
総合評価
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powered by ブクログ益川氏。visionは高く、実行は着実にできることから。 考えて今の周辺状況でできないことは手をつけない。しかし頭に入れておく。 周辺状況のレベルが上がってきて、今ならできると思った瞬間にそれにとりかかる。そのためには頭に常にその問題を入れておかなくてはいけない。
0投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログノーベル賞受賞した山中先生と前川先生の対談本。 山中先生の著書に関しては何冊か読んだことがあったのでこの本から学ぶ事はあまりなかった印象。強いて言えばノーベル賞受賞されるような先生方も必ず回り道や苦労があったと言うこと。
0投稿日: 2021.12.25
powered by ブクログ素粒子の研究で2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川氏と、iPS細胞の生みの親で2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中氏の2人によるおもしろ対談。 専門家どうしの会話であるのだが、理系の知識が無くても十分に楽しめる。ていうか、中味の大半が人間としての生き方や人生の楽しさを語ったもので、2人のお人柄が良く表れている。益川氏の変人ぶりが目立つが、それをフォローする山中氏の絶妙な舵取りも楽しい一冊。
1投稿日: 2020.12.12
powered by ブクログ日本人ノーベル賞二人の対談 二人の学生時代の話や科学に対する姿勢まで、と幅広い内容 ダーウィンの進化論も証明されている訳ではない
0投稿日: 2020.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
若者は、読書などで科学界の偉人に憧れる。そして、自分も近づきたい、自分の知らない世界を知りたい、本に書いてあるその先を知りたい、と感受性を刺激されることによって、若者は科学に近づいていくんだと思う 欧米の研究機関では、プレゼン力、ディベート力、ディスカッション力を非常に重視します。自分の考えを人にきちんと示すことが大切な技量だと考えられている
0投稿日: 2020.08.30
powered by ブクログ個性的な二人の大科学者の対話で非常に良かった。ノーベル賞を受賞したご二方ともにいわゆるがり勉の優等生型でないところが興味深い。 益川先生が問題に集中するとき、大学まで3時間くらい歩いて問題を考えるというのが興味深かった。細かい計算をするときは机に向かうが構想を立てたりは歩く時のが集中できるとのこと。偉大な科学者や数学者にこういう方よくいますね。
0投稿日: 2020.01.26
powered by ブクログ人間らしいエピソードが印象的 発見秘話とか子供の頃のこと 山中先生は特に 定まってない頃を聞くと勇気をもらえる 益川先生は、やっぱり特殊で天才的かも(^_^)
0投稿日: 2019.08.24
powered by ブクログノーベル物理学者の益川教授とiPS細胞発見者の山中教授の対談をまとめたもの。日本を代表する学者の考え方が分かる面白い本であった。両者ともユニークな性格の変わり者で、変わった経歴を持っていることがわかった。印象的なフレーズを記す。 「染色体の端っこには「テロメア」と呼ばれるしっぽのような部分があって、分裂を繰り返すたびに短くなっていきます。テロメアがある長さまで短くなると、細胞はそれ以上、分裂できなくなる。つまり、細胞の老化が最後まで進んだことになるわけです」 「今のテレビは、外側のことはわかるけれど、中にどんな装置が入っていて、どういうしくみで動くのか、ほとんどの人にはわからない。皮肉なことに、科学が発展すればするほど、科学的な事柄が人々の生活から乖離していく。僕(益川)はこのことを「科学疎外」と呼んでいる」 「(益川)科学の基本は国語ですよ。何にしてもすべての文章の言葉から入ってくる。読んでその世界が頭に浮かべられるかどうか。その力があれば、理解していける。そのあとは、吸収した知識を頭の中で思い描いて発展させていけるかどうか」 「振り返ってみると、そもそも整形外科医だったのが、ノックアウトマウスを使って動脈硬化の研究をするためにアメリカに留学し、気がついたらむこうでは癌の研究をしていましたし、癌の研究をしていたはずが日本に帰ってきたら今度は万能細胞を研究していました。自分の中では、その時々の研究結果から興味の対象がどんどん変わっていき、それに従って行動しているのですが、フラフラしているようにしか見えなかったかもしれません」 「(山中)今は効率が最優先される社会ですが、一見遊びに見えたり、無駄に見えたりすることの中に、実は豊かなものや未知なるものがたくさん隠されているのかもしれません」 「(山中)科学者が成功するためには、良い実験をすることだけでなく、いかにしてその実験データをきちんと伝えるかという「プレゼンテーション力」にかかっている、というのが私の持論です。自分の持っているデータや研究成果を、いかにして発信するかということが大切なのです」 「(山中)欧米の研究機関では、プレゼン力、ディベート力、ディスカッション力を非常に重視します。自分の考えをきちんと示すことが、大切な技量だと考えているんですね」 「(山中)今も月に数日はアメリカに滞在しています。情報収集という意味でも、アメリカの科学のソサエティにまったくはいっていないというのは非常に不利なんです」 「(山中)日本人は概して勤勉ですから、努力は得意だと思いますが、明確なビジョンをつい見失いがちです。夜遅くまで実験や論文書きや諸々の仕事に追われていると、「自分はすごく頑張っている」と思い込み、満足してしまう。ふと気が付くと、何のためにその努力をしているのかわからなくなっている、ということも珍しくありません」 「(益川)壮大で奥深い自然現象を前にした時、科学者なら当然、徹底的な批判精神をもって接するべきです。「超常現象(超能力)」や「神」に説明を求める輩など、いうまでもなく、まったく信用できない。なぜこういう現象が起きたのか、あらゆる可能性を考えなければならない」
0投稿日: 2018.11.14
powered by ブクログまるっきり文系の自分にも、科学の面白さを感じさせてくれた一冊。まだメカニズムが解明されてないことが、こんなにあるのか、と純粋に驚いた。 もっと生命科学や物理科学のことについて知りたい!という気持ちになる。 対談形式の本って読みやすい。特に馴染みのない分野に踏み出したいときはまず対談の本から入ってみると良いかも。 CP対称性の破れ ビックバンで、粒子と反粒子が同じ数だけ作られた。粒子と反粒子がぶつかって光になって消えていく中で、光にならずに消え残った粒子がある。宇宙も、地球も、人間も、その消え残った粒子から生まれたものである。 なぜ消え残った粒子があったのか?の理由は、クォーク(粒子よりさらに小さい物質の最小単位)を使って説明ができる。6つのクォークがあることを発見したのが、小林・益川理論。 ヤマナカファクター 細胞を初期化させるのに必要な4つの遺伝子
0投稿日: 2018.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
共にノーベル賞を受賞している2人の著名研究者が、自分たちの研究を振り返りながら、様々なトピックについて話している本書。 言わずもがな、示唆に富んだ発言の連続であるが、特に印象に残った発言は以下の通り。 「研究はフェアである。(山中 p.98)」 「実験の結果が予想通りだったら、それは基本的に「並」の結果なんです。自分が予想していないことが起こったほうが、科学者としては当然、面白い。(益川 p.99)」 「肯定のための否定の作業(益川 p.188)」 ノーベル賞受賞など、側から見れば華やかな経歴を持っているように見えるが、本書を読むとお2人とも壁にぶつかった経験があることが分かる。しかし、同時に誰よりも研究を楽しみ、真理を探求するべく、真摯に研究に向き合っている姿に感化された。
