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月曜日の水玉模様
月曜日の水玉模様
加納朋子/集英社
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総合評価

105件)
3.9
26
36
31
2
1
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    ポテトサラダを浴びさせて忘れてるってあるのかしら。酸いも甘いも、いろいろな人間味が味わえて、しかも基本的に安心して読めるのが好い。

    0
    投稿日: 2023.12.24
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    あれっこれも探偵小説なのか、しかも2001年の思わぬ本棚での出会い、月曜日から始めてそれぞれ違う事件簿の、なかなか感じのいい書き方をする。なんだかシリーズ化出来そうな感じだけれど、キレキレだったよ陶子さん。出来る人間はやっぱりいるんだね。もしも目の前に陶子さん居ると思うと見透かされていると思って落ち着かないかも、益子にはなれないて。萩野の生い立ちがちょっと出てるし陶子さんの生い立ちも悲しみあるし、でも深くは掘り下げないのだね。あの小さい会社のOLじゃあ勿体無いなあ、職場と才能とギャップがね。

    8
    投稿日: 2023.11.09
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    再読。面白かった。悲しいことに、この作品もだいぶ前に読んで内容は覚えてなかった。 片桐陶子と萩広海のコンビが最高。陶子の鋭い観察力と、どこか抜けてるけど仕事は出来る調査員の萩が、身近に起こる事件を解決していく。伏線がいっぱいあって気が抜けない。最後にあーそういう事か、となる。加納朋子さんの作品は"最後でやられた"となるのが多い。 この作品は20年以上前に書かれたもの。20年前の男女不平等問題、女性の社会進出の事が書かれてて、う〜んとなってしまった。男性と同じぐらい働いてても女性の給料は男性より少ない、女性が社会進出するのはあまり好まれない事など。20年経って少しは改善されてると思うけど、あまり変わってない気もする…。 陶子と萩がいい感じになって終わった。ほっこりする。萩くん、もうひと押しだ。がんばれ。 陶子が登場する他の作品『レインレイン・ボウ』もまた再読したい。

    11
    投稿日: 2023.06.20
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    『レインレインボウ』の解説をを読んでこちらを読む機会を得たけれど陶子をヒロインにしての日常ミステリというお話はぐいぐいと引き込まれるというよりは淡々とそして語られる情景を思い浮かべながらゆったり読むという内容だった。よって読了までには読み返しながらで時間がかかった。再読すればもっと心に染みそうな気もする。著者の作品はリンクされてることも多いようなので機会があれば他の作品も読んでみようかな。

    2
    投稿日: 2023.03.23
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    陶子さんと萩くんの関係性が心地よかった。 表題作が一番好きだった。 読みやすくてまた読みたくなる作品でした。

    0
    投稿日: 2023.01.26
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    日常の謎としては割と重めの事件が多い印象。実際に犯罪が起きているケースもあって、うやむやで済ますのは無理がありそうな気もする。ミステリとしては日常系のデフォルトで、細かい伏線を張り巡らせるタイプ。多少の強引さは仕方がないかなという感じ。個人的に、すっきりしないエピソードが多かったなあ。

    0
    投稿日: 2023.01.12
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    日常の謎の見解の相違。 私にとっての日常の謎とは第一に犯罪ではない事。 嫌がらせや軽微な犯罪はあるかも知れないけど、そういう事もあるかもねと思えるワクワク感が大前提。 本作で出会うのはほとんどが社会犯罪。 逮捕されるレベルの犯罪。 日常とは? 主人公の陶子さんも最後まで人物像が掴めなかったし好感も持てなかった。 明らかな犯罪行為に目を瞑り、知り合いだしねとなぁなぁで済ませ、社会人だしそんな事もあるよね、と日常の枠に押し込める。 いや、ない。 女性は理不尽を押し付けられていると事あるごとに嘆いているのに女性の味方になる訳でもなく、おまえらのせいで価値下げられてるんだよと言わんばかりな態度と私は違うんですアピール。 犯罪を黙認して利益を得る社長を『抜け目ない』と誉めさえする倫理観で犯罪に寛容な性格なら、女性への理不尽や特別扱いにも『そういう事もあるよね』とか『ラッキー』とか思って寛容に上手く渡っていく性格じゃないとおかしくない? 正義感あるの?ないの? 陶子さんの性格として描かれているものと作者の代弁者としての意見が乖離しているようなチグハグさに見える。 そのアンバランスさをカバーできるほど主人公の生い立ちが掘り下げられてもいない。 雑用を押し付けられがちで事なかれ主義な性格をストーリーの導入にしているのに、問題を突き詰めて白黒つけていく行動力には事なかれ主義が見当たらない。 出来る陶子さんと比較されるために出されているとしか思えない仕事の出来ない女性も酷い。 薬を取り違えても本人同士で交換してくださいと個人情報渡す受付嬢とか。 男女関係なくそんな人いないだろうよ。 少しはありそうな出来なさにして欲しかった。 刊行が古いからそういう偏見と固定観念の強い時代なのかな。 昔もそんな人いなかったと思うけど。 この本に出てくるまともな女性っておばあちゃんだけなんじゃないかな、いやそのおばあちゃんも娘を好き勝手させてるんだからまともじゃないのか。 ななつのこシリーズが大好きで期待値が高かったから残念だったな。 本作の中ではババロアの謎が好きでした。

    1
    投稿日: 2022.01.23
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    2013年7月13日 ほのぼのミステリー。OLの陶子と、別の会社のサラリーマンの萩君の妙な関係がおもしろい。 私は水曜日の話が好きだったな。

