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powered by ブクログ(息子へ) 最先端の素粒子学。 高校生向けの講義を本にしただけあって、おもしろおかしく、そして、なるべく簡単に書かれていた。(それでも難しかった、、、) 切り口、書き方、そして、やっていること。 とても興味深く、読んでいておもしろかった。 なによりスケールがでかい!!! 数十kmの円周のパイプに、とっても小さい陽子を、何度も何度も回した後に、壁にぶつけてできるニュートリノ。そのニュートリノを、300km先のみずかめに向けて発射!!! 地球にすら50億個中1個しかあたらないニュートリノをセンサーとして働くみずかめがキャッチ。 検出できたらノーベル賞。なんとも、まさしく想像を超えた実験。 で、何の役に立つの? 今はわからないと筆者。(京大の5つ上の先輩) でも、いずれ役に立つ。 昔は電気ですら、なに役に立つかわかっていなかった。 お父さんが生きているうちは、実用することはないだろう。でも、普通のアタマしかもたないお父さんのイマジネーションはかきたててもらおう。 (お父さんの本の買い方) 守山市立図書館 (読め、もしくは、読むな) 読め。 (君が・・・歳のころに) 高校生のころに。(高校生向けの講義本だから)
6投稿日: 2026.03.28
powered by ブクログ現在研究がホットな分野である素粒子物理の最前線について垣間見ることができた。この手の解説書は得てして難解な言い回しに走るものだが、この本は、高校生にも読めるようにとイメージを多用したわかりやすい説明であった。印象に残った点は、ニュートリノの驚くべき透過性である。私たちの想像の範疇を超えるミクロな世界の様子は、大変興味深いと感じた。
0投稿日: 2024.08.09
powered by ブクログ素粒子物理学はおろか物理学ですら馴染みがなかったが、高校生に向けられた講義をもとに書かれていたこともあり非常に読みやすかった。 ガンダムのビームサーベルやタイムマシン、錬金術などのSFの話を交えながら素粒子物理学を説明してくれたため、ワクワクしながら読み進められる。 また、最後に書かれる素粒子物理学の研究が何の役に立つのかという問いへの答えが痺れた。研究者とは縁のない人生だが、心からのリスペクトを。
0投稿日: 2024.05.31
powered by ブクログ高校生向けに素粒子物理を解説しています。 わかりやすいけれど、わからないところはある。でも、とりあえず読み進めるとへぇ〜と思える箇所があるのがとてもいい。結局最後まで読めてしまいました。
0投稿日: 2022.04.29
powered by ブクログ目からウロコってこの事だなと思いました。 ニュートリノは地層をすり抜けて何千キロも離れた場所にも到達する、とか、障害物がある場合には光のスピードを超える、とかビックリする事ばかりでした。 理数系苦手な人にもわかりやすく書いてくれていてとても読みやすかったです。
0投稿日: 2021.06.12
powered by ブクログ比較的理解しやすい例をたくさんあげて説明されているので読みやすい。 ただ、これ受講してる高校生はそれなりにレベルの高い子達だったんだろうなぁと。 細かいとこは全然理解出来なかったけれど、素粒子物理学ってどんなもんなのかのイメージはなんとなぁくできるようになったかなという感じ。
0投稿日: 2021.03.20
powered by ブクログ非常にわかりやすく説明してありました。 自分のように素粒子物理学についての予備知識が無くても、何となく理解出来た感じがします。 最後までスラスラ〜っと読めました。
0投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログまとめの章で書かれている「何の役に立つか分からないが、やる」ことの重要さ、とても理解できました。 素粒子物理学、全体像を体系的にかつ分かりやすく説明されていて、自分にとって30年の謎が解けたのも良かった!
