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日本型リーダーはなぜ失敗するのか
日本型リーダーはなぜ失敗するのか
半藤一利/文藝春秋
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総合評価

66件)
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    内容は大変素晴らしいと思う。が表題が本の内容にあっていないと思う。 「日本の軍人 名将と愚将」という感じかな。でもそれじゃ 本が売れないだろう。 責任のない天皇の周りの壮大な 無責任体制が戦争を始めてなかなか終えることができなかったということがわかった。

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    投稿日: 2026.01.11
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    戦争の生き証人達に取材してきた半藤一利によるリーダー論の決定版『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』を読みました。 半藤一利の作品は先週読み終えた『歴史探偵 忘れ残りの記』以来ですね。 -----story------------- 決断力に欠け、情報を軽視し、従来のやり方に固執して、責任をとろうともしない。 これは、太平洋戦争の指揮官たちにみられる共通の悪弊である。 なぜ、こういうリーダーしか日本陸海軍は戴けなかったのか。 エリート参謀たちの暴走を許したものは何だったのか。 日露戦争時には東郷平八郎、大山巖という名将、そして秋山真之という名参謀がいたのに、どこでどう間違えてしまったのか。 現代にも通じる「日本型リーダー」が生まれたプロセスを、日本陸海軍の組織、人事、教育の面から徹底的に解明。 絶大な権力を握っていた陸軍の「派遣参謀」、適材適所の人事を阻んだ日本海軍の「軍令承行令」、単なる軍事オタクしか養成できなかった陸大・海大の教育など、実例に沿って失敗の原因をつぶさに検証する。 ″歴史探偵″を称する筆者が、直接会って聞いた生き残りの将、参謀の生々しい証言も傍証となっている。 リーダーの不在を嘆く前に、リーダーシップとは何か、どういう人がふさわしいのかと、我々は真剣に考えてきたのだろうか。 あの戦争の失敗に、果たして真摯に向き合ってきたのだろうか。 長年、昭和史研究に携わってきた著者の熱いメッセージが込められています。 ----------------------- 2012年(平成24)に刊行された作品……決断できない、責任をとらないリーダーはなぜ生まれてしまったのか、、、 エリート参謀の暴走を許したものは何か……″歴史探偵”半藤一利が日本のリーダーの源流をたどり、太平洋戦争での実際の指揮ぶりをつぶさに点検した作品です。  ■前口上  ■第一章 「リーダーシップ」の成立したとき   ・戦国武将のお手本   ・将には五材十過あり ほか  ■第二章 「参謀とは何か」を考える   ①権限発揮せず責任もとらない   ②権限発揮せず責任だけとる   ③権限発揮して責任とらず ほか  ■第三章 日本の参謀のタイプ   ①書記官型   ②分身型   ③独立型   ④準指揮官型   ⑤長期構想型   ⑥戦略参謀型  ■第四章 太平洋戦争にみるリーダーシップ1   ・リーダーの条件その一―最大の仕事は決断にあり   ・リーダーの条件その二―明確な目標を示せ   ・リーダーの条件その三―焦点に位置せよ  ■第五章 太平洋戦争にみるリーダーシップ2   ・リーダーの条件その四―情報は確実に捉えよ   ・リーダーの条件その五―規格化された理論にすがるな   ・リーダーの条件その六―部下には最大限の任務の遂行を求めよ  ■後口上  ■あとがき リーダー不在が叫ばれて久しい日本……しかし、リーダーシップという言葉のもとは軍事用語、、、 最近まで一般の人には関係ないものだったのです……そこで、ご存知“歴史探偵”が日本のリーダー像の源流をたどり、太平洋戦争での実際の指揮ぶりをつぶさに点検。 責任をとらない、決断できないリーダーはなぜ生まれてしまったのか、エリート参謀の暴走を許したものは何か……構造的な問題を明らかにします、、、 歴史から何を学べるかが、今問われています。 半藤一利が日本陸海軍の指揮官たちのリーダーシップを歴史的に分析した作品……太平洋戦争での決断力に欠ける、情報を軽視する、責任をとらないというリーダーの悪弊を、組織、人事、教育の面から徹底的に解明しており、生き残りの将、参謀の証言も紹介されていました、、、 優秀な参謀がいれば、リーダーは単なる神輿でいいという日本型リーダーが生まれたプロセスが明確に示されており、現代にも通じる問題点が指摘されていました……意思決定者が誰であるのかを見えにくくし、責任の所在をあいまいにして、成績は優秀だが現場を知らないエリート参謀ばかりを生み出し、結果的に、それがエリート参謀の暴走を許してしまったんでですよねー 現在の日本の至る所で観ることができる現象ですね。 この本を読んで、日本のリーダー像の源流を知ることができ、リーダーシップとは何か、どういう人がふさわしいのかということを考えるきっかけになりましたね……仕事をするうえでもヒントになることが盛沢山でした、、、 そんな中で印象に残ったのは、  いまの日本にリーダーがいないのは、  日本人そのものが劣化しているからだと思います。  国民のレベルにふさわしいリーダーしか持てない、  というのが歴史の原則であるからです。 という『前口上』でのコメント、 あとは、プロイセンの軍事思想家クラウゼヴィッツの『戦争論』で語られる、リーダーの資質となる七つの要素ですねー  ・勇気  ・理性  ・沈着  ・意志  ・忍耐力  ・感情  ・強い性格 これは仕事にも通じることです。 そして、『第五章 太平洋戦争にみるリーダーシップ2』の中の『リーダーの条件その六―部下には最大限の任務の遂行を求めよ』で紹介される、  ・ガダルカナル島における捨て身の撤退作戦(山本五十六)  ・無謀で悲劇的なインパール作戦でリーダーシップを発揮し孤軍奮闘(宮崎繁三郎) は、涙なしには読めない太平洋戦争でのエピソードでしたね……リーダーシップについて新たな視点を得ることができた一冊でした。