    0
    投稿日: 2021.09.30
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    『毎日、毎日、乗り降りを繰り返す通勤電車の中で出会う、数百、数千の人達。彼らの一人一人はいったいどういう暮らしをし、何を考え、どこへ向かっているのだろう?』 このレビューを読んでくださっている方の多くは毎日の通勤・通学に電車を利用されているのではないかと思います。もちろん、お住まいの地域によってもその事情は異なるとは思いますが、その時間を”痛勤”と捉えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?そんな”痛勤”で、あなたの”あるある”を当ててみましょうか? 『毎朝乗る電車も車両もおおよそは決まってくる。すると当然、乗客にもなんとなくお馴染みの顔ぶれが出てきたりする』。 どうでしょう?人の習慣というのは恐ろしいものです。しかし、そんな風に”お馴染みの顔ぶれ”になってもお互いが挨拶をすることはありません。それはある意味当然です。たまたま同じ時間、同じ電車の同じ位置に乗り合わせている他人同士だからです。でも、そんな他人も毎日見ていると思った以上に意識するものです。『何を考え、どこへ向かっているのだろう?』ということは分からずとも、どんな傾向の服を着ているというようなことが自然と印象付いてきて、普段と異なる身なりだと、あれ、今日はどうしたんだろう?と気になってもしまいます。 さて、ここにそんな他人のことがとても気になる一人のOLがいます。『観察が細かい』という、そのOL。この作品は、そんなOLが、通勤電車で毎朝見かける〈彼〉について『見たところ、彼が所有する背広は現在三着』、『ネクタイの推定保有数は全部で五本』と意識していく物語。そんな〈彼〉の『鮮やかなイエローの地に黒の水玉』模様というお決まりの『月曜日』のコーディネートを意識するその先に、身近なミステリーを解決していく一人のOLの姿を見る物語です。 『窓の外にはぼんやりとはっきりしない曇り空が見える。朝っぱらからうっとうしいことこの上ない』と不機嫌なのは主人公の片桐陶子。その原因は『目の前で、一人の若い男が気持ち良さそうにすうすう寝入っている』ことにありました。『ほんの何日か前までは…彼のことがこの上なく愛しく思えていた』という陶子は、『ただただ小憎らしいばかりの存在と化し』たその男を見ます。『陶子が〈彼〉の存在に気づいたのは、半年ばかり前のこと』でした。『毎朝乗る電車も車両もおおよそは決まってくる』中で『いつも同じ車両の同じ席で、この上なく幸せそうに眠りこけている』その男を意識する陶子。『彼が所有する背広は現在三着』、『ネクタイの推定保有数は全部で五本』と、男の身なりを頭で整理する陶子は特にネクタイについて『多くは無難な色と柄なのだが、中に鮮やかなイエローの地に黒の水玉などという、かなり目立つ代物もある』と思います。そんな陶子は『毎週月曜日のぼんやりした頭で…ふと視線を落とすと目の前に派手な黄色の地』を目にし、『そこに散る、規則正しい黒の点々』を見て『何だか以前にもそういうことがあったような』と思い『それが〈月曜日専用〉であることに気づ』きました。しかしそれよりももっと大切なことにも気づく陶子。『彼は決まって登戸駅で下車する』、『つまりは彼の真正面に立ちさえすれば、登戸から代々木上原までの約十五分間、柔らかなシートにゆったりと腰を落ち着けることができる』という『大変な発見』に喜ぶ陶子。『二日に一度、あるいは三日に一度くらいの割合で、陶子は〈彼〉の恩恵に浴するように』なり、男のことを『愛しの君』と思うようになりました。しかし、『ある日を境に、状況が一変し』ます。登戸に到着するも『まるで目覚める気配がない』ある日の男は結局、『代々木上原に着いてしま』いました。『知ぃらないっと』と思い電車を降りた陶子は千代田線の行列に並びます。すると『あのう…』といきなり声をかけられた陶子。それがあの男であったことに驚きます。『少々お聞きしたいんですが、こっちの列は何なんでしょう?』と訊く男に『この時間は始発が二本続けて来る…』と行列が分かれることを説明する陶子。『なるほど、なるほど』と頭を下げた男を見て『今日だけなんでしょうね、千代田線に乗るのは』と心の中で思う陶子。しかし『結論から言えば、陶子は翌日も翌々日も、少しばかり不機嫌な朝を迎える羽目にな』ったという結果論。すっかり『〈愛しの君〉から〈卑劣な裏切り者〉へと転落を遂げた』男。そして、陶子は職場で起こった『ビル荒らし』事件をきっかけに、そんな男とまさかの再会を果たします。そして…と展開するこの短編〈月曜日の水玉模様〉。シリーズ化もされていくこの作品の主人公・片桐陶子、そして憎めない相棒のように彼女の周囲に出没する萩広海(はぎ ひろみ)の出会いを通勤電車の”あるある”にも絡めてサクッと描いた好編でした。 「小説すばる」に、1995年4月から1998年7月に渡って連載された7つの短編をまとめたこの作品。“陶子シリーズ”として、加納さんの代表作の一つともなっています。そんな7つの短編の主人公の片桐陶子は丸の内に勤めるOLという設定であり、そんな彼女の身の回りに起こる身近なミステリーをサクッと解決していくというのが基本的なストーリー展開です。OLが主人公ということで当然に舞台は会社のオフィスということになりますが、今から25年前のオフィスの状況がどんな様子であったかを垣間見れるのが、この作品の隠れた魅力だと思います。まずは、仕事道具です。『昨日筒井さんに頼んだワープロのフロッピィ、どこにあるか知ってる?変換ミスがあってね、ちょっと直してもらいたいんだけど』という自然な会話。恐らく今の時代に過去をそれっぽく振り返って書いた場合には、”フロッピー”は登場させても”変換ミスを直してもらいたい”という表現は出てこないのではないかと思います。細かいですがその時代にリアルに書かれた物語だからこその生きた表現だと思いました。また、そんな次元を超えて驚いたのが『ちょっと咳き込みすぎて、胸が苦しいけど…』、『それはいかんなあ…さすってやろうか?』という男女の先輩・後輩の会話のシーンです。オフィスの中での”えっ!”と思うようなその発言に対して『セクハラ発言に対してはどんな仕返しをしてもいい…』と続くそのシーン。『どんな仕返しをしても』という以前に、このような発言がオフィスで出ること自体、違和感しかありません。他にもこういったセクハラ発言がサラッと登場するこの作品。加納さんもわざと特異なシーンを描いているはずがなく、25年前のオフィスの日常は、まだこんな会話が普通に存在する時代だったんだとある種の驚きを感じさせるシーンでした。 そんな風にオフィスの日常の中に時代を感じさせる描写が絶妙に登場するこの作品ですが、一方で時代を経ても変わらないものがありました。それが、〈月曜日の水玉模様〉の陶子と広海の出会いの場ともなった通勤電車です。陶子が通うのは町田から代々木上原を経て丸の内という経路。首都圏にお住まいでないとピンとは来ないと思いますがこれは小田急線という90年代には遅延と混雑率で悪名高かった鉄道です。『赤の他人と密着すること数十分』という時間を『背中や後頭部に遠慮なく当たるスポーツ新聞』、『きつすぎる香水や整髪料の匂いや何やら得体の知れない悪臭』、そして『その他のあらゆる不愉快な事態に耐え忍び』という”痛勤”風景は時代が変わっても未だ基本的には改善されていないように思います。『ストレス、イライラ、疲労困憊などといった言葉は、今この状態の自分たちの為にある』という毎日の”痛勤”。そんな『不自然な体勢で延々とおしくらまんじゅうする苦痛』から逃れるには着席は必須です。『まさに天国と地獄』とはこちらもよく言ったもの。そんな”痛勤”場面の描写で、これは上手いと思ったのが、陶子が登戸で降りる男の後に座れるようになった喜びを表した次の表現です。 『早朝の十五分の睡眠は、ダイヤモンドよりも貴重だ』 これをうんうん、と頷かれる方の顔が目に浮かびます。そして、そんな風に上手いなあ、と思える表現がこの作品にはそこかしこに登場します。例えば、『薬』の取り違えがあり、陶子の手には自身のものが戻ったものの、広海の手には他人の袋があるという状況で戸惑う広海を描く〈火曜日の頭痛発熱〉の中のワンシーン。ここで登場するのが、 『辞書の〈途方に暮れる〉という項に、見本として切り取って貼っておきたいような姿であった』 という絶妙な表現です。これも上手いと思いました。そして、もう一つ。『この上なく幸福な夢を見ていた』広海が『自動車の急ブレーキの音』に端を発し、二人の人物の話し声、そしてパトカー到着ですっかり眠りを妨げられた〈水曜日の探偵志願〉の中のワンシーン。 『快適な眠りを妨げられるのは、読みかけの本を真っ二つに裂かれるに等しい暴力的な出来事だ』 本が好きな人ならこの感覚分かりますよね?という、これが小説だからこそ、その感覚がすっと入ってくるこの表現。それに続いて『枕元の時計を見ると、蛍光塗料を塗った針は午前三時半を指し示している』というリアルな本人の動作の描写も相まって、印象的な言葉とともに、身近な日常がとても上手く描写されていると思いました。 そんなこの作品、上記に少し触れたように7つの短編に、それぞれ月曜日から日曜日までの曜日が必ず付いてきます。しかもそれらは”○曜日の□□□□”と文字数も揃っていて、作品全体として小気味良いリズムを感じさせてくれます(※豆知識としては、この最初の□の七文字を繋げるとある言葉が浮かび上がります)。私的には”○曜日”に何かが起こって、週末に向かって何かが解決されていくというと柚木麻子さんのアッコちゃんシリーズが思い浮かびますが、この作品はそういった曜日間の繋がりはありません。あくまでその曜日に何かしら”事件”が起こる、その様が描かれていく一種のミステリー小説です。しかし、一般的にミステリーというと”人が殺されました。犯人は誰でしょう?”という図柄が思い浮かびます。それに対して加納さんのこの作品が描くのは、もっと微笑ましい世界の上で展開していくミステリーです。『迷子に捕まっちゃったんですう。あたしのスカート、しっかり握っちゃって、離れてくれないんですよ』という〈木曜日の迷子案内〉。『犯行の舞台となったのは、丸の内にあるA社だった。そこで部内会費が盗まれた。集金袋から中身だけがそっくり消えていた』という〈金曜日の目撃証人〉。そして『大型トラックが一台、忽然と消えちゃったんですよ。なんと十トントラックが、積み荷ごとドロンですから』という〈日曜日の雨天決行〉など、『犯行』という言葉が登場しても、その内容、そして種明かしの過程は決して重々しいミステリーではありません。片桐陶子と”助手”の萩広海が、まるでしっかり者のお姉さんと、それに振り回される弟といった風情の中で、サクッと事件を解決していく物語は読んでいてとても心地よいものがありました。 90年代のオフィスの風景をリアルに描きながら、主人公・陶子と、広海が7つのミステリーを小気味良く解き明かしていくこの作品。陶子が目にする身近な事ごとの背景に、会社や社会の様々な問題をチクッと浮かび上がらせるこの作品。とても読みやすく、あたたかい雰囲気の中に展開する物語は、私たちの身近な日常にこそ、実はミステリーが溢れているという事実を感じさせてくれました。決して怖くないミステリー、身近な日常にある謎解きをサクッと楽しめるその物語は、読後感スッキリな作品でした。

