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嵐が丘
嵐が丘
エミリー・ブロンテ、鴻巣友季子/新潮社
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総合評価

203件)
3.9
56
54
50
9
2
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    ストーリーの乱暴さには何度読むのをやめたくなったかわからないけど、それでも引き込まれて読んでしまいました。まだ下があったか!というくらい引きずり下ろされていく登場人物たち。語り手の配置のうまさ。登場人物が「思った」という描写は一切なくあくまで「登場人物はそう思ったんだろう」という話し手の想像で描かれてるのがユニーク。

    10
    投稿日: 2025.12.25
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    人間の愛憎に辟易としつつも、語り口が面白くこのゴシックの世界にのめり込んだ。解説で、視点とフォーカスが明確、ずば抜けたカメラワークと評されていたが、激しい日々の出来事がまさに目に浮かぶようだった。それでいて、豊かな文章には心惹かれる。生前の荒々しさから解放されるように皆、死んでいく。キャサリンがヒースクリフのことをどうして愛しているかというと、と理由を語る場面の「あの子がわたし以上にわたしだからよ。」という言葉がいつまでも心に残る。

    0
    投稿日: 2025.12.24
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    面白くなくはなかったけど、絶賛されてる意味はわかんなかった。。 毒親によって人生をめちゃめちゃにされる子供たちにはシンプルに心が痛んだので、ノットフォーミーだった気もしている。 無理矢理嵐が丘の家に連れて行かれたリントンくんが、最終的にあんなに性格がひん曲がってしまったことが悲しい。 根っこには性格の悪いところがあったとしても、穏やかな叔父の元で慈しまれながら育ったならあんなふうにはならなかったんじゃないか。 ヒースクリフが生涯を捧げた復讐も逆恨みすぎて全然共感できないし普通に嫌い。 でも登場人物一人一人にこうして心を痛めたり、嫌いになったりするってことは、まあ、ちゃんと面白くはあったんだろうなとは思う。

    0
    投稿日: 2025.11.01
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    ロマンス小説だと思って手に取ったが、ドロドロの愛憎劇だった。ヒースクリフの復讐がとにかく胸糞悪いが、それも含めて面白い。「嵐が丘」を読む前に「ジェーンエア」を読んだが、「嵐が丘」の方が壮大だった。たった2軒の屋敷が舞台で1人称小説だが、3世代分の人生は読み応えがある。再読したい。

    2
    投稿日: 2025.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず、自分に700ページあまりの小説を読めるのかと躊躇しました。さらに200年も前の海外文学を理解出来るはずがないとも思いましたが、理解したいと思ったのです。 初めのうちは名前と人間関係、物語の背景に慣れず、1日30ページにも満たない遅さで、かなり時間をかけて読み進めました。何度も巻頭の家系図を見返してこれまでになく丁寧に読みました。 女中視点の昔語りで話が進み、物語の最後には現在に追いつく箇所がきます。まるで「物語の中の人」にあえた感覚でした。 英国の田舎の閉鎖的で鬱屈とした逃げ場のない環境において、遂には破壊し尽くせないこと察して諦めて死して結ばれたあの御方。とうとう最期まで理解できませんでしたが、やたらすぐ物事に動機を求めてしまう自分には抜け落ちている感覚なのだと思う次第であります。 嵐が丘にうまれたヘアトンとキャサリンの間の新しい感情に救われた思いです。

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以前から気になっていたけれど、モームの読書案内で取り上げられていたことに背中を押されて手に取りました。(三浦しをんの初期のエッセイでも紹介されていたような) 物語の舞台は200年以上前、重苦しい表紙をみて恐る恐る読み始めたけれど、作品の世界にどっぷり浸かってしまいました。 どの登場人物も安易に感情移入させない癖と強さを持ち、(こんなにたくさんの登場人物がいても好きと思える人がいない)ぎらぎらした感情表出やぶつかり合いに思わずひるんでしまう。 これは時代性なのか、国民性なのか、特異な気質なのか、とにかく馴染みがなくてしげしげと眺めてしまいます。 一方で、訳者の解説にもあるように、そこへユーモアの視点を入れて外すような、この人たち大真面目だけどちょっと面白いよね?という作者のシニカルな茶目っ気も感じます。 ヒースクリフは名家にとっての異物でありガンでもあるのだけど、結局は荒れ野原に勝手に芽が出るように、すべてを奪い尽くすことはできなかった。 最期は無力感の中で、キャサリンのいるどこか別の世界に移っていき、寂しさよりあるべきところに収まったような座りの良さを感じました。 そして作品を通じて、時代は移り変わっても、自然の中で過ごすことの強い喜びは現代も変わらないことを思いました。

    1
    投稿日: 2025.09.01
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    世代に渡る話でとにかく長い。 恋愛小説なのか、復讐劇なのか、喜劇なのか、なにを見させられているんだろうと思う。ヒースクリフについては徹底的に共感できない。最後までわからない。意外と人が人を想うってそういうものなのかもしれない、という話なのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    リントンさんの一家がなんも悪くないのにめちゃくちゃにされてかわいそう。 ヒースクリフとキャサリンになんも共感できない。 真実の愛とは周りにとって残酷なものなのかな。 部外者にとったらたまったものじゃないな。

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    拾われた子、ヒースクリフは嵐が丘でキャサリンを愛し、一方で受けた仕打ちへの復讐を進めるが、その果てにあったものとは。 ----------------- 何となくこうした重厚な作品は読むのにエネルギーが要るだろうな、と思いながら読み始めたのですが、なんとまあ重厚というよりはドロドロのお話でした。罵倒と怨嗟と嫉妬が入り混じり、一片の純愛がぎらりと光る。元祖昼ドラみたいなお話でした。そんなこんなで胸が悪くなりそうな内容ながらも読むのを止められず、分厚い文庫本をあっというまに読了してしまいました。面白かったです。 しかしヒースクリフが最後に掴んでいたものの切なさといったらありません。中盤と終盤に彼の愛が語られる場面が一番胸に来ましたね。これを読ませるためだけに他の(長ったらしい)お話があるのかと思うと、なんともすごい作品だな、と思わざるをえませんでした。

    18
    投稿日: 2025.06.06
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    エミリー・ブロンテ Emily Brontë 生年:1818年 没年:1848年 イギリスの小説家、詩人。「ブロンテ三姉妹」の2番目(姉シャーロット、妹アン)。ヨークシャの牧師の家に四女として生まれる。1820年、一家はハワースの牧師館に移り住むが、翌年、母を亡くす。1842年、姉シャーロットとともにブリュッセルに留学。1846年、三姉妹合作で『カラー、エリス、アクトン・ベルの詩集』を自費出版するが成功しなかった。1847年、アンの『アグネス・グレイ』と同時期に『嵐が丘』を出版するが、厳しい評価を受ける。1848年、結核を患い30歳の若さで死去。没後、『嵐が丘』の評価は高まった。

    1
    投稿日: 2025.03.10
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    復讐心に凝り固まったヒースクリフが次にどんな酷い仕打ちをアーンショウ、リントン両家に仕向けるのか、そしてヒースクリフを待つ(おそらくは惨たらしい)最期はどんなものになるのか? そんな少しサディスティックな期待感からページを繰る手が止まらない。 激情の女性キャサリン・アーンショウが錯乱してゆく様は、若い作家の手によるものとはとても思えない鬼気迫るもので、エミリー・ブロンテの並々ならぬ才能を感じ取ることができる。

    1
    投稿日: 2025.02.19
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    2024年12月5日、YouTubeで横山英俊さんとデヴィ夫人のコラボ動画「戦後の幼少期に一大決心!スカルノ元大統領との結婚生活の裏に秘められたバイブルの一節とは」のなかで、デヴィ夫人が子供時代に読んでた本として紹介されたうちの一冊。 「キャサリンになりきっていた」

    1
    投稿日: 2024.12.08
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    登場人物たちの人生が悪い方へ悪い方へ転がっていったかと思うと、最終的にはなんか丸く収まったっぽい?私にはよく理解できませんでした。 情緒不安定なやつらだったなと思います。

    1
    投稿日: 2024.09.18
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    ヨークシャーにそびえる屋敷、嵐が丘。 主人に拾われた孤児ヒースクリフは、屋敷の娘キャサリンに恋焦がれながら、若主人からの虐待を耐え忍んできました。 そこにもたらされた、キャサリンの結婚話。 絶望し、屋敷を去ったヒースクリフは、やがて莫大な富と強靭な肉体を得て、復讐に燃えて戻ってきたのでした。 荒地を舞台に繰り広げられる、復讐と恋愛、悪魔と天使。 恋愛小説か、復讐劇なのか。 構成が巧みで、読みごたえがありました。 わたしは立ち去りかねて、穏やかな空のもとしばし墓畔を歩き、ヒースや釣り鐘草のあいだを飛びかう蛾を眺めて、草原にそよ吹く幽かな風の音に耳を澄ました。そし て、思うのだった。こんな静かな大地に休らう人々が静かに眠れぬわけがあるだろうか。 ー 694ページ

