
総合評価
(623件)| 110 | ||
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powered by ブクログ結構聞いたことあるようなあらすじのような気がするけど、ただの感動話ではない。 感動話で終わらせるのではなく、生きることとは?死とは?について考えさせられる。
0投稿日: 2026.01.24
powered by ブクログ死は平等に訪れる。それを前にして人は何を想うのだろう。そんな気持ちを汲み取り願いを叶えることになった主人公。次々に依頼者(患者)が訪れる。復讐心、恋心といったものとも向き合うことになる。 読みやすくお手頃な作品だと思います。
0投稿日: 2026.01.20
powered by ブクログ「真夜中の5分前〜five minutes to tomorrow 〜」を読んで本多孝好さんの作品を読んでみようと思いました。 まず洗練された、くどいような情景描写があまりないスタイリッシュな文体が素晴らしく読んでいて疲れずサクサクと読めました。また会話のテンポ等も速度が私にピッタリで読みやすかったです。 内容としても「死」という陰鬱な重たいテーマではありましたが、一歩引いた少し冷淡、しかし心の奥の優しさが溢れる主人公とそれを取り巻く多くの登場人物との物語の中で静かに、されど存在感をはっきりと際立たせながら話が一本の線のように流れていったのがとてもよかったです。人が誰しももつ悪意、善意、害意、誠意といった感情が死という普遍的だけれど避けることのできない「際」で溢れ、鎮まり、それを見つける行程が本多先生の抜群の言葉で表されている所が私は好きでした。もう一回読みたいです。
0投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ将来に希望を見出せないパッとしない大学生が、いろいろな事情を抱えた末期患者との出会いを通じて、徐々に心が変化していく。 人は人生の終わりに誰を、何を想うか?その時に、「やり切った」と言えるように、自分に嘘をつかず、正直な自分であり続けたい。
0投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
死ぬ前に一つだけ願いを叶えてくれる清掃のアルバイトをしている大学生の「僕」。願いを聞くようになったのも、大学の授業料に困っていて、お願い事を聞いたおばあさんから授業料の4倍ほどのお金をもらってしまい、おまけを返すために行なっていた。3話目のお姉さんの話が一番グッと来た。病気に対する恐怖を電話で伝えていたため死ぬ前に誰か会いたい人がいるのかと思われたが、自分の部屋に留守番電話をかけていたのが切ない。誰かに聞いてもらって恐怖を和らげることも病院から1日だけ連れ出してくれる人もいなかった。病院で出会い接したことのある「僕」に忘れないで、と呪いをかけて、自分を覚えていてくれる他人の存在を作ったことで安心したのか…わからないけれど「僕」は毎年夏に彼女のことを思い出すし蛍が肩に止まることを願う。きっとそれが彼女にとって救いなのだろうと思う。 生きていれば人は変わっていく。死を前にした人たちの願い事は恨みつらみも疑念も恐怖も悲しみもあるのに希望がなくて辛かった。それでも死んだ後に何も残らないわけがなくて、「僕」が成長するきっかけをたくさん与えた。終わり方も希望しかなくてよかった。
1投稿日: 2025.12.22
powered by ブクログずいぶん前に読了したが、登録忘れだったので登録。 具体的なところを憶えていないので☆無し。再読しよう。
0投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログ再購入して読みました。 連作集です、各編全て死にゆく者との物語。 「WISH 」 「FIREFLY」の2篇がとくに響きました。 姉妹編も購入しているので近々読むつもり。 ぜひ〜
25投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログその病院には、死を目前にした患者の耳にしか入らない「死ぬ前に一つ願いが叶えられる」という噂があります。 病院で清掃のバイトをする大学生が、余命わずかな患者から頼まれた願いを叶えたことで、次々に依頼を引き受けるハメに。 どうしても死がつきまとう重さはありますが、主人公のキャラクターで相殺されている感じ。 謎が解けてしかもちょっと爽やかさもあるラストもいい。 本多作品は特に会話が好きです。主人公がちょっとシニカルで、ああ言えばこう言う、な感じ。ずっと聞いていたくなります。 そして森野、いい味出してるなぁ。 これは「WILL」「MEMORY」も読まなくては。
0投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人は死ぬ前に何を望むか、、4作品収録されている短編集。 私自身、ひねくれものなので なんとなく綺麗事で終わるんだろうなあと。でも自分も病気をして、入院中だったのでそういうのもたまには良いかなと思って読んでみました、、。 けど、、人が人に対して抱く執着心、復讐心の怖さだったり、すべてを手に入れて華やかな世界も見尽くしてきたはずの女性の”孤独”だったり、、 決して綺麗ごとではなく、一筋縄ではいかない、死を待つ人の様々な思いにグッと胸を締め付けられるような感覚もあり、ただその中にも一縷の希望が輝いていて、、 圧倒されました。 また本多孝好さんの文体が本当に美しく、切なくて好きになりました。 他の作品も読んでいきたいと思いました。
1投稿日: 2025.07.16
powered by ブクログ切ないだけでなく、どこか心温まる…初めての読後感で、小学生の時に児童書ばかり読んでいた私が小説にハマったきっかけとなった本
0投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
[2025/5/5-11]読む人によって受け取りかたがかなり変わるのではなかろうか。私は上田さんの半生に思いを重ねがちだった。何て言うことのない誰かの生きてきた道のりの話を聞くのが好きだ。彼女が生きた証を残したいと思った気持ちも分かる。主人公自身もやり場ない自分探しをしていて、達観しているようで生きることを諦めたくないという、捨て置けない素直さがある。自分の中にも、近しい人にも似ているところがあって、妙な感情移入をした。
0投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログ末期患者の願い叶える存在がいたら何をお願いするだろうか考えながら読み進めました。とても読みやすい中にも死生観を問われる内容で読み応えがありました。各章のラストもとても切なかったりとじんわり感情を揺さぶられる作品でした。
