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ハーバード白熱日本史教室(新潮新書)
ハーバード白熱日本史教室(新潮新書)
北川智子/新潮社
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総合評価

191件)
3.6
29
68
45
18
4
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    海外の大学で教えられる日本史は、それ自身がいわば外交官的役割をもっている、とはその通りだと思う 日本とはどんな国で、世界の人々にどんな見方をしてほしいのかを確固たるものとする為に歴史は学ぶべきだ 初めは日本史に興味を持ってもらえず履修者が少なかった授業も工夫を重ねて、抽選が必要になるほどの人気授業に 海外の人たちに日本を語る彼女もLady Samurai

    0
    投稿日: 2024.02.16
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    ハーバードにおける授業制度•評価方法についても学べますが、筆者がその環境で人気のある講義を提供できた秘訣が詰まった本でした。

    13
    投稿日: 2023.10.03
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    著者のように、海外で活躍して、素晴らしい実績を残されている方のお話は元気をもらえる。 著者自身がものすごく優秀な方だけれども、ご自身ではどうにもできない差別も経験され、苦労をされた上での成功体験の話なので、小説を読んでいるような魅力的な内容だった。

    0
    投稿日: 2022.12.18
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    感想 自分語りを武器に昇華する。歴史を語ることで現在を理解してもらう。相手の語りを引き出すことで相手を理解する。情熱をもって自分たちを話す。

    0
    投稿日: 2022.11.07
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    図書館で借りた。 ハーバードの日本史とはどんなものかと借りてみたが、なんと理系の人がひょんなことから日本史を教えることになった、という話。 教育現場が日本とはまるっきり違うのは想像通りだが、アメリカの日本史観も感じ取れて、興味深い。 尚、著者はTEDでこの本の内容同等のものを講演しており、Youtubeで見れる。

    0
    投稿日: 2021.05.11
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    白熱日本史教室というタイトルに引っ張られて買ったが、回顧録としての側面が強い。 出張講義の記載などは、読んでいてためになるな。 と感じたが、そのほかは必要性を感じなかった。 まぁ、そんなもんだろうと思えばそうか。

    0
    投稿日: 2021.01.31
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    海外で道を作る人のパッションを痛いほど感じた。 それを公平に評価するハーバードや米国の懐の深さも。 その後のご活躍も気になるところ。

    0
    投稿日: 2021.01.02
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    最後斜め読みでごめんなさい でも、 途中で挫折する新書が多い中、何とか読みきれたということはそういうことだ!

    0
    投稿日: 2020.12.05
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    ずいぶん前から積読になっていた1冊。 期待以上に面白かった。 まず、天下のハーバード大学でさえ日本史講義内容のレベルの低さに驚かされる。人気の無さはクラス受講者が毎年数名レベルだったという事実からもわかるが、そんな筆者もそもそもカナダのブリティッシュ・コロンビア大学の理系大学院生だった・・そこでたまたま手伝った日本史を教える教授の勧めで日本史に進路を変更し、ハーバード大学のサマースクールで受講した「日本史、サムライ」の内容に違和感を持った作者は・・このあたりの経緯も面白い。 筆者が終始、巡り合う運命に逆らわず、それを目いっぱい楽しもうとする姿勢に好感が持てる。 本書は、「教科書で読めばわかる内容をわざわざ教室で教える意味はない」、「外国人が日本を知るきっかけとなる大学での日本史講義をもっと充実させれば、優れた民間外交の一助となる」など潜在的に教育のもつ大切な意味を改めて気づかせてくれる。 教育にかかわる人で未読の方は、新しい発見があるかも。

    2
    投稿日: 2020.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    北川智子さんこそ、Lady Samurai この本は、駆け足の回顧録でしたが、彼女が、ハーバードのレクチャラーになるまでの過程や、ハーバードのレクチャラーになってからの活躍をもっと知りたいと思いました。  先に読み始めた『承認をめぐる病』『ラカンの精神分析』が難しいので、この本を摘み食いしてしてしまいました。彼女がハーバードで251人の履修生を誇るレクチャラーになるまでの人生は、人によっては鼻につく自伝かもしれませんが、グイグイ読まされてしまいました。 あとがきに「回顧録から始めたこの本ですが」とあるように、冒頭は、まるで日記のような滑り出し…アマゾンのカスタマーレビューも賛否両論だったことから、つまらない本を掴んでしまったか?と心配になったが、そこからは"九州の高校を出た理系の彼女が、ハーバード大学で251人の履修生を獲得する日本史のレクチャラーになるまでの14年間が180ページに圧縮され"常人には考えられない速度で経歴を獲得して行くプロセスが圧巻の展開だった。私は思う、北川智子さん、人は、あなたのような女性を「Lady Samurai」と呼ぶのだと… 九州の高校を出て、自称「英語は得意ではなかった」理系の彼女が、どのようにして、カナダのブリティッシュコロンビア大学へ留学したのか、ハーバードを振り切って、イギリスに拠点を求め、探求心を、これからどのように拡げてゆくのか、続編を期待します。

    0
    投稿日: 2020.05.03
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    歴史好きとしては、タイトルがそそる。でもそういう意味では、本書は期待外れ。読了後、冷静に考えたら、本書のタイトルもむべなるかな、って感じなんだけど、これ、パッと見は面白講義録だと思うでしょ?もちろん講義内容にも多少は触れられるけど、あくまで本書は、歴史書ではなく教育論。かの名門大学で、いかに人気講座を作り上げたのか、その過程がエッセイ調に語られる。ひたすら流し読んじゃいました。ちなみに、興味が持てない対象であれ、当初思っていたのと違う内容であれ、文句なく面白ければ、それはそれでちゃんと読むからね。

    0
    投稿日: 2020.02.04
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    物事は準備がすべて。そして自分が楽しむこと。 北川さんのすごいのは勉強熱心で多忙なのに複数の趣味に使う時間を惜しまないところ。自分自身が何事にも全力投球して楽しんでいるからこそそれが生徒にも伝わるのだろう。 それにしてもハーバードの学生の熱心なのにびっくり。賢いだけじゃなくてみんな個性的で好奇心旺盛なんだね。そしてこのような授業で他者との協力や個性の表現方法をどんどん学んだら鬼に金棒じゃないですか。そういう人たちが世界を作っていくエリートになるんだね。1ミリくらい見習いたいものだ…。

    0
    投稿日: 2020.01.31
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    正直ハズレでした。。。 1.この本をひと言でまとめると  ハーバードの日本史講義はこんな感じ 2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度 ・誰かに物事を教える仕事をうまくこなす秘訣の99%は準備段階にあると思う(p107)  →その通りで、十分な準備していても足りないことがあるくらい。 ・アクティブラーニング(p139)  →飽きさせず、講義内容を役立たせようという努力がよくわかる。 ・「日本とは何か、という質問に対してしっかりとした答えを構築すること」(p181)  →確かにこの考えは自分自身も不足している。教育でも日本史を必修化したうえでこの質問を考えさせる教育が必要と思う。 3.突っ込みどころ ・「ザ・サムライ」という講義。そんな講義が成り立っていること自体信じられない。 ・自慢が多い。ベストドレッサー賞獲った話などはどうでもいい内容。 ・日本史の一部だけを抜きとった内容で、日本に対する誤った理解を生んでいないだろうか? ・「ザ・サムライ」のような日本史の語り方はもう古くなっている気がしてならない(p58)とあるが、「Lady Samurai」も女性に視点を変えただけで同じような語り方になっている気がする。 ・日本史の外交官的役割(p172)とあるが、この人に外交官的役割を任せていいのだろうか? 4.自分語り ・この授業を受けてみたいとは思わなかった。アメリカ人にとっては面白そうな内容なのかもしれないが、日本人にとっては面白くないと思う。日本からの留学生は0(p144)というのは当然の結果かも。 ・本人が大変な努力をしてきたということはよくわかったが全体的に中身が薄い感じがした。 5.類書 ありません。

    0
    投稿日: 2018.12.30
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    【由来】 ・出口さんの「本の使い方」で紹介されてた。 【期待したもの】 ・ 【ノート】 ・サラッと飛ばし読みだけど、それほどの内容かしらと思った。

