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SOSの猿
SOSの猿
伊坂幸太郎/中央公論新社
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総合評価

559件)
3.2
25
138
258
85
11
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    二つの話がつながってくるまで、正直つかみどころがわからなかったけど、後半は、一気に読みました。評論家の栗原裕一郎さんの解説まで読むと、わかってくるところもあり。ただ、私にとっては、他の作品に比べて、ちょっとわかりにくいところが多かったです。

    0
    投稿日: 2025.12.04
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    出先で時間がある時に読もう、とかばんに忍ばせ読了するのに日にちがかかってしまった。間を開けて読んだせいなのか、すっきりした読了感がなかった。途中から毛色の違う話になり、どういうこと?と読み直そうかと思うほどだった。

    0
    投稿日: 2025.11.25
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    kindleに途中まで読んでそのままになっていたので初めから読み直し。これは最終的にはどっからどこまで繋がるのか…と思いながら読んだけど、複雑だったな。精神分析の話も多く出てきて、ふむふむ。

    0
    投稿日: 2025.11.12
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    著者、伊坂幸太郎さん(1971~)の作品、ブクログ登録は11冊目になります。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔秡いで治そうとする男。奮闘する二人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。「本当に悪いのは誰?」はてさて、答えを知るのは猿か悪魔か?そもそも答えは存在するの?面白くて考えさせられる、伊坂エンターテインメントの集大成。 ---引用終了

    84
    投稿日: 2025.09.18
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    読み始めた時は期待してる面白い掛け合いも無いし少々退屈だったが、主人公持ち前の「助けを求めてる人がいたら放っておけないものの、自分の不甲斐なさに嫌気が差している」って個性に惹っぱられて最後まで読めた。 小説読んでて「今は虚構か現実か分からん」感覚に陥るのも新鮮だった。

    2
    投稿日: 2025.09.17
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    「私の話」と「猿の話」が交互に語られまして、察しの悪い読者は、最初ドギマギしてましたけど、「猿の話」がずっとファンタジーなのに対して、「私」の話はどうやら「私」に不思議な能力あるの?っていうじわじわ展開。 最後は絡み合うんだなと思って、読んでましたけど、軽く裏切られました…けど、面白い。 助けられない事象に自己嫌悪を抱いてしまう心情を掘り下げられて、染みる。 そして、あとがきで知ることになる(事前に情報入れとかない私が悪い)本書は五十嵐大介氏の「SARU」とリンクされてるんです!! 本書で置いていかれてた私の「はて?」は回収されるのか!?

    12
    投稿日: 2025.09.07
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    よくわからん…西遊記をよく知らないし… 『私の話』と『猿の話』が交互に進んでいき、 交わってるのがだんだんわかってくる感じ。

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    リアルとファンタジーが混ざったような話で、うーん…と思いながら読んでましたが、あるところからグッとおもしろくなりました。

    1
    投稿日: 2025.09.03
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    孫悟空が登場するなど不思議な展開があり、理解するのに苦労した。 インパクトがある登場人物が複数名、キャラが濃くて印象深い。心優しい/弱い?主人公と、善を考える男の子…

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    心理学の要素を猿と絡めて展開していく話。 書きたいことは分かるけどどーしても猿に感情移入出来なかった。 人物描写の緻密さはさすが伊坂さんでした。

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    伊坂幸太郎大好きなんです。 結構読んでます 今回は置いていかれました。悔しい ただ 『分かる、と無条件に言い切ってしまうことは、分からないと開き直る事の裏返しでもあるんだ。そこには自分に対する疑いの目がない。』にはハッとさせられた。 また間を開けて挑戦します!

    1
    投稿日: 2025.08.24
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    うーん。 私の頭ではちょっとついていけなかったかなぁ… 掴み所がないようで不思議なのがずっとだった。 再読必要なのかな汗

    19
    投稿日: 2025.08.19
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    読み進めれば面白くなるのかなと思いつつ、珍しく、読みどころが?な感じでした。 物語の本筋とは大分ズレるけど、システムの不具合をなぜなぜ分析するあたりは面白い。 私は元SEなので、なぜなぜ分析には泣かされましたが、事務職の現在では、これが品質を上げる良いやり方であることを知っています。

    34
    投稿日: 2025.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2つの話が交互に現われるが、つながりが見えない。そして 種明かしを期待して読み進み、最後にあっとなって終わる。しかし全てをクリアに明かさず、読み手は突き放される。なんとなくモヤモヤ感がのこり、読み返したくなる。著者ならではの一つのパターンだ。さらに、随所に気の利いたセリフと、心に残る文章が出てくる。だから彼の小説はやめられない。今回響いたのは、西欧では悪魔は祓えば善が残る、しかし人間はバロンダンスのように善と悪が共存して決着がつかず永遠に悶えている状態である。というところ。 さて、次は何を読もうか。

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    株の誤発注、その原因をさぐることから始まる物語。過去や現在、誰の語りかが混乱する感じで読み進める。最後に全てがつながり、ここでつながってたんか〜と納得。人のSOSに敏感な人は自分の存在を証明したい人。わかる気がするなぁ〜。主人公同様、人を助けたいと首をつっこむが結局何も出来ず終わる、「自分のできることをやるしかない」に共感。

    13
    投稿日: 2025.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本作は伊坂作品の中ではかなり挑戦的に感じた。 わかりやすい回収などよりも、少し疑問を残すような展開が多く、伊坂テンプレとは異なる印象を受けた。 また、日常内に奇妙な展開が起こるのはいつも通りなのだが、今回はかなり奇妙な展開が多かっただった。リアルの中に過剰量のファンタジーが混ざっているような展開で、どこで説明が入るのか待っていたが、最後まで説明はなかった。 なお、五十嵐さん作の漫画:SARUとの競作とのこと。関わりはあまりなさそう。

    0
    投稿日: 2025.05.25
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    例えば「恥ずかしさ」という誰もが持っている感情について人物の会話で哲学させること、例えば「引きこもり」といった社会問題を御伽噺を交えてファンタジックにしてしまうこと、伊坂マジックが詰め込まれた良作だと感じる。伏線回収や緻密さに少し物足りなさは感じたが発想力は評価できる。そもそも「取り憑かれた」男性が『西遊記』を交えて語る未来が、現実は合ってるようで少し違っていること自体が、作者不明で様々な口頭伝承や書物を複合して作られた『西遊記』の成り立ちそのものを表しているようで、メタ的な見地でも楽しめる作品。

    1
    投稿日: 2025.05.25
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    『良くも悪くも伊坂ワールド』 現実ともファンタジーともどちらとも言えない世界観で2場面で展開されて行く様は個性的だし、何が起こるのだろうと言うワクワクで読み進めては行けた。 2場面での出来事が繋がってゆく構成もワクワクさせられたが、その分期待値が上がってしまい越えられなかった感じはあり読後感にひたれはしなかった。 良くも悪くも伊坂ワールドで、それを楽しみたい人には向いているが、シンプルにミステリーを楽しみたい人には読みづらいし物足りないかと思う。

    0
    投稿日: 2025.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終盤までは結構読むのが辛かった 猿の話の文体が苦手で… でもラストスパートで伏線を巻き取っていくのは気持ちよかった!段ボールの壁で悪者を捕まえました!でも良かったのに、そうしなかったのはなんでなんでしょう?株にフォーカスするため?