0投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ作品から漂う雰囲気は嫌いじゃない。 どことなく伊坂幸太郎を思わせる。 上田さんの話が良かった。 続編も読んでみようかしら。
0投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ過去に読んだことがあり、何か好きだったけどどんな話だったかなぁと思って久々に再読。 ストーリーがめちゃくちゃ面白いというわけではないが、主人公達の会話が心地良くてスラスラ読めてしまう。このリズム感が好きだったのかと思い出した。
0投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログ1番好きだったのは3番目の章でした。 メインの女性患者が最後に誰に電話をかけていたのか明らかになり、この本の紹介文にある通り、静かに胸を打たれました。 女性がなにを思って電話をかけていたのか想像するだけで、この女性が自分の人生に対してどう捉えていたのかが胸を打ちました。
0投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログ十年ほど前とは言え再読なのにまったく覚えていなかった。ほんとうに読みやすいし、ほんとうに物語の終わり方がいちいちうまいなあと思う。無理のないオチみたいなものを用意してるところがやっぱり本多孝好の魅力に感じる。有馬さんのお話は主人公のエゴかなあと思う反面、間違っているとも思えなかった。わかってもらったりわかってあげたりするために自分の意見を無理やりにでも押し通すときがあるのは、相手がもうすぐ死にそうな人でも元気に生きてる人でも結局同じだと思う。淡々としているふうな主人公だったけど、とてもやさしかった。
0投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「死ぬ時、なにを考えるだろう。」 印象としては、タバコの匂いや無機質な音を感じながら、静かに浸れる本でした。一気に読んでしまいました。 死を目前にした人々からは、色々な願いが出てきます。 自分は、何を考えるだろう。 死ぬことに関してはよく考えますが、この本を読み、考えが深まりました。とても現実的な死生観が描かれているのです。 死ぬということには抗えないし、 死を目前にする頃には実は自由に体を動かせない。 自分の人生におそらく意味はなく、死に意味もない。 だから、死を前にした人間が望むものもシンプル。 「死」 私がこの小説から感じたことでした。 本当にその立場になれば、この小説に描かれた気持ちがわかってくるのでしょう。 ただ、個人的な考えではありますが私はこの現実主義的な考えに逆らって 「それもまた、一つの世の中の見方にすぎません」と 言えるような生き方がしてみたいと感じました。 【印象に残った言葉】 人生なんて、そうなるべくしてそうなるんだ。葬儀屋が性に合ってるって言ったのはそういう意味さ。
0投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログ・読みやすいから読書入門にはいいかもしれませんねという印象の作品。全体的に物語のための記号でしかない登場人物たち。手元に置いておきたい本にはならなかった。その中で読者が視点を共有することになる主人公の行動原理やバックグラウンドが不明瞭で、最初から最後まで好きになれなかったのも大きい。また幼馴染の立ち位置も意味不明。その後のシリーズを読めば彼らの印象も変わりそうだが、読みたいと思わされなかった。 ・2020年代に読んで一番細かいところにギャップを感じるのは、こういうSNS時代前夜=2000年代の作品なのかもしれない。昭和の小説を読んだりするよりずっと。技術がある程度近いのに人権意識なんかに関する部分がかなり変わってるので。 ・作者の初期の作品だからか、発言主が入り乱れたり指示詞が何を指しているのかわからなかったりと、技術面での荒削りさも散見される。
0投稿日: 2024.09.01
powered by ブクログストーリーとはあまり関連のないように思えるが、 死ぬ間際に思うこと、物語の序盤に主人公が何気なく語った言葉に私は救われた。それを思うだけでなんだか生きやすく感じる。 何度も戻ってくる大好きな作品。
0投稿日: 2024.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
順番が違っていて、最後に読むべきMEMORYを最初に読んでしまったことに気づいた。 改めて読み返すことに決め、本作を。 個人的に、本多孝好氏の作品が好きだ。 ひねくれているかのような主人公に、不真面目な生き方をしているように感じる方もいると思う。 でも、本作も「本音」が描かれている作品だと思う。生きていくために取り繕うではなく、分からないから分からないと素直に言うみたいな。 淡々としつつ、死生観や、自らの生き方、世の中の理不尽さ、それらに気づき考えさせられる。 人が死を目前にしたときに望むもの。 死ぬ前にひとつだけ願いが叶えられるとしたら? 死を目前にする人たちは素直ではなく、騙したり、擬似的な恋を望んできたりするわけだけれど、頼まれれば、粛々と、でも優しく、できる範囲で望みを叶える手助けをする神田。 それが本作の主軸かと思いきや、実は……という。 森野と神田の微妙な関係が気になる。
1投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ病院と病院以外の場所では、いのちの重さが違うかのように扱われることが多いのではないか。それが赤の他人ならなおさらで、僕たちには最期を控える人たちの気持ちなんて全くわからない。では、病院で働く人ならどう感じているのだろう?こんなふうに、最期にひとつ、物語が生まれたりしたらいいのに。
0投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ何かとすっきりしない本だった。 全体的に思ったことは人って死ぬ前にそんなに他人に恨みを持って復讐したいとか思う余裕あるかな?って思った。もっと綺麗なことだけ考えて死にたくないかな? ACT.3 FIREFLYが1番読みやすかった。
1投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログあらすじやタイトルの雰囲気からハートフルな内容を想像しがちだが、思いのほか人間の業について触れられたシニカルな物語となっている。 死に際に人が願う事は、必ずしも美しい物ではないというリアルさを描いた作品。
0投稿日: 2024.03.10
