
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「犯人当てリレー小説の内容が実在事件をベースにしたものだった?」という疑惑から始まるミステリーで、何を書いてもネタバレになりかねないのが厄介なくらい作り込まれた構成とタイトル回収が素晴らしかった。
0投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログやっぱりまんまとヤラれた。 読後、『追及』読み直したわ。 一瞬、見失いそうになったけど、楽しく読み進めました。
1投稿日: 2025.03.12
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叙述ミステリーと言うことだが、思っている叙述ミステリー出ないような気がする。 トリックを知って もう一度読み返してみたい気がする本。 ストーリーは作家から原稿を預かった編集者がその内容が実際にあった事件と酷似していることに気づき、その事件を調べていくというもの。 その原稿に書かれている内容、人物は全て実在するもので、作品での犯人、現実のでの犯人は両方とも同一人物であろうことが分かる。 この編集者の女性が探偵役となり事件解決に奔走する。 そして推理小説のラストである犯人が指摘されるという王道のストーリーであるが、そこに叙述ミステリーとして一ひねりが加わる。 最初に書いたように自分としてはこれ叙述ミステリー?みたいな気がするのだが、普通の推理小説ではないのは分かったが、叙述ミステリーと言われてもなるほどとはならなかった。
0投稿日: 2023.10.21
powered by ブクログ久しぶりにこの手のミステリを読みました。もう少し注意深く読めたらと思いました。うまく騙されて、面白かったです、
0投稿日: 2023.09.13
powered by ブクログ「中町信」の長篇ミステリ小説『天啓の殺意(英題:The Apocalyptic Fugue)』を読みました。 『模倣の殺意』、『追憶の殺意』に続き、「中町信」の作品です。 -----story------------- 「柳生照彦」から持ち込まれた犯人当てリレー小説――「柳生」の問題編に対し、タレント作家の「尾道由起子」に解決編を書いてもらい、その後に自分の解決編を載せる――要するに作家同士の知恵比べをしよう、という企画は順調に進行するかに見えたが……。 問題編を渡したまま、「柳生」は逗留先から姿を消し、しかもその小説は半年前の実在事件を赤裸々に綴ったものだった。 『散歩する死者』の全面改稿決定版! 著者あとがき=「中町信」/解説=「亜駆良人」 ----------------------- 1982年(昭和57年)に刊行された『散歩する死者』を、2005年(平成17年)に『天啓の殺意』に改題した作品、、、 「中町信」の作品って、改題されている作品が多いようですが、本作品は2つしかタイトルがなので少ない方ですね。 ■プロローグ ■事件 ■追及 ■捜査 ■真相 ■エピローグ ■あとがき ■解説 亜駆良人 2年ほど前まで売れっ子推理作家だった「柳生照彦」から『小説世界』の編集部員「花積明日子」に持ち込み原稿の電話があった… それも自分が書いた“問題篇”を他の作家に読んでもらい、その作家に“解決篇”を書いてもらうという趣向だった、、、 「花積」は問題篇を読み進むうち、未解決の殺人事件・猪苗代湖畔での「神永朝江」殺しの事件が実名のまま書かれていることに気付く… そして数日後、遺書らしきものを残して「柳生」は消息を絶った。 「花積」は、「神永朝江」殺しの事件に興味を持ち、独自に捜査を進めるが、事件の容疑者や関係者が次々と謎の死を遂げる… そして、「柳生」から解決篇を書いてほしいと熱望され、「花積」が真犯人と睨んだタレント兼作家の「尾道由起子」が不審死を遂げる……。 疑わしい人物や、証人になりそうな人物が次々と殺害され、どうなるんだ!? と思っていたのですが、まさか、ミステリ作品の中にミステリ作品が包含されるという入れ子式ミステリだったとはねー 作中作により、巧くミスリードさせられる展開を愉しめました、、、 こんな展開大好きです… これまでに読んだ「中町信」の作品の中でイチバン面白かったですね。
0投稿日: 2023.08.18
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ミステリーの問題編と解答編とを別々の作家が描く。 推理作家・柳生照彦から提案された企画は順調に進んでいくかと思われたが提出された問題編は半年前の事件をそのまま告発したものだった。 そして失踪する柳生照彦と殺されてゆく事件関係者。 問題編から犯人は「あの人物」しか成しえないと結論づけられるが・・・。 作中作の終わりを誤認させる壮大なプロットトリックである。 一章の「事件」が作中作で二章の「追及」から明日子による捜査が始まってるように見えるが実際は「追及」も柳生氏による原稿で作中作である。 これにより明日子を探偵役として偽装する強烈なトリックである。
3投稿日: 2023.02.13
powered by ブクログ面白かったです。 作者先生に完敗、乾杯。 読み進めやすく、イメージも沸きやすい文章だと思います。 でも、真相には全くたどり着けませんでした苦笑
3投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログ違和感は所々感じてたけど、読み進めるうちに忘れてしまう。 しかも普段あんなところまで真剣に見ないので、なるほど!と感心した。叙述トリックがやめられないw
2投稿日: 2022.10.02
powered by ブクログ読者を謀ることを目的に書かれた作品 トリックが読者に対して施されている というか、これって反則じゃない?