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    投稿日: 2024.02.03
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    日本史、特に近現代史が苦手な私にとって、辞書代わりに スマホを手に読んだ。 今もほぼ変わらぬ、いや後退している日本の様子に一社会人として、なんだか嫌になりつつあるが、まぁそれでも、 先人たちを反面教師に、こんなふうにはならない様に気をつけたい。

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    投稿日: 2022.02.27
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    戦時中の旧日本軍の内容は他でもよく見た使い回しだが、対して米軍の話は新鮮だった。 結論、昨今の日本も当時と大して変わっていないのだが。

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    投稿日: 2022.01.25
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    「失敗の本質」を読む中で出てくるリーダー個人に焦点を当て、その時の判断の背景がよくわかります。リーダー個人の判断より どことなく 周囲も納得できる人選として今もなお、卒業時の成績が参照されるような傾向も身近にあるのではないかと思う人員配置。想定外という言葉が多く語られたように、不都合な案件は直視できない点などは過去の出来事というより いまでも 見直す必要がある時が必ずくる気がしました。

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    投稿日: 2021.12.06
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     半藤一利さんはこの表題のをテーマにした講演を全国各地で35年以上続けています。その内容を本にしたものです。  昭和史といえば半藤氏であり、半藤氏が探偵し尽くした日本人の昭和の敗戦ですが、その当時ととても似ている状況にあります。この本が書かれたのは2012年ですから3・11の東日本大震災が起こったばかりの時です。あの当時、総理官邸と原子力安全・保安院と東京電力のトップは誰も責任を取らず、あれから10年経とうとしているのに、未だフクシマの処理の方向性さえつけられずにいる日本。そして「異次元の金融緩和」や「アベノミクス」、「拉致被害者問題」等々が当初言っていたことがズルズルと曖昧になっている。  これは「中国一撃」で始めた日中戦争はその戦費を半年分しか予算化していなかったのに、泥沼化して日本国を敗亡に導いてしまった。なんだか日本の財政破綻も同じような道筋を辿っている。  大本営陸軍海軍部は危機に際して「いま起きては困ることは起きるはずがない。いやゼッタイに起きない」と独断的に判断する通弊がありましたが、いま日本の政府は同じことを繰り返そうとしています。  そんな危機感を感じました。これからの人生を生きる指針を考える上でとても役に立つ一冊だと思います。

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    投稿日: 2020.11.22
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    2020/06/19半藤一利「日本型リーダーの失敗」「3」 リーダーの「無答責」 これが日本の風土 国家を担う「エリート」を定義し、育成しなければならない リーダーの目標・戦略の結果を検証・評価する これが日本は苦手 「皆で」という集団主義に曖昧としてしまう 先の戦争も然り  天皇陛下・東條英機・近衛文麿・松岡洋右 日本の組織運営  リーダーと参謀 責任の所在が曖昧 参謀の人事権は参謀総長 参謀重視 短期決戦主義 情報と兵站の軽視無視! 2018.11.10 今回の著作は秀逸、歴史物ではなく、「失敗の本質の検証」に対する想いが伝わる。 310万人が亡くなった太平洋戦争 大きな戦略が明確でないと最終的な勝利は覚束ない 戦場の指揮官ばかりではなく、陸海軍の枢要な部署にある連中の戦略構想が大事 太平洋戦争においては不思議なくらい日本の軍人さんは決断ができなかった 統制好き 上からの命令遵守の指揮官が多かった しかし「組織の目的を明確に」することはなかなか難しい 真の目的を部下と共有すること、プロジェクトリーダーとして最も重要 それこそがリーダーシップ! 西南戦争が終わり、山県有朋は「統帥権の独立」を制度化した

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    投稿日: 2020.07.24
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    日本軍の参謀は現場経験もないのに、企画立案し、その上、現場の責任者に対し指図した。しかも、敗戦の責任は自分でとらない。 p.17- 明治の参謀本部では、あるべき指導者を引き出そうとした。その一部は「旧参謀本部編集」の「日本の戦史」シリーズ(徳間文庫)として刊行されている。 p.31 鴎外全集 第34巻で鴎外が翻訳したクラウゼヴィッツの戦争論(大戦学理、草稿では戦論)で読める。 p.45- 西南戦争での経験が、総大将は疎くても参謀さえしっかりしていれば戦には勝てるという日本型リーダーシップが方向づけられた p.50- 日本海戦の正史は「極秘明治三十七八年海戦史」として残されていた。 p.63-帝国陸海軍の理想のリーダーは威厳と人徳を持つ人というである。  ☆ なんだか西郷隆盛みたいだな。 p.86- 陸大では上から言われたことだけをするように教育された。堀栄三氏は、陸大時代、情報参謀の教育は皆無だったとしている(「大本営参謀の情報戦記」文春) p.146- 2.26事件で銃殺刑を免れた将校5人の証言(「われらが遺言・50年目の2・26事件」文藝春秋 1986.3月号)警視庁占拠の400人以上の兵力のほんとうの狙いは宮城占拠。 p.153- リーダーの条件 最大の仕事は決断にあり 明確な目標を示せー部下との共有 焦点に位置せよー居場所を明らかに(?) 情報は確実に捉えよ 規格された理論にすがるなー成功体験をなぞったり(?) 部下には最大限の任務の遂行を求めよー仕事の方向性と明確な目的を示し、全力を傾けねばならぬか理解させ、納得させて指揮をとる。ついつい部下を小手先で使ってしまいがち p.255 戦前日本にもあったリーダーたちの独善性と硬直性と不勉強と情報無視が、現在に通じているのではないかと思える。大本営陸海軍部は危機に際して「いま起きては困ることは起きるはずはない。いや、ゼッタイに起きない」と独断的に判断する通弊があった。

