
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
キャラが立っていて、ズイズイ引き込まれるように読み終えてしまった。 時代劇、バトル要素あり、ミステリー要素あり、エログロありと大満足な作品。 隆さんの吉原を描く眼差しがあたたかい。
0投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログ初めて読んだ作家さん。 吉原の存在意義について独自の説を打ち立て、そこに家康影武者説や天海僧正=光秀説を取り入れ、かつ表裏の柳生家を絡めた豪華な内容なのに、単なる賑やかしではなくそれぞれがしっかり地に足がついている印象です。 他の作品も読まなければ!
0投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ▼薦める方がいて読んでみました。80年代ですかね。(男性本位的な)週刊誌全盛時代の娯楽時代劇。かつ、作者の方は長くテレビ脚本で、時代劇ドラマなどで、大活躍されてきたキャリアのようです。というわけで、しっかりした時代劇的な足腰と、疾走するアクションとエロスのオンパレードな男性向けエンタメ小説でした(笑)。 ▼以下ネタバレ。備忘録。 ▼肝は、作者の隆慶一郎さんが恐らくお好きな題材である、「徳川家康は関ケ原の前に刺客に殺害された。それ以降は影武者であった」というアイディアなんです。 もうとにかく、男性的ご都合エンタメが、たい焼きで言えば頭から尻尾までぎっちりと詰まった一品。あまりのマッチョイムズにしばし呆然とするほど。 こちらも男性なので、愉しめる部分も大いにあるんですが、あまりのことにさすがにドン引きすることもしばしでした…。 でも、山田風太郎さんの一部小説もこんな感じだったし、司馬遼太郎さんの初期エンタメ系もまあ大同小異なんで、「時代」だなあ、というのが正しい考え方な気もします。 1 江戸時代初期。天皇のご落胤、おとし子(赤ちゃん)が。 2 徳川幕府(2代将軍秀忠の意志)の刺客に殺されかかったが 3 偶然通りがかった剣豪・宮本武蔵に助けられ 4 出生の秘密を知らされず、武蔵と肥後(熊本県)の山中で成長、青年になる。ついでに無双の剣の達人にもなっている。 5 武蔵が死んだので、遺言に基づいて江戸・新吉原に行く。(いわゆる後任売春街の吉原のこと) 6 道中から、なんだか分からないけど「御免状はどこだ」とかっていう謎の忍者たち(柳生の方々)に襲われまくって、ことごとく撃退する。 7 吉原で自らを名乗ると、吉原の経営者たち重鎮がVIP扱いしてくれる。 8 吉原には謎の影の軍団みたいな忍者的な自衛団があって、強い。 9 それでもって柳生の者たちと暗闘を繰り広げていて、主人公も巻き込まれるが、連戦連勝する。 10 主人公は、花魁たちお姉さんにことごとく惚れられて、なんだかんだそのうちのAさんBさんとは男女の仲になる。 11 そのうちに謎の美女が熊野あたりから現れて、色々秘密を教えようと主人公と男女のコトに及ぶ。なんでだか分からないけれど、コトの最中に主人公の意識は(導かれ)タイムスリップして、以下のことを「体験」して知る。 (こうやって書いていると物凄い小説かのように見えるかもですが、実際に物凄い小説でした。ある意味、あっぱれです) ※家康は影武者だった ※その影武者はジプシー的な放浪民の一族だった ※その影武者が自分の元仲間たちに「吉原で後任売春街を作って自治権持っていいよ。俺も同類だしな」という「御免状」を書き残した。 (その文章を世に出されると幕府は困っちゃうから吉原に手を出せない。けれども裏で刺客を送っている。という設定になる) ※ついでに主人公の出自も。 12 そんなことと別に、遊女Bが柳生につかまり、むごたらしく惨殺される。 13 怒りのランボーと化した主人公が、柳生をほぼ皆殺しに近いくらいやっつける。 14 主人公は「吉原の経営者たちと手を取り合ってがんばっていこうかな」という決意で、京都へと旅立つ。おしまい。
6投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログ吉原を舞台にした戦国から江戸の歴史の描き方がとても面白かった。強く素直な誠一郎に惹かれる人々の気持ちに共感でき、飽きることなく一気に読めた。
0投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログ前半、とても面白く読んだ。吉原のこと、花魁道中、初めて知ったことも多く、高尾と関係を結ぶところまで、一気に読んだ。その後の展開をワクワク期待して読み進めたが、おばばさまが登場したあたりから、とんでもない話に転がりはじめ、裏柳生との闘いも中途半端な終わり方で、この小説の良さがどんどん萎んでいってしまった。とても残念。直木賞の選考評でかなり酷く書かれていたが、さすが選考委員と見直してしまいました。
0投稿日: 2024.03.15
powered by ブクログ宮本武蔵に預けられ、武蔵の死後も遺言を守り26歳になるまで修行を続け、遺言を守り江戸に出てきた主人公。 武蔵直伝なので、剣の達人。 吉原遊郭で起こる柳生との争い。 そして世良二郎三郎(家康の影武者)との密約。 デビュー作だが、すでに作者の中では「影武者 徳川家康」の構想ができていたと思うと小説家ってすごいと思う。