0投稿日: 2021.06.10
powered by ブクログ推理小説作家が問題編を書いたあと、リレー形式での連載を提案。解答編を別の作家にという趣向だったが、問題編が実在の事件を前提としたものであることがわかり、また、関係者が次々と殺されていく。 ヒントがちりばめられており、これだと思って読み進めるが、どんでん返しの連続。このスタイル好きですが、振り回されている感じがなんとも言えない。
5投稿日: 2021.03.07
powered by ブクログ落ちぶれた作家から小説リレーの企画が持ち出される。その作家が問題編を書き、次の作家が問題編から犯人を推理して解決編を書く。というもの。面白そうということでGoサインを出したものの、問題編は蓋を開けてみれば過去に起きた未解決事件を当事者の名前も変えずに丸々と綴ったものだった。作家は真犯人を知っているのか?何の意図があってこんな企画を持ち上げたのか?そんな中その作家が忽然と失踪してしまう。謎は深まるばかり。それでその実際の事件を調査し直すことになるのだが、次々と関係者が殺されてしまう。一体誰が犯人?ということで構成が入り組んでて面白い作品だった。こういうのを矛盾なく書くのってめっちゃ難しいだろうなぁと思う。
0投稿日: 2021.02.08
powered by ブクログ犯人当てリレー小説を残して消えた作家。そしてその内容の謎を探る編集者明日子。 もしや犯人は…?と真相の直前で気づき、真相編を読んで、叙述トリックなるほどーと思わされた。途中で気になってたところもちゃんと伏線回収されてたし、面白かった!
4投稿日: 2021.01.22
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叙述トリックは叙述トリックだと明言することがネタバレだったりするが、さすがにこれはもういいかな、と。帯とかでも散々煽ってるし。さすがに古い作品なので、今の読者の多くは仕掛けに気づくんじゃないかと思いますけどね。それより気になるのは謎のリーダビリティ。普通、この手の(見の蓋もなく言えば)トリックだけの作品って、けっこう退屈だったりするのだけれど、それがてんでない。なんだろう。
0投稿日: 2021.01.16
powered by ブクログ落ち目の作家、柳生から持ち込まれた犯人当てリレー小説。問題編だけが編集者の花積明日子に渡され、解決編を書く作家まで指定したのにそれを書かないまま柳生は失踪する。問題編に既視感を覚えた花積が調べた所、過去の未解決事件そのままで登場人物も皆実在。この小説の意図は?花積は独自に調べ始め犯人にも当たりがつくが新たに事件が起きる。思った展開が次々打ち消されこれしかないよね、という所まで来てからの騙しっぷりが見事。ちゃんと始めから提示してたよ!と前作同様読み流してしまい悔しい。解説でまた感心するけど思い切りネタバレなので絶対先に読んではいけない。
7投稿日: 2020.08.02
powered by ブクログ作家の柳生は推理小説の問題編を自分が、その解決編を指定した別の作家が執筆するという犯人当てリレー小説を提案した。 柳生自身も解決編を執筆するため逗留するが突如失踪する。 しかもその小説は実在の未解決事件を綴ったものだった。 まず設定が面白いし、あのモヤッとする結末も悪くない。 アガサ・クリスティの作品で使われそうなトリックだなと思った。
0投稿日: 2020.07.24
powered by ブクログストーリー 4.3 キャラクター 3.8 熱中度 4.5 衝撃度 4.5 読了感 4.0 率直によく出来たプロットだと思った。中町信氏の作品を読んだのは模倣の殺意に続いて本書が2冊だが、個人的にはこちらの方が好み。
0投稿日: 2020.06.29
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正統派の推理小説。 どんでん返しの小説が流行っているから、そういうジャンルに入れられているのかもしれないが、そういうのを求めてこの本を読んではいけないと思う。 そもそも推理小説は犯人が意外であることが当然で、もし当たり前の人が犯人だったら、読者は逆にビックリしてしまうから、そんな小説が出たらどんでん返しになるのかな。 リレー小説を書くことによって復讐するっていう発想が面白い。 肉付きがよい、とか こまたのきれあがった、とか レトロな言い回しも楽しい。 思い切り気持ちよく騙されてしまった。 犯人は途中から、もしかして。。。と思い、結局当たってはいたが、動機と犯行方法が分からなかった。答えが合ってても、途中の式がなければ証明の問題はマルがもらえないからダメだ。 でも、冒頭でお弓さんが週刊誌の部署から異動になったっていうことに違和感があって、何度も何度も戻って確認したのに、そして「あれ?」って思ってたのに、途中で柳生が書いた小説を読まされていることに気がつけなかった。 んー、やられた!