powered by ブクログ死ぬ時に何を考えるかは、確かに死ぬ時になってみれば嫌でも解かる。第 1 幕の恨み、第 2 幕の怒りと恐怖、第 3 幕の寂しさ、思い残したことを残酷なまでに見せ付けられてしまった気がする。
0投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「文体が村上春樹に近い」と言っている方がいたので、じゃあきっと好きだなと思って読んでみた。 確かに文体は近い。でもハルキの方がクセあるかな。そんなことより内容が面白い。ミステリーチックで引き込まれる。 しかしact2の中学生とキスしたところでいよいよハルキじゃんと思った。主人公の男性がモテるってやつ。相手の女の子が不思議ちゃんかメンヘラちゃん。 act3の上田さんは、身につまされて辛かった。 しかしデート中の神田がキザでちょっとイラッとした(笑)ハルキ読んでる時と同じ感覚のイラつき。 ミステリーチックと言っても結局生と死をテーマにしているから、結局やっぱりハルキっぽいなと思ってしまった。 でも面白かったことは確か。夢中になって読んだ。 これ、初期の作品だと思うから、最近のこの人の本を読んでみようと思う。もっとオリジナリティが出てることを期待して。
0投稿日: 2023.12.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂幸太郎に似てるとどこかで紹介されていたのがきっかけで初めてよんだ著者の作品だった。 結論、伊坂幸太郎にはあまり似ているような気はしなかったけど、面白かった。 まだ自分は死を身近に感じたことはないけど、自分は死ぬ時最後にひとつだけ願いが叶えられるとしたら何を願うんだろうと思う。黒衣の必殺仕事人ではなく、掃除夫に何を頼むんだろう。
0投稿日: 2023.11.19
powered by ブクログWILLが面白かったので姉妹編というこっちも読んでみた。葬儀屋の森野さんご無沙汰っす! WILLの方が読みやすくて好きだったかな。 こっちは結構救えない感じで終わるイメージ、。
5投稿日: 2023.09.29
powered by ブクログ末期患者の願いを叶える必殺仕事人と呼ばれることになった神田君と依頼者の話。各々の最期の願いに必死に向き合う神田君の直向きさに心温まる。願いは綺麗なだけじゃなくて人間の業のようでそこも良い。葬儀屋の森野さんがなかなか好き。
1投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
病気の人を見て「自分なら耐えられない」と思っても、耐えられない先の逃げ場なんて無い。 そんな逃げ場のない人のやり残した事は、どうやっても人が絡むもの。 こういう物語は大抵感動で済ます事が多いが、「FACE」は盆をひっくり返されておもしろかった。 けれど、五十嵐のその後の描写が少ないことや、最後を「気分」と締められたのは物足りなさを感じた。
0投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログやけにスカした主人公。 普段スカした感じのくせに、 恋とかしちゃって泣いちゃったりする 主人公の性格がキモくて好きになれなかった。 仲のいい後輩にそっくりだ。 話自体は面白く、「病院における死」をテーマにしてる 買ってから何年も経ってやっと読み終わった 数年前に江坂のブックオフで購入。 先日行ったら閉店していてショックだった
0投稿日: 2023.03.15
powered by ブクログ病院で清掃のアルバイトをしている男子大学生が末期患者の最後の願いを叶えていくお話。 重い。重い。全て重い。 その人の人生を背負っているのだから重いのは当然かもしれないが、そんなに裏ある!?ってほどに重い。 私はまったく軽いのしか思いつかないな。
2投稿日: 2023.03.03
powered by ブクログ間違いなく1番好きな小説。 モヤモヤ残るが着地しっかり。この加減が絶妙で、お涙頂戴系かと思いきや全くそんなことなくて良い。死ぬ間際の人間全員が全てを悟ったように何もかもを諦めていて、誰しもを許しているだろうなんて、所詮その立場になったことのない人の思い込み。
0投稿日: 2022.11.28
powered by ブクログ死んでいく人のお願いだけ叶えるという設定だから、優しいお話もあれば、 人間の怖さみたいなところが書かている。 短編なので、話はつながっているけれど、いろんな楽しみがある本だった。
0投稿日: 2022.11.24
powered by ブクログほんわかあったかストーリーじゃないのがとても現実的だった。 だから、face以降読み進めることができなかった…
1投稿日: 2022.09.10
powered by ブクログ人は死の前に何を望むのか。 復讐、愛情、憎悪。 様々な感情が渦巻く病院でバイトをする「僕」の物語。 人間の心の闇、心の潔癖さを映し出すものとしては、いいと思う。
0投稿日: 2022.09.07
powered by ブクログ命というものは当の本人にしか その重さは分からないのではないだろうか 人によって幸せも苦しみも度合いが違う その人によって何が善で悪なのか それは他人が押しはかれるものではないと思う もちろん命は重い 人が亡くなる場面に立ち会い心から胸が痛み、 つらく悲しい気持ちになった経験もある だけど今、私には当たり前のように毎日が訪れ 自由気ままに過ごしている日常が 突然奪われるだなんて いざ自分の身に置き換えて考えようとすると いまいち具体的な想像ができない なんなら “死ぬまさにその瞬間何を思い浮かべるか?” と今誰かに聞かれたら 私は周りの人達に恵まれた 色々な所にも行き色々な景色も見た 自分は幸せだったな〜〜〜 と答えそうなほど 私は相当ハピネス単細胞かもしれない だけど間違いなく命は重く かけがえのないものだからこそ その分一瞬揺らぐと儚く脆いのではないか 死への恐怖がふとした瞬間 楽になりたいと願いに変わるのではないか ハピネス単細胞の今の私でも その思いは分からないでもない きっといくら考えても倫理的問題は いつだって複雑で、 これといった正解なんてないんだろうな
0投稿日: 2022.08.23
powered by ブクログ有馬さんがとても切なかった。 借金取りに囲まれて、また、死のうと思っても死ねない。でも主人公が止めた後者の方は有馬さんにとっては憂鬱なことかもしれないけど、主人公が美子などの死に直面したからこそ止めたんじゃないかなと思う
0投稿日: 2022.08.01
powered by ブクログとある病院には末期患者の最後の願いを叶えてくれる必殺仕事人がいる。依頼者と必殺仕事人の話。 死生観について書かれている本だけれど、爽やかに感じるのは主人公の人柄なのだろうか。