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    投稿日: 2019.10.26
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    2019年8月11日読了。 ●「孫子」「呉子」「六韜・三略(りくとう)」などの 武経七書 →武田信玄、上杉謙信、織田信長 ●「孫子の兵法」 智…敵に優る智慧、敵に手を読まれず、敵の手の内を 読み取る力。 信…心正しく偽りがなく、部下の信頼を集めること。 仁…思いやり、労りなど、人を慈しむ心。 勇…ことに臨んでよく忍耐し、危険を恐れず為すべきこ とを行う力。 厳…けじめをはっきりする厳しさのこと。 ●江戸時代の最も有名な兵法家・山鹿素行(やまがそか う)は、このうち一つでも欠けると武将の資格がない と言い切る。 ●日露戦争の直前、日本陸軍では組織的に「戦争論」を読 んで研究。著者クラウゼウィッツはプロイセン王国の軍 人であり軍事学者で、ナポレオン・ボナパルトの時代の 人物。1〜8巻から成り、1、2巻を訳したのは森鴎外。 ●↑「興奮してもなお心の均衡を失わない」 ●森鴎外がクラウゼウィッツのリーダー像「軍事的天才」 という人物像にインスパイアされて書いたと思える小説 「護持院原の敵討ち」(1913年) ●P55 日露戦争の日本海海戦でバルチック艦隊がどの経路から 来るか(対馬海峡、津軽海峡、宗谷海峡)、ずっと議論 がなされていた。 時間規定で開封する密封命令書もあったが、それは一般 に公刊された日本海海戦史には書かれていなかった。 しかし、密封命令書の内容をどのような経緯で撤回し、 対馬沖での待機を続けることになったのかは、歴史の闇 に伏せられた。 ●太平洋戦争における日本の2人の名将 陸の牛島満中将と海の田中頼三少将

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    投稿日: 2019.08.11
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    参謀に対する日本独特の組織観には要注意。 Planning、いわゆる企画業務は企業参謀と言われるが、日本式でやってしまうとグローバルビジネスでは通用しない。 − 中央(ビジネスの場合は本社か)をバックに指揮権を握ってしまわないように。 − 上が下に依存してしまわないように、きちんと上が判断を下すように。 モンゴメリー司令官の言葉、リーダーシップとは人格の力。自分の人間としての人格を磨く、人の悪口を言わない、等。

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    投稿日: 2019.07.07
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    孫子の兵法、将の将たる人間は智、信、仁、勇、厳 優れた参謀、1指揮官の頭脳を補う2部隊の末端まで方針を徹底させる3将来の推移を察知する能力

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    投稿日: 2019.05.05
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    戦争も企業経営もある意味で同じ。多いに通づるところが多い。 責任と権限、どちらか一方ではだめ。分かり味が深い

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    投稿日: 2019.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    戦史に詳しい人間ではないので、参謀の人となりを類型化して示してくれるのはありがたい。 辻正信の人物評にハッとした。会社人としてご用心。「彼のする事なす事は、小学校の修身教科書が正しいという意味で正しいので、誰も反対のしようがなく、彼の主張は常に、大多数の無言の反抗を尻目にかけて、通るのであった」

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    投稿日: 2019.02.02
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    旧帝国陸海軍の各指揮官を例にわかりやすく、リーダーとはどういう事に気を付けるべきかを示しています。 私と同じ自衛隊の若手指揮官には参考になることが多かったです。 特に、駆逐艦「雪風」の元艦長 寺内正道の部下との付き合い方、指揮の取り方は参考になり、また自身の振る舞いを反省するものでした。

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    投稿日: 2019.01.06
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    半藤一利氏によるリーダー論。近代戦争の専門家だけあって、リーダー論も戦時中の指揮官の研究結果を述べているところが多い。研究書ではないため内容が薄く感じた。 「西南戦争で郵便汽船三菱会社(後の三菱財閥)や大倉組商会(後の大倉財閥)は軍需物資の調達や兵站輸送で巨額の利益を上げ、経営拡大の基礎を築いています」p46 「西南戦争の勝利により「参謀が大事だ」という日本型リーダーシップが成立した。総大将は戦いに疎くても参謀さえしっかりしていれば、戦には勝てる」p47 「3を3回使って、その解が0から10となる数式を出せ(海大入試問題)(3-3)x3=0,√3x√3÷3=1,(3+3)÷3=2,3+3-3=3,3÷3+3=4,3!-3/3=5,3x3-3=6,3!+3/3=7,(3/3!)3乗=8,3+3+3=9,3.3x3=9.9≒10」P84,98 「真珠湾攻撃直後、ルーズベルト大統領は、太平洋艦隊司令長官キンメル大将と作戦部長スターク大将を更迭します。そしてニミッツ少将を太平洋艦隊司令長官に登用します。軍令承行令では26番の将校の抜擢でした」p92 「人間は自分の功を誇りたいのが常です」p112 「太平洋戦争では不思議なくらい日本の軍人さんは決断ができなかった。その意味では統制好き、すなわち上からの命令遵守の指揮官が多かった」p163 「(真珠湾攻撃の)機動部隊の指揮は、本当は発案者の一人でもある小沢治三郎中将にすべきでした。が、中将になって一年以上経なければ艦隊司令長官になれない、という不文律があった。小沢は中将になったばかり」p173 「(クラレ大原総一郎社長)新しい仕事は、十人のうち1人か2人が賛成したときが、始めるとき。全員反対というのはだめ。5人も賛成したら、そのプランを商品化するにはベストタイミングを逃している。いわんや7、8人が賛成するようなときにはトゥーレイトだ」p225

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    投稿日: 2018.11.04
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    第二次世界大戦、太平洋戦争時の作戦を指揮した人たちのリーダーシップを見つめて、あるべきリーダーとは何かを語っている。戦史をおさらいすることもできる。今では当たり前のような気がする上司から部下への指示命令が伝わっていなかったり、権力の委譲が今の感覚では特殊に感じるものであったり、組織の在り方に関することの課題が浮き彫りになってくる。軍隊組織と企業組織は似て非なるものかもしれないが、大いに参考になる。