    1
    投稿日: 2024.07.03
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    解説をまだ読んでないので凡庸な感想かどうか分からないし、歴史的背景を調べてまで書こうとも思わない。だからいい加減で無責任である。 題名である嵐が丘と作者が名付けたのは、ヒースクリフの存在がアーンショウ家にとって大きな災厄をもたらす悪魔的存在の隠喩?(表現あってる?)からなのでだろうか。 私は本書をヒースクリフとキャサリンの悲劇的恋愛を主軸とした物語だとは思えなかった。それはヒースクリフに対して同情心を誘うような小説的技法が全くなかったからである。むしろ本書のメインテーマは悪魔的存在に囚われた一家数代の悲劇からその回復であると思えるのである。(異端的でも解釈は自由である) ヒースクリフはキャサリンと結ばれることがなかったが、キャサリンは執拗にヒースクリフに思いこがれる。イザベラも同様である。これは悪魔からの誘惑であるとも解釈でき、リントン家の崩壊を招いた。そしてリントン・ヒースクリフの存在もキャサリン・リントンにとっては結局は不幸の種でしかなかった。 結局不幸極まりないキャサリン・リントンにとっての救済は従兄弟であるヘアトン・アーンショウによるものであった。同じく不幸極まりないヘアトンもキャサリン・リントンによってヒースクリフからの解放をもたらした。この二人の恋によってついにアーンショウ家は悪魔的存在に打ち勝つことが出来たのだ。そしてその恋の微笑ましさは、本書の今までの恋愛描写よりよっぽど共感できたのが私がこの解釈を強くした理由である。 ヒースクリフの肌が薄黒い(黒かな?)というのは示唆的である。私はこの辺のイギリスの歴史に無知なのでおおそれたことは言えないしいい加減な推察だが、インド系やアラブ系を連想でき、異教徒で許容できない存在であったり、悪魔のモチーフとして表現していたのかもしれない。当時のヨーロッパ圏の勢力争いを調べてみると面白い、より深い考察が出来るかもしれない。(肌による差別の意図はありません。当時の人種感覚を想像して考察してみました。また当時の人種感覚を作品の評価を下げる要因にはならないと思っています。読んだ方で詳しい人がいたら指摘して欲しいし、いつでも訂正できる所存です。) 踏み込んで言うと本書の舞台は古い慣習が支配する田園地帯であり、時代背景も考慮にいれると古い宗教的価値観に支配された一種の封建的世界である。その古い道徳観、法律理論はアーンショウ家が、ヒースクリフに支配される正当性を産みそれが悲劇の種になる。このような古い価値観からの解放を女性作者であるブロンテは望んでいたのだろうか?それも調べてみたいような気がした。 いずれにせよ様々な解釈が可能な古典は面白い。本書を読んだ別の読者から、面白い解釈があれば見てみたいと思わせるような、悪くいうと粗いとも言える作品ではないだろうか。

    2
    投稿日: 2024.06.26
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    ネリーというえげつない語り手と、ロックウッドの閑話がとてもよかった 嵐が丘と鶫の辻 ヒースクリフとキャサリン、エドガー リントンとキャシー、ヘアトン 恐ろしいほど緻密な対比の描写が引き込まれた

    1
    投稿日: 2024.04.25
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    古典の長編を読了。 人間の性と恋愛だけでなく、全ての面において、さらけ出す作品。 抜群な場面の描写力に息を呑む。 暗さを失わないように、と役者が語ったことに納得、名訳だと思う。 一人の男と二つの屋敷の不吉な因縁を見事に美しくかつ、面白く魅せる著者の表現力。 当時1,800年代にこのような語り口を考えたことに脱帽。

    8
    投稿日: 2024.04.04
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    高校生の時に一回読んだけど、あらすじをほとんど忘れてしまったので再読したい。あの頃はあまり考えずに読んでたなあ、読んだら感想書きます

    0
    投稿日: 2024.02.25
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    嵐が丘に住む不思議な住人達。互いにいがみ合いながら暮らしているのだが、その関係性がわからず、鶫の辻の間借人のロックウッドは使用人のネリーに話を聞きます。彼女の話がまぁ、面白い。ロックウッドじゃないですが、「早く続きを話してくださいよ」とせがみたくなります。 ネリーは自分が常識人みたいな感じで話していますが、彼女も偏見ありまくりの大概な人物で、彼女のせいで揉め事が大きくなっているまであります。そんなところを、突っ込みながら読む楽しみもあるのではないかと思います。 二人がもめていたら、普通はどちらかの肩を持ちたくなります。ですがこの作品の場合、どっちもどっちですので、高みの見物的な立ち位置でその騒動を眺めることになります。全く感情移入できない人たちのゴタゴタを見せられるのですが、ワイドショー的な興味で読める感じです。 そんなぐちゃぐちゃな話なのに、なぜか読後感は良かったです。それまでのテンションも終盤も終盤になると、徐々に憑き物が落ちたように下がっていき、ほっこりするようなエピソードが出てきます。 そして最後には、取ってつけたような結末があります。普通ならそういうものは、鼻についたり、納得できなかったりするのですが、この作品に関しては、それまでのゴタゴタがあまりにもすごすぎたので、「とりあえずどういう形にしろよかったね」と思えてしまいました。 なんだろう、今までになかった読書体験でしたね。特定の人物の幸せを願ったり喜んだりではなく、あまりにもぐちゃぐちゃな物語世界が回復してほっとする感覚でしょうか。あるいは神さまの気持ちなのかもしれない。あまりに愚かな人間たちが、少しだけまともになって喜んだみたいな。 とりあえず、背表紙にある「世界の女性を虜にした恋愛小説」では、決してない作品だと思いました。

    1
    投稿日: 2024.01.13
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    少なからず変な表現があるけど (誤訳が多いらしい)、読みやすいし、雰囲気は決して壊れてはないと信じたい。愛憎ともに一途な気持ちと、あまりに自分勝手な2人の愚かさが衝撃的。他の人の訳書で読み直してみたい。

    0
    投稿日: 2023.12.24
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    強烈のひとこと。 だれも心を寄せられる人物がいない(笑) でも、それでもしばしのあいだ心のなかに人物が住みつくあの感じが残るところが、やはり名作たるゆえんなのだろうな。読書会向きというか。人の感想も聞いてみたい~。 読みはじめ、二種類の訳をいったりきたりしたのだけど、鴻巣さん版は、語りの枠のあり方(誰が語っていて、その人がこの物語のなかでどんな位置づけなのか)が、台詞回しだけでも明確に描き出されていて、すんなり物語に入れた。 考えてみれば、いちばん最初に登場するのが、縁もゆかりもない下宿人て、導入としてはかなり難しくないですか? でも、第三者がいないと語る動機がないからこうせざるを得ないのか。 しかしヒースクリフというのもなかなか難儀な人物で、ひろって育ててもらったけど(よかった)、その養父が亡くなってから徹底的にいじめられ(気の毒)、家を出てどこで何をしたのかわからないけど教養身につけて財産を作り(すごい)、嵐が丘に戻ってきてひたすら自分のいじめた者たちへの復讐をはかり(わかるけど何もそう執着しなくても)、キャサリンを激しく愛し、憎み(激しすぎんよ)……。 ヒースクリフが死んだあとの嵐が丘の、窓が開け放たれて風が通り、キャサリン・リントンとヘアトンが仲よく口げんかしながら会話したり勉強したりしている、あのおだやかな空気が、どろどろの闇世界のあとでは、なにか異世界というか、ファンタジーのようにすら感じられた。E・ブロンテ/C・ブロンテとひとくくりにするけれど、『ジェーン・エア』とはまっったく毛色のちがう作品ですごかったです。

    4
    投稿日: 2023.11.10
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    殺伐陰険とした暗い世界に一筋の眩い光が射したような、思わず目を細めてしまう痛烈な愛の物語で、何度読んでも溜め息がこぼれます。 また、200年近く前に遥か遠くの英国の地で生まれた物語が、今私の手の中にあることにも深いロマンスを感じてしまうのです。

    2
    投稿日: 2023.06.12
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    自分の中の海外女流文学ブーム来たる。 おどろおどろしく、でも生々しさはない恋愛、不思議だった。ヒースクリフの気持ちは推しはかることしかできないのね。