0投稿日: 2022.04.16
powered by ブクログ唯一本棚に置いておきたいと思える小説。誰かにおすすめするときは必ずこの小説を伝える。その時の気持ちで読みたい本が変わるが、この本はいつ読んでも面白い。本多先生の書く人物は、どこか捻くれていて感情表現が分かりづらい、だがストーリーが進むにつれて人間らしさが増すことで、ストーリーと合わさり面白さが増える。MOMENTの神田は好きな人物像そのもの。【FECE】三枝氏の「しゃらくせえ」「おっしゃる通り」の会話や、他にも言葉のセンスで本多先生の凄さを感じることが出来る大好きな小説です。
3投稿日: 2022.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
病院のアルバイト清掃員 神田は、黒衣の必殺仕事人に成り代わって死を待つ人の願いを聞いていく。しかしなぜ必殺仕事人は死に近い患者のみの願いを受け入れるのかという根本的な疑問に立ち合った時、未だ議論されている安楽死と生についての問題に直面することになる。前半は神田が患者の願いを聞き入れ、若者として将来の葛藤を覚えたことを描いたのみだと思っていたが、生と死という答えの出ない根本的な問題を提起したこの小説に、小説としての意義を感じた。また彼の他の作品も読んでみたい。
1投稿日: 2022.01.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『バイト清掃夫大学生が必殺仕事人になってみた!?』 清掃バイト先の病院で、死期迫る人の願いを叶える仕事を引き受けた神田。 奇跡は…起きない。ハッピーエンドに…ならない。ハラハラ・ドキドキは…無い。 淡々と不器用に人の死と向き合いつつ、自らを見つめ直していく姿に、ジワジワと心揺さぶられる。
0投稿日: 2022.01.25
powered by ブクログ主人公が同じ短編集です 死ぬ前に1つ願いを叶えて欲しい… そんな人達の思いに主人公が出来る限り応えて。な感じのお話しです どのお話しもハズレなく、とっても良かったです 出てくる人々全てが印象に残る良いお話しでした 幼馴染で葬儀屋の森野さんが男前で良いキャラだなーと思ってたら、続編のWILLはその森野さんが主人公ですね(^^)
3投稿日: 2022.01.12
powered by ブクログ古い商店街の幼馴染の男女が主人公のシリーズ。 神田くんが掃除のバイトをする病院の中で起こる四つの出来事。それぞれにちょっとしたサスペンス風ながら、葬儀屋の森野との関係が織り込まれる。 他の作品の前後の物語も合わせて、軽妙で小粋なミステリータッチの作品がとても好きだ。
0投稿日: 2022.01.05
powered by ブクログ何度目かの再読でさすがに展開は覚えていて驚きはないが、やっぱり好きだなと思う。 病院の掃除夫として働く主人公が、死にゆく人たちの最後の願いを叶えてあげる話…というとその通りなのだけど、なんかちょっと違うという気もする。少なくとも「絶対泣ける」なんてコピーがついたありがちな感動ストーリーではない。 死がテーマのわりに暗さはなく、かといって軽く描いているわけでもない。後味の悪い結末もあるが、それはそれで人間の業の深さを目の当たりにして達観したような気持ちにもなる、不思議な読後感だ。 主人公の神田からしていまいち掴めない。モラトリアム全開かと思えば少し違うような気もするし、とはいえ幼馴染の森野に比べるとまだ大人になりきれていないと自覚してはいる。 森野は出番は多くはないけど、かなりいいキャラ。横断歩道の例えもいい。 神田は全編を通して様々な人と会話をする。そのどれもがどこかしらユーモアを含んでいて、それがこの本の魅力になっていると思う。 特に深くもなんともないのだけど「女の子は、いったいいつごろその特殊技術を習得するんです?」って感心するシーンがなんか好き。
1投稿日: 2021.12.15
powered by ブクログ2021.11.22 124 wishとfireflyがよかった。死ぬことをめっちゃ考えてしまった。
0投稿日: 2021.11.22
powered by ブクログ「MOMENT」本多孝好 著 【あじわい】 deleに続いて二冊目として選択した本多さんの著書。deleは一話完結の連作に対して、MOMENTは一話ずつが最後の章で重なり合う連作です。 また、dele は、主人公に探偵要素を込めているため、小刻みに展開するリズムです。 一方で、MOMENTは、主人公が一般的な大学生であるため、描写に日常を感じます。 【著書の舞台】 病院です。 入院、退院、または、残念ながら最期が近づく患者もいます。 舞台となる病院には、最期の願いを叶える使徒が存在するという噂があります。 【テーマ】 ひととして、最期が近づくとき、MOMENTを迎えるとき、何を願うのでしょうか? それは、自身の願いなのでしょうか? はたまた、大切な誰かの願いを叶えるために、その願いを自身の願いと読み変えて祈るのでしょうか? ------------ 著書を通じて、私たちは、何人かのMOMENTに対峙しあいます。 その擬似体験を通じて、今だからこそ、自身のMOMENTを想像、描くことができることを認識できます。
11投稿日: 2021.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「病院で掃除夫のアルバイトをする大学生の「神田」。彼の元には、病院内のとある噂がきっかけで患者の願いや頼み事が来るようになる。 」 神田と患者とのやり取りには心を暖めされられ、患者の言葉には生きることと死ぬことについて考えさせられました。あらすじに「静かに胸を打つ物語」と書いてありますが、まさにその通りだと思いました。
0投稿日: 2021.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
集●社文庫夏の100冊みたいな小冊子に紹介されてて、興味をもって、図書館で予約しました。 小冊子に載ってた紹介文では、「その病院には、末期患者の最後の願いをひとつだけ叶えてくれる“必殺仕事人”がいるという。病院で掃除夫のバイトをする大学生の僕は、ひょんな事からその仕事を引き継いで――。死という重いテーマを主人公である若者のフィルターを通して、悲壮感なく新鮮に描く青春小説。」 とあったんだけど……予想外の展開で、まぁそれはそれでおもしろかったです。 不幸な出来事があった人や、不幸な境遇にある人が、天使みたいな純粋で美しい心の持ち主で、読む人の涙を誘う感動的な話…というような話では、全然なく… むしろ純粋なのは必殺仕事人(代行)の神田君の方で、依頼者(死を間近にした患者)のほうが2枚も3枚も上手です(^^; したたかな嘘をついて、神田君を動かす…!