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    投稿日: 2018.10.28
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    最近読んだ新書の中では抜群に面白かった。著者のことをよく知らなかったのだが、戦後に戦争に携わった多くの当事者に直接聞いた話がいくつも登場して、臨場感があり、説得力があった。リーダーシップ論はあまた出版されているが、確かに戦中のリーダーシップこそまさしく「リーダーシップ」そのものである。しかも、三国志や戦国時代のそれが好まれるが、時代が古すぎて、本当かどうかもよくわからないのに対し、日本の近代史・太平洋戦争は時代が近くて実感がわく。そういう意味で、本当に面白かった。珍しく何度か繰り返し読みたくなった。 リーダーの第一の条件として、「最大の仕事は決断にあり」というのは重みがあって、噛みしめたい教訓である。 それにしても、不毛地帯や西川善文氏の著書でも凄腕のイメージが強い瀬島龍三氏が、著者にとって、少なくとも軍人としての評価が低いことに驚いた。

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    投稿日: 2018.10.08
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    アジア・太平洋戦争における戦いの軌跡から、現代に活かせる「リーダーとしての心構え」を語った一冊。帝国陸海軍についての基礎的な解説から入るので、軍事や近代史に明るくなくても大丈夫。本文中、帝国陸海軍の元兵士へインタビューした時のエピソードが頻出するのだが、見事なリーダーシップを発揮して戦い抜いた人物ほど戦争について口を閉ざし、馬鹿で無能な奴ほど誇らしく戦争を語っていたのが面白かった。

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    投稿日: 2018.01.08
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    4時間/回x4回のインタビューをライターがおこしたものらしい。そのせいか随分読みやすい。かつおもしろい。自分の仕事のスタイルが戦中の参謀に結構近いのがなかなかショック。。自省。 印象深い箇所 142p ハンスフォンゼークト将軍曰く、参謀教育とは、天才を作ることではない。能率と常識とを発揮できる通常人員を育成することにある。 リーダーの条件 1 最大の仕事は決断にあり 2 明確な目標を示せ 3 焦点に位置せよ 4 情報は確実に捉えよ 5 規格化された理論にすがるな 6 部下には最大限の任務の遂行を求めよ 3が一番見落としやすい視点かなと思う。

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    投稿日: 2017.12.29
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    考えさせられる話だった。歴史の本ではあるが、今の日本社会はもちろん、自分の仕事について思いを馳せる。読んでいれば、自分を有能の側に置きたくはなる。でも、実際のところどうなのか。それを判断するのは自分ではない。リーダーといえば、お前はリーダーなのか?と問う声も自分の中に沸き上がる。でもさ。どれだけ小さくとも、自分が率いなければいけないチームというのは、組織で働いていれば必ずできるものなんじゃないだろうか。考えるねぇ。

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    投稿日: 2017.09.28
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    なぜ日本人はリーダーには泰然自若を求め、参謀を重要視するようになったのか。西南戦争、日露戦争を受けて、国家としてのリーダーのあり方を定める際に、その原型が作られたのだという。本書では、太平洋戦争における、愚将、名将の考え方、行動を具体的に取り上げながら、日本型リーダーの陥りやすい傾向を指摘する。太平洋戦争時のリーダーに見られた、学歴に由来する自信過剰、情報の軽視による無知蒙昧、逃避癖、無責任。これらは、リーダーに、至誠、礼儀、信義、気力、質素といった資質を求める傾向とともに、現代でも我々の発想の奥深くに根付いているのではないかという。 著者の長年に渡る昭和史についての講演のエッセンスをまとめた1冊ですが、新書ながら充実した内容。かの名著「失敗の本質」と同じテーマを、より分かりやすく解説した作品といっても良いと思います。

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    投稿日: 2017.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    購入。 第二次世界大戦での日本軍のリーダーを例に挙げて、リーダーとしてよい部分と悪い部分を解説する。 どのようなリーダーが理想か、ということを知りたい場合はがっかりする内容かもしれない。 ただ、それほど優秀ではない上司を部下がフォローする、という構造が当時すでに存在していたことが分かる。

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    投稿日: 2017.01.22
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    ちょっと見方を変えれば、いまでもいろんな会社で繰り広げられていることが書かれており、日本人の変わらなさ加減にがっかりしてしまう。だいたい、この本で”悪い例”として挙げられている人のほとんどが戦後を悪びれもせず生き延びていることに驚いた。が、こうして本として学べる形で世に出ていることに感謝すべきだと思う。 結果が正しく評価するための論理的な思考ができていないために、「経歴に傷がつく」などといって隠蔽してしまう。間違いを正して一歩一歩段階的に前進していくという観念がないために、やみくもな前例踏襲か”斬新”と称した滅茶苦茶な戦法の、どちらも実効性のないやり方しか選べない。上に立つ人間は威徳を備えなければならない、が、上に立つ人間には威徳がある、にすりかわってしまい、本人も勘違いしてしまう。ただでさえも無責任な体制なのに、「参謀」という責任を取らない(構造上取ることができない)役割の人間がゲームをやるように計画も実施も決めてしまう。 丸山真男の『超国家主義の論理と心理(岩波文庫)』などとあわせて読むとさらに興味深い。

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    投稿日: 2016.06.01
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    第4章、第5章のリーダーの6つの条件は納得感あり。要再読 1.最大の仕事は決断にあり 2.明確な目標を示せ 3.焦点に位置せよ 4.情報は確実に捉えよ 5.規格化された理論にすがるな 6.部下には最大限の任務の遂行を求めよ

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    投稿日: 2016.03.09
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    戦史に関する記述が多すぎるところはあるが、話としては興味深いし、リーダーシップの考察においても全然無駄ということでもない。 実例に基づきながら、あるべきリーダーシップを論じているのは、非常に分かりやすい。

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    投稿日: 2015.05.12
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     戦時中に活躍したリーダーを分類して、彼らの行動を詳細に検証するという趣向の本である。日本は敗戦しているわけだから、ダメなリーダーたちのオンパレードだ。この本でいうところの完璧なリーダー像をイメージすると神に限りなく近くなりはしないだろうか、そんな人は存在しないのだから個人に期待しすぎてはいけない。戦いに勝てる組織のあり方が問われているのである。

