
総合評価
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powered by ブクログ医療者ですが、久坂部先生の小説は細かいところがリアルでよく読んでいます 安楽死を巡るジャーナリストの思惑や賛成派・反対派の対立、政治との癒着が生々しくて、フィクションだと思えない展開に引き込まれました 下巻も楽しみです
0投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログ21歳の末期ガン患者、古林章太郎の激痛を取り除くため、外科医の白川は安楽死を選んだ。 章太郎を看ていたのは、叔母の晶子だったが、晶子の精神も章太郎が激痛に喘ぐ姿を見るにつけ限界を迎えていた。 安楽死の選択は晶子も同意の上だった。 しかし、章太郎の母の康代はエッセイストでもあり、日々忙しく、章太郎の見舞いはおろか、白川の大事な話があるということにすら姿を現さなかったのに、安楽死をさせられたと騒ぎ始める。 そこから、安楽死法の推進派と反対派の対立が浮き彫りとなり、白川はその象徴とされながらも、自分の気持ちがわからないという複雑な心境のまま呑み込まれていく。 2025.2.20
8投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログ長かったけど、退屈せず読み終えられた! 「安楽死が必要とされる人=高齢者と思われがちだが、実際過酷な延命治療で苦しむのは高齢者より若者(体に蘇生力が備わっているから身体は苦しんでいるのにいつまでも死ねない)」っていうのは目から鱗。 「安楽死」は度々話題になってると思うけど、法制化にはまだまだ遠いんだろうなーと。法制化することは「死生観」にも影響を与えてくると思うから、慎重にならんといけんってこと。
0投稿日: 2024.05.15
powered by ブクログ【安楽死】 大切な人が助かる見込みもなく、痛み苦しむ姿を見てもそれでも生きて欲しいと願うのはエゴなのだろか。 楽にしてあげたいと思うのだろか。
0投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログ医療訴訟の話ですかね。 まだ途中なのですが、、けっこう強引な描き方をしている部分もあるのかなとは思いますが、趣旨はわかります。 ただ、読んでてしんどい(笑) 少しずつ読み進めています。 人権・尊厳死、、、ホスピスなど、、、医療の現場にまつわることについてはいろいろ整えられてきているのかもしれませんが、実際に病気や死を目前にした本人や家族が、その選択肢について、知らなすぎる気がします。 現在、上巻の半分手前くらいですが、ゆっくり読み進めていきます~
0投稿日: 2020.09.30
powered by ブクログ21歳の末期癌患者の激痛を取り除くために外科医の白川は最後の手段として安楽死を選んだ。だがその母親は医師を告発した。背後に蠢く安楽死推進派と反対派。悪い人間やマスコミのドロドロが随所に。やや2派の争いは読みにくいが、さすが久坂部先生。後半が楽しみです。
1投稿日: 2020.09.09
powered by ブクログ興味深いテーマにグイグイ惹き込まれた。 いろんな人のいろんな思惑があって、、翻弄される白川先生がちょっと心配。。
0投稿日: 2020.07.05
powered by ブクログ「神の手(上)」(久坂部 羊)[電子書籍版]を読んだ。久坂部羊さんは初めてだな。結構引き込まれてしまった。さっそく(下)に進みます。
0投稿日: 2018.07.05
powered by ブクログ常に患者を最優先することを心がけている主人公の医師。 そして、末期がんの患者に真摯な対処をしたにもかかわらず、その賛否をめぐり否応なく安楽死の論争に巻き込まれてゆく。 患者の母親を中心とした執拗に安楽死を認めない勢力に対し、安楽死法の成立を画策推進する勢力。 その後ろ盾となる政治家が、「センセイ」と呼ぶ人物は誰なのか。推進勢力には何やら不穏な思惑がありそうで、ミステリアスな展開が続く。 また、著者の作品の数々は、医療情報小説としても読むことができる。 例えば、「医師会がこだわり続ける出来高払い制度では、・・・出来の悪い医者ほどもうかる仕組み・・・」とか。 現役医師の著者ならではの著述が続き、楽しめる。
2投稿日: 2017.12.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
身勝手で感情的に怒鳴り散らす母親に最後まで同調できず。あり得ない医学界の理想を掲げていたが、それも有りか?と思ってしまった。
