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私を知らないで
私を知らないで
白河三兎/集英社
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総合評価

225件)
3.9
57
74
52
7
5
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    初めての作家さん。 主人公は中学生で下手すると僕より大人びている。こんな中学生おらんやろと思いながらもすいすい読めた。 主人公が気になる女の子の「キヨコ」も魅力的で、不思議な子。 そんな2人ともう1人、「馬鹿だけど憎めない」転校生の3人が織りなす青春小説。 この作者の他の作品も読んでみよう。

    0
    投稿日: 2013.01.27
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    何が悪いのだろう。誰が悪いのだろう。 絶望、失望の環境下で子供たちはタフになる。 普通を求めて普通を維持したくて。 決して高望みしているわけではなく、あくまでも普通の幸せを願う子供たちの物語。 読むたびに引き込まれて、すぐに読めてしまう小説。

    0
    投稿日: 2013.01.23
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    すべてが丸く収まりすぎる感もあるけれど、ハッピーエンド好きな自分にはそれもまた良し。ほんのちょっとだけ残されたビターテイストが、ただの甘々小説になるところを上手い具合に引き締めている。 ラノベテイストの読みやすさと、純文テイストの中身がつまった作品。お薦め♪

    0
    投稿日: 2013.01.17
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    タイトルに惹かれて買ったのが正解だった。とは言えこれは参ったな〜 学校とは?教室という世界で生き抜く能力とは? そして家族とは何なのか?といったことをあらためて考えさせられる。 強く望んでも届かない普通って何だろう。 この若さの愛情って友情って・・最後まで読むと切なさが込みあげてくる。 初動で決まったような気もするし、だからこそ後悔しているのかもしれないし、それでも初志貫徹するべきだったのだろうか…

    0
    投稿日: 2013.01.17
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    【ひとことポイント】 タイトルに魅かれたなら、ぜひ手に取ってください 本屋さんに行くと新刊が平積みになっているコーナーをよく見ます。 そこで魅かれたのが「私を知らないで」というタイトル。 タイトル買いは好きなのですが、当たり外れが多いところ。 今回はあたりでした。 主人公の考え方や生き方は、少し捻くれているけど納得してしまう。 昔の自分を見ているようで、嫌でも過去を振り返らせる。 読んでいてそう感じました。 著者は新人作家さんらしく、今後の活躍が気になりますね。 <情報学部 N> 企画コーナー「わたしの本棚」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。 展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2013/1/9-3/18まで】 湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1626590

    0
    投稿日: 2013.01.16
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    主人公の中学時代の回想から始まる。転校生の主人公と、周りから浮いた存在のキヨコを中心とした学校生活をえがいた青春小説。 この作家に関して自分は何も知らなかったが、割と評判が良いようなので読んでみた。個人的には気に入った。教室の空気がよく出ている。転校生を経験したことがあるものとしてなかなかに共感できた。各登場人物も主役の人物達だけではなく、皆魅力的にえがかれていた。ただ、大人目線すぎる感が否めなかったのも事実ではある。作中で横浜の中学では給食が無いとあったが、調べてみたところ確かに給食実施率は低いようである。このほか大阪も給食実施率は低い。あと、金券ショップの利用とかアンケート調査とかのくだりも現実感があった。

    0
    投稿日: 2013.01.15
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    久しぶりに新しい作家さんの開拓に成功。この人はいいね。甘酸っぱさと、せつなさと、読了後の余韻の三拍子がそろった素晴らしい青春小説。謎が謎を呼ぶミステリ仕立ても上手い。完璧なハッピーエンドで読後感はとてもさわやかなんだけど、少しだけ胸がチクチクする。そんな感じ。

    0
    投稿日: 2013.01.13
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    中学校の教室内の人間関係、波風立てずに渡って行くには目立たぬように存在するしかない、そんな考え方の中学生の男の子が、クラスにいる訳ありの一人の女の子に惹かれ、ページを追うごとに自己主張し、熱くなっていく。作品中に張られた伏線、女の子「キヨコ」の秘密に迫って行く何とも言えない切なさは、僕もキヨコに恋してしまったからなのか⁈

    0
    投稿日: 2013.01.09
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    東急田園都市線が舞台というのが、ひっじょうーに気になる・・・ ↑上の様な同期で読み始めたが、 とてつもない"傑作"でした。 この方の他の本も気になります。 これは、書き下ろしなんですね。 p320〜は、とても素敵な文章が多いです。 320…姉を前へ進ませておきながら、僕は幾度となく、過去へ引き寄せられた。 322..僕の心をほぐしては温め、ほぐしては温め、少しずつ辛い体験を風化させてくれた。

