
総合評価
(541件)| 142 | ||
| 230 | ||
| 99 | ||
| 9 | ||
| 2 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
栞シリーズと違ってこっちは基本的に仲良し青春系。登場人物は基本的に前作や前々作ありきで進むのだが、前作から間が開きすぎて、こいつ誰だっけ状態が何度か発生してしまったのが勿体無い。 あらすじは発注しすぎた文集を売り捌きつつ、怪盗『十文字』の確保に名乗りをあげるというもの。 今回は珍しく、細かく章割りされ、各種人物目線で語り口が展開されるというもので新鮮で面白かった。 ただ、個人的にはやはりホータローの冷めた雰囲気と目線からしれっと謎解きする感じが好きなので今回はどちらかというと福部くんのスピンオフ感。
1投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
奉太郎以外の視点で描かれてるところが新鮮。ずっとアニメの映像が頭の中に流れつつ読み進めた。 才能あるけどそこに頓着していない者の残酷さ?を感じたし、『愚者のエンドロール』の入須先輩が言ってた言葉を思い出した(あれは奉太郎を動かすための言葉だったけど)。
0投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログシリーズものだと知らずに読んだ。 最初から読んだほうが良かったのかもしれない。 唯一興味深かったのは、イリスフユミが説く、 「人への物の頼み方」。 思わず3回くらい聞き直した。 よく人を観察してるな。
0投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ再読。文化祭で奇妙な連続盗難事件が発生。古典部の知名度を上げようと盛り上がる部員に押された奉太郎が安楽椅子探偵をする。古典部以外にも個性豊かなキャラクターがたくさん出てきて楽しかった。 「期待」という言葉の重さと、キャラクター達が抱える葛藤。伏線が回収されていく爽快感と共に良い切ない余韻が残るお話だった。
8投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログ文化祭で販売する文集「氷菓」を大量に誤発注して、何とか売り捌かなくては行けない状況に悪戦苦闘する部員たちと、十文字盗難事件の謎についてのお話。 それぞれの視点から語られるので、各キャラの個性が際立ち、飽きさせず面白かった。 最後に推理するホータローも満を持してカッコ良かった。 才能があるのに本人にはやる気がないのは、その才能を羨望する者には悔しく複雑だろうなぁと切なくなった。
0投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ面白かった〜!シリーズ3作目とあって、ミステリーも去ることながら、キャラクター達の葛藤が垣間見られ、物語に深みが増していく。そして、舞台は文化祭!私自身の高校時代の思い出も蘇り、始終懐かしい気持ちで読めた。後味もスッキリな青春ミステリーな小説。サクッと読めて大満足な休日になった。
5投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ「氷菓」で始まった古典部シリーズ第3弾、お馴染みの古典部メンバー4人の視点から3日間の学園祭の中で進行するABC殺人事件を模したような連続盗難事件が発生していく。 最後の標的が古典部とわかりこの怪盗とのクライマックスが始まるが、犯人像、目的、解決方法まで最後の謎解きがさすがで読後感が良かった。
0投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログ文句なしに面白かった!『省エネ』ホータローに少しずつ変化がみられて時折クスッと笑える。 これで1年生なんだもんな〜。これから古典部のみんなはどんな青春を送るんだろう。
0投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログ文化祭を舞台に登場人物それぞれの視点で描かれる群像劇としての面白さを兼ね備えながら、クリスティの名作オマージュの事件をミステリとしての核に添え、さらには古典部の誤発注してしまった「氷菓」を果たして売り切る事が出来るのかというサスペンスでグイグイ引っ張る。 とにかく文化祭という一大イベントの楽しさも伝わってくるし、登場人物それぞれが抱える悩みや葛藤にとても感情移入させられた。
0投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典部シリーズ第三段。1巻から物語の軸に登場する文化祭がついに開催される。お祭りの盛り上がりと、その裏でひっそり進行する謎の盗難事件の顛末を描いた青春ミステリ。盗難事件は 古典『ABC殺人事件』のオマージュで、ABC順に人が死ぬ代わりにあいうえお順に物が盗まれていく」という構成で、原典同様「一体何のためにそんなことを?」が物語の肝になっていてとても良かった。 英題が "Welcome to KANYA FESTA!" で、その通り高校文化祭の高揚感・ライブ感が物凄く伝わってくるし、終盤の校舎で里志や摩耶花が自分の才能を一人で嘆くシーンは、祭りの後の物寂しさと相まってとても切ない。すごくエモい。
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログこれは素晴らしい。 まず今までと違いホータロー視点だけじゃなく古典部全員の視点がある為、キャラの良さが際立ちテンポ良く読みやすい。 テンポの中に散りばめられた伏線も記憶に残るので、謎解明の段階には気持ちよく繋がる。 前作があってこその文化祭の為、絶対に氷菓、愚者を読む事をおすすめする。
0投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログ里志いいなあ。 アニメを見た時はそこまでだったけど、小説を読んで里志、伊原のキャラクターとしての解像度が上がった。 なんで漫画研究会だけあんなドロドロしてんの(笑 氷菓、愚者のエンドロールでは奉太郎視点だったので、今回群像劇としてえる、伊原、里志の視点で物語を追うことができたのが新鮮だった。 里志の伊原に対する思いや、奉太郎への憧れ(コンプレックスや期待?)が見えたり、奉太郎のえるの容姿に対する表現で好意(?)が伺えたりとほんのり甘酸っぱさや青春のほろ苦さがたまらない。 才能を持つ者と持たざる者、といういかにも高校生なテーマも良かった。 シリーズの中でも上位に入る好きな作品。 2025.0524.19
0投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログ古典部シリーズ③ 今作は文化祭が舞台。 文化祭の中で怪盗「十文字」がいろいろなものを盗んでいく。 今回も小さな違和感が最後にホータローによって すべて説明づけられ、1つの結論につながった。 気持ち良い。 今回は4人それぞれの視点で交互に書かれていたのも、みなの 胸の内を知ることができて読んでいて楽しかった。 あとがきのミステリーに今気づいたので6作目までの少しの間読んでみよう。
1投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログシリーズで一番好きかもしれない。 文集を作りすぎてしまった古典部の面々が、どうにかして文集を売ろうと試行錯誤するのを群像劇的に、4人それぞれの視点から描く。さらにその裏ではちょっとした事件も起こり、それも利用しようと動き始める。 4人それぞれが別々に動いた結果、それが噛み合い結末へと向かっていく流れは読んでいてとても楽しい。全く関係のなさそうな話が回り回って結びつく爽快感はたまらない。 これまでは奉太郎視点のみだったところをみんなの視点で描かれているので、奉太郎視点では分からないみんなの内面を知れるのもいい。 総じて、間違いなく良作と言っていいと思う。
0投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログ今まで読んだ古典部の中で1番好きかも。これまでは峯太郎の1人語りだったのがそれぞれの古典部メンバーからの視点でキャラがますます立ってきてるし文化祭のわちゃわちゃした懐かしい様子を思い出させるような頻繁なシーンチェンジ。わらしべ長者的なエピソード書くの米澤さんもきっと楽しんでた気がする。個人的にはお料理研究部の「トリックオアトリート!」「イエー!」が好き。
6投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ<目次> 略 <内容> 神山高校文化祭の3日間を舞台に、出場部活から物が無くなっていく謎を、ホータローが解いていく。さらに古典部の初登場時に解決した謎を掲載した機関誌販売のトラブルも解決⁈相変わらず人の死なないミステリー。
0投稿日: 2025.03.07
powered by ブクログ分かる! 結果としてお前ごときに何が分かる!と言われることになったとしても言い切る 分かる! 何の責任も負っていないので全力で言い切る 分かる! ミステリー作家と生まれたからには一度はやってみたいよね「予告殺人」 まぁ、さすがに学園ミステリーなので殺人は起きないけど 前作『愚者のエンドロール』は分かりやすくアントニー・バークリーの『毒入りチョコレート事件』がモチーフだったわけですが、今回はクリスティーの『ABC殺人事件』がモチーフ 今作は開き直って作中堂々と『ABC殺人事件』に言及してます 1個飛ばしまでしてきやがります うん、古典部の舞台、要するに自分が得意とする学園ミステリーを舞台に『ABC殺人事件』がやりたかったんだろうな〜っていう ただ、やっぱりね 本格育ちの我々には物足りないのよ よく出来てるな〜とは思ったんで、やっぱ★4にしようかな… いや初志貫徹!アームストロング・オズマ!(一文字も合ってないわ!)
