
総合評価
(262件)| 30 | ||
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powered by ブクログ独特な世界観に引き込まれ、不安と緊張を抱えたままあっという間に読み終えてしまった。 読み進めるほど違和感が膨らみ、名前が人格を表す伏線に気づいた瞬間、ぞっとする感覚に襲われる。 物語は救いのある方向へ進むことを期待させながら、最後までその期待を裏切り、まさか!という終わり方をする。それでも、その後味の悪さこそが強烈で、簡単には忘れられない。読んでいる間も読み終えた後も、感情を静かに揺さぶり続ける作品だった。
0投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
朝イチから読んで、読む手が止まらなかった。最近海外小説も積読いっぱいあって読んでたからか。海外小説は日本小説よりも読むペースは遅くなる。日本小説を読むとスラスラ読めるせいか、ただ単に面白いから読めるのか。うん、面白いからですね!まさか幽体離脱が出てくるとは。最初は確実に昔の人間の怨霊イソラが入り込んでるとしか思ってなかった。面白い。
0投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
怖かったらどうしようとドキドキしながら読んだのだけど、思いのほか怖くなく、面白く読めました。 というのも、ISOLAのターゲットは主人公ではないことが明らかで、直接恐怖の矛先を向けられることがなかったからだと思います。 主人公の由香里は、人の感情を読み取ることができる能力を持っている。 そのために家族とは絶縁せざるを得なかったけれど、カウンセラーのようなことをやって生計を立てている。 そして、阪神淡路大震災の被災者の声を聞くというボランティアをしていた時、多重人格障害の疑いのある女子高生・千尋と出会う。 幼い時に事故で両親を失い、叔父夫婦の家で育てられた千尋は、それまで12人の人格を持っていたが、震災をきっかけに13番目の人格が現れる。 その非人間的なくらい感情のゆらぎのない冷徹さ。 元から千尋の中にあったわけではない、13番目の人格が、千尋の周囲に多くの死者を作り出す。 ISOLAの正体は、ある程度まで読んだらわかる。 しかしなぜ、そこまで非人間的な存在になってしまったのか。なれてしまったのか。 由香里の、人の感情を読み取る能力というのは、例えば感情に色がついて見えるとか、感情ごとに形が決まっているとか、そういう共感覚的なものかと思っていたら、わりとはっきり感情を言語化して受け取っていたので、それはちょっとやりすぎでは?と思った。 由香里と真部は初対面の次の日にはもう食事をともにし、互いに好意を抱いている。 そういうこともあるけれど、命を賭してまで互いを守りたいという強い気持ちになるには展開が早すぎるのではないか。 由香里は真部のトラウマの正体を彼の心から読み取ることができるけど、真部はほぼひとめぼれ状態だよね。 まあ、由香里は美人設定だからしょうがないのかもしれないが。 真部も、年齢こそ少し上らしいけれど、高身長で将来を嘱望されている大学助教授だし、イケメンだし、頭が良くて思いやりがあって、適度に鈍くて適度に腹が決まっていて、文句なしの男。 なのに高校生の男の子のように初心。 ありえへん。絶対モテたやろ。 女性作家が書いたのだとしたら「妄想か!」と言うところだけど、男性作家が書いているので「願望か!」と言っておこう。
0投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログホラー苦手なのでかなりビビりながら読み進めていたのですが、結果的に読み終わってみると読み進めなくなるまで怖いとは思いませんでした。 多重人格をベースに構成されるホラーは新鮮で面白かったです。
0投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ多重人格に潜む恐ろしい人格の話。 幽体離脱とかエンパスとか、予想してなかった切り口でこれはこれで面白かった。 身体を持たず精神だけで人を殺せるって言うのが超人過ぎる気も…笑 ラストはゾッとしました。
4投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ★★★★☆ハズレがない。感情を読み取ることができるエンパス賀茂由香里、多重人格障害少女森谷千尋。研究者高野弥生さんが後半ああいう形で関係してくるとは思いもよりませんでした。相変わらず好みのホラーで、一気に読み終えました。読み終えた後もまた、不安ですね。
2投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ久しぶりの貴志祐介作品。 やっぱりやっぱり面白い。 中盤からは展開も早く、想像もしていなかった方向に話は進む。 昔から興味があるある分野ではあったが、心理学は奥深くて面白そうだ。
14投稿日: 2025.07.24
powered by ブクログ賀茂由香里…恵子 和田和子 青木 野村浩子 館林 高野弥生 茂 圭子 池田聡子 ペス 芳美 森谷依子 正太郎 彦六 森谷竜郎 石上 マリア 前園勝美 横沢道子 原映美 大村茜 結城 ミー 真部和彦 田中 森谷千尋 暸子 陶子 瞳 幸生 陽子 殊理 忍 創 悠子 満 範子 磯良 憧子
0投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに貴志祐介先生の作品を読んだ。 今作では、13人の人格が入り込んだ多重人格者・森谷千尋と、相手の表情や言動から本心を読み取る能力を持つ賀茂由香里が登場する。一人だけ紛れ込んだ殺人鬼・磯良との対立は緊張感に満ち、恐ろしい展開にもかかわらず、ページをめくる手が止まらなかった。 特に磯良の描写は凄まじく、いかに恐ろしい存在であるかがひしひしと伝わってくる。貴志先生の表現力の高さが光っていた。 「実体がないだけに、彼女の感じた磯良の本質が、イメージとなって現れたのだ。それは、無数の手足を持ち、半ば獣と化したような、醜悪な女の姿だった。」 「磯良は、無数の手足を蠢かしながら言った。にやにや笑っている口は耳まで裂けて、無数の針のような鋭い牙がのぞいている。」 この描写など、もしAIで画像生成したら本当に恐ろしいビジュアルになるだろう。 物語の終盤、磯良が消えたことで森谷千尋は穏やかな人格を取り戻したかに見えたが、実は新たに現れた13番目の人格「憧子」こそが、最も危険な殺人鬼だった――。最後まで息をつかせぬ展開だった。
0投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログホラーと思って読んだんですが、そんな感じではなかったです。勘違い。 多重人格と幽体離脱がどんな風に絡まっていくのか興味を持ちながら読み進めました。面白く読めました。
2投稿日: 2025.03.12
