執着とそんな性質を持っても人を惹きつけるナオミの魔性が際立っている。 ナオミを追い出してからの譲治の心情が面白い。 抗うことができない自分を知ったとき完全にその人に屈服する。それは苦しくも喜びなのだと思う。 それが恋愛の醍醐味で人生を狂わすほど強力なものなのかもしれない。 そして側からみるとその姿はいつも愚かな痴人に映る。

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    投稿日: 2023.09.30
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    あらすじを聞いたことがあるような有名な本ほど、読んでみて思ってたんと違う、ってなる。 思ってたよりずっと展開が早くて何より明るい。結局のろけなんだから馬鹿馬鹿しい。春琴抄のような変態的重苦しい純愛を予測してたら全然違った。すごく可愛い。少女漫画みたい。 1番好きな細雪も作風全然違うし、谷崎の本って本当に同じ人が書いたの?ってくらい多彩な作品で毎回驚かされる。それでいて基本爽やか。 特殊な状況で芽生える特殊な感情じゃなくて、このふたりの感覚はあくまで普通、なんですよね。 それに色んな要素が入り混じっていて飽きさせないけど変な小説です。 眩しいくらいの青春。 ナオミの気持ちは書かれないので予測するしかないけれど、女給より贅沢な暮らしができると踏んでついていったものの、一回りも上の陰湿で気が利かないおっさんと一緒にいなくちゃ生活が成り立たないなんて嫌になったんじゃないかな。 しかも結婚なんて!光源氏願望か気持ち悪い。 時代背景から完全に男尊女卑の世界だし。 そいで若い男の子たちと遊んでみた、という気がする。 人生経験豊富で色気の溢れる人だったら、もしくは皮膚と心の旦那さんみたいに無条件に安心させてくれる人だったら(それを知っているのは自分だけでいい)、話は全然違うけれど、譲治は絵に描いたようなコキュ。 三島由紀夫の半貞女大学の理想くらいの。 だから最後お互い本性見せて、言いたいこと言ってからが本当の夫婦みたい。ナオミも、小男で野暮で(それでも生活させてやってるから愛されるのが当たり前だと思っているあたりが譲治の残念なところ。男が威張ってた時代ですね)、この人ってだめね、だめなところが可愛いくなってきた、という感じで、最後やっと愛を感じました。 他人を支配できるなんて諦めて。 それに勝手にマゾヒストの話だと思い込んでいたけど、これは初恋ですね。めっちゃ行動力のある初恋。最初の恋人と別れたらこの世の終わりって気分になるの、誰しもわかるはず。 Netflix の初恋の内容がこれでも、おお、タイトル通りってなる。 あと、私は基本的にお金持ちの話に興味がもてないことに気づきました。森茉莉の甘い蜜の部屋とか。三島由紀夫の美徳のよろめきとか。 今日と変わらない明日がくる前提で、退屈への処し方に四苦八苦するのを見るのは辛い。 だから話を成立させるために破滅させるんですね。 途中から完全にコメディ。 前半ちょっときついかな。 ふたりの発言が嘘くさくて気持ち悪いし。 モイラは引きこもりなのでずっとしんどいけれど、ナオミはお外で遊びたい子なので読んでて清々しい。だから明るい話と言える。 執拗に描写される衣服は勉強になる。 振袖でジャズにのせてダンスを踊るなんてめちゃくちゃかっこいい。映像で再現してほしいくらい。 果たしてナオミは美人なのか?読みかけの夜はやさしのRosemaryは若さと健康美あふれるのがよく伝わるけれど。でも言動はとても可愛い。 光源氏にとっての紫の上みたいなものが欲しい、という希望は全然わからんのですが、農耕民族の性ですかね。ほとんどの国民が百姓だったのに、一部の都会人は田畑から切り離されて、何か物足りなくて作物の代わりに女の人を育てる、みたいな。 そう思うと現代人の生活って変ですね。 9/27/2023

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    投稿日: 2023.09.27
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    少し前に読んだので一言メモ的な。 気持ちの悪い作品だった。 でもこれって現代でもよくある話じゃないか。 ていうか、自分もこんなだった気がする。 ちゃんとしろよ!って思うんだけど、無理だわな。頭で考えてとかそんな次元じゃない。 滑稽だし気持ち悪い。

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    投稿日: 2023.09.05
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    譲治は、ナオミを「育て上げてやろう」みたいなスタンスで接し始めるしのだけれど、実はひと目会った瞬間から全てナオミの手のひらの上で転がされているのに過ぎないのではないか? 育てられているのは譲治のフェチと、ナオミの図々しい奔放っぷりであり、物語のどの辺から「愛」をわたしは読者として感じられるんだろう…と思っていたら終わってしまいました(笑) 後半の欺きの連続は凄く生々しかった…。 ナオミの強かさが眩しく羨ましささえ覚えましたが、絶対に身近に居たらやべーやつ…。書かれた時代からして読みにくいか?と身構えたけれど読みやすかったです。現代でもまったく通ずるお話でした。

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    投稿日: 2023.09.03
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    初めて読んだ谷崎潤一郎先生の作品でした。 妖艶で美しくなっていくナオミは私の中では高貴な野良猫のように感じられました。 現代でクズ男に沼っている女の子たちも譲治のように、頭ではわかっているけど心がついていかないような気持ちなのかななどと重ねて考えたりもしながら読み進めることができて面白かったです(^_^*)

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    投稿日: 2023.08.30
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    美しい文体で読みやすく、容易く一気読みしてしまった。 ナオミの蠱惑に翻弄される主人公が絵かがれる。 肉体美を希求し、翻弄される事を喜びと感じてしまう異常性。いや、異常ではなく、肉体美と性浴に取り憑かれる我々を思えば、あくまで普遍的で社会的なマゾヒズム構造を描いた作品なのかもしれない。

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    投稿日: 2023.08.25
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    無口で利巧そうに見えたナオミが成長するにつれ夫を心理的にも経済的にも支配する妖婦へと変わっていく様は実在のモデルがいるかのようにリアルだ。ナオミの策略が明らかになるところもミステリー風で面白い。

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    投稿日: 2023.08.23
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    めちゃくちゃ気持ち悪いけどこういう人間って案外そのへんにごろごろ転がってる 恋愛は間違えると人を人以下にしてしまう

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    投稿日: 2023.08.15