    0
    投稿日: 2023.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず構成がすごい。複雑な構成の作品は苦手だが複雑なのに分かりやすくて、さらに息子娘たちが親の世代のコピーのようでよくできてるなと。 出てくる登場人物がみんなわがままで気が強くて正直前半は読むのに疲れるくらいだった。恋愛小説って書いてあるのに恋愛小説っぽくないし。復讐物は復讐する人に共感できる傾向があると思うがヒースクリフはくせものすぎて全然共感できず衝撃だった。 ただキャサリンとヘアトンが結ばれていく様子は美しいし、ヒースクリフも最後までずっとキャシーだけを一途に愛し続けていて、終盤は特に良かった。

    0
    投稿日: 2023.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すまねえな何も覚えてねえ だけど前に書いた自分の感想を読むと後半から愛こわっ、、、、ってなるらしい 何も覚えてないんだがな

    0
    投稿日: 2023.03.25
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    有志で開いている読書会がきっかけで、世界の名作小説の代表格であるエミリー・ブロンテの『嵐が丘』を数年振りに再読。何度読んでもこの小説の謎と魅力は色褪せないなと思います。今回で読むのが3、4回目だっとこともあり、語り手ネリーの「信頼できなさ」を以前より強く感じたのですが、同時にネリーの語りのうまさがこの小説全体の面白さを創り出していると思うし、彼女の語りが上手いからこそ読者は物語に引き込まれていくのだと思います。 鴻巣友季子訳版は初めて読みました。現代の読者がとっつきやすいよう工夫されている訳出はあまり古典文学に馴染みがない読者には親切である一方、この作品の世界観を損なっているように感じてしまう部分もありました。

    2
    投稿日: 2023.03.12
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    王道の恋愛小説……かと思いきや、良い意味で裏切られた。 約200年以上前にして、こんなに多面的であり技巧が凝らされている作品があるとは…… 寡黙で非道な男、ヒースクリフの人物像がネリーによって語られることにより、様々な想像を巡らすことが出来る。 読者の想像に委ねる隙間があること、それこそが物語の醍醐味であると再認識できた。

    1
    投稿日: 2023.02.16
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    これは恋愛小説ではない。局所的には人間の醜さ、ーー身勝手、意地悪、嫉妬、強欲、怯弱ーーが随所に現れているが、それを繋ぎ合わせると何故か美しい、そんな奇妙な、迫力ある作品。 アーンショー家に引き取られた孤児ヒースクリフはその家の娘キャサリンと共に育つ。キャサリンの父亡き後、彼女の兄によって虐待され、下男に貶められたヒースクリフは、いつしか彼女と愛し合うようになる。しかし、キャサリンは現実的な理由から裕福な隣家のエドガー・リントンと婚約し、それを知ったヒースクリフは出奔する… これだけ読むと、単にお嬢様と使用人の恋愛物なのだけれど、キャサリンが自由気ままで傍若無人で支配的な性格なので話が大変面白くなる(美人だから何をしても許される)。 ヒースクリフが自分からキャサリンを奪ったアーンショー家とリントン家の人間全てへの復讐を企てる中、彼女は娘キャシーを出産して亡くなり、そのキャシーをエドガー・リントンは大事に育て上げる。 そして、ヒースクリフは奇しくも(同棲させることで結果的に)キャシーとアーンショー家の後継ヘアトンとを結び合わせてしまう。仲睦まじくなったキャシーとヘアトンを目にして、自分は復讐をしている様で、結局は、キャサリンの子孫の繁栄のために使われた一つの駒に過ぎなかったということを悟ったのかもしれない。キャサリンが(恐らく無意識の内に)思い描いた、個々の人間を凌駕する度量を持った物語を、ヒースクリフが思わぬ形で完成させてしまったのである。そして彼は復讐への興味を失い、キャサリンの幻影に取り憑かれて死んでゆく。

    1
    投稿日: 2023.01.15
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    「嵐が丘」はリア王と並んで、英国三大悲劇のうちのひとつ。 あまりに壮絶、あまりに苦々しい復讐劇 ・ ・ 【孤児であるヒースクリフは、身分違いの娘に焦がれながら、主人の虐待を忍んできた。 屋敷から逃げた後、莫大な富と知恵を得て、復讐に燃え戻ってくる。※一部引用】 初め彼の復讐心は全て醜悪からきているのかと思っていたけど、最後の最後の彼の告白から、全ては愛する人への想いと焦がれからきていると気付いた。 愛は盲目。愛することが、人を憎むエネルギーに代わってしまう。 そんな醜い主人公だけど、なぜか彼の言葉にロマンスを感じてしまうのです。 「俺の未来は言葉ふたつで云いきれる。死と地獄さー彼女を失ってなお生きていくのは、地獄も同然だ。」※引用 すらすら読めず、挫けそうになるけど、苦々しい後読感を語らずにはいられない一冊です。

    1
    投稿日: 2022.05.21
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    調べ物してて見つけて読んでみた。 時代のせいなのか、まったく登場人物の気持ちが理解できないのに、読みすすんじゃった。

    0
    投稿日: 2022.04.05
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    理不尽な扱い、愛する人に裏切られた心の傷から来る復讐心は苛烈を極める。日本において、過去に金色夜叉が流行しましたが、嵐が丘に見られる愛憎劇は多くの人を惹きつける魅力があるのかもしれません。

    0
    投稿日: 2022.03.15
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    読者層が女性の恋愛小説と思っていたが、印象が違った。二名家におよぶリベンジや亡霊といったホラーの面もある。ヒースクリフの素性は謎のまま読者の想像に任せる。女中のネリーの話は自らも関わっているので主観的なものであり読者として無意識に真偽を迫られる、いや楽しめる仕掛けとなっている。2022.2.19

    0
    投稿日: 2022.02.19
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    映画化するんだと決まっているかのような描写。 ロミジュリみたいな悲恋かと思ったら、全然違った。みんな悪くて、でもいい人。自己都合が大渋滞

    0
    投稿日: 2022.01.22
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    「一世紀半にわたって世界中の女性を虜にした恋愛小説」と背表紙にあるが、私は本作を恋愛小説として読むことはできなかった。大人と子供のズレを描いたジューブナイル小説である。 主人公の男女は揃って素直な気持ちを伝えられず、相手の言葉を額面通りに受け取れない性格で、互いに愛しているのに愛されていないもどかしさに苛まれる。相手の言葉の自分に都合の悪いところだけを切り取って悩み喚く様は中学生のようである。 そこに介入するのが所謂「大人な」人々である。女はその大人な男に憧れを抱くも、同じ子供である主人公の男に同情し、二人の板挟みになる。 大人な男と子供の男は相容れず、激しい応酬を繰り広げることになる。 主人公の男に対して多くの読者は批判し、侮蔑するだろうが、彼の子供の一面を意識して読むとまた違った景色が見えるかもしれない。私は彼のファンであるし、結末で彼が本当の幸せを掴んだことを願いたい。

    1
    投稿日: 2021.11.10
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      ☆☆☆ 映画の幕が上がる、嵐が丘の鬱々とした屋敷が映る。 英国紳士の上品かつ尊大そうな声のナレーションが始まる。 「1801年――いましがた、大家に挨拶して戻ったところだ。...」 とロックウッドなる紳士が、ヒースクリフ氏が住んでいる「嵐が丘」に訪ねるシーンになる。 人間嫌いのヒースクリフ氏がロックウッド氏にどんな仕打ちをしたか、どんなに「嵐が丘」が妖怪じみ鬼気せまっていたか。二度の訪問で、ものすごい好奇心にかられる。 風邪を引き寝込んだロックウッド氏が退屈紛れに、借りている「鶫の辻」屋敷の家政婦ネリー・デーンから長い長い物語をしてもらうことになる。 ネリー・デーンのナレーション。 「こちらのお屋敷で暮らし始める前は...」   ☆☆☆         私は『嵐が丘』の映画は観たことがないが、今回新訳ということで再々読し、読みながら映画のシーンが浮かんでくるような心地になった。解説にもあるように優秀な「カメラワーク」のある小説である。 しかも、あらすじも情景もしっかり覚えているのに、ぐんぐん引き込まれヒースクリフとキャサリンの恋というには恐ろしい我執に圧倒された。要するに古くないのだ。 訳者鴻巣友季子が留意したという、第二の語り手家政婦ネリー・デーンをも主人公にという配慮もあって、物語り全体が引き締まっていた。 ヒースクリフといいキャサリンといい強烈の個性を発揮するのだが、その息子や娘たちや使用人に至っても猛烈な癇癪玉を破裂させ、語り手ネリーも相当なものだし物語の操り手のようでもありすごい。 ずっと昔、河出版「世界文学全集」の8巻、三宅幾三郎訳を読んだときは、この「入れ子」状態がはっきりせず、だだ物語の異常さにびっくりした。 10年前、次に読んだ中央公論社の「世界の文学」12巻、河野一郎訳のときはネリーの語りが謙虚で、登場人物がよくわかりすっきりした面白さだった。 ネリーともどもくんずほぐれつ、嵐のふきすさぶような怒涛の精神放浪は、また異角度の、新発見のこの『嵐が丘』であった。 読んだ方も再読の価値ありだと思う

