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大津波を生きる―巨大防潮堤と田老百年のいとなみ―
大津波を生きる―巨大防潮堤と田老百年のいとなみ―
高山文彦/新潮社
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総合評価

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    「津波」の話ではなく町が復興計画や有名な巨大堤防を作るに至る話。被災直後に東京府の役人を2人スカウトして町で採用したり、県や国とのパイプで予算を持ってくる話など、剛腕行政手腕もある程度必要だと思わされた。

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    投稿日: 2018.10.09
  • なぜ、その土地にいるのか?

    地震、それによる津波被害を、過去に何度も経験している土地、田老。 部外者からすれば、 「何故、そんな危険性の高い地域に住み続けるのだ」 「何故、もっと安全なところに移住しなかったのだ」 という疑問がわくことだろう。 この本が、その疑問に答えてくれる。 「万里の長城」「世界最大」と言われた防潮堤を築きながらも、そこに生きてきたひとびと、その土地。 生き証人とも呼べる関係者へのインタビューを交え、そこで何が、どんな営みがあったのかを教えてくれる、貴重な一冊。

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    投稿日: 2013.09.24
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    歴史を感じる1冊です。 田老村の取り組みがよくわかります。 巨大な防波堤が必要か考えさせられる本ですね。 関東大震災の話もあり、昭和天皇が「後藤新平の計画通り震災後東京の街を整備できていたらもっと戦災を減らせたのに...」とおっしゃっていたことに興味を抱きました。

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    投稿日: 2013.01.26