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アポカリプスの砦(10)
アポカリプスの砦(10)
蔵石ユウ、イナベカズ/講談社
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総合評価

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    主人公はゾンビが犯した殺人事件が元で無実の罪として矯正施設に連行、そこで出会った3人の不良たちと困難を乗り越えていくことで、おどおどした弱々しい性格が正義感が溢れる逞しい性格へと成長を遂げていく。ゾンビ化した両親との別れ、軍人を名乗るもただの異常な信仰者(ゾンビの司令塔・ボコールを神と勘違い。神の子と差別化するために光の子と呼ぶ。)だった奴らとの決闘、ゾンビ化するが意志がある主人公、友人の勇敢な死、研究者との出会い、旧人類VS新人類の戦い、そして訪れるゾンビとの共生。『アポカリプスの砦』は一見するとゾンビものであるが、深掘りすると4人のキャラクターたちの友情物語として読み終える。 ゾンビの中にも司令塔(作中ではボコールと命名。蜂の警報フェロモン的なものを使い、他のゾンビたちを使役)がいること、Motherウィルス(感染力が弱く潜伏期間を経てゾンビ化)とFatherウィルス(感染力が強く発症するとすぐにゾンビ化)の関係性、作中の研究者はそれに“オイディプス計画”と名付けたことが印象深い。 研究者に会うために離島に行くことになった主人子らがゾンビが跋扈する退廃的な市街地で小さなラジオ局に立ち寄った。そこのミキサーのBGMの再生ボタンを押すと偶然に『アンパンマンのマーチ』が流れた。絶望の中にある一筋の希望を演出していた。作中の緊張感から不意に緩和されるせいか、『アンパンマンのマーチ』の一節が余計に心にグッときて、記憶に色濃く残った。

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    投稿日: 2025.02.09
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    ゾンビものには違いないが、読後は「矯正施設にぶち込まれた訳アリ過去アリな4人が仲間になって難関に立ち向かう」友情物語だった。最期のおまけ漫画が更に良し。

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    投稿日: 2016.10.17