powered by ブクログ1996年第3回日本ホラー小説大賞佳作 貴志さんの作品の中で「青い炎」「黒い家」に次いで好きだった記憶ですが、未レビューだったので再読してみました 多少は記憶に残ってましたが、阪神淡路大震災に影響されていることはすっかり失念していました 幽体離脱の経験がある少女は12の人格を持つ 大地震の後イソラと呼ばれる新たな人格が出現 彼女を救おうと奮闘するエンパスの女性 大震災の時亡くなった精神科医の女性の存在 彼女と共に幽体離脱の研究をしていた研究者 十三番目の人格は幽体離脱している時に震災にあい、戻る身体を無くしてしまった女性のものだった 大地震という災害からくる精神への影響 ホラー的だけど多重人格について 面白く読みました 当初、イソラを雨月物語の「磯良」と考えていた 雨月物語は江戸後期の怪異小説 今回はISOLAとし、別物となるが 梅雨物語とか秋雨物語とか他作品に影響しているのかな
58投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ貴志祐介さんのデビュー作ということで読んでみた感想。 黒い家やクリムゾンの迷宮などと同様、この作者は伏線回収の仕方が凄い上手だ。一気に伏線を解き明かすのではなく、徐々に徐々に意味がわかって、じわじわと鳥肌がたつ感じ。 やっぱりホラーやミステリー系は貴志祐介が一番面白いと思う。
3投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終盤、結末はゾッとするものがあった。多重人格の少女の中の攻撃的な人格・磯良がいなくなり、穏やかな日々が訪れたかと思いきやその攻撃性が別の人格にも伝染していた。 人の感情を読み取れるエンパスの賀茂由香里の職業が終盤まで明かされずに"家出" "休んでボランティアに参加" "制服" "処女" "癒す仕事"などなど伏線を終始散りばめてあったが職業とそれが明かされたタイミングがちょっとな…。最初にさらっと職業を明かしてストーリーにそこまで絡ませない方が良かったのでは?と個人的には思った。
37投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ人の強い感情が読み取れるエンパスの主人公が多重人格者の少女と出会い、その中に猟奇殺人者の人格がいるのではないかという疑念を抱いていく、ホラーを科学的に考察していく流れが面白く、貴志祐介先生特有の後味の悪いラストもデビュー作から健在だった。
4投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ家での自分、外での自分。意識的であればコントロールできるかもしれないが、これは無意識の中のお話。人の感情を読み取りすぎてしまうことの辛さと、その力が少し欲しいと思ってしまった。
1投稿日: 2024.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
多重人格、幽体離脱、エンパスなどのスピリチュアルで非現実がテーマだったにも関わらず、化学や生物学で合理的な説明がきちんとされていて、納得感の中で話を読み進められた。 千尋の人格のネーミングに関して、漢字の意味と人格の性格・性質が同期している点に非常にミステリー要素を感じられて楽しめた。 オチも後味が悪く、貴志祐介を強く感じた。さすがだ…
0投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ文句無しに面白いです! 古典ホラーと科学がここまで上手く融合されている例は無いんじゃないかなぁ。 ホラーというジャンルを好きにさせてくれた一冊。 今の40代はこの一冊か、鈴木光司さんのリングからホラーにハマった人が多いのでは。
2投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログ後半の展開が思っていたのとは違っていて、かなりファンタジー要素が強かったです。もう少し多重人格者について掘り下げた方が、物語としても深まったのではないかと思います。
0投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「黒い家」とは趣向の異なる超能力系ホラー。でも、これはこれで面白い。 主人公がエンパスであるという設定からして、好き嫌いは分かれると思うが、「黒い家」でも感じた何か(オバケというより恨みや殺意みたいな人間のもつ負の感情)に追われる恐怖の描き方や、物語を彩る小ネタ(この本では漢字源、精神医学、心理学、薬学など)が秀逸で、どんどん読み進めてしまう。
0投稿日: 2024.07.25
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黒い家と比べて全然怖くない。でも、先が気になってほぼ一気読みした。黒い家は、現実に起こりそうだからこそ怖かったと思う。本作は多重人格の少女に、体外離脱した人間の魂?が入りこむという話だから、設定自体はとてもおもしろいけど、現実味はほぼない。それでもきちんと説得力を持たせて無理なく構成しているのは、すごいなと思う。結末は、まぁそうだよなとなる予想通りのものだった。
0投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログsfホラーのような、『黒い家』よりは身近に感じる恐怖はありませんでした。 しかし、殺人鬼が近づいてくる時の表現は恐くて心臓の鼓動が早くなったのを感じました! やはり、ホラーのジャンルでは貴志さんは群を抜いていると思います!
1投稿日: 2024.07.06
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多重人格の千尋が持った13番目の謎の人格が実は恐ろしいものだった、という話。由香里の持つエンパスの力がなければ、最後の不気味な終わり方にはならずハッピーエンドですんだかもしれない。犯人は死んだが、その犯人に影響された他の人格がその後どうなってしまうのか…もしかしたら最終的には千尋自身も排除されてしまうのでは?そこまでグロくなく、話としては面白かった。悪の祭典や他の話でも心理学の話がよく出てくるなぁ。 (読書メーターからの転記)
0投稿日: 2024.06.03
powered by ブクログ多重人格を扱った心理的ホラーを誘い込む作品。主人公は共感力の強いエンパスの持ち主賀茂由香里。震災後知り合った一人の少女、千尋。彼女の中に巣くう数々の人格。一捻りも二捻りも効いていてどんどんその世界観にハマっていく。ラストも衝撃的。とても怖かった。
0投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人の強い感情を読み取るエンパスの主人公が多重人格者の中学生と出会って… 謎の人格磯良の正体が分かってからの疾走感と手に汗握る展開にページをめくる手を止められなかった。天使の囀りの直後に見たせいか、筆者のホラー作品の中盤から登場する頼り甲斐のある専門家死にがちなのでは?