0投稿日: 2018.06.26
powered by ブクログ益川先生の恩師 坂田昌一研究室 坂田先生の言葉 「最良の組織と最良の哲学があれば,凡人でもいい仕事ができる」 「研究は一人の天才によって行われるものではなく,組織的に行われるものだ」
0投稿日: 2018.02.21
powered by ブクログタイトルがハウツー本的というか、「何か学んでやろう」という姿勢ありありで嫌だったけど、内容はやはり面白かった。
0投稿日: 2017.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
対談でわかりやすい。iPS細胞と小林・益川理論の概要も理解できる。 <iPS細胞> 分化して皮膚や筋肉になった細胞を受精卵ができた瞬間まで戻す。皮膚などの細胞に「ヤマナカファクター」と呼ばれる4つの遺伝子を放り込むと、iPS細胞になる。膨大な数の遺伝子からこの4つの遺伝子を発見したことがすごい。(現在は4つのうち癌を起こす可能性のあるc-Mycを除いた3つでiPS細胞を作り出す手法が開発された。) おまけ:iPS細胞の名前の由来 iPS細胞はinduced Pluripotent Stem cellの略。"i"が小文字なのは、iMacやiPodにあやかろうという気持ちが多少あったそう。また先に開発されたES細胞は二文字で覚えやすかったので、文字の見た目のイメージとしてそれに近づけたかったそう。 <小林・益川理論> 受賞理由は「クォークが自然界に少なくとも三世代(六種類)以上あることを予言するCP対称性理論の破れの起源の発見」という。=「約137億年前、ビッグバンによる高温で粒子と反粒子が同じ数だけ作られました。粒子というのは、物質を形作る基本構造です。反粒子というのは、粒子と正反対の性質を持っています。粒子と反粒子は、ぶつかると光になって消えていきますが、ほんの少しだけ、光にならずに消え残った粒子がありました。宇宙も、地球も、人間も、その消え残った粒子から生まれたものなのです。」益川さんはこの説明をする時、生徒一人一人に赤か青の風船を持たせる。赤は粒子、青は反粒子で、それぞれの風船を持った生徒がペアになる。益川さんは教室を回りながら、ペアになった風船をピンで割る。すると、最後に赤い風船を持った生徒が残る。この赤い風船がCP対称性の破れ。宇宙も人間もそこから生まれた。 CP対称性の破れの謎を解く鍵はクォーク(粒子よりさらに小さい物質の最終単位)にあると考えていた。当時のクォークはu(アップ)d(ダウン)s(ストレンジ)の三種類しか見つかっておらず、それではCP対称性の破れをうまく説明できなかった。もう一種類増えて四つになればうまい理論ができるのではないかと考えられていた。しかし四元クォークモデルではいくら考えてもうまくいかないので、「六つにしたらうまくいくんじゃないか!」と閃いたのがすごい。その後、実験でクォークが見つかっていく。
0投稿日: 2017.03.29
powered by ブクログノーベル賞の益川先生とiPS細胞で有名な山中先生の対談をまとめた一冊。 iPS細胞についての簡単な説明やクォークや反物質の話などの基本的な話から入るので読みやすいし興味を持って読み始めることができた。そこからは二人の仕事への取り組み方と考え方について。 益川先生は変わり者の印象を受けたけど極めて論理的。その中でビジョン、要するに目標感やゴールの設定をする事の大切さはなるほどと納得。そこがブレるとどこに進めばいいかわからないし何やってるかわからないし今の位置が正しいかもわからないし。間違っていたら目標変えればいいだけなのにそれもできなくなる、と。なるほどねぇ。 山中先生もVWと。visionとwork hard、目標感持って、そこに向かって一生懸命頑張ると。 あとはプレゼンの話なんかもありましたね。 全体を通じて学ぶ事の楽しさや大切さ、目標感と取り組み方を説明してる本。定期的に読みたいなぁ。
0投稿日: 2016.12.24
powered by ブクログ山中さんがノーベル賞を受賞する前の対談集。益川さんの話は,あちこちの本に登場するエピソードばかりなので(見飽きたわけではないが),確固たるアイデンティティを形成するものとして,非常に大事に思っているのでしょう。山中さんは「逃げてきた」からこそ「もう逃げない」という強い信念を持って研究に取り組んだことが伺えます。 しかし,「iPS細胞 vs. 素粒子」という副題はなんとかならなかったのだろうか…。 ***** 益川:皮肉なことに,科学が発展すればするほど,科学的な事柄が人々の生活から乖離していく,よそよそしくなっていくんですね。僕はこのことを「科学疎外」と呼んでいるんだけど。(p.57) 益川:…偶然から始めたことが,「ああ,俺はこのテーマに出会う運命だったのかもしれない」と,必然のように思える時が,人間にはあるんですよ。偶然の出会いを運命に変えられるかどうか,それは本人次第。(p.78) 山中:今は効率が最優先される社会ですが,一見遊びに見えたり,無駄に見えたりすることの中に,実は豊かなものや未知なるものがたくさん隠されているのかもしれないですね。無駄なものを削ぎ落とそうとして,そうした未来の種まで捨て去ってしまわないのようにしたいものです。(p.82) 山中:実験なんて予想通りにいかないことのほうが多いですから。私は学生にこう言っているんです。 「野球では打率三割は大打者だけど,研究では仮説の一割が的中すればたいしたもんや。二割打者なら,すごい研究者。三割打者だったら,逆に,ちょっとおかしいんちゃうかなと心配になってくる。『実験データをごまかしてないか?』と言いたくなるくらいや」と。 仮説の的中率が三割を超えるというのは,本当に稀なことです。普通はそんなにうまいこといくわけがない。 むしろ,予想通りではないところに,とても面白いことが潜んでいるのが科学です。それを素直に「あ,すごい!」と感じ取れることが大切だと思います。 益川:実験の結果が予測通りだったら,それは基本的に「並」の結果なんです。自分が予想していないことが起こったほうが,科学者としては当然,面白い。そこで大事なのは,「この予想外の結果は,いったい何なのだろう」と考えることです。そこから全てが始まる。ガッカリ落ち込んでいたらそこでおしまい。何も生まれない。(pp.98-99) 益川:…,そんなゲームのソフトが束になってもかなわないくらい,人間の頭の中には楽しいことがつまっていることに気づいてほしいなあと思いますね。(p.108) 山中:…私が常に心がけているのは,いかに若い人達のアイデアの邪魔をしないか,ということです。若い人達が出してきたアイデアに対して,「そんなの面白くないよ」とか,「本当にできるの?」とか言ってしまったら,そこでおしまいですから。(p.126)
0投稿日: 2016.12.05
powered by ブクログノーベル賞受賞者の両者が、自分の生い立ち、学生時代、研究者時代などで感じた事、考えた事などを結構自由勝手に楽しく話している感じ。 両者の話を聞いていると、当時は牧歌的で、時間的にも精神的にも余裕があった時代だったんだなと思う。 正直現代の教育のフレームワークでは弾かれてしまうのでは無いだろうか?と思いながら読んだ。
0投稿日: 2016.09.13iPS細胞と素粒子
二人のノーベル賞受賞者の対談本です。見どころはiPS細胞発見までの山中先生の苦心と謙遜の混じった笑いを誘う逆境エピソードや、益川先生の素粒子理論の3次元性から4次元を飛ばして6次元を考えるという4元数発見のような離れ業、そして努力の跡を見せない天才性のエピソードですね。 生化学と物理も一見離れているようで、全ては量子力学と場の理論に基づくはずです。 二人の天才の対談を見ていると、天才のひらめきが垣間見れたように感じられます。 科学と科学ごっこは別だ! 青年になるまでにこういう本に出合っていればなあ。 水とアルコールの体積の話は素晴らしいですね。 現代人の教養とはかくあるべきだと感じさせられます。 星5つ。