0投稿日: 2021.09.08
powered by ブクログ何度目かの再読。病院で掃除夫のバイトをする神田くんが、末期患者の「死ぬ前にひとつだけ願いが叶うとしたら」を叶えていく短編。仄かなミステリ要素や、ホラーにも似た人間の薄暗い感情を見事に描きつつ読み口はあっさり、でも静かな深みを感じられる文章。第三章のFIREFLYが一番好きで、電話に語りかける上田さんの横顔を考えてしまう。例のシーンも本当に綺麗だろうから、映像化してほしいなあ。
1投稿日: 2021.07.28
powered by ブクログ死の間際に、ひとつだけ願いを叶えてくれる 必殺仕事人の噂。 掃除夫のバイトをする大学生が、 入院患者とのやりとりを通じてその人の本当の顔を知っていく。 各話読み終わったあとに残る、ちょっとした後味の悪さが心地良い。
0投稿日: 2021.03.14
powered by ブクログ本田孝好を読むきっかけになった1冊を再読。とても軽やかに読める村上春樹という感じ。じんわりきたり、もやもやしたり、憤ったり、読んでいくと色んな感情をざらっとさせられるのに、なぜな嫌な感じがしない、不思議な本。
0投稿日: 2021.01.12
powered by ブクログどうしても、結果は見えているから、 そこに向けてどうもっていくか、という点がわたしには盛り上がりや感情移入の点でおもしろいと思う話が少なかった。
0投稿日: 2020.11.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
病院でアルバイトをしている大学生が死にゆく患者に一つだけ願いを叶えるという短編になっている。 願い事を叶えてくれるという伝説は前からあり、黒衣の人から掃除夫に変わりまたある時期から黒衣の人に変化している。 その黒衣の人を突き止めて話が終わるのだが、黒衣の人の言い分と死を軽くみてはいけない大学生の言い分。 自分は苦しみなく死んでいきたいし、医療費の問題もあるから黒衣の人がいてくれたらいいなぁと思ってしまった。 表題にもあるMOMENTの一文 人間関係について 付き合いやすいパーツも付き合い難いパーツも全てひっくるめてその人で、その人と付き合おうとするならそのすべてと向き合うしかない。 グッとくる言葉で表面でしか付き合ってない自分に言われているみたいだった。
0投稿日: 2020.06.13
powered by ブクログ物語は『死ぬ前にひとつ願い事をかなえる』という役目をおった必殺仕事人の話。4部から構成されてますが『FIREFLY』がとくに好きですね。死を前にした人間は、死ぬ前に何をお願いするのか。な~んか、じ~んわりとして、よかった。とくにセリフの言いまわし方が好きです。伊坂に似たオサレな感じがします。全体的に会話っぽく進んでいくので、あっという間に読み終えてました。主人公の幼馴染の森野(葬儀屋)がかわいくイメージしてよいのか、そんなにかわいくないイメージなのか、どっちで捕らえるべきかがわからなかった (´▽`)
4投稿日: 2020.05.02
powered by ブクログ最後に裏切られることが多い短編集だった。登場人物の発言には表現力が富んでいてワクワクしながら読むことができた。少し違和感に感じたのは、年齢の幼い登場人物が自棄に大人びていること。
1投稿日: 2020.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
与えられた役割くらいきちんとこなせと叱ろうにも、先に役を降りたのは父親のほうなのだ。どうせ舞台は壊れている。 すき。 最後のは死を望んでるひとに死を与えるのは駄目なことだと思えないからほっといてあげろって感じた 問題解決もせずに半年延ばして自分は海外て 本人がそれを正義感なんかじゃなくエゴだってわかってるのは救いだった deleのケイみたいな悪意を想像できるひとって安心する 関係の変化については でた。おきまりのぱたーん。 主人公も単純かよってすこしあきれた。
0投稿日: 2020.01.30
powered by ブクログ入院中に読む本ではないものの… ショートストーリーが4つ。相互に絡んでいるわけではなく、独立してる。読んだ気がするのは気のせいかなぁ。 本多作品にはなんとなく早熟女子の登場が多い気がする。しかも、訳わからん対象として登場する感じ。 バラバラの感想だけれど、面白かったのは事実。シリーズとして読み続けたい作品だ。
0投稿日: 2019.11.18
powered by ブクログ本多孝好の小説を勧められて読んでみたかったんです。でもあらすじを見て、病院で最後の願いを聞く話かぁーと、正直あまり惹かれなくて読むか迷ってました。 読んでみていい意味で裏切られたと思います。 ただ感動するお話じゃないんです。 運命の再会とか、言えなかった告白とか、、、世の中そんな感動的でキラキラした願いだけじゃないんです。 もっと人って利己的で生に執着している。ということを感じた話でした。 主人公の心情描写が非常に上手でより入り込めるし、会話のテンポとかも非常に好きで、本多孝好にハマった一冊でした。
3投稿日: 2019.10.29
powered by ブクログ「言わないのね」 「はい?」 「もぅ帰ろうって」 「せっかくのデートですから」と僕は言った。「デートを終わらせるのは女性の役目です。引き伸ばすのが男の役目」 「ねぇ、もぅ1ヶ所だけ付き合ってくれる?」 「そういうの、やめたほうがいいですよ。安い女に見られます」 「じゃあ、どうすればいいのよ」 「男が聞くのを黙って待ってればいいんですよ」 「男は、どう聞くの?」 僕は伝票を手にして、椅子から立ち上がった。 「さて、次はどこへ行きます?」
0投稿日: 2019.07.08
powered by ブクログ「Moment」本多孝好著 読了。独特の雰囲気に引き込まれる短編集。関連作もあるようなので楽しみ。表題作に対する好悪の判断は保留。
0投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログ主人公の大学生と病院で入院している余命数日から数ヶ月の患者たちを取り巻く4つの話が入った短編集で、連作になっています。 淡々と進行していて、死ぬ前の最後の願いにも人の歴史ありという感じで、一筋縄にはいかない展開でした。内容は重いのですが、文章の力なのか、重々しい感じはせず、何ともいえない透明な感じがしました。 一つ一つの章が適度にあるだけでなく、主人公の会話の切り返しも面白かったです。 読んだ後は、自分だったらどうだろう?と考えてしまった作品でした。