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    投稿日: 2015.03.11
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    太平洋戦争からリーダーシップを学ぶ。二二六事件など気になることがいっぱいある。ほかの著作を読んでみよう。

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    投稿日: 2014.12.30
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    半藤氏のリーダー論、というか旧日本軍を題材にした組織論は何を読んでも新たな発見があり面白い。日本軍のダメなところが何ら変わることなく現代の会社組織に引き継がれていると感じるのは、ウチの会社だけなのだろうか?  日本型リーダーシップは、神輿に乗る形式上のリーダーと、実務に優れ権力もあるが責任はない参謀のコンビが基本で、結局誰も責任を取らないシステムだというのが著者の主張である。自分の会社も正にその通り。だから危機に面した今も有効な手が打てないんだなって納得した。リーダーに責任感がなさすぎる。

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    投稿日: 2014.12.29
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    なぜ日本型がダメなのか? →優れた参謀とは、 1.指揮官の頭脳を補うことができること 2.部隊の末端まで方針を徹底させること 3.将来の推移を察知する能力を有すること リーダーたるものは直ちに簡潔に決断すべき

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    投稿日: 2014.12.01
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    いわゆるリーダー論というよりは、太平洋戦争時代のリーダーがいかにダメだったかを説いた一冊。 いわゆるリーダーシップ論を見たい人には不向きかも。 太平洋戦争に興味があり、かつその敗戦理由を明確に知ることがなかった自分にとっては、目から鱗の一冊だった。

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    投稿日: 2014.02.03
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    いわゆる日本型の組織運営、特にリーダシップの問題を太平洋戦争の失敗をもとに論じたもの。今の電機メーカーの崩壊と同じように感じるのは、日本の組織運営の考え方に欠陥があるのでは。

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    投稿日: 2013.12.22
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    リーダーシップの本というよりは、太平洋戦史の本と言ったほうがいいような気がします。 近代史の一面が覗け、勉強になりました。

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    投稿日: 2013.09.29
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    良いリーダーと悪いリーダーのうまくいく、うまくいかない確率がどうなのかが知りたいと思った。良いリーダーの失敗、悪いリーダーの成功も現実にはあると思う。そこだけ気になった。 しかし、我々の持つリーダー像がどこから来ているのか、どういう風にそれが継承されたのか、そのことを知りえただけでもこの本を読んだ価値はあった。また見聞きしていた人物のイメージが、やはりデフォルメ化されていたのかという理解を得られた。信じていた純粋なリーダー像を実在の人物に重ねていたけど、やはり現実はそんなに単純ではないのですね。 この本は会話ぽく人間味のある文章で読みやすく楽しく読めました。

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    投稿日: 2013.09.10
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    実はご実家で零戦の風防を作ってましたという、成る程な宮崎駿監督と本書の著者半藤先生が、煙草をバカスカふかしながら語らうという超贅沢な対談が、大好きなEテレの番組「スイッチ」で実現。本書との出会いは、その番組以前、大先輩からのリファレンスがきっかけでした。 凄く洒脱な雰囲気の半藤先生ですが、これはインタビュアーとして相当な数を軍関係者をはじめ歴史の目撃者に対して実践する中で「共感力」として鍛え上げられてきたものでしょう。 第二次世界大戦で日本が陥ったジレンマの構造、即ち、現場との乖離、参謀なる専門家的立場への過大な依存を浮き上がらせるのは、国内および米軍関連の膨大なデータとインタビューが成せるわざだと感じます。 私の祖父もそうでしたが、大戦への参加は、事実として彼の青春だった。本書のインタビューに出てくる戦艦搭乗員の皆さんの生き生きとしたお話は、それを思い出させてくれました。

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    投稿日: 2013.09.02
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    http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166608805 , http://hon.bunshun.jp/articles/-/1185

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    投稿日: 2013.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ■本の題名から内容をかなり期待したが、全体的には思ったより面白いとは言えなかった。 ■日本型リーダーを、第二次世界大戦時の軍人の行動から考察。 ■しかし、日本型リーダーは陸軍にのみ存在したわけではない。 ■題名は日本だが、実際は軍人のリーダーシップ面からの敗戦論。 ■驚いたのは、日露戦争時の大山巌元帥と東郷平八郎の行動。巷間言われているような鷹揚なものではなく、リーダー自らが危機に立ち向かったことが史実だということ。リーダーは神輿に担がれていてはならないのだ。きちんと部下の行動を管理し、必要な時は自分が行動し、責任も取るという行動が大切だということ。それがわかっただけでも、この本は一読の甲斐はある。

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    投稿日: 2013.08.11
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    「日本型リーダーとは何か、その原型はどこにあるか、その弊害は何か、そして、望まれるリーダーのあり方とはどのようなものか」について、日露戦争や太平洋戦争を通して丁寧に説明した本です。 太平洋戦争の解説本のような中身になっていますが、リーダー論として書かれた本なので、その筋はしっかり通っていると思います。 著者は、すでに80歳を越えていますが、非常に読みやすいですし、文章の感性は、非常に若いように思います。 幅広い年代の人に受け入れられるものになっていると思いますし、いろんな人に読んでもらいたい本です。