4投稿日: 2016.06.15
powered by ブクログノーベル賞を受賞した2人の科学者の対談。2人の学問に取り組む姿勢や思考法はどんな分野で仕事をする人にも役立つはず。日本の科学立国への道に潜む課題についてもお二人の意見は基本的に合致していて印象的だった。 益川さんの師匠、名古屋大学の坂田先生の言葉、「最良の組織と最高の哲学があれば、凡人でもいい仕事ができる」に最も考えさせられた。
0投稿日: 2016.03.28
powered by ブクログノーベル賞を取ったお二人の対談本で非常に読み易かった。山中先生の挫折してきた人生がとてもためになった。増川先生の天才肌も。お二人とも素敵な人で研究者として尊敬できる部分が多くある。 共感できる部分はまだ少ないけど、少しずつ目指していきたい。
0投稿日: 2016.01.15
powered by ブクログ理系の話なのに読みやすく、ノーベル賞受賞のお二人の人柄がステキだった。 数学ができるということに欠かせないのは国語力とのこと。なるほどと思った。
0投稿日: 2015.02.02
powered by ブクログ二人のノーベル賞学者の対談だが、(ただし山中教授はまだ受賞前)個性の異なる二人の対談は興味深い。 「進化論は実証されていない」という二人の発言に、生物学者からは批判の声が、創造論者には都合よく引用されてしまった。 文脈から見れば、益川教授の宗教批判(嘘つきよばわり)の流れから、進化論も証明されていない、証明されていないものを簡単に信じてはいけない、と言いたいのだと思う。 観察と実験により証明しなければ誰にも相手にされない物理学の学者から見れば、証明されていない進化論はまだ仮説の域を出ていないということだろう。 もっと驚いたのは、益川教授の宗教観である。 山中教授が「生物学をやっていると、これは神様しかできない、と思うことがたくさんある」という発言に挑戦するように、益川教授が「僕は積極的無宗教」だと言い、 「どの宗教も入信させるのに嘘を言ってもいいことになっている」 というあきれた発言。嘘の一例として、「聖書には人間の歴史は6000年と書いてある」と。 キリスト教の信仰箇条には、 「人類の歴史は6000年であると信じます!」 とかありませんからね。 ノーベル賞学者であってもこの程度の認識しかないのかと驚いた。自分の専門以外には疎いのだろう。
0投稿日: 2014.10.29
powered by ブクログ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB04593390
0投稿日: 2014.09.25
powered by ブクログかなり、面白かったぁ。 専門的なお話をされてる時は、む、難しい…という所もあったのですが(それでも専門外の人にも分かり易いよう説明されてます)お二人の歩んで来た道や、思考法なんかの話はとても興味深く読みました。お二人の人柄が伝わってきました。
0投稿日: 2014.04.17
powered by ブクログ対談形式だったので、読みやすく一気に読めた。印象的だったのは、回旋型の生き方と益川先生の抽象化記憶術。研究に対する態度も勉強になった。私もがんばろう。
1投稿日: 2014.03.26
powered by ブクログ飾りのない誠実な人柄のお二人の、しかし科学の最前線のはるか高みを歩み続けている者同士だからこそ交し合える、そんな対談集。しかも邪推な第三者の司会進行などがない、二人だけの対談です。面白すぎて一気に読めてしまった。 ~ 益川 山中先生たちの研究は生命発生の謎に迫っていて、おそらく今世紀の前半には、その謎が明らかになるのではないか。それが21世紀最後のドラマになるはずだと、僕はそう思っているんです。 ~ ムムム、こんな面白い対談集、ちょっとなかなかお目にかかれません。
0投稿日: 2013.12.04
powered by ブクログ科学者にとって、「神」の英語訳は「ゴッド」じゃなくて、「ネイチャー」なんですね。 今私たちはことあるごとに「独創的な研究をしろ」ということを言われます。(中略)でもはっきり言ってですね、私はそんな独創的なことなんか、ぜんぜん思いつかないんです。(中略) 実際に実験をやってみて思うのは、自然の方がはるかに独創的だということです。人間がまったく思いもかけなかった「ヘンな顔」を自然は見せてくれる。 そのヘンなことをきちんと受け止め、興味を持ち、追い求めていけば、独創的な自然に助けられて、ひとりでに独創的な次のステップへ行けるような気がしています。 (p190)
0投稿日: 2013.08.22
powered by ブクログノーベル賞を受賞した山中伸弥先生と益川敏英先生の対話形式の本。 「iPS細胞の開発はタイムマシンを発明したのと同じ」(立花隆)という益川先生の引用が印象的だった。 文化した細胞を未分化の状態に戻せるなんて、よく考えたら凄まじいことだな。でも細胞レベルの話であって、人間まるまる一人分が若返る技術ではない(そうなったらエライことだけど)。SFのネタとしては良いかもしれない。 iPS細胞に期待するのは、病気の解明とそれに対する創薬。患者が痛い思いせず、倫理的にも許される範囲で実験が簡単にできるそうなのは魅力。
0投稿日: 2013.07.11
powered by ブクログ山中伸弥先生と益川敏英先生の対談を本にしたものです。 対話形式でとても読みやすいです。 この本が出たのは、山中先生がノーベル賞をとる前の年(2011年)。 益川先生は、すでにノーベル賞をとった後です(2008年受賞なので)。 益川先生は、いかにも研究者ですね。 山中先生は、研究者以外でも成功できたんじゃないでしょうか。 一流の研究をするためには、ひらめきが必要ですが、それは決して偶然ではなく、論理や経験の積み重ねによって得られるものなんですね。 そのことを改めて感じました。
0投稿日: 2013.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
益川敏英物理学者とiPS細胞、生みの親である山中伸弥先生との対談。ノーベル賞受賞者のお二人のこれまで歩んでこられたご様子が、とても面白く対談されてるお話だった。 先ず、iPSのネーミングが人気の「iMac」「iPod」にあやかろうと名づけられたのには、フフフと笑えた。 そして、お二人とも教育熱心なご家庭でなく自営業の家でほったらかしだったという環境、運動は好きだが国語は苦手、フラフラ癖と浮気性の山中先生。 研究一筋ではなかったエピソードが凄く親しめた。 一見無駄なものに豊かな芽が隠されているお二人の生き様が流石。
1投稿日: 2013.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
山中先生のエピソードは他の本に書いてあるエピソードとかなり被っており、1冊よんであればあたらしい発見はあまりないかもしれない。おもしろおかしく話されているけど実直な人なんだなという印象。 益川先生の本は初めてで、これが面白い。なんでも名前つけちゃうとか、物事を抽象化して記憶しておくとか、さすが切れ者(と私に言われてもうれしくないよな)。多分インタビューの前にいくらか予習はしたんだと思うけれど、何も知らないでも抽象化と論理思考でするどくせまれてしまう。 また益川本を探してみようという気になりました。
0投稿日: 2013.05.05
powered by ブクログIPS細胞の山中氏と益川氏の対談 やはり実直にがんばるという事なんだろうか。。 その努力?集中力?は、相当なものと見て取れる発言や行動があった。 化学研究はすぐに結論が出るものでもないし、 結論だけを求めるものでもないのだろう。 「眼高手低」 を、本来の意味ではなく 「目標は高く、だが目の前の事を一つづつ着実に実行していく」 と読み替えた部分が印象に残った。 2つの言葉で、自分を諫めるという事なのかな
0投稿日: 2013.03.17