    0
    投稿日: 2025.05.19
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    最後までよく分からなかった。愛されるキャラクターが出てくるわけでもなく、最後の伏線回収に驚くこともなかった。 伊坂さんの作品は好きだけど、これは他の人にはお勧めできない。

    2
    投稿日: 2025.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SF感というか、不思議感が強かった。 それまで、新潮文庫や角川文庫のものばかり読んでいたためかそれらと比較するとそこまで、、という感じだったが、2人の男の話の繋がり(孫悟空の語り方)には見事に引っかかった。 猿の話のつど気になる語り口調の謎が途中ですっぽり解消できてスッキリ感があった。

    0
    投稿日: 2025.05.11
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    まったくの無関係だった登場人物たちが、ラストスパートにかけて一気に繋がって完結していくのが伊坂幸太郎作品の良きところですなあ。この物語のあらすじを説明するにあたって、絶対に他人に伝えても理解できないような内容なのに、読み始めたらその意味不明な状況を理解しながら読み進めている自分がいて不思議。続きが気になりすぎて最後らへん一気に読破してしまいました。

    0
    投稿日: 2025.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    段ボールの誤発注がここにつながるなんて。おもしろかった。 世の中のこと全てが善だとか全てが悪だということではなくて善と悪が表裏一体になって釣り合っていると書いてあったのが印象に残った。 表紙のカバーも素敵だった。

    2
    投稿日: 2025.01.28
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    引きこもりの青年を救おうとする悪魔祓いの二郎くんと 真面目な会社員五十嵐さんの話 途中までどーなるどーなるとわくわくして 読み進めたけど なんだか最後はちょっとハマりきれず読了 善と悪、黒と白、そんなに全てがはっきり別れてるもんじゃない 伊坂先生の全てがどこかで繋がってて それに自分が気づいた時、 ぞわぞわぞわってなる感覚 それも今回は弱めだったのかな でも作中の表現、 救急車のピーポーピーポーとか 話の続きをいいほうに想像するとか、 そういうのはほんとに好き

    0
    投稿日: 2025.01.21
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    わかったようなわからないような、ふわふわした読後感。 伊坂さんの本はたまにこういうのがある。 ぐっと引き込まれたと思ったら、ん?さっきのは現実の話じゃなかったの??と、訳がわからなくなり。 最終兵器のごとく例の段ボールが出てきた時はテンション上がったけど、結局役に立たなくてあれあれ?となり。 いったん読み終えてからぱらぱら見返したけど、うーん、やっぱり何だかよくわからなかった。

    61
    投稿日: 2025.01.03
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    あんまりやった。落ち着いたストーリーで引き込まれるって感じではなかったから好みではなかった。けど最後の章はつながってく感じで面白かった!暴力はいつだって悪いのか、どうしようもないsosへの対処が命題?

    1
    投稿日: 2024.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱ伊坂幸太郎はおもしろい。人の話、猿の話最後は全てがつながる。孫悟空がちょいちょい…どころではなく、ほぼ孫悟空の話。 引きこもりの少年、堅物の五十嵐さん、アカペラコンビニのひと。結局は孫悟空。

    1
    投稿日: 2024.11.06
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    んーーーわからん笑 伊坂幸太郎ワールドなのかなぁ。作品によって使わなければいけない頭の場所が違うんだよなぁ。きっと。 積読から調子に乗って読んじゃおう!ってなったは良いものの、続きを読もうとして毎回のように「で、何だったっけ?えっとー」ってなってしまいました。すいません。流し読みしてしまったので、また気が向いた時にリベンジします。

    75
    投稿日: 2024.10.15
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    この作品も大好きになりました。 なんだか奇妙なお話なのですが、胸に残るフレーズがたくさんあって、毎度のことながら、伊坂幸太郎さんの優しさ溢れる作品になっていたような気がします。

    11
    投稿日: 2024.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「救急車って、どこに行くの」 「どこかでね、誰かが、痛い痛い、って泣いてるんだよ。だから、助けに行くんだよ」

    2
    投稿日: 2024.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *ひきこもり青年の「悪魔祓い」を頼まれた男と、一瞬にして三〇〇億円の損失を出した株誤発注事故の原因を調査する男。そして、斉天大聖・孫悟空。救いの物語をつくるのは、彼ら……* 10年ほど前、まだ伊坂作品を読み込んでいない時期に初読。当時は伊坂ワールドの魅力が全然わかっていなかったので、なんだこりゃ?とすっ飛ばしながら読んだ覚えが。 今回、たまたま図書館で文庫本を発見して再チャレンジしてみたところ…おお、こんなにも面白かったか!と一気読み。 そして文庫本はかなり加筆されらしく、単行本よりもぐんと読みやすくなっています。 なので、読むなら断然文庫本、そして伊坂ワールドの魅力がある程度わかってから読むのがお勧めの作品です。

    3
    投稿日: 2024.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2009年の伊坂幸太郎氏の作品。 2000年初頭の奇想天外なエンタメ作品を彷彿とさせる先の読めない作品でした。 相変わらずの軽妙な語り口、個性的なキャラ、そして想像もつかない結末。 ってか、悪魔祓い、株の誤発注、西遊記、これらの要素が絡むエンタメ作品って、想像できますか!? ・・・ 特長的なのは二つのストーリーが次第に交錯してゆくところ。 一つ目の話は、イタリア公認の悪魔祓いの「エクソシスト」遠藤二郎の話。 かつて憧れだった近所の「辺見の姉さん」の子の眞人の引きこもりにつき、この「姉さん」から相談に乗ってほしいと依頼を受けたもの。 ・・・ もう一つの話は、ロジック・因果を突き詰める五十嵐真の話。 彼は300億円の株式誤発注の原因を探るということでシステム会社から証券会社へと派遣されるという設定。 ・・・ どちらも、軽妙で冗談だか本気だかわからん会話をベースに話が進みますが、これらを結ぶのが「西遊記」の孫悟空。このあたりはかなーり、奇妙。 ただ最終的には、「じっくり耳を傾けること」「話すこと」みたいなテーマが見え隠れしてきたと思います。 人の心理や感情を一方的に判断するのではなく、観察や会話から徐々に理解しよう、みたいな。 また、私のキャリアのスタートが証券会社向け勘定システムの開発ということで、誤発注ネタはちょっと厳しくも楽しく読みました(証券コードと単位株をキーにしてチェックロジックを入れるべき云々、心の中で突っ込みを入れる等)。 ・・・ ちなみにですが、解説で栗原裕一郎氏が述べている通り、2007年の『ゴールデンスランバー』以降を第二期とし、『モダンタイムス』『あるキング』『バイバイ、ブラックバード』などを「モヤモヤシリーズ」「肩透かしもの」と呼ぶそう。本作『SOSの猿』もこちらに属します。 どうも、当初からのファンはこの作風がどうも好みではないとか。 あーね、あーね。確かに分からなくもありません。エンタメのどストライク、とはちょっと違います。 何というか、より深いテーマに抵触するように感じ? 個人的には違った意味で好きですが。 『モダンタイムス』は国家という大きな装置が暴走したら?という仮定はAI時代の昨今、あり得なくもない未来だと感じます。 『あるキング』は逆らえない運命や、それに対する自己の構え、みたいなことを考えさせます。 『バイバイ、ブラックバード』はそうですね、確かに奇妙な小説でした。ただこちらも、五股男性が逆らえない運命が見えるなかでもベスト?を尽くすという意味では『あるキング』と似通っています。 もし本作を読んで「伊坂幸太郎って言われるほど面白くない」と感じたかたは是非デビュー以降2007年頃までの作品を読んでいただきたいと思います。 ・・・ ということで伊坂作品でした。 旅行中に読んでおり、記憶がおぼろげなところを頭から記憶を絞りながら書き留めました。失礼しました。

