Reader Store
下流の宴
下流の宴
林真理子/文藝春秋
作品詳細ページへ戻る

総合評価

109件)
3.9
22
47
27
3
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    よく出来てるけど、止まらなくなる感じではなかったかな。日本の受験戦争に子どもが巻き込まれると思うとなんだかなぁって思うけど、選択肢が増えるように受験戦争も勝ち抜いて欲しいなって思ったり、でもやっぱりそんなことより楽しいことを見つけて没頭欲しいなとか、親の気持ちは複雑ですな。

    0
    投稿日: 2025.12.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    自分はこの中のどの登場人物に1番感情移入したかと言えば、認めたくはないが可奈であった。 合コンで人気の女子大に入り、稼ぐ夫に嫁ぐべく邁進する…可奈ほどではないが、人並み以上には稼ぐ伴侶を得たものの、正直現在の結婚生活は幸福とも言い難い。 人生はそう甘くないもんだよね、とアラフィフにしてしみじみ思う。 可奈は夫と別れずに堪えれば、いくらでも起死回生のチャンスはあると思うがどうするのだろう…。 そして珠緒は、努力が嫌いな翔に似たところのある自分にとってはとても眩しい存在だった。 最後の、ザマミロな展開は天晴れ! けれど皮肉なもんだなぁとも思う。 翔の自分を貫く意志の強さはある意味すごい。頑なが過ぎる。 一人息子を持つ母としてはまた、由美子にも同情してしまうのであった。 終始面白く、〜なワケ、の言い回しが会話にやたら多いことも気になりつつ、一気に読了。 林真理子は女の嫌なところを描くのが上手い。

    0
    投稿日: 2025.10.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった。 自分の息子が高校を中退していても、息子の結婚相手を下に見ている母親。 身内には甘くて他人には厳しい典型でああはなりたくないと思うけれど、 自分のことは棚に上げて、というのは、大なり小なりみんな持っている感情なのかもしれない。 頑張っているタマちゃんを応援してたから、 ラストは嬉しかった! タマちゃんおめでとう!

    0
    投稿日: 2025.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    東京の中流家庭の主婦として誇りを持つ由美子。高校中退の息子が沖縄出身のフリーター娘・珠緒と結婚すると言い出し「うちが下流に落ちてしまう」と恐怖を覚え断固阻止を決意する。一方馬鹿にされた珠緒は「私が医者になります」と受験勉強を開始して…。

    0
    投稿日: 2025.05.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    虚構だけどある意味リアルな内容。勉強できることが基準となる今の資本主義社会において、努力は重要だけど、努力しても這い上がれない境遇にいる人たちもいる。そんな社会問題を描いていると思った。 努力しないこと、上昇欲がないことで「下流に落ちる」と登場人物は思っているが、思わぬ病気や事故で人生が一変することだってあるだろう。

    0
    投稿日: 2024.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。由美子がそのまんまウチの母とそっくりだった。珠緒の母や由美子の夫の発言がしっくりきた。福原家の続きが気になる。

    1
    投稿日: 2024.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人間観察力に優れた林真理子さんの持ち味が活かされた本です。 ルンルンを買って‥からそこは本当に変わらないなと感じました。 一昔前の皆が中流だと思っていた時代も様変わりして多様性の時代となりました。昭和どっぷりの私には違和感多く感じるこの頃ですが、 今の林真理子さんはどんな本を書くのかなぁ〜 立場上、本心なんて書けないだろうなぁなど全く関係ない想像までして読み終えました。

    1
    投稿日: 2024.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    林真理子さんらしく、心の裏側をリアルに描いたお話で、学歴信仰、エリート志向という親の志向とは逆に転げ落ちていく子どもたちのお話でした。誰の心にも眠っていそうな気持ちを言葉にすると、こんなにダークな黒い欲望になるんだな、と思わされました。そんな気持ちに向き合う機会にもなりましたが、救いのない話に閉塞感も感じ、、。 自分は子どもとどう向き合うのか?理想を言って夢を見ていられるのは子どもが小さいうち? いやいや、やっぱり理想は持ち続けたい。ただそれは親の理想の人生を押し付けることではなく、子どもの生きる力を信じて、可能性も信じて、子どもの選ぶ人生を支えらる親でいたいと思いました。 リアリティは日々、試行錯誤ですけれどね!

    1
    投稿日: 2023.11.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今話題の日大理事長の作品を初めて読んだ。面白かった! 医者を目指す珠緒を応援したくなる。金持ちの男を探す姉の可奈の話しも面白かった。

    5
    投稿日: 2023.11.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。 自分の母親が由美子と同じタイプだったので、私は可奈のような価値観で育ち、けれどある時から自分自身の性格とその価値観が折り合わなくなって、翔のような無気力な人間になってバイトを点々とし、さらに何年も経ったのちに悔しさから珠緒のように奮起して1からやり直し、そんな過去を振り返った現在、父親と同じような考えに至っていたから、とてもリアリティを感じた。 登場人物それぞれが片寄った価値観を持っているけれど、それのどれもが本人の持って生まれた性格や環境や人間関係や時間が作り上げたもので。だからこそ、その個々の作り上げてきた価値観は、このお話の中でイヤな女として描かれてた由美子や可奈ですら、本当は大きな間違いがあったわけではないとは思うのだけど。ハッキリとした悪がなくても、いつか大きな間違いになってしまうことは、人生の中で往々にしてあるよねと。読後、大きく心が動くような感動があったわけではないけれど、じんわりしみじみ考えてしまうような本でした。

    0
    投稿日: 2023.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「我らがパラダイス」読後、久々に手に取った林真理子さんの小説は期待どおりの内容でした。 人それぞれに持つプライドについて、また、それを元にどう生きるか、考えさせる作品でした。

    0
    投稿日: 2023.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Audibleで読了。賛否両論いろいろありますが、私は面白かったです。さすが、林真理子という感じで、軽快な文章で最後まで一気に聞くことができました。 私も子育てしてるので、反面教師にも感じます。

    1
    投稿日: 2023.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分が思春期の親になってみてわかる、子供と自分は別人格ということ。 自分の思うようには子はならない。 我が家の場合、勉強しなくても、歯を磨かなくても、部活を辞めてしまっても。 自分の価値観を振り返ることをせず、見栄っ張りな自分を自覚出来ず、子供を変えようとすると、親子関係は恐ろしいことになるのですね。 諦めと自分の人生を生きること、が大切。 あと、サラリとでてきた、夫婦仲が良ければ、子供は間違って育たない、はグサリときました。

    1
    投稿日: 2023.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     自分が上流であると思う主人公の母。決して努力をしないその息子。収入の高い相手との結婚のみを目指す娘。    主人公である母親は息子の彼女を叱責してしまう。「あんたのような下流の家の出の娘はうちの息子にはふさわしくない。ウチは代々医者の家系」  息子の彼女は努力の末医大への合格を果たす。しかし、息子は、「がんばった君に僕はふさわしくない」と別れを告げる。  外資系金融機関勤務の男と結婚を果たすが、その男はうつ病を患い、実家に帰ってしまう。乳児を連れて娘は母親のもとに戻る。そして医大合格した交際相手と別れた息子は、マンガ喫茶の店員の給与では自活できず、彼も母親の元に戻る。  下流から出ない若者。上昇志向のある若者。上流とは?下流とは?  「私は何を間違えたのでしょうか」と母親が祖母に書く手紙で終わる。

    1
    投稿日: 2023.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    福原家と宮城家の話が交互に章立てされていて読みやすかった。中流家庭と自覚している福原家の由美子が息子が高校中退したことをきっかけに家庭の崩壊の危機を感じている様子が描かれている。その息子の交際相手が宮城家となるがこちらも訳ありの家庭で…息子をもつ母親目線では息子の育て方が間違えたかと思い悩む姿は切実で同情するが子育ては思うようにいかないことが多いという前提でどこかで割り切らないといけないのかもしれない。成人した子供の幸せは見守ることしか出来ないのだ。