powered by ブクログ対談です。 お二人の研究に対する真摯な態度に好感が持てました。 専門的なことは難しかったが、学生のときの話など楽しく読めた。
0投稿日: 2013.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
山中教授と益川先生の日本の研究者のあるべき姿がたくさん詰まった一冊。 自分は研究者を技術者に置き換えて読みました。 挙げればキリがないですが、下記などは共感しました。 ・今は効率が最優先される社会ですが、一見遊びに見えたり、無駄に見えたりすることの中に、実は豊かなものや未知なるものがたくさん隠れているのかもしれないですね。無駄なものを削ぎ落とそうとして、そうした未来の種まで捨て去ってしまわないようにしたいものです。(山中教授) ・坂田先生は、「最良の組織と最良の哲学があれば凡人でもいい仕事ができる」という考えを持っておられました。「研究は一人の天才によって行われるのではなく、組織的に行われるものだ」ともおっしゃってました。(益川先生) ・「スライドでは聴衆から見えないような文字を使うな」とか、「文字ばかりのスライドを見せられても誰も読まないし理解もできない」とか、「発表の目的をはっきりさせろ」とか、当たり前のことばかりでした。(山中教授)
0投稿日: 2013.02.11
powered by ブクログ話の具体的内容が高度過ぎた。でも、益川先生、山中先生が生命、自然に対して真摯に立ち向かっているのが分かりました。
1投稿日: 2013.02.09
powered by ブクログiPS細胞で有名になった山中氏の伝記みたいなもの。一緒に登場する益川氏の話は極端過ぎるし、あまり好感を持てない。
0投稿日: 2013.02.05
powered by ブクログ最近のノーベル賞受賞者のお二人の対談。 科学をテーマに語り合っているが、やはり視点が興味深い。 やっぱり二人とも努力家で、物好きだ。お二人の見えてる世界は別世界なんやろうなあ。 時々、研究の説明をしている箇所とかあるけど、全然わからなかったりする。ムズカシイ。 対談で読みやすく、いい本です。そうなんだーと思わされるところが多かった。
0投稿日: 2013.01.30
powered by ブクログ情報が溢れたこの時代に「大発見」を齎した二人の日本人の対談記。タイトルに負けない内容で、彼らの共通項/相違点から、物事を深く考察する際の考え方が学べる一冊。
0投稿日: 2013.01.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
iPS細胞の山中教授、素粒子物理学の益川教授という ノーベル賞受賞者による対談。 ふたりともいわゆる「天才」ではない。 むしろ挫折や遠回りをした後にそこに偶然辿り着いたという。 一般には最短距離で効率よく欲しいモノを手にする、 というのが善とされがちだけれども、少なくとも学術の世界では 必ずしもそうではないようだ。 若い山中教授が難病患者を救うという使命に燃えているのに対して、 年配の益川教授は好きなことを勝手にやっているだけ、というコントラストも面白い。けっこう世相を反映しているような気がする。 なんだかまだまだこの世界も捨てたもんじゃないという期待を抱かせる一冊でもある。
0投稿日: 2013.01.16
powered by ブクログノーベル賞をとったお二人による、ノーベル賞にたどり着いた日々のすごし方、生い立ちなどから紐解く考え方の原点など、対談をベースにお二人の思考法を紹介している。 学問・研究に従事される方だけでなく、広く、一般企業で働く方々にも役に立つ考え方が多く、子育てのための参考書にもなる。 非常に面白かった。 仕事のやる気をかきたててくれる内容で、悩んだときに解決する方法も参考になった。 余談だが、iPS細胞の名前の由来に、こんな意味があったのかと、驚きがあった。
0投稿日: 2013.01.07
powered by ブクログノーベル賞を受賞した二人の研究者による対談をまとめた一冊。一見無駄に思えることに未知なるものが隠されている、ディスカッションにより思考が撹拌される、一番を目指さなければ二番、三番にもなれない、など、正当なことが正しく書かれている。
0投稿日: 2013.01.06
powered by ブクログ対談の形式をとっていることも手伝い、非常に平易な文章で素人には有難い。 自分が想像していた物理と生物の相違があながち的外れでもなさそうだったことも嬉しかったが、特に物理のような学問は、人々の知的欲求を満たすためにお金を使うという「贅沢な思考」が共有される確固たる世界が存在しないと、とても資本主義が先鋭化した社会では生き残れないという感想を再認識させられた次第。
0投稿日: 2013.01.02
powered by ブクログ偉大な発見者2人の対談。素晴らしい。偉大な発見者も普通に悩み苦しんでいることを知れて勇気付けられる。
0投稿日: 2012.12.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
益川 ある日、僕は家で風呂につかりながら、「カッコ悪いけど、クォークが四種類あってもうまい理論は組み立てられません、という論文を書くことにしよう」と心に決めたんです。ここでもう四次元モデルに見切りをつけようとしたわけ。そう決めて湯船から立ち上がった瞬間、「あっ!」と閃いた。「四つにこだわっていたからダメだったんだ。六つにしたらうまくいくじゃないか!」と。 山中 それは時間でいうと、あっという間のことだったんですか? 益川 もう、それこそ立ち上がった瞬間。でも、それは偶然の閃きじゃないんだと思う。それまでに小林君と二人で、四次元クォークモデルについてさんざん議論し、考え尽くしたから生まれた発想だと思う。 山中 講演会場で勇気を振り絞って手を挙げ、利根川先生に質問をさせていただいたんです。「日本では研究の継続性が非常に重視されていますが、それについて先生は、どのようにお考えですか」と。すると利根川先生は、「いったい誰がそんなことを言っているんだ。重要で面白い研究であれば何でもいいじゃないか」という趣旨のお話をしてくださいました。私は、その答えにとても勇気づけられました。 益川 もちろん、一つのことにずっと取り組むことも美徳だと思います。でも、無駄を省いて全てを合理性で突き詰めた生き方をしていると、いつか壁にぶつかるんじゃないかな。僕の研究室を見てもらえればわかるけど、物理の本なんてほんの少ししかないの。いちばん多いのは数学の本(笑)。精神医学、天文学、いろいろな本が壁一杯ところ狭しと並んでます。学生時代は六法全書を持ち歩いていたときもあったし(笑)。でも、「これを物理の研究に役立ててやろう」なんて思ったことは一度もない。そんなさもしいことは考えません。いつも僕は目の前にある面白いことで遊んでいるだけなんです。 山中 益川先生はこれまでの研究の中で、何年も考え続けたけれど方向性が間違っていて結局ダメだった、というものはありますか? 益川 基本的にはないですね。なぜかというと、僕は考えにとりかかる前に「これはできるかどうか」を、ちゃんと検討しておくほうですから。やみくもに取りかかってダメだった、なんてことは、僕には起こらない。 難しい問題に関しては、僕は分析的な方法をとります。今までどれぐらいのアプローチがされていて、なぜうまくいかなかったのか、何が足りないのかを、その時点で考えられる限りの可能性を押さえて徹底的に分析する。 そうして、この問題を解くには客観的な条件がまだ整っていないという場合は、条件が整うまでしばらく待ちましょう、ということで寝かせておきます。人類にはちょっと荷が勝ちすぎている問題なんだから、放っておくより仕方ないわけ。 実は、そんなことしたって解けた例しはないんです。しかし、そうやっていったん整理して引き出しにしまっておくと、その問題の存在を忘れない。なおかつ、足らなかった条件が整いはじめると、世間の動きを通していちはやくそれに気付き、誰よりも先に手をつけられる。 山中 ところで益川先生には座右の銘というものはありますか? 益川 「眼光手低」。この言葉は本来、「評論はうまいけれど実作はヘタだ」という意味なんだけど、学生時代にある先生が、「科学者として目標は高く置きなさい。しかし、着実にできることから一つ一つ積み上げていきなさい」と解釈されていたんです。僕はこの言葉が好きでね。いろんなところで若い人達にこの言葉を言っています。「自分の面白いと思えることを、真正面からやってください。ただしその時は、目標は高く持ち、行動は着実なところから」というメッセージをこめて。