0投稿日: 2020.12.04
powered by ブクログお友達から「とてもわかりやすい本ですよ」と聞いて読んでみました。素粒子物理学の話でしたが,確かに〈たとえ〉がうまくて,しかも話し言葉で書かれているので,これまで読んできた本よりもとっつきやすかったと思います。この文章は,高校生を対象として4回にわたり講演した内容がもとになっているので,それくらいの知識があればなんとか分かるでしょう。 ニュートリノやクオークという粒子(波)の話,カミオカンデやJ-PARCという超大型実験施設の話など,飽きずに教えてくれます。 著者が最後に語った「これらの実験って何の役に立つの?」という問いに関する答えがステキです。 科学の世界っていうのは,まずいきなり,この携帯電話を作ろうと思って,その技術を開発しようとしても無理なんです。非常に複雑な機械ですからね。だからまずは各々の学者なり技術者が自分の専門の何かを研究します。そして,「それが何の役に立つか?」は,とりあえず置いといて,その研究成果を発表するわけです。この「研究成果を発表する」ということが,すなわち,「ハンズの棚に商品を並べること」なんです。いろんな学者が,棚にどんどん並べていくわけです。 そしたら,次の世代の学者がハンズにやって来て,棚を見て,自分の役に立つものをピックアップしていきます。そうして作り上げたもの―それがこの携帯電話なんです。(本書p.315) あとがきの次の部分もステキです。 成功した技術など,お金を出せばいくらでも買うことができます。しかし,失敗した経験は,どんなにお金を積んでも手に入れることができない,実際にやった者だけが手にすることができる,貴重な財産なのです。(p.320) もちろん,成功したことがあるからこんなことを言えるのだろうけれども,最初のカミオカンデでの実験の失敗があったからこそ,ノーベル賞につながるニュートリノの発見があったのですからね。
0投稿日: 2020.10.01
powered by ブクログブラックホールは意外と単純に理解できる。地球を8mmくらいに圧縮するとできるらしい。きっと宇宙が好きな人にはたまらない本。
0投稿日: 2020.05.01
powered by ブクログ面白くて一気に読んだ。 少しわからなくてもどんどん読める 後で詳しい説明があるので安心 後でもう一回読もう
0投稿日: 2019.11.17
powered by ブクログ素粒子物理学とは何か、研究者たちはどんな実験をしているのか、物理学者の多田将先生が高校生に向けて行った講義がもとになっている本です。高校生にもわかる、というのが大げさではなく、本当にわかりやすかったです。カミオカンデって?加速器ってなんであんなに大きい必要があるの?ということも知らなかった私ですが、難しいところもあったものの最後までおもしろく読むことができました。こんな第一線の学者さんの講義が聞ける中央大学杉並高校の生徒さんたちがうらやましいです。
0投稿日: 2019.03.17
powered by ブクログ●素粒子のことやJ-PARCなどの加速器について、わかりやすく解説されている。「高校生にもわかる素粒子物理の最前線」は嘘じゃない。
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログまずは作者の風貌に驚いた!高校生向けの素粒子の授業とのことで、非常にわかりやすい。4つの力・標準模型について物理出身以外の人にも理解してもらえると思う。また最後に書いてある「この研究がなんの役に立つかわからないけど、将来のために必要」というくだりはとても同意!