    3
    投稿日: 2024.08.19
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    2話構成で話が進む。家電定員がエクソシストで、引きこもりの少年を救おうとし、品質管理部の社員は株で一瞬で三百億円の損失を出した社員の原因の原因の原因を探る。所々で孫悟空が出てきて、ぶっ飛んでましたが、話がどこでどう繋がるのか?オチは?とても気になって面白く読めたけど、結末がちょっとスッキリしないと言うか少し残念。漫画とタイアップした企画本だったのはあとがきで知った。ユングやフロイトの精神論とかは良かったけど、孫悟空の話はちょっと冒険しすぎたかなと。

    3
    投稿日: 2024.05.31
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    ん〜なんか不完全燃焼。ちょっとよくわかんないなあ〜とか思いつつも続きが気になって読んでみたけど、いつもの伊坂さんの読後のすっきり感があんまりないかな。架空の西遊記の人物が出てきてぶっ飛んでる感あってそこはまあおもしろい。最初、話の構成よくわかんなかったな、、〜の話で始まる感じで、''猿の話''は前置きとか毎回あるしなんなんだこれはってね。どこまで話したっけな〜とか、お次の回にて、とか?の連続やったけど途中から納得。実際に起きる前の眞人の話した内容ていうか予言みたいなものだったんか〜て。''暴力は悪いの?''むずかしいなあ、考えさせられた。悪を倒す時とか、ときには必要なこともあるんじゃないかなっておもう。あ〜次はすっきりするの読みたいなぁ。

    2
    投稿日: 2024.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ごめんなさいあんまり面白くなかったです... 主に2つの場面をいったりきたりしてストーリーが進行していくのですが相乗効果はあまりなく特別大きな事が起きるでもなく淡々と進み最後にちょろっと叙述トリック的なのがありますがそれでおしまい まあこんなのもありますね

    3
    投稿日: 2024.03.27
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    意味不明。期待していただけに残念。 会話のなかのさりげないユーモアは面白いんだけど。 あとがきにこの第二期の作品は受けが悪かったとあった。

    2
    投稿日: 2024.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂幸太郎さんの作品に期待しすぎているせいか、面白みに欠けた。 猿の話が眞人の半年後の予言であったことが分かってから半年後の現実である私の話に繋がっていたが、伏線回収もがっちりとハマりはせず、眞人は結局どうなったんだろう?本当に〇〇さんを殴りに行ったのだろうか?という感じ。 私には難しすぎたのかもしれません。

    2
    投稿日: 2024.02.26
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    積読になっていたものをようやく読み終えました。作品自体は2012年初版発行ということで、これまで出会っていなかったのが奇跡のようです。※私は文庫本で読みました。 猿の話と私の話が織りなすように展開され、初めはてっきり同じ時間軸で物語が進行しているものと思っていましたが、、、 私の話は現実的な、それと比べどこか現実味のない猿の話。読み進めた人だけが知れる世界観がここにはあります。 私は仕事の合間に少しづつ読み進めましたが、時間が許すのならなるべく一気に読みたい内容でした。

    2
    投稿日: 2024.02.23
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    伊坂幸太郎さんにしては珍しいなと思う点が二点あり、おもしろい作品だなと感じました。 「猿の話」の章では主人公視点ではなく語り手視点で物語が語られます。私の感覚ではとても珍しい印象です。語り手が読者に語りかけるような記述もあり、物語から少し距離を感じる場面が序盤は多いです。私は、物語の世界観に100%没頭できる方が好きなのでこの点には少し冷めました。終盤で語り手が誰なのか分かり、それも必要な要素だったのだと思えてすっきりしたので最後まで読むことをお勧めします。 もう一点は、読者の意識が「敵対心」や「危機感」に集中しないこと。敵に対する嫌悪感や場面の危機感を大いに煽り、最後に意外な伏線をすべて回収しながら勧善懲悪を果たしてスッキリするのがザ・伊坂幸太郎作品だと思っていました。本作品では勧善懲悪はあるものの、意識は常に「これは何が真実なんだ?」というような疑問に持っていかれます。その上、悪役は退治されても読者の1番の疑問に対してはっきりとした回答は述べられません。煙に巻かれたような感覚です。その分、クライマックスを迎えるにあたって読者が色々な可能性を考えられる。その点で面白い作品だと感じました。 これまで読んだ作品と少し異なるように感じた点もありながら、登場人物の母親たちの会話などにはユーモアと示唆に富んでいて、伊坂幸太郎さんらしい場面もみられるのでオススメです。

    2
    投稿日: 2024.02.20
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    ・五十嵐大介の漫画と対になっているというのは、最後のあとがきを読んで初めて知った。そちらの方は読んでいない。 ・ので、五十嵐さんのその漫画を読んだら評価は変わるかもしれないし、充分に作品を味わっていないという意味ではフェアではないかもしれないが。 ・僕の読後の感想は「好ましい失敗作」というものだ。 ・話としてうまくいってるとは思えなかったが、確かに「伊坂幸太郎」を読んでいる感覚はあった。何より本のあらすじを読んで、「何それ!(面白そう)」と興奮したのは確か。その興奮に見合う面白さは…僕にはなかった。 ・けど「伊坂幸太郎」を読んだ満足感も確かにあった、ので嫌いではないです。

    1
    投稿日: 2024.02.16
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    西遊記要素多すぎて 若干おいてけぼりに なったけど、 ストーリー自体はよかったなあ 会話の中の 何気ない言葉が好きやし けっこう刺さるんよね マイナスなこと考えて 考えて しまうことってあるけど 表に出さなくてもいいなら しまっとこうね 自分のためにも 周りの人のためにも

    2
    投稿日: 2023.12.31
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    他の方の感想と同じく話に入り込めないまま読み終わってしまった。漫画「SARU」を読めば伏線回収されるのかな。

    1
    投稿日: 2023.12.14
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    伊坂幸太郎さんの本で期待して読み始めたが、話のテンポがよくなくて全然物語に入り込めなかった。孫悟空が出てきたり悪魔祓いをしたりと、設定が不可解でイメージが湧かなかった。