0投稿日: 2012.12.18
powered by ブクログ読んでいて頭の中がぱちぱちっと瞬く感じ。 理科系のことだけではなく、生きること全てに当てはまる。中学生ぐらいから読むといいと思う。 自分の成長とともに読み返すとまた違う味わいがあると思う。
0投稿日: 2012.12.15
powered by ブクログ内容は科学者同士の雑談だけどものすごく奥が深い。 同じ科学者でも両極端な二人の対談と感じた。 高校生や大学生が読んだら本当に良いと思う。 国家予算をもっと科学のために費やしてほしいと本当に思う。
0投稿日: 2012.12.12
powered by ブクログ科学の志を持った人々は、大胆な仮説、緻密な観察、粘り強い実験、クレバーな解析が必要。それらは孤独な作業。壮大で奥深い自然に対して、しっかりと目を見開き、耳を傾ける。自然から教えていただくという謙虚な気持ちを持ち続けることが大切。
0投稿日: 2012.12.09
powered by ブクログ「得意なんだと錯覚する」 「憧れを見つけたらドンキホーテのように一歩を踏み出す」 「自分で手を動かしてみる」 「ビックリできる感受性」 「仮説の的中率などは2割いけばいい方」 「自分でテーマを見つけて温める」 「自分で問題に切り込む力を持つ」 「明確なビジョンを持ち、それに向かって一生懸命努力する」 などなど、私は仕事柄社会科学の方に身を置いていますが、自然科学、生命科学を扱う研究者のお二人の話を聞いて、決して離れた話ではなくて、この要素は自分の仕事においても十分に応用が利く範囲の話だと思い、自分にも当てはめて考えました。やはりこうしたことをやり遂げた「胆力」がすごいと思います。
0投稿日: 2012.11.24
powered by ブクログノーベル賞物理学者益川氏とiPS細胞で全世界の注目を集める山中氏の知的刺激に満ちた対論。世紀の発見、その時脳内で何が起きるか? はやりに乗って読んでみた。笑 大発見はコロンブスの卵から、「無駄」が僕たちをつくった、考えることは感動することだ、やっぱり一番じゃなきゃダメ、うつと天才、神はいるのか、と各章どれも非常に興味深く参考になった。 院で専門をかえたし、部活動ばっかりしてきた身としては「無駄」が僕たちをつくったの内容は非常に勇気づけられた。 定期的に読み直していきたい本である。
0投稿日: 2012.11.18
powered by ブクログノーベル賞を受賞した科学者2人があつまると科学もすこしわかりやすい 楽しみながら紆余曲折しながら問題にとりくんでいる姿勢が印象的
0投稿日: 2012.11.14
powered by ブクログ山中伸弥先生と、益川敏英先生の対談です。 「思考法」というよりも、「生き方」を学ばせていただきました。 科学への好奇心と自然への敬意、 論理的で安定感のある思考の広がり、、 個人的に何よりも驚いたのは「うつ」についてのお話でした。 どんな風に落ち込んでいって、そしてどうやってそこから抜け出していったのか、、 落ち込みがちな私には、とても参考になりました。 真摯にものごとと向き合い続けていれば、道は、開けていく。 自分の目標をしっかりと持ち、常に意識し、検証していくこと。 最近の自分は揺れて、ぶれまくりなので、これを機にしっかり整えていこうと思います。
0投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログ山中氏の人柄が素晴らしい.等身大で暖かみがある.益川氏は論争的.人柄がいいのかどうかは分からないが,科学に対する真摯さは感じる. ・直線型の人生と回旋型の人生(アメリカと日本) ・「とりあえず」「なんとなく」の日本の大学院生 ・研究の継続性なんてくそくらえ ・仮説が外れて,何かが生まれる ・実験物理は稲作民族の日本人向け. ・「スライドでは聴衆から見えないような文字は使うな」「文字ばかりのスライドを見せられても誰も読まないし、理解もできない」「説明しないことは書くな,説明したいことだけを書け」「発表の目的をはっきりさせろ」 ・オーラルプレゼンテーションと論文の二つは常に全ての基本の中の基本. ・2010年に『ネイチャー』が科学者の幸福度を調査したら,日本は最下位. ・うつと自殺 ・山中氏のPADになったとき,家を建てようと思った話.哀しい. ・日本は教育熱心ではなく,教育結果熱心 ・積極的無宗教.神を持ち出させない. ・色々な細胞が全部同じ遺伝子を持っていると分かったのは2002年. ・山中氏と父の死.
1投稿日: 2012.11.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
iPS細胞の山中伸弥氏と素粒子の益川敏英氏の対談。 科学研究の予算を減らし、有望な研究者を鬱病、自殺に追いやる日本、基礎をおろそかにした手品まがいのエセ科学、格差スパイラルが蔓延する日本は、「抽象化」して考える力が足りないのではないか。 「脳や意識の研究が大事だ」と人工頭脳の勉強会を始めたという益川氏、いつかそのお題で小説を書いていただきたいものである。 益川氏が配属された坂田研の雰囲気とそれを作り出す坂田氏の心遣いがいい。全国の保育園から大学院まで全てがこの空気だったら、いじめは起こらないだろうに。 この二人の、真の意味での(怪しいビジネス書やスピリチュアルではない)成功者の言葉には数多くの教訓を見出す。 論文発表の勝ち負けより、助けを必要とする患者が第一 科学研究も、国語力、ディベート力、ディスカッション力 物事の理論性に興味を持ち、面白いと思えるか 抽象化して考える 進路などに迷うフラフラは悪くない、その結果目的が見つかる できないことでも「できる」と言ってみる、「研究をやりたい」という熱意を見せる 実験キットではなく人間にしかできないことがある 自分で「問い」を立てる力、感受性、憧れ、驚き、興奮 「頭からおかしいと決めつけずに、ます実験をやってみよう」 歩きながら考える、眠っている間に考えが進む ゲームのソフトが束になってもかなわないくらい、人間の頭の中には楽しいことがつまっている 自分以外の人とのディスカッションで考えが外に流れ出る 「何もかも一人ではできないんだ」ということを、早く悟る 若い人達のアイディアを邪魔しない 実験にもストーリーがあって、明確な関係が必要 日本では、人から「落伍者になった」と思われるんじゃなくて、本人がそう思っちゃう 基礎科学が人々の実生活に役立つまでには、百年かかる。それくらいのつもりで科学をとらえてもらわないと困る 目先の利益ばかり追求して「早く成果をよこせ」というようなこばかりを言っては、きちんとした研究にならない。「日本人よ、やっぱりいちばんを目指せ」 なぜうまくいかなかったのか、何が足りないのかを、その時点で考えられる限りの可能性を押さえて徹底的に分析する 「これはできそうにない」というものに手を出さないようにすれば、挫折するはずがない。 自分の持っている最大の関心事を、とことん追求する 一番ダメなのは、目標を設定してもそれを意識することなしに、ちょこまかちょこまか動くこと 日本人は概して勤勉ですから、努力は得意だと思いますが、明確なビジョンをつい見失いがち ディスカッション行き詰まったりすると、走って、頭をからっぽにします。考えることを止めるために走る。 「あなた方がやっているのは科学遊びだ。この先に科学があると思ってもらっては困る。もっと基礎科学をきっちり勉強してください」 理系離れは、経済問題にまで立ち入って議論しないと意味が無い 試験を四回やっているのを一回に減らし、一つの試験で四倍ていねいに受験生の能力や適性を見るほうが、よほど多様な学生を採れる せっかちに答えを求めなくても、「これは未来の問題として残しましょう」と言えば、それで済むはず 「これは違う、これは違う、これも違う」と、執拗なまでの検討を重ねた末、「どうしてもこれは排除できない、認めざるをえない」というものだけが残されていく ヘンなことをきちんと受け止め、興味を持ち、追い求めていけば、独創的な自然に助けられて、ひとりでに独創的な次のステップへいける 科学は直接的な意味では生活や社会の役には立たないが、宇宙の成り立ちを考える謎解きは、人々の知的好奇心を刺激し、夢とロマンを与えている 大胆な仮説、緻密な観察、粘り強い実験、クレバーな解析 実験や観察は孤独な作業。逃げ出したくなる誘惑にもかられかねないが、他に代えがたい発見の喜びもある 自然から教えていただくという謙虚な気持ち