0投稿日: 2018.10.07
powered by ブクログ面白かった。てかこんな人がいるのかw見た目でものすごいインパクトww 高校生向けということでわかりやすく書いてあったなぁ。
0投稿日: 2018.01.30
powered by ブクログ結構前に読み終わってはいたのだけど、何度か読み返している。 先日、ニュートリノの質量発見で梶田さんがノーベル賞を受賞された。 報道でスーパーカミオカンデも出てきて、あぁ、あれねって、何だか得意気になれる本。 後半若干ワケわかんなくなるけど、高校生向けに講演した内容なので全くの素人の文系さんでも、宇宙に興味があれば楽しめる。
0投稿日: 2017.12.02
powered by ブクログ★科学道100 / めくるめく失敗 【所在・貸出状況を見る】 http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=11101635
0投稿日: 2017.07.05
powered by ブクログ非常に面白い本。素粒子物理やニュートリノ、ビックバンなど言葉は聞いたことあるけどよくわからない世界をこれでもかというくらい噛み砕いてくれるので専門的な知識がなくてもすんなり頭に入ってくる。 高校生への授業という形で話した内容を本にしたものなのでライブ感もあり、読んでいるだけでわくわくしてきます。 ぜひ食わず嫌いせずに色々な人に読んでもらいたい名著だと思います。
0投稿日: 2016.01.05
powered by ブクログ著者がその実験設備の一部を設計したカミオカンデの素粒子実験について、高校生相手に四度にわたって行った講義を収めたもの。学生向けなのでわかりやすく、かといって何かを省略してしまうわけでもなく、とてもよくできた解説本になっている。加速器の実験には大量の電気が必要で、年間50億円くらいかかっているので電気代が高い夏場は実験を中止しているというような小ネタもちょくちょく挟んで飽きさせない。学生からの質問への回答も、次の講義の内容にうまくつなげる形に使ったり、さらなる理解を助けるために使ったりと意図がみられてうまい。クォークや電磁気力/強い力/弱い力の説明もしているが、自分にとってはこれまでのどの説明よりもわかりやすかった。 カミオカンデの素粒子実験では、2002年の小柴さんに続き、2015年に梶田さんがニュートリノ振動の検出によってニュートリノに質量があることを示したことによりノーベル賞を受賞した。本書は、ノーベル賞受賞が決まる前に出版されているが、受賞理由となったニュートリノ振動と質量の証明の関係をわかりやすく解説している。また、ニュートリノビームの生成や1秒間に1000兆個のニュートリノを作ることができる J-PARCの加速器がなぜ世界最強なのかも丁寧に上手く学生の興味を引くように説明している。 著者は、学生からの「ニュートリノの利用法とは、どのようなものですか?」という質問に対して、「何も思いつかない」と回答する。ノーベル賞を受賞した梶田氏がテレビで同じような質問に同じように「私にも分からない」と答えていた。著者は自分たちの関わる素粒子研究について、「科学の棚を埋めるためにやっている」のだと答える。その棚を見た他の誰かが、何か役に立つことに活用するかもしれないし、何かを発展させてまたその棚を広げて埋めてくれるかもしれない。科学とはそういうもので、そういうことをやっていかないといけないと高校生に説く。素晴らしい。高校生のときの俺にも言ってほしかった。 「成功した技術など、お金を出せばいくらでも買うことができます。しかし、失敗した経験は、どんなにお金を積んでも手に入れることができない、実際にやった者だけが手にすることができる、貴重な財産なのです」 - この言葉に、著者を含めた彼らのチームが新しい分野を切り開いてきたという強い自負がにじみ出ている。著者の言葉を信じると、ニュートリノ研究において日本は世界の最先端を行っており、カミオカンデ級の検出器はあと10年経っても日本以外では現れないだろうという。 著者近影が金髪長髪で驚いたが、もちろんそんなことは関係なくお薦め。素粒子論など興味がないという人にまでお薦めしてもいいかなというくらいよい本だと思う。 --- なお、この本では素敵な絵や写真がたくさんあるが、Kindle Fire HD8.9で読んでいるとそのままだと小さくて読めないので、いちいち長押し選択して拡大して見る必要がある。仕様だと思うが、読書の質を落としてしまうので、何とかしてほしい → Amazonさん。
0投稿日: 2015.11.24
