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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
辻村深月/講談社
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総合評価

706件)
3.7
106
280
225
40
5
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    女性特有の複雑な感情や関係性、全く同じとは言わないけど確かに心当たりがあって、チクチク刺さった...。20代後半の今読んだからこそ余計に思うところがあるのかも、とも。さすが辻村さんだなー。

    11
    投稿日: 2026.01.07
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    直木賞と吉川英治文学新人賞の候補作品。 素晴らしかった。 「傲慢と善良」の前身となる作品と言えますね。 幼なじみが仲の良かった母を刺し殺して逃亡した。神宮寺みずほは地元の友人や関わりのあった人たちに話を聞き、彼女の行方を追う。 山梨県の田舎社会での、女性たちの価値観の描き方がとてもリアル。 みずほと政美の会話、すごく好き。ヒリヒリする。 ありさとの応酬も、映像が目に浮かぶ。 そんな知人友人との接触を通して、最初は好きでも嫌いでもなかったみずほは「好きかわからないけど理解できる」になった。 チエミに対しては、かなり嫌悪感を持っていたけど、印象が変わっていったのも、さすが辻村さん。 謎めいたタイトルにも、納得。

    23
    投稿日: 2026.01.01
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    母親と娘の愛とは、どのようなものなのか。 絶対的なものだけど、形あるものではなくて。 信じているけど、うっとおしい時もあって。 題名の意味がわかったとき、母親の愛情に涙がとまりませんでした。

    1
    投稿日: 2025.12.25
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    幼馴染みのチエミが母親を殺し失踪して半年。 みずほは彼女が逃げ続ける理由を探っていく。 母と娘の関係性、女同士のしがらみが鮮明に描かれていました。チエミの全体像が見えてきたとき、辻村さん作品の『傲慢と善良』の真実に似たものを感じました。女同士の仲の良さの裏に、同情や嫉妬が絡んでいる描写に心が抉られます。そんな感情と同居しながらも、相手の考えることがわかってしまう所も女同士の友情ならでは。 チエミが母親を殺して逃げている真相は、みずほでなければ気づけなかったこと。2人の強い絆を感じられるラストでした。

    34
    投稿日: 2025.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    重くて、でもあるあるな関係性があちこちに描かれて。女友達の関係、親子(それも特に母娘関係)、怖いくらいに精緻に浮かび上がる感情、リアルな実態が重かった。 タイトルの真意に気付いた時の鳥肌。 みんな誰かの娘だ、という言葉も重いなと感じる。 追伸:翠ちゃんの口調が好きナリよ。

    1
    投稿日: 2025.12.20
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    どのお母さんも子供を大切に思ってる でもそれが干渉しすぎてたりしてて 改めて子供は親を選ばんし、生まれた瞬間に育つ環境決まってしまうんやなって実感した、 すごく重くて考えさせられました。

    8
    投稿日: 2025.12.01
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    「母親と一体化している」と言われるほど仲の良かった親子。 その娘は何故、母親を殺してしまったのか。 読んでる間ずっと、腹が立ったり哀しくなったり、さすがの辻村ワールドでした。 ラストでタイトルの意味がわかった時が一番哀しかった…

    16
    投稿日: 2025.11.30
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    女友達、自分の母親・・・周りにいる女性の存在は1人の女性を築いていく大きな存在。強く影響されて、自分の生き方を導いてくれるような存在。けれども、本当はもう1人自分を導く存在がいる。それが、自分自身。 女性は、周りの言葉や行動に影響されやすいけれど、本当は自分の中にみんな自分という特別な存在がいる。その自分の心や思いは、意識して耳を傾けないと分からない。耳を傾けるのを助けてくれるのも、出会う女性達だったりする。そんな事を考える物語でした。

    2
    投稿日: 2025.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルの意味に気づいた時にハッとした。 ずっと怖いものが徐々に暴かれていく怖さがあったけど、最終的には救いだったとも思えた。 赤ちゃんポストの話を最初に出しても結末を予想させないようにニアミスさせる感じが辻村深月っぽいなと思った。 ずーっと親友というわけじゃなくて、疎遠になっても相手に何かあった時に行動してしまうような友情をもちたいなとおもった。

    2
    投稿日: 2025.11.25
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    2025/11/22 読了 幼馴染の女友達が母親を殺して失踪した事件を探る作品だったけど、途中の話が長くて物語がよくわからなくなった。 事件真相の解明で旧友に話を聞いていたけど、 女友達は裏で自分と比べて嫉妬や妬みでドロドロな感情があからさまにあって、やっぱり女友達って怖いなーなんて(笑) 母親との関係もやっぱり女同士だから、そこの関係も微妙になるなと、この作品を読みながら感じた事だった。 最後、本のタイトルで意味がわかり、そういう事だったんだとソワソワした。