1投稿日: 2019.04.02
powered by ブクログハッピーエンドのお話はあまりなかったです。何でも叶えてくれるとはいっても思ってもみなかった方向に進んでいくこともあり。 とてもとても共感してしまうセリフがありました。
1投稿日: 2019.02.07
powered by ブクログ病院で働く掃除夫と、葬儀屋の社長が常に出てくるお話だけあって、死ぬとは/生きるとは/最期の迎え方 などがテーマとなっている短編集。 ミステリー感も、恋愛感も、ファンタジー感もあり、短編毎は読みやすいけど、伏線がスッキリ回収していく感じは足らないかな。 それは、謎解きではなく人の人生に寄り添うという意味では、解き明かさなくて良いのかもしれない。 周りの人が病気やったり、人の死を、病気を身近に感じる人には、もう少し心の琴線に触れるかも。
1投稿日: 2019.01.03
powered by ブクログ死を眼前に控えた患者に、最後の望みをかなえようとする人がいたなら、私は何を望むだろう。私の持つセンチな感情を超えて、著者は、お涙頂戴風な物語ではなく、厳粛な気持ちにさせる物語を紡ぐ。名作だと思う。春樹風な、ユーモアの含んだ文体が心地よい。
1投稿日: 2018.12.10
powered by ブクログ舞台は病院。 死が間近に迫った患者たちに伝わるとある噂。 それは、死に際に一つだけ願いを叶えてくれるというものだった。 人は死に直面したときに最後に何を願うのか。 「病人の願いを叶えて、心温まる」系かと思ったら、意外とゾワっとするところも。 死に際だからといって、みんながみんな優しくなれるなんて、そっちの方が珍しいんじゃないかなと思う節があったので、これはリアルな感じが良かった。 それでも綺麗な話は良いな。3編目が好きだ。 ファミレスの場面とか、なんか素敵だった。
3投稿日: 2018.11.30
powered by ブクログあそこで走るやつと走らないやつがいる。向こうに渡るって目的は同じでもな いつかは辿り着く。それが早いか遅いかだけで。神田のことをきちんとみてる森野は素敵な女性だな。
2投稿日: 2018.11.25
powered by ブクログ★2009年1月16日 5冊目読了『MOMENT』本多孝好 評価B+ 病院で掃除夫のバイトをする大学生に死期が近づいた患者が、死ぬ前に一つの願いを叶える為に次々と訪れる。 人は死ぬ瞬間に何を思い、考えるのか?人の業とはどこまで深いのか?本多らしい軽いタッチで、それぞれの患者が抱えるそれまでの人生を語らせ最後の想いを綴っていく。深みはないけど、死を扱う割には、読後感のさわやかな作品。
1投稿日: 2018.09.02読みやすい。ぞくりとするけど、やさしい。
どの話も興味深かったけど、最後の話には、考えさせられた。余命幾ばくもなく、それでも今死ぬことで命と引き換えの保険金が大切な誰かを助けられるのなら、それは、銃弾の前に盾となり大切な誰かを守る行為といったいどれほどの差があるんだろう。最後の願いが死であっても、仕事人の存在、考え方を否定できないな、と私は思う。
0投稿日: 2018.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
病院でバイトをする大学生が患者達の死ぬ前に最期の願いを叶える話。爽やかな切ない話かと思いきや、最期に願うことは復讐や自分勝手な願いでした。
1投稿日: 2018.06.09
powered by ブクログ好きじゃない 三崎亜記の刻まれない明日をなんとなーく彷彿とさせる 上田さんの仕事が酒を飲ませる方なのかもっと過激な方なのか気になる
1投稿日: 2018.05.03
powered by ブクログ読了:2017.8.5 ある病院内で死期の近い人だけが聞くという噂。それは院内に最期の願いを叶えてくれる仕事人がいるらしいというもの。4話で構成。話は読みやすく、ストーリーもひと捻りあって面白い。 映画になってるならあえて本で読まなくてもいいかなっていう東野圭吾テイスト。 ------ ◆内容(BOOK データベースより) 最期に一つだけ、患者の願いを叶えてくれる人がいる。僕が清掃のバイトをしている病院にはそんな噂があった! 一瞬の素顔に見え隠れする人それぞれの物語。気鋭の快作。このミステリは新しい!
1投稿日: 2018.04.21
powered by ブクログドラマチック過ぎてリアリティがいまいち感じられない作品。主人公も幼なじみの女の子も自分の心情を自らの口で語り過ぎなんだよなぁ。普通、そんなにしゃべらないでしょ。なんでもかんでも。
1投稿日: 2018.04.15
powered by ブクログ大学生の主人公が病院での掃除夫のアルバイトをしながら、死に行く人の願いを叶えていく。ガールフレンドの葬儀屋との会話がしゃれている。
0投稿日: 2018.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
死を間近にした患者の願い事をかなえてくれる必殺仕事人がいる という病院を舞台にした小説。連作短編集仕様。 ファンタジー要素のある話かと思ったら、願いも仕事人もアナログな話。全体の内容としては悪くはないが、最後の安楽死に導く本当の仕事人のくだりは、食傷気味。 星は1.5。
0投稿日: 2017.12.23
powered by ブクログ大学生時代読んで面白かった記憶があるが、全く覚えていないし、未だたまに紹介文を読むので再読してみようと。 死が予定されている患者の願いをかなえてくれる「仕事人」の噂がある病院。掃除人の主人公がその仕事人として、患者の願いを叶えてあげるよう奮闘、が主人公より前に「仕事人」がいた事がわかり、謎をつめていく。 今読むと主人公が大学生の為か、若さがちょいと私には痛い。学生の時に読む本か。 【学】 1ヶ月くらいすると見舞いの人がめっきり減ってしまう。その後も見舞ってあげよう。
0投稿日: 2017.11.22
powered by ブクログ本の裏表紙の解説。「死ぬ前にひとつ願いが叶うとしたら・・。ひとは人生の終わりに誰を想い、何を願うのか。静かに胸を打つ物語」この文から想像してたのとはかなり違う世界でびっくり。全4話の短編物でしたが、最初の2話は意外な展開に読んでる途中で鳥肌立ちました。怖すぎますけど。ラストの展開、主人公の頭の良さが窺える行動力で感心しましたが、まさかこんな結末とは。感動物かと思ってたら違いました。でもこれはこれで好きかな。