    90
    投稿日: 2021.08.16
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    去年から読み始めた加納朋子、5冊目。 東京に住んでいた時、小田急線から代々木上原で千代田線に乗り換えて通勤していた。丁度この本が書かれた頃で、描かれているホームの光景が懐かしい。 私は日比谷で三田線にまた乗り換えていたけど、この本の主人公・陶子さんは二重橋前で降りて丸の内で働くOLさん。 そんな彼女が日常に起こる謎を、通勤電車の中で知り合ったリサーチ会社調査員の萩とともに解き明かしていくというお話。 会社の周りをうろつく不審人物、薬局での薬の取り違え、迷子の女の子、事務所での窃盗、そしてトラックごとの積み荷泥棒…。 メインの謎解きと関連してもうひとつのプチ謎解きも入れ子になったお話は結構凝った作り。 月水はほのぼの、火木は会社生活のダークなところを突いて、金土はしんみり、最後の日曜は仕掛けたほうも暴いた方もブラックという感じで、なかなかに変幻自在。 しかし、それよりも私が気になったのは、頁の端々に現れる女性が働くことに対する様々なコメント。 『女の敵は女』だとか『職場で要求されるのは、一にも二にも<若さ>なのだ』とか『仕事量では男性の多くに引けをとらなかったにもかかわらず、給料は男性社員の半分程度でしかない』とか『会社内部で<女の子>と言えば、もちろん子供ではなく若い女子社員のことを指す』とかあって、当時の一般職の立ち位置がよく知れる。 『世間からはオフィスレディなどと持ち上げられ、男性社員皆から可愛がられてはいても、何かが違うという思いを常に味わってきた』というのもある。 一方、『女子社員の多くは、会社にとって便利であり、時に必要不可欠な存在でさえあるかもしれなかったが、それでも表層的で一過性の関わりしか持つことはない。と言って、それが特に不満だというつもりもない。少なくとも陶子自身は、時折男性社員が気の毒になるほどに自由だったから。出世や昇給や競争という名の枷で縛られていないぶん、物事がよく見えることだってあるだろう』ともあって、陶子さんの心情が微妙なことも垣間見える。 それ故か、陶子さんは仕事も出来て推理も冴えている割に"デキる女"感が少なく、お話にもスカッと感よりも何となくほろ苦さやもの悲しさを感じさせられるものが多かったが、この本に独特の味付けになっていたように思う。

    4
    投稿日: 2021.03.20
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    ものすごい期待してたからか、個人的にはイマイチでした。 謎はおもしろいと思うんですが、答えがなんというか、多分こうかなってみえてしまいました。主人公の感情移入も出来ませんでした。ただ、女の敵は女、っていうのは共感できましたが、それだけでした。 またこの作家さんのを読むかと聞かれたら‥いまはわかりませんと答えます。

    1
    投稿日: 2019.06.12
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     加納さんの本はこれが初読みでした。  日常ミステリーですね。人が死んだり、政府の野望に巻き込まれたりはしません。何気なく過ごしていく日々の中で、普段は気にも留めないようなこと。そんなことが気になる。そこからお話が始まります。  自分は普段、人間観察をしたりしないのですが、周囲の人たちは人間観察がとても楽しいと言っていました。  この人は今なにを考えて、何をしようとしているのか、そんあことを推理したり想像したりするのが楽しいのでしょうか。  <以下引用>  「陶子さんは電車に乗っていて、何か変わったことに気づいたりして、見知らぬ乗客についていってみたくなったりしたことはないですか?」  この気持ちはわかる気がしました。気づいたこととは少し違うかもしれませんが私はなぜかよく酔っ払った女性に声をかけられつことが多いのですが、その方々は今の気持ちを率直に話します。  おそらく彼氏と喧嘩したのであろう謎に炊き立てのお米を持った女性。  今日定年退職を向かえ送別会の帰りだという女性。  ふらふらになりながら今日の飲み会が楽しかったと語るNHKの女性社員(笑)。  時間があったら終電じゃなかったから皆さんの話もっと聞きたかったな・・・ということを思い出しました。

    1
    投稿日: 2017.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    http://mimi9sayaka.blog14.fc2.com/blog-entry-583.html より転記 「レインレイン・ボウ」,「七人の敵がいる」 よりも前のお話で、陶子さんのお話でした。 そして、「レインレイン・ボウ」の最後にちょっとだけ出てくる萩君の 周りで起こる、不思議な“事件”の数々。 二人の出会い(?)は、満員電車で、 いつも途中下車する人(萩君)のおかげで座れるのに ある日突然、その駅で降りずに自分と同じ駅まで乗っていき、憎たらしく思ったこと。 水玉模様とは、なんとネクタイの柄で、しかも、水玉は月曜限定! 月曜から日曜までの7話構成。 1話で1つかそれ以上の謎を解決しつつ 全体で繋がっているのは、いつものとおり。 加納さん、うまいなぁとまたまた思います。 陶子と広海の関係も微妙に変化していって 最後、どうなる?と思いつつ 先に読んでしまった「レインレイン・ボウ」でも 相変わらずの関係のようです。 そして「レインレイン・ボウ」を先に読んでしまったので 陶子さんの家族は訳ありとは知っていたけれど そしてお祖母さんさんが、すごいとも知っていたけれど… さらによく、わかりました。 でもその後も一緒に暮らしてないのですね…

    1
    投稿日: 2017.01.22
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    日常派ミステリの旗手、加納朋子の本領が存分に発揮された1作。筆致はかなり軽く、肩肘張らずに楽しむことが出来ます。陶子と萩の、どちらが探偵役がハッキリしていない点が面白いですね。2人の掛け合いがなんとも絶妙です。 ちなみに陶子は町田、萩は愛甲石田から小田急線で丸の内に通勤しているという設定になっています。「魔法飛行」その他の記述から、加納さんが町田か相模大野辺りに縁があることは間違いないのですが、あの界隈の住人が相模川以西をどう見ているか、良ーく分かる作品でもあるんですよね(苦笑)。 朝ラッシュ時に座れるほど、愛甲石田は甘くないぞー! …と、愛甲石田よりさらに奥に実家がある僕としては叫びたい気分です。

    1
    投稿日: 2016.11.27
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    この人の本が好きなんだと確信。 連作で日常ミステリー。 普通のOLだが洞察力のある主人公と、ちょっと間抜けな助手役の彼。 二人のこの後が気になるところではあるが・・・進展はしないかなぁ(笑)??

