こういうタイプの小説にしては珍しく、この巻数になっても勢いが途切れないのはすごいと思う。戦闘についても、戦闘以外についても、上手く取り上げるテーマを変えながら目新しさを保ちつつ、かつインフレに陥らないような構成にしていると思う。

面白かったです。 ロシアからの刺客、レーシャが登場。戦闘の実力もさる事ながら、任務の為とは言え、日本を学ぼうとする勤勉な姿が面白いキャラでした。 日常的なバランスと、戦闘のバランスも丁度良く、諸葉を取り巻くヒロイン達も徐々にパワーアップしているのも好感が持てます。 次巻への繋ぎも非常に上手く、楽しめた本巻でした。

直球勝負な王道的ストーリーですね。 落とし穴的な展開がないので、ある意味安心して読むことができます。