    0
    投稿日: 2023.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすかった。 由美子のような子育てにならないようにと思っているが、自信なし。 みんなのその後が気になるので、続編あるとよいと思った。

    0
    投稿日: 2023.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これまで読んでこなかったようなジャンルだったので、新鮮でおもしろくサクサク読めた。 個人的には感情が揺り動かされるような感動や学びはなかった。ワイドショーを見てるような感覚で、ほうほうなるほどそういう世界もあるのかという、10歩ぐらい引いたところから本を読むという不思議な感覚だった笑 これでもかというくらいの人間のエゴや見栄、偏見を見せられつつも、一方で這い上がっていく馬力みたいなのも描かれていて(這い上がると表現してしまっているところが既にこの作品に毒されてしまっているかも笑)、個人的には読んだことないタイプだったのでおもしろかった。

    0
    投稿日: 2022.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ありそうな話だなぁと読みながらそのリアリティにびっくりした。あなたのためを思っての教育方針、学力での人の見下し、今の時代そぐわないといえばそぐわないけど、それだけの話でもなく。うーん、考えさせられる話だった。

    0
    投稿日: 2022.12.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    多分、発行直後に読み、再読。 東京の中流家庭としての誇りを持つ由美子。 高校中退の息子、翔がフリーターの珠緒と結婚すると言ったことで、自分が下流に落ちてしまう、と恐怖を覚える。 そこで、断固阻止を決意する。 ずっと由美子に馬鹿にされ続けた珠緒は、私が医者になれば、結婚を認めるか?と啖呵を切り受験勉強を始める。 中流は、決して上流になれない。 下流を蔑むことで、プライドを満足させる。 なんて話だ!と思って読んだのは、発行直後の2010年。 その時と、12年経過した今では、同じ本を読んでいるのか、と思うほど自分の感じ方が違う。 幼い時から、母親の価値観が全という世界で育ち、中学受験をして高校に進学した頃から、反抗することで自分を見つめ直す翔。 今時の、と言っても2010年の若者の、ずっとフリーターで何が悪い? この考え方は2022年の今も、ますます増長して受け継がれていると思う。コロナで成人式が無くなった、2000年産まれ、あんなにミレニアムベビーと騒がれた子どもの20年後。 子どもは産まれたときから不況で、私自身は決して裕福だった生活とは思えないが、子どもは、私を恵まれた生活を送ってた、という… 気の毒なことに、高校中退した翔には見本となるモデルがいなかった。中流家庭の自分たち家族はいかに立派か、由美子の父親は、医者だった(からエライ)その感覚は今の子には伝わらない。 翔の父親は、なんか頼りにならない。早稲田理工学部出身でも。 翔の姉の可奈は、対照的で、最後の大学でブランド女子大を選び、卒業後も正社員で決まっていたところがダサいという理由で断り、ハケンで華やかな商社に勤める。 そこで、自分で稼ぐではなく、稼ぐ夫を探す。 大変な努力により、きちんとそんな夫を確保する、しかもデキ婚で。 周りを正しい高収入の暮らしで固めたら、幸せになると疑いもしなかった。それがあっという間に崩れ去る。 いやらしいけど、読者としては、ざまあみろと思う。 翔の好きだった珠緒は、受験勉強の二年間で、離れた存在になってしまう。ここに格差が生まれるが、努力に努力を積み重ねた珠緒は、これからの人生に目的が見えてきた。 翔は変わらないから、その場に立ち止まってしまう。 世の中や男性をナメてきた可奈の将来も気になる。 シングルマザーとして再起するか、夫を回復させ尻を叩いて、もう一度セレブとして返り咲くのか。 林真理子の小説で面白いのは、とにかく学歴フィルター、家系フィルター、ものすごくはっきり分かりやすく描かれているところ。 そしてバブルっぽい描写も素晴らしい。 話し方も…ッ、というのは、ほぼどの本でも健在。 多分、また10年経って読んだら、また違う感想を抱きそう。また読みたい本です。自分への戒めとしても。

    1
    投稿日: 2022.11.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昔読んだけど二回目。 かなり有名な作品なので読みやすさは格別。 大学生くらいのときに読んだんだけど、結婚したあと読んでみるとまた違う裏の感覚??で読める。 お金持ちに嫁いでも結局、幸せになるというか、幸せを掴むのは自分自身なのよね。お金で幸せになるところももちろんあるんだけどさ。

    0
    投稿日: 2022.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Amazonオーディブルにて。 下流、というからウシジマくんぐらいまで堕ちることを想定してたから、思ったよりしっかりした人達だった。 母親の回想に出てくる、教育ママ的な「やってあげたこと」がリアル。読み聞かせするとか、博物館に連れていくとか、時事ニュースに対して考えさせるとか、あれこれ。何をやってもフリーターになる人はなるんだよね…。 子供と自分の人格を切り離さないといけないと自戒を込めて。

    0
    投稿日: 2022.04.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Audible Audible で再読。 Audible で読んだものを登録していいのか悩んだけど、本は本だし、まぁ良いかと。 相変わらず、上流上流と謳ってるお母さんにイライラした。上流ってなんだよ?! 結局器用に生きるなんてことは難しくて、より良いと考える自分に向かって素直に努力することが、成功の近道なんだなと。まぁ、長女も長女なりに女を磨くって点で努力してたと思うから、評価は難しいけど。 でも誰とも比べることなく、ひたむきに努力してれば、誰かみとめてくれるのかなぁと。 幸せになるために、人を落とすのではなく上がる努力をすることってことか。 上がるってどこにーー???!!

    0
    投稿日: 2022.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人間いくら頑張ったってできないことがあるよ。夢を持つのはいいけど途中でだめだと思ったら早めにいいな。誰もたまちゃんを責めたり笑ったりしないよ。 まだ起こっていないことにくよくよと悩むのはつまらないことだ。

    0
    投稿日: 2022.02.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱり、めっちゃ面白い。中学生くらいの時から、何故か唯一何回も読み返している本。 やっぱり林真理子さんの描く、"どこにでもいそうな嫌な女"像が大好物だし、何度読んでもおもしろい。 最終的なストーリーの展開も、ああこうなるのか…と有無を言わせないラストにむずむずするような、スッキリするような。教訓として考えさせられるところもあり、人間の醜い感情に考えさせられるところもあり、という感じ

    1
    投稿日: 2022.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    途中でやめたので評価しません。 好みではありません。 前半部分のみですが、人を上流と下流で分けて見る母親と娘の愚痴を永遠読まされてる感じでつまらなかったので。

    1
    投稿日: 2022.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    林真理子さんの本を初めて読んだ。 とても読みやすい文章で、すらすら読めた。 人を上に見たり、下に見たり… 気が付かないうちに、自分も同じようなランク付けをしている気がしてゾッとした。やめよ…って。なかなかやめられるものでもないと思うけど。 個人的には、福原家のお父さんみたいに肩の力が抜けている人や、宮城家のお母さんみたいにお金や世間体に振り回されず肝が据わっている人がとっても好きだな~と思った。

    0
    投稿日: 2021.11.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    林真理子の小説にはどうして狡賢い特に女が出てくるのだろうか。 読んだ後は自分にその狡さに感染しているような気がする。 世の中を、他人を、冷めた目で見てしまう。 知らないほうが幸せでいられたのかもしれないという世界が見えるようになる。 対照的な二つの家庭。 福原家と宮城家。 大切なのは今なのに親の職業や自分や身内の出身校にこだわる女。 自分の夫や子どもに努力させることに努力するつまらない女。 無知だが素直でまっすぐで、不思議に周囲の人々を惹きつける女。 翔の冷めた考え、上昇志向のかけらもない、こういう人が増えれば日本はどうなるのだろうかと強い不安を覚えた。 下流の国になるのか?? 今まで出会ってきた人は福原家、宮城家どっちよりの人だろうか。 私自身は?? 今さら珠緒のように真っ直ぐにはなれないが、福原家の女たちのようにならないように気を付けなければ。 珠緒のゲームをやっても楽しくなくなる感覚には共感した。 それまで面白い思っていたことがつまらなくなったが周囲への配慮から付き合う。 でも、その時から少しづつ距離が開いてきているのだと思う。 オーディオブックにて聴く読書。 小説をオーディオブックで聴くのは初めて。 最後のほうは続きが気になり、仕方がなかった。