0投稿日: 2016.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安楽死をテーマにした医療ミステリー。 安楽死って、当事者(患者)とその家族とで意見が分かれそうだな。。耐え難い痛みに苦しむくらいならさっさと殺してくれと思うのは患者自身だけど、それを受け入れてしまった家族はずっと罪の意識を持ったまま生きなきゃならないのかも。難しい。 積極的な延命治療が苦痛をもたらすなら、治療せず、天命を全うしたほうが幸せなのかな。 こてこての関西弁をテキストで読むとやらしく聞こえるな(関西人の方ごめんなさい)。。康代のキャラが上手く引き立ってる。でもむかつく!! 下巻へ。どうなることやら。
0投稿日: 2016.03.29
powered by ブクログ21歳の末期がん患者・古林章太郎の激痛を取り除くため外科医の白川は最後の手段として安楽死を選んだ。だが章太郎の母・康代はそれを告発した。殺人か過失致死か。状況は限りなく不利だったが謎の圧力で白川は不起訴に。背後に蠢く安楽死法制化の画策と世論誘導。マスコミを使って阻止を図る康代。白川は困惑しつつも激流に呑み込まれていく。
0投稿日: 2015.12.28
powered by ブクログ安楽死と医師会に焦点を絞った、久坂部羊さんらしい医療への問題を掲げた作品。 21歳の末期癌患者である若者の除ききれない激痛と向き合う主治医白川。 付き添いをしている伯母の頼みもあり、患者自身の意思を確認したため、安楽死を決断する。 しかし、殆ど見舞いにも訪れなかった母親によって告発される。 安楽死の四要件(P46) 患者が耐えがたい肉体的苦痛に苦しんでいること。 苦痛を除去する方法を尽くし、ほかに代替手段がないこと。 生命の短縮を承諾する本人の、明示的な意思表示があること。 死が避けられず、死期が迫っていること。 白川も感じているが、この要件って少しおかしい。 痛みがあって苦しんでいて、死期が迫っているのなら死ぬのを待てるはず。 痛みがあって苦しんでいて、すぐに死ねないからこそ何とかして欲しい何とかしたいと思うものだ。 どんな患者でもこの要件を満たすことなど出来ないのではないだろうか。 安楽死の問題は高齢者の問題と考えられがちだが実際は違う。 高齢者なら、心臓その他の臓器の衰えがあるため、じきに死ねる。 若い癌患者だからこそ、心臓がいつまでも止まらない。いつまでも苦しまなければならない。 このことに気づくのは、やはり医療の現場にいる医師や看護師だからこそと感じる。 頭で考えるだけで現場の実態を知らない裁判所だから、こういった実態に見合わないトンチンカンな規定を平気で揚げてくる。畑の違う問題を深く知らない人間が判断するということは、随分と恐ろしいことだと感じた。 久坂部羊さんの作品は全体として長めのものが多いが、テーマが明らかで読みやすく書かれているものが多い。その中では本作はやや纏まりが悪いというか盛り込みすぎてしまったかもしれない。 安楽死の問題に始まり、医師会の問題へと展開していくのだが、引き込まれにくい。安楽死に比べて医師会の問題をすぐに想像出来ないからだろう。 医師会が正しいものでないと患者に影響があることはわかるが、そもそも医師会がよくわからない。作品を読んでいけばわかるのだが、やはり直接の問題ではないし、患者がどうにか出来る問題ではないため伝わりが悪いのだと思う。 残念だと感じたことは、上巻の最後のほう食事の場面での描写。 冬らしい冬瓜って、冬瓜は夏野菜ですとツッコミを入れつつ下巻へ。
0投稿日: 2015.12.07
powered by ブクログ2015/10/29-16/05/11 読み手を裏切らない。痛快だ。ただ、入院中はリアルすぎて読み進めなかった。
0投稿日: 2015.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安楽死を題材にした医療…サスペンスですかね。 本作では安楽死賛成派と反対派が痛烈に激突。どっちもどっちだなーと思うくらいやり過ぎだったりしますが、意見の相違の根幹にあるのは「生きる」の定義なのかなー。 反対派はとりあえずでも生物として生存していることを「生きる」としているように思います。例えそれが堪え難い苦痛に苛まれ、何の悦びも見いだせない「生」であっても。 賛成派が考える「生きる」は、幸福感を得るためのアクションを起こすことができることを「生きる」と言っているのかな、と。 自分としては後者派ですかねー。例え寝たきりでも目で文字を認識できるなら、本を読むことで幸福感を得られると思います。ただ、それすらままならないほどの苦痛が続くだけの「生」だったら、それは「死んでないだけ」で「生きている」とは思えません。 だから仮に自分が本作の末期がん患者、章太郎の立場だったら白河医師に感謝するだろうし、逆に自分が被っている苦痛がどれだけのものかを理解せず、無責任に「生きろ」という母親や安楽死反対派の人間達を強く憎みます。 そうは言いつつ、本作の安楽死法制化を進めるJAMAとその関係者はとてもとても胡散臭い。また反対派があまりにも短絡的で愚かしく描かれすぎているので、下巻が話しがどのように展開するのかが気になるところ。