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    投稿日: 2013.06.21
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    近現代史に著書の多い半藤氏によるリーダーシップ論。 とくに太平洋戦争時に実際に起きた事例とそれを起こした人物像に迫り、実際の証言を交えながら非常にリアルに表現されています。 深く考えさせられます。 このときにできてしまったリーダー像は、そのまま現代にも継続されてしまっているという、危険さを感じます。 冒頭で著者がいうように、リーダー不在なのは、国民の劣化だとすれば今後日本の将来は暗いものになります。 今回は戦史をとおしたリーダー像を紹介していますが、いわゆる今のリーダーたち、官民関係なく結果を出しているリーダーを著者はどう評価しているのか興味があります。 いずれにせよ、私たちはこの歴史から多くのことを学ばなければなりません。 310万人もの人が亡くなった太平洋戦争から教訓を見出す リーダーの条件 ①最大の仕事は決断にあり  上に立つ人は少なくとも自分で判断をし、自分で決断をする。必要欠くべからざる条件 ②明確な目標を示せ  組織の目的を明確にし、目的に向かうための価値観を部下と共有し集団を引っ張る ③焦点に位置せよ  権威を明らかにすべし。リーダーは自分がどこにいるかを絶えず明確にする ④情報は確実に捉えよ  大事なのは、情報は自分の耳でしっかり聞くこと ⑤規格化された理論にすがるな  以前成功した経験にしばられない <この本から得られた気づきとアクション> ・すべては経験として歴史はつながっている。日本の風土や気質もあるだろうが、過去の歴史は変えられない。だとすれば、過去の成功体験が一旦途切れた現代のリーダー論は変わっていないのだろうか。 ・それとも、そのとき一度リーダー像ができてしまうと簡単には動かせないものか疑問も残る。今後とも考えていきたいテーマでもある。 ・歴史を学ぶといろいろ考えさせられる。 ・著者のいうとおり、戦争を無駄にすることなく、活かしていくべきだ。 <目次> 第1章 「リーダーシップ」の成立したとき 第2章 「参謀とは何か」を考える 第3章 日本の参謀のタイプ 第4章 太平洋戦争にみるリーダーシップ1 第5章 太平洋戦争にみるリーダーシップ2

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    投稿日: 2013.05.30
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    第二次世界大戦の時のことを中心として、リーダー論を語っていた。普遍的なリーダー論としようとしたが、今ひとつビジネスなどの一般的な環境にあわせられるかがわからない気がした。

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    投稿日: 2013.05.08
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    リーダーシップという言葉は元々軍事用語だったようですが,現在においては,ビジネスや学校その他多くの場でそれを求められます。政治の世界では真のリーダーの不在がよく言われていますが,リーダーシップとは具体的に何なのか,僕はただイメージで理解していたことに気づきました。 ビジネスや政治の世界では真のリーダーが求められますが,学校では日本型リーダーの育成がなされてきたということです。わが国において第二次世界大戦まで戦争における指導者はお飾りで,実際に動く参謀が有能であればことはうまく運ばれるという考えのもと,現在の官僚につながる参謀をひたすら育成してきたということでした。 本書では,この参謀を日本型リーダーと呼び,つまり,日本は戦前より成績優秀者には自然とリーダーシップも形成されていると妄信して第二次世界大戦で失敗したにも関わらず,戦後も真のリーダーシップを勘違いしたまま現在に至ったということです。 本書では,第二次世界大戦の有名参謀を例に挙げ,彼らの致命的なリーダーシップの欠如を指摘し,真のリーダーシップとは何かを探っていきますが,教育システムを変えなければ日本に真のリーダーは生まれないのではないかと思いました。

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    投稿日: 2013.05.01
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    戦国時代や太平洋戦争でのリーダーや参謀たちのエピソードをふんだんに交えて、「リーダーシップ」というものを分析しているで、歴史ものが好きな人には面白く読めるだろう。 しかし、今では時代も違うしなあ。後半になってくると、著者の主観や主張も入ってきて、おまけに文藝春秋にいた頃の「他人の活躍」を自慢げに語る部分が出てきたり、個人的にはなんか読みづらい本でした。

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    投稿日: 2013.04.23
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    半藤さんの本なので予想はしていたが、タイトルは「ビジネス本」だが、「歴史本」とも言える。 それは置いといて・・・ 先日読んだ『失敗の本質』より数段読みやすく、わかりやすかった。 特に第3章の参謀のタイプは実際に人物を挙げ説明。 わかりやすかった。

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    投稿日: 2013.03.30
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    日本型リーダーシップの源流が戦時中の参謀重視の体制にあるという仮説に基づいた本 「組織にはあまりにも斬新で合理的な正論は邪魔でしょうがない。根回しできる人のことを政治力があるというが、それこそが日本型リーダーシップの残滓である。」 うーむ 確かになぁ

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    投稿日: 2013.03.29
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    太平洋戦争時代の参謀について、歴史を紐解きながらそれぞれの個性と役割を書いた本。悪名高き沖縄地上戦の参謀者、八原博道のことを初めて知った。日本が戦争に負けたのは、日露戦争の成功が忘れられずに、参謀まかせの太っ腹リーダーがもてはやされた結果、お勉強はできても戦術を知らない参謀によるところが大きいだろう。これは3.11の東電の原発事故も同様で、原発は絶対安全である、事故は起きないという神話のもと、安全地帯にいるリーダーが間違った指示を出し、(吉田所長はすごい)実際の対応が後手に回り、被害が拡大につながった。

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    投稿日: 2013.03.27
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    武経七書 孫子、呉子、六韜(りくとう)、三略 虎の巻 六韜の虎韜の巻から派生 太平洋戦争 意思決定者がだれかわからない 陸大M15 海大M21年創立 長州陸軍、薩摩海軍 瀬島 小才子、対局の明を欠く リーダーの条件 1最大の仕事は決断にあり 2明確な目標を示せ 山本五十六に欠ける 3焦点に位置せよ 4情報は確実に捕らえよ 5部下には最大限の任務の遂行を求めよ  愚将は強兵を台無しにするが、名称は弱兵を強兵にする 本田宗一郎 日本人はこうやるという理屈だけ知っていて実行しない。その点アメリカ人は違う、すぐ実行に映す 日本人は新しい機械を買うと、工場の片隅に大切にしまってあまりつかわない。そしてあまり使わない機械をいつも新しい機械だと思い続ける 古い伝統と歴史を持つ会社は必ず伝統を大事にする。しかし大事にしすぎると古い観念と技術が温存され、退歩するばかりとなる。昔のワクをはずさぬとパイオニア的仕事はできぬ 大原総一朗 新しい仕事は、十人のうち一人か二人が賛成した時が、始めるべきときである