    0
    投稿日: 2021.10.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    がんばる人がんばれない人、っていう対比。わたしはどっちだろうって考えて、どちらにもなると思った。私から見てがんばりすぎてる人を思い浮かべると、たしかに劣等感や責められている気持ち、その人がいることで自分の評価が相対的に下がることへの妬み、少なからずある。逆にもっとがんばろうよとかこうしてみたら楽しいよって言いたくなる人もいる。そういう人とは結局話が合わないし一緒にいると世界が狭まる感覚がある。 この気持ちみんなどう処理してるんだろう?みんな同じような気持ち抱えてるけど隠してるのか、人格者はそうならないのか。 生活レベルのことだけじゃなく、よりがんばりたいっていうのもキリがないよね。がんばっているのが正義になってしまったら、永遠に自分を認められない。珠緒はそうじゃないと思う。天性の(?)100%人と比べない幸福の感じ方。珠緒の台詞には人と比べて自分を卑下したり立場が上と感じたりそういうのはなかった気がする。 珠緒に勇気もらったなぁ。 あと、うまく言えないけど珠緒っていうキャラクターが本の中の人って感覚があまりないかも。珠緒に出会わせてくれてありがと〜林真理子さんって言いたくなる。

    1
    投稿日: 2021.09.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    学歴社会に生きている身としては自分はそうじゃないと思いながらもどこかドキッとするところがあったんじゃないかと。

    0
    投稿日: 2021.08.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    めちゃめちゃ毒毒してましたwこれどちらの側も理解できるし、難しい。自身はかなり努力してきて中流の家庭を築いた由美子からしたら、努力することを知らない玉緒のような田舎の家庭をバカにしたくなるのかもしれない。玉緒の家庭からしたら自分たちの生活がいわば当たり前で翔との結婚を認めてくれない由美子は大層意地悪な親に映っただろう。見返しに玉緒が医学部受験を始めたのに対して翔の気持ちが逆にどんどん離れてしまったのはもうなんとも言い難いほど切ない。結局誰が正しくて誰が間違いなのかとかなにも言いようがないけど、個人的には人には人の暮らしがあって、当人はそれで幸せで満足しているのなら、人を見下す権利はない。たとえ自分がどれだけ努力してその地位を築いていたとしても。 あと、単純に子育てって難しいんだなと思ったw

    0
    投稿日: 2021.08.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うわー面白い! こんな親にはならないし、子どももこうは育たないとは思ってはいるけど、紙一重だわ。 私自身の環境に似てるところがあって、身につまされる…

    1
    投稿日: 2021.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    それなりの教育を受け、平穏な家庭を営む主婦由美子の悩みは、20歳になる息子が中卒で定職をもたないこと…。 そして完璧な結婚をしたと思いきや…出戻って来た娘 プライドの塊の様な福原由美子が子育てに右往左往している様子が実に丁寧に描かれていて絶えず脳内映像で動いていました。 とても嫌な性格ではあるけれど、どこか同情してしまう部分もあったり、息子(翔)の恋人である沖縄の島育ちの珠緒の行方が気になり最後まで楽しく読めました。 上流・中流・下流の階級、家族の価値観等、色々考える部分もあり面白かったです。

    0
    投稿日: 2021.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    上に上がりたいと思っても努力ができない、というのと、そもそも上に上がりたいと思わない、という差。息子を持つ母親としては翔の不甲斐なさに絶望を覚えながら読んだが、一端の女性としては可奈の強かさや珠緒のひたむきさ、冷静さに共感を覚えた。そして多くの人が大人になるに連れて、見えないヒエラルキーの中で互いに格付けし合って生きていく現実をこの本は生々しく描いていて、ちょっと心をえぐられるところもあった。可奈の見栄っ張りや母親由美子の「上から目線」は傍から見れば滑稽だが、誰でも思い当たることはあるだろう。結局、人生の幸せって本人にとってしか分からないよなぁと色々考えながら読めた本でした。

    0
    投稿日: 2021.01.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人間その気になって頑張れば、とんでもない夢でも叶えることができる。 この本を読んでそんな風に思えるほどわたしは若くないので、ただただ「林真理子の小説」というものを楽しんだ。 早稲田の理工学部出身の夫を持つ由美子の悩みは、20歳になる息子の翔のことだ。中学受験をして入った中高一貫の名門校に入学するも「何か合わない」と言う理由で、高校を中退してしまった息子の翔。まさか一流大学出身の夫とそこそこの女子大を出ている自分との子どもが中卒フリーターになるなんて。。。 そんな翔が結婚したい女の子がいると言う。相手は沖縄出身の2歳年上の女の子で名前は珠緒。高卒でブスで下品だし、ちゃんとした家庭に育っていない。そんな子がうちの息子と釣り合うわけがないと由美子は思う(翔は中卒なのにね)。 二人の結婚に絶対反対の由美子は「あなたとわたしたちではそもそも住む世界が違うのだ」と言う。「わたしは医者の家庭で育った」「うちはきちんとした家だ」を繰り返す由美子にしびれを切らした珠緒は「わたしが医者になったら、翔君との結婚を認めてください」と啖呵をきってしまう。 由美子にはもう一人、可奈という娘がいる。彼女は結婚して専業主婦になり、いい暮らしをするためだけに、男性受けがいいお嬢様女子大に行き、そこそこめぐまれた容姿にお金と時間をかけ、せっかく決まりかけた堅実な会社の正社員の採用を辞退して六本木にオフィスがあるIT企業の派遣になり、日々高学歴高収入の男性との食事会に明け暮れる。 可奈は父親から影で「男を食い物にして」と思われているが、わたしは自分の夢に向かって出来る限り最大限の努力をするという点では、珠緒も加奈も同じだと思う。医者になるため医学部合格を目指す夢と、みんなに羨ましがられるようなセレブリティな家庭を持つための殿方をつかまえる夢。人がそれぞれ持つ夢に、他人が文句を言う筋合いはない。 とにかく、このどうしようもない世間知らずのぐうたら息子を、由美子は一生面倒を見ることになるのだろう。本人の持って生まれた性格や後から育った自我などを一切無視して育てた結果が、この無気力で非生産的な人間なのだから。 結局、由美子は貧しい家庭を嫌っているわけじゃなくて、学歴がない人を下に見ているような気がした。 学歴があったって、お金をかせげない人はこの世の中にたくさんいる。信じられないようなお金持ちも、見るに堪えない貧困家庭も、今この瞬間にそれぞれがそれぞれの思いをかかえながら、懸命に、もしくは自堕落に生きているのだ。 そんな地層のような階級の、わたしはいったいどの辺りなんだろうと、ふと考える。

    1
    投稿日: 2020.12.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    努力する事で新たな扉を開けられることを教えてくれる本。 最終的に同じ道に進んでいても、自分が選んでるか、選んでないかで大きな違いがある。 道は切り開くものではないかと思わせてくれる。 今は私は与えられた場所にいるけれど、自分で努力して切り開きたい。誰にも依存せず、頼らず、自分の価値観で生きたい。 すらすらと読めて、疲れているときにおすすめの本。