    3
    投稿日: 2021.09.03
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    もっとも気に入っている作品の一つ。 ヒースクリフの復讐をテーマにしているが、悲恋の要素が強い。 ヒースクリフ、キャサリンと登場人物が勝手、モラルがなさ過ぎて、感情移入しにくいかもしれないが、そこが魅力。2人は良心など気にすることなく、欲望のままに生きている。

    2
    投稿日: 2021.07.20
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    キャラクター全員苦手ぐらいの個性の強さではあったけど、常にドキドキしながら読めて楽しい。常に次の展開が気になる緊張感が良かった。原文で読むとヘアトンの労働者階級訛り→教養のある標準語の変遷も感じられるらしいので、いつか英語でも読んでみたい。

    0
    投稿日: 2021.07.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ※自分は角川昭和38年、大和資雄訳のものを読んだので少し感じ取り方が違う可能性があります サイコパスとしか思えないヒースクリフに境界性人格障害くらい気性の荒い大キャサリン、それに狂わされる虐待経験をもつ子孫たち……という感じに読んだ。 人物名のややこしさが凄かった。愛称も多用される為これは苗字か名前か息子か娘か親かどれ?と思う事が多々あった。(勿論慣れるが) この小説のいい部分はカタルシスにあると思う。 隣の家の少女のような陰鬱感を後半まで引き摺り、物語の聞き手のロックウッドがまた嵐が丘を訪れる1802年には急展開を迎えている。 この場面転換がとても自分には良く思えた。 キャラクターはぶっちゃけ誰にも好感をもてなかった。 暇な貴族というものは平安時代の日本でもそうだが恋愛にかまけるしか能が無くなるのではないかと思うくらい恋愛体質で、終始閉じた世界過ぎるという思いが消えなかった。(特にイザベラや小キャシー) あとジョウゼフ こいつがいなかったらな〜と思うくらい憎たらしい。 ヒースクリフが私の天国に行くから他の天国はどうでもいいと言った部分は凄く良かった。 全然関係ないけど大キャサリンにしてもヒースクリフにしても子作りしとったんかい!と言いたくなった。 訳の話になるが60年前の訳なので、よござんすとかごわすとか現代では凡そ聞くことの出来ない口語で訳されていて見ていて面白かった。 ただ反語での表現、回りくどい怒り方の表現等わかりにくい点が多かったので新しい和訳でまた読みたいと思う。 ケイト・ブッシュの嵐が丘の曲も良かったので是非聞きながら読もう!

    0
    投稿日: 2021.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヒースクリフは毒、関わった人は澱んでいく。ネリー、余計なことばっかして!と思ってたら物語の触媒とのこと

    0
    投稿日: 2021.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人物相関図がややこしくて最初は少し入り込みにくい。話のほとんどが家政婦ネリーによる語りで進行。主人公が誰か明確でないかんじも斬新。ネリーの主観や見解が間違っていたり小ずるかったりするところもリアルで良い。運命的な要素があり純愛とは言えないけど重苦しい恋愛小説。

    0
    投稿日: 2021.05.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古典小説の感じ方が変わった。 古典小説はとっつきにくく、わかりにくい。 この小説は絶妙なバランスにあると感じた。 どこか登場人物の語り方、物語の重厚さはハリーポッターを思わせるところがあった。それはイギリスの作家というところもあるのだろうか。 世界観としては小さく、登場人物も多いわけではない。しかし、心揺さぶられるシーンがあり、惹き込まれた。 主人公は決してヒーローではない。そして、救いもないようにも感じた。人間離れしたものも感じるが、人間臭さも感じる。そこが絶妙なのか。 4にしたのは、感動はしたが、やはり自分の求める結末ではなかったから。胸えぐられる心かき乱される稀有な小説。

    0
    投稿日: 2021.04.25
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    おもしろかったのかもしれない。 ヴァージニア・ウルフの自分ひとりの部屋を読んで、それから気になっていたので手に取った。 人の忠告に耳を貸さない者と過去にネグレクトされた成人、復讐のため人を操り騙す者など、どの登場人物のことも全く好きになれないし、その言動に不快感は増すばかりなのに、どんどん読み進めてしまうのは、その表現力の力強さ、描写の細かさによるのだと思う。魅力的ではない描写をされている登場人物に対比して、自然の描写が美しかったのも印象的。 エミリー・ブロンテは閉じた人間関係の中でこの作品を描いたそうで、並外れた力を感じる。

    0
    投稿日: 2021.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヒースクリフとキャサリンの悲恋。ヘアトンとキャサリン・Rの恋。第1世代は、身分・教養・性・(身体)の柵を乗り越える事ができなかった。「(略)1人の人間の中に二つの真実がある。第一の真実は二つ目の真実の圧力に耐えきれない-戦争は女の顔をしていない-スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ-」幸か不幸か、ヒースクリフの嵐のような復讐がありえたはずの身分の柵を完全に破壊し尽くした。そして、教養の柵をキャサリン・Rが乗り越え、ヘアトンが性の柵に無視を決め込んだことで、恋が成就する事になる。二人の恋の成就は、復讐の因果に囚われたヒースを救済した。現世の恋は悲恋で幕を下ろしたヒースとキャサリン。ヒースクリフの死後、彼らの魂もまた、最後の柵である身体を捨て結ばれたのかもしれない。自ら死に近づいて行ったかのようなヒースクリフの姿は、体を捨て薔薇の元へ帰った小さな王子の姿に重なる。

    1
    投稿日: 2021.02.08
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    I remember learning about Emily Bronte when I took a class about English literature three years ago. And now I finished reading it at last!!! "What were the use of my creation if I were entirely contained here? My great miseries in this world have been Heathcliff's miseries, and I watched and felt each from the beginning; my great thought in living is himself. If all else perished, and he remained, I should still continue to be; and if all else remained, and he were annihilated, the universe would turn to a mighty stranger. I should not seem a part of it. " That's what Catherine said when she told Nelly how much she loved Heathcliff. I can't wait to visit Yorkshire, and to see the view in Haworth thinking of Bronte sisters someday.

    0
    投稿日: 2021.02.03
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    何年経っても不朽の名作 ドロドロした人間劇と美しい雰囲気のギャップが癖になる。 登場人物の名前と関係ややこしいけど、性格や行動がめちゃくちゃ鮮やかに描かれてるのすごいと思う。 長いけど読む価値あった

    0
    投稿日: 2021.01.21
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    まさかこんな復讐劇とは思わなかった。終始重苦しいけれど、先が気になるので読み切れた。育った環境で人は変わる…。

    1
    投稿日: 2020.12.31
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    若い頃に読み損ねた「嵐が丘」。こんな悪意に満ちた話だとは恥ずかしながら知らなかった。歌や映画、芝居のポスターで勝手にモンテ・クリスト伯のような勧善懲悪の復讐劇、ロミオとジュリエットのような禁じられた恋の話とずっと思い込んでいたのだ。嵐が丘邸の主人に拾われてその息子たちに虐められたヒースクリフ少年がなぜか裕福になって帰ってきた。話の99%は歪んだヒースクリフの狂った悪意により滅亡していく2つ家の話なのだ。ヒースクリフの行動はシャイニングかサイコを観るようでかなり怖い。拉致監禁、言葉による追い詰め、サディスティックで陰湿な罠。キャシーへの異常な愛。そして最後の最後に彼に希望溢れる死が訪れそれによって2つの家に平和が戻る。様々な研究書が書かれているが読んでみたい。ホラー感覚で一気に読める!