    9
    投稿日: 2025.11.22
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    久しぶりの辻村さんの作品 なんというか、 女性ならではのややこしさや どろどろした感じに なんというかめんどくささを感じながら読んでいました。 同級生という立場 母という立場 先生という立場 いろいろな女性のいろいろな しがらみやひずみ、ゆがみが 複雑にからまってからまって いろいろな人をどんどん巻き込んでいきます。 最後には、いろいろなものが削げ落ち究極なところまで追い詰められ、親友 ちえみとみずほの友情だけが残り 温かく二人を包むように終わった感じが良かった。 私には理解が難しいところもありましたが、 誰しもが、いろいろ複雑な一面を持っていて一つ間違えたら 同じようにからまっていく気がしてなりませんでした。

    33
    投稿日: 2025.11.09
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    どれだけ近しい間柄で、何もかもを共有してて、常に一緒に居たとしても。 人は、同じには、なれないということ。 最後にタイトルの意味がわかった時、ぞわっと身震いした。

    1
    投稿日: 2025.11.03
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    いつも笑って、何があっても一緒だった親子。何があったのか、周りはどのような感じていたのか。 刻一刻と時間が流れる中で、見えてくる関係性に驚きました。 素晴らしいの一言!

    11
    投稿日: 2025.10.30
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    知恵も、頼れる友達も、愛する人も、仕事における地位も、何もないチエがすごく可哀想でした。 展開は傲慢と善良にちょっと似ている感じが…

    0
    投稿日: 2025.10.22
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    大好きな辻村深月さんの作品。 東京生まれで男の私にはよくわからない、地方生まれの女性の生きずらさが描かれています。辻村さんの巧み過ぎる心情描写により、知らない世界を体験させてもらった感じです。 チエミはなぜ母親を殺してしまったのか?なにがどうなったのか気になり、最後まで興味深々で読み進みました。タイトルの意味は最後に判ります。 それにしても、辻村さんはどうしてこんなに心理描写、心情描写が凄いんだろう!! もう圧巻のレベルです。

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    母親の部分が共感しすぎて読み込めない。半分も読んでないけど、すすめられないし、自分と母親をみてるようで辛くなってきた。。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    [セクシー田中さん]にまつわる一連の出来事をきっかけに知った。作者の名前も、これを機にようやく読み方を覚えた。 漠然と、作者はミステリー作家なのだと思っていたが、本作と[傲慢と善良]を読むと「ミステリーというよりヒューマンドラマを書く作家なんだな」という認識に変わった。 親子仲が良かった友人が、母親を刺し殺し失踪してしまい、主人公がその行方を追うという話。友人の描写がしっかりされているので、「何が彼女をそうさせたのか!? 真相が知りたい」という主人公に説得力があり、自分も同じ熱量で読み進める事ができた。

    3
    投稿日: 2025.09.16
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    私も多分、母親のことどこでずっと許せてない。多分これからもずっとそうだと思う。嫌いとか好きとかそんなんじゃない複雑な感情。だから自分も親になるのが怖くて、子供を欲しいとあまり思えない。女同士が故のなんとも言えない関係性が全てに詰まってた。でも、希望もある。そんなかんじ。

    1
    投稿日: 2025.09.13
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    辻村深月の作品で読んだことがないと思って読み始めたが、過去に読んだことがあると途中で気づいた。 それでも物語の展開と伏線回収は面白く、最後まで一気に読み進めてしまった。 地方の女性社会や、家庭の母娘という閉鎖的な環境が題材。仲の良すぎる母娘と世間一般とのズレ、またそれによる周囲の苛立ちが描写されており、問題は価値観の違いを受け入れられないことであると描かれていると感じた。程度に差はあれど、友達、恋人との価値観の相違は必ずある。価値観の違いで喧嘩になったり、苛立ちを覚えた経験もある。違いを受け入れられればストレスが減ることはわかっているが、それがまだできないあたりまだ大人になれていないのかもしれない。

    13
    投稿日: 2025.09.07
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    -すべての娘は、自分の母親に等しく傷つけられている。 辻村深月の作品は、女性同士の関係の描写が本当にリアルだと思う。自分の奥底に澱んでいた心情が解かされていくようで、救われている。 この物語は女同士の嫉妬心が描かれているようにも見えるが、正しく表現するなら嫉妬心というよりも人間の素直な感情で、登場人物が人間くさく愛おしくも思えた。 特に家庭環境においては隣の芝生が青く見えることが多々あるが、見えているものが全てじゃない、ということを忘れずに生きたい。

