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とりかへばや、男と女(新潮選書)
とりかへばや、男と女(新潮選書)
河合隼雄/新潮社
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総合評価

9件)
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    ユングのアニマ・アニムスの話は難しかった。しかし、「性」というものを単純な二分法で考えることはできないのではないかということを最近ぼんやり考えていたので、筆者はそのことを明確に指摘し、さらにその理由を秩序の構築に求めていたのでなるほどと思った。さらに進んで二分どころか性には無限にバリエーションがあり、「男」と「女」を両極に置いたグラデーションのように考えてもよいのかもしれない。 この本で紹介されていたいくつかの物語はいつか読んでみたい。

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    投稿日: 2025.01.05
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    男と女について、分かったような分からないような、分からないことが分かったような…。 「たましい」と言われると、なんか胡散臭い感じもしていたけど、人間を、心と身体に二分するのではなく、全体としてとらえるという表現には納得がいく気がする。 昔話から、こんなにも人間の無意識について読みとれるとは。 『昔話と日本人の心』も読みたい。

    1
    投稿日: 2023.09.09
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    とりかへばや物語を素材に「男と女」についての心理的課題を説いたもの。これだけでなく菊千代抄、女法王ジョヴァンナの話なども検証し、父親の意志、女性の意志、男らしさ、女らしさのあり方を考察。 言い回しがどこか遠巻きな風にも感じたが、1990年に書かれた本で当時は今のようにジェンダーに触れることすら厳しかったと推察。 281冊目読了。

    4
    投稿日: 2022.10.02
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    20170810〜20170816 世の中を二分法的思考法で捉えるのは、簡単だし単純だ。コンピュータもそれで発達してきたのだ。ヒトは混沌〜カオスを畏れ嫌うのだろう。西洋は特に二分法的思考のもとに発展してきたと思う。でもヒトは、世の中はそんな単純ではないよ、と言う事を『とりかへばや』は教えてくれ流ような気がした。

    0
    投稿日: 2017.08.16
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    [僕と私と私と僕と]女が男として,男が女として育て上げられる様子を描いた異色の古典『とりかへばや』。ときに「卑猥」として厳しい評価も受けてきた本作品から,性をめぐる深層心理,そして心象風景を覗き描いた作品です。著者は,分析心理学を専門とし,文化庁長官を務めた経歴も有する河合隼雄。 あらすじを見て,「あ,『君の名は。』っぽい」と手にした作品だったのですが,まず紹介される『とりかへばや』のストーリーがとても興味深い。そしてそれを土台として築き上げられる河合氏による分析がこれまた魅力的でした。 〜平安時代の男性は性関係については抑制がないとしても,知ることに対する抑制があった。それはやはり一種の美的感覚によるものだった,と考えられないだろうか。帝が知ることを思い止まるところでは,中宮の類のない美しさの描写があった。抑制を壊すと美が崩れるのである。美にはバランスの感覚が重要なのである。〜 文学批評とはまた違う味わいに☆5つ

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    投稿日: 2017.06.19
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    とりかえばや物語の心理学的解釈 外国のものがたりと対比しながら解説 もうちょっととりかえばやものがたり本体のことを とりあげてもいいのかも

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    投稿日: 2016.01.27
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    http://www.haizara.net/~shimirin/blog/akiko/blosxom.cgi/book/20070516224410.htm

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    投稿日: 2011.06.30
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    とりかへばや物語だけでなく、 西洋の文学や古典からもテーマに沿った内容を多数抽出していて、 興味深く、おもしろく、拝読した。

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    投稿日: 2011.02.03
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    氷室さんの「ざ・ちぇんじ!」の原作・「とりかえばや」が扱われていて、興味深い内容だったので、図書館で借りてきました。 バタバタしていて、結局は最終章を残してタイムアウト。 「とりかえばや」だけでなく他国の小説なども取り入れて、「男女の入れ替わり」について語られています。 作者が精神科医なだけに専門的な話が多く、いつもとは違った分野で楽しめました。 興味深い内容だったので、もしチャンスがあればまた借りようと思います。

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    投稿日: 2010.06.20