    0
    投稿日: 2018.10.28
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    守護大名とその本妻は「ペア・ルーラー(夫婦統治者)」として考えられていた / 側室たちの武士道(女性らしさではなくサムライらしさを帯びながら散っていく) / アクティブ・ラーニング(地図を描く、タイムトラベルストーリーを作る、ラジオ番組を作る、前に自分が作ったタイムトラベルストーリーで自分が主演する映画を作る) / 全体のインプレッションにこだわった「印象派の歴史叙述」 / 日本の内部からも活発に日本史改革を進めてほしいのです

    0
    投稿日: 2018.10.14
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    外国人に教える日本史という点では意味のある学説であり論点かなと。著者の優れているところはひとえに教育者としての面だろう。題材が日本史だっただけであり、数学だろうが生物だろうが法学であっても人気の授業になったと思う。教えるという観点では非常に勉強になった。

    1
    投稿日: 2018.09.13
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     先に読んだ「ハーバード日本史教室」が期待外れだったので、リベンジのつもりで(そこそこ評判の良かった)本書を読んでみました。  が、結果はこれも「期待外れ」でした。ハーバード生活を題材にした“エッセイ”ですね。新たな日本史の視点を提示していると著者は自ら語っていますが、視点の転換という点では網野善彦氏の中世史のインパクトには遠く及びません。

    1
    投稿日: 2018.07.06
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    エネルギッシュな人なんだなぁ。 やってる授業はとても工夫されていて面白そうだなぁ、と。 2018.5.20 70

    0
    投稿日: 2018.05.20
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    後になるほど盛り上がる内容であった。この上もない臨場感に溢れた授業手法に圧倒された。歴史に対する視点が斬新であり、学生を巻き込むことにも長けており、逸材であることが伝わって来た。ただ残念だったのは、第1章の出来であった。なぜかこの章だけは表現方法が異なっていて違和感を覚えた。編集者がもっと添削しておけば、さらに良かったのではないか。

    0
    投稿日: 2017.11.21
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    「私はハーバード大学でこのようなアクティブラーニングを実践しました!めちゃくちゃ評価されました!」という自慢話。参考になる箇所も、まああるにはある。

    0
    投稿日: 2017.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マイケルサンデル教授の『ハーバード白熱教室』に感動し、本書を思わずタイトル買いしてしまった。読み始めて感じたことは「期待していた内容ではない。著者のサクセスストーリー、自慢話が続いている」というものだった。歴史学者としても疑問符がつく記述も散見される。 一例をあげると、著者は「新渡戸稲造が日本人の倫理を語る概念として作った『武士道』が、20世紀初頭に世界に向けて発信され、それがあたかも以前から存在していたものであるかのように受け入れられてしまった」。しかも「新渡戸の武士道は、歴史資料を引用した歴史事実ではなく、時代が新渡戸に創造させた新しいコンセプトだった」とする。 しかし「武士道」という言葉は、江戸時代には一般的でなかった可能性があるとはいえ、江戸初期に作られた軍記『甲陽軍鑑』にすでに現れており、山鹿素行の「士道」や佐賀鍋島藩士の『葉隠』など、武士道の思想体系をまとめる試みがされていた、ということは重要なはずだ。そのうえ、新渡戸稲造は著書『武士道』の序文で「自らの善悪の観念を形成しているさまざまな要素を分析してみてようやく、そのような観念を私に吹き込んだのは武士道であることに気づいた」と書いている。つまり、新渡戸稲造は決して新しいコンセプトを作ったのではなく、日本人の道徳観を形成してきたのが「武士道」と呼ぶべきものであり、その「概念」を近代人に分かる言葉で言い表したというべきであろう。 歴史学者として著者には、疑問符が付くものの、その一方で、教育者としての著者の情熱と純粋さは評価できる。本書で紹介されている授業法は、日本の大学でも参考にすべき点は少なくない。従来の講義型の授業だけではなく、学生参加型の授業を取り入れていけば、つまりインプット(講義・読書・MOOK)とアウトプット(プレゼン、地図書き、ラジオ番組制作、映画制作等、種々のアクティブラーニング)をうまく組み合わせて採り入れ、学生のアウトプットを公開する形をとれるというのは、理想的な方法だと思う。このような授業が、どれくらい日本で行われているだろうか。 以上のように、大学の教授法開発という点では、本書は有益かもしれない。しかし、純粋に日本史に興味をもって本書を手にした読者は、少なからずがっかりしたのではないだろうか。

    0
    投稿日: 2017.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2012年刊行。ハーバード大学で日本史(東アジア学の中)を院生・学部生に教授する著者の自叙伝。自叙伝なため、本書は、著者の日本中世史の歴史解釈ではなく、日本人から見てやや突飛な方法論で講義・ゼミを展開する点に、力点を置いている(殊に「KYOTO」)。しかし、中高生ならまだしも、大学生に地図を書かせる授業とは…。いくらアクティブ・ラーニングとはいえ、こうでもしないと米国大学生に日本への関心を持たせられないのか、とも思う。もっとも、宿題として文献を読ませ、レポートさせる方法論を押さえていることは見逃せない点。

    0
    投稿日: 2017.01.16
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    優秀な人なんだろうけど、一生懸命やって周りから評価されることに命をかけてる、そんな私すごいでしょという感じがヒシヒシと伝わってきて、なんとも微妙な本に仕上がっている。 著者独自の日本史の観点である「Lady Samurai」にしても、いかにもハーバードの女性エリートたちに向けたコンセプトであって、支配階級の女性像に的を絞ったもの。若い日本人女性である著者がハーバードで期待される役割を1ミリも外すことなく受け入れた結果だろうと推察されるのだ。くどいほど「フェミニズムとは違いますよ」と強調しているのも、そう考えると納得がいく。Amazonレビューでも低評価コメントに恐ろしいほどの賛同が見られるのは致し方無いところだろう。

    0
    投稿日: 2016.02.14
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    北川氏の経歴・授業でやってられることは輝かしいものであるが本書はいただけない。 さらりと書いているがなんか、どれもこれも自慢話のようにしか聞こえないのである。人気があるという意味で「白熱」という言葉を使っているのであるが、マイケルサンデル教授のように授業自体が白熱した議論で構成されているわけでは全くない。ハーバードの優秀な学生がどのような議論を白熱した議論を戦わせるのか、ということを勝手に期待していた。Lady Samuraiが、ユナサーマンなのか、ルーシリューなのか、小雪なのかなどというどうでもいい話は読みたくないのである。 Lady Samuraiについては、ごくごく簡単に紹介されているばかりであるが、その定義が非常にあやふやで捉えようがない。中世〜近世にかけての日本女性史であればわかりやすいと思うが、侍が女性であるというのがよくわからん。北政所だけでなく、北条政子とか、日野富子とか、春日局とか、天璋院篤姫とか(ほぼ大河ドラマで扱われているのか。。。。)結構な数に上ると思うんだけどなぁ。でも女性史の一部だろう。胡乱な議論だ。

    0
    投稿日: 2015.10.19
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    著者のクラスの人気はたまたまとかなんとなくではなくて、裏打ちされたものがあるのだということが読み取れる。 (授業への準備、先進的な試み、著者の人柄etc) Lady Samuraiについてはそういう捉えかたもあるのね、なるほどね、という感想。外国から見た日本史という視点ならではの発想なのかもしれないと思った。 KYOTOのクラスのアクティブラーニングの試みはアイデアや工夫に富んでいてとても魅力的に思える。 日本史(歴史)の学ばせ方を工夫することで物事の学び方や自分の考えの表現の仕方なんかも伸ばして欲しい、という思いや、その他著者の考えや情熱なんかも伝わってきた。

