
総合評価
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powered by ブクログ三川みりによる「シュガーアップル・フェアリーテイル」の第1巻。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞作。2023年にTVアニメが放送されました。人間が妖精を使役するハイランドで母を亡くしたばかりの少女アンが、母と同じ銀砂糖師になることを目指し、戦士妖精のシャル達と共に銀砂糖師の称号を得るため旅をする物語。アンとシャルが反発しながらも徐々に近づいていく心の動きが巧みに描かれていて良かったです。にぎやかしとして、ミスリルも良い感じ。そしてジョナスのクズっぷりが最低です。本作は正しく少女小説だと思います。
0投稿日: 2024.08.24
powered by ブクログアニメ化だ漫画化だ単行本化だっていって1巻目まるっと無料公開してたから読んだ あんま話覚えてないからアンってこんなに気が強いタイプだったっけって思ったりしたけど面白かった 母を亡くした女の子が、お母さんを弔う砂糖菓子を作れる職人になるために旅に出る話。
0投稿日: 2023.11.21
powered by ブクログ三川みり原作の本作が今季(2023年冬)アニメになってる!デビュー&出世作みたいなので興味もあり、読んでみました。この一巻がアニメ4話までです。 話の筋はわりとありきたりな感じで結末は見えつつ読むものの、妖精を人が使役することが普通の世界でそれを是とせず信念を貫こうとする主人公や妖精達のスタンスなど、話を支える土台がしっかりしていて心地よい定番でした。はっきりいって、好みの話で、確実に2巻は読みます。17巻あるようなので、途中で挫折するかもだけど。 小学校でも大丈夫な内容でした。つばさ文庫にしてくれたら良いのに。幸村アルトのコミカライズに興味あり!
4投稿日: 2023.01.09
powered by ブクログあきさんのイラストにつられて読み始めました。 やわらかい絵柄の表紙・挿絵と優しい雰囲気の文章が合わさって、ひとつの絵本のようでした。 アンの成長と旅路、シャルとの恋、2人を取り巻く人間(妖精)関係に心踊りながら一気に読み進めてしまいました。当時は中学生だったので図書館で借りて読んでいましたが、古本屋で偶然見かけて一冊だけ購入。その後コンプリートしました。 まだ全て読み返せてはいませんが、何回でも読みたくなる少女小説です。
0投稿日: 2022.12.20
powered by ブクログ2022/10/31 銀砂糖師を目指すアン。銀砂糖師になるには王都で開催される品評会で選ばれなければならない。先を急ぐアンは護衛に戦士妖精であるシャルを買う。王都に向かっていると半年滞在したジョナスも合流し、謎の男ヒューと出会いつつ日々を過ごす。 久しぶりに読んだ。シャルかっこよすぎる。この話にこのイラストレーター選んだ人最高すぎる。 2025/09/23 また読んだ。予約入ってないから借りやすい。イラストきれいすぎる。最後まで読みたい。
0投稿日: 2022.10.31
powered by ブクログ龍ノ国幻想の美川みりさんのデビュー作と知り 図書館で借りてきました。 角川ビーンズ文庫ならではの キュンキュンストーリーですね。 砂糖細工師になりたい女の子の おそらくサクセスストーリーとなるでしょう。 デビュー作だけに荒削りな部分も感じますが むしろ主人公のアンと重なって好ましいです。 せっかくなので、続きも読みます。
2投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ人間が妖精たちを使役しているという世界。それに抵抗がある主人公の銀砂糖師のアン。こういう差別構造の舞台設定がいかにも三川みりだ。処女作からちゃんと自分なりの個性を持っているのが大したもの。アンは、戦士妖精のシャルを買って、銀砂糖の細工作品の大会に出るために旅に出るが、これがなかなか大変な道中になる。アンの健気な思いもかわいいし、シャルが少しづつ変わっていく過程もいい。銀砂糖師としての成長も見どころだが、人と妖精との関わりもこのシリーズの大きな柱になっていくのだろうか。
46投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログ漫画の原作だと知り、気になったために読んでみました。 イラストはビクトリアン・ローズ・テーラーシリーズのあきさんでした。 今は難しいものを読む気分ではないので優しい気持ちになれる可愛らしいお話がちょうどいいです。
1投稿日: 2022.01.09
powered by ブクログ新人さんの作品だからね で全てが許されているような気がしないでもないが 今後の成長次第には違いないか 『身代わり伯爵』も『彩雲国』もそんなものだからな
1投稿日: 2019.01.08
powered by ブクログ当たり前のように奴隷を使役する環境のなかで、アンはどうして友達になろうと思えるんだろうなあ そこが素敵なとこなんだけど 自分も旅するよそ者だったから、マイノリティの気持ちがわかる、とか でもそれだけじゃ理由が薄いから、日曜学校をサボってた話になるのかも この時代の正とされる倫理観が備わってないからこその妖精への素直な気持ちなんだろうな
2投稿日: 2018.08.26
powered by ブクログひさびさに少女小説的な物が読みたかったところで図書館に全部揃ってたので一気読み。主人公の芯がしっかりしてて本当に素晴らしい。ほどよいきゅん、そしてスカッと系ハッピーエンド。読むぞー!