0投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ詰め込み過ぎではないかというくらいの濃密な内容。 吉原の子細な描写はもとから興味があることもあり夢中になった。 家康のくだりがちょっと長過ぎてバランスを壊しているように感じた。 自由闊達な着想とエログロが最高。 著者の作品は初めて手に取ったが、ぜひ読破したい。 総じて最高。
0投稿日: 2020.07.11
powered by ブクログhttp://denki.txt-nifty.com/mitamond/2005/09/post_412b.html
0投稿日: 2020.06.13
powered by ブクログ何度 読み直しても 素晴らしい 沖浦和光さん、網野善彦さん たちを あまり知らなかったころにも むろん 面白かったのですが ほんとうの 面白さは やはり かの先人たちの著作を しっかり 読み込んだ上で 今一度 じっくり味わうと もう たまりませんね そして 隆慶一郎さんの場合は そこまで調べ尽くして 昇華して 物語に俎上させているのだ と 今さらながら 感嘆させられます
0投稿日: 2019.06.26
powered by ブクログ宮本武蔵に育てられた青年剣士・松永誠一郎は、師の遺言に従い江戸・吉原に赴く。だが、その地に着くや否や、八方からの夥しい殺気が彼を取り囲んだ。吉原には裏柳生の忍びの群れが跳梁していたのだ。 彼らの狙う「神君御免状」とは何か。武蔵はなぜ彼を、この色里へ送ったのか。 -吉原成立の秘話、徳川家康影武者説をも織り込んで縦横無尽に展開する、大型剣豪作家初の長編小説。 登場人物の豊かさもさながら、人々の思惑、思いがしっかり伝わってきます。 吉原をめぐる陰と陽。 歴史の悲しい裏の面をさりげなく取り上げており、華やかなだけではない吉原の一面を、「神君御免状」のもとに描き出している傑作です。 主人公、松永誠一郎の魅力と、それに魅かれた人々の思い。 これが実話であったなら、どんなに悲しく、かつ魅力的だろうかと、ついつい引き込まれてしまいました。
1投稿日: 2019.03.29
powered by ブクログそこそこ 傀儡師とかの道々の輩が出てくるのであった。 そんで以て、ノモス(仕切りとか国とか)がさういふ、前は好き放題やらせてくれたのを飲み込むほど強力になった頃、どうサーヴァイヴするか、みたいななんかで面白いと思ふのだが、うーん。
0投稿日: 2018.03.04
powered by ブクログ吉原に生きる者達にとって「見世清掻」はブルースだ。それは山伏、巫女、傀儡師、猿楽師をはじめとする“道々の輩”にとっても同様。愛して止まない作家隆慶一郎。何度読んでも面白すぎる。
0投稿日: 2018.02.11
powered by ブクログ隆慶一郎さんはわずか5年の作家生活でなくなられた方。その短すぎた活躍期間が、多くの時代小説ファンのHPで惜しまれている。それを読んで、この本を買ってみることにした。 私も時代小説は好きですが、ちょっと系列が違うみたいです。私の好きなのは藤沢周平や山本周五郎、つまり人情物主体。この本は柴田練三郎や五味さんの譜系ですかね。伝奇・剣豪小説系。 最初はちょっと入り込めなかったのですが、最後には引き込まれるような感じもありました。 私にとっては傑作とも思えませんが、それなりに良く出来た作品だとは思います
0投稿日: 2017.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
鬼平犯科帳などを手掛けたベテラン脚本家が、死の5年前に時代伝奇小説家に転向、以来、隆慶一郎というペンネームで次々と作品を発表し、ある作品は少年ジャンプで漫画化されたことから短期間に全世代にセンセーションを巻き起こした作家となった。 彼がその作品の中で多くテーマとしたのが網野善彦の『無縁・公界・楽』で紹介されたアジールと道々の輩。この小説の肝は吉原を徳川体制下に残された数少ないアジールという説を打ち出したこと。しかもそれは単に象徴的な意味ではなく、政権側と吉原側との双方が秘密裏に武装した実働部隊を持ち、吉原を囲むお歯黒溝や塀なども実は遊女を逃がさないためのものではなく、外部からの攻撃に備えた要塞として仕立て上げるための装置だったと大風呂敷を広げる。住まいの図書館出版局から出版が予定されていた『花街考』が著者の急逝により立ち消えとなってしまったため、結局、吉原に関する考察は、この本(と続編)のみとなってしまった。また、他では滅多に取り上げられない傀儡子が物語の中心に据えられているのも嬉しい。中世のオカルトめいた怪しい民俗学が好きな人間には非常に楽しめる小説。
2投稿日: 2017.04.07
powered by ブクログ再読。 クセもケレン味もない主人公。 その分、敵役や女性キャラが個性的で魅力的。 「一夢庵風流記」に登場した爽やかな若者がいい味わいを出したキャラになって登場。 「影武者徳川家康」のエピソード0またはパラレルワールドのお話しとして登場して隆慶一朗ユニバースの広がりが垣間見れる。ファンにはたまらない。
1投稿日: 2017.03.23