    0
    投稿日: 2020.11.22
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    とても陰鬱で、登場人物への不快感が募る、個人的にはあまり好きではない作品になった。 当時の事情などがあると思うが、個人の自由がなさすぎる世界で窮屈さを感じた。 ただ、700ページ近い作品だけどあっという間に読み終えた感じもある。 陰鬱だけども、展開が気になって読み進められた作品。 もっと爽やかな恋愛小説を読む前に期待してたから良くなかったのかな・・・

    1
    投稿日: 2020.10.10
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    前に読んで、びっくりするくらい面白いと思えなかった〜。でも古典の名作って言われてるから、またいつか読んでみるかも。

    0
    投稿日: 2020.09.04
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    激しい愛の物語。 画家バルチュスは、こよなくこの小説を愛したといいます。確かにどこかが類似しているかもしれません。それは、暴力的な激しさに尽きると思います。 嵐のような愛の物語なのだと思いました。

    18
    投稿日: 2020.08.30
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    最近は外国の物語でも一気に読める。風景描写が美しくて、登場人物が個性的、時間を惜しんで読んでしまった。復讐劇と恋物語が混ざった長編。それぞれの信念と弱さが入り混じって、読ませる本だった

    0
    投稿日: 2020.08.18
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    「愛」をここまで壮絶に描くとは とても時間を要したし、読中は正直面白さをあまり感じられなかった。むしろ言うならば雑菌だらけの物語で鬱々と、ずっとどんよりした天候の中を彷徨って、読むのが苦しかった。だけど最後の最後に光が、この世で一番美しいとも思えるような光が雲の間から差し込んできた。これぞカタルシス

    0
    投稿日: 2020.07.14
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    最高の恋愛小説、と聞いたけど、ひたすら怖い絶望のホラーだった。 金色夜叉に似ている。愛していたキャサリンがエドガーリントンに嫁ぐと知って姿を消したヒースクリフは、復讐のために帰ってくる。宮さんに復讐するのとは違い、ひたすらキャサリン以外の人を虐待していくところが余計怖い。ヒンドリーには元からいじめられていた分を復讐しているんだろうけど、リントン家の人々に対しての復讐の仕方怖すぎ。ヒースクリフに関わった人はみんな悪くなっていく。かつ、もともとみんな性格悪すぎ。そんなヒースクリフとキャサリンが、単なる男女の愛を超えて愛で一体になってるあたりが、キャサリンが死んでもなおキャサリンの存在を近く感じ、キャサリンを思い続けるヒースクリフが、恋愛小説として良いってことなんだろうか。たしかにそこは論理とかを超えた深くて強い愛の力みたいなものは感じる。けれども。いや、エドガーと娘のキャサリンの親子愛にしか安心できない。最後がせめてハッピーエンド?でよかった。 ヒースクリフとキャサリンが墓の中で一体になって朽ちていくことに天国を見出したり、死体の静けさは魂の静けさだとネリーが語ったりしてるあたりから、死への憧れみたいなのも感じた。作者が若いからか、時代か?作中人物も若くしてどんどん死ぬのは、作者の若さも関係してるのかなあ。

    0
    投稿日: 2020.04.13
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    轟々と燃える、愛憎と復讐の群像劇。 過激で口の悪すぎるネリーおばさんの弁舌に、終始エクストリーム・ロデオさせられる私。 何度も落馬しつつ読み進んだ荒野の最果て。そこで見た愛の結実と静謐には絶句しました。

    3
    投稿日: 2020.03.28
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    作品の内容は暗くて重いが、そのようなことがどんどん嵐のように過ぎていき、何事もなかったように終わる。 重要人物の誕生や死が人伝に聞く文章だからか、あっさり書かれている。そして、気になったのはよく泣く登場人物(特に女たち)と、一人よがりで自分勝手な登場人物と、病弱な人たち。今では空気を読まないといけないなどと、とてもあり得ないが、当時はこんな感じだったのだろう。生死も病気も性格も暴力も、自然と同じでただそこにあり過ぎていくもの。それに対して、自分自身はどう考えてどうすれば良いかということだけが重要だった。当時1800年といえば、私たちから四世代以上も前の話。 物語はドラマのようでエンターテイメント性が強く面白かった。描写が上手く、情景は手に取るように見えて、家や丘や草花など情景が見えてくるようだった。

    0
    投稿日: 2019.10.23
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    暴力的な描写もあるし、およそこの時代の女性が想像力だけで書ける話とはわたしには思えなかった。 キャシーの手紙なんかは古い埃の臭いを本当に感じるような表現力で、実家の屋根裏の大量に古典が積み重ねられた部屋を思い出す。 時間が経っても消えないものがあるという事実や、 死んでもニュースに取り上げられないような人間でも、周囲には大きすぎるくらいに影響を与えているということ。 また、どれだけ執念を持っていようと、いつかは皆死んでしまうということ。 わかりやすい展開でありながら、心に残る印象は深くて哲学的。

    0
    投稿日: 2019.09.12
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    序盤は他の方々と同様、 登場人物の名前を覚えることに手一杯になります。 キャサリンは2人いるようだし、 嵐が丘の住民達は不可解な関係にある。 「なぜだろう?」 本を読み進める。 語り手はころころ変わります。 コメディ小説とも恋愛小説とも復讐劇ともとれます。 時には語り手が余計な事をして 状況を悪化させてしまい読んでいる身としては やきもきしてしまったり、 物語の主要人物、 ヒースクリフが何故そこまで キャサリンに、あるいは嵐が丘に 執着してしまうのだろうかというほど 気が狂ってしまいます。 このまま悲劇で終わるかと思えば、 まるで少女小説かのような甘酸っぱい結末。 一度読んだだけでは、 嵐が丘の良さはまだまだ理解できていないと思うので 忘れた頃にまた読み返したい作品です。

    5
    投稿日: 2019.06.18
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    序盤は人物関係を把握するのに苦労したが、途中からどんどん面白くなり引き込まれた。鴻巣さん翻訳のこの本を読んでみたくて。 しかしあとがきを読んで、自分が全然読み込めていなかったことに気づいた。またいつか再読したい。英語原文も気になるけど難しいんだろうなあ

    0
    投稿日: 2019.05.14
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    「キャシー!!お前のせいでオレはあああ!!」 「ヒースグリフ、あんたのせいよ!あんたが私を!!」 「キャシイイイイイイ!!!」 「ヒィーーーースグリフーーーー!!!」 嗚呼壮絶なる哉嵐が丘。 愛と復讐の嵐が荒野をかける。

    0
    投稿日: 2019.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とにかくくどかった(苦笑)。似たようなシーンがたくさんあり、既視感。細切れで読んでると少し辛かった。個性豊かな登場人物だが、ヒースクリフはあまり好きでなく、最後に残った二人が良かったかな。登場人物が少なく狭い世界での出来事。確かにミュージカル向きか。これが世界10大小説に入る意味が理解できない私がおかしいのか?

    2
    投稿日: 2019.03.01
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    いわずと知れた古典 最近の新訳で大筋わかっていても新鮮 これだけの登場人物でえんえん引っ張る饒舌な語り口が小説の力 構成は古典だけにいろいろ言われているけれど感想としては無駄に長いと思う それでもありあまる力技で叩き伏せる 家族の歴史というより嵐が丘という作品舞台の成り立った時代物の趣である

    0
    投稿日: 2018.12.08
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    水村美苗著『本格小説』が、日本版『嵐が丘』だというのを、『本格小説』を読み終わってから知ったので、ぜひとも読んでみたいと思い、やっと手に入ったので読んでみた。何しろ『本格小説』がとても良くて、私の読書人生の中でかなり上位に食い込むほどだったので。 なわけで、『嵐が丘』を読んでる最中、ずっと『本格小説』との擦り合わせ作業が続いた。それはそれで面白かった。 しかし、登場人物みんながトチ狂ってる。ついつい「こわいわぁー」なんてつぶやきながら読みました。 それにしても、よく人の死ぬこと!あらゆる話題が昼ドラレベルで、ある意味面白いです。

    1
    投稿日: 2018.02.05
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    鴻巣友季子の新訳で読む。まあこれは明晰・優美とは凡そ正反対の混沌と嵐の様な激烈な小説である。それだけ衝撃は大きい。物語の構成と展開は複雑を極める。青年ロックウッドの「嵐が丘」の訪問から始まって、エピローグの由緒ある三人の墓畔巡りという大きな外枠に囲まれ、その内側での家政婦ネリーの問わず語りと手紙、日記などで物語は展開する。名門二家間の人物の移動は極めて煩雑である。この枠組みの内側を二家三代と捉えると二代目はヒースクリフとキャサリンの恋愛として捉える事が出来る。ここまでは救いようのない暗鬱と激情に支配される。冒頭からしてそうである。この鬱屈とした重苦しい空気から解放されるのは三代目のキャサリン二世のリントンとの慕情と終末近くのキャサリンとヘアトンの仲直り位であろう。特にキャサリンの初恋の場面に至ると豁然と花開いた様でほっとさせる。振り返って見るとネリーは「全知の語り手」ではないのが特徴で、この小説の命といってもよい。またこれは恋愛小説とか復讐劇、ホラー小説などとひとまとめにくくれない。ここがこの小説の複雑怪奇さと相まって現代の読者には堪らない大きな魅力となっているのだ。ヒースクリフは全編にわったて鬼畜の様に表現され、エドガーの温厚な紳士ぶりとは対照される。またあざとく徹底的に自己の意志を貫く強固な性格と身体をもつ復讐鬼の様に描かれている。またヨークシャーの厳しい自然の描写が物語に深く関わるのも事実だが寧ろ両家の屋敷やその内部の描写にも力点が置かれているように思う。 鴻巣友季子の訳は時に分かりにくい描写もあるが、荒くれ男どもの会話から性格をそのまま伝えることに成功している。