1投稿日: 2018.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アンが可愛い。銀砂糖師になれなかったけど、ハッピーエンドです。 個人的には、シャルが好き。毒舌美青年(本当は優しい?)、タイプです。 続きに期待します。
1投稿日: 2017.02.26
powered by ブクログ主人公のアンが可愛らしかった。 夢は叶わなかったが、諦めた訳じゃないし、一生懸命頑張った末なんだから満足という姿勢が良い。 妖精の名前の語感がすごく好き。 妖精と砂糖菓子という少女小説らしい題材だが、「妖精は人間の奴隷」という暗い設定が入ることで甘くなりすぎずバランスを取っているんだと思う。
1投稿日: 2016.09.17漫画がきっかけで
幸村アルト先生の漫画が好きで、そちらのシュガーアップルフェアリーテイル(銀砂糖師と黒の妖精1、2巻)を読んだのがきっかけでした。 その漫画はこちらのシリーズの一部だと知り、続きが読みたいけどライトノベルは読んだことがない…うーん…と思いながらもまず読んでみようと改めて1巻から読んでみました。 結果、読んでよかった。がんばり屋さんのアンと無愛想だけど、優しい妖精シャルのほんわかしたお話でした。 妖精という設定のせいか直球ばかり投げてくるシャルに、こんな人現実にはなかなか居ないよな(泣)と、若干空しくなりつつもファンタジーな世界観にどっぷり浸かってしまいました。 仕事に恋に一生懸命な主人公がひたすら頑張るお話です。 興味のある人は是非(´ω`)
0投稿日: 2016.08.21
powered by ブクログ好きな場面。 「ーー俺の羽を抱いているんだ。しっかりしろ、かかし。 アンは使役者というよりは、お荷物だ。シャルの羽を抱き込んで離さないから、けして粗略に扱えない。側を離れられない。 シャルにしてみれば、鍵をなくして開けることができない、生きた宝箱を連れ歩いているようなものだ。」 「一生、笑われることはない。人間は、俺たちと違う。人間は、常に変わっていく……。おまえは、あと三年も経てば、驚くほど綺麗になってるはずだ。この髪のも、色の薄い、綺麗な金髪に変わる。そのころには、誰もおまえをかかし呼ばわりしないはずだ。砂糖菓子を作る腕前も、変わっているはずだ。ヒューが言ったことは真実だが、気にする必要はない」 「羽は、ほのかに温かかった。拳を滑らせて、絹よりもなめらかな、ぞくりとするような手触りを確かめる。そして軽く、その羽に口づけた。」 「どうして、と問われたシャルは、むっとして、なんと言うべきか考えあぐねているように見えた。しかし。しばらくすると彼は、降参したようにふっと表情をやわらげた。 答えのかわりに、彼はアンの右手を手に取った。そして。 「アン」 囁くように、呼んだ。はじめて、名前を呼んでくれた。そのことに、アンの胸は熱くなった。 シャルは優しく、アンの指に口づけた。慈しむように。 それは、何かを誓う行為のようだった。」
1投稿日: 2016.01.26
powered by ブクログあきさんのイラスト目当てな気持ちが半分以上を占めていましたが、読んでいくうちにどんどん世界観に惹きこまれていきました。 とにかく続きが読みたくて本屋を駆けまわった思い出。
1投稿日: 2014.11.04
powered by ブクログちょっと読もうかなと思いながらつい読み終わってしまうほど面白かった。後半に泣いた。こんな素敵な作品に出会えてよかった。もうシャルに夢中★!
1投稿日: 2014.06.13
powered by ブクログ久々のファンタジー長編系自分的にヒット★ 単純なハッピーエンドで終わらなかったとこが また○。 母を亡くした銀砂糖師を目指す15歳の少女と、 黒曜石の戦士妖精、水のちび妖精 三人組の旅がすがすがしい。
1投稿日: 2014.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価が高くて気にはなってて買ってはいたけど、イラストが微妙だったんで、積読になってましたけど、コミックを読んでおもしろかったんで、やっと読み始めることにしました。 で、読んでみておもしろかったです。 最初は、「銀砂糖」とはなんぞや?妖精と人間の関係が人種差別を揶揄してる?って感じでしたけど、母親をなくしたアンと道中の護衛のために買った戦士妖精のシャルとミスリルの関係とかほんわかしてるし、前半全く重要人物と思っていなかったジョナスが後半悪役に転じて、想定外の展開になっていったり、ファンタジーなだけじゃないところが気に入りました。 銀砂糖師になれなかったアンの今後も気になるし、一気に読んじゃいそうです。
0投稿日: 2014.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
題名と表紙に惹かれて読んでみた 主人公のアンがまさかの15才なのにも、作品の世界では15才で成人というからもっとビックリ それでも子供っぽさが抜けないのはやっぱり年のせいなのかな? 設定がせめてハイティーンだったらなぁと思わず無い物ねだり 登場人物が、主にキャラと関係性が、レヴィーローズと伯妖を足して割ったようなんだけど・・・いや、むしろレヴィーローズに伯妖っぽさが少し? なにせ似てる そして登場人物の言葉の裏と展開が読めやすいところがちょっと残念だけど、話としては気になるし、結構続いてるみたいだからこの先も面白いのだろうと期待して、次も読んでみようと思う てか妖精の羽が人でいう心臓と言いながらむしり取られても平気というのはどういう原理なんだ? しかも強く掴まれると苦しくなるくせに、折ったり首に巻いたりしても平気って しかも飛ぶために必要なのにすごく柔軟・・・物理的にそんなの可能なの? それとも妖精さんの不思議ですか!? 気になるとこだけど、つっこんじゃいけないポイントなのかな? それにしても、レヴィーローズシリーズが久々に読みたくなったんだけど、どうしてくれようか 手元にもないし、そもそも全部揃ってないのに
0投稿日: 2014.02.06
powered by ブクログ久しぶりに胸がキュンキュンするお話に出会いました。 文章の読みやすさに加え、続きが気になる展開や魅力的なキャラクターたち。こんなに始終楽しく読めたのは、伯爵と妖精シリーズ以来かもしれません。 あきさんのイラストもとても美麗です。