    1
    投稿日: 2016.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「普通」の毎日の中で起きるちょっとした不思議な事件。 謎が謎のままで残っているとモヤモヤする。 平凡なOLと自分では思っているかもしれないけれど、陶子の頭の回転の速さと観察力・行動力は結構たいしたもんだ。 そして萩くんの記憶力。 ふたりに共通する優しさ。 読後感がとてもいいのは、彼らの人柄のおかげだ。 だけどちょっと待って。 よ~く読んでみたら、結構刑事事件に該当する謎が「いい話」っぽく解決されてますよ。 右京さんなら許さないところだね。 陶子が少しずつ人間的に成長し、自分を捨てた母親と向き合えるまでになったこと。 大人の弱さを受け入れながら、人をまっすぐに見つめることが出来るところ。 成長小説としても読むことができる。 加納さんの小説って、好きだなあ。

    1
    投稿日: 2015.12.29
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    加納さんの日常系ミステリーは久しぶりに読みました。 どの作品も、必ずすっきりとした解決となる訳でもないし、中にはビターなものもありましたが、目線が優しいので後味の悪さは感じませんでした。 能天気で太平楽な萩くんと、クールな陶子の組み合わせも良かった。 どうせなら、表紙は黄色と黒の水色にして欲しかったかな? 爽やかさがなくなることは確実だろうけど。

    2
    投稿日: 2015.11.09
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    最後から二つ目のお話からのめり込んだ。 それまではのめりこめずに読むのが遅かったし、他のことに気をとられてしまうほど。 だけど、最後の方は陶子の背景が少しずつわかりだし面白味を増していった。 主人公の背景が読み進めていく上でこんなにも左右するとは思わなかった。 この作家さんだからかもしれないけど。 続編に期待してみよう。 H27.10.4~10.12読了。

    1
    投稿日: 2015.10.05
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    長い間のお気に入り。どうしてかな!?と考えると殺人がなく、クスリと笑えらるコミカルな内容に安心できるみたい。 いつも、クールな主人公と可愛くて?にくめない荻窪くんのコンビも、なんとなくホッとします。

    1
    投稿日: 2015.09.12
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    軽妙でテンポのよい連作短編集。 出てくる人物がみんな善人ばかりでほのぼのとします。 すごく爽やかで清々しい読後感。 楽しく明るい気持ちで読めました。 私は特に、ほんのちらりと姿を見せては飄々とした笑顔の影を残して消えてしまう相馬さんの過去とこれからがとても気になります。

    1
    投稿日: 2015.07.16
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    気軽に読める日常ミステリー。 陶子の勤める会社の男性の女性への対し方とか満員電車のこととか謎とは関係なく共感してしまった。 萩くんの好意に陶子があっさりで、予想外だったけど、これはこれでよし。

    2
    投稿日: 2015.04.23
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    ライトな連作ミステリ。主人公は賢く、子どもっぽいこだわりを見せることもあるが、最終的にはものすごく大人である。もう少し知りたい、気になる、という際をさらり流してゆくことで、あっさりと読みやすいものになっている。 面白かったが、解説ほど深遠ものは読み取れなかったなぁ。解説がごてごてしすぎると逆に冷める。

    1
    投稿日: 2015.04.17
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    i got a keyword, polka dots, on lengthwise and crosswise of the index. Gone With the Wind? noop! it's Gone With the Bell! hum, SUSHI? i'll treat you to the special sushi dinner. you will get dizzy when you take it. oh, my fault. the dishes get dizzy ww.日本フィクション

    0
    投稿日: 2015.01.05
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    「日常の謎派」ミステリ…なるほど。毎日の“相変わらず”の生活が、もしかしたら誰かにとって(自分にとっても)“ミステリ”な生活なのかもしれないのですね。通勤時間がおもしろくなるかも…。

    2
    投稿日: 2014.11.13
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    すいすいと、澄み渡るような聡明さを感じる主人公がすがすがしい。初め読みづらいと感じたが、気づけば引き込まれていた。

    2
    投稿日: 2014.10.30
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    表紙がかわいいのと、題名に惹かれて、古本で購入。軽い日常ミステリー。殺人事件とかは起こらないので、軽く読める(読めてしまう)。たまにはこういうのもよい。

    2
    投稿日: 2014.08.17
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    5度目の読了。心のお洗濯も完了。でももっと読みたい。なんでだろう?控え目な小説なんだけれど、いつまでもこの世界観に浸っていたいなぁなんてちょっと危ない気持ちを抱きつつ、爽やかな幸福感がぷくぷくと湧いてくるのを心ゆくまで味わえました^^

    4
    投稿日: 2014.08.08
  • 日常の一部を切り取るとそれはミステリーになる

    誰が何というと加納朋子の文章は上手だ。文章だけではなく、構成やちょっとしたアイデアなどもスパイスが効いていて、知識量が多い読者の気持ちの奥をくすぐる。 主人公は小田急線に乗って丸ノ内に勤めるOLの片桐陶子。陶子はその小田急線の中で決まったサイクルで水玉模様のネクタイを締めている冴えない男性に気づく。ある時、このネクタイのサイクルの変化が気になり日常のちょっとしたミステリーに繋がっていく。 タイトルからも想像がつく通り、7つのストーリーが連作短編の形で綴られている。殺人事件のような血生臭い事件はなく、ごくごく普段の中の不思議な出来事を陶子が解決していきながら、陶子自身が持つ謎を伏線として重ねていく。 先のストーリーに登場した人物が後のストーリーでレギュラーキャラとして登場するあたりも本当に普通にありそうなシチュエーションである。 著者の、加納朋子の作品はライトな印象を受ける。それはディテールを書き過ぎないところがそうさせている気がする。それと、『普段』の生活の中で起きている事件ではない『日常』をスナップショットで切り取るとちょっとした『事件』になることが全体というか、加納朋子のモチーフであり、強みになっているところだろう。少なくとも、この作品を読み終わって『続きを読みたい』と思うのは僕だけじゃないと思う。 おまけ。 この電子書籍版には施されてなく、文庫にはこんな細工がされていた。 各短編の1ページ目にはタイトルが書かれていて、ひらがなのタイトルと共に一文字(<>の部分)だけ水玉で反転している。それがあったので、僕は各タイトルの後にひらがなで書いてみた。ここまで凝っているのかと感心させられた。 ・月曜日の水玉模様(げつようびの<み>ずたまもよう) ・火曜日の頭痛発熱(かようびの<ず>つうはつねつ) ・水曜日の探偵志願(すいようびの<た>んていしがん) ・木曜日の迷子案内(もくようびの<ま>いごあんない) ・金曜日の目撃証人(きんようびの<も>くげきしょうにん) ・土曜日の嫁菜寿司(どようびの<よ>めなずし) ・日曜日の雨天決行(にちようびの<う>てんけっこう)

    0
    投稿日: 2014.06.28
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    OLの主人公と企業調査員の男が、ひょんなことで出会い、さまざまなミステリーを解決していく短編集。 別に殺人事件が起きたりするわけじゃない。まさに普段過ごしていて、ふつーにあり得ることたち。「普通」じゃ無いかもしらんけど、少なくとも、「あーあるある」と思えるような設定・着眼点、伝え方は見事なのかなと思う。 主人公と相方の萩クンがもっと深く絡むかと思ったんだけど、意外にあっさりだったのが残念。でもあっさりで終わったからこそ、読後がいいのかもしれない。 とりあえずカバーが恥ずかしい。

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    投稿日: 2014.06.11
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    席の取り合い・代々木上原での乗替ダッシュ…小田急線を使っている人はニヤニヤしてしまうのではないでしょうか。 日常ミステリももちろんですが、OL数年目となり、時に理不尽な場面にぶつかりながらもかわしていく主人公のしなやかな強さに、「みんなそうなんだ」と励まされました。

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    投稿日: 2014.03.18
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    短編月~日まで分の詰め合わせ。 結構長い時間読み続けてた。最近時間がなくて……。 加納朋子さんの御本は、これまでに二冊? 読んでいるけれども、その二冊とちょい毛色が違って、最初は戸惑った。 が、途中から「ああ、やっぱりそうだ」と思える程に特徴がある。 そうだな……前の二冊よりは、こちらの方がしっくりくる。スピード感があって面白かった。ってか、好きなんだろうな、こういうのが。 まぁ、何かちょっと物足りないな、と思うところがあるのも事実。 謎が提起されてから、それが解決するまで、その中間が、殆ど存在しないから、なのかもしれない。 謎解きの時点でその中間部が語られることもあるけれども、それじゃ遅いんだ、と思う部分がなきにしも。 でも好きだな。この本。 もう一度読もうと思う。