0投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログ阪神大震災直後の神戸が舞台。 多重人格の女子高生『千尋』と、人の強い感受性を読み取る能力を持つ『由香里』を中心として展開するホラー小説。 千尋の中の13番目の人格『磯良』が出現すると、千尋と由香里に関わる人々に不可解な出来事が次々に起こる。 『磯良』はなぜ現れたのか。そしてその目的とは何か。 多重人格と怨霊をミックスした、オカルト寄りのホラー。ラストはゾクっとする結末で、その後を想像すると絶望的な気持ちになる。 『黒い家』『天使の囀り』を読み終えていた為、本書はホラー小説としては全体的にマイルドな印象を持った。
19投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【2024年53冊目】 人が強い感情をその胸に掻き抱いた時、その対象の心の声が聞こえてくる「エンパス」である由香里は、震災のボランティアをする中で、1人の少女、千尋と出会う。千尋が多重人格者であることを知った由香里は彼女の人格の統合をはかるため、臨床心理士の浩子と協力し始めるが、千尋の十三番目の人格であるISOLAにただならぬ気配を感じていた……。 またもや幽霊は出てこないホラーものです。ぞわりとする怖さはないものの、どうなるかわからない展開だったので、どちらかというと、ミステリーの毛色の方が強かったかもしれません。 エンパスや多重人格、物語の核となるとある現象について、「えーそんなのある訳ないじゃん」と思ってしまう人には向かない話かなと思いましたが、「そういうこともあるんだ」と軽い気持ちで臨めばそこそこ楽しめます。 そして、やっぱり終わりもただでは転ばないのが貴志祐介さんという感じがして、ちょっとニヤッとしてしまいました。解決しました、めでたしめでたし、じゃちょっとつまらないですもんね。 そして読み終わってから知りましたが、で、デビュー作なの!?すごいですねぇ。
0投稿日: 2024.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そんなことが有り得るのか!と思った。 あとは由香里がなぜエンパシーの能力を持っているのかがすごく気になった。
0投稿日: 2024.01.23
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相手の感情を読み取れる主人公由香里と多重人格で苦しむ少女千尋を中心に展開されるホラー小説。千尋のように見た目は同じでも、雰囲気がまるで別人となる現象は実際に存在する。本作品のように、テストを勉強が得意な人格に任せたり、成人男性並みの腕力で抵抗するなど、特定の人格に任せる現象はフィクションの世界に限らない。このように、本作品は心理学の知識を学べる物語で、心の病で苦悩する人々を想像しながら読むと、少しは理解できるかもしれない。
0投稿日: 2023.10.13
powered by ブクログ貴志祐介さんデビュー作 主人公の由香里は強い感情を読み取るエンパス。 震災によりボランティア活動をしている最中に多重人格障害である千尋と言う少女と出会う。 13番目の新しい人格ISOLAが出現したことにより由香里、千尋、2人に関わる人々の周りで不可解な出来事が起こり出す。
5投稿日: 2023.09.02
powered by ブクログ前々から気になっていた本だったのでついに読めてとても嬉しかったです。なぜ興味深かったかというと、私自身がHSPであり物事に対して過敏なところがあるので主人公が持つエンパスと似たようなところがあるような気がしたから気になり読んでみました。 エンパスの能力で街を歩いていても人の心の声が読み取れてしまい一気に沢山の情報量が押し寄せて来る為薬を服用したりしてとても大変だろうなと思いました。 その主人公が相手をする千尋は多重人格であり1人の人間の中に13人もの人格が住んでいて一日のうちに何回も入れ替わりそれもまた大変そうだと思いました。 そして何よりも幽体離脱可能であるISORAがとてつもなく怖かったです。 ホラー要素とミステリー要素の掛け合わせがとても面白くエンパスの主人公ということもあり夢中で読み耽りました。夏に相応しかったと思います。 この本をきっかけに貴志さんの本に興味が湧いたので他の本も読んでいきたいと思います。
0投稿日: 2023.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あっという間にするする読めて面白かった! 多重人格者とのセッションで謎を読み解こうとするあたりはとても興味深く読んだ。心理テストの答えや描いた絵の不気味さを感じ取った瞬間が一番ゾーッとしたかもしれない。漢字に意味のある名前が付けられているのも得体が知れなくて良い。 磯良の正体が弥生だとは想像もしなかった。 千尋は今後、更に恐ろしいことをしでかすかもしれないが、千尋の身の上を考えると憎みきれない部分もある。人間の悪意や呪い、少数派を排除しようとする愚かさ、弱い者をいたぶる醜悪さ、これだけのものに触れてきた千尋がもう元には戻れないであろうラストは胸が痛む。 "結局、どこでも、一番弱いものが一番苦しむんですね"というセリフが悲しかった。
0投稿日: 2023.08.16
powered by ブクログ貴志作品近々コンプリートできそう。耐えられないホラーだったらどうしようと読むのを控えていたが、『黒い家』が読めた私なら何の問題もなかった。最近あまり聞かないが、この時代辺りによくフィクションで取り上げられていた多重人格障害がテーマのホラー作品。真部はもっと根性のない男性かと思っていたら、意外にも骨のあるキャラだった。読みやすかったが、ISOLAとの対決がかなり物足りない印象。こんな無敵の化け物ならもう少し手こずらないと倒せないはず。
1投稿日: 2023.07.08
powered by ブクログ最後は鳥肌が立った!中盤はダラダラしてストーリーが入って来なかったので評価マイナス2にしましたが終盤でこういう事かって読む手が止まりません。