0投稿日: 2014.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
児童文学よりのティーンズノベルという感じで好みだった。世界観もよかったし、ヒロインの心情の表現がこまかくてよかった。ヒロインが、母親の死を銀砂糖と妖精たちとの関わりのなかでのりこえて、成長していくという一貫したテーマがみえる。物語の構成とテーマとがかなりまとまっている。個人的には悪役の彼が、好きなので、続編でもだしてほしい。
0投稿日: 2014.01.23質の良いメルヘン
ヒロインのアンは砂糖菓子職人という珍しい設定ですが、それがとてもよく生きていて、つい拳を握って応援したくなります! 妖精シャルと心を通わせて互いに想い合うまでの過程もとても丁寧に描かれていて、 ベタな甘さでなく、上品なふわりとしたお話になってます(まるでアンの作る砂糖菓子のよう) 読むと心が優しくなれる、とても素敵なお話。 現在続きを楽しみにしている数少ないシリーズです。
2投稿日: 2013.12.31みんなに薦めたいとっておき。
主人公の、夢と希望と絶望と、苦境と再起と成長が、ぎゅっと詰まった一冊。恋する部分はありますが、それだけではない、共感とともに主人公の確かな成長が感じ取れる作品です。読み終わった後、心が暖かくなる、お薦めの少女小説です。
0投稿日: 2013.11.21ふんわり甘い匂いがする本
とても素直で真っ直ぐな主人公、アンが銀砂糖師になるという夢に向かってひたむきに頑張るお話。 砂糖菓子の描写がとても丁寧で…実際にこんなお菓子があったら素敵だろうなぁ。 あきさんのイラストもすごく合っていて、繊細で可愛い雰囲気に惹きこまれました。 このシリーズはオススメです!
0投稿日: 2013.11.20
powered by ブクログコミックを読んで面白かったので 原作も読んでみた。 好き♪ あきさんのイラストも 小説の雰囲気そのまま、という感じで 相乗効果で盛り上げてくれます。 すっかりハマってしまいました☆
0投稿日: 2013.11.03やさしい気持ちになれる
上質な童話のような、大切にしたくなる作品。 登場人物たちの喜びや悲しみ、痛みを、見守っているようなあたたかさが作中に流れていて、読んでいるとやさしい気持ちになります。 妖精を愛し、情熱のままに夢へと突き進むアンと、そんな彼女を静かに見守る戦士妖精のシャル。そしてなんといっても私のイチオシは、小さな「俺様」ミスリル!可愛い~~っ!!
1投稿日: 2013.10.19
powered by ブクログファンタジーが読みたくて。 思ったより軽かった。長編ってことで今後に期待。 シャルがもっと黒かったら良かったのにとか思っちゃった。なんか不器用ないいやつじゃないか。
0投稿日: 2013.06.24
powered by ブクログひたむきで純粋な主人公のアンを応援したくなります。 妖精のシャルが、徐々にアンに心を開いていく様子が素敵だなぁと思いました。シャルは口は悪いけれど、根は優しくて。 胸がキュンとなるし、大切な人の幸せを想う、純粋な気持ちを思い出しました。 児童文学的な情緒も、私は好ましく感じました。あきさんのイラストも好きです。 アンとシャルの恋がどうなってゆくのか、楽しみです。
0投稿日: 2013.04.17
powered by ブクログ口は悪いけど何だかんだ言って甘いところもある気がするシャルが妙にかわいかった。ミスリルもかわいいし、妖精たちがかわいいお話だなあ。主人公もひたむきで好みです。シャルがこれからどうデレていくのか楽しみ(既に結構デレてる気がするけど)。少女小説らしい少女小説で楽しかったです。
2投稿日: 2013.01.20
powered by ブクログBookWalkerさんで特別価格になっていたので、読んでみたかったこのシリーズに手を付けるきっかけとして。星が4つなのはまだ一巻目だから。 途中に出てくる展開は予想されたものだったけど、その動機は予想を超えていた。 周囲のキャラの活躍も予想通りなんだけど、「こういう展開がきたらこう動くでしょっ!」という期待を裏切らないので読んでいて非常に気持ちが良い。 あと、あきさんのイラストも素敵でした。 一巻のストーリーはちゃんと最後でカタがついて満足だったし、そもそもこの世界がどのようなものなのかに興味がわいたので続きも買って読む。 長いシリーズは特に、本屋さんでパラ見して買おうと思っても最新刊しか置いてないことが多いので、電子書籍の一巻目特別価格とかすごくありがたいなーと思う。
0投稿日: 2012.12.28
powered by ブクログブクログでの評価が高かったので、気になっていた1冊。 古本屋で見つけて4巻まで買いましたが、ずっと積読してました…が、何でもっと早く読まなかったんだろう!と思う程、久々のヒットでした。 絵本のような物語に引き込まれました。 あきさんのイラストも物語の雰囲気によく合っていて、話をイメージしやすかったです。
0投稿日: 2012.11.18
powered by ブクログ内容…★★★★★ 人物…★★★★★ 文体…★★★★ あきさんのイラストにつられたひとりです。 銀砂糖師っていう響きにも惹かれてたから、 あきさんじゃなくても買ってたと思うけど。 アンみたいに真っ直ぐで後先考えないけど 馬鹿ではない主人公は見てて楽しい。 恋に対する反応も好み。 やっぱり気づくのは早くして欲しいね。 気づくまでと気づいてからと両方ぐだぐだしてるのはちょっと女々し過ぎ。 一巻完結で主人公がそれなりに勝ってる話が好き。 しかし、アンの髪型どうなってるの。
0投稿日: 2012.10.21
powered by ブクログ表紙を担当するあきさんの絵に釣られてうっかり表紙買いから始まったものの、その内容の面白さたるや! 個人的に大好きな「妖精」というキーワードにも惹かれたが、その独自の妖精の捉え方に圧巻。一人の少女が母を失くして賢明に夢を掴もうとする中、偶然出会った美麗な戦士妖精。そして様々な経験、出会いから知らず知らず大きくなっていく少女自身。 いつしか戦士妖精と少女はお互いに惹かれあっていくが、そんなはずはないと思い込む二人に焦れて仕方が無い。 もう一言で、ただ面白い!!! どの巻も読んでいて楽しめる上、続きが気になって堪らない。ファンタジーと少女漫画が一体となったような作品!