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    投稿日: 2014.02.22
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    日常的で かわいらしくって 「ふふふ」と笑ってしまうプチ・ミステリーたちを 平凡だけれど勘は冴えているOLの陶子と リサーチ会社に勤めるのんきで気の好い萩くんが解決していく物語です。 普通に生活をしているあたしたちでも なにかの拍子に巡り会えそうな謎の彩りの豊かさが なんとも加納朋子さんらしいなあって。 安心しながら読めました。 ビル荒らしの謎。 同僚の名を騙って診察を受ける会社員の謎。 出来心から尾行してしまった男の謎。 迷子が掴んで離さないOLの謎。 などなど。 ミステリーとして読むには刺激が少ないわりに 謎解きのきっかけがやや強引ですが 通勤電車で開くにはピッタリの内容なので 読書好きのOLの皆さんには気軽にオススメできそうです。

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    投稿日: 2014.02.08
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    日常ミステリー。短編なのでちょっと時間があいた時に読める。どんでん返し系のミステリーが好きな私には、最初物足りなさを感じていたけど、読むごとにホッコリ。物語に引き込まれた。結構好きかも。

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    投稿日: 2014.01.18
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    加納さんならではのほのぼの系のお話。 萩くんは好きなのだけど、陶子がいまいち魅力的に思えず残念。 五十嵐社長も好き(笑) 各章タイトルの遊び心がいい。

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    投稿日: 2014.01.07
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    陶子さん、かっこいい! 美人で聡明だなんて憧れる( ´ ▽ ` ) そして、おかれてる状況が似ていて、勝手に親近感がわいた 笑 続きとか、関連作品てないのかな。 お母さんや萩くんとのその後が気になる。

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    投稿日: 2013.11.25
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    最初に読んだ十代の頃は、ひたすら地味なミステリとしか感じられなかったのですが、今改めて読み返すと、ブラウン神父のような「さりげなくえぐる」感じがあります。面白かった。

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    投稿日: 2013.10.25
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    OLが主人公にしては、文章が硬い。 初出1995年の作品なので、当時の女性は陶子みたいに頭の切れる人も仕事といえば事務職になるものだったのかもしれないなぁ…と思いながら読んだ。 今の時代なら、OLにしておくにはもったいないし、OLにしては頭が良すぎる。「若い」割に生意気!(笑) (おじさん達は大人しく笑顔で小自慢を聞いてくれるような子を求めているのだ。後輩の真理ちゃんが、仕事のミスが少なかったら完璧!) 文体が苦手だな、と思ったけれど読み進めるうちに慣れてきたし、OLとして共感できる部分もあった。

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    投稿日: 2013.10.03
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    主人公はただのOL。電車で出会ったのもただの会社員。二人とも頭良いなと思いながら読みました。火曜日・水曜日・金曜日・土曜日、この4つ面白かったなあ。ババロアケーキの話は単純っちゃあ単純ですぐ理解できた。ちゃんと理解できると読んでいて楽しいもんです。日常生活でありがちな出来事かというと違う気もするけど、すっごい特別な事件とかそういうものでもないんだよなあ。イヤホンして下を向いて電車乗ってたら、なんも気になんないだろうし、少し周りに目を向けると色んな疑問が生まれるんだろうな。時計台の話は切なくなった。また読み直そっと。

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    投稿日: 2013.07.30
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    再読だけど、これぞ日常系ミステリ といった作品 最初に読んだ時にはなんだか物足りない感があったけど、こういったものであると知っていて期待して読んだら、改めて面白さを再発見 多分、自分の身の回りにも色んな謎があったりするんだろうけど その謎に気付くかどうか、解答が得られるかどうかは自分次第なんだと実感させられる それぞれの曜日の特徴も合致しているし 連作短編としてちょっとずつ繋がりがあったり そして最後には綺麗にまとまっている レインレインボウもまた読んでみようと思う

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    投稿日: 2013.07.26
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    日常の謎というには少々犯罪的な事件が起こるものの、ほのぼのしたライトミステリーの連絡短編集。 登場人物がみんな素直ないい人たちなので、読んでいて心が癒されます。毎回結末を少し曖昧にしているところも、普段ならストレスになりそうですが、本作ではゆるさを増幅させる良い効果となっています。

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    投稿日: 2013.06.04
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    しっかり者の陶子とほんわかした萩君のコンビがとってもいいんです。 萩君には癒されます(笑) 通勤電車に萩君が居たら毎日楽しそうo(^-^)o 日常の謎系なので派手な事件は起こりませんが、謎解きではハッとさせられて面白いです。 少し切ない感じと、温かい感じが詰まった加納さんらしい作品。 月曜日から始まって日曜日で終わるのですが、土曜日・日曜日のお話が好きです。 祖母のお料理が美味しそうだった~!! そして陶子の芯の強さが素敵。 「日常」がちょっと素敵に思えてくる作品です♪

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    投稿日: 2013.01.11
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    殺人事件ではまず殺意が発端となるところだが、日常のミステリは、「動機」がとても幅広いと思う。 謎として提示されているものの回答に、おもわぬ偶然・人の心の動き(作品中では風船にたとえられていますね)が絡んだり、発端となっているところが面白い。 日常に潜むぞっとするような闇もあれば、ちょっとしたいたずらやサプライズ、偶然が発端となったような出来事もある。 告白、親が子供を思う心、電車で出会ういつもの顔… 日常のあらゆることは角度が変わったり一部が見えなくなるだけで「謎」となる。 知らぬが仏という言葉もあるけれども、どうしても追いかけずにはいられない。 田舎の学生には電車通勤のOLの日常は新鮮だった。 また会社という組織、その一員である「女性」としての立場と、人物の心の動き…といった設定の活かし方が素晴らしいと思った。

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    投稿日: 2013.01.07
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    月曜日から日曜日までを描いた7つの短編集。 満員電車で毎日前の席に座っている男の今週のスーツのローテーションがおかしい! 車に引かれたのに平気だと言い張る男など、 日常のちょっとした謎を解決していくお話。 とても読みやすく、爽やかなミステリーだった。

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    投稿日: 2012.08.29
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    本のタイトルに合わせて装丁も水玉模様v かわいいv  日常というのは、いわゆる同じことの繰り返しだ。 特に会社勤めのOLなどは、同じ時間に同じ電車の同じ車輌に乗って、同じ時間に会社に着いて同じような事務仕事をする。同じ時間に終業して、同じルートを通って帰宅するのだ。 でもそんな繰り返しの中で、少しずつ色々なものが変化していることに片桐陶子は気付いていた。 そう例えば。 いつも同じ車輌の同じ席でぐーすか寝ている男性のネクタイが、何故か今日は「月曜は水玉、火曜はストライブ…」といういつもの周期を外れていることなんかに。 そして彼女の日常も、また少し変化していくのだ。そのネクタイの主・萩 広海という新しい変化をはらんで…。 表題作・「月曜日の水玉模様」から始まり、「火曜日の頭痛発熱」、「水曜日の探偵志望」、「木曜日の迷子案内」、「金曜日の目撃証人」、「土曜日の嫁菜寿司」、「日曜日の雨天決行」…7作品の短編連作です。 今回はさわやかな中に、会社という組織が孕む犯罪の芽・矛盾が描かれているように感じたのですが…でもこれは、私もやはり「OL」だからなのかもしれません。陶子の職場風景が、己の日常に微妙に似通っていて頷くことしきりでしたので…。社会人の方は、そういった視点で読んでいくのも面白いかと思います。 でも私が1番好きなのは、「土曜日の嫁菜寿司」なのです。 「木曜日の迷子案内」で語られた陶子の過去がリンクしていくくだりが、思いがけなくもすんなりと心に沁みます。 それと、珍しくも県外出張を命じられ、うっきうきな陶子ちゃんが可愛いのですよv それとこれは、恐らく作者のちょっとしたお遊びかと思うのですけど。 各作品のタイトルから「”曜日”+の」を抜いて、始めの1字を並べてみてくださいな~。そうすると・・・? こういう遊び心、けっこう好きです私(笑)

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    投稿日: 2012.06.09
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    OL片桐陶子が主人公の月曜から日曜までの7話。 陶子は一流企業のOLでもなければ、仕事一筋の会社人間でもなく、どこにでもいそうな女子社員、ただ少し、好奇心が旺盛で洞察力がある。 7つの小さな謎を解いていくあたり、加納朋子さんらしいのですが、会社が舞台というのが違うところでしょうか。 陶子さんの母親に対する心の動きも良かったです。