powered by ブクログ花街吉原がくぐつ氏族の「無縁の徒」の「公界」として歴史的に形成されてきたという設定は非情に新鮮である。道々の輩、くぐつ・山伏・陰陽師・猿楽子・遊女・巫女・・・等の公界往来人の存在から構想した一種の歴史劇画である。徳川家康の影武者と秀忠・表柳生と裏柳生・天皇家と幕府そして、階級社会とそこに組み込まれまいとする自由人、様々な立場の登場人物の対立と思惑が錯綜して、面白くはあるが現実を超えたストーリーである。単なる時代劇アクション活劇とは違う歴史観の匂いを漂わす。
0投稿日: 2017.02.23
powered by ブクログ他の彼の作品と比較して、性的虐待の描写が生々しくて、若干不愉快をもよおす。 生まれに謎を抱えた剣豪が一人、師匠である宮本武蔵の25歳まで山を出るなと言う遺言を守り、今日山から下りてきた。向かう処は吉原。 ここで、花魁、吉原の店主などとの交際、そして狙い迫ってくる柳生家との対立を通して、彼の成長を描く。 吉原は実は。。。という仮定で描いているが、女性としてもやっとくる。吉原は誰にとっても、地獄でしょう。 流れ者をすばらしく書いたりする傾向が彼にはあるので、人によって好き嫌いは分かれると思う。ただ、出生の謎が明るみに出てくるまでのドキドキ感はある。
0投稿日: 2016.05.29
powered by ブクログまさに書名の通り、吉原に対して、 神君家康が残した御免状をめぐる物語。 設定は斬新だし、吉原の仕組みや歴史を学ぶ、 ある種の歴史書にもなっていると思う。 これがデビュー作とのことだけれども、 主人公・松永誠一郎はともかくとして、 登場する男たちはみんな格好いい。
0投稿日: 2016.02.12
powered by ブクログさすが隆慶一郎の作品は面白い。 宮本武蔵に育てられた青年剣士・松永誠一郎は、師の遺言に従い江戸・吉原に赴く。 吉原では裏柳生の忍びの群れが跳梁し吉原成立の鍵である「神君御免状」を狙う。 吉原成立の謎とは何か? 吉原に住まう人々とは何者なのか? 松永誠一郎に課せられる使命とは何か? 隆慶一郎のデビュー作‼
0投稿日: 2015.10.03
powered by ブクログ古本で購入。 師の宮本武蔵の遺言に従い江戸の色里、吉原に赴いた松永誠一郎。 彼を襲う裏柳生の忍、「自治都市」吉原の本当の姿、そして神君御免状。 ただただ一言、傑作。 謎が謎を呼ぶ物語の巧妙なつくりと、それが徐々に解き明かされていく過程が、すごく心地いい。 「道々の輩」などと呼ばれた傀儡子ら中世以来の遊行者たちがつくりあげた、無縁・公界としての都市、吉原がまた魅力的。 沖浦和光が「豊饒な闇」と表現した彼ら被差別民の世界が活写されていて、「やるなぁ」と感心してしまう。 一気読み推奨。オススメ。
0投稿日: 2015.08.01
powered by ブクログめちゃめちゃ面白かった。正月に読むには最適だったわ。 便所に立ったまま帰ってこなかったからといって、吉原一の花魁が天然なチェリーボーイに初会で惚れるかなと思うが、まぁ、そんなことは瑣末だ。 ところで、柳生義仙は後年拝一刀と闘ってたな
0投稿日: 2015.01.04
powered by ブクログこれからどんどん書いて欲しかったのに急逝されてとっても残念。 この『吉原御免状』が処女作で、かつ直木賞候補作となった作品。時代小説の傑作中の傑作ですね。 時代劇やドラマでよく出てくる吉原ですが、こういう遊郭が出来た歴史や幕府との関係など関心しきり。 これ以降、時代劇を見る目が変わった。
1投稿日: 2014.09.05
powered by ブクログ徳川家康影武者説をバックボーンに「神君御免状」というモノを巡る吉原を舞台にした話。作者の歴史に対するスタンスや考えが判り、司馬史観とは異なる捉え方が斬新です。
0投稿日: 2014.09.03
powered by ブクログ面白かったどころではない。驚いた。 吉原について、何を知っているわけではないが、それでもこれまで知っていた吉原を根底から覆すような作品だった。吉原と出てくるが、物語は吉原を中心にはしているが、もっと壮大。 隆さんはこの後も、この作品に出てくる人物を小説にされているらしいので、読み勧めたくなる。 こういう時代小説はもっと世間の人たちに読まれてもいいように思う。 読んでよかったと思える作品だった。
2投稿日: 2014.06.11
powered by ブクログ時代伝奇小説で一時代を築いた隆慶一郎のデビュー作。前から読みたいと思いながら、積読になっていたものをやっと読了。 評判に違わない面白さ。吉原を舞台にしながら、その裏に様々な要素を詰め込んだ、これぞ伝奇小説か。宮本武蔵、柳生一族、家康替玉説、傀儡士、もう沢山の要素を詰め込みながら吉原という特異な一世界で全てをまとめ上げている。通読した後に後記や解説を読むとまた、その深さがわかってくる。 本世界観は連作的に幾つか書かれているとのこと。読んでみなければ。
1投稿日: 2014.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
隆慶一郎の3作目。 時代小説(歴史小説?)のハードボイルド、といった感。 後作「影武者徳川家康」と通じる部分が多く、“道々の輩”なる生き方をした人々への筆者の強い想いが感じられらた。 戦闘描写や色事の描写には、手に汗握り、生唾を飲まされた(笑)。 ☆3つ、7ポイント半。 2014.02.18.図。
0投稿日: 2014.02.18
powered by ブクログ網野史学の成果が見事にエンターテイメントへ結実した快作。劇団☆新感線の代表作『髑髏城の七人』はこの作品があればこそ。まさにバイブル。