powered by ブクログすごい本です。 高エネルギー加速器研究機構の著者が、高校生向けに行った素粒子物理学の授業をそのまま収録した本で、とにかくわかりやすい。 そもそも目に見えない素粒子の世界を、数式ではなくイメージとして捕らえることができる。 また、本の中で著者が述べているように“紹介した内容は素粒子物理学の4%にもみたない”となど、とにかく読み終わった後もワクワクさせるような本です。
0投稿日: 2015.10.30
powered by ブクログこれを読んでいたタイミングで梶田隆章先生がノーベル物理学賞を取られたので、関連知識をニュースで得られたのは良かった。 ニュートリノ実験の苦労と歴史、また得られた知識が素粒子物理や宇宙論にどう繋がっていくかを丁寧に説明されている。自分も高校の時にこんな授業があれば受けて見たかった。 本書ではスーパーカミオカンデまでの紹介だったが、次のノーベル賞に向けてハイパーカミオカンデの稼働と成果が待ち遠しい。
0投稿日: 2015.10.11
powered by ブクログ日本では世界一の加速器技術で、世界最大のニュートリノの実験が行われている! ポイント①ニュートリノは発見されているいちばん小さい物質 ポイント②宇宙からたくさん降り注いでいる。 ポイント③素粒子の解明は宇宙の解明につながる。 ----- 日本の加速器技術が世界一のものであることがわかるだけでなく、なぜ世界一なのか、加速器でなにを研究しているのか、ニュートリノがなんであるのかが非常にわかりやすく書かれている。 現時点で最小の物質であるニュートリノの話から、宇宙の始まりにまで至り、自分が宇宙の一部であることがイメージされて鳥肌がたつほど。 科学技術の世界は1番じゃないと意味がない、という言葉に重みを感じた。 この壮大で矮小な世界をこんなにドラマティックに話せる多田さんのイメージ力と話術に敬服します。
0投稿日: 2015.06.21
powered by ブクログ素粒子研究の最先端を高校生に向けて紹介した講義が基になっており、難しい素粒子物理学の理論を直感的に分かりやすく解説している。これまで読んだ素粒子関連の本の中では一番読みやすかった。
0投稿日: 2015.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さすがに、ニュートリノ以降は難しかったが、1冊興味深く読み切れた。 素粒子という小さいものが、最後は宇宙がどうなっているか?という大きい話にいくのは読んでいて楽しい部分でもある。
0投稿日: 2015.03.20
powered by ブクログ本書を手にとったら予想外に分厚かったが、さらに予想外なことに半日で読み終わってしまった。 素粒子物理学の基礎については今までいろんな本を読んできたので、流石にスイスイ頭に入ってきた。 加速器の仕組みや実験についてもとてもわかりやすかった。 高校生とのQAがいいアクセントになっている。
0投稿日: 2014.09.16この世でもっとも巨大な装置で、この世でもっとも小さな物質をつかまえる
「ニュートリノ」という言葉を新聞やテレビのニュースで目や耳にした人は少なくないのでは。 とても大切な発見のように語られていますが、そもそもニュートリノとは何なのか? 物理学の最前線で行われている実験の内容とその面白さを、とことん噛み砕いて伝えてくれるのがこの本。それもそのはず高校で実際に行われた授業をもとに、この本が作られているから。 理屈を説明するだけでなく、イメージ図も用いて丁寧に解説してくれるので、「理系の本はちょっと…」という人でも安心して読めるはず。 さらには、ガンダムやエヴァンゲリオンで使われていた武器が現実で使われたらどうなるか、なんて心くすぐる話題も満載。この世でもっとも巨大な装置で、この世でもっとも小さな物質をつかまえる、そんなワクワクしないはずがない実験をお楽しみください。
11投稿日: 2014.06.10
powered by ブクログニュートリノのことが知りたくて、ブックオフでこれなら読めるかと手にとった一冊。 池谷さんの『単純な脳〜』みたく高校生の授業をもとに書かれてて読みやすく、難しい数式はことごとく省かれてるけど、3章のクォークまでくるとやっぱりだんだんわからなくなってきた… ニュートリノは波でもあるし粒子でもある⁉︎ 光はエネルギーで、温度もエネルギーのことで、粒子にもなる⁉︎ なかなかイメージがつかない。 ただ、極大の宇宙物理学から極小の素粒子物理学の世界が垣間見えた気がして、面白かった! なぜこの世の中に物質が存在するのか。 反物質はどこにいっちゃったのか。 おばあちゃんになるまでにわかるかしら。 世の中の仕組みをちょっとずつ解明することで、ただ面白いだけでなく、今の便利な世の中に繋がってるというまえがきとあとがきも、なんか元気をもらった。