67投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログ古典部シリーズ第三弾。 学園祭で起こる奇妙な事件を、古典部のメンバーが過ごす風景と同時に描いていて読みやすい作品です。 謎を解きながら、他の要素もたくさん散りばめられていて面白かったです。 一作目、二作目がかなり楽しめた作品だったので今回のシンプルな謎解きと事件性は少し物足りなく感じてしまいましたが、シリーズものの弱点だと思うので期待しすぎず読めば気にならないと思います。 古典部メンバーの視点が細かく描写されているのは、今までの雰囲気とは違い新鮮で楽しく読めました。
0投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『お料理研から おたまは既に失われた』 十文字 米澤穂信氏の〈古典部〉シリーズ第3作目。 本作は神山高校の文化祭を舞台とした連続盗難事件。 ここで立ち向かうは勿論、神山高校古典部の4人組。 何故、『十文字』を名乗る犯人は、『あ、い、う、え…の順番で、各部活から物を盗み続けるのか。多様なキャラクターの『期待』が交差する青春群像劇ミステリー…と、サクッと纏めるとこんな感じかしら。 やっぱり面白いなー、〈古典部〉シリーズ。 完全にハマってしまい、シリーズの残り作品も全て積読しちゃいました。 そして過去2作品、電話やら手紙やらチャットやらでしか出演していなかった折木奉太郎の姉・供恵。 とうとう神山高校に現れましたねー、一瞬ですが。しかし、姉は各作品全てにおいて物語キーポイントになりますね。 それにしても、奉太郎の親友である里志が自身の能力の限界を悟り、奉太郎に託すシーンはなんかじんわりきちゃったなー。 『データベースは結論を出せないんだ」ってセリフ、哀愁感じますね。 さてさて、第4作目『遠まわりする雛』も楽しみー。 ・ ・ ・ ・ ・ 米澤穂信が贈る大人気青春ミステリ〈古典部〉シリーズ第3弾!! 文化祭で奇妙な連続盗難事件が発生。 盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲。古典部の知名度を上げようと盛り上がる仲間達に後押しされて、奉太郎はこの謎に挑むはめに。〈古典部〉シリーズ第3弾!
0投稿日: 2025.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典部シリーズ第3弾。 第1弾、第2弾といまいちストーリーに入り込みきれず、作者の他のシリーズに比べ好きになれなかったけれど… 第3弾、急におもしろい! 古典部の4人の視点が変わりながらストーリーが進行するから、4人のキャラクターがハッキリして親近感がわいた。 摩耶花はイメージしていたキャラクターとは違って、結構繊細な部分もあるんだなぁと好印象。 漫画研究会のやり取りはいかにも女子って感じで、懐かしさとヒリヒリする感じで、珍しく「あ~高校生に戻ってみたい!」なんて思ってしまったくらい。 文化祭やら部活やら、昔は日常だったことでこんなにワクワクできるとは。 十文字の正体についてはわからないよねぇ。動機もうーん、「そうだったのね!」という感じではない。 でもそういう感じも10代っぽくていいのかもね。 ただ『カンヤ祭の歩き方』に答えがあったのには、うわーそうだよ、よく見ればっ!となった。
0投稿日: 2024.12.06
powered by ブクログ相変わらず面白いです。 登場人物が理屈っぽいところも好き。 学生ならではの悩みや不安が良いですが、このシリーズは総じてちょっと切なくなりますね…。
0投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログ作者クリスティ好きすぎだろ。読もうと思ってるけどまだ読めてないから早く手つけたい。 お姉さんピンポイントで介入してくるし鍵になりすぎ
0投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログシリーズ三作目、前作より私は好きです。 ABC殺人をどことなく匂わせる展開が個人的に好きでした。 あと、お料理対決は単純に楽しかった。 ただ、犯人の目的?は伝わらないよね、絶対、と思いました。 2024.11.17 187
1投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログ米澤穂信先生のは本当に読みやすくて面白い。 アニメも見たので情景を思い出しながら読みました。 どちらも素晴らしかったです!
0投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログ古典部3作目。 1作目から話題の文化祭が遂に開催された。 前作までと違って、古典部の4人それぞれの視点で代わる代わる語られているから、奉太郎以外の心情も垣間見えて良い。 入須先輩は、古典部や奉太郎に借りがあると思って『氷菓』の委託を引き受けてくれたのだろうか。 ────── 1『氷菓』 2『愚者のエンドロール』 3『クドリャフカの順番』
0投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ライトな青春コメディの要素が強くミステリ要素は少なめ。犯人の意図はあまり腑に落ちない。 また折木の姉らしき人物が例の傑作同人漫画を置いていったことが折木の推理には必要不可欠だったが、都合の良すぎる展開(デウス・エクス・マキナ)に見える。せめて姉と漫画関係者の間に何か関係性があれば良かったのだけど。
0投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログ語り手を入れ替えることで特にサブキャラの里志と摩耶花の内面が知れるのが面白い。その分千反田の印象が薄くなった気がしたけどそもそもこの人の内面を理解するのは無理か。いつもの如く大層な事件は起きないがミステリーとして大変読み応えのある一冊。
0投稿日: 2024.10.26
powered by ブクログ青春だった。文化祭の楽しさもそう。登場する高校生たちがそれぞれ抱えるモヤモヤもそう。櫻田智也さんのミステリー小説が、「ミステリーであることを忘れて読みふけってしまう」という感覚で好きなのだが、「謎解きパズルや探偵のかっこよさではないところの魅力に引っ張られて読んでしまう」という意味では、ちょっとそれに似た読み心地を提供してくれるシリーズだな……と私の中では整理されつつある。 念の為、ミステリー部分に魅力がないという意味ではない。でも論じる言葉も持っていないので多くは語れないけれど、『ABC殺人事件』は読んでおこう。クリスティ宿題がたまっていく。ホータローが安楽椅子探偵的なことでもやりそうなフリに見えて、そんな安易な展開ではないところも良かった。 摩耶花と里志、ホータローと千反田える、四人それぞれの個性も四人同士の関係も今作でさらに深く描かれ、ますますみんなを好きになった。強いて選ぶなら、個人的には千反田さんの気付きがいちばんハッとさせられたかも。入須先輩もレギュラー続行で嬉しい。 「わたし、気になりません」など、単純に笑える筆致の軽さも小気味よい。
11投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログ古典部シリーズ第3弾。 待ちに待った神山高校文化祭の日がやってきた! 省エネ男子・折木奉太郎は、この日も座右の銘(?)通り「やらなければいけないことなら手短に」やり過ごそうと考えていた。しかし、初っ端から古典部を悲劇が襲う。そして、それを何とか克服しようと古典部の4人が右往左往しているうちに連続盗難事件が発生! 果たして、古典部は今度の謎も解き明かすことができるのか…!? 古典部4人の視点から描かれる文化祭、まるで擬似体験しているようでめちゃくちゃ楽しかったです。 今回の謎解きも見事にいろんな伏線がきれいに回収されて、スッキリ〜!面白かったです。 でも、友情って時としてほろ苦いんだなぁ…。「期待」という言葉の意味を考えさせられました。
1投稿日: 2024.09.04
powered by ブクログどこをとっても好きだった。文化祭が舞台になってるから華やかでお祭りみたいで、いろんな部活が出てきて読んでて楽しかった。 高校生のきらきら感と、悩みともどかしさがうまい具合にブレンドされて、少しだけビターな空気を纏うの本当に良い。謎解きもするするつながっていってなんか気持ちよかった笑
0投稿日: 2024.08.20
powered by ブクログ洋題の「Welcome to KANYA FESTA!」を見ても分かるように、過去の古典部シリーズ二作で何度も話題に上り期待を募らせてきた、あの『第四十二回神山高校文化祭』を、古典部メンバー四人のそれぞれの視点で楽しみながら、その開催中に奇妙な事件も発生するという、何とも贅沢な物語となった。 また、物語が贅沢な内容にも関わらず、更に驚かされたのが、その完成度の高さであり、読み終えて思わず唸ってしまう感覚というか、これはちょっと良いもの読んだなと思わせるには充分過ぎるものがあって、文化祭ならではの高揚感で全体を包みながらも、その内側から少しずつ露わになってくるのは、事件と共に皆が密かに隠し持っていた、青春という限られた時間だからこそ抱いてしまうような悲しき繊細な思いであった点に、単純なハッピーエンドではないけれども、だからこそ心を打たれるものがあった、そんな顔で笑って心で泣く、哀愁感漂わせた笑顔のような心境は、物語の中の少し肌寒く感じられてきた風とも呼応しているかのようで、そこにはまさに、昔からよく取り上げられるテーマの一つでもある『青春の光と影』を米澤穂信さん流に描いていたのだと私は思い、それを高校生にとって、最も情熱を傾ける人もいるであろう文化祭の場面で描くことによって、より際立ち強調され、沁みるものがあったのである。 そして、そのような知られざる思いを酌み取れた事には、今回の古典部メンバー全員の視点で描いた構成も大きく、特に、探偵役の「折木奉太郎(ホータロー)」以外の三人の胸の内は、これまでの彼らの描写が、ホータローの主観によるものが多かっただけに、意外性があって印象深く、それは、彼の親友である「福部里志」の微妙な男心も含めた複雑な思いであったり、古典部部長「千反田える」の本心ではやりたくない事をやった事により、はっきりと実感できたことや、自分にも他人にも厳しい印象のある「伊原摩耶花」にしても、その表の顔だけではない、裏の顔に滲ませたのは高校生らしい、自分の世界を貶された時の確固とした譲れない思いであり、彼女は決して『人は人、自分は自分』とは割り切れず、誰もが望む理想郷は必ずあるのだと強く信じている、そうした純粋さは、時に大人びた部分と子どもの部分とが危ういバランスで成り立っているような、高校生の繊細さと直結しているようでもあった、その内容の違いこそあれどテーマ性として、見事に殆どの登場人物とリンクさせている点に、この物語で訴えたかったものに対する深刻さがあった(だからこそ邦題を洋題のそれにはしなかったのだろうけど)。 