0投稿日: 2023.07.04
powered by ブクログエンパス対多重人格者という濃い内容。初作家さん。スイスイ読めて驚いた。エンディングはかなり好きなタイプ。由香里みたいな人にとってその業界はアリなのかも。でも生きるのは辛いよね。 参考文献を知りたかった。 弥生が裸で発見されたと、途中からなっているように思えて仕方ない。始めに書かれた場所が見つけられない。
0投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログ物語前半は不穏でゾクゾクしたが、後半にかけてB級感が出てきた。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格「ISOLA」の出現に、彼女は身も凍る思いがした。第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。
0投稿日: 2023.04.19
powered by ブクログホラー小説で多重人格を持つ少女の磯良の恐ろしさを感じとることが出来ました。個人的には、ホラー小説の中でも、トップ5に入るくらいの怖さがありました。
1投稿日: 2023.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホラー?(角川ホラー文庫だから) かかった時間 2時間半くらい 気になっていた、貴志祐介のデビュー作…ではなく初受賞作。エンパシー能力をもつ主人公が、阪神淡路大震災のボランティアとして、多重人格の少女のカウンセリングをする話。ちなみにその少女の通う高校は、たぶん「悪の教典」の舞台と同名で、その高校にカウンセリングルームがあり、なぜか全校生徒がバウムテストを受け、さらにその結果?分析?を臨床心理士が第三者に話すところも同じ。 多重人格の少女は、両親の交通事故死やそれに伴う幽体離脱?をはじめとして、幼い頃から辛い目に遭ってきた。そして、そのたびにそのことに耐えるための人格を増やしてきた。人格にはそれぞれ父親の形見である漢字の辞書を参考にした名前がついており、さらにその少女には、幽体離脱体験に異常な興味を持つ女性研究者がつきまとい…という話で、全部が一つにつながっていて面白かった。個人的には最後のオチがうまい。 作中で語られるいろいろなことへの圧倒的な知識も、この人の作品の面白さだと思う。次は、そのうち「新世界より」にチャレンジしてみたい。
0投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログ映画化されていたのは知っていたので原作をまず読んでみました。 エンパスという強い感情や思念を読み取れる能力を持つ由香里。 その能力を活かして阪神淡路大震災の被災者のケアをボランティアへ。 流れで多重人格の千尋の知り合います。 その中に「ISOLA」という非常に冷酷で攻撃的な人格がいることがわかります。 このISOLAが目的があるようでないような感じで怖かったです。 長いこと幽体離脱しすぎていて目的なんて曖昧になって「快楽」に溺れた感じ。
0投稿日: 2022.11.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
後味悪いバットエンド貴志祐介らしいです。 たんたんと話が進んでいきとても読みやすい、恐怖におわれている感じに胸を締め付けられながら読んでました
0投稿日: 2022.09.22
powered by ブクログ多重人格の女の子とエンパスという能力を持った女性の話。なぜ磯良ではなくISOLAなのか、、(ISORAでもなく)がわかると面白い。最後はすっきりしないけど、読者側で続きを考えるのも面白いかも。
0投稿日: 2022.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この著者の作品は、どのものでも様々な専門家になれるから面白い。今回は心理系だった。 徐々に解けていく磯良の秘密、最後の伏線回収、面白かった。
0投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
#読了 多重人格、エンパス、体外離脱などなど……面白い要素てんこ盛りで興味津々で読み始めました。主人公があまりにあっさり男性と相思相愛になってその男性のために命を賭けるのは少し疑問が残るけど、おおむね満足の作品。 貴志さんの本は、人間が人間でないものへ変貌する恐怖がよく描かれていてとても好み。 結末は明らかにバッドエンドへ向かうのだけれど、その余韻も良い。
1投稿日: 2022.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人の強い感情を読み取ることができる、エンパスの能力を持った由香里。彼女はその能力を活かして阪神大震災後、被災者の心のケアをしていた。そして、そこで一人の少女と出会う。少女は多重人格であったが、その中にはある恐ろしい人格が潜んでいた……。 都合が悪ければ殺してしまえばいい。一度問題を簡単に解決する方法を学習してしまったら、どうしようもない。最後は暗澹たる思いで本を閉じた。
5投稿日: 2022.07.14
powered by ブクログ★★★ 今月7冊目。 大分前の本だが初めて読んだ。 13人の人格がいる奴と、エンパスで心が読めるやつの話。 んー、そんな面白くない
0投稿日: 2022.04.25
powered by ブクログ多重人格。心理学。貴志先生凄すぎる … 。と。 かなり興味深く読み進めていったで、途中、 「え〜!?ファンタジーなの!?」となりましたが。笑 それを越えて最後は手に汗握りました。 終わり方も、後味が悪くてよかったです。
0投稿日: 2022.03.25
powered by ブクログ掴みから面白かったです。 こういう設定を作った時点で、この作品はもう勝ちだなと思いました。 多重人格、テレパシーもどき、など設定はありきたりでも、これだけ上手くいかせているなら、全くそういう感じは受けませんでした。 デビュー作でこれはすごい!