    0
    投稿日: 2017.08.20
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    そう言えば読んだことなかったので読んでみる。 やー。なかなかドロドロした激しいお話でした…。そして登場人物ほぼ全員の性格が悪い。もうちょっとお互いに思いやれないのかみんな…。そしたら平和に暮らせるのでは! と思ってしまうけど、そうなったら全く別の話だよね。 読後感は意外と爽やかでした。

    1
    投稿日: 2017.08.12
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    世界三大悲劇の1つとして知られる嵐が丘。 全体的な印象は内容をはじめとして登場人物のキャラクターや言葉の言い回し、ストーリー展開が振り切ったものでとても濃かった。 登場人物の名前が入り混じったり、ストーリー展開についていけなくなりそうだったこともあったが先を読みたくさせるような伏線の張り方や魅力的で危なっかしい登場人物たちに引き込まれて行った。 主要人物のヒースクリフは最後まで何を考えて、一体どういう人なのか全く掴めなかったけれど想像をコロコロ裏切っていく彼の言動に引き込まれた。 愛情や復讐がドロドロ繰り広げられるもののどこが爽やかで清々しい気持ちになる作品だった。

    0
    投稿日: 2017.04.08
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    海外作品の恋愛ものはあまり読まなかったが、ガーディアン1000作品の一つということもあり、内容が気になり読んだ作品。恋愛ものであるが、ロマンチックさ全開でなく、登場人物の言動は性格的にどうかなと思う所もあったり、復讐といった愛憎劇があったり、悲劇の物語だったりと嵐のような展開だという印象だった。嵐が丘を舞台にした物語の世界観は壮大で、決して穏やかな日常ではない、波乱に満ちたものであると、そして亡霊に取り憑かれた男の不遇さは悲しいものだろうと。嵐のように過ぎた日々から穏やかな日常へと戻るのを願ってやまない。

    0
    投稿日: 2016.05.18
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    光文社で読破。 何というか、感情の起伏が大きすぎる。何らかのメタファーとして解釈しないといけないみたい。

    0
    投稿日: 2016.01.31
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    私が読んだのは旧訳のほうだけど、ブクログになかったので新訳の表紙を貼った。 若き日に夢中になって読んだ作品、今読んでも面白い。ただキャサリンもヒースクリフもエドガーでさえも何となく幼く感じてしまう。 ネリーに対しては善人の印象しかなかったが、勿論善人ではあるけれど、この人にもやはり人間臭い部分があったのだなと改めて感じた。 (上巻) いやはや!やっぱり面白い! しかし物凄く狭い社会の中で、ここに出てくる人達、事にキャサリンとヒースクリフの執着は眼を見張る。そして互いに憎み合い喧嘩するだけのどちらかというと陰湿なこの話が何故こんなに面白いのかと改めて感心する。 (下巻)

    0
    投稿日: 2016.01.30
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    30年ぶりに読み返したが、内容を全く覚えておらず驚いた。改めて読んでみてストーリーの奥深さと時間軸の長さをよくこの嵐が丘という狭い範囲の中で繰り広げられると感心した。

    0
    投稿日: 2016.01.21
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     登場人物みな気性が荒く、ヒステリックで激しいのでぐいぐい引き込まれて読んだけど、どっと疲れた。ヒースクリフが幼少の頃に抱いた恨み、キャサリンへの愛と執念が憎悪となって周りの人々を痛め付けていく様は残酷非道で目を覆いたくなったけど、ヒンドリーに虐げられていた幼少時代を思うとそれが原因の一つなのではないかと切ない気持ちになる。一生を通して愛に満たされたことのないヒースクリフが哀しくも恐ろしく、強烈に記憶に残りそう。特に死に顔と地の下で眠るところは何度でもゾッとする。

    0
    投稿日: 2015.12.20
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    他愛ない恋愛小説を予期して読んでみたんだけど、これは恋愛がどうとかでなくて、神の愛と人の愛の対比のようだ。 苛烈な執着と憎しみの透けて見える愛情を懐き天国は失われたと吠えたけるヒースクリフ。 父の愛に育まれ愛を忘れなかった若きキャサリン。 彼女が天国であるかのような境地に辿りつけたのは人を愛し許す神の教えに従ったからもあるだろうけれど、一方で神の愛に背を向けたヒースクリフが不幸に殉じたかといえば必ずしもそうではなく、妖精や幽霊の蔓延る荒野で彼もきっと幸せでいるだろう。 二面に重なった荒野の愛の営みが見事だった。

    2
    投稿日: 2015.11.04
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    何が待っているのだろう? 他の9冊とは違った何か? 人間味にあふれた、それとも狂人のようなドロドロしたふれあい? Bronte姉妹の生きた土地に、大地の方に やっぱり目が行ってしまう。 大地との接触、大地での立脚、大地との愛撫...。 彼女らが生まれ、育ち、生き、死んだ、という土地を 知りたいというのではなく、その間柄 嵐すさぶあの大地との関わり方を、関わりを JaneやWutheringを読むことで自分の今いる そして今後生きる大地とのかかわりにしたい。 この本はとてつもなく人間味に満ちている。 ドストエフスキーや(違ってたらごめんなさい) バルザックたちの描く世界と同じではないにしろ どれおも人間を描いている。 AustenやRilkeともましてやVoltaireとも違うでしょう。 世界の総和は、人間という概念の象徴は一様にして 一様に非ず。多様にして一様という言い回しは寒気がするが、これ以外に今は分からない。 芸術こそが世界を壊し、創り、改め、保存し、それでもって上昇させるものだと思っていた凡人。 政治こそが偉大な理念を掲げ人類の意識をその一つの 標語に集中させ平和や自由、友愛などといった辞句に 向かわせるよう尽力する事こそが人生の唯一の意義であると自惚れていた青き稚さ。 神を崇拝し、道徳項目を日々行い 己の弱さを小ささを自覚することを持って この生を生き、他者との間柄を良好に形成しつつ 来たるべき来世のために功徳を積むことのみが 一神教の最も依りどころとなる、この一つという 収斂こそ人間が務めるべき義務であると 自覚していた盲目な病者。 ..... .... ... .. . 過ちは何を望んでもつきものだ。 科学はそれ自体に悪を内包している確か朝永氏が おっしゃってたけど それ自体、そう、それ自体で成り立つのは、 神という概念を所与されたあるなにものかか、 フローベールが描いたBovaryのどちらかしかないだろう。 勝手な浅い解釈として Leibnizがいってた 銘々が所持する各個体概念にはこれから起こりうること全てをいっきょに含むといった類の事は間違いじゃないにしろ、ここに幾分依っているはずだ。 世界なんて人間なんて人類なんて時空なんて 畢竟閉じられた開放系にすぎないのだから。

    0
    投稿日: 2015.10.05
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    すごい執念、執着。プライドをもっとうまくコントロールできれば、愛し合う者同士もっとうまく結ばれることができたのかな。。私もプライドが邪魔をするけど、本当に愛する人と結ばれたいと思ってるんだよ。。

    0
    投稿日: 2015.09.13
  • 失くしたものへの執着を持つ人なら共感必至。

    新訳ということで確かに読みやすいけど、ちょっと訳が「軽すぎる」気がするかなあ。英語の分かる人に言わせると、誤訳に近いものも多いようです。なのでこの版としての評価は★三つ。原作に対しては文句なく四~五つなのですが。 でも正直、姉であるシャーロットの『ジェイン・エア』が病的に好きな私としては、妹エミリーのこの作品は、出てくる人物がみんな激情的でヒステリックで始終叫んだり怒鳴ったりしてるので、ちょっとばかし苦手意識があります。でもやっぱりおもしろくて読んじゃう。 いつもガツンとくるヒールクリフの台詞、 「この世は丸ごと、あいつが生きていたことを、俺がそれを失ったことを記す、膨大なメモみたいなものなんだ!」 。 失ったものへの執着が捨てきれない人なら、このセリフはグサッときます。