    2
    投稿日: 2023.10.12
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    伊坂幸太郎らしいユニークな切り取り方や描写が好きで読み進んだけど、よくわからないファンタジーだった。読書後もあまりスッキリ感がない。読んでいる途中で、誰に見えている事なのかわからなくなり、迷子になってしまった。しっかり読解できた人の感想を読んで、私もスッキリしたい。

    1
    投稿日: 2023.10.04
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    ファンタジー要素あって不思議な話だけど、さくさく読める 西遊記の知識があまりなくてついていけないところがあったのと、自分の読解力のなさで分かりそうで分からないような部分もあった 時系列順に読んでみたい

    1
    投稿日: 2023.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    因果関係の話 孫悟空が登場して、最初何がなんだかわからない。 五十嵐の話になってなるほどってなる。 伏線がちゃんと伏線だったり、ぜんぜん違ったり、不思議な話。 面白かったけど、孫悟空の話をあんまり知らない事もあって星が3。

    0
    投稿日: 2023.08.11
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    【2023年90冊目】 「この人は天才だな」と思うなんてことは、そう稀にはない。私は伊坂幸太郎さんの作品が好きで、何作か拝読している。読んだのが随分前のことで、内容はあまり覚えていないのに、確固たる自信を持って好きな作品だと言えるものもある。 今作。主に二つの時系列で物語は進む。家電量販店に勤める遠藤と、生真面目な五十嵐。二人の物語が交互に進んでいき、やがて交わる。のだが、最初はどんな因果関係があるのかわからない。もちろん各所にいわゆる「伏線」か張られていて「おっ」とは思うのだけれど核心には至らない。 極めつけは「孫悟空」の登場だ。彼の登場によって物語は加速すると同時に酷く混乱することになる。二人の視点で進む話だと思ったら三人目、それも神ごとき視点が加わる。 なのに、一切読者を混乱させない。私は読解力がさほど高い方ではないので、すぐに分けがわからなくなる。だからこそ、この作品と著者のすごさに慄かされる。置いていかれることがない。小説アレルギーを少しずつ克服し始めています……!みたいな方にぜひ読んで欲しい。面白さと、自信がつくと思う。 好きなキャラクターは雁子さん。誰よりも強い。多分、語られなかった過去にいろいろあったんじゃないかと思わせられるキャラクター。スピンオフがあったらいいのにと思わせる人。 伊坂幸太郎さんは誇るべき日本の天才小説家であると、改めて思った。その理由を上手く言語化できなくて、申し訳ないと思う。精進します。

    0
    投稿日: 2023.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後までなんとなく退屈で眠くなりながら読んだ。それぞれの話が少しずつ近づいてくっつくのはよかった。 ・偶然と思われる事柄も、離れて大きな視点から眺めると、何か大きな意味がある。

    0
    投稿日: 2023.06.18
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    猿の話と私の話 交互に綴られていく。伊坂トリック、完全に悪で完全に善 なんてのはない、悪魔みたいな分かりやすい物のせいにすると心は楽になる。2023.1.3

    1
    投稿日: 2023.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ※印象的なフレーズ※ 失敗をした時、やってはいけないことをした時に人は「恥ずかしい」と感じます。そういう感情が人として、動物として、どうして必要だったのか、どうして根づいたのかが、疑問だったんです。恥ずかしさは、「見放される」という思いと結びついているのではないでしょうか。失敗したことを誰かに気づかれ、自分の能力を低く見積もられる。その結果、自分が仲間から見放されるのではないか、そう恐怖するのかもしれない。だから、言い訳をするんです。失敗を認めず、自分が役立つ存在だと主張し、もっと言えば、自分の強さを見せたくなるんですよ。恥ずかしさが、怒りの感情に繋がるんです。 引きこもりの少年、悪魔祓いをする男性、証券会社で事件の調査をする男性、それぞれの話が西遊記の話と絡み合い、進んでいくお話。全く関係なさそうな話が最後には繋がる。 伊坂さんの本は、とある事象を今まで考えたことのない角度から解説する、そういう手法がよく見られるので、毎回本を読むたびに新しい発見があります。私は伊坂さんの初期の本が好きで、オーデュボンの祈り、砂漠、アヒルと鴨のコインロッカーを読んで衝撃を受けた記憶があります。 何冊か読み進めるうちに、どことどこが伏線として繋がるのかなどある程度予想ができる様になり、初めて読んだ時ほどの感動は薄れています。でもたまに、衝動的に伊坂さんの本を読みたくなるときがある。 最近、久しぶりに読書を再開して伊坂さんの本が読みたいなと思ってこちらを借りてみました。 話の内容としては、気になって気になってどんどん読み進めてしまうという感じではなかったのですが、今回も新しいフレーズ、発見があったので、★3です。

    1
    投稿日: 2023.06.05
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    軽快な伊坂スパイスがちょっと少なかったけど、西遊記が物語に絡んでくるなんて・・・。毎度のことながら、伊坂さんの発想には感服だね。(^_^)v

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    投稿日: 2023.04.29
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    読後感は、なんとなく爽やかに前向きに終わり、良かったと思う。 でも読んでいる最中は、そこまで惹かれないなあ、と思いながら読み進めた。 そうしたら、解説に「あまり評判が芳しくなかったようだ」と書かれていて、「ああやっぱりそうなのか」と思った。 しかし、作者自身はこの時期の作品をわざと「いつもの」から外して作っていたと言うことである。 だから、以前から伊坂幸太郎を読んでいた人からしたら「期待してたのと違う」となり、評判も良くないのだろう。 ファンを失う危険を冒して表現したかったことが何なのか、分からないが…。 とりあえず、分からないまま受け取っておこう。

    0
    投稿日: 2023.04.23
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    ひきこもり青年の「悪魔祓い」を頼まれた男と、株誤発注事故の原因を調査する男、そして、斉天大聖・孫悟空。彼らは魂を救えるのか。五十嵐大介「SARU」と対をなす物語。

    0
    投稿日: 2023.04.20
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    作り話をでっちあげて納得しちゃえばいいとか、物語は時々人を救うんだからとか、気楽な優しさすごくツボ。心を納得させて救うのは物語っていう説、推せる

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    投稿日: 2023.04.18
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    「私の話」と「猿の話」で全く別物の物語が進行していくように見えるけど、終盤に時系列が分かってきて段々繋がってくる伊坂さんらしさがあった。西遊記とエクソシストの組み合わせが漫画『SARU』からきているらしいので、漫画も気になる! 100パーセントいい人とか、100パーセント悪い人はいなくて、みんな心の中では良い面と悪い面が混ざりあってバロンダンスを踊ってる。決着は付かないし、バランスが大事。色んな出来事には原因があって、悪い事も、些細なことが巡り巡って良い事にもなってる。本当の悪って何なんだろうねと考えさせられた。

    1
    投稿日: 2023.04.12
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    不思議な話のようでそうじゃない、というのが今の感想。 出現する孫行者は、私にとって本筋にくっつくふわふわのような感覚で、存在自体は意識しながらもあまり注意を払わずに読み進めた。 だから、もしかしたら重要なポイントを取り逃がしてるのかもしれない。 でも、伊坂さんの文章が好きなので最後まで楽しんで読む事ができました。 結局、車は来なくて、皆して怒られたというのには笑いました。 帰国した時に、五十嵐大介さんの「SARU」を探してみます。

    1
    投稿日: 2023.04.02
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    人間は自分の誤りを認めることが苦手。 恐ろしい結果から逃げようとし、勝手な理由をつけて納得しようとする。 失敗から学べ みたいなことよく言われるけれど その失敗は本当に生かされているのか? 引きこもりの子を持つ家族のお話。 引きこもるのにも理由があるわけで、彼が全て悪いわけではない。 母親が人生を楽しまないで子にばかり気をかけているばかりでも鬱陶しいだけ。 さあ、これから母親はどうしていくのか! ジワジワと人間の本質に迫っていく感覚がとても好きな作品です(^^)v 西遊記を知らない人でしたので、新たなジャンルに踏み出してみようときっかけをくれる作品でもあります!