そこには、これから先、何十年も長い人生がまだまだ待っているからではなくて、「今、この時しかない」、「今やらずして、いつやるんだ」といった、刹那的な思いに対する切なさが胸を打ち、それは物語に何度も登場する、ある言葉をきっかけとして広がっていく、様々な思いを読む事でも感じられた、時に残酷すぎる、彼らの世界の一つの現実の姿であり、今の私からしたら、もっと大きな視点で自分自身も含めて、様々な可能性を信じようよと言いたくなるけれども、そんな達観した見方ができるくらいなら、きっと青春なんて大した印象の残らない味気ないものになるであろうことも分かるからこそ、これはこれで良いのだと思ったし、却って、こうした思いを抱いたからこそ、大人になってから好転する可能性だってあるのだと思う。 そして、こうした物語と事件とが、また見事なまでに繋がった構成には、プロットの段階から練りに練って組み上げたと思わせながらも、実に自然な感じを抱かせてくれるのが素晴らしい上に、今回は事件自体の内容にグイグイと引っ張られる求心力があって、その動機や謎に、言葉通りのそこかしこに含ませた巧みな伏線、全てが物語を盛り上げる要素としても面白く、肝心の謎解きも論理的でありながら分かり易い上に、あっと驚かされるスッキリ感も具わるといった、ここ最近読んだミステリでは久しぶりに、「ああー!!」と叫びたくなった、その考え方の凄さが理解できるからこそ嬉しい悲鳴を上げられるような謎の凄さは、殺人事件でなくても作ることができるのだなと感じられた、緻密でありながらも面白い日常の謎解きの一つの極みと思われた、それは更に物語最初の課題でもある、『誤って二百部作ってしまった文集を、何とかして売らなければならない』とも繋がっているのだから、何とも心憎いばかりだ。 それから、本書の良いところはこれだけではなく、特にこれまで読んできたファンにとっては、古典部メンバーそれぞれの視点で改めて知ることのできた、それぞれがそれぞれに想う気持ちに感動し、書くときりが無いのだが、まずは里志の『好きとか面白いとか楽しいとかは、結構ナイーブな部分だと僕は思っている』には、思い切り共感できた上に、摩耶花が彼のことを好きなのも肯けるものがあり、それは彼の『コシュートみたい』が、結果として彼女の心の大事な部分を守ってくれたことからも明らかだと思う。 次に、里志のホータローに抱く気持ちであり、何となくワトスンがホームズに抱く感傷的なものを覗かせながら、彼の場合、誰に対しても穏やかな笑顔を見せながら、実は自分の事をとても大切にしていることが、今回よく分かり、ホータローはよく、実際は肝の据わった男と言うけれども、決してそれだけでは無いことを、もっと知った方がいいよとも感じつつ、『聞かれても恥ずかしくないから大きな声で言える』というのは、逆に捉えると・・・って思うと、切ないものがあって、改めて里志も高校生なんだなと実感できた。 最後は、千反田えるであり、彼女だけが見ることのできるホータローの真摯な一面に、改めて、見てくれている人はちゃんといるのだということを感じられた、これらの古典部メンバーの関係性には、お互いがお互いに無いものをカバーしつつ、彼らなりの青春を共に謳歌している様子に、何とも爽やかで微笑ましいものを感じながら、今回は彼女特有の決め台詞の逆バージョン『わたし、気になりません』も収録された、豪華版である。 更に、わらしべプロトコルのからくりや、摩耶花の漫画研究会ならではの渋い服装に、クリスティのあの作品や、綱渡り的な運とポーカーフェイスも必要な人間味のある探偵像に、クイズ大会と料理コンテストも楽しめると、もうどれだけ詰め込んだら気が済むのと言わんばかりの、米澤さんのサービス精神にはもうお腹いっぱいといった、まさに文化祭のような楽しさと、その後に待つ切なさを体感できた、これまでの古典部シリーズの集大成と思わせる作品であった。 それでも潜まれていた、解けない謎の存在する面白さ。そんなシリーズ最大の謎は、実はホータローのお姉さんなのかもしれない。
50投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典部シリーズ3作目。 古典部シリーズ始めての他視点で話が進んでいき、各キャラクターの心象が読み取りやすくてよかったです。奉太郎と里志、春菜と河内、摩耶花、陸山と田辺の関係が印象的で、「期待」「羨望」「嫉妬」のような感情がテーマになっている作品でした。 才能のあるものがその才能に気づくことは多くはなく、才能のないものの方が才能に嫌でも気づいてしまうという現実が、才能のない側の自分には辛く共感できました。 "「期待」という言葉はあきらめからくる言葉"という里志の台詞がありましたが、その通りだと思います。 里志が想像していたよりも摩耶花のこと大好きで可愛かったです。
0投稿日: 2024.07.21
powered by ブクログ3冊目 前回のビデオ映画も上映されている。 文化祭のお祭り騒ぎの中、何ヶ所かで盗難がおきて、法則を見つけた古典部が作りすぎた文集をさばくことと、事件解決を目指す。
0投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログさて、いよいよ古典部の文集「氷菓」を販売する文化祭が舞台。 事件を解決して古典部の知名度をあげる →文集の完売 という図式が何かもう青春っぽい! シリーズ1作目からどんどん面白さが増してきた気がします。 相変わらずホータローの推理は冴えてたし、千反田さんもパワーアップしてた。辛辣な摩耶花の意外な一面、そして奉太郎の小学校からの友人・里志の心の内。 本作の1番の謎、連続盗難事件犯人の「十文字」とは誰なのか? 視点を変えての展開。個性豊かな古典部の奮闘を見守りつつ、文化祭を一緒に回っているような気分で楽しかった♪ 高校時代を思い出してちょっと懐かしくななりました。
10投稿日: 2024.06.25
powered by ブクログAmazonの紹介より 米澤穂信が贈る大人気青春ミステリ〈古典部〉シリーズ第3弾!! 文化祭で奇妙な連続盗難事件が発生。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲。古典部の知名度を上げようと盛り上がる仲間達に後押しされて、奉太郎はこの謎に挑むはめに。〈古典部〉シリーズ第3弾。 個人的に米澤さんの別の作品「小市民」シリーズを満喫したので、久しぶりに「古典部」シリーズを読んでみようと思いました。 この作品はシリーズ3作目です。 もし、初めて古典部シリーズを楽しむ方には、第1作目から読むことをおすすめします。 というのも、古典部の部員は4人で、それぞれの関係性が分からずに読むと、なかなか楽しめないのではないかと思いました。 興味を持つと歯が立たない千反田、推理力は抜群だがやる気なしの奉太郎といった面々が特徴的で、アニメ化もされています。 個人的にこの作品と第2作目の「愚者のエンドロール」がお気に入りです。 どちらも、ミステリーのクオリティが良く、色んな要素を取り込んで、事件としての出来事に役立っていて、面白かったのが記憶に残っています。 文化祭で起こる不可解な連続盗難事件。今回は古典部全員の視点で変わるがわる展開していくのですが、それぞれの「色」が出ていました。キャラクターならではの持ち味を引き出しながら、不可解な出来事を軸に、徐々にお互いに引き合わさっていくので、気がつけば、全体を巻き込んでいて楽しめました。 本作品は文化祭を題材にしていますが、楽しそうであり、クスッとしてしまいました。 なんとなくこういった楽しい雰囲気の文化祭をしていたなと懐かしみました。 ミステリーとして深掘りすると、一見あまり必要なさそうなアイテムが、後にストーリーに影響を与えていて、伏線回収としての楽しみ方があって、面白かったです。 読者にも楽しませるような構成も施されていて、満足感がありました。 盗難事件の犯人は誰か?驚きはありましたが、動機がいまいちピンと来なかった部分もありましたが、そういうことだったんだといったものもあって面白かったです。 アニメ化もされているので、ぜひ読むだけでなく、視るのもおすすめです。
2投稿日: 2024.06.19
powered by ブクログ氷菓、愚者のエンドロールから続けての本作。 個人的には愚者のエンドロールが1番好きではあるもののやっぱりこのシリーズは面白い。 出てくるキャラクター全員が好きになれるというのが嬉しい。 米澤穂信さんの小説はできる限り読み尽くしたいとあらためて思った。
18投稿日: 2024.06.07
powered by ブクログ文化祭用に作った文集を作りすぎてしまった問題、「傑作とはなにか」問題、謎の怪盗。問題解決の楽しさとともに、文化祭の楽しい雰囲気が味わえる。
0投稿日: 2024.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典部シリーズ第3作目。 舞台となる神山高校の文化祭で物が次々と盗まれる事件が発生。今度も奉太郎が大活躍?というか陰で暗躍していた。省エネの立場は変わらずに、でも回を追うごとに才能を開花させていくのがすばらしい。友達の里志が今回は自分が謎を解いてやると頑張りながら途中で手に負えないと断念し、奉太郎に希望を抱くというシーンが印象的だった。 というか、古典部は皆すごいけどね。
18投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典部シリーズ第3弾。文化祭の出来事が古典部4人の視点で描かれるため、心情が直で伝わる。面白かった。十文字の犯人は絶対あの人と思ってたのに、わからなかった。圧倒的な才能を持っていてもそれに興味がなければ始まらないし、それを欲している周りが知っていればどれほどの挫折や嫉妬につながるものだろうか。
25投稿日: 2024.05.16
powered by ブクログついに神山高校文化祭。愚者のエンドロールのあとがきが気になって読みはじめたけど、読み始めたらあっという間。スラスラ読めた。 相変わらず私はデータベースでも無ければ探偵でもなく、愚者でもないし正義でもないのでずっとうーんうーんと唸りながら、どうやって解決するんだろうってうなりながら読んだ。 こういう部活があったなら入りたかったなぁ。
11投稿日: 2024.04.19
powered by ブクログ「クドリャフカの順番」(米澤穂信)を読んだ。 ホータローのお姉さま折木供恵が最強。 とうとう『カンヤ祭』始まりました。 古典部の面々いい味出してます。 《高校の学祭かぁ……》 『青春』と書いて『なみだ』としか読めない私なのである。 《どんだけ辛いことがあったんだよ!(笑)》 あー面白かった!
