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ケルト妖精物語
ケルト妖精物語
ウィリアム・バトラー・イエイツ、井村君江/筑摩書房
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総合評価

7件)
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    夏至が近いのでなんとなく選んでみました。 すっっごく面白かった。 妖精は明るい。それに関わる人間も明るい。 日本人は妖怪や幽霊に勝てないけれど、 アイルランド人は対等に渡り合って、知恵比べをして、勝ったり負けたりしながら、なんだろう、 賭けなんだけど動いた方が良い。 という感じ。 もちろん物語の力強さもあって、ちょうど好きな塩梅。 グリム童話は説教くさいし、アラビアンナイトは支離滅裂だし、アンデルセンは悲しいし。 わたしはアイルランドの民話が1番好き。 北の果てに住む人たちはもう少し暗いのかと思い込んでいました。そんなことなかった! アイスランドもだけど、厳しい自然の中で明るく生きてゆけるのは本当に素敵。

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    投稿日: 2024.06.13
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    アイルランドの妖精のイメージが随分変わった。あまりにも知らなすぎた。 これまでは、キャラクターとしてのおちゃらけた気のいい妖精のイメージを持っていたが、ゾッとするような不気味な世界にページを捲る手が止まらない。 高圧的な態度や、死体を無理やり背負わされるなど…。 アイルランドの人々にとって、恐怖の対象でもあったことに驚き。

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    投稿日: 2016.03.25
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    http://scheherazadeoflight.blog.fc2.com/blog-entry-403.html

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    投稿日: 2014.01.14
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    中学時代に読んでアイルランド文学に興味を持ったきっかけの一冊。 読み物として面白いというよりは、遠野物語的な楽しみの本という位置づけでいる。 背筋が薄ら寒くなるような恐怖感も共通。

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    投稿日: 2013.11.15
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    バンシーやメロウなど、今となっては定番の話が多く収録されているが、前後関係としてはこれに収録されたから定番になったんだよな、という。おそらく古来から伝わっていた話も少なくないだろうが、そこへキリスト教的な視線が含まれることで全体にどことなく違和感が生じているのは面白い。妖精とキリスト教の悪魔との関わりなど。 今の妖精談の方が却ってそこを弁別していることで均整のとれたものになっているケースが見られるが、そうした混在に無自覚な当時の語りの方が不恰好だからこそ「語り」の生々しさを感じさせられる。

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    投稿日: 2011.10.14
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    イギリスの妖精は、日本の昔話でいう鬼とか、擬人法で現れる生き物達、幽霊にあたるのかな。 序章の解説はとても面白く読み通しました。もう一度反芻して頭のなかにいれていきたい。 また一つネタを繰り出せそうです。

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    投稿日: 2011.01.08
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    幻想的な話がたくさん載っていて、妖精のイメージを膨らませるのに十分でした。 天気のいい日に森の中で寝転がって読んだらより楽しめそうです。

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    投稿日: 2006.12.05