    0
    投稿日: 2023.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    猿の話と私の話が交互にあって、猿の話の意味が分かって繋がった時ははっとしてもう一度読み返したくなった。結局は予知なのかただの妄想なのか分からなかったけれども、こうなっていて欲しいという希望を持つことで人は生きられたり、行動をすることができるんじゃないかな。善と悪と白黒はっきりした人がいないように、全てを現実だけで生きている人はいないのかもしれない。私もこんなキャラクターがいたら楽しいのにと思いながら行動すると、他の人には見えない妄想の世界に浸っているように思われるが、私には楽しい現実の世界になる。そうやって辛いこととか嫌なことから逃げるようにも見えるけど、解決していってるんだと思う。

    3
    投稿日: 2023.02.21
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    うーん。伊坂幸太郎らしい作品と言えばそうなんだけど。 一貫して、何を伝えたいのか、どういった物語なのか理解が難しかった。 これは、自分の読解力によるもので、見る人によっては深い作品なのかもしれないが、自分には合わなかった。

    1
    投稿日: 2023.01.31
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    妙なお話でした。読後も不思議な感覚で、これで本当に終わり?な感じでした。 伊坂幸太郎さんの作品はとても好きなのですが、これに関しては妙な独特なお話にし過ぎなのでは?と...

    1
    投稿日: 2023.01.29
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    『物語は、語り手が喋ればそれが真実となる』 「魂の救済」「物語は人を救う」 「暴力は必ず悪か」「善と悪の拮抗」 テーマはこの4つ。 伊坂幸太郎ファンの中でも賛否が分かれる作品だが、私はテーマそのものが好きだった。 「どうしても分かんないことは頭の中で物語を作って、それで納得するのよ。それで救われる。」 西遊記とエクソシストとひきこもりという突拍子もないパーツが、このテーマの中でどう絡み合っていくのか、その面白さに注目。 これをきっかけに西遊記に興味が湧き本を買ってしまった。

    5
    投稿日: 2023.01.29
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    西遊記をベースにファンタジー要素のある展開だったが、著者の表現力のすごさなのか、情景が目に浮かぶようで、演劇を見てるような感覚だった。 五十嵐の論理的に組み立てていく考え方や、誰もが考える善悪の葛藤がすごく共感できたし、考えさせられた。

    0
    投稿日: 2023.01.07
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    序盤のよくわからない登場人物、表現、展開が後々ちゃんと回収されていてスッキリ 伊坂幸太郎さんの作品はめちゃくちゃ信用できると再認識した

    0
    投稿日: 2022.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    始めは何が何だかよく分からなかったけど、1つに繋がって、面白かった。 世界がいい方へ動いた感じがして、良かった。

    0
    投稿日: 2022.12.20
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     エクソシストに西遊記、株の大量誤発注、引きこもり青年が苛まれる無力感などキーワードがてんこ盛りでとっ散らかった印象だが、最後にはちゃんと収束する。鮮やかにすべて伏線回収という訳ではないので、物足りなさを感じる人も多そう。再読だが、前回よりも楽しめた。ラストの段ボールの壁の顛末は肩透かしを喰らうが、面白くて笑ってしまった。意味がどうとか作品が綺麗に終結するかよりも、いろんな問題が起こって登場人物たちが考え悩みながらも、伊坂さん独特の軽妙なテンポで展開していくのが醍醐味かな。

    1
    投稿日: 2022.12.19
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    「伊坂幸太郎」のエンターテインメント作品『SOSの猿』を読みました。 「伊坂幸太郎」作品は昨年4月に読んだ『あるキング』以来ですね。 -----story------------- 三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔秡いで治そうとする男。 奮闘する二人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。 「本当に悪いのは誰?」はてさて、答えを知るのは猿か悪魔か? そもそも答えは存在するの? 面白くて考えさせられる、「伊坂」エンターテインメントの集大成。 ----------------------- 「遠藤二郎」の悪魔祓いの話である「私の話」と、「五十嵐真」の株誤発注事件調査の話である「猿の話」が交互に語られる形で進んでいく展開… 本作品は漫画家「五十嵐大介」と「伊坂幸太郎」の競作企画によって誕生したらしく、『エクソシスト』と『西遊記』をかけあわせるという「五十嵐大介」のアイデアをもとに、「五十嵐大介」が『SARU』を、「伊坂幸太郎」が『SOSの猿』をそれぞれ執筆したらしいです、、、 現実と空想、現在と未来が入り混じったような独特の「伊坂ワールド」と呼ばれる雰囲気が満載で、ちょっと理解し難い部分もありましたが、ある意味「伊坂幸太郎」作品らしい魅力のある作品でしたね。 他人の「SOS」を見過ごせない性格の「遠藤二郎」は、家電量販店に勤めつつ、イタリアで修業した「エクソシスト(悪魔秡い)」を副業としていた… その噂を聞きつけた知り合いの「辺見のお姉さん」に、彼女のひきこもりの息子「眞人」の悪魔祓いを依頼される、、、 そして訪問した「辺見家」の「眞人」の部屋で『西遊記』の本を見つける… 一方、桑原システムに勤める「五十嵐真」は、取引先である菩薩証券の20分間で300億円の損失を出した菩薩証券の株誤発注事件の原因が、自社の納入したシステムにあるのかの調査をしていた。 菩薩証券は、ミスの原因をシステムのせいにしたがっているという… 聞き取り調査を始めた「五十嵐」は、なぜか奇怪な幻想に翻弄されていく、、、 「眞人」の部屋で『西遊記』を発見する「遠藤」… そして「五十嵐」の前には異形の猿が… これは現実か妄想か、、、 二つの物語のゆくえはいかに… 全く無関係と思える「私の話」と「猿の話」が徐々に絡み合い、ひとつの物語に収斂して行く展開は「伊坂幸太郎」作品では伊坂作品でお馴染の構成でしたね。 でも… 結果には必ず原因があるので、ある程度、将来を予見することはできるいえ、「眞人」が半年先のことを都合良く予見する等、非現実的な展開があったり、最後まで解決されない謎が残る等、やや戸惑いを感じる面がありましたね、、、 まっ… その辺りの不可思議さや、奇妙さの残る読後感、読み手の解釈に委ねられる部分が残されているところ等も、「伊坂幸太郎」作品の魅力なんでしょうね。 以下、主な登場人物です。 「遠藤二郎」  「私の話」における主人公。  困っている人を見ると、どうにかしてあげなければという強い使命を感じる一方で、何もできない自分への無力感に苛まれている。  家電量販店で働く傍ら、イタリア留学時代に偶然習得した悪魔祓いの技術で人助けをしていた。  その噂を聞きつけた辺見のお姉さんに、その息子・眞人についての相談を受ける。 「五十嵐真」  「猿の話」における主人公。桑原システムで品質管理の仕事をしている。  菩薩証券の株の誤発注事件の調査をしていくうちに、『西遊記』に登場する妖怪の幻覚を見るようになる。  生真面目で融通の利かない性格。妻とは離婚している。 「辺見のお姉さん」  二郎とは同町の出身で、二郎が中学生のころに結婚して町を出て行った。  二郎が訪問カウンセラーをしていると勘違いし、息子の眞人のひきこもりについて相談する。  母親が二郎の母と仲がいい。 「眞人」  辺見のお姉さんの息子。  専門学校に進学するもひきこもりになり、半年前ほどからは本格的に閉じこもってしまった。 「ロレンツォ」  二郎のイタリア留学時代の隣人。  二郎の性格を見抜き、悪魔祓いの神父を紹介する。 「金子」  眞人が通っていたコンビニの店長。雁子の率いる合唱団の一員。  角刈りに近い短髪に彫りの深い顔、がっしりした体格だが、雁子曰く天使の歌声の持ち主。 「雁子」  金子が経営するコンビニの駐車場で、ゲリラ合唱をしている女性。  二郎を「二郎真君」と呼ぶ。 「田中徹」  菩薩証券の社員で、株の誤発注事件を起こした張本人。  うっかりミスをするために生まれてきたような性格。