    0
    投稿日: 2015.10.12
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    『ハーバード白熱教室』と見間違って手に取った本。 著者名は日本人の女性で、マイケル・サンデルとは関係がないと分かりましたが、この人がハーバード大学で教える日本史の授業が人気を博しているとを知り、読んでみました。 前半は彼女の半生が語られます。 まだ若手の教員。大学で理系を学んだものの、日本史のおもしろさに引かれて院に入り、ハーバードで教鞭をとるまでのこと。 彼女が日本史に目覚めたのは、アメリカで受けた講座からでした。 学んだのもアメリカの大学です。 日本で学ぶ日本史とはさまざまな面で異なるだろうと思います。 アメリカで日本史というと、一番のヒーローはサムライなのだそう。 日本でも、戦国時代が一番好きだという人は多いですが、アメリカのサムライへの熱狂ぶりは、輪をかけたもんだそうです。 著者は、そのサムライ礼賛の流れに疑問を感じ、研究テーマとした「Lady Samurai」を講義で採り上げたことで、新たな日本史のファンを増やしたそうです。 Lady Samuraiと聞いて、巴御前やガラシャ夫人を連想しましたが、そうではなく、武士と二人三脚で支えた妻のことを指すのだそう。 秀吉の妻ねい(ねね)が一番いいサンプルだそうです。 そういえば、ねいは秀吉の死後、出家するものの、高台寺に住み続けて武家社会の頂点に君臨し続けます。 なぜ尼寺に行かなかったんだろう?と疑問に思いました。 政治に深く関わっており、世捨て人になれなかったのでしょうか。 サムライの活躍は、彼一人の武勇ではなく、陰で支えた妻あってこそだとする著者の講義は回を重ねるごとに人気を博していったとのことです。 後半は、彼女のとるアクティブラーニングという講義の方法が説明されています。 学生は、座学として話を聞くだけではなく、実際に動いて授業に参加することで、理解を深めていくというもの。 京都の地図を、学生に完成させていくやり方も人気があるそうです。 やはり日本の歴史の中で一番魅力的な都市のは京都だからか、と思ったら、単に京都とボストンが姉妹都市であるから選んだのだとか。 よほどのことがない限り、ほかの国の歴史にはあまり興味が湧かないものですが、自分もその場の一員と考えることで、具体性が増し、主体性を持って授業に臨めるというもの。 斉藤孝先生も、自分の授業にアクティブラーニングを取り入れていると聞きます。 一般教養の退屈な講義などでその方式を取ればよさそうに思います。 どれだけ深い知識を授けるかということよりも、どれだけ興味を持って取り組ませるかに主眼を置いた教育法。 日本の大学での歴史の講義には合わなそうですが、外国の歴史の授業ならよさそうです。 サンデル氏のブームに合わせたタイトルながら、白熱教室というほどではないという印象を受けました。 単身、外国で日本の歴史を教え続けている彼女の勝気な性格が、全編を通じて感じとれます。 現代のレディーサムライとして、これからも戦っていってほしいと思います。

    0
    投稿日: 2015.01.15
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    大学時代は理系だったのにも関わらず、ひょうんなことからハーバード大学で日本史を教えることになった著者の一冊。 歴史論としてではなく、アメリカ大学の話としてとても面白かった。

    0
    投稿日: 2014.11.23
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    この方のエネルギーには圧倒されるものがある 日本史の考え方としては、自分は必ずしも頷けるわけではないが、ハーバード大学で東アジアの国の歴史に興味をもたせ、人気のあるクラスにしたという意味で素晴らしいと思う。

    0
    投稿日: 2014.08.28
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    日本史を高校時代にただの暗記物として距離をおいてしまった自分に取って、動きのある日本史は新鮮だった。日本史の講義は概要しか書かれていないが、それでも女性を含めたサムライ史というのは視点的に面白かった。アクティブラーニングは、日本の歴史教育でも取り入れてほしいと思う。音楽とお絵かきと動きを取り入れた斬新的なティーチングスタイルは、自身の生活でも応用してみたい。

    0
    投稿日: 2014.08.16
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    著者がハーバードでトライした教育方法等について。アクティブラーニングの手法を用いたアグレッシブな講義は面白い。

    0
    投稿日: 2014.08.12
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     痛快! 『歴史に、センター試験の暗記教科、就職活動には意味がない文系科目というレッテルを貼るのではなく、生活の一部として位置付けてほしい』。なぜなら、『日本人としてのアイデンティティーを作るのに日本の歴史を知ることが重要』だから。  学生の頃の日本史って、重箱の隅をつつくような問題でただひたすら暗記力を試されるような授業、試験で、本当につまらなかった。  歴史の史実である点と点がつながって線になり面となる面白さに四十路を越えてから気付いたけれど、北川先生はそれを立体的に捉えていた!!  なるほどな~とニヤニヤしながら読んでしまいました。  例えば。  北川先生が教える1542年から1642年、”この100年の中にある一定期間を選んでタイムトラベルした経験を書きなさい”…なんて楽しい問題なんでしょ!!  信長、秀吉、家康に会いたければ信長が没する1582年までに行かなければならない。そんな風に自分の中に歴史を取り込んで、自分なりに構築する作業がたまらなく楽しく思える・・そんな私にとって、読むほどに頭の中がスッキリ整理されていく、そんな爽快感を感じさせてくれる内容でした。    日本の歴史を、もっと知らねば!!

    1
    投稿日: 2014.08.09
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    ハーバード大学で日本史講座で大人気を博し、「思い出に残る教授」賞に選ばれた著者の本です。 まずは、数学や生命科学の専攻からスタートし、日本史の教授の手伝いをしたことから自身も日本史に関心を抱くようになり、やがてハーバード大学で教鞭を取ることになった経歴が語られます。また、アイディアに溢れる著者の授業「Lady Samurai」と「KYOTO」の進め方や、学生たちの評価についても触れられています。 著者の専門は中世史ということですが、石母田正や網野善彦といった国内で著名な研究者たちの業績を念頭に置いていると、本書で語られているような日本史の授業がアメリカでおこなわれていると知って唖然としてしまうかもしれません。ただ、日本史の専門研究者をめざすわけではない学生たちにその魅力を伝えようとする著者の試みは、尊敬に値すると思います。著者自身、本書で「海外の大学で教えられる日本史は、それ自身がいわば「外交官」的役割を持っています」と述べているように、そうした仕組みを十分に分かっており、そうした見地に基づいて仕事をされているわけですから、そのことを踏まえて読むべきでしょう。

    0
    投稿日: 2014.08.09
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    なんかこんなパワー溢れる人がいるんだ、とまずそのことにビックリ。その溢れるパワーが前面に出て「え、これ自慢話の本?」と思わなくもなかったけど。『Lady Samurai』の授業はそれほど興味沸かなかったけれど(それほど目新しい視点になるのかなあ?)(アメリカの大学で日本人以外の学生相手だからこそ、なんじゃないかしらん)、『KYOTO』のクラスは面白そう。しかしPCを駆使して(駆使しなければならない)今の大学生はスゴイな、とワープロがせいぜいだった時代のかつての大学生は思うのでした。

    0
    投稿日: 2014.07.04
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    日本史講義の章は正直あんまり掴めなかった。以前に読んだ北川さんの本はハーバード以前の生い立ちなどにフォーカスされていたが、こちらはよりハーバードでの奮闘を描いている。要領が良く、頭も良く、努力家で人柄も良い方なんだなーという印象。すてき。

    0
    投稿日: 2014.05.15
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    カナダの大学で数学を専攻し、大学院で日本史を専攻したのち、ハーバード大で数学史と日本史を教えている日本人の女性。と、経歴を書き連ねるだけでも「異色中の異色」な存在な著者が、ハーバード大の日本史の講義で大ブレイクし、大学を代表する教員の1人として認知されるに至ったサクセス・ストーリーを記した本。SamuraiやNinjaといった、ステレオタイプな知識しか持たない学生を飽きさせることなく主体的に講義に参加させ、最終的には、特定のトピック(具体的には、「戦国大名の妻」と「京都の街の変遷史」)に関して日本人よりも遥かに深い理解を修得させる。その手法には脱帽させられるとともに、ひたすらポジティブ指向でアクティブに活動する筆者のパワーにも圧倒された。

    0
    投稿日: 2014.05.11
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    日本史の中の女性、という視点から歴史を見るという発想は面白いと思いました。 自分がいかにすごいかという自慢話が大半を占めているような気もしましたが、外国の地で、おそらく現地の人にとってはあまり関心もなかっただろう日本史という授業を受け持ち、人気を博しているというのは確かにすごいことなのだと思います。

    0
    投稿日: 2014.04.02
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    エッセイ本。ハーバード大で講師をしたらすごい人気だった、これこれこんな工夫をした。評価もすごい高いし、私は若く見られて、ベストドレッサー賞までもらった。途中で私は欧米に長くいるのに未だにアメリカナイズされてない、なんて言ってたが謙遜しない態度から十分感化されてると言える。ここまで自分を褒めている本は珍しい、しかも世界的な人でもないのに。何よりも腹立たしいのは白熱、ハーバード大、と如何にもあの有名な話かと思わせるタイトルだ。間違えて手にとってしまった人はかなりの数いるだろう。くだらない本であった。