    2
    投稿日: 2020.11.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この小説では、2つの世界が交互に描かれる。 1つが「福原家」。自称、中流家庭。教育ママの由美子を中心にして、ちょっとズレたところがある人たち。貧困層に対して「あの人たちは私たちとは違う」などと発言したり、とんでもない言説がまかり通っている。 そしてもう1つが「宮城家」。沖縄の離島にルーツを持つ一族。いわゆる「温かい人たち」的な描かれ方。 福原家の長男である「翔」は高校を中退してフリーターをしていた。親との喧嘩で家を飛び出した彼は、宮城家の長女である「珠緒」と交際をスタートして同棲を始める。 珠緒はまぁ善人で努力家なのだけど、由美子からの評価は散々なもの。由美子は自分たちの祖先は医者であり、特別なのだと力説。珠緒のような女性が翔と同棲し、あまつさえ結婚しようなどとは笑止千万。そんな態度。 それに対して、珠緒は「自分も医者になる」と啖呵を切る。 そんなストーリー。当然、福原家が悪、宮城家が善のような描き方がされる。やや露骨すぎる描写が多いものの、そのデフォルメ化は勧善懲悪としてはまぁアリかな。 夢中になって500ページを一気に読んでしまった。 (ネタバレを含む書評全文に関しては、書評ブログの方を宜しくお願いします) https://www.everyday-book-reviews.com/entry/%E5%A6%84%E4%BF%A1%E3%81%93%E3%81%9D%E8%B2%A7%E5%9B%B0_%E4%B8%8B%E6%B5%81%E3%81%AE%E5%AE%B4_%E6%9E%97%E7%9C%9F%E7%90%86%E5%AD%90

    12
    投稿日: 2020.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    相変わらず達者な筆さばきで一気読み 「人間を目利きする視線を描かせたら、林真理子の右に出る者はいない」 と桐野夏生さんがこの本の解説、中流の本質をついた作品だということである ストーリーは 中流家庭の一姫二太郎4人家族 建売だが一軒家を持ち 夫は高学歴一流会社勤め、主婦も国大卒でお医者の娘だったプライドあり カルチャーセンターで趣味を満喫しながら、子育ても手を抜かなかったのに 息子が高校中退、つまり中卒でフリーターになってしまい うまく育ったと思った姉娘も親の望み以上に「上流好み」 あげくに息子は年上フリーター娘と結婚したいと言い出すので 「ああ、うちが下流に落ちてしまう」のでは... ま、ものがたりは矢継ぎ早に展開して息もつかせないおもしろさである しかしなぁ、この息子のフリーター生活嗜好はどーいうことか もしこんなひとがほんとうに増えているとしたら暗澹たる気持ち 下流とはなんぞや 基準にするのは金の高だろうか 幸せ度に関係してくるのか 気骨のありなしということなのか 下流とはほどほど生活ということなのか かつかつの生活が出来るだけ、または足りればいいと そこそこの賃金しか得ないでだらだらしている 上昇志向を望まず頑張らないのが好きなのである 貧すれば鈍する、こころが下流になるのであろうか 現状、居心地が良ければいいという考え 気楽な幸せ度で測る人生 若いうちはいい、親がいるうちはまだいい 最終的に貯金なんか出来てないから 病気&老齢になったら公的保護になるだろう いえ、もうなれないだろうに(この国の財政破たんしているよ) どーするの!!

    1
    投稿日: 2020.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こういう考え方かなりすずはあるよね この本に出てくる人と全くおんなじってわけじゃないんだけど、エリート意識っていうか良家のみたいな家柄みたいなのは気にして生きてきた。特に幼稚園から小5くらいまで。

    0
    投稿日: 2020.01.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    以前、NHKのドラマで見てわりと面白かった記憶があって読んでみました。結末は忘れていたので楽しく読めた。 エンターテインメント性があって気軽にぐいぐい読めて面白い。とある中流家庭の息子が高校を中退してフリーターになり、同じくフリーター娘・珠緒と結婚したいと言い出したことで、この家庭の主婦・由美子は「うちが下流に落ちてしまう」と危機感を募らせ、結婚を阻止しようと決意するところから始まる物語。見下された珠緒は一念発起して医者と目指すと宣言。物語は由美子と珠緒の視点から描かれる。由美子の偏見はひどいなと思いつつ、わからなくはない。「住む世界が違う」なんてことは普通は口にしないけど、誰もがどこかで思っているんじゃないかな。すみ分けてあると思う。超上流階級は別世界だけど、下のクラスとは違うという自負。当たり前と思っていたことが崩れていく由美子の恐怖と焦りはわからなくはない。それにしても、この家の息子・翔のあまりの向上心のなさと無気力にあきれ、娘・可奈の見栄っ張りと計算高さには不快感を抱いた。それに比べて珠緒の潔さにすがすがしいものを感じました。ものを知らなかったかった故のまっすぐさ、一所懸命さ。最後は珠緒の一人勝ちだったような。ちょっとスカッとしました。福原家の人々はこのまま変われないんだろうなぁ…

    0
    投稿日: 2019.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    リアル! さすが林真理子、女のドロドロした感情を書かせたら天下一品。 中だるみする部分もあったけど、ラストにかけての展開は鳥肌。おもしろかった!

    0
    投稿日: 2018.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    星3.5かなぁ。 前にドラマで見ていて あんまり好きじゃなかったから なんとなく読む気になれなくてずっと放って置いたけど やっと読みました。 ドラマ見たときも思ったけど 話はきっと面白いと思うんだけど 誰にも感情移入できなくて あんまり引き込まれなかったかなぁ。 ドラマでも小説でも 唯一好きと思えるのは珠緒のお母さん。ところどころに出てくるこのお母さんの言ってることは ほんと的確 笑。

    5
    投稿日: 2017.08.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中の下が日本人が目指す平均値という中流意識の 時代から、色んな価値観の世代が産まれてきてることを面白く読みました。常識の観念も変わっていくのだろうなぁ。。。

    0
    投稿日: 2017.06.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    バブル経済崩壊以降、急激に変わる現代社会。そして、ますます広がる格差社会。一方で、世代間の意識・価値観の格差も。とはいえ、少なからず日本のどこでも誰もが潜在的にもちうる「上流」「中流」「下流」の意識。そんな現代おける「中流」の本質がストレートに描かれている。

    1
    投稿日: 2017.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    誰でも無意識に心のどこかで比較しているのかもしれない。 誰かと比較して安心したり悔しがったり、そんなくだらないことが何よりも大切な人たちだっている。 由美子は自分の家庭が中流だと信じている。 とりあえず自分の家はあり、そこそこ満足のできる生活をしている。 長男・翔の子育てには失敗してしまったかもしれないが、由美子は諦めてはいない。 いつか翔も一人前の人間として目覚めるときがくると信じている。 定職にもつかずにアルバイト暮らしを続ける翔が突然結婚すると宣言した。 相手は同じようにその日暮らしのアルバイトをしている珠緒。 母親として由美子にも息子の結婚に夢があったのは何となく理解できる。 でも、結局は当人同士のことなのにどうしてあんなにもムキになって反対したのだろう。 別に親の同意がなくても結婚はできるのだし、報告しただけマシなような気もするのだけれど。 由美子には由美子の人生があったように、翔にも翔の人生がある。 将来どんなに困ってもそれも翔の人生で、彼自身が納得しているのなら仕方ない…と思うのは親の気持ちを知らなすぎるだろうか。 珠緒の頑張りには驚かされた。 由美子を見返してやりたい!という気持ちがあったとはいえ、受験に向かって必死に勉強する珠緒はすごい。 そんな珠緒を翔はどんな気持ちで毎日見ていたのだろう。 由美子のキャラクターもかなり強烈だけれど、最後まで読むともっと強烈なキャラがいることに気づく。 母親である由美子からしたら地団駄踏むほどふがいない息子だろうけれど、何があっても自分を曲げない翔はある意味突き抜けた存在だ。 ラストで交わされる翔と珠緒の会話は、何となく納得できるものもあった。