0投稿日: 2015.01.03
powered by ブクログ上下巻まとめて。 医療の進歩と生命倫理というものは、必ずどこかのラインでせめぎ合う、背反する価値観のようなものだが、その葛藤を象徴する最たる具体例ともいえる、"安楽死"をテーマに据えた本書は、まさしく普遍性を持って老若男女遍く人々に訴えかけ得る。 老人の終末期においては容易に想像がつくが、実は患者が若くても、その若さゆえに安楽死が求められる状況がある、という説明に関しては驚いたし、医療従事者にしか書けない描写の一端として強く印象に残った。 小説技巧としては、神業のように卓越している、というわけではないけれど、一本調子ながら、根っこのストーリーが充分に面白いので、グイグイと先を読ませる。 "センセイ"の正体を始め、ミステリーとしてもちゃんと成立していると思う。 ただ、ちょっといろいろな要素を詰め込み過ぎていた嫌いはあったかもしれない。
0投稿日: 2014.10.02まあまあでした。
安楽死、日本ではあまり声高に話す題材ではないですが、難しいけど考えるべき問題だと思います。この本のような政府主導では困りますが。
1投稿日: 2013.11.24
powered by ブクログ安楽死を巡る賛成派と反対派の争いに巻き込まれていく外科医の白川。カギを握るセンセイの正体は… 深い医学知識に裏付けられた非常に面白い医学ミステリー。 冒頭から描かれる末期癌患者の苦痛の描写。まるで読者に安楽死を容認させるが如く。医学が進み、昔ならば死を覚悟した病気でも、何とか延命される現代。完治であればよいのだが、身体的障害や苦痛を伴なう延命の場合、家族への負担は計り知れない。安楽死が是か否か… 下巻では答えが出るのだろうか。
0投稿日: 2012.12.04
powered by ブクログ読了!★★★★★ 2012私のMVBをあげたい!これは面白すぎる!! 安楽死。こんなに深く考えたことはなかった。 命を終わらせることの意味。 若い人ほど必要だという事実にショックを受けた。 安楽死してもよいということになれば、また様々な問題があって、特に ●医師を含め周りの無言の圧力や期待、などの過剰な勧め。 これは難しい。本人の意思がなければできない、とは建て前になってしまう。 偽装、偽証をどのように防ぐのか。 そもそも、安楽死してよかったですか?と本人に聞くことはできないのだ。 よくない結果になる事例は必ずあるだろう。 安楽死殺人事件?を誘発するということではないか・・・ ※このミステリの本当の謎は、謎の人物“センセイ”とは一体誰なのか?である。 なお絶大な権力を誇る元総理をも利用して、崩壊しつつある医療界を救うべく暗躍し、 指示を出し続けているのは誰なのか・・・そして最終的に描いている絵とは・・・ 壮大である。とても。 この作家は作品数は多くないけど、本当の医師の目線から書かれたリアリティのある 現場や症状の描写には引きつけられてしまう。 医師のみならず、患者の心情まで事細かくリアルに書けるのはすごい。 残りはまた後日下巻にて・・・
0投稿日: 2012.11.25
powered by ブクログ大好きな現役医師作家である久坂部羊の作品。 文庫化を機に上下巻を読んでみた。 「神の手」とは、延命治療でひどい状態になりながらもなんとか生きながらえている患者に対して、医師が安楽死させる行為のこと。 安楽死の是非を巡って、肯定派と否定派を巡る話。 著者が現役医師なだけに、相変わらず医療業界の裏事情や延命治療を受けている患者のひどい状態の描写が生々しく描かれており、自分もどちらが良いのかを考えさせられた。 物語の最後では、安楽死法というのが制定され、安楽死専用薬というのが開発される。近い未来でこのような時代が来るのだろうか。 この本を読んで、自分の知らないところではいろいろな問題があることを思い知らされた。 一般人の自分たちにとって、こういう問題は実際に直面しないと考える機会はないので、本というのは自分の知らない世界を手軽に知ることができる手段のひとつとして素晴らしいなぁと改めて実感。