    2
    投稿日: 2015.09.03
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    人間の欲深さや自己中心的な面がどの登場人物にも深く書かれていて、今まできっと沢山の批評がされてきたからもう何も今更語ることはないけど強いて率直な感想を言えば、 ドロドロすぎて最高!! ヒースクリフのキャサリンに対する愛情やら、周りの環境全てを憎む力だとか、とにかくドロドロでなんだかもうそれがおもしろかった。

    0
    投稿日: 2015.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    純愛復讐小説 主人公ヒースクリフの恵まれない生い立ち、ヒロインキャサリンへの絶望的な愛が描かれています。 最後に2人の(正確にはキャサリンの夫エドガー含め3人の)墓が並ぶ描写では思わず涙してしまいました。 名作です。

    0
    投稿日: 2015.02.15
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    なるほど、お昼のメロドラマの元祖なのか、なんて思って読んでたらとんでもない。こんな恋愛小説は何処にもない。亡き恋人への愛に苦しむ主人公が悪人中の悪人。 もうひとつ驚いたのは嵐が丘のすさんだ生活の描写のなんと見事なこと。中でも住人の口汚さには驚かされる。教養のある若い女性が書いたとはとても思えない。 特異な性格の登場人物とその立ち振舞いも、緊張感を失わない物語の展開も全てが脱帽もの。 Amazonレビューでは新訳は人気が無いみたい。旧翻訳版は不自然な部分はなかったように思います。何か最近新訳がダメなパターン多いな。

    0
    投稿日: 2014.12.03
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    こんなにイライラしながら読んだ本は初めてでした。 どの登場人物にも共感ができず感情移入が出来なかった… 翻訳もどうも最初は好きになれませんでした。 洋書が苦手と思う要素がすべて詰め込まれたような訳だったので… でも、読んでいるうちにこういう訳でもいいのかもしれないと、登場人物たちの性格を考えると思えてきました。 荒々しく自分に素直にわがままに生きている人たち。私にはそういう風に移りました。 今は最後まで読めてよかったと思います。 愛と憎しみの物語…何も共感はできないからこそ、こういう世界もあるんだということに気付けたので。

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    投稿日: 2014.08.05
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    独りよがりな愛情の招いた悲劇。 語り手も含めた登場人物のキャラクターが濃く、全体として異様な雰囲気を醸し出しています。 個人的には、終盤のヒースクリフとヘアトンの対比が特に印象的でした。 ともに不遇な少年時代を過ごした二人でしたが、現世で幸せを掴んだヘアトンとあの世まで持ち越してしまったヒースクリフ。 どこで差がついたのでしょうね…

    0
    投稿日: 2014.05.25
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    たいそう面白かった。キャサリンとヒースクリフの造形、ネグレクト下の人間形成、とおもった。解説で触れられている訳者の意図がはっきり成功しているのもおもしろい。

    0
    投稿日: 2014.02.04
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    長らく積読だったけど、いざ読み始めたら本当にあっという間。700ページもの大長編だが、流れるような物語に惹きこまれてしまった。やっぱり古典は読んで損はしないな。 最後の最後まで、復讐に駆られた主人公ヒースクリフにより巻き起こされる悲劇には目を覆いたくなるが、最後の最後できちんと救いが残されているのに安心。 しかし、著者のE・ブロンテはこれだけの作品を明確なモデルや参考資料がない中で、もっぱら自らの創作力で完成させたということだけど、人間の創作力や想像力の凄さには恐れ入る。

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    投稿日: 2014.01.22
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    リントン夫人の絵をしげしげと眺めたのち、こう云いました―― 「あれは家に持って帰ろう。とくに要るわけではないが――」 2013/12/27-02/05

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    投稿日: 2013.12.28
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    20代前半だったときに、実家にあった世界文学全集みたいなのの中にこれがあって、読んだ記憶がありました。 あと、「ガラスの仮面」でも。あれは少女時代だけでしたけど。 今回、前に読んだ「本格小説」が嵐が丘をベースにしたとあったので、もう一度読んでみました。 救いようがないったらない。 ヒースクリフの気持ちもわからなくもないけど、子どもの代まで恨み持たなくてもさあ…。 ヒースクリフにはキャサリンしかいなかったからしょうがないけど、エドガーはどうしてそんなにキャサリンが好きになっちゃったかな。 美人だけどわがままなんでしょ? とにかく、狭い世界の中でいろいろやってるなーという感じのする話です。 この中で、1番悪いのは誰が…と考えていて、ヒースクリフも悪い…でもあんな扱いされればねえ。ヒンドリーもよくない…でもパパが自分のお土産を犠牲にしてまで、突然見知らぬ子を拾ってきたらねえ。キャサリンもヒースクリフとエドガーとどっちつかずでダメ…でも、この時代だとヒースクリフと結婚したら路頭に迷うしかなくなるってのは、わからなくもない。 となると悪いのは、ヒースクリフを拾ってきたパパさんか…いや、そもそもヒースクリフを捨てた親が悪いな!という結論に達した次第です。

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    投稿日: 2013.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ワザリング・ハイツ。嵐が丘。題名に違わず、荒々しくも美しい作品。 見所は、キャサリンとヒースクリフの我儘で自由奔放なキャラクター。恋愛モノの王道である「お嬢様と不良少年」の元祖みたいな二人。 従兄弟の好青年(というには泣き虫だが)エドガーと、ひねくれ者で根性悪(これは本当、褒めようがない)のヒースクリフを比べたキャサリンの独白「~~まるで稲妻と月光、火と霜みたいに違っていてよ!」が彼らの情熱の口火であり、ある点ではクライマックス。

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    投稿日: 2013.11.30
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    高校生の時以来久しぶりの再読。700ページに及ぶ大作なので、なかなか佳境に入らないのだが読了してみると、しみじみとした感慨にふけることになる。ヒースの散在する北イングランドの荒涼としたムーア。姓も名も不明のままのヒースクリフという墓碑銘。この作品もまた、燦然たる孤高の中にある。語りもまた独特だ。基本的にはネリーの回想で語られるという、いわば間接話法によるリアリティのあり方。あまりにも濃密な関係性。凝縮された小説世界―どれをとっても、ここにしか存在しない世界だ。物語の空間に耽溺できる固有の時間がここにある。

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    投稿日: 2013.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一度は読んで見たいと思っていた本。 嵐が丘と鶫の辻にある2つの家の二世代に渡る物語。 ヒースクリフのキャサリンに対する想いがとても一途。 アーンショウ家とリントン家への復讐だけを考えて生きる姿が、 ディーンおばさんの語りのみで綴られている。 それぞれ個性の強い登場人物ばかりで面白かった。 最後は少ししんみりと。でも一応ハッピーエンドなのかな。

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    投稿日: 2013.10.06
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    鶫の辻と嵐が丘。2つの家の間で起こった人間模様を、3世代にわたって描く。長編小説だから出来るスケールの大きさだよな。

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    投稿日: 2013.09.22
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    面白かった。 リントン坊ちゃんにいらいらした。 そんな感じです。 ヒースクリフにはどうもいらいらも感じませんでした。かわいい人です。 ハッピーエンドという形でまとめられるような終わり方ではないように感じました。ヒースクリフが死の間際にみた幻想は、何であったかは具体的には書かれていませんが、妄想に変わりはないでしょう。 キャサリンもキャシーもかわいらしくて、私は好きです。

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    投稿日: 2013.09.19
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    読むのが大変で大変で2週間近くかかってなんとか最後まで読みきった。途中まで読むのが苦痛でなんとかページを繰っての繰り返し。200ページを過ぎたあたりで漸く何かわかりかけたけど、結局最後までよくわかんなかった。また読まなきゃなー。2011/004