    0
    投稿日: 2017.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    翔の無気力 覇気のなさ お金に意味を感じない、 努力を強要されると息苦しい、 頑張ってることは すごいと思うけど 自分はやりたくない などの言い分が痛い。 由美子が 翔にあの手この手で 上を目指させるところに 笑えない苦労を感じます 段々 どっちがいいのか わからなくなるな

    1
    投稿日: 2017.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    医者の家系に生まれた女性の子どもたちの成長?物語。女性の固定観念が、息子、娘には通じず、女性の固定観念の中では下流の生き方に子どもたちはなってしまう。娘は、出戻り別居、息子はプータロー。それは、いったい何がいけなかったのか、、踊っているのは、その女性だけ⁈自分もこーならないよう気をつけよう。

    0
    投稿日: 2017.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    40代主婦由美子に共感したり、20代のころを思いだしながら可奈の気持ちに共感したり。面白くて一気読みした。

    0
    投稿日: 2016.12.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    テレビの再放送を観て面白かったので読んでみた。P97に記載の通学カバンの件について・・・「3年しか使わないカバンが本革か合成かなんてどうだっていい、その少しの違いのために倍はたらかなきゃいけない生き方って・・・」今時なのか、草食男子なんですね(笑 この考えも否定はしないが、積極的に応援もしない。

    0
    投稿日: 2016.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     現実的で非情な作品。まさに建前を気にする日本人らしさを如実に表した作品で、皮肉たっぷりの家族小説。  大きな志があったわけではなく、立派な両親からそのプライドだけを継いでしまった母親とその息子と、「下流」と捉えられた息子の彼女。それと一流の男性と結婚することだけを目標とした娘。なんともありがちで、スケールの小さな家庭かと思ってしまう。  自分の不遜さに気付かないままストーリーが終わっていき、救われない人を見ているようで、愉快とも、いっそかわいそうでもあった。何より最後の孫への期待はなんとも皮肉たっぷり。

    0
    投稿日: 2016.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    林真理子という人はやっぱり人間のレベルというのを意識していて、どの本を読んでも上流の人、中流の人、底辺の人という位置づけをしたがる。この人の人間の根本がそういった偏見でできているのでしょうか。 文体は面白いし、読ませる力はあるのに、そこがとってもとっても残念。 もうこのへんでやめておこうかな。 それとも最近のものを読むか…

    0
    投稿日: 2016.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    -加奈の話は何か東京カレンダー読んでるみたいだった。面白かったけど。 -由美子が翔を見てヒステリックになってるのにも関わらず、加奈を見てそれはそれで文句言ってるとこが笑えた。 -医学部合格ってストーリーはさすがにグッドエンディングすぎるなーと思ったけど、助けてくれる周りの人たちは凄くいいなと思った。どんだけ頭が悪くても、冷静に返答してくれる先生とか、凄く心強くて好きだった。 -結局親がどう望んで、どう育てても、全く同じ育てられ方をされた兄弟がバラッバラの性格になるのはもう明らかなわけで。自分の想い通りに育てられると思ってること自体がもう間違いだと思う。翔が珠緒のサクセスストーリーの後でも、最後まで奮起しないとこ見ると本当にそう思う。

    1
    投稿日: 2016.03.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    現代社会に生きる人々の、様々なリアルな感情を的確に捉えてて、とても共感できた。 自分の人生振り返ると、由美子、加奈、翔、珠緒、全ての価値観を感じた経験がある気がする。 あと、由美子がうちの母親ととても似ていて、同じようなことを昔から言われてたことを思い出し、うちが所謂中流であることを再認識した。

    0
    投稿日: 2016.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    基本的に林さんの本は彼女の固定観念が強すぎてあまり好きではないけれど。ドラマになっていたこともあって興味があり呼んでみた。私は、可奈っていうコンサバ思考の姉役にかなり同情。でもあんなにすいすい高学歴、高収入とは出会えません。 簡単にいくところが小説なんだよね。

    0
    投稿日: 2015.07.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    良かった。 由美子の気持ちも、可奈の気持ちも、私の中にある。ついでに言うと、おばあちゃんの気持ちもある。女は見栄っぱりで、エゴの強い生き物だ。 若い頃、可奈のような結婚感を持っていたら、どんな人生を送っていただろう。後悔するのはそこんところだ。 今は由美子の気持ちもわかる。自分はこんなじゃないと思いたいけれど、やはり、同じところがある。 わかる、わかる。わかるから面白い。心をえぐられたような気持ちになった。 いい小説を読んだ。

    0
    投稿日: 2015.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の中に加奈も珠緒もいる。 どちらにも大きく振り切れない自分だからこそ 両者の潔く割り切った考え、生き方、それぞれに共感を覚えてしまう。 珠緒に奮起の気持ちをもらえた。今年の道しるべとなりそうだ。

    0
    投稿日: 2015.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【うちは「下流」の家庭になるの!? ベストセラー文庫化】中流家庭の主婦・由美子の悩みは、高校中退した息子が連れてきた「下品な」娘。現代の格差と人間模様を赤裸々に描ききった傑作長編。

    0
    投稿日: 2014.09.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    林真理子さんの小説はいつも読みやすい。よどみなく一気に読める。身近な内容が多いので感情移入しやすい。特に女性なら登場人物に共感できるはず。私は最初は主人公の由美子寄りだったが、読み勧めるうちに由美子の息子のフィアンセ玉緒をだんだん応援していくようになった。家柄、学歴、ステイタス・・・確実なものなんて存在しない。自分自身がどう生きたいか。シンプルなテーマだけれども、関わる人間が複雑にしちゃうんだよね。

    0
    投稿日: 2014.08.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    姉の婚活が一番面白かった。 自分がバリバリ働いて裕福な暮らしを得るっていうんじゃなく、最初からお金を持ってる人と結婚するために、どこにお金をかけてどう行動するか・・・大学生の時点で努力の方向を見極めてるのがすごすぎる。笑 周りが羨むような素敵なものに囲まれた生活がしたい、そのために努力するっていうのと、素敵なものを望むからそのために必死にならなきゃいけない人生なんてしんどいだけっていう、両家の母親の考え方の違いが面白いなーと思った。

    0
    投稿日: 2014.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物がやけにリアル。 ああ、こういう人いるよね、とか 本当に最近はこういう若者が多いよね、とか なんて計算高い嫌な小娘なんだろう、でも こういう子っているよね、と 思いながら読みました。 福原家の俗物ぶりがもう、半端ないだけに 宮城家の、貧乏だけど心根は高潔な所が際立つ。

    0
    投稿日: 2014.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    早稲田卒の父と国立大卒の母由美子、上昇志向が強い娘の可奈と息子の翔。中流家庭の代表として描かれる福原家。息子の翔が短大卒のアルバイト店員珠緒と結婚すると言い出して、福原家が下流に落ちると嘆く由美子。福原家に挨拶に行った時、珠緒は由美子に一人の人としての生き方を嘲られる。物語の後半は由美子を見返すために始めた珠緒の国立大学の医学部受験に終始する。人の心情を描くのは上手いと思ったが、物語的にはずいぶん序盤に最後まで見えてしまったのが残念なところかなと感じた。

    0
    投稿日: 2014.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    えげつないことを書く人だなあ、と思った。 けれどもすごくリアル。 いろんな生き方があり、どれを選んでも成功するとは限らない。成功の定義も人それぞれ。 幸せになるのってむずかしい。 翔の父、健治の「ちょっと生きていくステージが変わっただけのことを、そんなにギャーギャー言うことはないさ」という言葉に共感した。 珠緒のように私も「奮起」して頑張りたい。

    0
    投稿日: 2014.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろかったー!林先生の好奇心と観察眼凄まじいですな。 育ちだの常識だのを重視する母や、完璧なる悟り世代の息子の感じとかリアルすぎてただただ感心。文体に癖がなく話の内容ばかりすいすい入ってきてとても読みやすい。 現代の家族のありのままを感じることができる一冊。あぁおもしろかった。