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    投稿日: 2012.02.27
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    【再読】中小企業のOL・片桐陶子と通勤電車で出会った男性・萩の月曜日から日曜日までの物語/連作短編集/ほろ苦さと爽やかな読後感がミックス/さて、二人の関係は?/『レインレイン・ボウ』『七人の敵がいる』関連作品/

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    投稿日: 2012.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    東京のオフィス街に勤めるOLと、通勤電車で顔を合わせるだけだった男とが、ちっちゃいちっちゃい謎を解く。小説すばるで連載されてた、超短編安楽椅子探偵モノ? 風邪薬を間違えて貰って来ちゃったんだけど、元の持ち主は誰? 両想いの彼に、自作ケーキにメッセージ書いて告白したんだけど、なんで振られちゃったんだろ? とかね。 平和なんだけど、ともすれば悲劇的になりそうなことを、知恵と勇気と推理でもって食い止める。暖かいミステリです。

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    投稿日: 2012.01.01
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    主人公はごく普通のOL 彼女が遭遇するいくつかの事件がさわやかに描かれています 探偵というほどではないけど、目の付け所が違うなと思える推理も納得感があり、すいすい読めました。 加納さんのお話は、日常を切り取ったようでいて非日常だったり、普通の人を描いてるようで、違う一面があったり、つまり、ほんとに身近に感じられるリアル感のある話なんですね。 その普通を描く筆力はうまいなぁと思います。 入り口は入りやすいので気軽に読めますが、主人公の思いに注目したり、脇役の萩くんの淡い恋心を思いながら、二度三度と再読することでより楽しめる一冊ですね。

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    投稿日: 2011.11.03
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    面白かった。けど、短編なのであっというまに謎が解決してしまう。もっとじっくり~とか思ってしまう私は短編向きじゃないのかなぁ。(^_^;)

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    投稿日: 2011.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    働く女性がよく遭遇するであろう、些細な情景が秀逸だと思います。 どちらかというとこちらが顧客的立場であるはずなのに、妙に居丈高で扱いづらい取引先担当者(しかもやり取りは電話オンリー!)とか。 その苦手な相手の希望に沿うために、他部署のコワいおじさんに頭を下げ、文句を言われながら無理を通すときの、やりきれない気持ちとか。 後輩が人間的には好感がもてるいい子なんだけど、仕事になるとそのやり方がどうにも気に入らない…とか。 やたらと事件に巻き込まれ、妙に安直に解決されていくストーリーではありますが、そのディテールに共感しつつ、安心して読めました。

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    投稿日: 2011.10.07
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    短編小説になっていて読みやすかった。 月~日の7章をにたまたま月曜日には月の章を読んで、1週間で読み終えた。 軽いミステリ小説だから、寝るまえに読んでちょうどよかった。 以前読んだ「レインレインボウ」の登場人物の一人が出てきているからそことリンクして読むのも面白かった。

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    投稿日: 2011.09.19
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    主人公がOL、ということでまだ子供と大人の間の大学生が主人公だった 「ななつのこ」「魔法飛行」とはまたちょっと違った感じでした。 でも、やっぱりあったかさと日常のワクワクがつまっていて面白かった♪ 萩のキャラが素敵(笑) 加納先生の描く男性キャラはみんな大好き~。

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    投稿日: 2011.09.18
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    OL陶子さんがリサーチ会社調査員の萩くんと一緒に日常のちょっとした事件を解決。 少し前の会社組織での女性の扱い、みたいなこともちょいちょい出てきて、考えさせられる。 頼りないけど全部包みこんじゃうような萩くんが素敵。

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    投稿日: 2011.06.26
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    月火水木金土日。加納さんらしいミステリでした。加納さんのミステリは学生さんの話しか読んだ事が無かったので、主人公が社会人なのは新鮮でした。それに伴いミステリ部分も、企業や会社間といった大人な面を向いているので、あるいは多くの人が共感しやすいかもしれません。ただのミステリでは終わらない、加納さんの持ち味が存分に発揮されています。

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    投稿日: 2011.05.14
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    加納さんにはまるきっかけになった作品です(^^) 初めて読んだとき、なんで今までこの人のこと知らんかったんやろって思いました。 その後駒子シリーズを読んですっかり大ファンになりました。 加納さんの『表現の仕方』がツボです。 自分では絶対思い付かない表現なのに、めっちゃ共感するんです。

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    投稿日: 2011.04.30
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    短編連作7編。日常に潜むミステリー。加納さんらしい暖かい雰囲気。が、どれもこれも全てを推理させる必要はなかったのでは?パターン化してしまい、後半は食傷気味。1本1本が短いしね。ラストも無理矢理繋げた感があまり好きではなかった。さらっと読むにはいい1冊。

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    投稿日: 2011.04.02
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    電車の中でいつも前の席に座る男が 最近会社の周りをうろうろしている「月曜日の水玉模様」 病院で薬を取り違えて交換を申し出たら やってきたのは違う名前の男だった「火曜日の頭痛発熱」 夢うつつで聞いた事故現場の被害者の声と 電車の乗客の声が同じだと気づき尾行する「水曜日の探偵志願」 ワゴンセールの人ごみの中で会った先輩と 迷子に捕まってしまった後輩の「木曜日の迷子案内」 取引先の社内でお金が盗まれ、 疑われたのはアリバイの無い女性社員だった「金曜日の目撃証人」 急に大阪への出張に向かうことになり 乗り合わせた女の子とおしゃべりに興じる「土曜日の嫁菜寿司」 新規取引先の企業の接待のために ソフトボールの試合をすることになる「日曜日の雨天決行」 事務OL陶子と信用調査員の萩が日常の謎を解く。 カバー:藤井康生 日常の謎と銘打っているけれど 使い込み、内部告発、窃盗、捨て子などなど 結構非日常的なことばかりです。内内で解決してしまえば日常なのか。 陶子が深刻な過去を持っているようですがどうも薄い。 謎を先行させていて人物描写が不十分な印象を受けます。 章題の四字熟語がみずたまもよう!

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    投稿日: 2010.12.11
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    加納さんの「日常の中に潜むミステリー」、結構好きです。 誰も死なない平和な感じがいいですよね。 今回のストーリーに登場する女性が小田急線で通勤しるのですが、中学高校と小田急線で通っていた私にとっては駅名を聞いて、状況がワカルワカル~~♪ ってちょっと嬉しかったです。 毎日電車の中で会う二人がちょっとずつ親しくなっていく様子もほほえましかったです。 しかし、特にときめいたわけでもドキドキワクワクしたわけでもなく、サラッと読めてしまったので2つ半

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    投稿日: 2010.11.14
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    やっぱり加納さんの本はすぐに読み終わってしまう。とても気になる。今回は珍しく恋愛も入って(主人公がではなく恋をされる側)そのストーリーも面白かった。 最後にこうつながるのか~といつも感心してしまう。

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    投稿日: 2010.09.05
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    エッセイのようにすいすい読める。時代設定ちょっと古いけれど、日常にひそむ謎をOL陶子が解き明かす。無理無理なかんじもあるけれど。 装丁がいい。

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    投稿日: 2010.08.05
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    作り物じゃなくて、現実の日常に近い。今だと女子社員の位置付けは変わってると思うけど。 電車通勤の戦いとか、仕事上のもどかしさとか、細かいところの心情がリアル。 そういう普通の社会人の感性で描いたミステリー。よく見れば謎があって、よく見れば謎が解ける。

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    投稿日: 2010.07.12
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    最近この人の小説がかなりの勢いでお気に入りデス。 すごーく読みやすくて心が温まる作品を手がけている作家さんなのですが 今回のこれは日常ミステリー(ミステリーとまで言ってしまっていいのか…) 日常の謎をちょこっとほんわかしながら解いていく感じの連作短編集。 母曰く女版赤川次郎。笑。(あ、ホメてますよコレちなみに) 軽く読めて、あっさりしてて日常ドラマが入ってる感じ? 続編が出てほしいなぁと思っちゃうくらい面白かった。

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    投稿日: 2010.06.30
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    OL陶子さんの周りで起こるほんの小さな不思議!それを陶子さんと電車でちょっと気になっていてひょんなことから知り合いにになった萩くんのコンビが解き明かしてくれます!一話一話が丁寧で、素敵でした!!!