    0
    投稿日: 2022.11.10
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    本の帯に「この物語が、誰かを救う」とあったけど 読み終わってその意味が分かりました。 ちょっと不思議な物語。 現実には有り得ない。 けれど、こんなことがあってもいいかも、と思いました。 最後のあたり、読んでいると「伊坂さんらしいや」と思わず微笑んでしまう展開が待っていて、胸がすぅっと軽くなっていきました。 くよくよしていて、いいらしい。 登場人物の遠藤二郎と同様、SOSに敏感な自分も、少し救われました。

    2
    投稿日: 2022.10.15
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    西遊記×現代小説。 いきなり孫悟空が出てきてなんだこれは!?となるが、とにかく語り手がそう言ってるから物語はそうなのだと説得され、そう言われると案外すんなり受け入れられた。 伊坂作品なら何かしらで着地するんだろうなという信頼もあったからだ。 個人的には嫌いではなかった。 あるキングと同じ毛色の話。

    0
    投稿日: 2022.09.23
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    文体は好きだけど、途中から孫悟空出てきてわけわからなくなる。 もっと現実的なフィクションが良いな。

    0
    投稿日: 2022.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったです! 伊坂さんらしい、章ごとに違う視点で書かれた文が交互に進んでいき、後半でそれぞれのストーリーが繋がる構成でした。 ストーリーは、よくある伊坂さんの感じ(私の印象ですが)とは少し違った印象でした。 西遊記がベースにあり、孫悟空が予言めいたストーリーを語り、でも半年後の現実はなぜか少し違う似た状況で、目の前に幻覚的に現れる孫悟空の存在をみんな信じられない(けど意識はしてしまう)… 殺し屋や銀行強盗、超能力、時空の移動など、これまでも非日時的・非現実的なモチーフ満載の伊坂さん作品ですが、これまでの「ありえないモチーフ」はその小説の世界では「驚いてしまうようだけど確かにある」存在だったのが、 今回のエクソシストや猿の幻覚などは「そんなものありえない!(でも、あるのかもしれない…?)」というように、頑なに存在を信じない・認めたがらない人がほぼ全員といった印象で、その違いがちょっと面白いなと思いました。 あと、伊坂さん作品に出てくる女性は、色々と強い(強すぎる)人が多く魅力的ですね! 雁子さん、グイグイくる感じで強烈キャラでした! ちょっと、モダンタイムスの愛原キラリさんを連想しました。 辺見のお姉さんや、母親&辺見のおばさんコンビも、なかなか濃いキャラで良かったです。 あまり作中ではキーパーソンではなかったような気はしますが、ギャルソン3人組も良いキャラしていそうなのにあまり目立ってこないところが逆に、気になってしまいました…笑

    0
    投稿日: 2022.08.25
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    解説にもあった通り、「妙な話」だった。 伊坂らしい面白さもあったけど、いまいち乗り切れない感じだった。 マリアビートルみたいなのの方が好み。

    1
    投稿日: 2022.07.27
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    すごく奇想天外な物語! 孫悟空がもっともっと活躍するのかと思いきや、ぬるっと現れてそして消えていくという、なんとも煮えきらない孫悟空。なのに、不思議と物足りない感はなく結構な存在感。孫悟空としてのパーソナリティ(?)にはほとんど言及はないのは個人の持つイメージで補わせるというところなんだと思う。 原因の原因をもとめていく、という軸がおもしろかった。

    6
    投稿日: 2022.07.21
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    伊坂幸太郎さんの本はどんどん読み進んでしまう本と、 止まり止まりしながら、なんとか読み終わる本と分かれる。 こちらは何度も迷子になりながらなんとか読み終えた本だった。 私には合わなかった。

    0
    投稿日: 2022.07.14
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    伊坂幸太郎ワールド全開の小説ではありましたが 読み終わっても読後感はすっきりしませんでした。 世界観はそのままですが もしかしてキャラ形成がぼやっとしてたのかも。 大体伊坂作品には「推しキャラ」が出てくるのですが 魅力的というか印象に残る登場人物がいませんでした。 今となっては思い出せません。

    0
    投稿日: 2022.07.13
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    「この本は嵐だ」と評される本作。世界観は「オーデュボンの祈り」や「あるキング」に近く感じる。感受性の豊かな青年が人の発するSOSを感じ思い悩む姿は、何となく自分と重なる気もした。漠然と人の役に立ちたい。と思った中学生の頃の僕は医療従事者として人のためになる仕事を選んでいる。 「SOSを発している人間を救えないと嘆いているが、そうではなく、キャッチしているだけでも十分、救いになっている。そうは思わないか。」 「家族以外の第三者が、利害関係のない誰かが、『良くなりますように』と祈ることは、誰かを助けたいと思うことは、ひどいことではないはずだから。悪いことではない。」 どこか救われた気持ちになった。 「人の気持ちを文章化しにくい。本人にだって、難しい。強いて言うには、気持ちを表現するには、絵とかじゃないかな。」 ただ絵心のない僕はどこか救われない気持ちになった。

    5
    投稿日: 2022.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「SOSの猿」伊坂幸太郎  終盤まで物語がどう収束するのかわからず戸惑いながら読み進めた。眞人君の真意とは… 物語は人を救うということ、印象に残った。

    0
    投稿日: 2022.06.09
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    何となくだが感じていた直感。…当たった。 自分には合っていない笑 最後は良かったんやけどね、、疲れたなこれは。 4.5 / 10点満点中

    0
    投稿日: 2022.06.04
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    作者、伊坂ファンからも不評である作品ということは既知ではあった。 それでも、やはり読みやすく十分と言っては失礼だが十分楽しめた。 伊坂幸太郎が本当に面白いと思ったものを集めた『小説の惑星オーシャンラズベリー編』で悟浄歎異 中島敦の作品を選んでいたが多少は影響を受けているのかなと思うといいスパイスになった。 解説より自分が単行本ではなく文庫本を読む理由が一つわかった 他の作品が面白いから出来としては劣るけど全然あり! マリアビードル、AXに近づいた!