0投稿日: 2014.04.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごい宇宙講義の後に読んでいる。 わかりやすい。けどやっぱり難しい。 とりあえず第2章まで読了。 挫折するかも・・・ 私にはもっと宇宙よりの話のほうが興味を持続できるのかも。
0投稿日: 2014.02.16
powered by ブクログなんておもしろい本だろう。KEK助教の方が語る素粒子物理実験。普段から日常的に素粒子をいじっている、素粒子とお友達な人ならではの手に取るような素粒子物理の解説。物理学の入門書としてもとても良いと思います。 ”クォークは重いエネルギーのスープに浮かんでいる”といったイメージを喚起するわかりやすい説明が多数。中性子の重さは940Mev。一方、中性子を構成するアップクォーク1つとダウンクォークを2つ足しても15Mevにしかならない。その差分はエネルギーである。クォークは強い力というバネに引っ張られながらも振動している...おもしろい。陽子や中性子ってほとんどがエネルギーなんですね。 こういう話を聞くと、素粒子物理なんてまだないような時代にe=mc^2を導き、こうしたエネルギーと質量の等価性を述べたアインシュタインって天才だな、と改めて思います。
0投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログ東海村の加速器 J-PARCからスーパーカミオカンデにニュートリノを打ち込む実験を高校生を相手にレクチャーしたもの.その背景となる素粒子物理の基礎も講義している.実際に実験にかかわっている著者の解説の力量がすごい.数式をほとんど使わずになんとなくわかった気にさせる.すばらしい.
0投稿日: 2013.12.04
powered by ブクログKEK の研究者である著者が、高校生に対して素粒子物理を四回で講義した記録。とてもわかりやすい。 J-PARC からスーパーカミオカンデへ膨大なニュートリノを撃ちこむ T2K 実験を中心とした説明だが、この本に書いてあることはほとんど理解できた気になった。
0投稿日: 2013.09.29
powered by ブクログ★4.5。 次回作同様、講義から起こした本ということもあるがとにかく興味を持ってもらおうという実験屋?の誠実さに溢れている。 こういう本に幼い頃に出会っていたら、自分のその後も随分と変わっていたかも、変わっていなかったかも。 今やこういう本を買って未来に貢献するしか手はない。 まあ兎に角若人は科学的・論理的思考を身に付けて欲しい。 例えば原発事故を抱える現在の日本に決定的に欠けているのは冷静な頭と温かい心の両立。 宮崎駿じゃないけど若者に期待するしかないし、日本の若者にはそれができると思う。
0投稿日: 2013.08.20
powered by ブクログ日本の技術の粋を集めた世界最強の加速器J-PARCと、検出器スーパーカミオカンデ。あらゆる実験装置の中でも、もっとも巨大なこれらは、この世界でもっとも小さなもの、素粒子の研究のために造られた。先代のカミオカンデが、超新星のニュートリノの検出に成功して、ノーベル賞を受賞したことは記憶に新しいが、目下行われているニュートリノ振動(ミューニュートリノ、電子ニュートリノ、タウニュートリノが互いに姿を変えること)の検出も、成功の暁には再びノーベル賞ものだろう。湯川秀樹にはじまり、世界の最先端をひた走る日本の素粒子物理学。その最先端の技術と成果は、それ故に、一般に知られるところ少ないが、素粒子とは何か、それをいかに捕らまえるのか、これほど分かりやすいテキストもあるまい。はじめて興味を持った人、いや、一度挫折したことのある人にこそ、読んでほしい良書。読者を、ドキドキワクワクさせるこの金髪長髪の異端児ただ者ではない。すごい助教。
0投稿日: 2013.07.27
powered by ブクログ素粒子物理についての本は2~3冊しか読んだことないが今まで読んだ中でも一番分かりやすく書かれていた。研究者が実体験を踏まえて、高校生の質問に対して答えながら書かれている本なので少しだけですが理解することができました。とても面白い本です。
0投稿日: 2013.03.31
powered by ブクログ日本の技術力すごい!と改めて思えます。素粒子とかニュートリノとか難しそう、と思わせない面白い本です。