1投稿日: 2012.08.25
powered by ブクログ長い!そして難しい! 読み慣れないジャンルだったから読むのに時間がかかって仕方なかった。 「無痛」がすごく面白かったから読んでみたんだけど、医療モノは気合い入れて読まないとダメね。 登場人物が多いのも面倒くせーってなってしまった…
0投稿日: 2012.08.02
powered by ブクログ久坂部 羊 の新刊がやっと出た!と思って、喜んだのだけど・・・。 テーマ自体はすっごくオモシロかったのに、話の運びがイマイチ・・・。 ちょっぴり残念な感じでした。 でもやっぱりまた久坂部 羊の新刊が出たら読んじゃうんだろうなー。
0投稿日: 2012.07.11
powered by ブクログいつもながら複雑な気分にさせてくれる。 安楽死推進派と安楽死阻止派の手練手管の交渉。 『廃用身』の時もそうだったが「回復の見込みのない」状況にあるものをどう扱うべきか?可能性がゼロでなければ救う必要があるのでは?と言いつつも医学的見地から様々な見解が出るのは当然で(例えば内科医の見解と外科医の見解)白黒ハッキリ出来ないのが症例の殆どであろう。勢い、責任回避の為に延命治療するのが不正解にならない選択、ということになるのだろうが、、、 推進派の方が積極的に未来を選択し切り開こうとしているように思う。
0投稿日: 2012.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
エピローグを読んだ時のセンセイの印象は偉大な医師だったがプロローグを読み終えたときは死神のように感じた。 後味は悪いが考えさせられる本だった。 今まで考えもしなかった安楽死問題とゆう杭を心の中に打ち込んでくれたことに感謝。
0投稿日: 2012.06.07
powered by ブクログ主義主張は理解できる。仕事の内容もよくわかる。テーマ、いいと思う。 しかし社会を変えるための小説? 最後までよんだけどなんとなくデモの空振りのような感じがのこって爽快感なし。
0投稿日: 2012.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安楽死の是非というのは古今東西、恐らく半永久的に答えはでないと思っています。徐々に加速する、賛成派VS反対派。そこに当事者たる患者やその家族はいません。論争を大きく起こすきっかけとなった医師と患者との最後の場面。人の生死はとても厳かです。共に安楽死に賛成した、というより積極的に医師へ依頼すらしていた付き添いの家族が、時間とともに大切な人を死なせた(安楽死)憎い医師、と感情が大きく揺れ動き、医師を追いつめる姿は、理解し難いものであった。しかし、大切な人を積極的に死なせた、という罪悪感は時が経つ程、徐々に自分を責め立てていくものなのかもしれない。 生死を論争の道具にしか思わない、鬼と化した人々が登場し、ショッキングな内容だった。過去から現在に至る実際の論争を凝縮したら、この物語と合致するのかもしれない。
0投稿日: 2012.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安楽死の是非をめぐる問題が主題。作者が医者であることもあって、専門用語がたくさん使われており、現場の臨場感を感じることができてとっても面白い作品だった。 医者にとっての安楽死や安楽死を望む患者側の視点や家族の視点に加えて、官僚や政治家・製薬会社まで巻き込んだ論争を描いているのが良かった。ただ、安楽死推進派がカルト的な要素を含んでいるところとかに少し偏見をかんじた。推進派・否定派の論拠もありきたりなものに加えて、あまり言われていないような論拠もあり勉強にもなった。 ストーリー的には、自ら望んでないにもかかわらず矢面に立たされた医師が主人公というものであり、とっても楽しめた。真面目なのだが、雪恵と不倫してしまうところなど小説的な要素が含まれていてよかった。ただ、最後のほうに主要人物が殺されていくところはまだしも、最後の「センセイ」の正体が製薬会社のやつだったことには少しがっかりした。厳密には「センセイ」と呼ばれる立場の方々じゃないし・・・。最後に思いっきり私益を追及するものが勝ってしまうという結末は、日本社会の今を反映させているものだろうと思ってしまい、上手な結末だった。
0投稿日: 2012.05.28
powered by ブクログなんとなんと! 下巻に続く!気になるわ 途中がなんかつまらんかったな。 出たしと後半は、はらはらわくわく。
0投稿日: 2012.05.28