    2
    投稿日: 2025.08.28
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    母親を殺し失踪した友人チエミを探す物語。 女友達、母と娘の関係性がリアルでした。 読み応えがあり、面白かったꉂꉂ

    2
    投稿日: 2025.08.24
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    女友達の学生時代、社会人になってからの繋がりがリアル。どこかうらやましくて、どこか優越感があって、同じような毎日を過ごしていたはずなのに人生はそれぞれ。 結局娘と母親は切って切り離せない存在なのかな。

    1
    投稿日: 2025.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後、産んでも良いからって言うなら最初から中絶しろなんて言わないでよ!と思ったよ。未婚の母になりたいと言い出す娘に動揺する気持ちは分かるけどやっぱり親子だから受け入れて欲しかったよね。最初の口論では仕方なくても、頭冷やして朝方にまた顔合わせた時に、お母さんからあのセリフが出てれば。遅かったよ。 この物語では登場人物が丁寧に多面的に描かれているなと思う。派手な政美、賢いみずほ、大人しいチエミ。そんなふうに一緒くたじゃなくて。みずほは正義感のある感じで行動力もあって賢いけれど結婚式でチエミがくれた刺繍のことなんて忘れていたりとか。でもそれも分かるななんて思ったり。 チエミ、全くの地味で目立たないタイプというわけではなくて一軍女子たちに合コン呼んでもらえるくらいにはある程度の女子に馴染めるスキルはある。でもその中では陰で見下されたりバカにされたりするような対象の子だった。優しいけれど、自分で物事を考えようとしない、動こうとしない知ろうとしない。そんな描写が幾度となくあったけど1番それを発揮しちゃったのが検査薬。生理が遅れていたからって思い込んであんなことになってしまう。元々の性格といえばそれまでだけど、でも彼女に世界を全ては見せず、自立しないようにしていたのは母だった。それが母に返った。 女友達のところは、痛いほど気持ちがわかる場面多数。政美や及川ありさの、チエミに〝何か〟を言わせたい、認めさせたい、自覚させたい、あの感じ。分かってしまう。家族と仲良いことで迷惑なんてかけられてないのに。ものすごくわかると思った。ただ気に入らない子の陰口を言うなんて分かりやすい、誰もが想像する女子の世界じゃなくもっとリアルでもっと粘っこく書かれている辻村ワールドには感服した。 政美が言った、刃物回さなかったんだって言葉。何故かずっと残っている。 ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ 私のお母さんも車のナンバー娘たちの誕生日だし知り合いのお母さんのインスタのIDにも子供の誕生日が入ってたりする。結構親あるあるなんじゃないかと思うけど、暗証番号っていう絶対だめなところに誕生日使うあたりが、どうしようもなく悲しくなっちゃって泣けた。一般論としてだめだっていう知識はあったんだ。なのに使ってた。大切な人の番号が自分の誕生日って後から知って泣くみたいなのどこにでもありそうな展開なのに(彼氏のスマホの暗証番号とか)、これはなんだか類が違っていてうまく表現できないけれど、結局チエミに外の世界を見せないようにしていた母も見てる世界は狭かった、そしてそれがぱっと見普通の仲の良さでもところどころ歪な形となって現れた。本当の愛と、世界が狭い故の支配欲と歪さが混じったのが暗証番号だって思った。 チエミのお母さんに聞いてみたい、本当の意味でチエミを愛してた?事件も起こらなくて、チエミが中絶してたら本当にいい子って言ってまた元の関係に戻ってた?それともあのまま時間が過ぎてたら、産むことを許してた? 本筋とは逸れるけれど、翠ちゃんのデート相手、クズ男なんじゃないかってヒヤヒヤしたよ。かほやチエミみたいに。ものすごく良い子だから傷ついてほしくなくて。 こんなにも主題はミステリーよりも女の世界というくらい、色んな女の裏の本音だったりが描かれているのに翠とチエミのシーンは全くそんなところがない。でも、翠にはそれがないから、できないから、嫌われているのかな。

