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ガン×クローバー GUN×CLOVER(12)
ガン×クローバー GUN×CLOVER(12)
山口ミコト、D.P/KADOKAWA
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総合評価

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    山口ミコト先生は『トモダチゲーム』や『最底辺の男』といった人間の奥底にあるどす黒い心理を抉り出して生理的な嫌悪感を作り出すサスペンスな物語の作り手だと思っていた。が、『ガン×クローバー』は、戦闘を通じてのキャラクターの成長やハーレムなエロが散りばめられた王道のラブコメバトルものであり、ハートフルな物語だった。サスペンスも描くことができ、王道的なバトルものも描くことができる原作者としてのジャンルの振り幅に凄みを感じた。『トモダチゲーム』のような心理戦、『最底辺の男』のような生理的な嫌悪感を求めて『ガン×クローバー』を手に取ると違和感があるが、その違和感が面白くて楽しめた。

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    投稿日: 2024.12.05