0投稿日: 2022.02.20
powered by ブクログ春休みに趣味を読書にしようと思ってお父さんにおすすめ聞いたら勧められた1作目 怖い小説じゃない!って騙されて読んだけどめちゃくちゃ怖かった。ホラーってしっかり書いてた。タイトル回収(?)みたいな感じで終わり方よかったし後半ずっとビビりながら読んでたから章ごとに振ってある番号13の時ぎゃーってなった。ハラハラするけど面白かった!本読むの楽しい!ってなったからこの春休みは読もうと思う 次はまたホラーじゃないって勧められてるけど絶対に名前からしてホラーの「ダレカガナカニイル…」て名前のを読
0投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログあまりホラーっぽくはない。 不穏な空気がサスペンスみたい。 面白いことには変わりないけど、貴志祐介にしてはそこまで面白くはない。他が良作すぎるんだ。
0投稿日: 2022.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サクサク読めて面白かった! 貴志祐介は心理学の知識を小説内に沢山組み込んでくれるのでそういう点だけでもとても読み応えがあった。 エンパス能力と多重人格の戦いかと思えば、磯良が千尋の中に入ってきた事により更に事態が悪くなるという二重構造になっており、最終的に後味の悪い良くない結末になるのは流石貴志祐介という感じ。
0投稿日: 2022.01.12
powered by ブクログ多重人格の少女のはなし。 ラストは何となく想像がつくが、ゆかりが何故あの男性に恋するのかが全く唐突だったし、ラストもあっけなすぎる気がする。いったん、イソラがいなくなったように思うが、復活するのも唐突だし、初めの方は余り引っ張らなくてもいいから、その辺をもうちょっと膨らまして楽しませて欲しかったかな。
0投稿日: 2021.12.03
powered by ブクログ前から気になっていたのをようやく読みました。貴志祐介作品はどれも物語の世界にすぐ引き込まれて夢中になってしまいます。
0投稿日: 2021.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
イタコの多重人格者の話。 デビュー作で1996年刊行の本とはいえ、薄幸の美人や男前は善人側で、厚かましい不美人が悪という美醜で善悪を表す構図が古く感じてしまったのと、「日本人の女子高生」なので突飛な人格を設定してしまうと現実感がなくなってしまう部分はあるんだろうけど、『ビリー・ミリガン』と違って人格の違いがIQ値と関西弁か標準語かくらいしか無かったのも残念だった。 最後の対決で悪の権化と化した弥生が、真部と直接会話が出来ないからと、わざわざ弥生の言葉を由香里に通訳して貰うのも、そこは直接喋れるように設定してあげれば良いのにと思ってしまった。 臨床心理士や心理学の話を絡めた話は好きなので、そういった部分は興味深く読めた。
0投稿日: 2021.09.17
powered by ブクログ黒い家が面白く読めたので続けて読んだが、作者は心理学系の人物がよくでてくる。 黒い家のように、現実にありそうな話は面白くよめたが、こちらは自分にはそんなに合わなかった。
0投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
13番目以外はだれも救われない! だれも救われてない! この続きで救われるんだろうと思うけど。 いい救いではない!
0投稿日: 2021.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
惹き込まれて一気に読みました。人格それぞれの名前の意味になるほどISOLAか…深い物語でした。そこまでホラーホラーはしていなかったけど結末は「そういう残り方なのね」と言わせる終わり方でした。読み応え充分です。
0投稿日: 2021.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こちらも黒い家がよかったので期待して読了。多重人格の子の確信に近づいていく前半から後半にかけては比較的面白かった。幽体離脱とか、現実味離れた話になったり、バスで出会ったイケメンと結局そなまま恋に落ちてみたいなありきたりなストーリーに徐々に興奮が冷めていく感じ。ちょっと残念。
0投稿日: 2021.05.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
貴志祐介デビュー作品。 この人、経済学部の出身なんですよね?何でこんなに心理学の知識があるんでしょう?(ちゃんと正しいのかまでは分かりませんが)。 心理学や精神医学、オカルト(心理学もオカルト的なところありますが)が上手に混ぜられていますね。そのおかげか、「生霊が呪い殺す」という一見荒唐無稽な設定を現代でやっているのに、とても説得力があります。凄いなぁ…! イソラが醜女な設定とか、人格の名前の由来とか、こうも上手く絡ませるんだもんなぁ。 あとは、後半のホラー展開が凄く面白かった! イソラが目前まで迫ってくるシーンとか、映像が目に浮かんで恐ろしかった。多重人格の話から、まさかこんな展開に持ってくるなんて。話が加速していく感じが堪りませんね。 ラストですが、かなりのバッドエンドで凹みました。千尋は基本的に良い子だったんだろうし、幸せな道を歩んで欲しかった…。 ただ、イソラに歪まされた人格同士の会話は寒気がしたし、「憧」の無機質な説明文で終えるセンスにも脱帽だし、このエンディングも中々好きです。 貴志祐介ほど、読む手が止まらない作家はいないかも。この生理的な嫌悪感も癖になります!