0投稿日: 2014.01.07
powered by ブクログ時代小説は発行時期や読者の年代とかで評価がそれほど変わらないと思う。若い頃は柴錬や司馬遼を愛読したけど、娯楽時代小説として劣らない。題名はちょっと引いたけど、設定、展開、キャラともしっかりしている。まぁ、歴史というより伝奇、剣豪物になるかなぁ、考えてみると超能力とか自由の民とか執筆時期の背景は絡むかな。ともあれ、面白ければ良しと。しかし、パターン的で一番魅力に欠けるのが主人公だったりする・・
0投稿日: 2013.12.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
宮本武蔵に幼少から育てられた無敵の青年剣士・松永誠一郎が師の死後、江戸吉原に来て出会ったこと。吉原がなぜ江戸時代に出来たのかということが家康の秘密に結び付けて説明されます。これまた無敵の老人・幻斎、そして吉原の花ともいうべき純真な花魁・高尾、おしゃまで、人の心を読む9歳の少女・おしゃぶ、そして敵役に柳生家当主宗冬の弟・義仙など、登場人物も個性豊かです。伝奇小説ですが、重厚感あふれる作品でした。
0投稿日: 2013.08.21
powered by ブクログあまり好きになれなかった。おばばさまとの絡み、おしゃぶという女の子を毒牙から助けるさま、勝山の最期はゲンナリ。男性には面白い話なのかな? もっと誠一郎と柳生の遣り取りが読みたかった。
0投稿日: 2013.08.10
powered by ブクログ脚本家をやっていた人の小説は、やっぱり一味違う。 設定、ストーリー、構成の素養というものがあって、それに時代考証だとか研究内容だとかが裏打ちされると本当に凄い。 そして、底辺に流れている思想というものに共感できれば、これほど楽しい文章体験はない。 戦国時代の知識が増えるほど、楽しく読める素晴らしい作品です。 そうです、男泣きっていうのは、こういう事なんです。
0投稿日: 2013.02.27
powered by ブクログこの人の作品は2作目。 1作目は「影武者」 この人の歴史物って現実の歴史と上手くリンクさせて話が進んでいくから、フィクションであっても「実際はそうだったかもしれない。」と思わせてしまうものがある。 そこがこの人の作品の魅力かな? ちょっと生々しい所もあるけれど、読みだしたら(文字小さくて言葉づかいとか難しい言葉が度々でてくるけど)割と嵌まって読んでしまうのであった。
0投稿日: 2012.09.02
powered by ブクログ誠さんは限りなく強くてかっこいい! 話しも面白いし良かったけど、なんと最後が尻切れトンボ---- エエッって感じで終わった。 残念----
0投稿日: 2012.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
天皇の子孫「松永誠一郎」の話。 宮本武蔵を師にもち 師が亡くなって吉原へ。 誠一郎さん、すんごい強い さすが山育ち。。 んで、御免状をめぐっていろんなことあります。 大好きな隆先生の作品の中で 非常に色っぽいというか 艶っぽいといいますか。 花魁の切ない一面とか、なんか誠一郎さんのピュアなとことか。 すごくすごくイイです。 「主さんに、惚れんした…」 しびれます。
0投稿日: 2012.06.19
powered by ブクログ最初の100ページから200ページくらいまでぐいぐい惹きつけられ、どうなるかと期待していたが、伝奇性が色濃く表れ始めてから途端に印象が散漫となった。 後半もパーツパーツでは興味深いのだが、物語としての一貫性に欠けている感あり。 前半の期待感からすると少々歯痒い結末。
0投稿日: 2012.06.09
powered by ブクログエロい!!高校時代にフランス書院文庫を愛読していた僕だが、まさかいい大人になって活字のエロスに再び興奮するとは! ジャンルは剣豪小説。別にエロスが前面に押し出されている訳ではないが、僕の印象にはエロスしかない。 主人公は宮本武蔵の弟子で二天一流の剣豪、武蔵の死後、自分が何者か知るべく吉原へという設定があるのだが僕の印象にはエロスしかない。 展開上、別に詳細な性描写は必要ないように思うのだが、やたら親切に描かれている。ちょっと目を離すとすぐ主人公が羨ましい事になっている。 とは言っても痛快な剣豪小説を読みたいと軽い気持ちで手に取り、不意打ち的にエロスの洗礼を受けたが故の印象である。油断した僕も悪いのである。 この作品に中学時代に出会っていればさぞ素晴らしい朝の読書の時間がおくれたことだろう!つまり僕の印象にはエロスしかない。 と、こんな事ばかり書くとファンの方に怒られてしまいそうなので客観的なレビューもしときます。 別に作者や作品が際立ってエロい訳ではなく剣豪小説や時代小説での詳細な性交描写はそこまで珍しいことではない。一つの演出、または読者サービスなのだろう。現に僕はしっかりそのサービスを享受した。 作品自体はいたって真面目で、剣豪小説として実に面白い。 また作者の知識の深さは、小説の時代背景、世界観を精緻に表していて素晴らしい。 登場人物も魅力的で主人公も格好良く、剣豪小説、時代小説に慣れてない方も苦なく楽しめる作品だと思う。興味がある方は是非!! ファンの皆様、こんな感じでいかがでしょうか?