0投稿日: 2012.10.18
powered by ブクログどうやって妖精が生まれるのか。人と妖精の関係。妖精にとっての羽の意味。そのあたりの設定がしっかりしているので読み応えがある。 主人公はまっすぐだけどバカじゃない。そういうところがいい。外見じゃなく中身がしっかりしていて、不意打ちのかわいさにやられる。
0投稿日: 2012.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-340.html
0投稿日: 2012.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
絵に惹かれて買ってしまいましたが、予想以上に甘かった。 もっと殺伐としたものだと思っていたのでちょっとびっくりです。 けど、これはこれで面白かった。 物語も、柔らかい感じできれいだった。 アンの銀砂糖菓子がとてもきれいでした。
0投稿日: 2012.08.06
powered by ブクログシャルが格好良くて、アンとの掛け合いが面白い。そして、アンのひたむきで真っ直ぐな心がずーっとぶれない。「信じる」という行為が、色々な場面で出てくる。他人を信じる、自分を信じる、夢を信じる…読んでいて、勇気がもらえる作品。落ち込んだ時は絶対読み返す物語です。
0投稿日: 2012.05.27
powered by ブクログ前回読んだ本が期待しすぎてがっかりしたので、今回はあえて期待をしないでいました。・・・面白かったです!何か飛びぬけているものがあるわけではないのですが、物語の雰囲気やキャラクターがよく、話もシンプルで分かりやすかったです。今後二人がどうなっていくのか楽しみです♪続きを読んでみたい、と思いました。
0投稿日: 2012.05.23
powered by ブクログなんか"物語"が読みたいなー、という気分で手に取った作品。 思いの外期待にこたえてくれる感触で、一気に読めた。
0投稿日: 2012.04.05
powered by ブクログ「この少女小説が熱い!」という帯のコピーに惹かれ購入しました。 世界観がすてき。砂糖菓子の職人(銀砂糖師)、王国、人々に使役する妖精たち……etc 主人公の少女・アンの、トラブル→へこむ→立ち直る、頑張る! というわかりやすい「成長」の描かれ方。それから、淡ーーいラブ要素。(初恋という言葉すら出てこないくらいほのかな甘酸っぱさ!) この2点が、ラノベというより児童文学っぽさを感じさせているのかなと。 また続きが読みたいなと思えるシリーズ第1巻でした。 私も銀砂糖のお菓子を食べたい♡
0投稿日: 2012.03.24
powered by ブクログとても好評で、以前からずっと読んでみたいと思っていた作品。 「~た」「~た」の連続ばっかりだったり、 文章が「した」「した」「した」の行動描写だけだったり、 正直文章のレベルは高くなく読みにくい部分は多々ありました。 でもアンの性格や志、根っこに流れるものがはっきりとしていて 分かりやすく、熱く、好感が持てます。 さらっと手軽に、最後まで読めました。 流れは予想通りのテンプレもので、 犯人も誰なのかすぐに分かるものですが、 「作者がかきたかったテーマ」が気持ちいいんですよね。 今後どういう風にお話が展開するのか想像がつかないので、 素直に続きが気になります。
0投稿日: 2012.02.18
powered by ブクログイラストのあきさんに惹かれて。 かかしだとか散々な事を言われてるヒロイン・アンが、悪意にめげず頑張る姿がいじらしいです。 話は王道ですが、王道すぎて最近無いタイプだったのでかえって新鮮。 妖精と、妖精を使役する人間…と、世界観が好み。 銀砂糖のお菓子おいしそうだなぁ…。
0投稿日: 2012.02.06
powered by ブクログとてもよく出来たお話でするするーと読めました。ただなんか「きゃー!」ってくるものがあまりなくて…テンプレ的というか…優等生的というか…安パイ?かなあ。続きが続々刊行中なので読んでみようとは思います。ハズレることはなさそう。
0投稿日: 2012.01.24
powered by ブクログ面白かった。 児童文学ぽいという理由から審査員特別賞だったそうですね。 なんか納得。 恋愛要素が薄いのもそうですが、主人公の成長がすごくはっきりかかれている作品。 主人公も魅力的。 世界観もきちんとしていて、好感触でした。 『それは初恋かもしれなかった』くらいでおわったのもよかったです。 次のお話も楽しみ。
0投稿日: 2012.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルと表紙を見てまず、女のこの方が妖精ぽい! と思いました。 だってシャル普通に人間サイズだし……。 でも話の流れを掴みやすい本だったと思います。 妖精たちがとても可愛い。
0投稿日: 2011.12.17
powered by ブクログ絵師さんホイホイ後積読。最近掘り起こし通勤時間で読破。天涯孤独で色々頑張る女の子に毒舌超絶美男子妖精にちっちゃくて元気でやかましい男の子妖精とか何この子たち可愛いんだけど。
0投稿日: 2011.11.30