8投稿日: 2024.04.13
powered by ブクログあっという間に読了。リーダビリティ! 本作は一人称がコロコロ変わることからも感じられるが、奉太郎以外の三人に、よりフォーカスした作品だったような。 皆さん高校生にしては葛藤の内容や会話の中での語彙が高次元すぎるよ。笑 その辺りが読みやすいだけのライトな作品とは一線を画すと感じるポイントですな。 また、「クドリャフカの順番」というタイトル、読み終えた後にはなんともビターな響きで、この先の古典部に辛い展開がありそうだななんて、なんとなくだけど想像をしてしまった。
0投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2022年に閲覧。 アニメから原作を読んだ。 推理の結末も良かったが、アニメ版での料理シーンの杉田が暴れていたことを覚えている。
0投稿日: 2024.02.14
powered by ブクログ古典部4人それぞれの視点で描かれる文化祭。それぞれの視点で起こった事件が、全て1つに繋がっていく伏線回収が本当に綺麗!
0投稿日: 2024.02.06
powered by ブクログ薄々は思っていたけど、本格的にミステリを読みたい人には向いてないだろうなぁ。 あっと驚く真実とかではく、小説全体の雰囲気とかクスリと笑える部分をじわじわ楽しむタイプの本。 個人的にはすごい好き。文化祭楽しかった。 里志が全力で楽しんでるのとか、わらしべとか。とりあえず奉太郎好き。
0投稿日: 2024.02.05
powered by ブクログ入れ替わっていく4人の意識の差が印象的。わらしべ長者にミッシングリンク、福部の言う期待...と、なかなか凝ってるなぁ。自分が高校生の時にやった手作り文集を想い出して、ちょっと懐かしい気分(事件はなかった...けど)。ただ、シリーズの最初に読むにはハードルが高いかな。
0投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ私の好きなミステリー作家さんが、この古典部シリーズの3作目がとても好きだと言っていたので、せっかくならと1作目から読んでみていた。 前2作や他の作品を読む限り、正直なところ、米澤穂信さんの作品は私には合わないかも…と思い始めていたけれど、この作品には、基本的には楽しませてもらったし、読んで良かったと思う。 古典部のメンバーそれぞれによって語られる文化祭の様子はとても面白かったし、自分で紙に書き出したりして、謎解きへの挑戦を楽しむこともできた。 ただ、結論を知ったときには、(他の作品にも感じたように)思ったより捻りがない、と思ってしまった。伏線に見えるものが全部回収されていないように思えたのだが、伏線に見えて伏線じゃないものを置いておくのもある種の仕掛けだったのだろうか。 あとは、先の2冊にも感じていた、「用いられている言葉の難解さ」は、やはり今回も気になった。 他の事は敏感に察するメンバーが、自分にとって重要な事実や、事件の真相に限って何故かたどり着けない…という部分も、気になってしまったことは否めない。
3投稿日: 2023.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典部シリーズ第3弾! 一冊まるまる、文化祭篇。 第1弾『氷菓』でも明らかになった“カンヤ祭”篇です。 このお話が1番好きで、古典部がさらに好きになる。 まあ学生ものといえば文化祭は鉄板ではあるんですが そこに襲いかかってくる古典部への難題。 突如抱えることになった大量の文集に、 次々に発覚するある事件の謎、 そこに青春のワクワクも、羨望も嫉妬も、 伝統も絆も、色々掛け合わせてくる米澤流文化祭。 こんなの最高に面白いに決まってるじゃん〜〜〜! 私アニメでも大好きなんですよね、 the省エネ少年の折木くんが叫ぶところ。 古典部の四人がそれぞれ自分の強みを惜しみなく! 思えばこの作中では、あまり4人揃わないんだよな。 なのに古典部が好きになっちゃうからすごいよ。
0投稿日: 2023.11.25
powered by ブクログ古典部4人のそれぞれの挫折みたいなのがちょうどよい配分で描かれていてきれい。いや、折木には当てはまらないですね。
0投稿日: 2023.11.22
powered by ブクログ古典部シリーズ第三弾。 奉太郎以外のキャラが、前ニ作よりもそれぞれの個性を活かし、奮闘しているのが良かった。 奉太郎も省エネを掲げている割には、なんだかんだ青春している所が微笑ましい。
19投稿日: 2023.11.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
愚者のエンドロールに続きテーマは「才能」だと思う。今回は「持たざる者」の視点から。才能とやる気は直結しない。やる気があっても才能がない者もいれば才能があるのにやる気がない者もいる。前者はどれだけ頑張っても届かないことに絶望し諦め、最後には期待する。その工程はとても苦しいものなんだろうなと思う。僕はまだ期待をしたことがないのだろう。才能に差がある相手に出会っても足掻こうと思えたから。これからはどうだろう?足掻いたり妬んだりする代わりに期待することがあるのだろうか? 伊原と里志のシーンが印象的。特に里志の気持ちは成長するまでわからなかった。伊原の名作論議は議論としては楽しいが読んでいて苦しい。皆違って皆良い、皆で一緒に100点満点なんてのは上達を目指す者にとっては戯れ言でしかない。
0投稿日: 2023.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
息子が古典部シリーズが好きなので私も読んでみた。 アニメの「氷菓」は何度か家族でも見たことがあり、そこでの「カンヤ祭」あたりがこの「クドリャフカの順番」がもとになっているようだった。 息子はABC殺人事件が好きなので、それになぞらえたこのミステリが好きなんだろうなと思う。あとはアニメの「氷菓」でいうところの1話で完結しない、ちょっと長めの謎解きが面白いらしい。 私としては、古典部メンバー個性が存分に発揮されていてとても楽しく読めた。 折木は相変わらず省エネ、千反田は相変わらず好奇心の塊・・・。 文化祭の描写も懐かく読めて楽しかった。 ただ今回はそれぞれが内に秘めたコンプレックスみたいなものが描写されており、けっこうここは共感度高いのかもしれない。 自分がもしリアルに高校生くらいのときにこれを読んだらすごく共感できたかもなと思う。 この氷菓シリーズを読むのは初めてだけど、それぞれの視点で物語が進んでいくところもおもしろいなと思った。(スペード・折木、ハート・千反田のように記されているのもまたよい) ストーリー全般としては、古典部で起こった解決しようがなさそうな問題を、部員の知恵と努力&部外の協力でなんとか乗り越える、というハッピーな展開で満足。 最後には全ての謎も明かされて、スッキリできて良き。 その中で私が気に入っているのが、千反田が入須に「頼み方」を教えてもらうシーン。 ・見返りのある頼み事 相手を信用してはいけない 長い付き合いにならないことが予想される場合、相手は十中八九やらずぶったくりを考える、考えなかったとしても労力を最小限にしようとする 日程と作業量に十分に余裕を持たせ、予備の計画を準備する ・見返りのない頼み事 精神的満足感(カリスマ性、伝統性、信仰、愛、正義感、使命感、プロ意識、自尊心、期待、優越感) 問題をあまり大きく見せてはいけない(自分には些細なことだが相手にはそこそこ大事らしい) 人目のないところで異性にたのむ 上記のようなことを聞いた千反田は「こ、これはすごいことを聞いてしまいました。考えもしなかったことばかりです。長い付き合いにならない相手にはやらずぶったくりを逆用で愛と信仰が期待な優越感は人目につきません。」をつぶやくのが面白い・・・。(うわすべり感) さらにその後、上記の教えを遠垣外に使うシーンも面白い。 真面目に忠実に教えを守ろうとするところも、できなかったところを悔やむところもかわいい。千反田、好感度が高い。 この話、最終的に謎は解けてスッキリはしたものの、読後感としてはちょっと寂しさ&切なさが残るかな。 自分へのコンプレックスや伝わらない思いは寂しくて切ない。
1投稿日: 2023.10.29
powered by ブクログ面白かった。 事件の内容も読み口も軽くていい。 文化祭の小事件に対してネタが豪華な気がするが、良くできた少年マンガって感じで豪華。 皆の視点で語られるので、主人公のホータローの思考は完全にはトレースできず、あ、解決か。と思った。
2投稿日: 2023.10.21
powered by ブクログ古典部シリーズ第三弾。 待望の文化祭が始まったものの、古典部では文集「氷菓」の発注ミスで200部を販売しなくてはならない大事件が発生。 そんな中、文化祭中に他の部で盗難事件?が発生していた。 文化祭期間の三日間で古典部は無事に完売することができるのか、また盗難事件の真相は如何に。 古典部各4人の視点で時系列を読んでいくタイプで、各々の状況や心境の変化を楽しんでいくお話でした。 最初は学園もののライトノベルを読んでる感覚で、ちょっと退屈なところはありましたが、事件が進行していくにつれ面白さが深まっていく感じでした。 文章も読みやすく人が死なないミステリーなので、中高生の学生の方にもお勧めです。
0投稿日: 2023.10.03
powered by ブクログ3日間に渡って開催されるカンヤ祭でのドタバタ劇が青春小説らしくて良い。 奇妙な連続盗難事件や古典部が抱える大問題など、解決すべきことはあるものの全体的にコミカル。 個人的に「わらしべプロトコル」と「ワイルドファイア」のくだりは読んでいて楽しかった。 それでもビターな要素をきっちり入れてくるところがまた。
0投稿日: 2023.09.16
powered by ブクログ姉はなんで奉太郎に夕べには骸にをプレゼントしたの?たまたま? 十文字の正体についてつげられた時、こんな名前の人いたっけ?っめなった。これは自分の頭が悪いだけだけど、、、 それ以外は雰囲気もストーリーもめちゃくちゃ良かった。分量もそこそこあるけど、雰囲気が明るいからスラスラ読めるし、謎解きもそんなに複雑じゃない。 登場人物達が、アガサ・クリスティの作品によれば!とか話してたのに自分はピンと来なくて悔しかった。今度読んでみたいな
0投稿日: 2023.08.25
powered by ブクログ古典部シリーズ3巻目。 メンバー4人それぞれの目線で話が進行していくのが新鮮で面白い。 自分の通った学校はこんなに文化祭に力を入れてなかったのでこんなに気合い入れてやるのって楽しそうだなぁ、いいなぁやってみたかったなぁというのが最初の感想。 実際はあれだけのイベントをやるとなるとそれはやっぱり一悶着も二悶着もあるわけで、「あーまぁ、ですよねー」って感じだったけど。 漫研のシーンは本当読むのしんどかったー女だらけの集団の空気感が分かるだけに。 けど作中に出てきた2作の漫画、あれだけ絶賛されてるもんだから気になって気になって……実際に読んでみたかったなぁ。 クドリャフカが何なのかを知っていたのであんな悲劇的なストーリーになるの!?って心配してたけど、全然そんなことはなくてよかった。 それにしても奉太郎、今回の話でいつか何か取り返しのつかない大事を平気な顔してしそうな危なっかしさを感じたんだけど大丈夫???