0投稿日: 2020.04.16
powered by ブクログどんでん返しものが好きなので購入しました。騙されないぞ!と思っても騙されてしまいました。でも、それも満足です。
0投稿日: 2019.12.17
powered by ブクログ模倣の殺意に続き作者もので読んだのは2冊目となりましたが、本作はリレー小説という作者と編者者との会話からスタートし、なんとなくは感じていた本ならではの展開というか、これはリアルな展開なのか?それとも本に書かれている内容の話なのか?というところがトリックになっていて、それが分かってしまうと自然と犯人も特定できてしまうということにもなりますが、なかなか楽しめた作品でした!
0投稿日: 2019.08.31
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190717 どこまでが小説かを見極めるトリックなんだなって言うのは分かった。 そこまでどんでん返しでもないかな。
0投稿日: 2019.07.17
powered by ブクログ本屋で偶然見かけた本。本格ミステリ、どんでん返しものはまず犯人が当てられない私はまんまと騙され、意外性に驚いた。ただ、推理小説を読み慣れていない人や昔ながらの時系列推理小説に頭が慣れていないと良く整理できず、 結果トリックの隠れ蓑になってしまうのかな、と。リズムが良くページをめくる手が止まらないことは保証する。
2投稿日: 2019.06.19
powered by ブクログ書店に天啓・模倣・空白の殺意が並べられており、ミステリーに明るくない私は、「お!聞かない作家だけど、3冊同時発売か?有望新人かも」などと無知にして無礼な動機により読むこととなった。そうですか、著者はすでに逝去なさり、この初版刊行から37年も経っておるのね。どおりでご婦人の物言いが古典的で、それがまた艶っぽく感じる。「~ですわ」だもの。肝心の展開と謎解きについては、もちろん犯人を解きあてるに及ばず「そうきたか」てなもんです。さすがに柳生氏の自殺は、まやかしと見抜いた。明日子の事故が偶発であるのは読めず、これいかがなものかと思うのですわ。
1投稿日: 2019.06.04
powered by ブクログ2件の本屋の店先に輝かしく積まれたこちらを横目に帰宅し、フリマアプリで検索するも全て売り切れ。これや人気作!面白いのかもと表紙とタイトルの美しさに惹かれおずおずとアマゾンで注文。久しぶりの本格推理と楽しみページをめくれば、女性の会話今やどこぞの奥様かお嬢以外の表現のみにしか使われない「…ですわ」「…ますわ」が鼻に付く。いつの時代だ?と読み進めれば『5百円札を…』と。小説の中に小説が登場で犯人は予想だの人物。果てまた動機が単純なことに驚かされた。キーマンの割り当てもカッコいい。サクサク読める一冊だった。
0投稿日: 2019.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
故・中町信氏は、多数の著作を残したものの、現在ほとんどが絶版である。一部作品が、改題の上創元推理文庫に収録されている。 1982年に『散歩する死者』という題で刊行された本作も、そんな数少ない作品の1つ。書店で平積みされていたのを見つけて、手に取った。自分が中町氏の作品を読むのは初めてではないし、それほど高く買っていない。過大な期待は最初から抱いていなかった。 本作を含め、数作品を読んだのみであるが、お世辞にも文章がうまい作家ではない。それでもカルト的に支持されるのは、「騙し」の部分だろう。人物が多すぎる上に、次々と死んでしまい、おいおいどう収拾させるんだこれと思いながら読んでいたが…。 デビュー作に当たる『模倣の殺意』もそうだったが、ミステリ慣れした読者ほど、真相に驚かないだろう。ではどこに価値があるのか。『模倣の殺意』の刊行は1973年。本作は1982年。当時としてはあまりに斬新すぎた手法。中町氏は、時代のはるか先を走っていたのだ。 ところが、現在では類似の手法は珍しくない。特に『模倣の殺意』の手法は。本作の手法も、例がないことはない。ミステリ慣れしているはずの自分の迂闊さに、ただ苦笑するしかない。お世辞にも文章がうまくないなどと書いておいて、この体たらくである。 