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    投稿日: 2010.05.27
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    月曜日から日曜日まで、7編をとおして日常を描く連作ミステリ。 同じ時刻に来る電車、同じ車両に乗り、同じ駅で乗り換える。繰り返される日常。OL・片桐陶子は通勤電車の中でリサーチ会社調査員・萩と知り合う。そのうち二人は、身近に生じる不思議な事件を解明するようになる。 加納さんの作品はセンスがある。 成長過程で不安定な人ではなく、既に自己を確立し、安定して働いている大人たちが遭遇する何気ない出来事。ある程度の経験を経た人たちが、ふと陥る過ち。そういうものが膨らんでつながっていく作品というのは少ないと感じる。 当たり前の日常を描いているからこそ、自然に共感してしまう。そんなところが読んでいて気持ちいいので、この作品はお気に入りだ。 特に水曜日の探偵志望がいい。

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    投稿日: 2010.05.14
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    柔らかくて、ほっこり気分になれる感じ(ちょっと、重いとこもありますが…)短編に良さもあって、楽しめました。

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    投稿日: 2010.04.30
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    日常の何気ない生活の中潜む事件を解決しながらも、人と人との繋がりや温かさが垣間見れてほっこりします。

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    投稿日: 2010.04.28
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    日常的な小説で、人間の愚かな部分や良い部分などが上手く書かれていた。 自分も萩のような人になりたいと思った。

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    投稿日: 2010.04.22
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    2005.09.03. 2回目ともなれば覚えてるんだけど、陶子さんが小気味よくて好き。加納さんのミステリには、いつもハッとさせられるなぁ。センスもあって、でもフツウの世界で起こりそうなことで。キャラもみんな憎めなくていい。ゆっくりペースで書く人なのが残念。

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    投稿日: 2010.02.16
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    つらつらと再読。3回目くらいか。 小田急が出てくるんだよね。わたし、通勤に一部小田急を使うので、駅名などに覚えがあってうんうんとうなずいてみたり。 ホントに小田急は最悪ですよ。通勤環境劣悪ですね。私が使うのは朝は下りなのでそれほどでもないけど、上りなんかホントに…最悪。あと、夕方以降の下りも。新宿始発の下りの急行に座りたかったら、軽く20分くらい待たないとダメなんじゃないでしょうか。平気で2本あとの電車を待つ列が(しかも長いのが)できてるもんね。 急いでるヤツはロマンスカーに乗れという態度が気に食わん。それと、朝下って夜上る人をないがしろにしすぎ…両減らして本数増やして欲しいよ、まったく。一本の路線なのに、夜10時に新宿まで行くのに4回乗り換えなきゃいけないって(しかも全部鈍行)どういうこと。 …ってこれは感想文ではなく、小田急の悪口ですか。(笑) なんか、陶子の立場がわかるような歳(立場)になって、一抹の寂しさを感じるような、感じないような。 少なくとも、最初に読んだ当時よりは陶子の気持ちがわかる…かな。 一応ミステリ仕立てにはなっているけど、それはひとつのエッセンスであって、実際はOLである主人公の心情や変化を辿りつつ読むのが正解な本。 読み返したのは、そういうことがわかるようになってきたからかもしれない。

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    投稿日: 2010.01.19
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    高校時代はソフトボール部のピッチャーでキャプテンだったOLさんを主人公に、日常生活の中の謎を調査会社勤務ののんびりした雰囲気の青年とともに解いてゆく上質のミステリ。居心地良く品が良いだけでなく、人生のいたたまれなさやしんどさもしっかり描かれていてとても面白かったです。

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    投稿日: 2009.10.12
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    日常の、見過ごしてしまえばなんてことなかったであろう《謎》が ちょっと視点を変えることによって解明されていく。 が、書かれている会話と描写だけでそこに行き着くのは無理がないかい? と思う部分も多い。 各話のサブタイトルに仕込まれたお遊びは、ちょっと楽しい。

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    投稿日: 2009.10.04
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    月曜から日曜までの曜日ごとに7つの謎を明かしていく構成。 よくもまぁ、こんなに身近な謎を考え、そして丁寧に描けるなぁといった印象。 普段私たちが「日常」として通り過ぎている部分を、登場人物たちは追いかけ、答えを探してきてくれる。 とても読みやすいし、気軽に手が伸ばせる作品。

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    投稿日: 2009.06.30
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    こういう、 ちょっと可愛い困った男子、と、 しっかり者の女子、の やり取りが大好きです。 日常のやり過ごしがちな 「不思議」を解決するという、加納ワールドも大好き。

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    投稿日: 2009.05.14
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    「レイン・レインボウ」に登場した陶子が主人公のお話。 日常のちょっとしたなぞを解決するというのが、なんとなく北村薫さんの小説を思い出させました。

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    投稿日: 2009.04.20
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    いつもの朝の小田急線の同じ時間の同じ車両に乗るとある事を発見していた。 いつも座席で寝ている男は、途中駅で降りるのだった。 その男が降りた後にその席に座るのがいつもの陶子だったのだが、しかしその男は、今日は降りなかった・・・。 丸の内に勤めるOL・片桐陶子は、その男と会社の近くで会って会話をするようになる。 二人は、身近に起こる不思議な事件を解明するようになる・・。 て感じの短編集です。 「月曜日の水玉模様」 いつも途中で降りる彼は、ネクタイを5つとスーツを3つ持ってるようだ。 月曜日は水玉模様、火曜日は・・・。 そんなある日彼は、いつも降りてる駅で降りなかった。 そして、隣のビルの窓の清掃員として陶子の前に現れた。 陶子の会社を調べてる様だったのだが・・・。 「火曜日の頭痛発熱」 陶子は、風邪を引いて病院で診察の順番を待っていた。 自分の前の順番には、彼が居た。 診察を終えて薬を貰って会社に戻ったのだが、しかし彼が陶子の薬を間違って持って帰ってしまったと電話が来る。 でも、陶子の持っている薬は彼とは違う薬だった・・・。 「水曜日の探偵志願」 踏み切り事故のために電車が遅れてる帰りのホームで、彼は偶然陶子に会った。 一緒に帰る事になって彼は、自分の町で起きた交通事故の話を始めた。 その交通事故は、引かれた被害者が行方をくらましたのだった。 そしてある日彼は、その男の声を電車で聞いてそのまま彼のを尾行する・・・。 てな、感じで日曜日までこの話はあります。 7つの短編集です。 日常の謎を解きながら、ほんのり切なく優しい物語りです。 加納朋子の優しい文章がとってもいい感じでした。 こういうの好きな人は好きですよね。 ん〜読んでみますか?