    0
    投稿日: 2014.04.01
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    半分まで読んで挫折しました。 理由は、彼女の日本史解説が、(完全に素人目ですが)偏見に満ちてるような気がしたことと、自慢話がくどくてちょっとうんざりしたからです。笑 後半が良いという評価もあるみたいなので、気が向いたら読もうかなぁ。

    0
    投稿日: 2014.03.27
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    歴史教育をどう生かしていくのか?というヒントが隠されていると思う。たしかに、歴史物として期待した人が酷評するのはわからないでもないが、そもそもこの薄さの本に何を???と。 アクティブラーニングの手法は大学だけではなくもっと幅広く取り入れていくべきものと思う。

    0
    投稿日: 2014.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他のハーバードの教授に比べたらはるかに若い一人の日本人女性が、受講生がもっぱら少ないのが当たり前だった日本史のクラスを独自に編み出した授業スタイルで、人気講座にまで変貌させているという事実に驚き、しかもそれをいとも簡単に、また臆することなく成し遂げてしまった著者にただただ感服。彼女こそ彼女が提唱するところのLady Samuraiなのかもしれない。

    0
    投稿日: 2014.01.14
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    こういう人がいたんだ、という素朴な驚き。 日本人ながら英語でも思考しているというところでだいぶぶっ飛んでいる感じはあるし、日本史の捉え方も人とは違うからこそこの講座を生み出せたのだとは思うけど、単なるエンタテインメントにとどまらずにハーバードでこれだけの人気を誇るのは実力ということでしょう。 分野は違ってもこうやって活躍する人は応援したいですね。

    0
    投稿日: 2013.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者が打ち出した「レディ・サムライ」の世界や、ハーバードの授業内容など、興味深い内容で面白かったが、この厚さの新書に全部詰めると一つ一つが物足りない感じです。 タイトル買いしてしまった私が言うのもなんですが、この内容だったらタイトルは別のものだった方が良かったと思います。 ハーバードの学生の知的好奇心の旺盛さを見ると、読んでいる方も何か勉強したくなりました。

    0
    投稿日: 2013.10.21
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    今までは、日本史=侍、忍者、将軍の研究を意味していた。でも実は、歴史を動かしていたのは女性だった?!“レディサムライ”を中心に、既成の歴史観を新しい角度から切り込む★

    0
    投稿日: 2013.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハーバード白熱教室のマイケル・サンデル教授とは正反対のハンディ―女性である、若い、アジア人種、英語が母国語ではない、テニュア付きの教授ではない―を背負った著者が、ハーバードの教壇で大活躍する回顧録(とは言っても彼女は若干32歳なのだが)。第1章は、著者がハーバードの教員になるまでを描くが、これがまさしく疾風怒濤。小説ならリアリティがないと言われそうなほど。また、授業ではこれまで閑古鳥だったマップ・コレクションやメディアスタジオを駆使して、それこそ縦横無尽。読んで楽しく、刺激的。お薦めの良書。

    0
    投稿日: 2013.09.23
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    読みやすく、元気の出る本です! 深いのに陽気で、視野が明るく広がります。 世界史の一部として、海を越え時を越えていく日本史。 サムライ・ウーマンの香水とセットにして、誰かにプレゼントしたい! 著者の方と少しだけ言葉を交わしたことがあります。とても素敵でした。 大好きな本です。

    0
    投稿日: 2013.09.18
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    題名がヒドイ。サンデル教授のように講義の内容が書かれている本かと思っていたので、その点が薄い(講義のスタイル上の制約があるとはいえ)のは残念。 日本の大学でも、彼女くらい教えることに力を入れている先生がもっと増えればいいのだが。

    0
    投稿日: 2013.09.01
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    日本史を今までと異なる観点から見直して、それをハーバードの大学で授業している人の本 講義の内容が書かれているのかと思いきや、その日本史の講義内容のページ数は少なく、触り程度だった。本の内容の大半がその 著者のサクセスストーリーであり、期待している内容とは異なった。

    1
    投稿日: 2013.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本人の理系出身の若い女性が2年前からハーバード大学で日本史を教え、それが人気授業に!この本は3点から興味深い。①ティーチング・アワード受賞、ベストドレッサー賞、「思い出に残る教授」選出など、著者のアメリカン・ドリームを体現したサクセス物語として痛快。②ハーバード学生による教員評価の指標がオープンなこと。③そして日本史を米国人にどのように楽しく、深く教えているかということ。著者自身が書いているように彼らにとっては日本史を学ぶことが最終目的ではなく、「日常見たこと、感じたことを表現することの練習!」という授業なのです。日本で史学を学ぶ多くの学生にとっても同じことが言えるのでは・・・。「ミリオネア」を捩ったグループ発表、過去の京都へのタイムトラベル経験記述の試験、課題が日本史の映画作成、また著者の着物姿での講義など、授業は楽しさ満喫の模様です。①Instructor Overall 総合的に見てこの先生としてどうだったか  ②Effective Lecture or Presentation レクチャーやプレゼンはどうかという授業の進め方 ③Accessible Outside class クラス時間以外で時間を作ってくれたか  ④Generates Enthusiasm Participation 好奇心や元気を与える役割を果たしたか  ⑤Facillitates Discussion & Encourages 学生に議論を促すように努力したか  ⑥Gives Useful Feedback 宿題へのフィードバックの質  ⑦Returns Assignments In Timely Fashion 先生が宿題の採点をして返却に要する時間が適切だったか 「思い出・・・」で卒業アルバムに書いたショートメッセージがカッコよすぎるほどです。「No proof needed; your possibilities are ∞. 証明などいらない。あなたの可能性は無限大」 「Lady Samurai」という授業名から分かるように、秀吉の妻の手紙などから武士階級の女性の考え方を考えると言う内容には納得です。米国でも「サムライ」への関心の強さは、良く伝わってきました。

    0
    投稿日: 2013.08.15
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     ハーバード大で日本史?しかも若い女性の教授?  最初この本を手に取った時には頭の中にいくつも「?」が浮かびました。一読してみて感じることは「熱血」。工夫を続けること、新しい視点を持つことで自分の道を切り開いていくことの重要性です。    世界から俊英の集まるハーバード大学。そこでひょんなことから日本史を受け持つことになった北川さん。もともとの専攻は数学と生命科学。  日本史を教える教授の下、アルバイトで助手になったことがきっかけで疑問を持つ。「日本史の教え方はこれでいいのか?」そこから教授たちの推薦をもらい、転科したうえで大学院に通い直し、ダメ元で応募したハーバード大で中世日本史を教えることになった。  カリキュラムを考える中で、「従来の男性だけがでてくる日本史でいいのか」という発想から「Lady Samurai」というカリキュラムを思いつく。  また「Kyoto」という別のカリキュラムも作成した。信長=秀吉=家康が活躍した100年を切り取り、その時代に京都がどうのような役割を果たしたかをダイナミックに教えた。「Kyoto」のテストは、「あなたは何年の京都に行って誰にインタビューをしたいか:その時の歴史的な背景を交えて述べよ。」…面白そうな課題です。興味を持って授業を聞いた学生なら熱中してレポートを書くことでしょう。  ハーバード大は学生がひと時に取れる科目数が限られます。日本史は教養科目的な扱いですのでそれまでは受講する学生数はひと桁。それが数十人になり…3期目には250人の受講数にまで増加した、と。  大学で教える日本史など、聞いただけでつまらなさそうですが教え方、指導の仕方で全く違うアウトプットが出てきたのです。  「大学の授業を面白くするもの、それは『準備』」と北川さん。  夢中になって読み切りました。  

    0
    投稿日: 2013.08.15
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    地図を書こう! を実践してみました。自分で書いてみるのも良いもんだと思いました。 楽しいです。 ちょうど、京都にいくのでやってみてよかった。

    0
    投稿日: 2013.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本史を女性にスポットを当てて、これまでとは違う側面から見直したり、京都という街に絞って、その歴史的な意味やたち位置を見直したり、視点がユニーク。 何より、学生がどう学び、それを表現するかの手法がユニーク。 ラジオや映画を作成したり、グループで発表したり、日本の大学では全くない手法ばかり。 いかに受け身ではなく、主体的に歴史学習に関わり、自分のものにしていくかに、あらゆる工夫が施されている。 興味付けのために、音楽等の聴覚を使うのも面白い。 趣味はピアノという著者ならではか。 日本人の同世代女性がハーバードで人気講師になるという、羨ましくも、さまざまな刺激を与えてくれる本。