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    投稿日: 2013.03.05
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    the type of Japanese leaders: they always can not decide,not take responsibilities,and don't know about the actual work places learn about those things from some of the Japanese leaders who were in WWⅡ,and know their tactics how to act in war. 近代戦争史と一緒に学べるので、これは読み物としても面白い ぜひ海外の人にも読んでもらいたいなぁ

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    投稿日: 2013.02.21
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    平積み棚を見て。◆311の政府の有様を見て著者が筆を執らずにはいられなかった模様。◆太平洋戦記の著者の昔話の焼き直し。一応、五十六の難点を指摘。◆◆参謀が責任ないのに権力を握ることを日本型リーダーと指摘。◆成功体験を繰り返すこと。

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    投稿日: 2013.02.18
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    太平洋戦争時の日本の司令官・参謀などを具体的に俎上に載せ、あるべきリーダー像、あるべき参謀像を描き出す。6つの「リーダーの条件」を提示するが、特に目新しいものではない。戦史の紹介として楽しめば良い、というレベルの本かな。

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    投稿日: 2013.02.13
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    記念すべき2013年1冊目。 旦那さんの本棚より。 リーダーモノ好きだね。 出先で旦那さんの本を借りたら、うっかり重たかったよ…元旦なのに。 重たかったけど、面白かった。というと語弊があるかもですが大変興味深かった。 以下内容まとめ。 ・戦争・リーダー論:『孫子』『呉子』『六韜・三略』→クラウセヴィッツ『戦争論』 (やっぱり『戦争論』読まないとダメかね…?本当分かんないんだが。) ・日本型リーダーシップ:西南戦争(官軍)が源流 →参謀が大事→「統帥権」の独立 →“日本の指導者は威徳を持たなければならない”:黙って部下を見守り、重々しく、堂々と→悪く働くとただのお飾りに →責任を曖昧にする仕組み ①意思決定は参謀。しかし参謀は責任を取らなくていい。 ②組織の名誉を守るため、下の人が責任をかぶるうちにうやむやに。 ・リーダーの条件 ①最大に仕事は決断にあり ②明確な目標を示せ ③焦点に位置せよ 権威を明らかにすべし ④情報は確実に捉えよ ⑤規格化された理論にすがるな=成功した前例にすがるな ⑥部下には最大限の任務の遂行を求めよ

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    投稿日: 2013.02.10
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    太平洋戦争を通じて現代にも通じるリーダーとはいかにあるべきかを 考えさせられる本。大山巌の伝説など、創りあげられたリーダー像が その後のミスリードの元となっていることがわかった。 後半に示されているリーダーの条件をよく心に刻んでおこう。

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    投稿日: 2013.02.09
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    半藤さんて文春のときに、太平洋戦争時のずいぶんいろんな参謀たちに実際に会って話を聞いているんだな、、、と関心。ナマの声が印象的だった。

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    投稿日: 2013.01.07
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    つい先日「失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇」を読了したので、内容的には比較的かぶる部分も多くて倍楽しめた。 歴史探偵を自認する筆者の本はとても読みやすく、これまでも「幕末史」「昭和史」「日露戦争史」「あの戦争と日本人」等多数読んだが、この本も非常に楽しく読めた。 日本独特のリーダーシップ像としての「参謀が大事」「参謀任せの太っ腹リーダー像」は西南戦争が源流となり、日露戦争の日本海海戦と奉天作戦で若干の史実の修正も含めて、「海の東郷」「陸の西郷」という作戦に口出ししない指揮官像が成立し、昭和になり歪んでしまったこと。その結果、本当の意思決定者がだれか分からない、机上の秀才参謀たちが根拠なき自己過信をし、暴慢な無知状態となり(情報・兵站の軽視が特に顕著)、底知れぬ無責任状態に陥る... この背景には陸軍大学校・海軍大学校の参謀教育では、軍略(戦略・戦術・戦史・統帥権等)が7割以上を占め、軍政(国際情勢・法学等)に関するものはわずか1割強、情報の収集・分析に関する教育はまったく無かったということも背景にある模様。これじゃ国際情勢や、ましてや情報軽視の参謀が大半になるのも必然!と思えてしまう。 最も恐ろしいのは、昨今の原発事故での対応状況が太平洋戦争時の失敗=無責任、意思決定者不明等と非常に重なること! 果たして国として反省は活かされているのか? 著者は望ましいリーダーの条件として6点をあげているが、過去と現在の批判をするばかりでなく、今現在の自分を日々改めて向上させていかなくては!!と思いました。

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    投稿日: 2013.01.06
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    人徳ある大将と緻密な参謀の組み合わせが、無責任体制の温床となる。太平洋戦史からこれを語る。面白かったし、勉強になりました。でも、この体制って天皇制から語る必要ある気がする。いずれにしても、無責任体制が問題の根源。 それにしても、ビジネス本ってどんな問題意識でも、それに合った本に出会うことができる。問題意識の持ちようが大事という事か。

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    投稿日: 2013.01.05
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    養老先生「今年の3冊」の中の一冊。 太平洋戦争中、すばらしいリーダーシップを発揮した指揮官もいたが、こんなにもひどい参謀や指揮官もいたのかと、同じ日本人として忸怩たる思いにとらわれる。 あらためて、リーダーシップとは何かということを考えさせられる。

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    投稿日: 2012.12.26
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    20121221 失敗の本質とセットで読むとわかりやすい。リーダーがいないのではなく必要なリーダーを選べない所に問題が有るという事か。考えさせられる。

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    投稿日: 2012.12.21
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    有名な帝国軍人等を例にダメなリーダーといけてるリーダーについて語る。ビッグネームと思っていた人も厳しく評価されていて面白い。ダメなリーダーとしては、上に乗っかっているだけで決断せず、目標を示さず、どこにいるかわからないようなのは論外。また、情報を確実にとらえず、過去の成功体験にしがみつき、部下を小手先で使うようなのもダメ。目標目的を明確に示し、部下に最大限の努力を求め、自らは現場を大事にして、しっかりと情報を収集吟味し、準備を万全に行っておくことで、いざという時には果断に決断していく。そんなスーパーマンが必要であり、組織ではそういう人がきっちりと責任あるポジションを任されることが必要と感じた。