    0
    投稿日: 2022.06.02
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    伊坂さんの言葉で、伊坂さんの登場人物だなという感じ。よく言われている第二期の肩透かし小説らしいがまあ確かにもやっとふわっと終わるタイプにはなるのだろうか。鋭利な、結び目のような終わり方ではなくて様々な要素から重みや深さが増したものがふわふわずんずんと軽くなり、弾けることはないけれども軽く上に広がるような終わり方。 所々に入る「伊坂さんの言葉の」ユーモアがたまらない。これこれ、とも思うし、ついくすりともしてしまう。 前に読んだ時は間隔を開けすぎて物語をまとめられなかったが、2日で読んでもどこか曖昧模糊としている。何もかも不確定みたいだ。確かに後味はもやっとするがそれはまだ私が未熟なせいな気もする。

    1
    投稿日: 2022.05.19
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    関係ないようなこともどっかで繋がってたり自分の考えてることが世界のどこかでは起きてたり、そんなことがあるのかもしれないと思えた。いいなあと思う言葉にたくさん出会えた。落胆は期待しているからこそ生じる。落胆することにマイナスイメージしかもっていなくて、うまくいかないことがあるたびに落ち込んでいたけど自分は落胆できるほど期待していた、と思えると救われるなあと思った。伊坂幸太郎の本は読むたびに新しい考え方に出会えて、自分を少し好きになれます。これからもずっと読み続けたい

    0
    投稿日: 2022.02.12
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    最初は読み進めづらかったが、途中から二つの物語が繋がり出して引き込まれた。物語の展開が面白い。 誰かのSOSに過敏に反応して自分の無力さに嘆くより自分の出来ることをやれれば良いやという気楽な気持ちを持ちたいな。

    0
    投稿日: 2022.02.06
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    現実と虚構が入り混じった不思議な小説。ミステリ的な伏線と回収がありつつも,メタフィグション的な自己言及も入ってきており、妙な読み味だった。エンタメ小説としての読みやすさもよかった。

    1
    投稿日: 2022.02.05
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    読むのは2回目。 前回よりもより深く読めた気もする! 西遊記の絡みがなんで出てくるの?って、考え出したらキリがないけど、 そう言うもの。って思えたらそれで話がすんなり入ってきた気分。

    0
    投稿日: 2022.01.27
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    相変わらず、設定がいい意味でハチャメチャで、読んでいると、置いてけぼりにされてしまう。 「私の話」と、「猿の話」を繰り返しながら、「猿の話」ってなんやねん、とツッコミを入れたくなるけれど、急に、洞窟を抜け出したときのように、視界が開けてくる。 話の中でハッと気付かされる登場人物の言葉。今回も、それらに突き動かされる。 『「それこそが作り話の効力よ。物語は、時々、人を救うんだから」』(kindle P180) 良薬は口に苦しというけれども、伊坂氏の散りばめた言葉の処方箋は、苦味なく、深く深く、患部に届いていく。 不思議なタイトル、考えさせられる内容に、一気に引き込まれました。

    12
    投稿日: 2022.01.23
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    厚さの8割くらいまで「不思議な本だな」って思いながら読んでて、途中で読むの止めようとも思った。でも最後の伏線が繋がる感じ鮮やかだったねぇ。西遊記読もうかな

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    投稿日: 2022.01.09
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    遠藤二郎が一人称の話と孫悟空が語り部の話が入り混じって展開されるちょっとヘンテコな物語。最後の方になってようやく点が線になる。

    0
    投稿日: 2022.01.07
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    クジラアタマの王様、グラスホッパーの後だからか、あまり読後の爽快感はなかった。 ただ、面白くないわけではない。サラッと読める。

    0
    投稿日: 2021.12.21
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    2つの物語が並行して、あるところで重なり合うところは、伊坂幸太郎の面白いところで、モダンタイムスやあるキングがいまいちだったことからも、やっと伊坂幸太郎らしいやつきたー!って思ったんだけど、面白いと思ったのは最初だけかな。 展開についていけないところあり。 良く意味がわからないまま終わった。

    1
    投稿日: 2021.12.20
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    どこもかしこも泣いている人間ばかりではないか。みんながSOSを発信している。けれど、耳を塞ぐほかない。なぜなら私は何もできないからだ。無力感が空から降ってくるのだとしたら、私はもう全身が浸かって、溺れる寸前だ。

    1
    投稿日: 2021.10.12
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    2つの物語が孫悟空?を介して交わっていく感じが好きでした。個人的に母、人生の生き方などについて少しではあったが考えました。

    1
    投稿日: 2021.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (再読感想) 四年前の記録内容があまりに悔しかったので再読。 読み返しだからなのか多少読書慣れしたからなのか、改めて読むとスッキリ爽快。 こういうことってありますよね。 「僕の話」と「猿の話」が交互に展開する螺旋構造であるが、「五十嵐真の話」手前の6回目の「私の話」でバシッと背骨が通る感じ。この感覚が気持ちいい。 「誰かの夢や妄想が、現実と繋がっていることもありうる」(p370)とあるが、主要登場人物には全員’真’の字が入っているというブクログユーザー様の感想を読んでハッとさせられた。 まさに「五十嵐真の話」に登場する孫悟空は幻のようであるが、恐らくは眞人か伊坂先生か五十嵐大介先生の夢か妄想が繋がった’真’なのだろうと思う。 不思議ではあるがモヤモヤは残らない物語だった。 「天竺に行ったところで、くよくよは続きます」(p397)、「エアコンは、誰かを救う」(p401、402)は確かに名フレーズ。 五十嵐真の親戚が五十嵐大介先生だとする演出はおしゃれ。『SARU』ってまだ読めるのだろうか。 2021.9.30 とにかく妙な小説だった。途中のひっかかる部分は一旦置いといて「五十嵐真の話」まで一気に読むべき。結局、孫悟空は幻?超常現象のようなもの? 読んだのが既に四年以上前。ブクログに記録をつけるにあたり当時のノートを読み返したところ、上記の文章が書かれており我ながら相当難儀した様子が うかがえる。その時は読みながらメモを取る習慣が定着していなかった為、気になったフレーズなどの記載もなし。 残念ながらいまひとつ内容も覚えていない…要再読銘柄。 投げ込みのチラシの気合いが凄い。 1刷 2021.9.27