    0
    投稿日: 2013.08.02
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    筆者の学生時代からハーバード大学で日本史を教えるようになった理由。「Lady SAMURAI」「KYOTO」という授業の様子。外国の大学で日本史を教える意味とは、といったことが、学生による授業評価や寮生活などを絡めながら、分かりやすく書かれています。日本史の授業でラジオドラマや短編映画をつくるなんて楽しそうです。 日本史とは何なのか? その全体像について問題提起していくことは、喫緊の課題だと筆者はいいます。ディテールにこだわるのもよいですが、大きな物語を紡ぎ出す事は難しくもやりがいのあることではないでしょうか。

    0
    投稿日: 2013.07.17
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    エッセイ調で読みやすく、すぐ読了できた。筆者の授業が楽しそうというのはよく伝わってきた。ただ、肝心の中身は、筆者が言うほどそんなに斬新なものではないと感じた。従来の日本のサムライの歴史は男性だけの「半分史」という問題意識はまったく目新しいものではないし、北政所の果たした役割も少なくとも日本ではよく知られた話だと思う。日本史についてのそもそもの前提知識に乏しいアメリカだからこそ新鮮さをもって受けとめられたのだろう。

    0
    投稿日: 2013.07.12
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    授業の概要から実際の内容に移るかと思ったら、自分語りやエッセイになってしまい、少し肩透かしだが、そういうものだと思えば十分楽しめる。 「Cool JAPAN」はアニメばかりではない、筆者もまた、十分に体現していると言えるだろう。 取り入ろうと下手に援助する必要は無いと思うが、おかしな方向に巻き込まれないようなサポートは必要かと。

    0
    投稿日: 2013.06.30
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    面白い。日本の歴史の話プラス授業の作り方や著者の生き様についてのお話。特に授業方法が画期的で、全大学教授に読んで欲しい本。 ただ、この授業が成り立つのは大学がハーバードだからこそなのかもしれない。 171p そんな時代に、自分で読めば分かる教科書をわざわざ読み上げて外国の歴史を教えることは、本当に時代遅れだと思います。

    0
    投稿日: 2013.06.29
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    著者が「マドンナ講師」で「カリスマ講師」だってことはよくわかるんだけど、そういう講師って、コンテンツ以上に「見せ方」によってマドンナでカリスマになっているものだ。 容姿、人柄、話し方の抑揚とメリハリ、声の質と発声、講義時間の使い方などなど、カリスマを構成しているものは半分くらいは「ナマ」でないと伝わらないものだと思う。 それを紙の原稿にしちゃったら、「マドンナ」も「カリスマ」も相当に減じるのだが、著者はすこし、そこのところをカバーするだけのものが足りないように思われた。 タイトルは「ハーバード日本人マドンナ講師奮闘記」にでもしとけばよかったんじゃないか。

    0
    投稿日: 2013.06.27
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    ハーバード大学で日本史を教えている著者が、今に至るまでの切っ掛けや、出会いなどを綴っている。 大学時代に理系だったにも関わらず、全く違う分野で大成するのだから、世の中は不思議と思うのは簡単だが、よく分からないけどおかしいと感じる洞察力、そしてそれを専門家に素直に意見して議論するなどの行動が結果につながっている。 また、アメリカの大学では生徒が授業内容の評価をする制度がある。 これがあれば、何年も同じ授業をしている日本の教授は駆逐されるだろうから、日本でも採用して欲しい。

    0
    投稿日: 2013.06.24
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    アメリカではチョーシノッタモン勝ちというのが如実に分かる。Lady Samuraiという講義らしいが、巴御前でも出てくるかと思いきや、「ねね」だと!?!??  挙句は自分の成績表(学生による講義アンケート調査の結果)まで堂々貼り付けるとは…ものすごし。こういう輩に限って「日本では…」と日本社会の閉鎖性や因習を論うことは、目に見えていることだ。アクティブ・ラーニングとか何とか、恥ずかしげもなく披露しているが、中学生の夏休みの自由研究レベル。筋肉隆々のアメリカンマッチョとアメリカンガールの前で着物きて、嬉々としてスライドを見せるこの人は、「JAPAN」という記号性を切り売りしているだけであることに飽きれるほどに無自覚である。マコトニゴリッパナコトデアリマス。

    1
    投稿日: 2013.06.22
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    授業の内容が書かれていると思って読んでしまったので、期待はずれだった。Lady Samuraiというキーワードで、キルビルを思い起こすような人たち相手だからこそ人気があるのか、日本史における女性の活躍を知っている日本人でも興味深い深い部分があるのか。深い部分があるのであればそこを読みたかった。タイトルを、どうやって私はハーバード大学の人気レクチャラーになったか、などにしたほうがわかりやすくよかったのではないかと思う。

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    投稿日: 2013.06.08
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    ちょっと自慢たらしいところもありますが、 やっぱりすごい人だと思います。 言うは易し、行うは難し。 なんだかんだ言って、やった人がえらい。 おかしいと文句を言うのは簡単ですが、 やってみろと言われたらお手上げです。 ただ、せっかくだから、 他の方のレビューにもあったように、 もっと講義は詳しく知りたかった。 本の四分の三ぐらい、それで占めてあってもよかったわ。

    1
    投稿日: 2013.05.29
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    元は理系でありながら、紆余曲折を経て現在はハーバードで日本史を教える若い研究者の話。 肝心の授業の内容は…「興味を持って貰うこと」を主眼としているため、日本史をゼロから描く、もしくは掘り下げるのではなく、既存の日本像=侍以外の日本史の側面を提示するもの。本の半分以上が講義内容ではなく、著者の自伝とハーバードの授業のあり方などなのでタイトルに惹かれて読むとちょっと拍子抜けかも。 とはいえ、日中韓の違いすら認識されていない現状がある以上、「日本ファン」「日本をかじったことがある人」を育てることの重要性はよく伝わった。日本でこの本を出すってことは、著者としてはむしろこれが狙いかな?

    1
    投稿日: 2013.05.09
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    同姓同名の別の研究者を検索していて偶然見つけた1冊。 「教えることは本を読むよりも、先生に質問するよりも、何よりも価値があるように思えた」(p50) 校種は違えど同じ歴史を教える者として、いろんな記述に共感しながら読み進めることができた。 でも、私の方が負けていないなという思いもあって★は4つでw

    1
    投稿日: 2013.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生粋の理系学生から、サマースクールで日本史を受講し、「サムライ」が強調された日本史授業に疑問を持ったのがきっかけとなり、日本史の先生になる。そして、ハーバードで人気の低かった日本史クラスを人気クラスに変貌させた日本人女性教師のお話である。 とにかく相当な勉強量だと思う。筆者はさらりと書いてあるが、大学は飛び級だし、理系の学生が文系の、しかもハーバードの教師である。 すごい勉強量なんだろうなーーと驚くとともに、こんなに頑張らなくてはならないんだ!と自分に喝を入れられた本である。 実際、私は日本史をあまり得意としていないが、この本を読んで、無性に歴史を感じたくなり、奈良へ行って来た。

    0
    投稿日: 2013.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サムライだけの日本史を「半分史」と捕らえ、女性が歴史に与えた影響をLady Samurai概念を日本史に持ち込んだ新進の歴史研究家が書いた日本史の教授法。2章と4章はLady Samurai、Kyotoという講義内容についての解説。1章と3章は理数系の著者の歴史との出会い、ハーバードで新たなことを試みる著者の体験が書かれている。

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    投稿日: 2013.05.05
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    とっても面白かった! 北川智子さん、もっと本を書いたらいいのに。きっとそれも買って読みます。 なんという人生を(若いのに)歩んできたんだろうという驚きと、この人の才能は一体いくつあるんだという驚嘆。それから教える日本史の魅力的であることにも驚いた。周りの人にも薦めたいと思う本だった。