0投稿日: 2012.11.01
powered by ブクログこの人達の活動の根源にある意志の力こそ超一流だと思う。 また昨今の『何でも簡単に分かりやすく提示する傾向』に関する批判は、まったくその通り!! 低いハードルばかり跳んでたら、ジャンプ力が低下するばかりでなく、そのうち背だって低くなるから。 その他共感したところ。 ■国語力はすべての基本。 ■No.1を目指さなきゃダメ。
0投稿日: 2012.10.27
powered by ブクログ家内が買ってきたのを借りて読了。根っこのところは同じで、でも、キャラクターのちょっと違う2人の対談で、面白かったです。「研究者は常に世界を相手にしている」のところ、大学での研究生活を思い出して、ちょっと泣きそうになりました。あと、離婚、転職、挫折、などに際して、日本人は自分で勝手に駄目になったと思ってしまう、良い経験をしただけなのに、のところはちょっと感動。 それにしても、この本のタイトルは全然中身を反映してないです。これはダメでしょう。
0投稿日: 2012.10.25
powered by ブクログ★2012年SIST読書マラソン推薦図書★ 所在:展示架 資料ID:11002082 本を読んで読書マラソンに参加しよう! 開催期間10/27~12/7 (記録カードの提出締切12/13)
0投稿日: 2012.10.25
powered by ブクログ今や知らない人はいない山中教授とノーベル物理学受賞者の益川博士との対談本。 どのようにして目指している発見に到達するか、また日頃どのような生活を送っているか、アメリカと日本の研究環境の違い、など興味深い内容が多岐にわたる。 正反対の辛口な益川氏と穏やかな山中氏、またお互い違う分野でありながら二人には共通することも多い。 やはり名を上げる成果を出すためには、寝食を忘れて研究に没頭しなければならないようだ。 日本にはアメリカに引けを取らない優秀な人材が多いが、研究環境で大きくアメリカに差をつけられていることに山中氏はは危惧を語っている。 終章の神はいるのか、で神様を信じている山中氏と無神論者で宗教を否定する益川氏の対談も興味深い。 はたして科学的探究を究極まで極めた時、神と出会えるのだろうか。そう遠くない未来その答えが分かるかもしれない。
0投稿日: 2012.10.15
powered by ブクログ山中伸弥さんのノーベル賞受賞の一報を知って 図書館に予約入れたらすぐ読めました ノーベル物理学賞を獲った益川敏英さんと今をときめくiPS細胞の生みの親・山中伸弥さんの対談集。 対談自体は2010年の8月に行ったようで本の発行は昨年末でした。 今となってはご両人ともノーベル賞受賞者となって 夢のビッグ対談になったのだなあと思いますが(^-^) 難しい単語ばかりが飛び交う内容かしら・・・・とちょっとしり込みしつつ読み始めると ぜーんぜん(^◇^) 山中さんのiPS細胞の名前の由来にビックリ@@ さらに大阪弁まるだしなところとかすごく庶民的で親近感が湧くし、なんといっても イケメンですよねェ(*^^*)(←え?そこですか?(笑)) 益川さんは ノーベル賞受賞時に「こんなものは嬉しくない」と言ってマスコミを騒がせたような奔放さがあっただけあって 歯に衣着せぬストレートな物言いが楽しい。 益川さんの【「CP対称性の破れ」の起源の発見】により受賞・・・・って ハ?ナンデスカ?ソレ?って思いますよね。 でも身近な例を出してズブの素人の私にでも分かりやすいように噛み砕きに噛み砕いて解説してくださっている。 それにしても 体中のあらゆる細胞に変化することができる万能細胞という iPS細胞。 例えは荒っぽいけど トカゲのしっぽみたいな感じに再生できちゃう。 これからの医療は明るい!!って思えます。 今、M氏の事件でケチがついちゃったことが残念ですね(-_-;) 他にもお二人の子どもの頃の話や学生時代や研修者としての不遇な日々の話などとても興味深くて面白かった。
2投稿日: 2012.10.15
powered by ブクログ益川先生がノーベル賞を受賞された経緯や,山中先生がiPS細胞を開発した裏話など,色々面白い事が書いてありました.2人の先生の対談を文字に起こしてあり,大変読みやすかったです.
0投稿日: 2012.09.10
powered by ブクログ非常によかった。 親書でここまで面白い本はなかなか見つからないだろう。 これだけの成果を挙げた先生方のエピソードは非常に参考になる。理系の学生なら是非読んでおきたい。
0投稿日: 2012.08.20
powered by ブクログこれは勉強になった。具体的な研究の話ではなく、どういう日常から、発見が生まれるのか、ということがよくわかった。
0投稿日: 2012.06.18
powered by ブクログよくある、お互いの表面をさわさわとなであう対談と思っていたが(それでもこの両名なら一読の価値有りと思った)、両名ともにかなり突っ込んでの発言があり、楽しめた。 山中氏のうつ告白は、日本の研究環境が、これほどの研究者をしてそこまで落とす、そんなにも劣悪なのかと、やるせなく。 益川氏の実直なひねくれ者の発想は頼もしく、疑似科学だけでなく科学ごっこをも許さない姿勢は、これから日本人として必要な素養。
0投稿日: 2012.06.10
powered by ブクログノーベル物理学賞を受賞した益川氏とiPS細胞の生みの親で将来のノーベル賞受賞が確実といわれる山中氏による対談本。
0投稿日: 2012.04.30
powered by ブクログかなりためになるお話ばかり。 iPS細胞のiがimacやipodにあやかってつけたというエピソードがすごくおもしろかった。 益川先生の「常に準備をして、条件が整ったら誰よりも先に手をつける」という話が、科学者パスツールの「チャンスは準備ができているものに訪れる」という言葉に通じるものを感じた。
0投稿日: 2011.12.12
powered by ブクログ山中先生もいろいろあったんだなと感じました。 益川先生は、ちょっと僕とは違う世界の人だと感じました。
0投稿日: 2011.10.23
powered by ブクログ理論物理学者と実験生物学者の対談.科学者としての同一性よりも,その方法論や自然観での相違の方が際立つ.それが面白い.互いに相手の研究に興味を持ち,一生懸命聞き合い,話し合っているので中身の濃い対談になっている.私は,iPS 細胞についてその革新性,将来性がこの本で初めてわかった.
0投稿日: 2011.09.06
powered by ブクログ益川先生は,よく日本各地の科学館に招かれて,若者の「科学クラブ」の展示や活動を見せていただくことがあるそうです.時には「あなた方がやっているのは科学遊びだ.この先に科学があると思ってもらっては困る.もっと基礎科学をきっちり勉強して下さい.」とコメントされたこともあるそうです.今は何でも簡単に,分かりやすく科学を提示する傾向がありますが,お二人はそのことも痛烈に批判されていました.私の努力も,科学遊びであってはいけません.身につまされる思いです.なお,書籍自体は,非常に楽しめる内容です.