0投稿日: 2013.01.23
powered by ブクログいわゆる歴史的な有名実験の紹介かと思えば、日本の素粒子研究の最新事情で、これが高校生向けということも相まって実にわかりやすい。 孫引きしたような表現のよくある入門書と違い、自分の言葉で語っているので頭にすいすい入ってくる。プレゼンできる科学者がようやくまた一人。著者にはぜひ仕分けの壇上でプレゼンしてほしかった。 科学技術研究は、今すぐ役に立たなくてもなぜ必要なのか、ラストの締めは素晴らしく一読の価値あり。
0投稿日: 2012.10.04
powered by ブクログ科学読み物としてはバツグンに面白く、かつ読みやすい。ふざけていそうで、皮肉もちりばめられているが、結構骨太。ブルーバックスよりも柔らかめだが、日本が科学技術立国であることをあらためて感じた。すごいぞ日本。ヒッグス粒子の発見でCERNばかりがメディアを賑わしていたが、ニュートリノでは日本が一番!標準理論では物質と反物質が対称でないことを説明できないのか。
0投稿日: 2012.09.11
powered by ブクログ「高校生にもわかる素粒子物理の最前線」というサブタイトルのとおり、とっても読みやすくて面白い! ニュートリノとは何か、といった知識に加えて、研究というものに対する心意気というか、根っこの部分までも伝えてくれる。
0投稿日: 2012.08.16
powered by ブクログ現代の素粒子物理学についてやさしく解説した本です。 ある高校で行われた講義録みたいなもので内容的にはちょっと薄いですが、その分わかりやすく、著者の研究対象であるニュートリノに関しては結構詳しく掘り下げて解説してあります。 複雑な数式とかはでてこないので、物理学や数学が苦手な人でも読みやすいと思います。
0投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログ日本物理学会の金髪の異端児による、 世界最先端のニュートリノ実験の解説。 高校生向けのレクチャーなので、数式などは一切用いず、イメージだけですべてを解説してみせている。 高校生向けのレクチャー4回分をまとめた本。 ・何をしているのか。素粒子物理学のシンプルなまとめ。 ・どんなに素晴らしく、困難で、ロマンがあるのか。 ・「どんな役に立つか分からない実験を、お金をかけてする意味」とは・ レクチャーの動画 Ustreamより http://www.ustream.tv/recorded/16784354 自ら設計した世界最強パワーの素粒子加速装置「J-PARC」の説明から始まる。 J-PARC http://j-parc.jp/public/Acc/ja/index.html ■J-PARCについて 東海村にあるJ-PARCからスーパーカミオカンデに向かってニュートリノを発射する。装置の部品ごとに分かりやすく解説。 なんであんなに巨大なのか。人間はピップエレキバンの10倍~20倍の磁力しか作れないから。 夏場は電気代が高いので、実験施設はお休みする。 ■スーパーカミオカンデについて なんであんなに巨大なのか。ニュートリノが小さいから。 スーパーカミオカンデがニュートリノを検出する仕組み。ニュートリノが水中で中性子に衝突して電子を発生させ、チェレンコフ光を発するのを検出する。 ■何を発見しようとしているのか ミューニュートリノが、電子ニュートリノに変化することを実証する。 ■素粒子について 素粒子の分類(クォークやレプトン) 4つの力(重力、弱い力、電磁力、強い力) ■ニュートリノについて ニュートリノはどうやって発生するのか。 ニュートリノ発見のストーリー 太陽で生まれたニュートリノが地球に降り注ぐけど、ほとんどすり抜けること。 「太陽ニュートリノ問題」と「大気ニュートリノ問題」とは。
0投稿日: 2012.04.04
powered by ブクログKEKの研究者による高校生相手の講義を書籍化。特に冒頭の加速器の話がわかりやすく面白かった。このまま実験中心で展開するのかと思いきや後半は理論よりの話に。聴衆に合わせてわかった気にさせるプレゼンテーションという意味でも参考になる。 いつかはKEKの一般公開行きたい。CERNではLHCの上は通ったけど、実物見たかったな。
0投稿日: 2012.03.31
powered by ブクログこんなにすごい技術が日本にあることが解って嬉しくなった。 基礎知識がなくても、素粒子物理が、ニュートリノが解ってしまう すぐれた一冊。 全ての世代にお勧め!