    0
    投稿日: 2013.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中坊、ガキだからと自分をその位置に置いておきながら「僕」はやけに計算高い目で学校を、世間を見回している。 そしてそんな「僕」の目に留まった「キヨコ」という一種イジメにあっている同級生の女子のミステリアスな存在。 似た空気を纏う高野とのひねくれた友情。 文化祭や不登校、反抗期など中学生のリアルタイムな出来事も物語の色づけも一つ一つが結果的には息を呑むような伏線だったり、これはもう立派なミステリーです。 ヤングアダルトにカテゴライズはしましたが、幅広くお勧めしたい一冊です。

    3
    投稿日: 2013.01.01
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    物語に引きこまれて一気に読んでしまった。 でも後味はそこまで清々しくない。きっと青春小説ではなく、ミステリーに近いからなのだと思う。 それとタイミングって大事だなと思った。

    0
    投稿日: 2012.12.30
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    悪く言えば少年誌の漫画を小説化したような作品。良く言えば、至高のライトノベル。 苛烈な過去を持つ者同士のキヨコと僕が自ずとお互いのウィークポイントを紙一重で避けながら忖度し合う描写が素晴らしい。登場人物たちの決め台詞的言い回しの多さに辟易するが、それでもすべてをなぎ倒しながら前へ進むような筆致に飲み込まれてしまった。 泣ける。

    0
    投稿日: 2012.12.27
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    異常に思慮深い中学生と年金の話。面白かったけど、いくらなんでもこんなに深くものごとを考えてる中学生は不自然だし会話はもっと瞬間的なものであると思う。

    0
    投稿日: 2012.12.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私を知らないで,読了. 面白かった. 少しヒロインがあざとい,というか理想的すぎる気がする.いいもの好きってストーリー上そこまで重要じゃない設定だと思うし. そこの違和感さえ除けばよかった.主人公が自分の価値観を揺らがされて成長する作品は好きだ.

    0
    投稿日: 2012.12.24
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    妙に達観した男子中学生の物語。達観した子供ほど自分のことを知らないまま生きていく。飄々としているのは、そうしていないと道をまっすぐ歩いていけないからだろう。 転校生をしたことのある私には共感できる部分も多々…。「兎」にも角にも良作です。

    0
    投稿日: 2012.12.21
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    「歳は関係ないのだろう。幼児でも中坊でも大人でも、自分の力でどうすることもできない現実にぶち当たった時は、泣くことしかできないのだ。 辛い現実をいっぺんに受け止めきれないから泣いて少しずつ現実をほぐそうとする。きっと人間はそう創られているのだろう。」

    0
    投稿日: 2012.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    転勤族の一人息子である主人公は、これまで培ってきた処世術を駆使して平和な学校生活を送っていた。 中学2年生のとき転入したクラスで出会った、美人だけれど極貧で祖母と二人暮らしだというキヨコと、主人公の後から転入してきたちょっと空気の読めない高野との日々を描いた青春小説。 打算的でこましゃくれた主人公の思考回路が丁寧に現実的に描かれている。 物語の展開や文章は少しラノベっぽいけれど読みやすかった。 キヨコがだんだん普通の女の子の顔を身につけて行く過程が クラスでのゴタゴタなどと絡み合って飽きずに読めた。 しかしオチがいまいち、何もそこまでという感じで、 これまであんなに足が地についていたのに、現実味がないように感じた。 なんか男の人の方が好みそうな気がする、という勝手な想像。

    0
    投稿日: 2012.12.11
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    山田詠美さんの作品と近いかな。まっすぐな空気。最後はハッピーエンドと言っていい終わり方(内容は決して純白ではないけども)。

    0
    投稿日: 2012.12.02
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    転勤族の親を持ち、転校先で爪弾きにされないよう、平凡な中学生を装いながら高い観察力を持つ主人公と、彼が13歳のときに転入したクラスで出会った、疎外された少女をめぐる物語。そう要約することもできるが、実際は、はるかにスリリングでビビッドな現代小説だ。何しろ、ストーリー展開が意外性満載、描写がリアル、人物造形が細かい。深い意味の「愛」をテーマにしながら、現代的なポップ感でコーティングしたエンターテイメント小説で、著者のほかの作品も読んでみたいと思わせるような一冊だった。