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    投稿日: 2013.05.02
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    読みながら、「これはバッシングも多いだろうな」と思っていたらやはり多いようですね。 ただのポスドクのくせに、とか、レディサムライっておかしくないか、とか、アカデミックでない、とか。 ポスドクという点に関しては、大学の上下関係がよくわからないので何とも言えない。でも、もし自分が、と考えて、理系学部卒で文系の院に進むことのリスク、それをポスドクであれハーバードで教えられるレベルにもっていったことは評価に値すると思う。体力とバイタリティ!鉄人!! レディサムライについては日本史に全く関心がない私でも確かに違和感あり。しかし、前進の授業がザ・サムライであることと、書いてある限りのその内容を考えるとこんなものなのかな?ご本人も終盤で言っているように日本人ではないし。 最後にアカデミックでないということ。ゼミじゃない授業でどれだけアカデミックな授業がされていますか?私もそこそこの大学を出たと自負していますが、こんなものだったよ?しかも著者の言うとおりつまらないからみんな寝たり途中退出してたよ?アカデミックでないと言ってらっしゃる方は大学に言ってらっしゃらないか、院に行かれたりされた方なのでは? 私は前述の通り、バイタリティにとにかく感服。気の強い向上心の強いアラサー女子は応援したくなります。

    0
    投稿日: 2013.04.22
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    タイトルに惹かれて読むと「騙されたー」となります。著者のようになりたい人が読むならいいのかもな。 著者の人生には興味ないので、実際ハーバードで教えているというLady Samuraiについて詳しく知りたいのに、肝心の講義についての記述が少ない。これだけ読むと外人受けするだけの強引な仮説に基づく歴史講義にしか思えない。38点。

    0
    投稿日: 2013.04.18
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    すげー勉強好きな作者だな。 今までの歴史って男のサムライしか書かれてなくて違和感を覚えた作者がレディー・サムライについての授業をハーバードでやったよって話し。

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    投稿日: 2013.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハーバード大学で日本史を教えることになった若き歴史学者。 もともと理系で、数学や生命科学を専攻していた彼女が、サムライしか語られない米国での日本史に違和感を覚えたことを切っ掛けに、博士号の取得からハーバード大で教鞭をとるまでのエピソードからは著者のがむしゃらさが感じられた。大人気講座となっている「LADY SAMURAI」と「KYOTO」の概要紹介から、面白さが伝わってくる。また、何を学んでもらいたいかを明確にした姿勢にも共感を覚えた。 読者にも何を読んでもらいたいかが、きちんと書いてあり、著者のスマートさを感じた。 13-53

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    投稿日: 2013.04.10
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    えらいバッシング受けているみたいだけど、講座を運営するという点でのサクセスストーリー。なかなか立派なもんだと思うよ。

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    投稿日: 2013.03.30
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    Amazon見ると賛否の否が多いけど、日本史全体を大きく捉え、海外で日本人のアイデンティティを伝えようとしている著者の考えに触れると、納得のいく日本史論。ただ、タイトルが日本史教室なので、詳しい解説やディスカッションを求めるとがっかり。自慢話が過ぎるというコメントもあったけど、日本史本だと思うと確かに自慢話に聞こえる。著者の勉強法の本でもほぼ同じ経歴が書かれているが、勉強法を伝えるためには止むを得ないことなので自然に感じます。

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    投稿日: 2013.03.10
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    本書を読んでいる間ずっと、猪口邦子さんの「日本語が生き残るためには英語を学ばなければならない」(日本経済新聞、日付不明)という言葉を思い出していた。北川さんが提唱する"グローバルな日本史"も同様のスタンスから出発していると思う。自分の文化を価値観の異なる人たちに理解してもらうためには、我々の常識から飛び出すことが必要不可欠で、それは時にものすごい反発を招くこともあると思う。そのような事態に直面した時、自分のことであれ他人のことであれ、どんな時も本質を見失わず、そのチャレンジを面白く受け止められる人でありたいと思う。

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    投稿日: 2013.03.10
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    理路整然としたとても分かりやすい内容と文章。私は日本史にはさほど興味がなかったのだけれど、この講義に出てくるアクティブラーニングの手法で学ぶ歴史はさぞかしたのしいのだろうなと思った。歴史を自分と関わりがある事実として感じるということ。これって大学の授業という枠を超えて、普段の自分の生活にも意識して取り入れられたら、より多くの物事に気づくことができるよなぁと歴史好きとして参考になった。また、現代のコミュニケーション技術の進化に伴い、歴史叙述も進化していかなくてはならないという意見にも賛成。 最後に授業のやり方だけでなく、この先生のフレッシュで自信に満ち、聡明な姿が人気の秘訣だろうとも思った。やっぱり「人」のもつエネルギー、オーラって重要です。見習わなければ。

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    投稿日: 2013.02.22
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    通史的な日本史解釈というより、一つの単元として日本史を切り出して加工するその視点と扱い方がとても面白い。 マニアックな教授のハーバードでの「SAMURAI」講義に違和感を覚え、武力でもただ耐えるだけでもない政治への女性の関わりを示した「LADY SAMURAI」。最も変化の激しかった100年の京都の歴史を扱い、ポッドキャストから映像、映画製作まで行う「KYOTO」。 日本史は必須の教養単元でなく、それでアジアの歴史を調べるなら、中国の方が今の社会では重要度が高い。だから。 ・実際、学生たちはこのクラスで、京都や他の国の古都を旅する機会に役立つ知識をたくわえて満足しているわけではありません。むしろ、日常でみたことや感じたこと、まったく新しいことを聞いた時に、それをこの日本史のクラスの時のように「自分の一部として表現できるようになること」の練習をしているようなものです。 ・大学では、個々人が好きな科目を好きなだけ勉強できる。それだけに個人作業にばかり追われ、自分の優秀さをアピールすることに夢中になる。しかし、そんなことは大学を出たら出来るはずがない。他人の意見を聞いて、力を合わせて考えてみること。他人と自分の両方を信じること。それこそが社会では役立つ。だから、私は自分のクラスでは他のクラスとは違ってグループワークを課す、と説明した。 ・一番上が、総合的に見てこの先生は先生としてどうだったか、の評価。2番目が、レクチャーやプレゼンがどうだったか、という授業の進め方の評価。3番目が、クラスの時間以外で先生が時間をつくってくれたかの評価。授業時間以外の学生との交流、メールの返信や教授室での会話がこの評価の対象になります。4番目が、先生が好奇心や元気を与える役割を果たしたかどうか。5番目が、先生が学生に議論を促すよう努力したか、学生の積極的な授業参加に配慮したかの評価。6番目が、先生からもらった宿題へのフィードバックの質の評価。そして一番下が、先生が宿題の採点をして返すのに要する時間が適切だったか、の評価です。先生の仕事ぶりが全般的に評価されており、先生が怠けられないように、よく考えられた質問だとおもいませんか。 ・できれば読者の皆さんも京都の地図を書いてみてください。京都にお出かけになったことがある方は、初めに京都駅を起点として、京都で訪ねられたことのある場所を書き入れられたことでしょう。京都にお住まいの方は、ご自宅や学校、職場を書き入れられたと思います。このように、地図というのは、その場所が自分とどう関係するのかをあらわす媒体です。

    1
    投稿日: 2013.02.21
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    同い年の自分は一体何をやっているのかと、読み始めは劣等感をもっていた。しかし最後には、私も頑張ろうという気持ちになった。著者の経歴もすごいが、私の気持ちを盛り上げてくれたこの文章力もすごい。熱意が伝わった。先生ってすごいなあ。 日本史の捉え方に目から鱗が落ちた。すでに教科書に書かれただけのものを読んで終わりではなく、つくるものであり生き物。今が歴史になるのだ。第二次世界大戦以降、日本は大きな物語がないという。確かに・・・歴史とはいつ何が起こったか暗記することではなく、その時代時代の生き方、暮らしぶりのことだ。100年後の歴史の教科書を想像してみた。今の暮らしぶりを100年後の人に伝えたいと思ったら、今の歴史のあり方ではだめだと思う。んーだからといって、まだ策は思いつかないが、著者のいう、これは他人事ではなくて私の話はあなたに大いに関わりがあるという意味が少しわかった。

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    投稿日: 2013.02.19
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    ハーバード大学での教育の一コマが分かり、そのシステムに興味を持てる1冊であった。著者の講座のような、海外の若い世代に対する日本理解の助けとなる教育の展開が、次世代の国際関係、国際交流の発展に寄与していくものと思った。

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    投稿日: 2013.02.16
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    評価迷って星4つ。 ハーバードで日本史を教えるにいたる話と授業の内容の話。 別でもよかったか。 授業の内容がもっと知りたかった。 この人こそ現代のlady samuraiだ。 歴史って面白いなあ。

