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シャム双生児の秘密
シャム双生児の秘密
エラリイ・クイーン、青田勝/早川書房
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総合評価

5件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    国名シリーズの中でも異色で残念な感じのする作品。設定としては面白いとは思うんですがどうもエラリーの推理が捜査を混乱させているだけで・・・。一人相撲をとり続けた結果運よく犯人を見つけられた感じが・・・。

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    投稿日: 2025.09.19
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    さすがのエラリー・クイーンと言いたいですが、今回はさすが以上に良かった! 山火事に閉じ込められるのはいかにもミステリにありそうな展開ですが、ここまで死んじゃいそうなところまで追い詰められるのは、クイーンでは珍しいかと。スリルとスピード感に満ち溢れていて、一気に読めました。 構成のうまさには定評があると思いますが、こういうスペクタクル感もあるんですねー。 幕切れがごくスッキリしてるのも、良き。ちょっと作風が変わったかと思うくらいの新鮮さでした。エラリーは大概おしゃべりが長いのですが、火事のことでアクション対応的な部分が多かったのと、いよいよ、というときに皆の心のことを考えていたのが、わ、エラリーってそんな良い人だったの?と。同じ人が書いてますか?というくらいエラリーシリーズの中ではやや異色だったと思いますけど、個人的には◎。ごちそうさま。

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    投稿日: 2025.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじ: クイーン父子は、旅の途中に唐突に山火事に追われ、山頂に逃げる。 山頂にはザヴィヤー外科医の邸があり、そこでひとまず難を逃れ、一夜を過ごす。 しかし、翌日にザヴィヤー外科医が銃で殺害されていた。 死体の手には破れたトランプカードが握られていて。。。 ダイイングメッセージの謎を解いて行く内容。 クイーン父子の推理が数回、ビシッと解決に導けていないのが 読んでいてもどかしい(笑 シャム双生児の秘密の発表が1933年。 80年近く前の作品でも読みやすいのは、何度も翻訳されてきたのと エラリー・クイーンの文章自体が丁寧に違いない。

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    投稿日: 2012.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    印象的だったのは、ダイイングメッセージとは、ということ。 それと「Yの悲劇」でも思ったのだけど、かなり特殊な身体的特徴を持つ登場人物の行動や言動が、とても純粋で清らかなものに感じられる。筆者の優しさのようなものを垣間見るような気がした。

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    投稿日: 2012.01.08
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    山火事に遭遇し逃げ込んだ館。館の主人ザヴィアー博士の死。博士の手に握られたダイイングメッセージのトランプ。館に集う怪しい人々。シャム双子の兄弟。謎の人物スミス氏。何者かに銃撃されたサヴィアー博士の弟マーク。一命を取り留めるがクイーン警視護衛中の夜に毒を飲まされ死亡。クイーン警視はクロロフォルムを嗅がされ気を失う。盗まれた結婚指輪の謎。  2010年9月6日読了

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    投稿日: 2010.09.06