0投稿日: 2017.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 死にゆくあなたのために、僕ができること。 病院でバイトをする「僕」は末期患者の願いを叶えることを始める。「初恋の人に会いたい」「いっそ殺してくれ」 そこに込められた深い悲しみに、心は揺さぶられていく。深くて切ない青春小説。 【感想】
0投稿日: 2017.08.05
powered by ブクログFACE…本業のアルバイトよりも遥かに難易度の高い副業。 WISH…美子ちゃんはきっと幸せに満ちた気持ちで旅立ったのだと確信する。 FIREFLY…評価はこの章。ちょっときつかったけど、後に残る感触はさっぱりしていた。 MOMENT…テーマが大き過ぎでオーバーロード、オーバーフロー気味のようでした。
0投稿日: 2017.05.11
powered by ブクログ文章がこんな表現の仕方もあるんだなと思うようなところがあり楽しめた。 話の内容的に考えたのは… 死ぬ間際自分は何を思って死ぬのだろう。 誰を思い浮かべて死ぬのだろう。 死の宣告はあった方がいいのかもな。 ってところかな。
0投稿日: 2017.05.05
powered by ブクログ短編集。 「MOMENT」感想 きっと何が正解かなんて誰にもわからないに違いない。 人はそれぞれの立ち位置でしかわからないこともある。 「僕」が感じた違和感は、絶対的な死という現実の前にふりかざした使い古しの刀のように感じた。 きっと「僕」の感じていることは正しい。 でも、正しいからといって正解とは限らない。 死というラスボスの前に、経験値の足りない「僕」では太刀打ち出来ないような気がして…何となく悔しくなった。
0投稿日: 2017.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
病院で掃除夫のバイトをする大学生が、死を目前にした患者の願いと向き合う物語です。 重くなりがちな題材を扱っていますが、考えられた展開と時に冗句を交える語り口で、読みやすい作品でした。 他方で深さは控えめといったところで、人間像を浮き彫りにするというよりは、ある考え方を提示するというスタイルです。 人の生き方を再確認させる物語ですが、各人の生き様や状況の違いがある中で、理解できる部分もできない部分もありました。 そのため今を生き続ける人間を代表する主人公及び幼馴染の物語をもう少し前面に出した方が、より納得感が出たようにも思いました。
0投稿日: 2016.11.15
powered by ブクログ死ぬ寸前の患者の最後の願いを叶える。そんな噂がある。そして、それは清掃員の恰好をしているという。都市伝説にのっかる形で尾ひれはひれがくっついていくが、なんのことはなく清掃員のバイトくんがたまたまお願いされたり、なりゆきでお願いを叶えてあげているだけ。しかも逆に利用されてしまったり、最終的に脚色を加えてしまっりなので後味がよくない。 ただ、死ぬ瞬間(題名のMOMENT)に何を思うかという命題は、結構身にしみるものがある。結婚もして子供もいるとやっぱり家族のことをおもうのだろうか。
0投稿日: 2016.10.23
powered by ブクログ内容紹介 死にゆくあなたのために、僕ができること。 病院でバイトをする「僕」は末期患者の願いを叶えることを始める。「初恋の人に会いたい」「いっそ殺してくれ」 そこに込められた深い悲しみに、心は揺さぶられていく。深くて切ない青春小説。 ※この商品には複数の表紙デザインが存在しております。 内容(「BOOK」データベースより) 死ぬ前にひとつ願いが叶うとしたら…。病院でバイトをする大学生の「僕」。ある末期患者の願いを叶えた事から、彼の元には患者たちの最後の願いが寄せられるようになる。恋心、家族への愛、死に対する恐怖、そして癒えることのない深い悲しみ。願いに込められた命の真実に彼の心は揺れ動く。ひとは人生の終わりに誰を想い、何を願うのか。そこにある小さいけれど確かな希望―。静かに胸を打つ物語。 内容(「MARC」データベースより) 幼馴染みの葬儀屋、森野が紹介してくれた病院で清掃員として働く青年は、その病院で死を目前にした患者だけが耳にする、死ぬ前に願い事を一つだけ叶える黒衣の男の話を聞く。青年は思いがけないことからその仕事を引き継ぐ。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 本多/孝好 1971年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1994年、「眠りの海」で第十六回小説推理新人賞を受賞し、作家デビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
0投稿日: 2016.09.18
powered by ブクログ感動系で泣かせに来る感じかな?と思いきや死の間際に人々がお願いすることは必ずしもきれいじゃないんだな、と思いました。 暗すぎず、非現実的すぎず、読みやすかったです。 感動系じゃないみたいに書きましたが、やっぱり切ない気持ちにはなります。
0投稿日: 2016.08.11
powered by ブクログ話は末期患者の願いを叶える出来事が中心。ただ、どのエピソードも感動的な結末にはならず、含みを持たせることで読者に考えさせる作品だと思った。その点、主人公の神田と同じような「唐変木」気味な自分はどうにもその深さが読んでもいまいちピンと来ない。その辺の描写が少ないためか神田のことを憎からず思っている幼馴染の森野の気持ちにも気が付かなかった。続編の森野サイドの話と短編集の外伝、3冊合わせて読むとこの作品の事が理解できるのかもしれないので、それらも近いうちに読んでみたいと思う。
0投稿日: 2016.08.07
powered by ブクログFACE WISH FIREFLY MOMENT と題された4つの連作短編集。 死ぬ前にひとつ、願いを叶えてくれる仕事人がいるらしい、と噂のある病院で働く大学生の僕・神田。灰色の作業服を着て病院内を清掃する傍ら、その噂の仕事人のごとく、末期患者の最後の願いを叶えるようになる(極秘に) それぞれの物語に、それぞれの人生があり、それはハートフルとかなんかの魔法で幸せになんて事はまるでなくて、 でも、主人公には、どこかホッとさせてくれる正義がある。
1投稿日: 2016.06.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