0投稿日: 2011.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
かたやiPS細胞発見で再生医療にあたらしいブレークスルーをもたらした山中氏、かたや素粒子分野で6つのクォークの存在を予想した益川氏。その2人の科学の盟主の対談形式という形で、大発見の生まれる要素について語られている。 といっても、発見のために何をしているかという方法論というよりは、普段のライフスタイルやこれまでの経緯を話しているという形。こてこての理論物理学者と生物学者が対話するのでかみあわなそうだが、よいファシリテータがいたのかうまく面白い題材を用意して話を聞き出している。 山中氏は最初は医者を志し、研修医になるがイメージとの違いや求められるセンスの違いから挫折し、基礎研究とうかたちで研究者へ転向している。 その後まわりまわって再生医療に貢献できる立場となる人生模様は感動的。 最も注目を浴び、最も忙しいであろうトップ研究者のインタビューを収録できているという点で価値がある。
0投稿日: 2011.07.30
powered by ブクログ理系人間な私にとって、久々に読んでてワクワクし、刺激を与えられてた一冊。 日本を代表する研究者、しかも物理と生物という分野の異なる先生2人の対談集です。 2人の共通点は、とにかく研究をとことん楽しんでいるところ。 研究者として大成するまで、挫折・苦悩がありながらも、「研究=楽しい」という単純なモチベーションがあったからこそ今に至っている、そう感じました。 意外に感じたのが、2人とも「うつ」な時代があったということ。その他にも、子供時代の境遇や、若手研究者時代のエピソードなど、現在の成果に至るプロセス・歴史も非常に面白かったです。 企業で働く研究・開発職の方々にもオススメの一冊です。 ちなみに化学屋の私ですが、iPS細胞の概要も非常に分かりやすく書かれており、理解できました。
0投稿日: 2011.07.18
powered by ブクログ面白く読んだ。やはり成功する人の生き方って心地よいな。強い意志を持たないでダラダラしている自分には耳が痛い。 その一方で、"学者""研究"という立場でなく、自分の立場で考えても、あてはめることのできる部分もたくさんある。日本での終身雇用とか、プレゼン能力、組織としてetc...。学者の場合はより顕著にあらわれるのかもしれない。 特許の話もされていて、今回のニュースについても考えさせられました。 タイトルからイメージする内容とはちょっとずれはあったものの。 ちなみに、益川先生って、テレビのインタビューのまんまの方だなぁというところにも感動。
0投稿日: 2011.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・解けてしまった問題は、それが仮にノーベル賞クラスのものであっても、とるにたらないものに思えてしまう。益川先生のこの考え方は強い。 ・「直線型の人生と回旋型の人生」「一見無駄なものに豊かな芽が隠されている」直線型を突き詰め、常人に辿りつけないような領域に到達する人たちに憧れる。でもあっちこっちに興味が向いてしまう私は多分回旋型の人生を歩むことになる。そういう人間が直線型の人と勝負するにはどうしたらいいのだろう。新しい視点を持って、新しい何かを生み出す必要がある。 ・「『専門家にはできないが、自分達にできることは何か』を考えるほうが、よほど建設的」高度に細分化した科学の世界ですべてを理解しようとするのは無理ということ。 ・問題にとりかかる前に、その問題が本当に解ける問題なのかを綿密に解析する。条件が整っていないなら手を出さない。何か似たような話をどこかで読んだことがある。フェルマーの最終定理だったかなぁ・・・。しかし、相当な実力を持っていないと、この判断自体がそもそも出来ないだろう。相手の強さが分かるには自分もそれ相応に強くないといけないという理屈に似ている。 ・「できる」と思ってやったことが「できなかった」のは、「できないことが分かった」ということであって、挫折ではない。益川先生のポジティブ思考すげぇ。 ・山中先生みたいな一線級の研究者でも、研究が何の役に立つのかなんて悩んだりするのか・・・
0投稿日: 2011.05.26
powered by ブクログノーベル賞受賞者二人の対談。 人柄、苦労話、考え方などがわかって面白い。 逆に、それ以上の話は無いように思えるからそこに興味ない人には特に魅力が無い本。 これらの会話から自分の中の考え方に対して何かを得られる人なら、科学的な考え方がインストール出来るかもしれない。 基本的に娯楽系の読み物。
0投稿日: 2011.05.03
powered by ブクログ(2011.04.19読了)(2011.04.15借入) *山中伸弥さん、2012年度ノーベル医学・生理学賞受賞* 物質を構成する最小の単位である素粒子の研究でノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんと動物細胞の発生時のiPS細胞の研究をしている山中伸弥さんの対談を収録した本です。 重点は、iPS細胞の山中伸弥さんの方にあるような感じです。僕の興味もiPS細胞のほうなのでそう感じるのかもしれません。 章立ては以下の通りです。 第一章、大発見はコロンブスの卵から 第二章、「無駄」が僕たちをつくった 第三章、考えるとは感動することだ 第四章、やっぱり一番じゃなきゃダメ 第五章、うつと天才 終章、神はいるのか ●iPS細胞は「万能細胞」(15頁) なぜ「万能」なのかといいますと、体中のあらゆる細胞に変化できる能力を持った細胞だからです。私たちの身体は、神経、骨、筋肉、皮膚など二百種類以上の器官からできています。iPS細胞は、こういった器官を作るためのあらゆる細胞に変化する可能性を持っているんです。 ●細胞の時計の針を巻き戻す(17頁) 哺乳類の場合、いったん分化して臓器や組織に成長した体細胞は、もう二度と受精卵のような未分化の状態には戻れないと考えられてきましたが、1996年にイギリスで世界初の体細胞クローン羊ドリーが誕生したことで、その常識は覆されました。 一度分化した体細胞が時間をさかのぼり、未分化の状態に戻れることがわかった。私達が作り出したiPS細胞は、一度分化した体細胞を、未分化の状態に戻した細胞なのです。 ●すべての細胞に同じ遺伝子が(20頁) ヒトの遺伝子の数は、だいたい三万個ぐらいだといわれています。ヒトの身体の約六十兆個の細胞すべてが、それぞれに約三万ページある同じ設計図を持っているわけです。 設計図が同じなのに、なぜ、見た目も機能も異なる細胞ができるのか?それは、読まれるページが細胞によって違うからです。 「どのページを読め」という指令は、遺伝子の中の「転写因子」と呼ばれる一群のタンパク質が指示します。 ●ヤマナカファクター(24頁) マウスの皮膚の細胞に特定の四つの遺伝子を放り込んだら、それだけで細胞が初期化されてしまったのです。この四つの遺伝子をヤマナカファクターと呼んでいます。 ●初期化遺伝子の予想(25頁) 京都大学の多田高先生たちの実験結果から、「ES細胞の中には細胞を初期化する遺伝子が存在し、その遺伝子は分化した細胞では働いていないのではないか」と考えました。 ●初期化遺伝子の絞り込み(26頁) 理研の林崎良英先生のデータベースをもとに、マウスのES細胞で働いていて分化した細胞では働いていない遺伝子のリスト抽出し、何万個もあった遺伝子から、約百個の遺伝子に絞り込むことができました。 その後、ノックアウトマウスという特定の遺伝子を破壊した実験用マウスを使って、その遺伝子がどんな働きをしているのかを一つ一つ調べて行き、結果を見て重要そうだと判断されたものを候補に残しました。研究を始めてから四年目の2004年には、候補遺伝子を24個まで絞り込むことができました。24個の遺伝子を一つずつマウスの皮膚細胞に導入して細胞が初期化されるかどうか検証した結果、どの遺伝子も、単独では初期化することができませんでした。24個の遺伝子をまとめて細胞に導入してみたら、iPS細胞ができることが確認できたんです。そこから先は、「24個の中から、遺伝子を一個ずつ減らしてみる」ことにしました。実務作業担当の高橋和利君の提案でした。その結果、一年で、細胞の初期化に必要な四個の遺伝子を特定することができました。それらの遺伝子は、Oct3/4、Sox2、Klf4、c-Mycの四つ。 ●益川さんのノーベル物理学賞受賞理由(31頁) 「クォークが自然界に少なくとも三世代(六種類)以上あることを予言する、CP対称性の破れの起原の発見」 ●CP対称性の破れ(31頁) 「約137億年前、ビッグバンによる高温で、粒子と反粒子が同じ数だけ作られました。粒子というのは、物質を形作る基本構造です。反粒子というのは、粒子と正反対の性質を持っています。粒子と反粒子は、ぶつかると光になって消えて行きますが、ほんの少しだけ、光にならずに消え残った粒子がありました。宇宙も、地球も、人間も、その消え残った粒子から生まれたものなのです。」 ●山中さんの軌跡(77頁) 振り返ってみると、そもそも整形外科医だったのが、ノックアウトマウスを使って動脈硬化の研究をするためにアメリカに留学し、気が付いたら向こうでは癌の研究をしていましたし、癌の研究をしていたはずが日本に帰ってきたら今度は万能細胞を研究していました。 ●思考の攪拌作用(120頁) 紅茶の中に角砂糖を入れて、そのまま放っておいても溶けて行かないけれど、軽く一回だけスプーンで回すと、すーっと溶けて行く。それと同じように、ディスカッションを通じて自分以外の人が関わってくると、それまで自分の思考回路の閉じた部分でクルクル回っていた考えが、すーっと外に流れて行ってくれる。僕(益川)はそれを「思考の攪拌作用」と呼んでいます。人と話すことは、とても重要です。 ●研究者として成功するための条件(164頁) 「Vision & Hard Work」「明確なビジョンを持ち、それに向かって一生懸命に努力すること」 ●今西進化論(187頁) ダーウィンの「進化論」では、個体に生じるランダムな突然変異によって生物は進化した、とされていますが、京都学派の文化人類学者、今西錦司先生は、「種は進化に対して主体性を持っている」という説を展開しました。つまり、生物は「変わろう」と思ったときに変わった、主体的に変わったのだというのです。 ●iPS細胞を使った臨床応用の可能性(194頁) 一つは、病気の原因解明と創薬です。 病気の方から、皮膚の細胞を少しいただいてiPS細胞を作る。その細胞が病気になる過程を観察することで病気の原因解明に役立てることができます。同時に、その過程の進行を抑える薬の開発もできますし、開発した薬をiPS細胞から作った細胞で試すこともできるので、副作用の危険を排除することも可能になります。 もう一つは再生医療です。 心筋梗塞や心筋症では、本人由来のiPS細胞から元気な心筋細胞を作って、心臓移植のかわりに心筋の損傷部位に細胞移植することが可能でしょう。 益川さんは、実に好奇心旺盛な方です。山中さんは、柔軟に方向を変えることのできる方です。なかなか知的好奇心を満足させてくれる本でした。 (2011年4月29日・記)
0投稿日: 2011.04.29
powered by ブクログタイトルと内容が一致しないのが残念.と言うか,タイトルで想像するよりずっと充実した内容で,さまざまな点に触れていた. 面白かったのは,益川さんが子供たちの発見クラブに対して「研究っていうのはこんなもんじゃない」って言うところ.ああいうことを言える人はなかなかいない.現在の“アウトリーチ”とか“サイエンスコミュニケーション”とか呼ばれるものの問題点を,鋭く突いていると思う.