1投稿日: 2021.05.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すいすい読める筆致の滑らかさや主人公・由香里の能力の特異性などには引き込まれましたが、後半の緊迫感ある展開が少し物足りなかった印象。 ホラーとしては正解なのだろうラストも個人的には受け入れ難かった。
1投稿日: 2021.05.06
powered by ブクログ何年か前に読んだのをもう一回読んでみた。 最初読んだ時はめちゃめちゃ怖い!と思ったけど、オチが分かって読む分には大丈夫だった。 それにしても人が1番怖い…。 千尋自体は普通の女の子なのに、自分を守るためにあんなに凶暴な人格が作られてしまうなんて。 悲しい。人のトラウマの深さを感じる。 それに加えて、、とここからはネタバレになるのでやめておきます。 人の感情は何のためにあるのか?という考察も面白かった。 エンパス、臨死体験などSF的な要素も出てくるけど、実際の心理学の話や薬学の話も出てきたので説得力があった。 近年「臨床真理」とか、漫画だと「ハニービター」とかエンパスが出てくるものを読んでいて きっと本作からも影響を受けているんだな〜と思った。 この機会に積読してるビリー・ミリガンも読むか…。
0投稿日: 2021.04.20
powered by ブクログ大御所ながら、あまり読んだことのない貴志祐介作品二作目。 タイトル通りの内容。舞台は阪神大震災直後の西宮。ボランティアで被災者の心のケアをする由香里は、解離性同一性障害の少女 千尋と出会う。他人の感情を感じとる能力をもつ由香里は、千尋の中の複数の人格の中に、攻撃性の強い十三番目の人格「ISOLA」の存在を知る。 何となく映画を見たような気がするけど、舞台が震災後の西宮だったことは知らなかった。同じ震災を経験した者としては、それだけで思い入れが強くなってしまう。 本のレーベルも映画のジャンルもホラーになってるけれど、終盤ISOLAを封じることができるか、日が沈むまでというタイムリミットサスペンスの要素が強い。全体的に予想通りという流れだけれど、ラストはホラー映画のような怖さがある。
2投稿日: 2021.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とっても面白くてすんなり読めました。まさか体外離脱であんなことになるとは、、 ISOLAの名前の理由も衝撃でした。 最後は誰か幸せになってほしかったけど、、
0投稿日: 2020.11.29
powered by ブクログisola、磯良、うまく謎感を出しつつ別の登場人物と絡ませていくのはうまい。多重人格って厨二心くすぐるよねえ…
0投稿日: 2020.11.29
powered by ブクログ面白かった。多重人格者にうってつけの主人公でワクワクした。主人公もまた大変に辛いものを持っていて共感できた。映画でも見たい。
3投稿日: 2020.11.21
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初めて読んだホラー小説。 バッドエンドを覚悟していたので、ショックはなかったが、面白かった。 この小説の怖さがホラー小説でどの程度かわからないが、地獄先生ぬーべーが読めればこれも読めると思う。
1投稿日: 2020.11.06
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本書は、第3回日本ホラー小説大賞佳作に選ばれた、貴志祐介の長編小説。(ちなみに、この回は大賞作品の該当はない。)先に読んだ同著作の『新世界より』がとても良かったので、過去作である本書を手にとってみた。 主人公の由香里は、他者の強い感情から思考や記憶を読み取ることができるほどの強い"共感力"を持っていた。その能力を活かして、阪神淡路大震災の被災者の心のケアを行うボランティアをしていたところ、複数の人格を持つ、いわゆる"多重人格"の少女である森谷千尋と出会う。由香里は自身の"共感力"を活かして千尋の中にある様々な人格と打ち解けていくが、「ISOLA<イソラ>」という名の13番目の人格だけは、不気味な謎に包まれたままであった――――。 "多重人格"の設定が、活かされているようで活かされていない。"多重人格"をテーマにした作品となると、俄然、同居する複数の人格が活躍(?)する作品というものを期待するのだが、真相に迫る転~結ではほとんど御役御免の状態。結局のところ、"多重人格"という設定はミスリードさせるための道具で(も)あったので、仕方がないと言えばそうなのだが。 私自身が、同居する複数の人格に潜む"闇"を、それぞれの人格との交流等を通じて暴いていく、伏線が張り巡らされたようなシナリオを期待していたので、がっかり感が強くなってしまったと思われる。
1投稿日: 2020.09.30
powered by ブクログオチは好き。 テンポも良いし、面白かった。 でもイソラ戦は消化不良。映像で見ると、ものすごく地味だろうなー、と思いながら読み進めました。
1投稿日: 2020.09.27
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面白かった~! 貴志祐介のデビュー作、20年以上前の作品でこの完成度か。すご。 最初の100ページくらいは面白いとはわかるけどいまいちハマらんな~と思ってたけど、 名前に意味があるってことに気付いてから怒涛の展開で一気読み! 漢字の意味って奥が深い。。 不穏な終わり方が後味を際立たせていい。
0投稿日: 2020.09.12
powered by ブクログ20年ぶりくらいに再読。なんとなくあらすじは覚えてはいたけど由香里はまだこんな若かったんだと改めて。こっちが年をとっただけだな
0投稿日: 2020.09.10
powered by ブクログ引き続きホラーシリーズの一環で。作家読みするくらいの作家なんで、それなりに内容も期待していたんだけど、これはちょっと…。凄まじい独創性と強烈な求心力で、ページを繰る手が止まらない、ってタイプの作家だと思うんだけど、前からたまに感じていた、何とも言えない違和感というか、もどかしさというか、それを今回も感じてしまった次第。で、何が原因なんだろうと考えた結果、自分なりに思いついたのは、内容の割に性格が真面目過ぎるんだろうってこと。内容と直接関係のない、ただの知識ひけらかしに思えるような一文とか、会話文のちぐはぐな固さだったりとか。分かった風な口をきくなと怒られそうだけど、たぶん以前、彼の書いた小説作法の本を読んだから、余計そういうイメージがついちゃっているんだと思う。でも、個人的にはそう感じるんだから仕方ない。