powered by ブクログタイトルと絵で以前から気になっていた本。 105円本の棚にあったので、とりあえず一巻だけ買ったけれど完成度が高くて面白かった。 ブラディ街道を進むあたりなんかは、使い古されたお決まりの展開過ぎて読むのが退屈だったりしたけど、妖精が生まれ落ちるシーンは、挿絵もきれいで惹きつけられる。 銀砂糖と砂糖菓子、妖精と人間の関係等、きれいなファンタジー。イギリスが世界観のベースになってるのも個人的に馴染みやすくて好き。 キャラクターの造形も上手だと思った。これで新人さんってすごい。続きが気になる。
0投稿日: 2011.10.02
powered by ブクログまず題名に惹かれました。本文も含めて言葉の選び方が綺麗だと思います。場面もイメージし易く読みやすかったです。安定感のある話し運びで最後まで楽しく読めました。文の雰囲気とイラストがとても合っていて素敵です。
0投稿日: 2011.08.03
powered by ブクログ少女小説は久しぶりだけどとてもよかった! 特に終盤の展開がいい。 悪役がまさかのあの人で「やられた!」って感じです。 銀砂糖とか砂糖林檎とか、名詞がとても可愛らしい。世界観がそれらの名称に表れている感じがしました。 シリーズものらしいので続きもまた読みたい(´ワ`*)
0投稿日: 2011.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
母を亡くし、同じ道を志す天涯孤独な主人公の女の子と、女の子が護衛に購入した戦闘妖精が一緒に旅をしていくお話…でしょうか。 砂糖菓子を作るシーンがどことなく静謐な儀式のように感じられて、個人的には好きですね~。
2投稿日: 2011.06.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
感想が遅くなりましたが。 シュガーアップルシリーズ、もうゾッコンです…! 古本屋さんでこの第一巻に出会えた運命に感謝感謝の日々。 妖精の命そのものである片羽を奪い、使いや奴隷として使役する世界、ハイランド王国。 そんな世界で銀砂糖菓子職人として生きる、16歳の女の子、アン。 ちょっぴり発育不足な(笑)彼女は、その小柄な姿からは想像できないほど、パワフルで気高い心の持ち主。 銀砂糖師の称号を持っていた亡き母と同じ立派な職人になるべく、たった一人で銀砂糖師の資格を取るために旅に出るのですが…。 正直、甘ったるいだけの少女小説かと思っていました。 超絶美形の戦士妖精、可愛くてちょっとおせっかいが過ぎる小さな妖精の男の子、幼なじみの砂糖菓子職人、そして砂糖菓子職人界の権力者と、これだけのメンツに囲まれながらも、主人公のアンを愛さずにはいられない! アンが一番大好き! ひたむきで意地悪されても邪魔されてもくじけずに必ず立ち上がる。どんな困難にぶち当っても、きっとアンなら乗り越えてくれるって信じられる。 もう気づけばいつの間にかいつもアンの側に居て祈っているぐらいの気持ちで、ハラハラしながら本を開いていたものです。 妖精、砂糖菓子とスゥイートな単語が並んでいたので、甘くふんわりとしたやわらかな物語かと思えば、いやはやそうはいかず。 アンの生きる砂糖菓子職人の道は厳しいのです。職人同士の潰し合いもありながら、その指先からは繊細で美しい砂糖菓子を作り出していく…。 その砂糖菓子を作り出す様子や、そもそもの銀砂糖を砂糖林檎から生成する方法など、きらきらと輝いてこっちまで甘い香りが漂ってくるような、素敵な描写がされています。 アンという一人の職人が、小さな馬車から厳しい砂糖菓子職人の世界へ羽ばたいていく様子。 アンという一人の女の子が、初めての気持ちに戸惑いつつも少しずつ向きあって行く様子。 アンはたくさんのワクワクとドキドキを届けてくれます。
0投稿日: 2011.06.02
powered by ブクログ亡き母と同じ仕事である、銀砂糖師を目指す話。 角川ビーンズ版「耳をすませば」みたいな。ジブリ系。 読んでみると意外に面白かった。 文章が上手でサクサク読める感じ。 きわどい台詞はあるけど、ラブ度は低め。
0投稿日: 2011.05.13
powered by ブクログお約束っていいよね…!という感じの素直な構成で読みやすかった。 妖精のキャラクターたちがかわいい。 主人公も前向きな頑張り屋さんで好印象。 シャルとアンのびみょうな距離感がおいしい。今後に期待。
0投稿日: 2011.05.13
powered by ブクログキャラクターが生き生きとして、読んでいて楽しかったです。 銀砂糖や砂糖林檎、妖精が生まれる仕組みなど、とても綺麗な世界観を持った作品だと思いました。個人的にはかなり好き!読了後、なんとなく甘いものが食べたくなります。
0投稿日: 2011.04.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ3作目。今回ラストでやっと念願の銀砂糖師になれたアン。でもアンを銀砂糖師にするため自分を犠牲にしたシャルと別れることとなり・・・。 次巻がとても気になります。相変わらず、恋愛色は薄いですが、なかなかお気に入りのシリーズです。個人的にあきさんのイラストも好きです。