0投稿日: 2012.05.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸切絵絵図の下谷浅草界隈を眺めていたら再読したくなった。登場人物、あらすじは覚えていた通りなのだが、初読時(約15年前)は時代背景、風俗、人物に興味(知識)がないままに(面白いという先入観で)読んでいたようだ。というのも読み終わってみるとたしかに吉原の新解釈や徳川家康影武者説、明智光秀生存説などいろんな薀蓄が盛り込まれているのだが、言ってしまえばそれだけでそれ以外はこれといった、こんなにつまんない話だったっけと感じられるからだ。 それでもおもしろいとおもったのだから、当時面白いといっていた人たちとその面白さには差があったことに思い至った。
0投稿日: 2011.09.04
powered by ブクログ宮本武蔵に育てられた松永誠一郎という剣士が、実は後水尾天皇の隠し子で、吉原を巡る争いごとに巻き込まれていくお話。 作者の思う吉原の本当の姿を、面白い角度から描いている。徳川家康の影武者説も、明智光秀の南光坊天海説も恥ずかしながらこの小説で初めて知りました。 歴史小説だけど、殺陣のシーンなんかはすごくスピーディーで心躍ります。文章もお固めで史実に基づいて小難しいことも書いてあるにも関わらずすらすら読めるし、しかも続きが相当気になる。 文献からの引用も多く、初心者にも分かりやすい導入がきちんとあって非常にしっかりとした読みやすい作品でした。 誠一郎の人柄にはびっくりするほど惹かれます…あと勝山太夫はほんといい女だなー。
0投稿日: 2011.07.08
powered by ブクログ全1巻。 隆先生デビュー作。 デビューからすでに、 隆先生ぽさが濃厚にただよう。 歴史の裏側を伝奇的手法で書き上げる感じ。 そして自由ってテーマ。 すでに確立されてる感じ。 ただ、やや伝奇っぽさが強い。 話としては、 影武者徳川家康の元ネタ的な部分が根っこにある感じ。 影武者読んでたので特に驚きはなく、 むしろそこらへんの描写が長くてやや回り道な感じ。 まあ。 こっちのせいだけど。 こないだ柴錬武蔵を読んでたので、 冒頭に出てくる武蔵の感じが楽しかった。 対比が。 柴錬版との。
0投稿日: 2011.06.27
powered by ブクログ長年の積ん読本。片付けものをしていて、ふと手にとって2,3ページ読んだら、止められなくなった。 吉原で剣豪で、となれば、色恋にチャンバラに、基本、男性向け娯楽本なのか?とどこかで思っていたのだが、一筋縄では行かぬ、力技の怪作だった。 こういうジャンルの本を数多く読んでいるわけではないので、感想がどれだけ的を射ているかちょっと自信がないけれど。 フルコースでメインに魚か肉か選ぶはずが、魚も肉も二皿ずつ出てきたような、てんこ盛り感満載の作品だ。史実が巧みに織り込まれた伝奇小説である。 冒頭からして、貴人の胤にして武蔵の秘蔵っ子の登場。ここで摑まれてしまった。だが、裏柳生・表柳生、討死したはずの戦国武将が実は生きていたと畳みかけるような展開に、「いや、いくらなんでもそりゃありえませんから!!」と途中でちょっと食傷した。そこでぐずぐずになるかと思いきや、傀儡子、吉原者の正体、そして御免状とは何だったのかと話が進むにつれ、多数の伏線が思いの外きれいにつながり、大きな力強い流れに心地よく流されてしまった。このフルコースには、やはりメイン料理が複数必要だったようだ。 但し、女性が襲撃されるシーンは必要以上に凄惨でちょっと辟易した。そういう意味では一般的に女性読者に諸手を挙げてお薦めはしません。私が一番引っかかったのは女御のシーン。残虐なのも嫌だったが、手籠めにされて我が子の居場所を白状する母はいないと思う。作戦が理に適っていないことに苛々した。残虐シーンが書きたかったからそうしたとしか、ここは思えなかった。 ストーリーにしろ登場人物にしろ、おおむね、人間愛に満ちているように感じられただけに残念。
0投稿日: 2011.06.23
powered by ブクログこれの舞台を見に行った友人から貸して貰った。 確かに時代物好きだし貴種流離譚も好きだが、これは好みではなかった。 何故なら徳川に貴種を感じないから。 ただ主人公は良い奴だし、吉原のシステムにも詳しくなれるかも?
0投稿日: 2011.06.11
powered by ブクログ著者のデビュー作。それなりに興味深く読んだのではあるが、その前に「影武者・徳川家康」を読んでいたせいか、肝心の『神君御免状』の正体が先に読めてしまったかも。しかしながら、この作品があってこそ、あの「影武者~」があるのね、と思えばこのデビュー作の存在は大きいと思う。吉原のイメージも見事に覆された。史実にもきちんと基づいており、フィクションをフィクションとは思えぬほど文章に説得力があるのが見事。
0投稿日: 2011.05.23
powered by ブクログこいつは面白い。 面白いと思わせる部分は多数あるのだが、 単純に時代活劇として読んでみるのもオススメ。 松永誠一郎、カッコイイよ
0投稿日: 2011.03.31
powered by ブクログ理由もなく歴史物を敬遠していた私が勧められて初めて手にとった「歴史モノ」。結果から言うとものすごく面白かったです。夢中になって読んで、次の日には財布を握り締めて本屋のはしごをしていました。 この人の作品はどれも、大胆な切り口と暖かいものの見方で、史実ではないにしろ、ここに真実があると思わせてくれるロマンがあります。そう、歴史にはロマンがあるんだなと、目からウロコをポロポロ落とした私。 その中でも特に吉原モノであるこの話が大好きです。人物の描写が素晴らしい。情景が目に浮かぶよう。賑やかさと物悲しさと雅やかさと血なまぐささが絶妙のバランスで同居しています。