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    投稿日: 2013.02.11
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     ハーバード大学で日本史を教える北川智子さんの本。著者のハーバード大学で教鞭を持つにいたった過程と、百人を超える受講生をもつ人気の講義内容の一部を紹介した本。  彼女は福岡の公立高校の出身で、僕と同じ年齢です。なんと、30歳まえにハーバードの教授になっています。凄い!すごすぎる!本を読むにつれ、その前向きでまっすぐな考え方はとても素晴らしいです。本当にすごいのはその能力ではなくて、信じる道をまっすぐと進むその心だと思いました。  なんというか、こういうのは高校1年生だかが読んで自分次第で未来が無限に広がるってことを理解するための本なんだろうなあと思いました。

    1
    投稿日: 2013.02.09
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    さしずめ、「若き美人歴史学者のアメリカ」。歴史学者といっても、もとはカナダの大学で数学と生命科学を専攻する留学生だった。それが、ひょんなことで大学院で日本史を専攻することになる。学位取得後、首尾良くハーバード大学にポストを見付けるが、ハーバードの東アジア学部は不人気で、前任の先生の講義には受講者が2人しかいなかった。何も期待されていなかった初年度の「Lady Samurai」の講義は、予想に反して16人の学生を集めた。それだけでもニュースだったのに、翌年は驚異の100人超え。3年連続ティーチング・アワードを受賞、「キュー」と呼ばれる先生の通知票でも抜群のスコアを収め、3年目にはなんと250人もの受講者を集める名物講義になってしまったという、まさに飛ぶ鳥も落とす勢いのシンデレラ・ストーリーである。まぁ、自慢話といえばそうかもしれないが、若いから許す。 授業は、講義室でスライドを見ながら受動的に話を聞くのではなく、グループでプレゼンしたり、映画を作ったりといった「アクティブ・ラーニング」である。実際、学生にとってこういう授業は、楽しくて印象に残るだろう。でも、なかなか真似のできるものではない。それを英語で行うのだから、大したものだ。 著者が最初に大学院で受けた日本史の授業は、ひたすらサムライを賞賛するマニアックなものだったという。欧米人から見た日本史なんて、遠い国のエキゾチックなお伽話に過ぎない。だから、アメリカ人や、様々な国からの留学生に対して、日本人が日本史を教えることは大いに意味があると思う。 著者が教育者として大成功していることは間違いないが、研究者としてはどうだろうか?言われてみれば、日本史に限ったことではないが、歴史上の人物はほとんどが男である。だから、女性の視点から中世の日本史を見直してみるという試みは確かに面白いと思った。でも、これが日本だったら、果たして評価されたかどうか。アメリカで日本史を研究することは、史料へのアクセスの点では不利だろうが、学会の変なしがらみがなくて自由にやれる点では良いのかもしれない。紫式部は英語で Lady Murasaki だから、Lady Samurai・・・こういう英語のセンスはよく分からない。

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    投稿日: 2013.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者はもちろんものすごーく頭がいいんだけどそれだけじゃなく、バイタリティがあって努力家で、若くて美しいすごい人でした。 ただただ感心。 どんな講義をしているのか内容を知りたくてこの本を手に取ったのですが結果的に、講義の内容よりアクティブラーニングという手法を導入した授業の進め方や、学生たちのハーバードライフの実態の方が面白かった。 アクティブラーニングを導入した授業ってとてもユニークなのです。音楽流したりラップ作ったり、絵を描いたり盆踊りまで踊っちゃうんだから。視覚や聴覚を駆使した授業、すごいです。生徒への課題もエッセイ書かせたりラジオDJをさせたり、しまいにはタイムトラベルして映画もつくらせます。独創的ですよね~ 日本史が学生の将来に直接役立つことは少ないけれどこの授業を通して、自分のオリジナルな考えに自信が持てる人間に、そして他人と協力すれば個人では成しえないことができることを教えるための工夫がされている、という点にも感心しました。 ちなみに実際の講義内容はというと・・・ KYOTOの講義は面白かったけど、Lady Samuraiの方はイマイチだったかな。さらりとなぞる程度しか書かれていないので何とも言えないけど、別に歴史は男性サムライでは出来てないよね、今は大河ドラマだって女性が主役ばっかりだしー、なんて思いました。 だけど外国ではサムライのウケがいいのだろうし、とにかく興味を持たせるところから始めなきゃならないのだから、まあいいのかな。 そんなことより日本史(日本の文化)が外国で紹介され、興味を持ってくれたことはうれしかったし、だからその貢献度は計り知れないので☆は5つです!

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    投稿日: 2013.02.05
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    若い日本女性が工夫を凝らした授業で ハーバードで人気のコースを作る。 事故あぴーろが強すぎる文章にはひっかるが、 女性の役割を論じたLady Samurai, 古地図と観光案内をベースに地図を作らせるKYOKO 映画を作らせる4Dなど、 IT、メディアを工夫して楽しい授業をやろうという バイタリティには感心させられる、

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    投稿日: 2013.01.23
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    著者のおこなう授業についてだけでなく、ハーバードの学生生活も垣間見ることができる内容です。若い日本女性がハーバードのような名門校で高い評価を得てることに心から感心しました。ちょっと鼻につく文章ですが、このくらいの押しがあるから海外で埋もれずに活躍できるんだろうなぁと。

    0
    投稿日: 2013.01.23
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    「競争の少ない分野を選ぶ」 競争の少ない分野を選び、そこで勝負をかける。 本書を読んで、ボクはそう感じた。 海外の大学での日本史の講義。 経済学や経営学が主流の世の中で、教養科目として海外大学でも日本史はマイナー分野だろう。 だからこそ、そういう競争の少ない分野を選び、そこでトップを目指すべきではないか・・・と本書を読んで感じた。

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    投稿日: 2013.01.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    少壮の日本人女性研究者が、ハーバード大学で日本史を大人気講座に変貌させた。歴史の授業に映画作りや「タイムトラベル」などの斬新な手法を導入。著者の熱に感化され、学生たちはいつしか「レディ・サムライ」の世界にのめり込んでいく―。「日本史は書き換えられなければならない」という強い使命感のもと東部の有名大学に乗り込み、「思い出に残る教授」賞にも選ばれた著者が記す「若き歴史学者のアメリカ」。 「BOOK」データベース より 著者のバイタリティ溢れる授業はすごいと思う.海外で教える教員はどのように日本史を語るのか知らなかったので新鮮.サムライ・武士道ばかり教えていたのか・・・ 歴史を学ぶことで、現在の国の関係や自分自身の関係の作り方について学ぶということはとても重要なことだと思う.女性に焦点を当てたことも成功の一つの要素だと思うが、それよりも日本史を通して学んで欲しいメッセージをはっきりと伝えることができたことが、彼女の授業を人気あるものにしているのだろう.

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    投稿日: 2013.01.19
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    大学の研究生活、勉強した日々に思い入れの強い人は読むときっと感動する。ハーバード大学のシステムがとても合理的で羨ましい。 先輩が下級生を教える。先生はあらゆる面で学生に評価される。どんどん前に出て行く姿勢は、学生の頃私に欠けていたものだ。 著者の北川さんも、自分の夢、やりたいことを強く持っていて、情熱のある人だと感じた。すごい。 研究、学問はすでにある問題の解決を目指すという点もあるが、問題提起が重要なんだと改めて感じた。

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    投稿日: 2013.01.13
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    ハーバード大学で日本史を教えている北川先生. 日本史ではサムライにだけ焦点が当たり,女性が注目されてこなかった. 女性が語り継がれてこなかったことに疑問を抱き,新たな切り口で日本史を教えている. 自分の趣味に没頭する時間を作り,それを授業にも取り入れている. レクチャー形式を飛び越え,学生に体験させ,グループで何かを生み出す大切さ,社会で生き抜く術,さらには日本との外交問題にまで意識を及ばせながら教鞭に立つ姿は圧巻. 若い日本人女性がアメリカの超名門ハーバードで数多の賞を獲得した理由は準備を重ねてきたからだと,彼女は言う.まさにその通りだと思う.