必殺仕事人的な話かと思った。 最後に願い事を叶えることで 心残りを少しでも軽くして・・・ ところが、実際は逆かな? 全くとは言わないが 世の中にはこういう復讐の仕方も 有るのか~と思える作品。 もし自分なら 最後の最後に1番憎んでいる人を ぎゃふんと言わせたいか? 今ならそこまで憎い人はいないかなぁ? と思えた。 と言う事はまだまだ甘い人生なのか? はたまたそこまで人を憎まずに 過ごせている毎日に感謝なのか? 今までの本と 視点の少し異る作品で 面白かった~。
0投稿日: 2016.06.08
powered by ブクログ大学生の主人公神田が病院内で死の近づいた患者の願いを叶えていく物語。 森野とのやりとりや同じ清掃員の速水さんとの関係など神田をとりまく人たちの個性がいいと感じ、それぞれの話が個性的でWISHとFIREFLYは読後に切なくなりました。 サバサバした性格の神田がそれぞれの人と関わることによって心のなかで何か変わっていくことを読みながら感じることができ、そこからこの作品のテーマでもある死について深く考えさせられる一冊だと感じました。
0投稿日: 2016.05.24
powered by ブクログ連作短編集であります この病院に受け継がれている噂の話 『必殺仕事人伝説』 末期患者だけが出会うことができるというある人物は人生最後の願いを叶えてくれるという 人生の最後によぎる様々な想い 果たして事の真相は・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ちょいと薄味な感じ・・・・・・・・・・ 舞台・・・・『死』という大きなテーマの割に訴えかけられるものがあまりなかったかな 読みやすいことは確かだけど
1投稿日: 2016.04.14
powered by ブクログ面白かったです。◇病院の掃除夫のアルバイトをしている「僕」が死を前にした人の願いを一つ叶えてあげるというお話。◇死を前にした人のいろいろな感情や叫びは自分の中に響いてきた。共感したからかは分からないけど、きっと自分にその時が来たら綺麗な感情だけではないと思ったからかもしれない。そんな話の中で「僕」が真面目な会話をしながら脳内では何か違うツッコミをしていたりボケたりする所が好き。話が重くなりすぎず、すんなりと読めた。4編中FIREFLYがすき。終わりも先が明るく感じられ良かった
0投稿日: 2016.04.02
powered by ブクログ「あの病院にはね、以前から語り継がれている一つの噂話があったんだ… 」 死という重いテーマと、主人公・神田を中心とした人物たちの軽妙な語り口のバランスが良い FIREFLYでうっかり泣いた 森野サイドのwillも気になる
0投稿日: 2016.03.04
powered by ブクログ総合病院で清掃のアルバイトをする大学生の青年が主人公 その病院に語り継がれる「死を目前にした患者の願いがひとつだけ叶えられる」という噂を実行にしていく物語り。 4人の患者に4つのストーリー。 年代も性別も様々な依頼者の望みは、それぞれが歩んできた人生に決着をつけるための、それぞれに真剣な内容。 「死とは何か」という問いかけの答えを、死を迎える者と対峙しながら探し求める展開は、最後を迎える者だからこそたどり着くことのできる境地を読者に垣間見せてくれる、非常に興味深いものでした。
0投稿日: 2016.02.10
powered by ブクログ森野と神田のやりとりが優しい。患者さんたちは命に対する複雑な気持ちを持っているけれど強く生きていることに勇気が湧く。 強く生きている人がいる中で、生きることを諦めてしまう人もいたりする。それだけ人の心って弱い。読後に優しい気持ちになれる本だった。
0投稿日: 2016.01.16
powered by ブクログこの先を読んでみたくてまずはMOMENTを読了。 神田くんののんびり、ぼんやりしているようで、 実は聡明で行動的、 暑苦しくない感じがとてもよい。 お話は死と接近した患者さんとのやりとりなので 辛い感じだった。 表題作がよかった、辛かったけど、よかった。
0投稿日: 2015.12.27
powered by ブクログ病院に死を間際にした人の前にだけ現れ、その願いを叶えるという噂が流れる。主人公がその噂の仕事人なのだが、主人公のキャラがとてもつかみづらかった。今までにいたことの無いようなキャラだった。すごく世渡り上手な印象もあったり、冷たい印象があったり、かと思えば優しかったり、次々と印象が変わっていく感じがした。温かみのある話だったが、とても考えさせられるところもあった。
0投稿日: 2015.12.05
powered by ブクログずっと積読で、やっと、読んだ。 うん、昼休みに読むのに適してる。 アナザーストーリーがあるのでそれも。
0投稿日: 2015.11.23
powered by ブクログ死にゆく人の願いを叶える必殺仕事人伝説を現実にしてしまう大学生のお話。短編集かと思いきや、一貫して出てくる伏線が最後に回収される続きモノで、読みやすさと展開は魅力的。素直に面白かったと思える。しかしながら、主人公が年不相応な程に冷静、言うならば冷淡であるところに好き嫌いが分かれそうな作品だった。
0投稿日: 2015.11.05
powered by ブクログ病院で噂される"仕事人"掃除夫目線のお話。 人物描写が面白い。 最後の、幼馴染との未来をチラッと読者に見せて終わる感じが好き。
0投稿日: 2015.10.21
powered by ブクログ二回目の今回は、死ぬ人ではなく 残される人の視点で読むことができた。身近な人が自分のいない世界に行くことを望むのは辛い。そして、自分もいつ死ぬか分からないのだということを改めて考えた。主人公の学費に苦労しながらバイトして暮らしている大学生であるという自分との共通点があり、読みやすかった。
0投稿日: 2015.09.26
powered by ブクログ素敵な方にオススメしていただいた本。 普段、短編集ばかり読んいまですが、 こちらの本はあたしでもサラっと読めました。 あまり考えないようにしてた 死 について 深く考えさせられました。 病院でアルバイトをしている主人公が 死期の近い患者の願いを叶えていくお話。 お願い事は必ずしも綺麗なものばかりでは ないんだなぁと思いました。 けど、やっぱり切なさが残る。 それほど 死 は怖いもの。。 あたしだったら人生の終わりに 誰を想うかな。 何を願うのかな。 本多さん、初めて読みましたが 他の作品も読んでみたいです。
1投稿日: 2015.09.24