0投稿日: 2011.02.17
powered by ブクログ恥ずかしながら、今まで隆慶一郎を読んだことが無かった。すごく損をしていたなと思いたくなるぐらい面白い。そして、著者の小説処女作!!しかも、60歳になってから書かれた作品!!!!だまされたと思って読んでください、面白いから。
0投稿日: 2011.01.20
powered by ブクログ面白い。それもそのはず。オッサンの好きなモノが全部入ってる。 ・ 強い男、ハードボイルドな男(自分はとうていなれないものへの憧れ) ・ 日本人の国民性にまつわる考察(やっぱりオッサンは歴史が大好き) ・ 政治の世界の裏のやりとり(党代表選の内幕とかに近いもの) ・ 陰謀史観 ・ そして忘れちゃいけない「エロス」 と、夕刊フジ的要素が全部入った小説。そりゃ面白いはずだし、それを面白いと思える自分自身もも年をとったということさ……。
0投稿日: 2011.01.10
powered by ブクログ肥後の国の山中奥深く、彼の剣豪・宮本武蔵に育てられた松永誠一郎。彼には出生の秘密がある。武蔵の死後、遺言に従い山を下り、江戸の遊郭・吉原へと赴いた。 「ここは極楽だよ。そして地獄かな―――」謎の老人・幻斎が誠一郎を迎えたその時、吉原で何かが動き始める。自分が吉原に現れたことが引き金となり血で血を洗う暗闘が繰り広げられる。その原因と思われる「神君御免状」とは何か、自分の出生にどのような謎があるのか、何故裏柳生は自分を亡き者にしようとするのか。数々の謎に迫って行くにつれ、誠一郎は吉原誕生に隠された秘密を知ることになる。 当代随一の剣豪にして、女が放っておかぬ器量、清々しい魅力にあふれた若者誠一郎に切ない恋心を寄せる吉原きっての太夫の悲しくも切ない運命も読みどころです。 「優しいてえのは悪(わる)なんだよ。誠さんは、女に出逢うたんびに、その女のために何も彼も棄てようと思う。確かにそれが男の優しさだろう。だがね、たんびたんびそんなことをしてて、身が持ちやすか? 誠さんの身だけじゃねえんだ。女の身だって、もちゃあしねえよ」 これは作中、誠一郎を助ける謎の老人幻齋が誠一郎に言った言葉です。脆く美しい者を守る者は優しさを棄て、敵と同じくらい残忍非道にならなくてはならない。この悲しい矛盾が誠一郎の心を苛みます。まさにハードボイルド。そう、彼のチャンドラーが名作『プレイバック』の中で、探偵フィリップ・マーロウに語らせた「タフでなければ生きられない、優しくなければ生きている資格がない」という言葉と同じ命題です。
0投稿日: 2010.12.18
powered by ブクログ冒頭から最後まで繰り返し問われる「俺は、今日まで、何をして来たのか」 著者の心の代弁ともいわれるこの叫びが、今の自分にも強く響く。
0投稿日: 2010.09.23
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 宮本武蔵に育てられた青年剣士・松永誠一郎は、師の遺言に従い江戸・吉原に赴く。だが、その地に着くや否や、八方からの夥しい殺気が彼を取り囲んだ。吉原には裏柳生の忍びの群れが跳梁していたのだ。彼らの狙う「神君御免状」とは何か。武蔵はなぜ彼を、この色里へ送ったのか。―吉原成立の秘話、徳川家康武者説をも織り込んで縦横無尽に展開する、大型剣豪作家初の長編小説。
0投稿日: 2010.09.22
powered by ブクログ舞台を見て以来、読みたいと思いつつ踏ん切りがつかないでいた作品。すごく素敵。 徳川家の差別政策の内幕や家康の影武者説などなど何処までが真実で何処までが作者の創作なのか分からないくらいリアルだし所々入る官能表現のバランスの良さ。いやらしいんだけれど美しくてとても良かった。 舞台版での疑問点もすっきり解決!
0投稿日: 2010.05.20
powered by ブクログ隆 慶一郎、今まで敬遠していたけど、面白かった。久しぶりに、話に引き込まれて途中で止められなくて気づいたら朝!という本に出会った。
0投稿日: 2010.05.06
powered by ブクログ隆さんの処女作なんですね。処女作でこれは十分すごいですが、他の作品と比べるとやや見劣りするのも確か。ストーリーは十分面白いんですが、ところどころにまざる歴史解釈みたいなのが、ちょっと余分な印象。あとは『影武者 徳川家康』でまるっと語られている家康の影武者の話に長くとられているので、先にそっちを読んでいる自分としては余計な感じに。でもこれは必要な話だしなぁ。 吉原のただ華やかな話には終わらず、かといって暗い話でもなく、必死で生きようとしている人たちの執念のような物語。それでいて暗くならないのは彼ら一族の生き方なんでしょうか。読み応えのある作品だったと思います。
0投稿日: 2010.04.28
powered by ブクログ時代劇も、時代小説も大好きなんですが、ベストオブ時代モノを選べと言われれば、間違いなくこれを推したいです。むしろ私が死んだときには棺桶に入れて欲しい一冊。 何度でも読み返せるし、何度でも楽しめる。そして時代小説初めての人は目から鱗が落ちると思います。あまりに面白くて。 史実や、時代考証やらにこだわらず、自由な発想でエンターテイメントに徹した時代小説ってのは、こんなにスタイリッシュで面白い!!