本格ミステリの作品ではあるが、歴史的資料として読めば、意味合いが変わってくるかもしれない。このジャンルは、先人の模倣をいかに作家なりにアレンジするかで発展してきた。模倣は悪ではない。それだけオリジナルのアイデアが優れている証しなのだから。 本作の語り部が、編集者という設定であるのは興味深い。彼女は、苦労して書き上げたであろう原稿を、容赦なく斬り捨てる。あとがきを読むと、中町氏もまた、編集者と丁々発止のやりとりがあったようだ。いや、どちらかといえば、一方的にやられているか。 東京創元社による復刊と、書店発のブームをきっかけに、没後に再評価の声が高まった作家、中町信。今後も知る人ぞ知る作家であり続けるだろう。中町氏が本作ミステリの歴史を作った1人であることは、胸に刻んでおきたい。
0投稿日: 2019.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙や中表紙に読者への警告があり、なかなか挑戦的だなと思いつつ、それならトリックを暴いてやろうと意気揚々と読み始める。 流れるような展開で犯人候補者も次々と変わり、ページを捲る手が止まらない。ちょっと古風な言い回しも味があっていい。 結局、3/4くらい進んだところでやっと全体のトリックに気付き、犯人にいたってはかなりの終盤で気付くという始末…。 やや一風変わったトリックを読んでみたい方にはオススメです。
0投稿日: 2019.01.30
powered by ブクログ推理小説久しぶりに読みたいなぁと思って買ったけれど、思ったのと違った…(笑 ホームズとか金田一とかが好きな人にはおすすめしません。 事件の謎を解明する!!!という本ではなく、読者をひっかけて楽しませる!という目的の本だと思うので、謎解きゲームが好きな人にはおすすめしてみたい。
0投稿日: 2019.01.27
powered by ブクログびっくりな構図で面白かった! 書店で平積みになっておすすめされていたので読んでみました。 初っ端から「著者のひっかけに騙されるな」という内容の注意書きがあるので、だいぶ気を付けて読んだつもりなのですが、気負いすぎたからか、ど頭の方で仕掛けられた細かいひっかけに気づかず、見事に最後のネタばらしまで騙され続けました。 このタイプの小説は私は初めてだったので、新しい視点も手に入れられましたし、カラクリが楽しかったです。 ★を低めにしたのは、殺意の理由が弱かったため。加筆したそうですが、それでも弱かったと感じるので、そこはちょっと残念でした。
0投稿日: 2019.01.24
powered by ブクログ『カササギ殺人事件』を読んでひどく衝撃を受けた私は、あちこちにすすめまくっている。 相手から「面白かった」「すごかった」などの感想を聞いては、してやったりとニヤニヤしている。 しかし今回は、私がニヤニヤされる番だった。 ふらりと本屋に立ちよって、辺りをのんびり見ていた私の目に、赤と青のあの目立つ表紙が映った。 「第1位」「4冠」などと書かれた黒い帯もまぶしく光る。 目立つ場所に積まれた様子に、さもありなんと頷いた私は、その傍らに、暗い灰色の本が積まれていることに気づいた。 『天啓の殺意』 中町信 奇妙な印象を持ったのは、表紙カバーが二重になっているからだった。 もとの表紙に、まさに捻りを加えて、さらに挑戦的な煽り文句さえ加えてある。 出版社がこれをするのは、なにか力を入れたいきっかけ、理由があるからだと聞いたことがある。 たとえばドラマ化、映画化。 そうした場合は出演者の写真が載ったりするのだが、そうした派手さは微塵もない。 本屋のPOPを見れば、 「○○○」だの「×××」だの、『カササギ殺人事件』を読んだものならば、無視できない文言が書かれているのだ。 気になる。 どうしても気になる。 その場に足が張り付いてしまった。 本を手に取った。 動けた。 レジに向かった。 買った。 そして読んだ。 素晴らしい。 『カササギ殺人事件』の傍らにこの本を置くよう仕向けたのは、出版社か、書店か、どちらだろう? 発案者はニヤニヤするがいい。 その策に私は見事にはまった。 そして、それに感謝している。
2投稿日: 2019.01.12