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    投稿日: 2013.01.10
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    教育職についているので、参考になる内容であった。 ハーバードの学生の過ごし方や授業の様子をもっと詳しく知りたかった。 また、教師がどのように評価されるのかというのも専門職の視点からだとおもしろかった。 自分の功績を自慢することなくさらっと書く著者に好感が持てた。

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    投稿日: 2013.01.08
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    ハーバードでまだ30代の、しかも女性の先生が人気講座を作ったっていうだけで、 なんか励まされるような気がします。 学者の人の本ってたまに読みづらい本がありますが、 この方の本はすごく読みやすくて、 話すのも上手な人なんだろうなぁと想像してしまいました。 本は北川さんがハーバードの先生になる前の どうして日本史を始めたのか、というところから始まります。 バンクーバーが素敵で、そこに住みたいと思ったから そこの大学を受験してカナダに渡ってしまったというところから、 パワーのある人だなぁと感心しました。 そして、彼女は大学在学中に日本史に興味を持ち、 理系の専攻だったにもかかわらず、日本史専攻で大学院に入学。 その後、ハーバードで日本史を教える先生になります。 本の中では彼女が行っている『レディサムライ』と『京都』の 2種類の授業が紹介されています。 歴史というと、教科書を読んで、先生の話を聞いて、 覚えなければならない年号や人物名をひたすら暗記するという ちょっとつまらないイメージがあると思いますが、 彼女の授業はとても面白そうです。 日本でもやったらいいと思います。

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    投稿日: 2013.01.06
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    旅行中の飛行機内で読みました。 出雲空港への往復(天候不良のため着陸できず引き返す)のため、時間がありました。 教授の視点で、海外の大学の仕組み、制度、生活がよくわかります。 授業のとりくみ、内容も面白いです。 著者の教授が、自分より年下というのも興味深いです。 そもそも外国からみるサムライの定義がかなり強引かと思いました。 武家社会、武士はすべてサムライなのだそうな。。。

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    投稿日: 2013.01.04
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    著者の北川智子氏は何事にもパワフル。日本史を彼女独自の視点から切り抜き、その日本史講座はハーバード大学でも大人気。読むと、日本史への興味を持つきっかけともなると思いますが、彼女の根性と情熱は読者自身へのエールにもなると思います。

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    投稿日: 2013.01.04
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    ハーバード大学で日本史講義を受け持ち、それが人気となった日本人女性の先生が書いている本。本自体も話題になっていて、どんな本だろうと手にとってみた。あっという間に読むことができた。 The Lady Samurai、Kyoto、素直に受けてみたいと思った。グループプレゼン、Podcast、映画(Youtube)を撮るのはおもしろそうだし、京都を基準にして歴史を考えるというのはぴんときてなかった視点ではある。 日本の大学でこれがあったとしたら、どうなっていたのか、ハーバードと同じように、素直にここまで学生に受け入れられていたか、というのも少し気になった。 読んでいて、なかなか知ることができない、ハーバード大学の授業やシステム、そこから学ぶ学生達が垣間見えたような気がしたのはおもしろかった。こんな中で、勉強してみたいとも。 ただ、本に詰め込みすぎな印象も受けた。カナダのUBCを卒業して、ハーバード大学で夏期留学してから先生になるまでの部分と、The Lady Samurai、Kyotoの授業についてのレクチャーについて、いまいち物足りず、それで人気授業になったというのなら、もう少し分量を割いて説明しても良かったのでは、という気がした。 文体について、すがすがしさはあるものの、先生の通知表で高い評価を得たところや、授業を登録する人が増えて人気授業となっていく様子についてのところは、逆に鼻にかけるとまではいかないけれど、気になる部分もあった。それぐらいの気合いがあってこそ、ハーバードでやっていけるということなのか…。(実際にこの人のパワーやエネルギッシュさは感じる。)

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    投稿日: 2013.01.03
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    とにかく刺激的な一冊。 日本史にそういうアプローチをするか!という発見もあるし、 刺激的な新しいスタイルの授業の紹介など、僕にとっては最高の一冊になった。 この本に紹介されている授業だったら絶対楽しいだろうなと思った。 ハーバードの学生がうらやましい。

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    投稿日: 2013.01.03
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    何となく手にとった本だったけど、面白かった! 北川さんのクリエイティブさ、アクティブさがスカッときた。 ピアノ、絵、、、趣味と仕事を繋ぎ合わせるところなんて仕事を本当に楽しんでやっていそう。 あんな授業受けてたら、日本史が好きになってたはず。

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    投稿日: 2013.01.02
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    理系のダブルバチュラー取得者が、全く分野が異なる中世日本史でドクターとなり、非常に興味深いアプローチでハーバードにて日本史を教える。 若い、非白人の女性であるという、マイノリティーのハンデをポジティブにとらえ、外国で教えられている「変な日本史」に想像力豊かに挑戦する姿勢に共感。 著者の使命感とそれを達成しようとする、その行動力が刺激になった。

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    投稿日: 2012.12.31
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    侍という男の強さばかりを描き、女性に全く焦点が当てられない従来の日本史に疑問を感じたことがきっかけで理系専攻から日本史のハーバード大学教授になった女性の話。「Lady Samurai」という授業は、それまで全く人気のなかった日本史のクラスを満席にするくらいの人気。 そこまでの成果を出せたのは、二つのオリジナリティに所以すると考えられる。 一つはWhat、つまり、何を伝えるかの点で差別化しているから。 日本史というものを新たな切り口で見せることによって、全く新しいもののように見せたから。従来からあったものを違う切り口で見ることによって、全く新しい意味を与えることができたから。 「こういうものだろ?知ってるよ」って思ってることがそうじゃなかったときの裏切り感があるから、ワクワクする。 就活の例がわかりやすい。塾講師とかサークルの幹事長とか同じようなエピソードでも、そこから得られた学びが全く異なれば、逆にオリジナリティが出る。 二つ目はHow、つまり、どう伝えるかで差別化しているから。映画を作らせたり、音楽を流したり、趣味から得られたアイデアを取り入れたりと、学生にどうしたら伝わるのかを考え抜いて実践している。 社会で輝く人の条件のところでも言ってるけど、「自分のオリジナリティを信じる」ってことをまず自分自身が実践しているからこそ、ここまでの成功を収めてるのではないかなと思った。

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    投稿日: 2012.12.23
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    爽やか!元気!そんな気分にさせてくれる本です。 著者の北川智子さんがとても魅力的。明るく、可愛らしく、頭が良く、行動力があって、ファンになってしまいました。ミーハー? 彼女がハーバードで講義している日本史は、我々が高校などで学んできたものとは全く異なる視点で捉えられています。武士(男性)中心の日本史には女性の存在が欠落しているとして、女性に注目した歴史に光を当てています。これが面白い。 日本人の我々が学ぶことのなかった日本史をアメリカで教えているという点も面白いです。

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    投稿日: 2012.12.21
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    大学院生からいきなりハーバードで日本史を教えることになった日本人女性のサクセスストーリー。もともとハーバードでは人気もなかった日本史の講座が、創意工夫のこらされた授業で学生から大人気を獲得するプロセス。 ひとことでまとめるなら、「オリジナリティはとっても大事!」 これに尽きる。

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    投稿日: 2012.12.11
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    北川さんのクリエイティビティには目を見張るものがあり、優秀で意欲的な生徒が集まるハーバード大学の風景も魅力的だった。 文章も感じがよく、退屈することなく一息で読み切った。

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    投稿日: 2012.12.04
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    とても参考になりました。著者の北川さんは、きっととてつもなく優秀な方なのだと思いますが、その物事に対する姿勢は自分にも取り入れたい。 全く英語が苦手な自分ですが、高3で海外の大学を受験中の息子に読ませようと思います。

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    投稿日: 2012.11.28
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    同い年の女性教員による、ハーバード成り上がり?記録。 samuraiという単語で片付けられていたというアメリカでの日本史教育にジェンダーの視線やアクティブラーニングという教育手法を持ち込む事で、学生の視点を変え、人気講師となっていく様子がわかる。 他の書評を読むと、彼女の歴史認識の歪みが指摘されているが、そんなに言うほど変ではない。一部賛同できない部分があるのはあったが、歴史に「固まった事実」を求めるのもどうだろうか。 鎌倉幕府ができた年代が最近変わったように、新たな資料の発見や解釈の変化で歴史は変わる。年代や、当時の人たちの思想や実際の情景は、誤差みたいなものだろう。だからこそ歴史は面白いし、彼女のような存在が、新しい歴史家を創るきっかけにもなるのだと思う。

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    投稿日: 2012.11.17