1投稿日: 2020.09.09
powered by ブクログ阪神大震災の後、人の強い感情を読み取ることができる「エンパス」の力を持つ賀茂由香里は、その能力を活かして被災者の心のケアをしていた。 由香里が被災者の苦しみを見抜く抜群の共感能力をもっているという噂は、ボランティアの間で広まり、そのことがきっかけで長期入院中の女子高生、森谷千尋を見てほしいと頼まれる。 そして由香里は、千尋の中に十三人もの人格が同居していることを知る。十三の人格はそれぞれの性格に関係した名前がついており、それらは千尋が経験した辛い過去から彼女を守るために生まれたようだったが、震災後に生まれた磯良という人格だけは明らかに異質で、激しい殺意のようなものを感じた。 それ以降磯良は表に現れず、由香里は千尋の通っている学校の臨床心理士である野村浩子と協力して、千尋のカウンセリング(人格の統一化)を進める。他の人格たちも協力的で、カウンセリングは順調に進んでいるように思えたが、千尋を苦しめていた父親や学校の教師や生徒たちが続けて謎の死を遂げる。 由香里は磯良の謎を解くため、精神薬理学の研究をしている大学助教授の真部和彦と出会い、磯良の正体を知ることになるが… ホラーというよりは超能力対決感が強かったため、あまり怖い感じはなかったように思う。 読んでいて磯良の謎だけでなく、エンパシーの能力者と多重人格者という癖のあるキャラクターを通して、人の心についても考えさせられた。 多重人格者と話す場合は、別の人間と話していると思って接すればイケると思うが、エンパスの人だと心を読まれていると意識してしまい、雑念を抑えられる気がしないと思った。 どういう結末になるのか、終始楽しみながら読み進めることができた。良い作品だった。
2投稿日: 2020.08.18
powered by ブクログ再読。 1度読んだのだろうけれど、マルっと記憶が抜け落ちている。 もっと怖かったイメージだったけど、そうでもなかった。 他人の感情が分かってしまう能力、エンパシー。 こらはしんどそうだ。 恋人なんて作るに作れないよなぁ。
0投稿日: 2020.08.16
powered by ブクログ人の強い感情を読み取ることのできるエンパスの能力を持つ賀茂由香里が、阪神大震災のボランティア活動を行う中で、多重人格の少女である森谷千尋と出会う。千尋には、元々12人の人格が存在していたが、震災後に13番目の奇妙な人格(ISOLA)が出現する。この人格を疑問に思った由香里が謎に迫っていく物語。 本書を読んで、物語自体は途中から急展開ではありましたが、心理学や薬の学術的要素とホラー要素を見事に織り交ぜながら描かれた作品だと感じました。 千尋の今後が気になる終わり方で、最後のページにゾッとしました。
0投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログ何故貴志祐介のオカルトには耐えられるのだろう...。恐れ慄いているので耐えれてはいないのだが、何度も手に取ってしまう。呪い?? イソラの恐怖は最後まで続く。 思い返すだけでそこかしこの隙間が恐怖対象になる。カーテン閉めなきゃクローゼット閉めなきゃベッドは脚無しにしなきゃ。
23投稿日: 2020.07.22
powered by ブクログ最近ご無沙汰だった小説を、、、 うーんこの余韻が残る感じ、むしろ今からが悪夢の始まりみたいな幕引きが印象的でした。 貴志祐介さんの本読みたいのに全然通販で買えない悲
0投稿日: 2020.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読む手が止まらず一気に読了。トラウマ等が精神世界に与える影響、そしてそれが無意識下に自分を構成しているのではないかと少し怖くなった。真部さん、、、、って感じ、、、ハッピーエンドで終わらない、でも後味が悪いだけじゃない不気味さをしっかり残すのはさすが。
0投稿日: 2020.04.18
powered by ブクログ日本ホラー小説大賞の佳作に選ばれた、貴志祐介さんのデビュー作です。 解離性同一性障害をテーマに、そこにSF的な設定を加えるなど、様々なアイデアが詰め込まれています。 特に、主人公の女性が持つ特殊能力が、物語の展開に上手く作用しているのではないでしょうか。 そして、じわじわと迫ってくる恐怖感の演出も巧みだと思います。 かなり久しぶりに再読したのですが、物語の流れや結末などかなり覚えていて、自分にとって印象に残る作品だったんだなと、改めて実感しました。
0投稿日: 2020.04.12
powered by ブクログ最後の最後が怖すぎる。 いったん油断しました。。。さすがです。 黒い家を読んで印象が強かったので、 もう一冊読んでみました。 本当に怖いけどなぜかちょっと人に勧めたくなります。 今夜寝るの怖いな。。。
0投稿日: 2020.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
多重人格者の新たに芽生えた人格が、外部から体外離脱して来た人格という発想が面白かった。体外離脱してどうして人を殺せるのかとも思ったが、理解の範疇を超えているからこその恐怖もあった。 ただ、当初は千尋を救うことが目標だったのに、由香里があっさり真部に惚れて真部を守ることが目的になっているのが少し残念だった。もはやイソラに僻まれても仕方ないとすら思えた。
0投稿日: 2020.03.03
powered by ブクログ読みやすく中々楽しめた。ただホラーとしては恐怖を覚えるシーンは多くなく、どちらかと言うと謎が解けていくミステリーとしてのおもしろさだった。
2投稿日: 2020.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いやー面白かった! 多重人格という設定が面白い。 ラストがハッピーエンドではない終わり方もまたよい!
2投稿日: 2020.02.01
powered by ブクログ超能力者の主人公。 ちょっと宮部みゆきさんのクロスファイアや龍は眠るを思い出しました。超能力者ってやっぱり大変そう… しかしこの物語はホラーです。 途中の描写よりも最後にゾッとした
0投稿日: 2020.01.27
powered by ブクログ心理学やら薬学やら科学的な知識と理論をベースにして、説得力のあるオカルトに持ってくんだから凄いよね。タダでは終わらせない二段落ちもさすが。面白かったです!