1投稿日: 2023.08.12
powered by ブクログ古典部シリーズ第3段。省エネ主人公が謎を解明っていうのが好き。今回は文化祭の話で、文集を売るために走り回り、発生した謎を考え、青春ミステリで楽しい。期待してるよ、の言葉の重みが変わった。軽く人に言うものじゃないな。
0投稿日: 2023.08.07
powered by ブクログ古典部シリーズ第3弾読破! 今までの2冊は文化祭の準備をしていましたが、待ちに待った3日間の文化祭が開幕しました! 今作は文章がすごく独特で、始終古典部4人の視点を行き来する形で、3日間の文化祭について書かれていました。 アクシデントから始まった文化祭でしたが、4人それぞれの文化祭の過ごし方が見られて楽しかったです。 途中でいくつか「友達に対する劣等感」を感じている登場人物が何人か書かれていましたが、ここの描写は自分にも思い当たる節があり、共感できました。 ただ、今回は私には刺さらなかった...。何故かと考えてみたのですが、まあ思い浮かぶ理由としては2つありまして、1つは今回の謎解きは個人的にはあまり楽しみきれなかったところですかね。もう1つがかなり致命的で、今回それぞれの視点が見れる構成になって初めて気がついたのですが、私千反田さんと反りが合わなそうです...。現実にいたら絶対自分から必要以上に関わりに行かないタイプでした。 前回のコナン・ドイルに続き、今回はクリスティの作品が多く出てきたので、そちらも読まねば...。
10投稿日: 2023.07.22
powered by ブクログここまでのシリーズ3冊で1番本が厚いな。 という印象で読み始めたが、読み進むのは1番早かった。あっという間の3日間だった(作品中) 身体的な動きが止まっている折木君の場面を軸に、動き回る人達の、物語と直接関係あるかはわからないけれど、それぞれの心の動きにもハラハラ。 クリスティ好きの私には響いた。こういうの好きなのだ。 次作が楽しみ。調べてみたら、シリーズ的にもこの作品は色々な意味で分岐点になったようだ。 氷菓に始まり、この作品で世界が開いた。という感じなのかもしれないな。
0投稿日: 2023.07.21
powered by ブクログ古典部シリーズ三作目。 後書きにもあるが、今作では中心人物四人の目線で物語が進行していくマルチアングルスタイルだ。 カンヤ祭の当日の話であり、古典部では「氷菓」を販売するが、とあるトラブルに見舞われ・・・。 ホータローが基本的に部室で留守番になる為、ミステリーになる為のマルチアングルだったとされているが、今までは描写されていなかった里志や千反田、伊原の内面が描かれており、とても親近感の沸く作品になった。 カンヤ祭の最中に並行して十文字事件と言われる盗難事件が発生。とある有名ミステリーのオマージュだが、物語を通して推理に肉付けがされていき解決に進むというながれだ。そして、解決までの構成は見事の一言。米澤穂信のミステリーは無理が無いし、かと言ってありきたりではなくきちんと読者を驚かせる。 殺人事件などなくても面白いミステリーは面白い。 更には生徒達の個性豊かな描写により、面白さの層が深くなっている印象だ。青春ミステリーとして読みやすくなっているがそれだけでは無い。 注意点は、存分に留意されているが、「氷菓」から順番に読み進めた方がいい事だ。特に前期三作は学園祭までの流れであり、「氷菓」→「愚者のエンドロール」→「クドリャフカの順番」で読むのか世界観を掴む上でもおすすめだ。
2投稿日: 2023.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作者も言うように、「Welcome to KANYA FESTA!」に尽きる話でした。最新刊まで読んでからここに戻ると、ただただ楽しい(いや、漫研なんかはそんなことはないけど)と言えて、高一ということを考えてもそうなのかもな…と思ったり。みんなでバカになって何かに打ち込む、そんな時間をもう一度味わいたいです。
0投稿日: 2023.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後まで読み終わって、この作品のタイトルは「クドリャフカの順番」以外にありえないと思わされた。あまりにもうまい。 自分の故郷の地球の眩い光をいつかあそこに帰りたいと見つめながら、帰ることの叶わなかったクドリャフカの期待と失望、地球という憧れへのどうしようもない距離。それと決して手の届かないと確信してしまうほどの技量を持ち合わせている相手に対する期待と失望、距離を上手に絡めていて、最後の「十文字」の台詞に胸が締め付けられる想いだった。 それを演出する舞台に、沢山の人間が全力で己の才をぶつけ合う文化祭を選んだセンスも、神がかっていると思う。 アニメの方で筋を知っていたから面白い話とは知っていたけれど、アニメでは語りきれない、小説という媒体だからこそ得られる情報の数々が本当に素晴らしく、一気に読んでしまった。面白い。
3投稿日: 2023.04.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
氷菓から続くシリーズ第3弾 カンヤ祭で起こったABC殺人事件を模した事件の真相に迫る 相変わらず面白かった 高校生の設定だけどみんな知識豊富で料理も出来るスーパースペック 進学校だから?
