
総合評価
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powered by ブクログこの巻から訳者が酒井昭伸氏に変わったため、前巻までとはやや文章の色合いが変わった気がする。岡部宏之氏の訳は少々固いもののそれが良い具合に格式となっており好きでしたが、酒井氏の訳はリーダビリティが高く、読みやすい。おそらく酒井氏は岡部氏の訳に近づけようとしたのでしょう(器用な方なのでそれくらいは余裕なはず)。おかげで、続けて読んでも特に違和感は感じ無かったです。
4投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女の怖さを実感。サーセイ、アシャ、ドーンの姫達は、権謀術数、腕力、色仕掛けなどの肉弾戦。キャトリンやマージェリーの強かに立ち回るレベルとは段違いの怖さ。 初めは、単なるサーセイ大好き男でしかなかったジェイミーが、色々周りも見えだして存在感を増している。 kindleで。
0投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログ読み始めて感じる違和感…名前が変わっている登場人物がいる。よく見ると前巻までと訳者が変わってる。最初は変な感じもしたが、読み進める内に慣れていった。
0投稿日: 2022.09.02
powered by ブクログ七王国ウェスタロスのロバート・バランシオン王の死去で始まった王座争奪ゲームは五人の王が乱立する五王の戦いという状況になるが、すぐに王たちは斃れる。北の王ロブ・スタークはフレイ家の陰謀で謀殺され、レンリー・バランシオンはスタニス・バランシオンのもとの〈紅の祭司〉の魔法で暗殺される。鉄諸島のペイロン・グレイジョイは事故死するが、これも弟のユーロンの隠謀があるのかもしれない。ロバート王の跡を継いだ息子のジョフリーも宮廷で毒殺される。王家の後ろ盾ラニスター家の次男、小人の〈小鬼〉ことティリオンが毒殺の嫌疑を着せられ収監されるが、兄ジェイミーの計らいで宮廷宦官ヴァリスによって王宮の抜け穴を通って逃がされる。その際、ティリオンは父タイウィンの居室に出てしまい、父の一言によって長年確執のある父を殺して宮廷を脱出することになる。 で、本巻では主として王都キングズ・ランディングとそれに関連した出来事の顛末と鉄諸島の王位継承問題が描かれる。王都ではジョフリーの弟のまだ幼いトメンが王位に就き、タイウィン・ラニスターもなき今、トメンの母にしてタイウィンの娘、ジェイミーの双子の姉の皇太后サーセイが摂政として実権を握るが、猜疑心から愚かな政治を行っていき、次なる激動が予想される。 スターク家の娘、ロブの妹のサンサとアリアの行状。父エダード・スタークが謀反人の嫌疑を着せられて殺されたあと、ジョフリーの婚約者だったサンサは婚約破棄され、ティリオンと結婚させられるが、そのティリオンも謀反人となり、その混乱下、密かに宮廷から逃がされる。手を引くのは〈リトル・フィンガー〉ことピーター・ペイリッシュ。稀代の陰謀家である。彼はかつてサンサの母キャトリンを愛していたが、キャトリンの妹でアリン家の高巣城に嫁に行ったものの、いまや未亡人となっているライサと結婚している。てんかん持ちの幼い城主ロバートを庇護しつつ、ライサは精神状態が不安定となっており、サンサを殺そうとする。〈リトル・フィンガー〉はライサを謀殺し、高巣城の実権を握るとともにサンサを自分の私生児のアレインと偽って庇護する。アレインことサンサは〈リトル・フィンガー〉から宮廷隠謀術を学んでいくのかも知れない。 父の死後すぐに宮廷を逃れたアリアは遍歴を繰り返した末、暗殺教団〈顔のない男たち〉にたどり着き、そこで訓練を受ける生活になっている。彼女は必殺仕置き人となって物語の中枢に戻ってくるのかも知れない。 女剣士ブライエニーは主君レンリーを失ったあと、キャトリン・スタークの娘たちを探し出すと誓い、サンサ探索の旅をしている。 他方、南部のドーンのマーテル家の出来事も描かれる。マーテル家にはバランシオン家の娘ミアセラが嫁いでおり、年齢順からいったらミアセラのほうが王位継承権を持つ。この駒を使ってラニスター家に対抗しようとする勢力を当主ドーラン・マーテル公は抑え込んでいるが、慎重な彼は表面上王都に恭順を示しつつ、実は何かを画策しているのかも知れない。 鉄諸島では追放されていた王の弟のユーロン・グレイジョイが実権を握る。それも王都に対抗してウェスタロスの覇権をめざすと豪語してである。 北の守りの〈冥夜の守人〉の話からは、サムウェル・タリーだけが登場。新たに〈冥夜の守人〉総帥となったジョン・スノウの命で、メイスターとなるべく、出身地のへの旅をするのだ。