    0
    投稿日: 2012.12.02
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    物語の進行が作者らしい。地味で強かで達観していて、ある意味とても純粋で真っ直ぐな主人公のキャラクターが変わらず魅力的。ところどころ作者の意図で上手く隠されていた事実が明かされる場面が面白く、あぁ、そういう意味だったんだと納得しながらますます入りこむことができました。 大人びた中学生たちの、心の裏に潜む強かさや繊細さ、ずる賢さは、とりわけ珍しいものではなく、わたしたちの日常にもありふれたものとしてまかり通っているもの。そういった「人間らしさ」というものが、登場人物たちの間で交わされる台詞や行動に刻々と表れている。素敵だと感じたところは、彼女の描く登場人物たちの、一見悪者に見える人間にも善人に見える人間にも、それぞれ顔をしかめたくなるような短所と、ほっとさせてくれるような長所が持ち合わされていたところ。リアリティがあって、人間の心理や人格は単純なものではないことを再認識させてくれるのと同時に、物語そのものをより深みと情動に溢れた魅力的なものにしている。 序章の最後の文章、抽象的でぼんやりとしていながらも魅力的なこの文章が最後のエピローグに繋がっていくところが、この小説の最も美しく素敵なところだと思います。最後の結末は少し無理やりな気もしたけれど、楽しんで読むことができました。誰にでも勧めることができる素敵な一冊。

    0
    投稿日: 2012.11.20
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    現実的でありながらファンタジック、そして感傷的でありながら心温まる作品。ずいぶん大人びた中学生たちが理論的な思考を展開して鼻白む部分もあるが、心に深い傷を持つ彼らの言動が琴線に触れる。それを文庫書き下ろしとして読めることも嬉しい。

    0
    投稿日: 2012.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学校でもとりわけ美人なのにも関わらず、家庭の境遇のためか皆から無視されている「キヨコ」と呼ばれる少女。転校生の黒田慎平はそんな彼女が気になって… タイトルと不思議な雰囲気のプロローグから、最初はミステリだと思って読んでいましたが、実際のところは青春小説。キヨコとだけでなく、同じ転校生の高野との友情、リーダー的女子のミータンとその補佐的存在のアヤとの関係。 最初は良くなかったり微妙な状態だったそれらが、いろんな交流を通じて良好になって行く様子は実にさわやか。特に文化祭での表彰式はちょっと感動してしまいました。 キヨコのおばあちゃんのお話や、ミータンがキヨコの勝負に応じるところなど、少し微妙な気分になったり納得できないところもありました。それでも、晴れやかなエピローグは好印象で、とても良い読後感が得られる良い作品だと思います。

    1
    投稿日: 2012.11.14
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    面白かった!文章がうまい。表現が上手ですっと頭に入ってくる。 ただ、ラストがなんだかイマイチ納得できない感じ。中盤までの展開で、期待が高まりすぎていたか。もちろんあのラストはあのラストでありなんだけど…。最後にもう少し含みがあってもよかったような。 しかしタイトルがいいよね。 他の作品も読んでみたい作家さん。

    1
    投稿日: 2012.10.29
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    こういう小説好き。 雰囲気がたまらない。 シンペーの転勤族ならではの処世術と、人との距離の取り方はなんとなくわかる。 でも片親じゃないと興味がもてないと言われて振られちゃうアヤはかわいそうだけど。 ハッピーエンドで終わって欲しかった気もするけど、この話はこの方がインパクトはあるし物語としては正解かなー あー、高野とキヨコの絡みがなかっただけにシンペーを応援してたんだけどな(´・ω・`)

    1
    投稿日: 2012.10.27
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    "私を知らないで"白河三兎著 集英社文庫(2012/10/19発売) ・・・社会人となった”僕”が思い出す、中学時代の話。 ”たとえ二度目があったといしても僕にはチャンスは巡ってこないんだよ。” 中二の夏の終わりに転校したクラスで”僕”は”キヨコ”とあだ名される少女と出会う。 クラスで孤立している彼女が気になり、ある休日に尾行する。 ”僕はすでに好きだよ。だからもっと知りたいって思う。” ”わたしを知らないで。” ・・・大きなものを抱えながらも”普通”に生きたかった”キヨコ”。”キヨコ”のピンチに”僕”と親友の高野が取った策が見事。 終章、大人になった後の三人が微笑ましく、読後感の良い作品でした。 (作中、感じた透明感みたいなものはデビュー作とも共通。) ・・・帯の推薦文は金原瑞人(解説も)、吉田伸子、北上次郎。 金原・・・”青春などという言葉でまとめられると無性に腹の立つ時代を、この作品は驚くほどあざやかに描いている。 (金原の解説には感心しました。ネタバレなしにきれいにまとまってたので。わたしも参考にしたいと思いました。) 吉田・・・白河三兎は”物語るセンス”が抜群にいい!新鮮、斬新、そして胸キュン!! 北上・・・こんな素敵なラストにたどりつくなんて誰が想像するだろうか。 あと、帯には”話題の書き下ろし長編に応援の声、続々!!・・・と、ありましたが、どこで話題なのかは不明。(笑)

    0
    投稿日: 2012.10.22