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    投稿日: 2009.04.18
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    著者の作品「魔法飛行」で女子大生だった、入江駒子が社会人になってからの話です。日常に隠れているささやかな謎を明らかにしてくれる、殊玉の短編集です。タイトルからわかるように7編から構成されています。

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    投稿日: 2009.04.12
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    加納朋子節とでも言うべきか、さわやかな読後感と上品でユーモラスな文章が存分に味わえました。 駒子シリーズと比べると、やや年齢層が高いかなという感じ。 OL、社会人だからこそよりリアルにわかるあれこれが楽しかったです。 加納さんの本は、さらりと読めて、そしてさらりと元気になれるなあ。

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    投稿日: 2009.03.30
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    就活シーズンも、「働くこと」を考えて楽しく乗り切れた支えにもなった1冊。 何より加納さんは文章が読みやすい! 男性中心の社会の中でも胸を張って生きているような主人公の生き方にはあこがれます。 当たり前に過ぎる生活の中で起こる小さなミステリー。 見なかった振りをして通り過ぎてしまうことも出来るような事件を解決していく、 主人公たちの人間関係も大好きです。

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    投稿日: 2009.02.23
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    電車通勤をしていると、知った顔、というのが増えてきませんか? 自分が乗る頃には座っていて、どこで下りるか知っているので その前を陣取れば、楽々席を確保できる、という知った顔。 主人公もそう彼を認識していたのに、ある日から まったく違う行動をし始めた彼。 それがきっかけ、です。 中は月曜〜日曜までの7つの短編で、ほとんどが主人公視点です。 たまに彼の視点が入ったりするので、違った感じになって面白いです。 主人公も彼も、洞察力があるな&#12316;と。 確実に私にはないものです。 違う意味で面白かったのは、代理店の女性。 いますよね、こんな人w

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    投稿日: 2008.11.23
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    日常の中に起きる「些細なミステリ」がテーマで、それだけに、とても身近に感じられる作品。陶子が長期出張をさりげなく得意げに答えるところが、はるか昔はOLだった私にも、なんとなくわかる。 非常に読みやすくて、ものすごい衝撃を受けることでもないけど、読後には日常がちょっと鮮やかに見えて、「よし、ちょっとがんばってみるか」って思える作品。平凡でも毎日の生活を大切にがんばることって、実はすごく素敵なことだと改めて感じる。

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    投稿日: 2008.09.20
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    丸の内OLが丸の内リーマンと探偵ごっこみたいなのをする話。 まぁまぁおもしろかった。電車がでてくるので電車にのっているときに読んだ。 さとこ

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    投稿日: 2008.09.09
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    就活シーズンであることもあるかもしれませんが。 1OLでも、社会が男性中心に回っていても、胸を張って生きている主人公・片桐陶子のような女性にあこがれます。 当たり前に過ぎる生活の中で起こる小さなミステリー。 見なかったふりをしれば通り過ぎてしまうこともできるような、小さな事件を解決していく 陶子と萩くんの人間関係も魅力的です。

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    投稿日: 2008.07.22
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    主人公はどこにでもいるようなOL。 ふとしたことから、電車の中で知り合った男性と、ちょっとした事件を解決することに。 月曜日から日曜日までの一週間の不思議な短編集です。 ミステリーといっても殺人事件は起きないし、難しいトリックもありませんが、日常にありそうなちょっとした不思議な出来事を、一週間という区切りで描いていて、主人公と同じ会社員としてなかなか面白い作品だと思います。 重い話はちょっと読みたくないときに、読んでみてはどうでしょうか。

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    投稿日: 2008.05.31
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    「レイン〜」を読んだときよりも陶子の好感度が上がりました。先にこちらを読むべきだった…!萩くん和むなぁ。ふたりを見ているとにこにこしてしまいます。 しかしみんなどんどん謎をといていくなぁ…ひとつもわからなかった…。

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    投稿日: 2008.05.19
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    日常の、見過ごしそうなところにある謎を解く。ときどきうるる。。とさせてくれたりもする。ななつのこを読んだときほどの衝撃はないけど、楽しく読める。誰にでも 笑

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    投稿日: 2008.02.09
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    「普通」の毎日の中で起こるミステリィの連作短編集。 タイトルから分かる通り、 月曜日から日曜日までの一週間、7つのお話です。 読んで、気分がほっこり。 OLの日常生活がベースだからなのか、リアリティが有り有りとしていて どの事件もすんなりと納得させられてしまう…。 等身大の女性のリアルさが、醍醐味なのかもしれない。 物語は、全体的にちょっと世の中が狭すぎやしないか? とも感じたが、案外こんなものなのかもしれない。 小田急線も千代田線も利用していたので、めちゃ親近感♪ アハハ 陶子さんの洞察力が、私にも欲しいです。  もちろん、萩君レベルでもいいわ。 ありそうなんだけれど、ないかもしれない、絶妙なミステリィです。 陶子が母親を思う気持ちはとても切なかったけれど、 ラストはとても明るく締めくくられたところが、好き。 よかったら読んでみてください。 陶子さん、とても素敵です。  ほっこりしますよ。

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    投稿日: 2007.12.07
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    『レインレイン・ボウ』がこの作品の続編にあたる、と言っていいのだろう。 ぼくは先にそちらを読んで、この作品に期待を抱きすぎたか…。 萩くんという、陶子に恋心を寄せるキャラクターは好きだ。 「我、発見せり」とても好きだなぁ。

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    投稿日: 2007.11.05
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    悪意のない暗がりみたいなもの。さらりとしたお話。きれいな答え。不思議におもったことを純粋に追いかける好奇心がいいなぁ。

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    投稿日: 2007.11.04
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    月曜から始まって日曜で終わる連作短編。短編の構成が素敵でキャラクターも魅力的で面白いです。個人的には萩さんの片思いのから回りっぷりにときめきました。

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    投稿日: 2007.08.23
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    角度をかえて推理小説、という感じでしょうか。人物やストーリーにリアリティがあるのがとても好感が持てます。陶子さん、萩のやり取りがすき。また高卒出の陶子さんに多少自分がかぶってしまいましたw

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    投稿日: 2007.06.06
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    偶然新聞にこの本のことが書いてあるのを見て、無性に読みたくなり本棚をあさり再読。 加納朋子の伏線は本当に透明だと思う。すばらしい。 キャラクターもいいし、加納朋子の中で1,2を争うくらい好き。

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    投稿日: 2007.05.27
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    陶子さんシリーズ第一弾。章ごとに曜日が入った、7つの短編ミステリー。 陶子さんが素敵すぎです。こういう同僚が欲しい…。 月曜日の水玉模様/火曜日の頭痛発熱/水曜日の探偵志願/木曜日の迷子案内/金曜日の目撃証人/土曜日の嫁菜寿司/日曜日の雨天決行

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    投稿日: 2007.03.23
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    連作短編系推理小説。未だに水曜日の、ウィンナーの謎がわからん人がちょっと通りますよ……日曜日の全員勢揃いは何だか微笑ましく。

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    投稿日: 2007.03.19
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    日常で起こる小さい(?)事件とその裏側の心理の描き方がうまいですね。さすが。 短編集なので気軽に読めて、ひねりもあるので読んでて楽しく、読み終わったらすっきりします

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    投稿日: 2006.12.11
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    主人公はOL。いつもと同じ・・・はずだった主人公の片桐陶子は、通勤電車の中で不思議な人物と出会う。これが始まりだった。身近に起こる謎を解き明かしていく―そんなお話です。すごく面白いですよっ。

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    投稿日: 2006.07.20
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    これ、文庫本なんですが、表紙が素敵でしょ?そして、中の各章のタイトルの頭だけ読んでみると・・・?なかなか凝ってます☆これも殺人なしのミステリー。

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    投稿日: 2006.06.25
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    あたしは、加納朋子さんという方をとても尊敬しております。 なんというか、この人の書くものはほんとうにありふれた日常といいますか身近なものが題材だったりするんですけれど、そこの中にイロイロなものが詰まっていることをまた改めて気づかせてくれると言うかどこか心に残るそんな作風でやわらかいメルヘンタッチな描写に圧巻。 とにかく好きな本です。 好きなくだりはいっぱいありますが、あえて伏せつつ読後感はどこか心温まっていると思います。 本当に身近な疑問をミステリー仕立てにしたというかそんな感じなので。 でも火サスのようなサスペンスと言うわけではなく、人死にもないですし、本格ミステリーを期待する人にはつまらないかもしてませんけど。 でもあたしはすごく好きです。 彼女の書く世界観も何もかも。

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    投稿日: 2006.06.10
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    満員電車の中でいつも主人公の目の前に座る男性のネクタイの柄から始まるお話。会社の中をうまく描いてると思う。

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    投稿日: 2006.04.28
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    元気なOL淘子さんがかなりいい!!!丸の内で起こる不思議な事件を解決していく話です。謎解きだけでなく、少しある恋愛の話もわくわくしますw

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    投稿日: 2006.03.11
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    大好きな作家である加納朋子さんの作品の中でもとくに好きな一冊。派手な展開や出来事があるわけでもない日常のちょっとしたことから発展していく物語に引き込まれます。陶子さんと萩くんの関係も面白いです。

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    投稿日: 2005.10.31