2投稿日: 2023.04.25
powered by ブクログ神山高校文化祭。 我が「古典部」では、発注した部数より七倍も多い文集を抱え、頭を悩ませている。 山のように積まれた二百部もの文集「氷菓」をいったいどうやって売りさばくのだろうか。 「氷菓」のPRをするために福部が参加したクイズ研のイベントや、千反田と伊原を加えて三人一組で挑んだお料理対決は、ハラハラドキドキで大盛況でした。 そして、店番と称してひとり平和に過ごしていた奉太郎は、学内で起きた奇妙な盗難事件を解決する羽目になってしまうのですが、実際に登場はしないけれど、奉太郎の姉貴が絡んでくるところなど、前作の『氷菓』の雰囲気を思い出してしまいます。 どことなく哀愁漂う<古典部>シリーズだけど、今回は4人の視点で交互に読めて、とても楽しかったです。
43投稿日: 2023.04.24
powered by ブクログ古典部それぞれの視点が入れ混じって話が進むのが新鮮でした。 同じ「出来事」であっても視点が変われば心境や考えも変わるのでとても好きな手法です。 それにより更にキャラクターたちの各々の心情等が深く知ることができ、ふと前作をこの状態で読み返したくもなります。 あと折木がどんどん省エネ主義から抜け出てくる感じがなお良し。
0投稿日: 2023.04.17
powered by ブクログ前作までと違って奉太郎だけでなく古典部メンバー4人の視点が交差して展開するところが良かった。それぞれの悩みやコンプレックスも語られていて、キャラクターに愛着が持てる。
0投稿日: 2023.04.13
powered by ブクログ2作目はシャーロック・ホームズネタだったが、今作はアガサ・クリスティネタだった。 ABC殺人事件のように、あいうえお順に部活から何かが盗まれていく謎の事件。 料理対決が一番面白かった。わらしべ長者がそこで役に立ってくるとは笑 あの奉太郎が窓から懸命に叫んだり手招きをしてるのが面白い。古典部が結構料理ができる点も面白い。 真相も人間らしい理由だったのでほっこりした。
1投稿日: 2023.04.03
powered by ブクログ古典部シリーズ第3弾。文化祭で大量に作りすぎちゃった文集「氷菓」を完売するため奔走。そんな中、謎の盗難事件が起きて…。 メンバー4人それぞれの立場と視点から描かれてて、これまでと違った面白さだった。 そして期待通りのホロ苦さ最高
1投稿日: 2023.03.21
powered by ブクログAudibleにて。 普通に好き!!!笑 古典部シリーズ第3弾、そしてアニメでも観たお話ということで面白く読めた。 アニメのことはもうあんまり覚えていないけど、「あれ?里志ってこんな摩耶花のこと好きだったっけ?」とか、「え、つまり犯人は、、?」とか色々考えさせられたな。 米澤穂信先生の交渉術は勉強になったけど、これは何かの受け売りなんだろうか?それとも世間ずれ? まぁなんとあれ、古典部シリーズは面白い。
1投稿日: 2023.03.13
powered by ブクログ古典部シリーズ第3巻。 面白かった! 文化祭を舞台とする小説は、ミステリに限らず好きだ。 自分自身が学校の祭りを好きだったからだろう。 高校の時も大学の時も、ひたすら文化祭や大学祭を楽しんでいた記憶しかない。学校に泊まり込みでイベントを盛り上げようとしていた。 今となっては、そんな気力もない。祭りは好きだが、どちらかというと受け身の楽しみ方になっている。 そんな、もはや自分にとって失われてしまったエネルギーが、本作には描かれていた。 文化祭中に発生するイベント的な事件と、それを解決しようと奔走する古典部の面々。 いいなぁ、楽しそうだなぁ、羨ましいなぁ。
7投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログシリーズ3作目にしてようやくミステリーをメインに扱う話である。 アガサクリスティーの名作をベースにうまく学園ミステリーを作り上げている。 作者はこの作品を描く為に今までの2作を作ってきたのではないか?と思うくらいである。 ミステリーの解決に向かいつつも真のテーマには『才能がない者の劣等感と諦め』を扱っており、古典部シリーズらしいほろ苦い物語となっている。 特に今作では部員4人それぞれの視点から一つの物語を描いていることもあり、より4人の関係性や心情が見えてくるのが面白い。
0投稿日: 2023.02.26
powered by ブクログ私には無理、読めません。 挫折しました。 根本として、こういうたった18年足らず生きてきただけで、物知り顔だったり他人を見抜いた気になったりがとても嫌い。 そして、すぐ家柄なり、血筋なりに盲目的賛美を寄せることに何の疑問も持たない人物が嫌い。 ストーリーとは全く関係ないけど、それで挫折しました。
0投稿日: 2023.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
米澤穂信 作 謂わゆる「古典部」シリーズの 第三作目。文化祭の全三日程を描く内容で、 これまでと違い、古典部メンバーそれぞれの視点 から物語られている。 (主人公たる折木奉太郎が安楽椅子探偵的な素養があるからかも?と思えるが) 発注ミスで山と積まれたアレを如何とする 流れから、クリスティの名作風な事件へと進む 展開は面白い。 古典部メンバーの心の機微さえ、 そこに絡めながら深掘りされているので、 ただただ折木奉太郎が事件に関係しました感より、味がある話に仕上がっている。
4投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログ「私気になります」題名が。今回の題名はクドリャフカ、もしかして宇宙犬か?宇宙に飛び立つ順番が回って来たということから、新しい世界へ古典部が飛び立つという事を暗示しているのだろうか?その疑問を持ちながら表紙を捲った。 神山高校の文化祭の出来事だ。古典部は文集「氷菓」の販売が出し物だが、30部の予定が手違いで200部印刷してしまった。それを売るために古典部それぞれが奮闘する。折木を除いて、残りの3人は掛け持ちがあるのも物語に膨らみを持たせている。 折木の姉が折木に渡した壊れた万年筆は、姉曰くラッキーアイテムとのこと。それがわらしべのように物々交換していくのも微笑んでしまう。 料理バトルの終盤に、十文字事件が明らかになる。ここからがミステリーである。アカペラ部、囲碁部、お料理研、占い研究会で盗難事件、お料理研はオタマというように各部の名前の頭文字の物が盗まれ、グリーティングカードで犯行声明が置かれている。 そして古典部は? 「夕べには骸に」という同人漫画がキーになる。 クドリャフカの順番の意味もわかった。 構成はお見事である。
7投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログ古典部の部員一人一人に魂が篭っていて、どこかに実在してそれぞれが考えて動いているような気がしてワクワクした。「氷菓」シリーズの魅力を高めてますます期待をさせる素敵な続編。
2投稿日: 2023.01.05
powered by ブクログ古典部シリーズ第3弾「クドリャフカの順番」 これまで第1弾、第2弾でも物語の中心であったカンヤ祭こと神山高校文化祭でのお話。文集「氷菓」を作りすぎてしまいこれを何とか売り切ろうと、古典部メンバー4人が奮闘。そんな最中事件は起きる。様々な部活で盗難事件が発生。よく見るとそれは五十音順に起こっている?果たして犯人は?そしてその真の目的とは? ざっとあらすじはこんなところだろうか。個人的にはこれまでのシリーズの中で一番題材としてはおもしろいと感じた。また、第3弾ともなると各メンバーの個性、今まで知らなかった意外なパーソルな部分が判明したりでそこら辺もまた面白い。 このシリーズは人が死ぬとかそういう部類のものではないので好きですね。続けて第4弾「遠回りする雛」を早速読み始めることにする。
1投稿日: 2022.12.10
powered by ブクログ古典部シリーズ3作目。3作目にして、このシリーズ、面白いと感じた。 私にとって日常ミステリーと言えば北村薫さんの「空飛ぶ馬」で、そこが原点で頂点な気がしていたんだが(実は内容はすっかり忘れちゃってて、最初に読んだ当時の気持ちと今で違うかも)、いやいやなかなか…。 文化祭のあのお祭り感を久しぶりに思い出した。今となっては黒歴史だが、私、漫研でイラストボード描く実演やったんだ(当日までに仕上がらなかっただけ)。あの当時に戻って文化祭に参加した気分になった。 楽しかった。
2投稿日: 2022.11.21
powered by ブクログ古典部シリーズの3弾。 神高文化祭でのエピソードを描いている。 今回は古典部4人の視点から描かれていて、色々な視点から物語を眺めることが出来る。 ミステリーの要素もありつつ、文化祭という青春を思い出させてくれた。
0投稿日: 2022.11.14
powered by ブクログ古典部シリーズ第三作。アガサ・クリスティのある名作をオマージュした作品。最後の伏線回収には驚嘆した。
0投稿日: 2022.11.04
powered by ブクログ今までの古典部シリーズは折木奉太郎視点のみだったが、今作からは四人の視点で話が進む。文化祭もとてもたのしく、四人と一緒に文化祭を楽しんでいる気分が味わえた。じけんの真相にもなるほどー!