0投稿日: 2019.11.17
powered by ブクログ内容 賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格「ISOLA」の出現に、彼女は身も凍る思いがした
0投稿日: 2019.07.09
powered by ブクログこれまたすごいのに出会ったぞ、という感じ。新世界よりもすごかったけど、ラストのインパクトがすごい。 最後のページをめくるとき、『嘘でしょ…まさか…そんな…!』と一人で盛り上がる形に。
0投稿日: 2019.01.18
powered by ブクログとても面白いです。 真実が知りたくなるほどに、どんどんと読み進められてサラッと読めます。 描写もしっかりしているので、情景がとても想像しやすい。 最後のモヤっとして終わる感じが私はすごく好きです。
1投稿日: 2019.01.09
powered by ブクログ途中から展開が急な感じが・・・。 前半は細部まで丁寧さを感じたけど、後半はメインストーリー以外はやっつけ仕事を感じました。特に違和感があったのは主人公と真部さんが相思相愛的な感じになるのが早過ぎるような、薄っぺらいような・・・。 雨月物語には興味が持てたので機会があればそちら関連を読んでみようかしら。
0投稿日: 2018.11.11
powered by ブクログ貴志祐介デビュー作、あまり突き抜けた物がなくて好きでなし、これにでてくる漢字の辞書ってどこに売ってんの?
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ久しぶりに読んだ貴志祐介の作品。黒い家とかで感じる追い詰められた恐怖とハラハラ感がなくて、なんだか不完全燃焼でおわってしまった!
1投稿日: 2018.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。 最初期のこの頃から、若い男女とサイコパスが、知力体力時の運を駆使して戦うという、この作家によく見られる構造はあまり変わってないな、と感じた。 塩酸クロルプロマジンというのは、クロルプロマジン(コントミン・ウィンタミン)のこと、で良いのかな。 多重人格者の人格構造については実際に存在する(とされている)ものの例を参考にしているのかな、と思わせる。 「ISOLA(磯良)」の名前の由来であり、キーアイテムでもあるアイソレーションタンクについては、存在自体知らなかったので初めて読んだ時には全く気付けませんでした。
0投稿日: 2018.05.19
powered by ブクログ話は面白く、どんどん読めるけれども、読み応えはイマイチ。まず人格が多すぎる。最後もあまりスッキリしない終わり方で、うむ〜という感じ。
0投稿日: 2018.01.02
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あらすじ 人の強い感情を読み取れる由香里が、阪神大震災後にボランティアで森谷千尋という多重人格者と出会い、臨床心理士の浩子と磯良(イソラ)という人格の謎を解いていく。その中で、由香里は大学で心理学を学んでいた高野弥生の存在が気になり始める。 物語 幻想的な部分もあるが、現実にあるものとして想像出来、恐怖を感じた。面白い設定だと思う。 文体 読みやすく、粘り気もなく、ストレートで感情も読み取れる良い文章で、気にせず読めた。
0投稿日: 2017.11.17
powered by ブクログ貴志祐介氏の作品の中では(あくまで読んだものだけに限るが)あまり好みではない一冊だった。ホラーとしてのおどろおどろしさは素晴らしい反面、ミステリー要素が少ないため謎解きの奥深さを考えるとどうしても一つ手前のところにオチが来ていると思ってしまう。とはいえ物語の面白さはさすがで、一晩のうちに読み切ってしまうくらいの勢いのある一冊。
0投稿日: 2017.10.23
powered by ブクログデビュー作だもんな〜 改めて読むと作り込みや知識量、 言葉の使い方とかほんと凄い! エンパス表現は結局筒井康隆を 超える人はないと思うけど
0投稿日: 2017.10.19
powered by ブクログ賀茂由香里は、人の強い感情を読み取ることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に合う。由香里は、千裕の中に複数の人格が同居しているのを目の当たりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格<ISOLA>の出現に、彼女は身も凍る思いがした。<裏表紙より> 第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作
0投稿日: 2017.07.14
powered by ブクログ尾崎文庫。多重人格ものって ほんとビミョーな線のが多い。面白いような面白くないような線。これもまたしかり。
0投稿日: 2017.06.11
powered by ブクログ何年か前に読んで内容をあまり覚えてなかったのですが、ラストが怖かったことは覚えてました。そして再読してもゾワゾワ……やっぱり怖いです。物語自体はイソラの正体が分かった時点でホラー感は半減してしまうのですが、ちょっと最後に不意打ちをくらった感じですね。 ところで読んでて貴志作品のヒロインは美人しかいないのではと思いました。「天使の囀り」の早苗、「硝子のハンマー」の純子、「悪の教典」の怜花、などなど……今回の由香里が酷いブスだったら、また展開は違ったんでしょうかね。それとももっとすごい殺人鬼が誕生してたんでしょうか。背筋がゾワゾワとはしましたが、どこかちょっと物足りない感じ。由香里の能力とか、SFっぽくてあまりリアリティがなかったからかな。面白かったけど、またラスト怖かった!以外の感想は忘れてしまいそうです。
0投稿日: 2017.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の方に来てばたばたと終わってしまった感じがする。途中までは早く読みたい、と思わせるようなおもしろさがあったが、大学の女教師と、そのコンビだった教授が出てくる当たりから、もとの人格障害の女の子が置き去りにされてしまって、違う話になってしまった。幽体離脱をしている霊による殺人ではなく、その女の子自身が人格障害によって事件を犯していかないと単なる空想で終わってしまう。 ちょっと残念だったかな。
0投稿日: 2017.04.09
powered by ブクログダニエルキースの多重人格者を描く感じで最後までいくかと思って読み進めたら、最後そう来たか。しかし説明が巧みで荒唐無稽に感じなかった。
0投稿日: 2017.03.17
powered by ブクログ歪んだ精神→極端な自己中心性、他人の苦痛に対する共感能力の低さに起因する冷酷さ バウムテスト。悪の教典にも出てきた。
0投稿日: 2017.01.21
powered by ブクログう〜ん。半分読んで興味が湧かないので終了。 最近、いい作品に出会えてないなぁ。 そもそも、エンパスとかいう特殊能力が最初に出できた段階で私の趣味には合わないと感じた。 もっと早くやめるべきだった。
0投稿日: 2017.01.08