0投稿日: 2011.04.09
powered by ブクログ夢って目指していいのか!と再認識した本です。女の子がたったひとりで(+妖精2人と)困難に立ち向かう姿は、はらはらしましたが、逆に頑張れるものがあることが羨ましくなります。一巻で感動泣きしたラノベは久しぶりです。応援したい作家さんのひとりになりました。
0投稿日: 2011.03.02
powered by ブクログ銀砂糖師というちょっと変わった設定とあきさんの表紙絵に惹かれて、“読んでみようかなぁ…”と思っていたら、また妹がタイムリーに貸してくれた(笑)。 砂糖菓子に妖精、ふわふわとした可愛らしい世界を連想させるが、シャルは口が悪いし、ジョナスは甘々のお坊ちゃんかと思ったら実は腹黒だったし、意外とシビアな世界観があって、全体的にもよくまとまったストーリーになっている気がした。 自分(と母親)の価値観を大切にする主人公のアンにも好感が持てるし、次巻が益々楽しみな一冊♪
0投稿日: 2011.01.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第7回角川ビーンズ小説大賞、審査員特別賞受賞作。 どこかのサイトか某巨大掲示板で、「少女小説というよりは、児童書に近いかも」という感想が書かれていました。イラストだけ見ている分にはちょっと不思議だったのですが、半分ぐらい読み始めた辺りで、すごく納得しました。 世界名作劇場で見た「小公女セーラ」がすぐさま頭に浮かび、主人公の名前から「赤毛のアン」まで連想してしまう始末。 物語は良くできていると思いますが、私はあまり好きになれませんでした。 人間の嫌な部分をまざまざと見せつけられている気がしてしまって……。 こういう「嫌な部分」をしっかり書けるのは、しっかりとした技術があると思うんですが、「心優しい人間は居ないのか」と悲しい気持ちになりました。 主人公が持ち上げられ過ぎなのもあんまりですが、逆でも切ないです。 バランスって大事なんだと、痛感させられました。
0投稿日: 2010.12.11
powered by ブクログしぐさとか、妖精が生まれる瞬間とかの表現がきれいで、読んでいて楽しかった。主人公二人のやり取りや、関係が変化していくところも自然で読みやすい。続きが読みたくなりました。 戦闘もあるけど、こちらは重要じゃないのか、あまりにさらっと終わってしまったので、あんまり緊張感や危機感は伝わらないと思いました。 ほのぼのサクセスストーリーかな。
0投稿日: 2010.11.20
powered by ブクログ世界観が素敵。 何だかんだ言いながら、互いに支え合ってる感じになったシャルとアンの姿も素敵。 ジョナスに品評会用の砂糖菓子を盗まれて茫然自失なアンが、やっと自分の砂糖菓子を作れたシーンも素敵でした。 甘いお菓子と頑張る女の子好きには堪りません!
0投稿日: 2010.11.13
powered by ブクログ表面をさらっと流れていくような本でした。もうすこし展開がゆっくりでもよかったと思う。続きが出てるらしいので読んでみたいです。
0投稿日: 2010.11.02
powered by ブクログストレートにきゅんと来た!フェアリーでシュガーな物語ですが、しっかり者なアンが主人公なので、すっきり爽やかな甘さに仕上がってます。可愛い職人さんの成長ストーリーやね。
0投稿日: 2010.10.30
powered by ブクログ砂糖を使った菓子細工師に妖精。 これだけ聞くとメルヘンですが、内容はまったく非メルヘンw 柔らかくて綺麗だけれど、それだけでは終わらなかったです。 最後の最後には、まぁそれだけのためについてこないよね、と ちょっと納得してしまいましたが、かなり愕然とするものが。 自分を磨くのが一番です。 むしろ高望みをするなら、目の前の階段を ちゃんと登ってからにしてほしいです。 最後には爆笑とすっきりが残っていますがw ちょっとした幸運、ちょっとした信念。 新人さんとは思えない、夢中になれたものでした。
0投稿日: 2010.09.12
powered by ブクログビーンズ文庫と考えると…幼すぎる感も…でも作品自体は、まさに、少女向けファンタジー小説な感じで凄く良いと思います
0投稿日: 2010.08.26
powered by ブクログ希望が生まれていくような結末に心が温まりました 特に終盤のシャル!あなた格好良すぎだから! 思わず涙が出そうになった面がありました それにしても砂糖林檎美味しそう……食べたら裏切りの味らしいけど 甘くて優しいお話に大満足です
0投稿日: 2010.07.29
powered by ブクログ「剣を持って戦う妖精さん」に釣られてうっかり衝動買いした作品でしたが、個人的には良かったです。 異種族恋愛はいいなあー(′口`*) 話自体はありふれた王道的な内容だと思うけど、メルヘンな世界観が好きだったり、妖精さんが好きだったりする人にはオススメです。 特殊な砂糖菓子を作る職人の話でもあるので、そういった設定が好きだったりすると尚いいかも。 王道ファンタジー好きにはたまらんお話です。
0投稿日: 2010.07.26