0投稿日: 2010.02.22
powered by ブクログ書評:宮本武蔵に育てられた青年剣士・松永誠一郎は、 師の遺言に従い江戸・吉原に赴く。 だが、その地に着くや否や、八方からの夥しい殺気が彼を取り囲んだ。 吉原には裏柳生の忍びの群れが跳梁していたのだ。 彼らの狙う「神君御免状」とは何か。 武蔵はなぜ彼をこの色里へ送ったのか。 吉原成立の秘話、徳川家康影武者説をも織り込んで縦横無尽に展開する 感想:もう文庫本の表紙がぼろぼろになるくらい、何度も読み返した本。 松永誠一郎がいい。純粋ゆえに最強の剣士。 宮本武蔵、裏柳生、吉原、徳川家康影武者説。 江戸時代を舞台にしたからこそ出来る、心躍る冒険活劇。 敵役の裏柳生総裁・義仙もいい。 カッコイイです。超オススメです。
0投稿日: 2010.01.19
powered by ブクログ隆慶一郎さんです。 (磯貝勝太郎氏の解説より抜粋) 肥後の山中で剣客の宮本武蔵に育てられ、二天一流の剣を学んだ松永誠一郎26歳。 武蔵の遺言に従って吉原を設立した庄司甚右衛門を訪ねた際、 幻斎と名乗る奇妙な老人と出会い、吉原を案内されているうち、『神君御免状』 (徳川家康が吉原に色里御免のお墨付きを甚右衛門に与えた特権文書) を狙う裏柳生の執拗な襲撃をうけたのを発端として、その物語が展開してゆくのだが、 なぜ、家康は甚右衛門とゆう人物だけに吉原の設立を許したのか、 売笑の独占権を幕府権力で守ったのは何故か、 等々の吉原の謎や、徳川家康の影武者説をモチーフとして、誠一郎の出生の秘密、 裏柳生との宿命的な対立などをからませ、複雑なストーリーの展開する『吉原御免状』は、 魅力に富む、読みごたえのある伝奇小説だ。
0投稿日: 2009.10.26
powered by ブクログ宮本武蔵の弟子であり天皇家の血筋を引く主人公松永誠一郎。 吉原を襲う裏柳生の剣士達に立ち向かう姿を描く。 久々に読んだ隆慶一郎作品。 デビュー作とその続編だけど、隆慶一郎はそれまでにTV脚本とか色々書いてるだけあって安定した面白さでした。 作家活動が短かったのが惜しまれます。 しかし、最近は時代物の新しい作家って出てるのかな。 廃れそうでちょっと心配。 ま、ファンは昔の作品を繰り返し読めばいいんですが。 何度読んでも楽しいのが時代小説の魅力の一つだし。 でも今、ラノベ系ならユルい時代物風な話書けば売れると思うけどなー
0投稿日: 2009.10.15
powered by ブクログ通にわりと好きな人が多い気がする隆慶一郎作品のお初。 面白かったけど歴史モノというよりは、なんか途中からスペクタクルな感じ?とでもいうか・・・ 意外な方向展開で驚かされた作品だったわ
0投稿日: 2009.08.20
powered by ブクログ新感線の舞台は観ていたが、母親が推薦するので改めて原作を再読。しかし断然、堤真一の方がカッコいいではないか(ま、同じ話なんですが/笑)確かになぜか人好きのする主人公&傀儡の里吉原という設定が突き抜けていて、八百比丘尼とか裏柳生だとかおどろおどろしい雰囲気を醸しだしてて、宮本武蔵だ天皇の隠し子だと、ネタは盛り沢山。雰囲気がもっとスカッとしてたら気に入るかもしれないけど。つーか堤だったら★5つ(笑)
0投稿日: 2009.06.07
powered by ブクログ素晴らしいの一言です! 宮本武蔵に育てられた剣豪が、吉原で斬り合いに巻き込まれるところから始まり、柳生一族の闇、吉原の女の幸福と悲哀、家康の影武者、八百比丘尼など、もりだくさんの内容が詰め込まれています。しかも、その繋がりが歴史ミステリーとして無理なく描かれ、人の生き様死に様と交じり合う様には脱帽です。吉原の新解釈、是非ご一読を!
0投稿日: 2009.05.11
powered by ブクログおいらの姉さん 禿(かむろ)たちが姉女郎のことを「おいらの姉さん」と呼んだ。 「おいらの姉さん」これが縮まって、『おいらん(花魁)』という女郎の総称となる。 花魁(おいらん)とはスパーレディである。 吉原で繰り広げる『ご免状』を廻る傀儡子物語。 これ読めば吉原のことが詳しくなります。 徳川家康の影武者のストーリーもあり楽しめます。
0投稿日: 2009.02.13
powered by ブクログしんかんせんの舞台もすき。 しかしこの究極の艶… この濡れ場のクオリティーが神の域です隆先生!美しい!!