0投稿日: 2017.02.18市民には目の毒のような…。
麗しく毒々しい宮廷と戦乱の陰謀は、あまりに筆致が真に迫っていて読むのが怖いような、そうでないような。 ハイファンタジーと重厚な群像劇は手が広がりすぎて読むのも一苦労なのだから、書くのはもっと大変でしょう。 タイウィン家、タイレル、スターク、バラシオン、そしてターガリエン。 どの陰謀が物語を引っ張って、どの伏線が破たんするのか。 ここまで読んでいて引き込まれる作品はそうありません。 星5つ。
6投稿日: 2017.01.04
powered by ブクログ2014年8月3日読了。 訳者が変わって少し雰囲気に変化が。でも、すぐ慣れました。でも登場人物がさらに増えて、舞台もさらに広がって、頭が結構グルグルしてきます。 一人称の人々増えすぎ。でも面白い。 マーテル家で起こってること、キングスランディングの話、そして噂でしか現れない人々…気になる~~~。 ジェイミーがいいね~。
0投稿日: 2014.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
プリンス・レイガー、罪な男やで。 サーセイのヒステリーがどんどんつよくなっていっていっそかわいそう。 アリアのところが面白そう。サンサがんばってほしい。 グレイジョイのところは今後どんな関係がうまれるのか、様子見です。
0投稿日: 2014.06.09
powered by ブクログ再読。 最初に読んだ時は、訳者が代わった事によって 固有名詞も大幅に変更になり戸惑ったものでしたが、、、 過去作品も改訂新版にて読み直したので、 ようやく違和感なく読めるようになりました^^; 上巻だけで並みの文庫本2冊以上の分厚さですが、やはり面白さは半端ない! この巻では、クイーン・サーセイの視点から描かれているのが新鮮です。 スターク家に肩入れしているであろう大半の読者にとっては、 とにかくこの世界から退場して欲しい人物の一人ではあるんですが。 弟ジェイミーは自分から離れていくし、息子のトメンは憎い嫁にとられるし、 さらに敬愛する父もいなくなり、ティリオンにはしてやられるし。 なんていうか踏んだり蹴ったりの散々な人生ですね… プリンス・レイガーに恋焦がれていた頃のサーセイは可愛かった(笑) サンサとアリアは全く別の方向へと進んでいっているけれど、 どこにいても二人の性格が表れているようで面白いですね。 サンサは、自分のいる場所で精一杯努力しようとする。 アリアは、常に型にはまらない自由な行動をとる。 二人ともどうか幸せになって欲しいと願うばかりです。
0投稿日: 2014.03.04新訳
この巻から訳者が変わり人名や用語が大幅に刷新されたのですが、新訳の電子書籍で読んできたなら違和感なく入れるはず。 意外な人物が新たに視点人物となるなど物語はますます盛り上がります。逆にほとんど出番のない視点人物もいますが彼らの活躍は第5部にて。
2投稿日: 2013.11.09
powered by ブクログ氷と炎の歌シリーズ1~3部と夢中になって読み進めてきた、 今のところ小説の中で一番好きな作品です。 第4部でまるっと訳者が酒井氏に変わり 登場人物の台詞にかなりの違和感を感じました。 全体的に以前よりわざとらしく、軽妙な言い回しも無くなっていて自分の中で確立していたイメージとのブレがあり そこに気をとられて作品にのめりこめません。 酒井氏訳、同著者ジョージ・R・R・マーティン「タフの方舟」も 面白さを見出せなかったので自分には残念ながらこの訳者さんはあわないのだと思います。 ストーリーの流れは文句無く面白いけれど続きを読むのが少ししんどい。
0投稿日: 2013.10.01
powered by ブクログ前作までは非常に多くの登場人物が出てきていたが、そのまた多くが死んだりお休みしていることもあり、今作ではもろもろ収束に向かいそうな気配。場面場面がこれまで以上に長目に取られている印象で、ストーリーが追いやすくなったかと。とはいえ、新しい展開もあり、その分厚さにも関わらずどんどんページは進む。
1投稿日: 2013.02.27
powered by ブクログいま一番続きが楽しみなシリーズ。この第4部では、それまで主人公格の中心を占めた面々が退場・休場したせいもあって群像劇の要素が増し、著者の意図する「先が分からない歴史小説」としての楽しみがより大きくなった。 で、これもまた上と同じく男性登場人物が休退場したせいもあるだろうが、女性たちのたくまさしさ、したたかさが(賢明さ…は割り引くとしても)目立つ巻だったように思う。
0投稿日: 2013.02.18