powered by ブクログ久しぶりに読んだ本格ミステリー小説。 小説の中で「小説」を基に次々と巻き起こる 殺人事件。 犯人は誰?と混乱させられるものの、結果は。。 あまり推理ものは読まないけれど、今一読者を惹き付ける 展開がなかったような気がするなぁ~
0投稿日: 2018.12.29
powered by ブクログうーん、フェアじゃないような気がするなぁ。 「あーあのパターンじゃないのね」と読んでたらそのパターンでした、みたいな。 もう一度読み返してみたい。それがいつになるかわからないけど。
0投稿日: 2018.11.26
powered by ブクログスランプ中の推理作家が持ち込んできた犯人当てリレー小説。その問題篇だけを残して推理作家は失踪してしまう。また、その内容が作者の創作ではなく実際の事件を描いていることが判明し――。 推理作家が書いた『問題篇』をまるごと取り込んだ作中作モノで、単調になるかと思いきや、細かいヒネリで話の内容が二転三転していくので、飽きずにすいすい読めました。
0投稿日: 2018.11.24
powered by ブクログ叙述トリックのために叙述トリックを書きました、といった感じ。不自然さはぬぐえないが、物語そのものはなかなかデコボコと出来事が起きるので飽きない。根っからのミステリー好きなんだろうなあという印象を受ける。そして少しひねくれている。
0投稿日: 2018.10.27
powered by ブクログ文芸雑誌編集者は推理作家から他の作家との犯人当てのリレー小説を提案される。その原稿の問題編を読んだ編集者はある事に気付き… 中町さんの作品は始めて読むのですが叙述トリックを得意としているとの事で騙されないぞと慎重に読んでいたあの時は既に騙されていたのね。 まだ理解できていない所もありそう。
0投稿日: 2018.10.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2017年60冊目。 最後まで分からなかった叙述トリックモノ。中町信作品は2作目、前回も叙述トリックモノだった気がする。 ちょっともう一度整理して最初から読み直したい。 まだ完全に理解出来てない気がする。
0投稿日: 2017.12.07
powered by ブクログこの人の叙述トリックは、解決編に入り、タネが明かされても、すっきり解き明かされる感覚がしない。なぜだろう。また、原題は「散歩する死者」らしい。この題の意味もよく分からない。
0投稿日: 2017.10.02
powered by ブクログ意外、でないというか、感動するほども何かはなかった。 柳生が生きているかもと途中で気づかせる描写がなかったらもっと驚きがあったのかも。
0投稿日: 2017.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
落ち目の推理作家が犯人当てリレー小説の原稿を推理雑誌の編集者に持ち込んだ直後に失踪。編集者は、その原稿が過去に起こった事件そのままであることに気づき、その真相解明のために調査に乗り出す。 作中にその原稿を取り込んだプロットが面白い。事件関係者相互の関係性の構築が巧妙。旅情性もあって、とても読みやすい作品だ。 『捜査』の章の最後まで読むと犯人がわかってしまうが、「この人物に本当に犯行可能なのか?」と不思議に思い、ページを繰りなおしてみた。確かに非常に意外性のある真相ではあるが、インチキすれすれというよりも、インチキそのものとしか思えない記述には、評価を下げざるをえない。 (ネタバレ) 犯人は、亀岡、片桐、尾道の3人にニセの顔を見られている。それなのに、この3人に真相解明のために聞き取り調査を行っているのはやりすぎだろう。特に、亀岡は客の顔を1度見たら忘れない優れた記憶力の持ち主なので、すぐに気づかれてしまう危険性が高いはずだが。 また、犯人が柳生の原稿を読んだ際に、「この小説のストーリーによく似た作品を、なにかで読んだことがあるような気がしたのだ」と感じ、過去の新聞記事を調べる記述があるが、いくらなんでもこれはひどすぎる(自分が実際にやった犯罪なのだから、すぐに気づくはずのこと)。
0投稿日: 2016.06.20
powered by ブクログ叙述物という事で、1行1行用心しながら読んだ。 しかし、騙された… 無難に面白かったが、内容は直ぐに忘れそう。