0投稿日: 2022.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典部シリーズ第3作。 文化祭で古典部は「氷菓」を30部だけ売るつもりだった。しかし、発注のミスにより200部を売らなくてはいけなくなった。そのために古典部の面々はそれをどのようにして売るかを考え行動した。そして、その文化祭の最中に十文字事件という事件が発生する。 緊迫感や青春の人間関係などがとても懐かしく感じ読んでいて楽しかった。
1投稿日: 2022.10.13
powered by ブクログ今回は(今回も?)わたしは福部くんがすき 人間らしい部分が見られて嬉しかった 個人的には前作よりもすき
0投稿日: 2022.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
個人的に少し前作からハードルが上がりすぎた感は否めないが、やはり面白い。 そして終盤の「期待」という言葉について、考えさせられる。 今作は奉太郎だけの視点ではなく、四人からの視点で物語が進行していったことも新鮮だった。 本をしっかり読み始めたのは最近の人にとってはそのような技法は確立されたものだと、あとがきで知った。 印象的だったのは、自分には無い才能を認めざるを得なかったところ。それは二人の登場人物を通じて特に表現されていた。 そして、その才能に対しての思いが「期待」につながる。 一つ目は、河内先輩が陸山生徒会長の才能に対して、摩耶花に打ち明けるシーン 「『読めばわかる。そう言ったね?そうだね、わかるよ。わかっちゃうんだ。でもほら、そういうの、認めたくないでしょ?』」 二つ目は、里志が改めて奉太郎に対して。 「『データベースは結論が出せないんだ。』 摩耶花が、寂しそうに笑った。」 また、終盤には「期待」という言葉が作品を深くするキーワードに。 里志 「自分に自信があるときは、期待なんて言葉をだしちゃあいけない。 期待っていうのは、諦めから出る言葉なんだよ」 田名辺 「絶望的な差からは、期待が生まれる。だけどその期待にまるで応えてもらえないとしたら、行きつく先は失望だ。」
0投稿日: 2022.08.19
powered by ブクログ相変わらずのホータローの思慮深さ。 そしてそれぞれにそれぞれながらの活躍。 期待する事の意味合い。
3投稿日: 2022.06.28
powered by ブクログ今回の大きなテーマはカンヤ祭。はじめて多視点で語られているのでめちゃくちゃ立体的になってる。 「天才と凡人」というテーマも含まれていて、多くの人の心情が細かく描かれていた。カンヤ祭本当に楽しそうで、母校の文化祭を思い出した。文化祭もただ楽しいってわけじゃなくて、期待と困惑と衝突と諦念と、いろんなものが織り混ざった非常に濃いものであった。
2投稿日: 2022.06.25
powered by ブクログ賑やかな文化祭羨ましいなと、在りし日の自分の学生時代を思い出しつつ、色々な謎が一気に解決していくラストに唸りつつ、楽しく読めました
0投稿日: 2022.06.14
powered by ブクログミステリーとして読むよりも学園モノ?として面白かった。文化祭はやはりテンションが上がる。主要メンバーそれぞれの視点から語られていたのも良かった。
3投稿日: 2022.06.04
powered by ブクログアニメでも1番好きな話だったけど、小説の方が各登場人物の心理描写が分かって更に良い。 十文字事件解決の話だけじゃ弱いけど、そこに古典部の問題を絡める所が上手い。 ただ改めて読むと都合良く行き過ぎなような気も、解決の条件がシビアすぎるからしょうがないか。
0投稿日: 2022.05.28
powered by ブクログ細かく書くと星4.1。 今回はミステリー要素はいつもより薄めだが、その分話が面白い。 読み終えた頃には、実際に文化祭に行ったような気分になる。楽しかった。 読了後の後味も良い。本離れしているという若者に読んでみてほしい。
0投稿日: 2022.05.18
powered by ブクログ学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲―。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに…。(e-honより)
0投稿日: 2022.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典部シリーズでは今のところ一番好きかも。 米澤穂信氏に登場する若者はみんな賢すぎるだろというツッコミはさておき、才能のある者の実力を間近で見て、どうやっても追いつけない実力の差に虚しくなる描写は見事でした。 作家やものづくりをしている人はかなり共感できるのではないかなと思いました。
0投稿日: 2022.05.06
powered by ブクログ古典部シリーズ3作目 文化祭の描写に高校時代を思い出し、懐かしい気持ちになりました。 摩耶花ちゃん、好きです
0投稿日: 2022.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最高に面白かった、、 学園祭ってなんでこんなにわくわくするんでしょうか、、! アニメ観てたけど、アニメにはアニメの、小説には小説の良さがあった!! 小説にはえるちゃんのコスプレは無かったし、お姉さんとわかるところがなかった アニメでは、小説が多視点形式っていうのがわからなかったし ただ、アニメビジュアルで読んだ 古典部シリーズで多視点形式、楽しいと思った!それぞれキャラクターが立ってるし、特にふくちゃんと摩耶花ちゃんの両片思い感がとても好きだった あとやっぱりふくちゃんのちょっと根暗なところが好き。 メインテーマは期待なのかな。相変わらずふくちゃんは折木くんに対して羨ましく思ってるし、今回の犯人も、諦めからの期待っていうことを言ってたし。期待しすぎて、相手が何もしないと失望になる、とまで。でもわたしは期待は諦めから出る言葉だとは思わないなぁ。ふくちゃんたちが思ってるようなマイナスイメージは持ったことがない。どちらかと言うと、プラスなイメージ。ただ、わたしから「期待してる!」って発言したことあんまり無いかも。どちらかと言うと言われる側。自意識過剰ではないけど、期待される側ってことなのかな。まぁいままで、スポーツとかで真剣に争った事ないし、割と自分の得意分野ばかりやってきたから(苦手なものはノータッチ精神)、そういうことになってるのかもしれない。ただ、ふくちゃんたちがそういう風に思うって、青春だなぁ、って。向上心が無いと争わないし。でも、諦めっていう言葉を使うところは少し大人びているような気もする。そういう微妙なお年頃なのかな、高校一年生は。 それにしてもこの登場人物たちは語彙が豊富で羨ましい。エピキュリアンはこの小説で覚えた単語 続きも読みたいしアニメも観たい。京アニ事件が起きたいま、また大切に観たい作品
1投稿日: 2022.04.30
powered by ブクログ氷菓シリーズの3作目。 いよいよ文化祭が始まったが、その中で連続盗難事件が発生。 手違いで大量につくりすぎた文集の販促活動と共に謎解きが徐々に進行していく。 3日間という限られた中での展開で楽しく読めました。
0投稿日: 2022.04.19
powered by ブクログお料理対決のチームワークがすごく面白かった! 文化祭の熱量と勢いがこれでもかと描写されていて楽しい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲―。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに…。大人気“古典部”シリーズ第3弾。
1投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログ自分も彼等の文化祭に参加していたかのように錯覚してしまう作品。文化祭、もっと楽しめば良かったなあ!なんて今更後悔するのもまた一興。
3投稿日: 2022.03.09
powered by ブクログ圧巻の一言。 物語の最後にすべてが分かるという爽快感。「 氷菓 」より推理小説味を帯びていた。いや、推理小説と言うより、作者の手のひらの上で読者が踊らされている感覚が味わえる。
2投稿日: 2022.03.09
powered by ブクログ★わらしべプロトコルは、モノにばかり適用されてはいなかった(p.386) 【感想】 ・今回もせつなく感じる。 ・クドリャフカという名称に記憶はあるけど意味がわからん。順番は多少は関わってくるけど。 ・奉太郎は頑張って「省エネ」であろうとして却って省エネでなくなってるなあ。本当の省エネはただ流されるだけやろうと思う。抵抗するにもエネルギーはいるんや。というより省エネってことじたい常にエネルギーを必要とするんやけどね。ぼくらの現実世界もそうであるように。 【一行目】 眠れなくて、そっと家を出ました。 【内容】 ・文化祭開始。思えばここまでのストーリーはすべて文化祭がらみだった。 ・うっかり文集「氷菓」を二百部も刷ってしまった。どこまで売ることができるのか? ・各所でなにやら他愛ないものが盗まれ「犯行声明」が置かれていた。えるは気になるがとりあえずそれどころではなく『氷菓』販促のため校内行脚。 ・地学講義室から動けない(動くつもりのない)奉太郎だが、わらしべ長者(?)にはなる。 ▼古典部についての簡単なメモ 【アカペラ部】実力派。 【アニメ】アニメの「氷菓」は全部観ていてよくできてたなあと思ったがじつはほとんど覚えていない。覚えているのは最初の回で窓際の千反田えるが振り返るシーン、先輩(女性)と奉太郎が喫茶店らしき場所で話しているシーン、ヘリコプターが立山連峰っぽい山を背景に飛んでいるシーン。運動会かなにかのイベントのさなか料理をつくっているシーン。えるが祭りかなんかでお雛様みたいなかっこうをして牛車みたいなのに乗って高山っぽい町並みの中しずしず移動しているシーン。それだけ。ストーリーはまったく記憶にないなあ。録画はしてるのでもいちど観ようかなあ。ま、全部読んでからね。 【糸魚川養子/いといがわ・ようこ】司書教諭。 【伊原摩耶花/いばら・まやか】→摩耶花 【入須冬美/いりす・ふゆみ】冷厳さをかもしだす美貌の先輩。あだ名は「女帝」。「桁上がり」の四名家に並ぶ名家、恋合病院の経営者一族。「エンプレス」と言ったら「絶チル」の紫穂を思い出した。他者を操るタイプ。「必要な技術のない人間にはいい仕事はできない」愚者のエンドロールp.103。そらそうや。どうやら奉太郎の能力をそこそこ高く評価しているようだ。《誰でも自分を自覚するべきだ。