
総合評価
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powered by ブクログボームのオリジナルオズシリーズ完結。冒頭の「読者の皆さんへ」の雰囲気がちがうな、と思ったらもうボームはなくなっていて編集者からの言葉になっているのがすでに寂しい。中心となるのが善良でない統治者に独裁された二つの国同士の戦いであり作品が書かれた時にヨーロッパで進行していた第一次世界大戦の色も濃く感じてしまう。特にスキーザーのクーイーオーが使う潜水艇などの機械を使うための魔術にはオズマやグリンダの魔法では対抗できない、というのは戦車や毒ガスで戦争が加速度的に非人間的になった時代とおとぎ話としてのオズの関係性のよう。 ユークーフーの赤毛のリーラがなんか魅力的。 最後がこれまでのようなふわふわしたハッピーエンドというわけではなく、オズマの統治者としてのつとめ、責任を強調することばで終わっているのも印象的。 ボームさんありがとう。
4投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ買いそびれて何十年、諦めていたオズシリーズ最終巻が、ひょんなことで入手できました。オズの国の端っこに、よからぬ権勢欲を持つ連中がいて、そこへ行く道々知られざる住人たちと出会い、ラストはめでたしめでたし。いいパターンですね。著者の没後も、愛読者に書き継がれているというのはさすが…。
0投稿日: 2023.06.14
powered by ブクログとても政治的…な匂いのする作品。 おとぎ話ではない。 頭いいキャラが活躍なさいます。 グリンダはタイトルになってるくせに活躍してないよな。
0投稿日: 2014.08.25
powered by ブクログ小学生の時、親にねだってオズシリーズを全14冊買ってもらった。あれから10数年経つけど、いまだに本棚の一角を占めている。子供生まれたら読ませたい。予定ないけど。
0投稿日: 2005.04.25
powered by ブクログ(内容) グリンダの<魔法の本>にギリキンの国のスキーザー一族とフラットヘッド一族が戦争をはじめようとしていると書かれたのを読んだオズマは、オズの支配者として争いをやめさせようと、ドロシーと共にギリキンに向かう。しかしどちらの一族も素直にオズマに従おうとはしなかった。戦いは始まり、その最中、オズマとドロシーはピンチに!二人を助けようとグリンダも現場に向かうが、手が出せない。 誰が二人の窮地を救えるのか?スキーザーとフラットヘッドは和解できるのか?オズマの支配を受け入れるのか? (感想) ハヤカワ文庫のシリーズ最終巻。「完結編」なんて背表紙に書いてあったから、何か大きな出来事が起こるのか?とどきどきして読みました。でもボーム自身は別にこれを最終巻にするつもりはなかったんですよね、病に倒れなければ。というわけで、特に大団円となるわけでもなく、物語はいつもの調子で続き、いつもの調子で終わります。ちょっと拍子抜け。話は面白かった。
0投稿日: 2005.04.20