    0
    投稿日: 2014.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み終わって、誰かが幸せになったわでもなく、ほう…って感じでした。 ありがちで、なさそうな家族のお話。ぶっちゃけ、こういった家庭じゃなくて良かったと思います笑 面白かったとは言えないけど、妙に納得した内容でした。

    0
    投稿日: 2014.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    テレビドラマ化されたあと読みました。 ドラマのキャスティングがイマイチだったので、原作本良くことに。

    0
    投稿日: 2014.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    生きている時代の価値観教育や育ちの格差について考えさせられるました。翔の母親の言葉で、奮起する珠緒。こういう人には、助けようとする人が現れるんですね。そして、どんどん強くなっていく姿を見て翔が言った言葉…。いろんな生き方があるし、価値観は人それぞれ。珠緒が図書館で出会ったおじさんが、死んで行く所が一緒だからって20代から60代まで何もせずに生きているよりは何か経験した方がいいと言った言葉。そうだなぁと思いました。姉の可奈はソツなく世の中を渡っていたのに、上手くいかなかったり。林真理子さんの小説に出てくるこういう女の子の描写が好きです。

    0
    投稿日: 2014.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ちょっと前にNHKでもドラマになっていて観てはいなかったのですが、面白そうなテーマだなあと思っていたので、読んでみました。格差社会が現実になっている今の日本ですが、一昔前の中流意識が染みついている大方のオトナが抱いている意識を鋭く描いています。主人公の思考にどこかに自分自身を重ね合わせながら、読ませるストーリーで最後まで面白く読むことができました。 高校を中退してしまいアルバイト生活をするいわゆる覇気のない息子の言動にイライラしながらも、どこで育て方を間違ったのかと自問自答する48歳の主婦、主人公の福原由美子の心理描写は、言い得て妙でついクスクス笑ってしまいます。 夫も自分もある程度の大学を出た。由美子の若くして亡くなった父親は医者だった・・彼女の意識の中では家出してしまった息子が結婚したいと連れてきた女の子は、沖縄出身、外見や物言い、アルバイトの生活をしていることなどから自分たちの家庭とは違う存在と、すっかり見下してしまいます。そのため、自分たちとは違い育ちが悪いと言い放ちます。相手の女の子はその言葉に猛反発。医者がそんなにえらいのか!と一念発起して何と医学部受験に挑戦してしまいます・・・ 福原家と息子の交際相手の女の子一家の宮原家の様子を交互に描いて物語は進みます。 福原家では姉もおり、彼女の就活、婚活事情、考え方も今どきの女性の典型でこちらも興味深く読むことができました。 社会の構造がものすごい勢いで変化しているのに、人々の物の味方や価値観がなかなか変えられないことのギャップをリアルな形で描いた小説でした。

    0
    投稿日: 2014.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公の姉の生き方をみて、結婚は「この人となら苦労してもいい」と思える人としないとダメだなぁと思った

    0
    投稿日: 2014.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の中にも「由美子」と同類の価値観があり、共感できるし、同情もできた。だから、「珠緒」の医学部のくだりは気分が悪い。「珠緒」の努力も理解したし、「扉が開く」感覚になるまでの努力には頑張ったんだなぁと称えたけれども、この程度の努力でこの彼女が国立大学医学部(いくら比較的入りやすいとはいえ)に合格できたことには、納得いかない。 「可奈」みたいなタイプ、自分と価値観においては共通するところがありながら、好きではない。偏差値よりブランドで大学を選ぶ程度の半端な三流のブンザイ。。。セレブ婚&出産後の一時出戻りの結末、早稲田大学理工卒の「父」が発した感想は全くその通りと思った。でも、付属上がり組ではなく、自分は「大学から組」であるという認識とコンプレックスを持っていたことには、好感が持てた。外部生ってこういう感じなんだって知れて良かった。

    0
    投稿日: 2013.12.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    下手な自己啓発本読むより、手軽に"勉強しよう"って思わせてくれる本(わたしにとっては)。 しかし、翔ちゃんみたいな人って本当にいるのだろうか? リアルな様で、実は全くリアルでない様な。 ま、読後感は悪くないから良いけれど。 読んでないから何とも言えないけれど、きっと 『野心のすすめ』に書かれていることと 同じなのだと思う。

    0
    投稿日: 2013.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分ももっと勉強したいなって思った。 高校1年の頃にこの本を読んでいたら 読んだあとの影響がどんな風に働いていただろう。

    0
    投稿日: 2013.09.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ○平凡なサラリーマン家庭を取り巻く、時代の変遷や偏見とそれに振り回される親子の物語。 ○とても読みやすく、スラスラ読了してしまった。 ○「女性だから」とか「男だから」といった男女間の偏見、親や親戚の職業や学歴といった家系・血筋の偏見、都市と地方といった地域の偏見など様々な偏見を通じて、固定観念がもたらす功罪について、社会(問題)を踏まえつつのストーリー展開。 ○あくまでも小説であり、無茶な場面展開もあるが、往々にして現在の東京であり得る設定。 ○「中流」という中途半端な位置づけが、それを維持することの困難さを物語っている。自分を「中流」と認めつつ「下流」を見下すような態度や考え方が、そもそも「下流」であるということの証左。 ○私の人生を振り返っても、あながち「小説」と言い切れないかも。もっと未来志向で適度なプライドを持つこととしなきゃ。

    0
    投稿日: 2013.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマ化してほしいな~。面白そう。著者自身が”野心の塊”の人なのに、野心のない主人公の男の子の心理が細かに描かれていて、すごいなと思った。自分と違うからこそ観察できるのかしら。どの登場人物も、いるいるこんな人って感じで、読み応えがあった。

    0
    投稿日: 2013.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初から最後まで、主人公の息子にイライラさせられる私は、やっぱり価値観としては古いのかしら?健康なら本人のためにも働いた方がいいんじゃないかと思ってしまうけど。

    0
    投稿日: 2013.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「一生懸命何かやるとさ、やっぱりプライドったもんは自然と生まれてくるさー」 これが1番心に残った言葉。 いかにも人間を目利きしてますという俗っぽい内容が時に読み辛かったが、後半は良かった。スカッとした。

    0
    投稿日: 2013.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     プライドという感情は猿やライオンや、もしかしたら蟻にもあるかもしれないが、驕りという複雑な感情は人間特有のものだろうと思う。まとまったお金を手にしたとき、地位を得たとき、あるいは自分の功績でなくても家族の勲章を盾に他人を見下す人もいる。  人の価値は金や学歴や地位では計れない、なんてきれいごとを言ってもやっぱり常につきまとう。そしてそういうものさしがなければ世の中発展もしていかないのだ。  今の若者は欲がないと私たちはよく口にするけれど、福原家の長男は典型的な世捨て人。エスカレーター式の中高一貫校へ入ったのに高校を中退し、フリーターでその日暮らしをする。バイト先で知り合った年上の女の子と同棲し、ゆるゆる過ごすのが幸せらしい。  福原の母は医者を父に持ち、自分ではいわゆる上流だと自負している。だから長男が結婚したいと言ったとき相手の女の子の価値を中流以下、彼女の言葉であちら側の人と決めつけ、ばっさりと否定した。  長男の彼女は心無い言葉を浴びせられ、母親に向かって「そんなに医者がえらいなら、私は医学部に入って、もうあんたをえばらせない!」とタンカを切る。 それからは彼女の猛勉強が始まるのだが、ガツガツと勉強し、努力を重ねていくうちに彼女の方にプライドが芽生え始めるのだ。努力はプライドを産み、プライドが下流を蔑む源となる。  そしてそんな彼女の姿を見て、草食男子の長男は冷め始めるのだ。愛ってままならないものだわね~(笑)  長男の物語に並行して語られる、長女の話もまた現実的で身につまされる。彼女は長男とは真逆の肉食系女子。それもすべては結婚に結び付け、がつがつと地位と金ある男子を漁る。 そうやってつかんだ外資系エリート社員の妻の座だったはずなのに…まさかの夫のうつ病によるリストラ。田舎で姑との同居を強いられることになるとは…ほんと人生ってままならない。