0投稿日: 2015.08.23
powered by ブクログもう、このドンデン返しには引っかかりませんよ~などと思いつつ、またまんまとハート鷲掴みビックリさせられました。
0投稿日: 2014.09.12
powered by ブクログ推理小説とは、作家と読者との戦いだと思う。 中町信という作家は、堂々と宣戦布告して戦いに挑んでいるのだと思う。 だから、こちらも襟を正して覚悟して読む。 戦いの結果はあえて触れないが、久しぶりに楽しめた。
1投稿日: 2013.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夫・神永頼三と喧嘩して家を飛び出した朝江。金貸しの副業を行っていた朝江。遺体となって発見された朝江。消えた600万。宿で目撃された朝江の行動。寿司を手づかみで食べる朝江。この事件と同じ内容の小説を書いた柳生照彦の失踪。事件の捜査をする編集者・花積明日子。事件に関係すると思われた関係者の死。柳生が提案したリレー小説の結末を託された作家の尾道由紀子。柳生と由紀子の関係。
0投稿日: 2013.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「模倣の殺意」が注目されているので、一冊大当たりした作家は、他はイマイチだったりするよな、と思いながらこちらへ。 が、お、面白い…! 書き悩んでいる作家柳生かせら託された、「問題編」のミステリ原稿。解決編を書きあげる、と遺したまま、柳生死亡の連絡がー。 その後、作中の事件は実際に福島で起こった殺人事件だとわかる。 果たして、彼は、実在の犯人を指摘するつもりで殺されたのか… 物語の設定に目新しさは、正直ない。模倣も天啓も見破ることができる謎解きレベルだ。真相に手が届きそうで届かない。そのもどかしさが魅力だといえる。 ただし、見破っても最後まで楽しめる。 ミステリ初心者は、素直に騙されたことを悔しがることができる。 ミステリ上級者は、見破った自分の答え合わせをするかのように、最後まで楽しむことができる。 これだけどっぷりミステリで門戸が広い作品、なかなかないのでは。 模倣もそうだが、今回も文庫化に際に大幅に加筆・修正されているらしい。これまで、読みたい作品は単行本でも躊躇なく読んできたが、この作品だけは「推敲」の重要性を教えてくれているように思う。
0投稿日: 2013.05.22
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 柳生照彦から持ち込まれた犯人当てリレー小説―柳生の問題編に対し、タレント作家の尾道由起子に解決編を書いてもらい、その後に自分の解決編を載せる。要するに作家同士の知恵比べをしよう―という企画は順調に進行するかに見えたが…。問題編を渡したまま、柳生は逗留先から姿を消し、しかもその小説は半年前の実在事件を赤裸々に綴ったものだった。全面改稿決定版。
0投稿日: 2013.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
知る人ぞ知る作家、中町信氏の個人的2作目。初版は1982年「散歩する死者」で上梓されていたものは全面改稿し、復刻本として東京創元社より文庫化されたものを読了。 中町氏の著作としては長編6作目にあたるらしい、前に読んだ「模倣の殺意」はトリックのあり方、挑戦意欲などは、その尖兵として評価できると判断したが、細部でやや微妙な都合のよい部分を感じた。 今作は模倣~と比べても同じトリックを使いながらも整合性に一部の隙もなく、読者を圧倒し平伏させる出来映え、一言で言うなら素晴らしかった。このテの作品は読み慣れているつもりだったが、最後までわからなかった。30年の古さは感じさせない良作であった。 まだ存命ながら筆を休めているらしい、新作を読みたいと思った。
0投稿日: 2012.05.31
powered by ブクログ「散歩する死者」を改稿・改題 (http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/2783093.html)
0投稿日: 2010.06.29