0投稿日: 2011.04.24
powered by ブクログ研究者の端くれ中の端くれでも、 研究者として学ぶことが多かった。 納得できるし、 こうやって、一流の研究者が作られていくんだと思った。 特に後半の人生観の部分が秀逸。 自分も回り道をしてきたし、 それを乗り越えた人間は、強いと思った。
0投稿日: 2011.04.17
powered by ブクログ2008年のノーベル物理学賞を受賞した益川先生、iPS細胞を発見した山中先生の対談本。 物理学と生物学とお互いの専攻こそ違い、素人的視点から話を楽しめるが、一方で二人がサイエンティストとして共有している点も多いと感じる。 実績だけに注目されがちだが、実績を残すまでには二方ともかなりの苦労をされていることがわかる。サイエンスに対する二方の考え方など、勉強になる部分が多い。
0投稿日: 2011.04.02
powered by ブクログ"よくまとまっていて、それでいて面白い!!" 【選書理由】 本屋でレジ待ちのときに、近くにあったから。 【感想】 これは買ってよかった。大当たりでした。 まず、読みやすい。そして得るものが多い。 山中・益川両氏の歴史から、悩んだときの思考法。 学生時代の"解けなかった問題"や座右の銘など。 対話式になっているので、返しの言葉も面白かった。 (特に益川先生かな) 「科学者の仕事」と同様、理系学生の必読書。
0投稿日: 2011.03.27
powered by ブクログ【新歓企画】ブックリスト:「大学1年生のときに読んでおきたい本たち」 ノーベル物理学賞受賞者の益川俊英氏と先端医療研究者の山中伸弥氏の対談集。話題は自身の研究テーマから日常の勉強法まで多岐にわたり、学問の最先端を走る研究者の生い立ちがわかる一冊。早稲田の授業が難しくても気にしない! どんなに高名な学者だって、最初はただの大学生だったんですから。【K.H.】
0投稿日: 2011.03.11
powered by ブクログiPS細胞の山中先生とノーベル賞を受賞した益川先生の対談本。 多分に自分もこの分野に関わることになることを予感しているからか、研究者の方々の文章を読んでいると、「ワクワク」している自分を発見する。特に山中先生がiPS細胞の応用について語っている部分なんていろんな想像や妄想が膨らんで楽しくてしょうがなかった。 何らかの形で研究に携わる人は純粋に楽しめるし、そうでない人は人生論としてお二人から学ぶべきところがあるのではないかと。 プレゼンテーションの重要性、「この研究は具体的にどんな役に立ちますか?」という問の無意味性、わからないことはわからないまま気に留めておくことの大切さは、直前に読んでいた『プレゼンテーションZEN』『街場の教育論』『治らない時代の医療者心得術』とも相通ずる部分があり、そういった意味でも楽しめた。
0投稿日: 2011.03.03
powered by ブクログ非常にオモシロい。 ノーベル賞取る人達はブレない信念があり、それに耐える力がある。 研究者が何を考えているか、少し分かる。
0投稿日: 2011.02.24
powered by ブクログI confirmed that both Dr. Masukawa and Dr. Yamanaka are smart. "God" for scientists is "nature". Masukawa doesn't believe in God. I admire Yamanaka's earnest passion to help the sick and the injured. I feel affinity with Yamanaka's clinician's days, and realize what made a difference between him and me: cleverness, diligence and aggressiveness. I think that Mr. Masukawsa is a genius. He enjoys solving difficult questions. He solves difficult mathematical fomulas by heart! On the other hand, Yamanaka is a person of genius as well as endeavor. He had a time when he had difficulty searching for good position and revenue for his reseaech.
0投稿日: 2011.02.08
powered by ブクログ2011/1/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2011/2/8〜2/13 ノーベル物理学賞受賞者の益川先生とノーベル賞間違いなしといわれている山中先生の対談。 同じ理系の人間として、首肯するところ多数。実験は思い通りにならないところが面白いんだよなぁ。 物理系の益川先生と生物科学系の山中先生ではかなり思考法が違うのも面白い。自分も昔物理を目指していたが、どちらかといえば山中先生の思考法に近いかな。足りないのは実績ということか ( ̄Д ̄;;
0投稿日: 2011.01.29
powered by ブクログノーベル受賞者益川氏とノーベル賞最有力候補の山中教授との対談集である。非常に読みやすい。二人のざっくばらんな性格も好感が持てる。 日本でトップクラスの科学者とあって、まさしくエリート中のエリートと思っていたが、結構苦労しているし、順風満帆の人生でもなかつたようだ。 科学者という仕事は決して格好いい仕事ではなくて、職人のようにこつこつと実験し、その結果を積み上げて行かなくてはならず、意外に地味な仕事なのである。ノーベル賞とか、とれれば一躍脚光を浴びるが、そうでない人は、大勢いるのだ。
0投稿日: 2011.01.24
powered by ブクログ21世紀の生命科学を代表する山中伸弥氏と20世紀の物理学の巨匠益川敏英氏による対談の書。それぞれが自分の考え方、思いを分け隔てなく話されており、また、各々の性格や人柄もところどころに顕在しているといった感じがした。印象的だったのは、周囲に対しておもねらないその態度と芯の強さが御二人には見られるということ。また、いいアイデアを思いつくのが、風呂に入っている時や散歩をしている時など、脳がリラックスをしている状態の時だということに関しては、まさに昨今の脳科学ブームに照らし合わせてみても然りといったところだろう。最近の流れとしては、知識欲よりも金銭欲に目がいくといった傾向が国内だけでなく、海外でも見られるなど、自然科学の地位が低下している向きがあるが、こと生きるということに関して言えば、こんな面白い探究分野も他にないだろうと一読者としては思ってしまう。
0投稿日: 2011.01.22
powered by ブクログ科学の基本は、言語力である。読んで、聞いて、その世界を正しく頭に思い浮かべられるかどうかが、すべての基本となる。その後は、吸収した知識も用いて、その考えを、頭の中で発展させていけるか。 具体的な客観データを集めた上で、徹底的に抽象化してシンプルにして推論するのが理論化である。
0投稿日: 2011.01.21