0投稿日: 2008.10.24
powered by ブクログ読み始めたら止まらない、そうよ、小説ってこうよ、現実を忘れてのめりこみました。お勧めして読んだ友人もはまりました。
0投稿日: 2008.06.05
powered by ブクログ隆慶一郎氏のデビュー作であるけれども、とてもこれが初作品とは思えないぐらいの文章と構成の見事さ。作者はこの時、既に61歳だったというのがスゴい。 宮本武蔵の直弟子である松永誠一郎が主人公で、「一夢庵風流記」(「花の慶次」の原作)と共通する、カッコよさがある。 吉原という土地がどのようないきさつで成立したかという謎がメインのテーマとなっていて、作者が独自に展開する仮説がベースになっている。 これが、「明智光秀は、実は生き延びて天海僧正として家康に仕えた」というような、かなり突拍子もないストーリーなのだけれど、かなり裏づけもしっかりとしていて、フィクションとして切り捨てることが出来ないリアリティーがある。 登場人物も、「八百比丘尼」や「裏柳生」など、戦国時代末期の個性豊かなオールスター勢ぞろいのような賑やかがある。後の「影武者徳川家康」につながるような、奇想天外なエピソードもあり、かなり贅を尽くしたエンターテイメント大作というべき作品と思う。 「誠さまは慣れていなんす」と禿の一人がいったが、これは間違いだ。水づかいの確かさは剣士の心得の一つなのである。水を使って、ぽたぽたたらすのは心に隙があるからだ。行住坐臥、隙のないことを心がける剣士の立居振舞は、自然に無駄がなく、端正で確かなものになる。(p.267) 人が死ぬと、必ず枕元にたてられたしきみの一本花をもって、熊野詣をすると云います。だからこそ、生きている人が熊野詣をすると、途中でよく死んだ親族や知り人に会うのです。熊野の黒い森の経が、死出の山路と交叉しているあたりでね。(p.298) 江戸の中で、これほどの自治が許されているのは寺院しかない。そして寺院と吉原に共通していることはただ一つ、無縁ということだ。無縁とは俗世間や、そこにいる一切の身内、親族、友人と完全に縁を絶つことを云う。(p.495)
0投稿日: 2008.05.21
powered by ブクログ武家の血を引いた天皇を誕生させようと、入内させた娘の生んだ皇子以外は裏柳生に抹殺させていた徳川秀忠の魔手を辛くも逃れ、宮本武蔵に育てられた主人公の松永誠一郎。 父とも師とも仰ぐ武蔵の遺言により、江戸の吉原に赴いて、出生の秘密を知ります。 晩年の家康は替え玉であった、吉原は幕府の差別政策により迫害された傀儡一族が建設した自由都市であったなど、ありきたりな時代小説と違う視点も楽しめて、2度おいしい作品でした。
0投稿日: 2008.02.08
powered by ブクログ久しぶりに読み返して見ましたが何度読んでもストーリーに引き込まれます。 また、全作よみかえしてみようかな
0投稿日: 2007.10.04
powered by ブクログ女性からの意見は分かれる作品かも知れませんが、面白い。吉原の解釈も含め、展開も読んでいて次が気になる作品。
0投稿日: 2007.01.20
powered by ブクログ劇団☆新感線で舞台化された作品の原作。 時代小説であるが、(格段に)優れたライトノベルのようでもある。 男と女について考えさせられる作品。 そして、色里の文化は思わず「へえ」と言ってしまうものばかり。 個人的には幻斎老人がお気に入り。
0投稿日: 2006.08.31
powered by ブクログあきらかにやりすぎな作品。吉原のネガティブなイメージを払拭し、そこに生きる人々の独特の気風を描きつつ、若き剣豪松永誠一郎と裏柳生の戦いを交えながら、『影武者徳川家康』に至る壮大な史観をちらつかせる。普通これを全て消化できるとは到底思えないのだが、見事やってのけてしまっているのだから困る。ただ、剣豪小説と思って読むと面食らうだろう。とはいえ宮本武蔵に育てられ、柳生新陰流までも伝授された主人公のこと、斬り合いをしないわけがないのだが、大半は吉原者を含む、いわゆる「道々の輩」の描写に割かれている。そんなわけで作品全体のバランスとしては少々歪なところはあるため星四つにとどめたいと思うが、『影武者徳川家康』と併せて読めば満点クラスの超傑作である。
0投稿日: 2006.08.16
powered by ブクログ7月5日購入。七夕読了。ただの剣豪小説だと思ってたけど,いやあすごいね。もうありとあらゆる物を詰め込んでそれをうまく解決しちゃってるもんなあ。少しエロいしね。
0投稿日: 2006.07.07
powered by ブクログ解説も随時に書かれてあるビギナーにも優しい構成となった1冊。主人公・松永誠一郎がとっても格好よかったです。面白かった。
0投稿日: 2006.04.30
powered by ブクログ新感線の舞台の原作になりました。かなり色っぽい表現もありますけど、グイグイ引き込まれる力のある娯楽作品だと思います。
0投稿日: 2005.10.09
powered by ブクログ物語は宮本武蔵に育てられた捨て子、松永誠一郎が師の遺言に基づいて江戸・吉原に赴く場面から始まります。 誠一郎はその後、神君家康公が残した御免状を巡り裏柳生との争奪戦に巻き込まれていく…というお話。 処女作ながら舞台である色里、吉原に寄せて公界・公界人等々の隆慶一郎の作品世界を貫くテーマが披露されています。
0投稿日: 2005.08.23
powered by ブクログ新感線の次回作予習の為読んでみたのだが、これはいい!おもしろい!人の名前が難しいのでごっちゃになるが(時代物はいつも)、これはいのうえさんの手腕にかかってどうなるのかが非常に楽しみ。
0投稿日: 2005.06.25
powered by ブクログ時代物、歴史物のカテゴリを作っていなかったのであわてて作りました。 この本は秋に新感線が舞台化するってんで慌てて読みました。隆慶一郎はうまくて面白いってんで読みたいとは思っていたのですが、こういう機会でもないとなかなか読まないですやね…。 で、感想ですが、もちろん面白かったです。やっぱり時代物も好きだなあ。しみじみ。鬼平とか剣客商売を通読したいわ…いつのことだろう。 [2005/03/29読了]
0投稿日: 2005.06.03