powered by ブクログ非常に手強い叙述ミステリ。例によって本作品も二度楽しめる作りとなっているが、一度目だけでも十分面白い。フーダニットものとしての完成度は高く、この段階ですでに二段落ちを用意してあるという手の込みよう。 起承転結の転の場面で「おや?」といぶかしんでいると、一気に二重底に叩き落された。そしてお決まりの、ページを繰って問題箇所を確認する敗北者のマヌケな行為。この行為は久方ぶりだったので、非常に爽快だった。 某名作の変形バージョンとでも言うのだろうか、作中作なしでは完成し得ない素晴らしい構成である。プロット作りに時間をかける作者らしい計算されつくした騙しの仕掛け。しかしこの仕掛けは危ういバランスの上に成り立っていることも事実で、慣れた読者ならば、犯人像から逆算してショートカットで真相に辿り着くかもしれない。そこまでして作者を出し抜いたところで、微妙な後味の悪さが残るだけだろうと思うのは私の穿った見方かな? 気を楽に、そして先入観なしで読むと、万華鏡のように変化する“真相”の連鎖にめまいと快感を覚えるはず。やはり本格には“キレ”と“意外性”がないとつまらない。
2投稿日: 2010.01.24
powered by ブクログ柳生照彦から持ち込まれた犯人当てリレー小説。 彼の書く問題編にタレント作家尾道由紀子が解答編を書き、その上で柳生照彦が自らの解答編を載せる……ようするに作家同士の知恵比べをしようという企画は順調に進むかに見えた。 問題編を渡したまま柳生照彦は失踪、しかもその問題編には半年前の実在事件が赤裸々に綴られており?! 中町マジック、どうぞお楽しみください。
0投稿日: 2008.04.27
powered by ブクログ作家・柳生照彦が持ち込んだ犯人当てリレー小説。 柳生の問題編に対し,タレント作家・尾道由起子が解決編を書き, その後に柳生の解決編を載せるという企画。 問題編を渡したまま柳生は姿を消し, その小説は半年前の実在の殺人事件について書かれていた。 問題編を受け取った編集者・花積明日子は事件を調べ始めるが…。 作中作の叙述トリック作品。 プロットはよく作りこまれているが, 少し違和感を持ちながら読み,最後はやっぱりという感じ。 初版は1982年らしいので,その当時は斬新だったかもしれない。
0投稿日: 2007.03.04
powered by ブクログこれはまさに、推理小説です。 犯人はいったい誰なんだと考えながら読むと、楽しめるし、同時に作者の罠にはまってしまう作品。 やられた!と思いたい人はどうぞ♪
0投稿日: 2006.12.14
powered by ブクログこれは、凄い。 今年上半期のマイベスト。店に置いてみても、お客さんのリアクションが良い。嬉しい。本屋でよかった。頑張ってPOP作ってよかった。
0投稿日: 2006.08.12
powered by ブクログ作中作の小説と同じ事件が現実でも起こる。この展開に弱いです。勿論、内容もしっかりしてます。まんまと騙された読者の一人です。この作品もっと有名になっていいんじゃないでしょうか?
0投稿日: 2006.06.23
powered by ブクログ堪能できました。今回もまた著者のトリックにまんまとはめられてしまいました。どうしても錯覚をしてしう・・・読み返してみるとヒントはいっぱい出てるんだけど・・・完敗です。
0投稿日: 2006.03.15
powered by ブクログ82年に発表された作品。どんなものかなーと軽く読み始めましたが、見事にやられました。妙だなという箇所が2・3点あったのですが、その理由に思い至らず、作者の計算されたトリックに、まんまとひっかかった、あほで幸せな読者が一人増えたしだいです。
0投稿日: 2005.11.14
powered by ブクログ犯人当てリレー小説を題材にした推理小説。いわゆる本格推理というジャンルで、なかなか込み入ったプロットですが、独創的なトリックがふんだんに駆使されていました。 しかし本格物にありがちな、いわゆる殺人の動機だとか、犯人の心理といったものに全く現実味がありません。あと書きによれば、文庫化に際し、そのあたりを加筆したとありましたが、それでも全然足りません。 ま、本格物だから。。。と割り切って読めば、それなりに楽しめますが。 2005/7/29
0投稿日: 2005.08.05