powered by ブクログ結構あちこちで絶賛されていたので、へそ曲がりで天邪鬼な私としては、きっとそれほどじゃないんだろうと思っていた。 ……面白かった(笑)。 シャルはいいツンデレ。可愛い。
0投稿日: 2010.07.25
powered by ブクログ絵師さんが好き。 話としてはとても王道だとおもう。ああ、次はきっとこうくるだろうなというのをまっすぐたどってくれる。ただ王道ならではの面白さがあった。 キャラクターがとても可愛い。キャラで読ませてる感じはする。
0投稿日: 2010.07.19
powered by ブクログこれは本当少女小説投稿作のお手本だと思った。お話作りの満たすべき要件をきちんきちんとこなしていっている。題材も「砂糖菓子」と「妖精」といった女の子の好きなものをうまく使ってるし、今流行りのヒロイン職業モノとしてもレベルが高い。ただ惜しむらくは、視点がヒロインと黒妖精とで割ところころ変わるところと、シリーズ化しにくそうなところ… ビーンズが今後どう売り出していくのか楽しみ
2投稿日: 2010.06.15
powered by ブクログ世界観や登場人物がとても魅力的でした。 出来ればもっとゆっくりストーリーを展開させてほしかったなーと思いました。
0投稿日: 2010.05.25
powered by ブクログシュガーアップルから銀砂糖を精製して、其れで砂糖細工を作る。 なんて甘くて可愛い設定なんだろう。きらきらでふわふわ。 女の子は甘い綺麗な物で出来ている的な。 勿論、主人公のアンは可愛いだけじゃなくて 悩みとか弱みとか、汚さだって持ち合わせてる。 ストーリーも冷静に見ればエグかったり汚い部分もあるんだけど、 でも結局は"可愛い"って感想に行きついちゃうから不思議。 銀砂糖の作り方とか、細工の手順だとか丁寧に描写されてて 実際に目にしている感覚。 恋愛要素についても糖度高めじゃなくて、私は逆に良かった。 ああ言うじりじり惹かれあう関係って大好き。 勿論、紆余曲折の末の甘々も大好きだから今後に期待。 多少ご都合主義的な展開はあったけれど、読み終わればそう気にならない。 終わり方が綺麗だったから、続編がどうなるのかはちょっと心配。
0投稿日: 2010.05.25
powered by ブクログ第7回小説大賞 審査員特別賞受賞作w 面白いですw 主人公アンが可愛くて仕方がない。 終盤の糖分たっぷりの展開は、 続編があったら読んでみたい気持ちでいっぱいでした。 読了 2010/5/24
0投稿日: 2010.05.25
powered by ブクログ新人作家さん。 砂糖菓子がきれいで見てみたい。妖精の翅も。 少女小説なんだけど、やや文体に抑えた色気がかいまみえる。
0投稿日: 2010.05.20
powered by ブクログ砂糖菓子というと、クリスマスケーキの上のずんぐりむっくりなサンタやらトナカイやら、あとお彼岸のお菓子を思い出してしまうのですが…ちょっとネットで画像検索してみたら本当に薔薇の形をしたものや半透明で薄く色を付けたのとか、すごく綺麗で可愛らしいものでした。 少女小説と児童小説の中間ぐらい。 あきさんがイラストだったのと、金色の帯だったのとが購買理由ですが、あとがきを読んでとても好感を持ちました。なんて真面目で心配性な方なんだろう…!
0投稿日: 2010.05.18
powered by ブクログやはりビーンズ文庫らしい少女漫画チックですね。 妖精が人間に脅迫され、使役されているのが当たり前という世界観。しかし、その風潮の中でそれを気にしない主人公の性格がとてもスカッとした。 そして、なかなかのビッチが出るあたり珍しいなと。ここまでの悪役はここ最近のラノベじゃないんじゃないかね。多分。
0投稿日: 2010.05.16
powered by ブクログ2010/05/15:タイトルに惹かれて購入。 シンプルで読みやすく、可愛らしいお話でした。 特に銀砂糖の精製とアンの砂糖細工の描写が繊細で、甘い砂糖菓子を食べたくなります(涎) 次回作にも期待。
0投稿日: 2010.05.16
powered by ブクログ表紙があきさんということにまず惹かれたので読んでみました。 キャラクターに特徴があって読みやすいです。 説明というか、もう少し文章があってもいいかなという印象
0投稿日: 2010.04.27
powered by ブクログうわあ、面白い! こんなに面白い新人賞受賞作を読んだのは久しぶり! かわいらしくて、ライトで、甘くて、キャラも立ってて、世界観も素敵! 前向きで優しい主人公、クールな妖精、出しゃばりがかわいい妖精というこのパーティー。私も仲間に入りたいもん。面白い証拠だね。 私もこんなロードムービーが書きたい! たき火で食事するシーンなんかは西部劇みたいで好きだよ。 いいね、たき火は。
2投稿日: 2010.04.15