    0
    投稿日: 2013.06.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    あぁ、こういう家族いるわって思いながら読んだ。 やたらと世間体を気にして、上昇思考が強い。 息子の彼女を、読んでいて応援してしまった。 息子はダメ男すぎだよ。

    0
    投稿日: 2013.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    結末に驚きはないけれども、スラスラと読める。 人物描写が驚く程するどい。。極端だけれど、「いるよな、こういうタイプ」と思うキャラクターばかり。女性キャラに関しては、どの人物に対しても、自分も少なからず同じ部分を持っているなと感じてしまう。 20代独身OLとしては、ところどころに書かれている業界のエピソード(?)なども面白く、ぐいぐい読めてしまった。

    0
    投稿日: 2013.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めての林真理子。 本屋で山積みになっていたので 購入してから一ヶ月、 ここ数日でようやく読みました。 27歳、既婚、商社で働く私には リアルに感じる部分も多くある内容でした。 内容は、 ごく普通の中流家族、 ただ実態は 高校中退で全てにやる気がない息子。 大検とってどうにか息子に大学に行って欲しい母。 一流企業のサラリーマンと結婚してお金持ちの暮らしに憧れ日々合コンに明け暮れる、聖心に通う娘。 そんな中、 息子がインターネットで知り合った彼女と(フリーター)と結婚すると言い出すもんだから、 家族(主に母)が大反対。 下流だ、下品だと罵られた彼女は 下流な私が医大に合格して結婚する! とタンカ切って話が進んでいきます。 話的には、 ハッピーエンドでとても気持ちの良い終わり方。 でも下流だからって中流に負け時劣らず幸せよ!というありがちな結論ではなく、 読み終わり後は 心の中にあるプライドが どこかくすぐられる感じが残ります。 人よりも少しいい暮らしをしたい、 と思うのはそりゃ人間だからみんなそう思う。 私自身、 理由は色々あるかもしらないけれど、 子供が高校中退になったら困る… そして余計な欲がない、努力しなくてもいい、だって現状維持でいいんだもん! ていう考え方は、私にはない。 だからといって 上流にいることが心の支えになる生き方だけはしたくないなと 本を読んで改めてそう思えたので 年をとっても忘れないでいたいな。 娘の外資金融との合コンの描写や、 娘の行動が とてもリアルで 林真理子ってよく観察してるなぁと うなりました。 ただ私も女として 華やかに綺麗に磨く努力をしていかないとダメだなと反省はしました。

    0
    投稿日: 2013.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    亡き父は医者、自らは国立大卒で夫は早大の理工を出てそれなりの大手企業に勤めている。誇り高い母に育てられた由美子は、自分の家庭は中流だとしてそれなりの矜恃を持っていた。 しかし長男の翔が高校を中退。それだけでも天地を揺るがす事件だったのに、さらに離島出身のフリーター珠緒と結婚すると言い出して‥‥。 翔によって家が下流に引きずられることを何よりも恐れる由美子。それを髪を振り乱して阻止しようとする姿がこれでもかと醜く描かれているが、果たしてそれを笑うことが出来るのか。 上流ではなく中流ゆえに、そこから落ちてしまう恐怖。ちょっと分かる気がする。

    0
    投稿日: 2013.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    NHKドラマになったときから原作が気になっていて、ようやく読了。 ぐいぐい読めた。 最後の謝辞まで面白い(笑) 珠緒の医学部合格で一発逆転は見ていて胸がスッとした。 でも底辺から這い上がるときに付いてきてしまった意地やプライドのせいで翔と別れることになってしまったから、プライドは中流以上を中流たらしめる劇薬みたいなものなんだと思う。まあそうなるよね、という結末で納得。

    0
    投稿日: 2013.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    可南の上昇志向というかあさましいというかそんな部分が読んでいてバカっぽく面白かった。きっと現実はこんな子ばかりじゃないと思うけど、実際こういうタイプに会ったことがあるから余計に近くに感じた

    0
    投稿日: 2013.04.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    うちにも今中学受験に向けて塾通いさせている息子がいます。 読んでいて身につまされる内容でした。 特に、中学受験が終わった翔君に、由美子が 「あと6年で翔ちゃんの将来が決まるのよ」って声をかけたシーン。 それは言ってはいけない言葉だろう!って言いたくなりました。 だから、翔君やる気をなくして、高校中退して、無気力なフリーター 生活送っているんだろうか。 私の周りで中学受験させた人に聞いたら、受験が終わった後、 入学してからというものの、由美子みたいなことを言っているお母さん 一人もいませんでした。 小さいころからきちんと教育したのに、どうして子どもはこんな風に育ってしまったのだろうか。 どこでボタンをかけ違ってしまったのか。 いろいろ考えさせられてしまう。

    0
    投稿日: 2013.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    親子関係、恋人関係、家柄、働くこと、結婚、お金、人生…その立場で全く違う視点を持つ。そしてそれは、どれも正しく、違う立場の意見は完全には理解できない。 だけれど「人ってさ、一生懸命やってる人にはさ、何か手を貸してやりたくなるんじゃないかな」。 好きな人のため、愛のために、高卒フリーター彼女が、高校中退フリーター彼氏のために医学部を目指す。その結果が、たとえ思い描いていた結果にならなかったとしても。

    0
    投稿日: 2013.03.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    医者の娘であり、国立大学出という事がプライドの由美子。 シロガネーゼになるべく男あさりにしか興味のない娘の可奈。 お金もいらない物もいらない無気力な草食今時男子の息子の翔。 沖縄育ちで天真爛漫な翔の彼女たまお。 この人は相変わらずバブル世代の女の本音を書くのは 本当に上手いと思います。 由美子のような女はいるでしょう。 バブルを謳歌した女の成れの果てって感じで、 リアルによく書けてるなぁと思います。 しかし、可奈は?今時いる? こんなバブル期そのままな感じの女の子。 たまおにしてもちょっと無理があるような・・・。 普通の高校を普通の成績で卒業してフリーターしてた女の子が 2年勉強したぐらいで医学部に合格する? それに借りてた500万もたまおのお母さんが返済したようだけど、 そんなすぐ返せるとも思えない。 よく書けてるところと納得しにくい場面が混ざり合い、 結局リアリティあるんだかないんだか、 よく解らない本になっちゃってます。 ドラマ化されてたけど、 本で読むより、ドラマで軽く見た方がいい感じだと思います(笑

    0
    投稿日: 2013.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中流家庭の女性の下流の人達への見方・考え方と、下流と言われる人達の人生の捉え方、二つの側面からの視点で進む物語。上流にいけば行くほど選択肢は増えて、『しかできない』ではなく『も、できる』は真理かな。 上流にいくことで下流を見下すのは人間的に上流ではないし、下流にいても上流側がなさねばならないことに想像力は持ちたいな。どこにいても人として品よくありたい、と再認識。

    0
    投稿日: 2013.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めての林真理子の作品。 人間の本質を描くのがうまいなと思った。 タマオの努力した姿を見ながら、奮起するのではなく引いてしまう翔ちゃんは、 職場に溢れるヤル気なし男子とかぶって仕方なかった。 福原家の女性陣はちょっと極端だけど、同じ女として共感してしまう部分もあり。痛いところをつかれた感じです。