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    投稿日: 2012.12.19
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    著者が太平洋戦争に関して多大な調査・研究を行い,またその理解・知識の深さを本書を通して知ることができた. だが,悪い意味で太平洋戦争に魅せられてしまっているように感じる. 例えば,現代もしくは太平洋戦争時の参謀重視のシステムの原形を西南戦争の指揮系統に見出しているが,天皇の代理としての立ち居地というのはそもそも幕府を開いていた征夷大将軍職がそのものであり,それですら摂関政治代表されるような傀儡であった時代が長い.その意味で参謀システムを否定するのであればこの1000年に渡る歴史を検証するべきであると思われる. (むしろこの著者が本書レベルに1000年の参謀システムを研究した本があれば,個人的には星5つの価値があると思っている) 本書にたびたび出てくる「我が軍」というような表現も,書いている最中に気持ちが盛り上がってきたのだと感じさせる部分が多い.せっかく緻密な検証と詳細な知識で書かれている本であるだけに,ただの個人的な意見に成り下がっているのが残念である(個人の意見は大切だとしても,事実と意見の境界線を保って欲しかった). また,文章として豊富な実例が示されているのだが,何が言いたいかというところが希薄な段階で事例だけ詳細に・多数示される.最後に何とかタイトルに対応したことが一応かかれてはいるが,それまでの研究結果を言いたかっただけであることをカモフラージュしているようであった.

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    投稿日: 2012.12.02
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    明治から太平洋戦争までの日本軍部のリーダーの歴史。日露戦争の日本海海戦の”極秘海戦史”が宮中に残っていた。 これによると東郷はじめ上層部はロシアは津軽海峡に来ると思っていたらしい、島村少将などが対馬を主張し、(艦隊を回遊せずに)結論を延期したところ上海から続報はいり、対馬に残ることができた。事実はかくのごとくで決して”東郷の神通力”はなかったのに後世神格化された。トップを神格化して奉り、実務をしなくなったのが太平洋戦争の誤指導につながったという、意見。

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    投稿日: 2012.11.30
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    最近、この時代のことを書いた本をよく読んでいます。 作者によって多少の解釈の違いはあるにせよ、現代との類似点があまりに多いことに驚かされます。 まだ自分の中で整理がついていないのですが、日本の社会に根深い問題が潜んでいて、敗戦という大きな転換期があったにもかかわらず現代においても変わることなく継承されているという事実があることを真摯に受け止め、変える必要があります。 今の子供達の教育みてるともう間に合わないんじゃないかと暗い気持ちにさえなってきます。

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    投稿日: 2012.11.17
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    『失敗の本質』同様に太平洋戦争当時の日本軍の失敗を、軍を指揮するリーダーに焦点を当てて書かれた本。タイトルからは、日本ではまともなリーダーが育たない。ぐらいに見えるが、それを日本型と名付けるかどうかは疑問。しかし、学べる事は多い。

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    投稿日: 2012.11.14
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    一般向けに半藤が講演してきたエッセンスを文書に起こしたという体裁。読みやすいがどこかで半藤自身あるいは他の人が紹介してきた内容の総覧という感じ。忙しいオジサンには読みやすくて扱いやすいだろう。

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    投稿日: 2012.11.09
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    「戦史に見るリーダーシップ論」といっても、名著『失敗の本質』を始め、すでに先行書はたくさんあるし、私自身もそれらを少なからず読んで来たので、いまさらかな…と思いつつも、半藤一利さんがそれをどのように語っているのか知りたく手にしてみた。 感想: すばらしい。面白い。 ここで語られているのは、戦争という極限状態の非日常下とはいえ、過去の、それもまだそれほど遠くない過去の日本社会におけるリーダーシップの実例ばかり。かつ、それをリーダー側からだけではなく、「参謀」についても多くのページを費やして語ってくれているところが非常にバランスが取れていて興味深い。 この参謀にしてこのリーダーという関係。そしてまさに、この両者の関係は日露戦争という「成功の陥穽」「イノベーターズ・ジレンマ」に端を発してそれが極端な形になって行ったものと見ることができる。 その一方でそのような組織においても途轍もないリーダーシップを発揮した方たちの実例もあり… 半藤さんの「講演」をもとにした「語り卸し」をとてもすばらしい形で新書としてまとめてくれた文藝春秋に敬意。 新書ながら名著。

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    投稿日: 2012.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    太平洋戦争時の日本はどうなっていたのか?異常な世界だった。リーダー論でありながら、大戦時の軍部の狂っていたとしか言いようのない事態を俯瞰するものである。どうしてああいう時代が存在していたのか、当時のリーダーたちの失敗の原因を明らかにするものである。優れたリーダーもいたのだろうが、むしろ反面教師が多かったと思う。

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    投稿日: 2012.11.01
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    歴史から学ぶことは実に多いと改めて感じます。著者の講演「日本近代史にみるリーダーシップ」をまとめた書籍です。特に太平洋戦争に登場する数々の人物のリーダーシップが興味深く綴られています。

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    投稿日: 2012.10.27
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    新幹線の中で読むために買ったが、まーそんな感じ。太平洋戦争の指導者達を題材にしているが、そのときの環境が本当のところどうだったのかの感覚が筆者より若い私はつかみきれず、その上に繰り広げられる人物評が今ひとつ。

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    投稿日: 2012.10.21
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     戦後でまだ大戦時の多数のリーダーが存命のときに、若かった著者が直に話を聞きに行かれたときのことが出てきます。リーダーの職にあった人にも、いろんな倫理観の人がいる。  本書の中に、1955年に著者が本多宗一郎さんの取材にいったことがほんの少し書かれています。取材結果は、雑誌の記事にまとめたと書いてあります。今度、どこかの図書館で探してみよう。

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    投稿日: 2012.10.21