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    投稿日: 2013.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    名作を読むとまた新しい発見がありますね。 ちょっと前に猫町倶楽部の課題本になって読めなかったので、 読んでみました。読了後の感想として、奥が深いなと。 話の内容に最初はものすごくイライラしていたというか、 ヒースクリフの言動に信じられないくらい憤りを感じていました。 キャサリンから振られたがために、 復讐という選択をして残りの人生を彼は費やしました。 でも復讐という心をもっていては、生きるためのエネルギーにはならないよね。 相手を憎むことは相手からも当然憎まれる結果になる。 生きるエネルギーというのは自分のために精一杯生きることでもあるし、 それが相手のために生きることでもある。 キャサリンが亡くなってからの彼はもはや生きる屍であり、 彼に感情移入しようとすればするほど厭になる。 でも見方を変えれば、彼は幼い時に親に捨てられそれが 彼にとってはトラウマとなったのだろう。 そして最愛の人、キャサリンに振られたということは 想像を絶するショックだったに違いない。人を信じられなくなるのも無理はない。 でもリントンがなくなって、もはや何もかも手に入れた彼を待っていたのは 空虚の心だったのだろう。そしてキャサリンとヘアトンの恋愛を少なからず 祝福していた晩年の彼には僕も気分がよくなった。 やっぱり彼も人の子供なんだと。 また印象に残ったシーン。キャサリンがエドガーと結婚するときに ネリーが彼女に追及していたシーン。 エドガーの容姿に惹かれて好きになっても彼以上の人が現れたら その恋愛感情が続かないと窘めていた。 キャサリンはエドガーに恋こそしていたもののそれは愛ではなかった。 結婚する時はやはり恋のままでは続かないのかな? 愛がないと結婚生活は持続できないのかな? 恋と愛の定義もはっきりわからないけど、 ネリーが諌めようとしていたのは、 キャサリンが幸せになれないとわかっていたのだろうね。 恋が愛に代わる瞬間、それはいつなんだろう、 そんなことも考えさせられる本でした。

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    投稿日: 2013.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人にお勧めされて読んだ。 三浦しをんさんの「きみはポラリス」にちょろっと出てくる。 曰わく、 「あの作品の舞台は、荒野とそこに建つ二軒の家しかないと言っていいでしょう。だがその世界を狭いと感じる人がいるでしょうか。いや誰もいない。そこにはすべてがあります。愛と憎しみが、策謀と和解が、裏切りと赦しが、その他ありとあらゆる、人間のすべてが嵐が丘にはある。」

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    投稿日: 2013.05.28
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    結構分厚いのを2日で読み終わったから、面白かったんだとは思うんだけど、読後感が悪い。胸糞が悪い。救いようのない人ばっかり出てくる話。 出てくる人が嫌なやつ、というかクズしかいないのは、最初はムーアのせいかと思ったけど、段々話し手であるネリーが嫌な奴なだけなんじゃないか、って疑いが生まれてくるw 前半は「金色夜叉」を思い出して、中盤からは「アンナ・カレーニナ」を思い出していたけど、なんか、何かが2つと決定的に違う。読後感なのか、善人不在のせいなのか、展開のせいなのか。 なんか気持ちがどん暗くなる物語だった。

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    投稿日: 2013.05.18
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    うーん…正直、評価しにくい。面白くなかったんだけど、何百年と読まれ続け、いろんな研究がされてるみたいだし、惹きつけられるものがあるんでしょうね。 罵詈雑言が飛び交うわ、子供みたいな喧嘩するわでこっちにまで飛び火してきて、腹立ってくるし(これは私の勝手ですが…)。私には向いてなかった。 あらすじから見て「恋愛の縺れからの復讐劇」なんて面白そうとページを捲り始めた。復讐劇にしては、サスペンスっぽくないし、ドキドキハラハラがない。ただ罵り合うのみって印象だけが残った。 頭ん中では最近読んだ『七人のおば』のおば達がひょこっと顔出してきて、嫌んなる(このおば達も相当気難しい性格の持ち主なので)。 自分勝手に感覚的に本を読んでるから、ここのこういう技法が素晴らしいとか、難しい事は分からない。だから、こういう感想になったけど、最後のロックウッドが墓に立ったシーンは映像的にすごく鬱くしかった!

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    投稿日: 2013.03.25
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    この作品一作しか書かなかった28歳のエミリブロンテによる傑作。作家である姉妹に触発されてひたすら想像力の飛翔によって産まれたとされる本作。その先入観を持って入ってしまったためかあまり入り込めなかった。主人公であるヒースクリフのキャサリンに対する悲痛なまでの愛情も彼の曖昧な人物造形の印象からかあまり伝わってこなかったのが残念。非常に評価されている作品なだけに自分の感性が作品に追いつかなかったのかと思うと複雑な気分である。

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    投稿日: 2013.03.14
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    厚いと思ったけど結構さくさく読めました。 物語の前半が入り込めなくて大変だったけど、中盤から引き込まれていけました。 最初の家系図見たとき、キャサリンとヒースクリフが親子2代に渡って繰り広げるロマンスと思ったので ヒースクリフの復讐物語なのには驚きました。 感想としては、 親キャサリンは自分に酔いすぎ。 子キャサリンは小悪魔。 最後に幸せがあったのはよかったです。

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    投稿日: 2013.02.17
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    語り部が紡いだ、二つの家族の濃密な物語。 奔放な少女、キャサリンとヒースクリフの恋愛を軸に、周囲の人々、そして次世代の人生をも巻き込む一大恋愛叙事詩ともいえる作品。 この物語の魅力は、人物造形のうまさにあると思った。 まず、まともな人間がいないというのが凄い。 とくにキャサリンは素晴らしく、ヒースクリフとエドガーという二人の男のハートをわしづかみにして翻弄します。 「エドガー・リントン——ねぇ、座ってよ、そんなに怒ったまま、わたしを置いていかないで。きっと悲しい気持ちで、ひと晩すごすことになるわ。あなたのために悲しい思いをするなんていやなの!」 「わたしが土に帰ったら、あなたはわたしを忘れてしまう?幸せに暮らしていく?いまから二十年後にはこんなふうに云うんでしょうね、“遠いむかしには彼女を愛し、亡くした時は涙に暮れもしたが。だがもう過去のことだ。あれからたくさんの女を愛してきた——そんなふうに云うんでしょ、ヒースクリフ”」 もうね、男がこんな台詞を言われたら、どうなるかってことです。 惚れてまうやろー。惚れてまうやろーってなるのは当たり前です。 台詞がやばすぎるのは、本書最大の魅力です。 「リントンへの愛は森の木の葉のようなもの。時が変えていくでしょう。ええ、よくわかってるつもりよ、冬が木々の姿を変えるように。けどヒースクリフへの愛は地の中にあって変わらない巌にも似ている」 また、この物語に登場してくるヒースクリフの物語牽引力もすごいものがあります。とにかく悪魔のような彼の性格をしつこいくらい丁寧に描いています。 気分の悪くなった読者もいるのではないでしょうか? ただ、「ヒースクリフが物語に存在しなかったら?」非常につまらない物語になったのも事実だと思います。 嵐が丘—ヒースクリフ=貴族趣味的大草原の小さな家 とか? 重厚な物語であっただけに、最後の一文を読んだあとは、長いため息が出ました。ふーーーーーーーーぅ。 そういえば、すごい昔に観た吉田喜重監督の「嵐が丘」は気持ち悪かったなぁ。

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    投稿日: 2013.02.17
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    古典とは思えないほど読みやすかったです。 古典は少ないながらもいくらかは読んでいますが、いつも学校の図書館の古いものを漁っているので新約を読んだのはこれが初めてでした。 古臭い言い回しもそれはそれで面白いのですが海外作品の訳文ではそれはあまり感じられないのが残念です。自分に相当の英語力があれば原文で読みたいですが…。 散々吐き散らされる悪罵の中で悪魔がどうのと聖書に書いてあることがよく引用されているのが目立って感じられました。 300年弱時代の離れたシェイクスピアの戯曲の台本を読んでもそうでしたが、キリスト教の人同士の会話ではこういうことが普通なのでしょうか? E.ブロンテは兄弟姉妹で文学史に残るような家族なのでよく家庭環境に主眼を置いて論評されるそうですが、古典にはこういう時代背景などに興味を持つことが出来ればそれだけで面白さが広がっていいです。

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    投稿日: 2013.02.14
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    高校の図書館司書の先生からの薦めで。 「後味が悪いのは大丈夫ですか。」 「ハイ、多分平気です。」 という感じで高校2年時に廃本を頂き、読んだ。 当時はさっぱり意味がわからなくて、今でも時々読み返しては見ているけど、理解できるかっていうと理解できていない気がする。 多分、共感できる登場人物がいないんだろうなぁ…という個人的な感想。

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    投稿日: 2012.12.11
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    図書館で借りて。 暗い物語なのに、ページをめくる手が止まらなかった。 いつか、自然と『また読みたい』と思ったときに購入したい。

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    投稿日: 2012.12.09
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    積読の書棚から、今更ながらと思いつつも10日ほどかけて読了した。 現実味に欠けるストーリーに、カルチャーの違いを強く感じた。 登場人物の性格・行動が、あまりに極端に描かれており、戸惑いを感じるが、しかし、象徴主義的な技法と言われれば、少しは納得がいく。 高1の時に「走れメロス」を、ただ寓話的に読んだ感想を述べて、恥をかいたが、今回、その再体験をした気がする。 本の読み方を、改めて学んだ(のだろうか?)

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    投稿日: 2012.12.06