    0
    投稿日: 2013.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    20歳。高校中退の息子がフリーター娘と結婚すると言い出した。 「うちが下流に落ちてしまう」 恐怖に支配されるは、東京の中流家庭で主婦をしている母親。 一方、馬鹿にされたフリーター娘、 馬鹿にされるに耐え切れずこう宣言。 医者の娘っていうことでそんなにえらいんなら・・・ 「私が医者になります」 人物描写が絶妙。最高のエンターテイメントでした。 私はきっと、母由美子と、息子翔の間の世代。 まるで違うこの二つの世代の感覚が、どちらもわかるような気がします。 本当に上流の人は、下なんて見ない。 中流が当たり前だった時代がおわり、上にいくか、下にいくか、格差が広がる今だからこそ、この小説は生々しい。そして、痛いところをついてくる。 親はきっと、そんなすごいことを望むわけじゃない、普通の幸せを手に入れてくれたら、そう思うでしょう。 ところが今、就職するのも、車を買うのも、結婚式をあげるのも、「普通」のことではなくなっている。それに気付かない親世代は、案外多い。 そして、子育ての失敗で悩む親も少なくないと聞く。 でもそんな親世代に言ってあげたい。これは「時代」なんだと。 努力すればそれだけ選択肢が広がる。 いつの時代も定理でしょう。ただし、努力するにはモチベーションが必要だ。 ~したい、~になりたい、~が欲しい。 あるいは、それがポジティブなものではなく、「見返したい」なんていうものでも、自分のためではなく、「親に楽をさせたい」なんていうものでもいい。 人は、動機なしには頑張り続けられない生きものなんだと思います。 のびしろの少ない時代は生きにくい。それでも、希望がないわけではない。 希望は、人との関わりから生まれるものなんだと思います。 全力でその人を応援してくれる人がどれだけいるか、でその人の可能性は変わってくるようにも思います。 ただし、最後に変えるのは自分。努力をするのも自分。 痛々しいけれど、すかっとする。時代を描いだ良本でした。

    8
    投稿日: 2013.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あぁ・・・色々と身に積まされる1冊でした。 そういう意味での★5つ! 一生懸命手をかけて育てた子が無気力、、、これから子育て本番の私にはこれなかなかの恐怖 可奈の華やか思考の末路。 でも一番ゾッとしたのが、その可奈から見た、正社員ワーママの見え方!若い子から見た、私って今まさにこんな感じなんだろうなと、、、本当にゾッとしました。 林真理子さん、、、あまり好きじゃなかったけどやっぱりイタイ所ついてくるなぁ〜。

    0
    投稿日: 2013.02.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    翔に共感してしまう、そんな自分はダメ人間なんだろうな。 幸せの形はいろいろあるなんてただの言い訳。努力をする人はやはり素晴らしい。

    0
    投稿日: 2013.02.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    広島でいく新幹線のる前にホームの売店で購入。 リアリティが描かれているので、 育児休暇中のわたし(家にずっといて毎日現実との戦い)にとっては、 ものたりなかった。

    0
    投稿日: 2013.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに林真理子さん。 「本を読む女」とか好きだったし、この作品のテーマに興味があったので買ってみました。 由美子ほど、学歴重視な考えはさらさらないけど、気持ちはわからなくもないんだよなあ。 やっぱり、自分の子供が高校中退して、その後もフリーターでフラフラしてたら心配になるし。挙句うちは女の子なので、連れてきた彼氏が「あ、どもおばさん。チース」みたいな挨拶しか出来ない男だったら!!!! それを考えると、由美子みたいに「なにも上流じゃなくていいから、普通の、中流でいてほしい」という気持ちはわかる。 しかし翔くん、彼にもかなり問題あると思う。 もしかして彼みたいなの、今の若い子の中にはいっぱいいるのかなあ? そう考えると日本の未来が心配。 珠緒ちゃんは、同じような境遇から、まあ人の手を大いに借りてだけど這い上がってきた。 それを「頑張ってる人が、重い」なんて……。 そんなこと言うアンタが恐ろしいよ、お母さんはっ‼ 余談ですが小説の中で出てきた、相模原の偏差値三十五の大学というのは実在するのか知りたい…。

    0
    投稿日: 2013.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    中流家庭に育った自称、知識も教養もある母親と、 無気力でフリーターの息子。 息子との結婚を認めてもらうために彼女が医学部を目指す…というお話。 自分や両親、もっと若い人たち…と日常的に世代による 価値観の違いを感じる場面は多い。 どちらかというと母親の視点で展開を追ってしまったワタシは、 『由美子側』なんでしょうね。 無気力な息子やその彼女の『幸せ基準』に共感ができなかった。 『自分らしく』生きていたいという若者が多い時代なのかもしれないけど…。

    0
    投稿日: 2013.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    結婚とはどうあるべきかを考えるようになった時に手にした本。 不思議なことに、どの登場人物にも共感できないながら、上流へ憧れる気持ち、 下流へ落ちたくない気持ち、下流へ落ちないようにする姿を軽蔑する気持ちのどれもがよく伝わる物語だった。 結局のところ、結婚は絶妙なバランスの上になりたっていて、ありのままの自分もある程度受け入れられ、地位もプライドもある程度保たれ、新しい刺激があり、それでいて安心できるという極めてセンシティブなものだと思った。 結婚・家族を前にして何か感じた時、自分を客観視し、己の価値観を再認識する良い指標になる一冊。

    0
    投稿日: 2013.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    他人はもちろん親子でも、自分の価値観を押し付けては、ろくなことないな、と思った。あとはバブル世代と今とで幸せの感じ方にだいぶギャップがあることを改めて感じた?

    1
    投稿日: 2013.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人の努力を自分の自慢にしてはダメ。 中流家庭の主婦として誇りを持つ主婦。 その息子と恋に落ちた下流の娘。 私も頑張ろう。 もっと努力すればよかったなー。

    0
    投稿日: 2013.02.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    リアルな本音が詰まってます。かなり取材してる感じ。家庭内でしか話されなかった事が小説になってます。林真理子は多作ですが、あまり読んだことなかったけど、やはりさすが直木賞作家だな。

    0
    投稿日: 2013.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うまく時代を描いた小説だと思いました。 どの人の生き方、境遇にも、少しずつ共感できる部分があって、 たぶん本当は、どんな人も、こういう風だったら楽なのに・・・ とかこんな風に生きたかったとか・・・ 心の中で思うものなんではないでしょうか。 なんとか自分の人生を正当化するために、こんな風になりたくないとか、 深く考えたくないとか、そうやって誤魔化しつつ生きているのではないでしょうか。 小説の中の設定や時代背景には、少し違和感を感じることが多いけど、 この本は、ホントにリアルだと思いました。 それだけに、翔の生き方は恐ろしい。 自分の子供がこんな風になったら・・・?と思うとぞっとします。 林真理子のエッセイは面白くて好きでしたが、小説はたぶんほとんど読んだことがなかったので、他の本も読んでみたくなりました。 面白かった!

    0
    投稿日: 2013.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    林真理子はエッセイのイメージが強くて、小説を読んだのは初めてかもしれない。知識と教養ある中流家庭の主婦のプライド、容姿に恵まれた若い女の策略。女のいやらしさがリアル。会社員なのにド平日に2日で読了とか(笑)。えげつなー、と思いながら、ヘソのゴマをほじくるのがやめられないように、ぐんぐん読み進んでました。中盤の厚みに比べて、ラストは少し尻すぼみに感じた。

    0
    投稿日: 2013.01.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人のモチベーションについて、アチーバーとリバーピープルに分けられるのだそう。アチーバーは目標があるとやる気が出るタイプ。うん、わかりやすい。リバーピープルは目標の有無はモチベーションとは関係がないのだそう。下流の宴は、アチーバーvsリバーピープルのお話。

    0
    投稿日: 2013.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時代の流れをいち早くキャッチするのが得意な林真理子さんらしい視点の作品。 母親が言う「ちゃんとした家庭」「ちゃんとした人々」はもはや若い世代の人たちには必ずしも大切なものではないことは確かである。 価値観も時代によって変わるのだ。 今の時代では「自分らしく生きる」ことができるということが重要視されているのかもしれない。

    0
    投稿日: 2013.01.25