    11
    投稿日: 2021.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本作は、「モダンタイムス」に代表される伊坂氏の「モヤモヤシリーズ」に刊行された作品... 成程、如何にもモヤモヤする内容です。 冒頭から異なる設定が同時進行で進む形は、当然こちらも伊坂氏特有の伏線を期待してワクワク感を抱かせる。ただ、この本に関しては台詞回しや描写が少しくどい気が。ワクワク感を持って先に進みたいのに、ユーモアを気取った無駄な会話に足をとられ、話が進むごとにもどかしさを感じてしまう。 そして、大オチのモヤモヤ感。「全ての種明かしをするなんて、ベタすぎない?」という意見も分かるが、巻末の作者コメントを見ると、本当に「種」を考えておらず、読者に任せます的なノリであったように見え、非常にがっかりしてしまった。自分はやはり、ベタでも「マリアビートル」のような作品が好きです。 漫画「SARU」とのコラボも話題の本作。面白い試みではあるが、肝心の内容が自分としては評価できず、ただの内輪遊びのように感じてしまった。

    0
    投稿日: 2021.09.02
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    私の話と猿の話が交互にあり関係ないようにみえて交錯していく。西遊記の話も出てきて難しい。結局ホントのところは分からずで、とにかくエアコンで人を救うのもいいと思いました。

    0
    投稿日: 2021.08.31
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    僕にはわからない部分が多々あった。 だが所々で私の話と猿の話でリンクしている部分は面白かったな。 孫悟空がずっとお話を読んでいる最中、傍にいる気がします。 そんな小説です。 単行本版と「SARU」も気になるところだなー

    1
    投稿日: 2021.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂幸太郎の作品の中では個人的には1番面白くないと感じた。 SFじみてるというか、なんというか。。 エアコンで人を救うのでも十分かなと笑

    0
    投稿日: 2021.08.05
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    誰かの発しているSOSを受け止めることに意味があるということが言いたいのかと思ってたけど、最後に人を助けたい思いは自分の価値を誰かに認めてもらいたいというその人の弱い心のせいだということも言っていてあるのかも知れないけど素直に同意したく無かった。そして西遊記に興味がないのに度々出てくるので読んでいて疲れた。

    0
    投稿日: 2021.07.21
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    2021(R3)5.11-6.3 図書館の2週間の貸出期間では読み切れず、さらに延長してようやく読み終えた。 「私の話」と「猿の話」が交互に出てくる構成。 どちらも淡々と進んでいく感じは伊坂作品らしく、最後の伏線回収を期待して読み進める。 しかし、「猿の話」が荒唐無稽な展開になり、ついていけなくなる自分に「理解できない自分に読解力がないからだ。」と言い聞かせるも、訳が分からない。 最後にそのカラクリが明らかになるものの、やっぱり訳が分からなかった。 主題のキーワードは「因果関係」な気がするが、「なんだかよく分からなかった」というのが正直な感想。 伊坂幸太郎のレトリックと、心理学と孫悟空の知識についていけない自分への評価として星2つとしました。

    10
    投稿日: 2021.06.04
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    心の風景が見えるエクソシスト、語り手が孫悟空、ファンタジーっぽくてはじめは少し混乱したけど、どんどん引き込まれてしまった。 一体何が原因なのか。誰が、何が悪いのか。暴力は絶対にいけないことなのか。 自分の頭で考えることの大切さは、他の伊坂作品にも共通しているメッセージだなぁ。 モダンタイムスを久しぶりに読み返したくなった。 三十歳くらいでやっと、落ち着いて、焦らず、物事を考えられます。(8ページ) どこもかしこも泣いている人間ばかりではないか。みんながSOSを発信している。けれど、耳を塞ぐほかない。なぜなら私には何もできないからだ。無力感が空から降ってくるのだとしたら、私はもう全身が浸かって、溺れる寸前だ。(73ページ) 「悪魔が相手に憑いているのか、憑いていないのか、そしてわたしがらやっているこの儀式が悪魔を現実に祓えているのかどうか、それは分からない。が、あまり悲観的になる必要はないと思っているんだ。 なぜなら、家族以外の第三者が、利害関係のない誰かが、『良くなりますように、』と祈ることは、誰かを助けたいと思うことは、ひどいことではないはずだからだ。悪いことではない。」(105ページ) 自信満々に言い切る親には注意を払いなさい。「分かる、と無条件に言い切ってしまうことは、分からないと開き直ることの裏返しでもあるんだ。そこには自分に対する疑いの目がない」(122ページ) 「とにかく一番やってはいけないことは、その人間を一人きりにすることだ」見放してはいけない。(126ページ) 失敗の大半は、「そんなことがあるはずがないな。きっと、こういうことだ」と見逃されたものだ。誰もが、ミスを恐れる。恐れるがあまりに、違う可能性に縋ってしまう。 つまり、「恐ろしい結果」から目を逸らし、安心したいがために、「勝手に理由を想像し、納得する」のだ。(145ページ) 「不信感は、その人が失敗するから生まれるわけではありません。失敗を認めないことから生まれるんです」(183ページ)

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    投稿日: 2021.06.02
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    * 「ーSOSを発している人間を救えないと嘆いているが、そうではなく、キャッチしているだけでも充分、救いになっている。そうは思わないか」 * 西遊記とエクソシストの融合。「私の話」のターンは読みやすかったけど「猿の話」は想像も入ってて難しかった印象。予言と現実は少しズレがあったけど、悟空は存在してたのか、想像なのか。 .

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    投稿日: 2021.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2021/4/25読了。 西遊記、エクソシスト、株取引、というなんとも突拍子もない語句を組み合わせた作品。 伊坂幸太郎氏は時折挑戦的な作品を出すのでその類かと思って読んでいたが、漫画家・五十嵐大介氏と企画し生まれたものだと後書きで知ってなるほどなと思った。 大枠としては関係なさそうな二人が終盤で交わり伏線回収をしていくという王道ミステリーだが、作中にて現実に虚構が入り込んでくるシーンがあり、今までやってこなかった表現をやっていたり、眞人の予言が少しズレており主人公たちの行いが真っ直ぐにオチに直結していなかったりと日々試行錯誤し挑戦されているんだなと感じた。 はっきり言うと企画としての形式が先行した作品であることは否めず、従来の作品のように楽しめる人は限られるように思える。 しかし、私は保守的に同じような作品を出す系統の人より挑戦的な方を評価する。 実際今作も「いったいこの後、どうなってしまうんだ?!」とワクワクしました。 上で書いたオチも、作品内で語られていた「作り話の効果」をフリにした敢えてのずらしだと思っており、現実って小説のようにはいかないよね、というリアリティの表現として素晴らしい。 件の五十嵐先生の作品「SARU」と連動しているということで、コチラも読んで更に「SOSの猿」の世界に浸かりたいと思います。

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    投稿日: 2021.04.25