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こじれたふたり
こじれたふたり
坂井希久子/文藝春秋
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総合評価

8件)
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    虫にしか興味のない大学教授に憧れる女子大生。裸生活に目覚めた同僚がハタ迷惑にせまる話。チャットレディをしている女の子がストーカーに迫られて…。花粉症治療の為に恋人がサナダ虫を飼いたがる。少し変だけれど愛すべき人々の話。

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    投稿日: 2025.05.17
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    【わたしのすべてを受けとめて!】ヌーディズムに目覚めた同僚がハタ迷惑! 花粉症治療のためにそんなことを? とんだ趣味や性癖に振りまわされる大人の恋の短編集。

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    投稿日: 2014.09.09
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    オール読物新人賞受賞作「虫のいどころ」を含む短篇集。フェチズムや変わった性癖がテーマだが、嫌らしい感じは全くなく、男女問わずお薦めできるコメディタッチの作品である。 訳あり男女の異質な恋物語「かげろう稲妻水の月」と、切実な花粉症男の行動が面白い「虫のいどころ」は、タイトルの付け方の巧さが光る。これからも目が離せない作家さんの誕生である。

    0
    投稿日: 2014.03.15
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    チャトレの話が1番好きだったかな。 初めのお話が、虫恐怖症の私にはきつかったので読了出来るか不安でしたが(笑)後半はぐんぐん読めました。可もなく不可もなく。まさに☆3つ!な本でした。個人的に。

    1
    投稿日: 2013.11.24
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    短編集 前半半分はちょいと濃いくて、なんだか知らない世界の暗さがあってうーん…と思いながらだったが、後半半分はクスっと気持ちい濃さで面白かった。 寄生虫で花粉症治そうとする彼氏とか 真っ裸で過ごす友だちとか。

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    投稿日: 2013.08.24
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    読後にまず思い浮かんだのは、「おもしろうて やがてかなしき フェチ男かな」という言葉。 女のハイヒールに踏みつぶされることに性的快楽を覚える大学教授と、彼に亡き父の面影を重ねる女子大生。花粉症対策のため、おなかにサナダムシを飼おうとする彼氏と、それを阻止しようとする彼女の攻防。ある日突然ヌーディズムにめざめてしまった同僚と、彼に振り回される男性。 一風変わった「フェチズム」に振り回される人々の悲喜こもごもが、オフビートな笑いとともに描かれる短編集。ありそうでなかった着眼点に、目から鱗。テンポのいい会話も面白い。 ラストに収録されたデビュー作「虫のいどころ」は、特に笑いの要素が顕著。「花粉症のせいで土下座のフォームが決まらない」と嘆く彼氏が登場するのだが、つい地獄のミサワを思い出してしまった。

    0
    投稿日: 2013.06.04
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    ふだん恋愛小説は読まないのですが、帯の「恋vsフェチ!」という文句に惹かれて購入。甘酸っぱさはなくって、しっとりとした空気がただようなかにあるクスっとくる面白さや、せつなさに心うばわれました。 「かげろう稲妻水の月」がお気に入りです。

    0
    投稿日: 2013.05.29
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    チャット・ガールとかげろう稲妻水の月がすき。 リアルでいて、リアルじゃないところがとってもすき。 わたしは靴下とメガネふぇちなので、 踏まれる、だとかはちょっとよくわからないけれども でも扉を開けたらもう、戻れない。 周りをずいずいと囲まれて、ふぇちに溺れて息絶えられるなら それはそれでしあわせだと思った。

    1
    投稿日: 2013.05.24