0投稿日: 2012.03.19
powered by ブクログ「ニュートリノなにそれおいしいの?」な自分にすごく役立つ本でした。 「ニュートリノ」は「ニュー」「トリノ」じゃなくて「ニュート」「リノ」だとか、「スーパーカミオカンデ」は「超(スーパー)神オカンデ」というキャラじゃなかったとか、初めて知る事ばかりでした。他にも、大規模すぎて精密すぎる加速装置――なにもかもが新鮮です。それがこんなに解りやすく説明してもらえるとは。さすが高校生向けに書いてあるだけあります。 本の本編とは外れますが、「ディケイ」は「崩壊」という意味だそうです。あ、仮面ライダーディケイドは「10周年」とこれをかけてたのか、だから「世界の破壊者」キャラだったのか…
0投稿日: 2012.02.11
powered by ブクログこの本は題名のとおり今まで読んだ素粒子物理の本で一番解りやすいです。 加速器の仕組みやクォークの内容について平易に解説してくれます。 国際リニアコライダーについて知りたい人や、分かったつもりでいる諸氏笑にオススメ。 IPMUの村山斉先生の本より伝え方が上手い。たくさんの人に読んでほしい。
0投稿日: 2012.01.03
powered by ブクログニュートリノビームを撃ち込む超巨大加速器に、それを受け止めるスーパーカミオカンデ…。 素粒子物理学の最前線を、一般向けに解説した面白い本。それでも、途中の理論部分は難しくて若干読み流し…。この分野での日本の技術は本当に凄い。
0投稿日: 2011.12.24
powered by ブクログ僕は、難しい話しを易しく説明できる人ってすごいと思っています。 そういう点で、著者 高エネルギー加速器研究機構の多田将 氏はすごい人です。 この本は素粒子を理解するための足がかりをくれます。 「○○でもわかる量子論」「△△分でわかる素粒子」などという本を手にしても、さっぱり分からず落ち込むはめになることが多かった自分には、とても嬉しい本でした。 ありがたい、ありがたい。
0投稿日: 2011.12.22
powered by ブクログ面白い!図書館で借りた後、おもわず買ってしまいました。小難しい最先端の素粒子物理学を、本当に分かり易く説明してくれています。しかし、日本の技術って凄いンですね。欧・米に負けるな!
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログ高校生にもわかりやすく!を念頭において説明されているので、 「ニュートリノって名前くらいしか…」という初心者の方におすすめ。 「人が研究をし続けることとは」ということへの、 多田さんの答えも、個人的に感銘を受けました。
0投稿日: 2011.10.08
powered by ブクログニュートリノが最近話題になりましたが、この本を読むまでは、何のことか殆ど理解していませんでした。この本は、著者である多田氏が、その難しい内容を高校生にもわかりやすく講義した内容をまとめたものです。 特に興味を持った点は、「タイムマシンは作れるが、未来に行けても過去には戻れない」という内容でした。更に、アインシュタインの一般と特殊相対性理論を、詳しくわかりやすく、無駄に数式を使わずに説明している点は素晴らしいと思いました。 難しい内容を難しく表現するのは、割と簡単だと思いますが、本当の理解が求められる「難しい内容を簡単に表現する、また高校生の質問に答える」というのは尊敬したいと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・人間を1メートルとすると、細胞は10万分の1(10マイクロメータ)で「生物学」、分子は1億分の1で「化学」、原子は10の10乗分の1(0.1ナノメータ)、さらに5桁小さいのが陽子、これが原子核物理学、更に小さいのが、素粒子物理学(p33) ・素粒子を取り出したかったら、一つ上の階層の「陽子」を、思いっきり固い壁にぶつけて壊して、その砕けた中から素粒子を拾う(p34) ・光速度くらいの速いものを、あまり曲げる力の強くない磁石