でないと。》愚者p.183 【映画】二年F組の体育会系部員が自分たちも文化祭に参加したいとつくった映画。仮称「ミステリー」。登場人物は海藤武雄、杉村二郎、山西みどり、瀬之内真美子、勝田竹男、鴻巣友里の六人と、名前は出ていないが撮影している誰かの計七人。 【える】→千反田える 【江波倉子/えば・くらこ】入須冬美が寄越した案内役。 【大出/おおいで】古典部の顧問。 【尾道/おみち】厳格で鳴らす数学教師。 【折木供恵/おれき・ともえ】奉太郎の姉。海外にいる。古典部のOGで奉太郎に古典部救済のため入部を命じた。特技は合気道と逮捕術。痛くするのは得意。 【折木奉太郎/おれき・ほうたろう】→奉太郎 【神山高校】奉太郎が入った高校で、主要な舞台となる。多彩な部活動を誇る。アニメでは立山連峰っぽい姿が描かれていたことがあるから富山県か岐阜県。祭事のときの町並みが高山っぽい感じやったんで場所的にはその辺かなと思う。生徒数は一千人。ウチは二千人弱やったんでこぢんまりしたイメージ。 【神山高校五十年の歩み】書籍。革張りで細密な装飾が施されており黒ぎりぎりの濃紺という色合いが重厚さを醸し出している校史。五人の二年生女子生徒が金曜日の昼休みに借り、その日の放課後に返却している。重しにでも使う必要があるのだろうか? 【カンヤ祭】神山高校の文化祭、通称「カンヤ祭」は有名でこの地域では若者文化の華といえるほど盛大。えるの発案で古典部はそれに向けて文集を出すことになった。教師は「カンヤ祭」とは呼ばない。 【期待】里志いわく《期待ってのは、諦めから出る言葉なんだよ》《時間的にとか資力的にとか、能力的にとか、及ばない諦めが期待になるんだよ。》p.347 【クイズ研究会】文化祭でかなりの集客をした部活。 【陸山宗芳/くがやま・むねよし】生徒会長。 【桁上がりの四名家】荒楠神社の十文字家、書肆百日紅家、豪農千反田家、山持ちの万人橋家。ちなみにえるは千反田家の一族。それに並ぶのは病院長入須家、教育界の重鎮遠垣内(とおがいと)家。ちなみに「桁上がり」というのは里志の造語。 【工作部】古典部のライバル。なんの? 【河内亜也子/こうち・あやこ】漫研の一年先輩。 【郡山養子/こおりやま・ようこ】「氷菓」第二号で関谷先輩のことを書いていた、おそらくこの時点での古典部部長。養子という名は司書の糸魚川先生と同じなので同一人物だろう。えるの疑問は彼女に聞けばほぼ解決すると思われるが、たどり着けるか? まあ、ストーリー上たどり着くのだろう。 【古典部】新入部員がなく廃部のピンチだったが姉の命で奉太郎が籍を置くことになった。部室は地学講義室で特別棟四階、神山高校最辺境の地にある。何をする部活かよくわからないがとりあえず文集はつくっていたもよう。 【古典部員】奉太郎、える、里志、摩耶花が一年生のときに入部。なんとか存続。里志は手芸部と、摩耶花は漫研とかけもち。 【里志/さとし】福部里志。奉太郎の旧友にして仇敵。いつも微笑みを浮かべ背が低く遠目には女の子に見まがうルックスで、なんでも出てくる巾着袋をぶら下げ口が減らず不要な知識をいっぱい持っているデータベースと言える普通の男子高校生だ。奉太郎いわく似非粋人。楽しげなことを追求する。モットーは「ジョークは即興に限る、禍根を残せば嘘になる」氷菓p.24。興味を抱いたことは追求し、必要なことを二の次にできる肝のすわったヤツ。手芸部と掛け持ちで古典部に入った。スポーツはサイクリング一本。意外にも文章を書くのが苦手なようだ。シャーロキアンではなくホームジストに憧れているらしい。 【沢木口美崎】二年F組の映画の広報。撮影にはタッチしていない? 「別にいいじゃない、鍵ぐらい」愚者p.168。ミステリ好きすべての敵という考え方。犯人はめちゃくちゃ脚が速かったとか、立ったまま十メートルジャンプできるとか、いたらすべてが無効になってしまう。というようなことをぼくもよく考える。このミステリすごく細かいけど特殊能力持ってるヤツがいたら意味ないなーとか。部活は天文部。 【清水紀子/しみず・のりこ】文化祭クイズ研究会のイベントで優勝した。 【十文字かほ】荒楠神社の娘。えると親しい。里志いわく「図書館の新しいヌシ」で一目置いている。クラスメートのようだ。碩学。占い部唯一の部員でもある。いずれ重要な役割になるかもね? 【手芸部】カンヤ祭では曼荼羅絨毯を縫う。なんか、凄いぞ。 【ショッキングピンク】里志の基本属性らしい。他の色に染まることはない。 【女帝】→入須冬美 【新聞部】神山高校には新聞が三つある。隔月発行で各教室に配られる「清流」が新聞部。不定期刊行の「神高生徒会新聞」が生徒会。八月と十二月を除く毎月昇降口前に貼られる「神高月報」が壁新聞部。壁新聞部には四十年の歴史がある。 【シンボル】入須冬美のあだ名が「女帝」だったのにつられて里志が考えた古典部メンバーのシンボルは、摩耶花が「正義」、里志が「魔術師」、えるが「愚者」、奉太郎は、里志は「力」だと言い、えるは「星」だと言う。うーん、星のほうが近い気はするけど? 【関谷純/せきたに・じゅん】千反田えるの伯父。母の兄。十年前マレーシアに渡航し七年前から行方不明。三十三年前「コテンブ」にいた。 【田名辺治朗/たなべ・じろう】総務委員長。里志も一目置いている。 【谷惟之/たに・これゆき】クラスメート。囲碁部。なぜか里志をライバル視してる? 【頼みごと】女帝によると頼みごとには見返りがある頼みごとと見返りのない頼みごとがある。頼みごとがある場合は相手を信用せず余裕と予備が必要で、見返りのない頼みごとには精神的満足感を与える必要がある。 【千反田える/ちたんだ・える】隣のクラスの「女学生」。「楚々」とか「清楚」とかいう言葉を体現し観察力と記憶力にすぐれており家がとてつもない名家であり時折好奇心の申し子となり「わたし、気になります」が決め文句で大きな目のチカラが半端ではない普通の女子高生だ。背はけっこう高い。暑さに強く日焼けもしないらしい。《パーツではなくシステムを知りたいんです》氷菓p.87。彼女の好奇心をクリアするために奉太郎は省エネを捨てねばならないが逃げようとするともっと多大なエネルギー消費が必要になってしまう。 【千反田庄之助】えるの祖父。農地改革で土地は手放したが近代化をすすめ収益で買い戻していった。 【チャットルーム】愚者では最初と最後にチャットがある。そこに登場するのは入須冬美、本郷真由、奉太郎の姉(たぶん)、千反田える、奉太郎。 【遠垣内/とおがいと】先輩。壁新聞部の部長。教育界の重鎮、遠垣内一族。部室は特別棟三階の生物講義室で数年前の古典部部室。 【トラブル】里志いわく《乗り越えるべきトラブルがあるなんて、なんて素敵なことだろう!》クドリャフカp.17 【中城順哉】二年F組の映画の助監督。 【灰色】里志いわく奉太郎の基本属性らしい。他の色には染まらない。貶めて言っているのではない。 【パイナップルサンド】喫茶店。焦げ茶を基調とした色合いの静かな店内と酸味を利かせたキリマンジャロが奉太郎のお気に入り。ぼくは酸味のあるコーヒーはちょっと苦手、苦味の強いほうがいい。 【羽場智博/はば・ともひろ】二年F組の映画の小道具班のひとり。でしゃばりらしい。ミステリ好き。 【氷菓】古典部の文集の名前。作品名になっているくらいだから当然なんらかの意味が含まれているのだろう。カンヤ祭に向けて発行していたようだ。新たな氷菓の内容は、摩耶花がミューとかナンバーズとかが出てくる古典的マンガについて。おそらく「地球へ…」のことだろう。サトシはいるけどポケモンではないと思う。里志はゼノンのパラドックスについてのジョーク。まあ、それ自体ジョークみたいなもんで言った本人も茶化すつもりやったんやと思うし。。奉太郎は今回たどり着いたことについて書いたようだ。えるが何を書いたのかは不明。 【フロルベリチェリ・フロル】摩耶花が文化祭でコスプレしたキャラクタ。言われないとコスプレとわからんやろなあ。 【文化祭】→カンヤ祭 【ベナレス】葬式の街でひっきりなしに葬式が行われている。ここで死ぬと仙人と同格になれる。土地の言葉ではバナーラシーという感じなんだとか。 【福部里志/ふくべ・さとし】→里志 【奉太郎/ほうたろう】主人公で語り手。折木奉太郎。ちょっと賢くて省エネを信条とし動くよりはまず考えようとしやらなくていいことはやらずにすませたい普通の男子高校生だ。 【奉太郎のわらしべ長者】文化祭で奉太郎が交換したもの。姉からの壊れた万年筆→被服研の演し物の招待券(ワッペン)についていた安全ピン→園芸部の焼き芋の火を消す用の水鉄砲→製菓研の訪販からビスケット二袋と薄力粉→摩耶花がコスプレで使ったハート型のブローチ→姉に戻って『夕べには骸を』。 【ボディトーク】摩耶花の推す二作品のひとつ。僅差で『夕べには骸を』が勝る。二頭身の猫が随所に登場する。タイプ的にはスラップスティック。 【本郷真由】二年F組の映画の脚本を書いたが途中で倒れてしまい結末がわからなくなった。 【摩耶花/まやか】伊原摩耶花。奉太郎とは小学校以来九年間同じクラスになったことがある。ルックスはよく七色の毒舌も爽やかな普通の女子高生だ。「あれ、折木じゃない。久し振りね、会いたくなかったわ」p.49。ちなみに里志に求愛しつづけている奇特な女性でもある。漫画研究会所属だが里志を追っかけて古典部にも掛け持ちで入部。図書委員もやってるようだ。 【摩耶花のコスプレ】一年生の文化祭の漫研のイベントで摩耶花のしたコスプレは初日が「11人いる」、二日目が「エスパー魔美」、普通の服でコスプレと言い張れるタイプ、三日目が…ちょっとわからない。これまでのからするとけっこうメジャーなんやろうと思うけど? 【漫画研究会】摩耶花が古典部とともに入っている。河内先輩の周囲に集まる派閥は人数は多くないが発言力はある。摩耶花の周囲には河内先輩に違和感を感じている者たちが集まる。そして少数派の人畜無害な男子部員たちがいる。少数派の男子部員たち。 【万年筆】奉太郎が姉からもらったおまもり? ペン先が割れて使えなくなっている。 【ミステリの原則】十戒とか九命題とか二十則とかあるらしい。 【森下】声が大きく竹刀を藻ったら似合いそうな教師。 【夕べには骸に】摩耶花が絶賛する漫画短編集。主人公たち入学の前年に文化祭でひっそりと売られていた。 【湯浅尚子/ゆあさ・しょうこ】漫研部長。猫と縁側が似合うような人。おっとりしてるように見えてなかなかやるー。でも実作はできない。 【吉野康邦/よしの・やすくに】放送部部長。
1投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「夕べには骸に」の現物の登場から個々の断片だった話がまとまっていくのが気持ちよかったです。作中の「クドリャフカの順番」がどんな話だったのか 私、気になります。
1投稿日: 2022.01.18