powered by ブクログ“目があった。妖精は、アンをまっすぐ見つめた。 何か考えるように、妖精はしばらく眉根を寄せていた。が、すぐに納得したように、呟いた。 「見覚えがあると思ったら、かかしに似てるのか」 そして興味をなくしたように、ふいと、アンから視線をそらした。 「し…し、失礼な……花盛りの、年頃の女の子に向かって」 妖精の独り言に、アンは握り拳を固めた。 「盛りも、たかがしれてる」 そっぽをむきながらも、妖精がずけっと言った。 「なんて言いぐさ――!?」” 小柄で痩せていて手足が細くて、ふわふわとした麦の穂色の髪をしている十五歳の少女、アン・ハルフォード。 彼女は、年に一回開催される砂糖菓子品評会に参加するため、護衛として黒い瞳に黒い髪をもつ、美形だが口の悪い戦士妖精シャル・フェン・シャルを雇い、品評会のおこなわれる王都を目指して旅をはじめる。 はたして、彼女は品評会に無事参加することができるのか。そして、一流の銀砂糖師になれるのか。 『審査員全員が激賞!!第7回小説大賞審査員特別賞受賞作!!』……ということでちょっと気になって読んでみた。 一言でいうと、良かった。 宣伝に偽りなし。 “アンはどこか、図星を指されたような気がした。自分でも意識せずに感じている、自分の砂糖菓子に対する、引け目のようなものを的確に言い当てられた。” 舞台設定から登場人物は、もしかしたらそれなりにありがちのものかもしれない。 でも、この展開はすごいと思う。 アンが人間と妖精の関係と、自分とフェンの関係を見つめ直すところとか。 アンが自分の欠点を克服することができたところとか。 フェンが自分からアンのところへと戻ってくるところとか。 そのどれもが、すごい道筋立って、納得できる。 しっかりとしていて、それでいて面白いトーク、目が離せない展開。 久しぶりに、良い本読んだなって思えた。 “「とことん失礼な奴だな、シャル・フェン・シャル!いくらアンが、どっからひいき目に見ても、かかしにそっくりとはいえ、かかし、かかしと呼ぶな!」 「かかしをかかしと言って、何が悪い」 「なっ、おまえ!!かかし、かかしと連呼するなよ!」 「かかしを連呼してるのは、おまえだ」 「とにかく!事実でも、言っていいことと悪いことが、世の中にはあるんだ!かかしなんて、かかしなんて!!そっくりすぎて、笑えないだろうが!!」 力なく、アンは笑う。 「あなたたち……、二人とも失礼なんだってこと、いい加減自覚してくれる?」 すると二人の妖精ははたと気がついたように言い争いをやめて、お互いに顔を見合わせた。 ――今年、銀砂糖師になれなかった。でもまた来年来るようにと、王妃様がおっしゃった。それで充分。 美味しい砂糖菓子を欲しがる、黒曜石の妖精と。 無理やり恩返ししたがる、水滴の妖精と。 すくなくともこれからは、ひとりぼっちじゃないと知る。 ――わたしは、一人じゃない。いつかは、銀砂糖師になれるかもしれない。未来がある。これは最高。 アンは、微笑んだ。 「ま、いいか。かかしでも、カラスでも。わたし、あなたたちのために、砂糖菓子を作る。素敵な砂糖菓子をね。わたし、それしかできないから」 空は高く澄んでいる。 王都の広場には、たくさんの砂糖菓子の、甘い香りが漂っていた。”
2投稿日: 2010.04.11
powered by ブクログとても繊細で、どこまでも続いてゆく“道”を意識させられた物語でした。良質のロードムービーを見たような気分です。 読み返したり内容を思い出していると、数年前に見たかの名作映画「スタンド・バイ・ミー」のテーマソングと共に線路伝いに歩いていく四人の少年の姿が浮かび上がってくるのはなぜなのか。
0投稿日: 2010.04.05
powered by ブクログまず、イラストレーターがあきさん、という事で迷わず購入を決め、選考員の方々の言葉は、あまり意識しない様に心がけて読んだ。 正直、序盤は世界に入り込めず、白けそうになった。章の間ごとにシャル視点の話があるが、どうにも主人公に対する感情や年相応ではない思考に不自然さを感じた。しかし後半、アンが苦境に陥るところからクライマックスにかけては、そんな事も忘れる勢いで読む事ができた。恋愛要素が薄いと評してあったが加筆によるものか、ほのかに甘い展開もあり、良い意味で予想を裏切られた。審査員特別賞にふさわしい作品で、とても満足できた。
2投稿日: 2010.04.04
powered by ブクログシャル格好いいと言いながら読んでしまった(笑)善悪がはっきり分かれてると思う。主人公がただひたすら底抜けに明るいだけじゃなくて人間らしかった。
0投稿日: 2010.04.03
powered by ブクログおもしろかったー。 目的達成終わり!じゃなくて、成長した終わり方っていいな。 続きが出るなら読んでみたい。
0投稿日: 2010.04.01
powered by ブクログ最初はどうかなぁ…と思っていましたが すぐに引き込まれてしまって あっという間に読み終えてしまいました。 とりあえずざっと読んでもう一度読む派のわたし。 続きが気になります☆
0投稿日: 2010.04.01
powered by ブクログASUKAなどの宣伝で、ものすごい絶賛してたからどれだけ面白いんだろうと思っていましたが、私の中では投稿作を加筆修正したとは思えない出来でした。 全体的にかわいらしいお話で、お話の広がりとしては少し物足りないのですが、イラストとあっていてとてもよかったと思います。 あと、銀砂糖のお菓子の作り方は粘土細工のようで興味深かったです。
0投稿日: 2010.03.31