を使ってどうやって曲げるかは、回転半径を大きくする(p42) ・加速器の性能は、エネルギーと「個数」を掛け合わせたもの、J-PARCのパワーは1メガワットで世界最強(p50) ・ノーベル物理学賞の受賞は7人のうち、6人が素粒子物理学者、日本は素粒子物理学で世界最先端の国、加速器(J-PAC)から300キロ離れたところに検出器がある、これはスーパーカミオカンデである、到達には1ミリ秒かかる(p55、208) ・加速器はビームの威力が強く、アルミニウム等の金属をターゲットの壁の材料に使っていたが、現在はグラファイト(鉛筆の6B)を使用している(p70) ・惑星の場合の位置エネルギーは「重力」、重力が引力となって、回っている惑星(運動エネルギー)と釣り合っている、原子の場合の「位置エネルギー」は「電磁力」これが引力(プラスとマイナスの電気)となって軌道を回っている(p95) ・カレー事件で犯人特定の決め手となったのは、カレーの中に含まれていた不純物であった、それを見つけることができたのは、原始1個ずつを調査できる、放射光であった(p99) ・HIMACという日本で一番大きな医療用加速器は、ビームによって癌細胞を破壊するが、ここでは炭素イオンを使用している、重い粒子を使って急ブレーキをかけて、がん細胞だけにエネルギーを加えるようにする(p132) ・電子は原子核の周りを1秒間に、6600兆回回っているので、速すぎて残像が見えなくて位置が特定できない(p140) ・素粒子の世界では、エネルギーの単位と質量の単位が同じ、1メガエレクトロンボルト=1.78x10^(-30)キログラムである(p144) ・質量:mと運動量:p、エネルギー:Eには、関係があるので(E^2=p^2xC^2 + m^2xC^4)、運動量と速度を測ることで質量を求めることができる(p146) ・ニュートリノの性質は、1)電気的に中性、2)極端に軽い、3)非常に反応性の乏しい、である(p165) ・屈折という現象(水の中にある物体が曲がって見える)は、物質中を光がとおるときに、速度が遅くなるために起きる(p174) ・1987年までは星の観測にはすべて「光」を使っていたが、小柴氏は光以外の方法(ニュートリノを捕まえる)で天体を観測した、これがノーベル賞の受賞理由(p185) ・相対性理論は、あまりにも時代に先行した理論だったので実験によって証明されるのが遅れてノーベル賞の対象になっていない、アインシュタインは光電効果で受賞している(p271) ・特殊相対性理論には2つの原理があり、1)相対性原理:力学法則はどの慣性系でも同じ形で成立、2)真空中の光速度は不変、から成り立つ(p271) ・質量のあるものは、絶対に(真空中で)光速になることができない、例えば、素粒子を光の速度の90%くらいに加速すると、素粒子の寿命は2倍程度になる、つまり時間が遅れる、5年かけて10年先にいくことができる(p276) ・タイムマシンはできるが、速く動くことで「未来行き」のものは作れる、ただし速さにマイナスはないので、過去には行けない(p281) ・温度とは、エネルギーの密度のこと、ある重さあたりに、どのくらいのエネルギーが詰まっているかを定量化したもの(p289) ・成功した技術は、お金を出せばいくらでも買うことができる、失敗した経験は、どんなにお金を積んでも手に入れることができない貴重な財産である(p321) 2011年10月1日作成
0投稿日: 2011.10.01
powered by ブクログ素粒子科学、特にニュートリノに関する研究をしている著者が都内高校生に対して授業を行った内容が本書で、脳科学の池谷裕司に類する企画。欧州のCERN加速器に関しては「宇宙創造の一瞬をつくる」で読んで当時は意外と判りやすいと思ったけど、こちらのほうが数段上で平易。特に陽子をぶつけて分析する、という具体的なやり方を平易に説明し、かつ豊富な絵と写真が充実しており素人向け。著者自身が科学者の書いたものは判りにくいと云う通り、本書は判りやすさを追求し成功している。
0投稿日: 2011.09.22