    1
    投稿日: 2025.08.13
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    辻村さんの小説に書かれる母と娘との関係はいつも微妙でギクシャクしていることが多い。厳しい躾からのわだかまり、トラウマを引きずった関係、など。これまで読んできた小説でもこういった母娘の関係は物語のスパイスとして書かれていたが、この小説では真正面から書かれている。登場する2人の主人公の母娘関係、そのうち1人の主人公は傍目からはそういったことからは無縁の理想的な母娘が書かれている。その関係が崩れたところから話は始まる。 田舎独特の閉塞感、みずほとチエミの2人の母娘関係と友人の告白、赤ちゃんポストなどが絡み、終始重たい展開に。題名の意味が分かった時の切なさも相まり読了後も後を引きました。 正直感想が書き辛かった。それはわたしが男性であり文中にもある「母娘の逃れられない関係」という言葉の意味が本当のところ理解できていないせいかもしれない。

    18
    投稿日: 2025.08.02
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    ・"全ての娘は自分の母親に等しく傷つけられている"。仲の良い母娘、深い感傷をしない母娘、母娘としての関係性は様々だ。 自分の母には無いものを持っている他人の母は羨ましく見えるものだ。 しかし実際はどの娘も母に傷つけられているのではないか。 そんなことを考えさせられる。 ・第2章の終盤では思いもよらぬ事件の真相が明らかに。タイトル・プロローグの伏線回収もお見事。 ・1度は希望を失ったようなチエミだが、希望さえ感じられるような結末だ。 ・チエミの様にもの凄く頼れる人がいてもその人のみとなると受け入れられなかった時の逃げ場が無くなるので何人かいた方がいいのではないかと感じた。 ・チエミの悠々自適とした感じは少し癪に感じることもあった。

    0
    投稿日: 2025.08.01
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    救いがなさすぎる…!タイトルの意味が明かされるまでの流れが本当にキツくて「せめて赤ちゃんが大きくなったとき、罪を償ってもう一度出会ってほしい!」「頼むから救いがあってくれ…!」って思いながら読んでいたら、まさか妊娠していなかったとは…。そこから最後の「お母さんに会いたい」という言葉が本当にやるせない…。 正直、私は男性なので登場人物たちの内面にあまり共感できず、若干引くというか、怖さを覚えることのほうが多かったんですが、自分が子供だったときの記憶、娘を育てる父親としての今の葛藤などと照らし合わせると、胸を締め付けられる言葉が多すぎて、かなり辛かったです。ここに女性という立場、母と娘という立場が重なった人はどれだけ心を揺さぶられたのか、想像するだけで震えます。「この作品に救われた」と言う方がいるのも、共感はできずとも納得はできる、素晴らしい作品でした。おすすめ。

    10
    投稿日: 2025.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    場の空気感、温度感を表現するのがとても上手いと感じた。チエミやみずほなど、登場人物は多岐にわたるが、それぞれが何を思ってその反応をしているのか、何を正義として考え行動しているのかなどの絶妙な温度感を本という媒体で感じられたので素晴らしいと思った。内容自体も、次々情報がわかってくるタイプで、読んでいてワクワクした。

    1
    投稿日: 2025.07.29
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    ジェンダーレスの風潮が強い昨今で、表現しづらいのですが、女性の思考や特徴を見事に表現していると感じました。男性ではこの発想には至らないと思うので、とても興味深かったです。 事件発生時点ではどんな結末になるのか、突拍子もない終わり方になったら嫌だなと考えていましたが、ものすごく納得出来る着地で、作者の力量の高さ感じました。

    43
    投稿日: 2025.07.22
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    親と一緒に辻村深月さんにハマる笑。 題名の由来も、自他ともに認める仲良し親子なチエミと母親との揉め事も後半にそーいうこと?とびっくりした。 1番は女性の心情がよく描かれてて。。分かるかもと思ってしまった。大好きな友達でも妬みもあれば尊敬もあるし見下すこともある。。友達が良い仕事をしていれば他人に自慢したくなるし。女友達の中でランク付けする人がいるのも分かる。私はみずきと違って辞めるよう説得しちゃうかもだけど。。ダメな男と恋愛してる友達に何を話してもダメだろなーというのも分かる。 傲慢と善良を書いた人!って感じの作品でした!

    34
    投稿日: 2025.07.08
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    この著者の作品をデビュー作から順番に読んでいる。 タイトルからは、全く内容がわからない。 これまでの作品と少し変わり、直木賞受賞作や『傲慢と善良』に通じる作風だと感じた。

    6
    投稿日: 2025.06.24
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    チエミの感覚が自分に似ていて、苦しくなった。だからみずほちゃんみたいになりたいという感覚にとても共感して読んだ。打算的じゃない人ってどう生きればよいんだろうなと少し虚無になった。 p164「本当に反抗期がすごかった家は、やり合っちゃった後でもう戻れないんだよ。チエちゃんの家、みんな子供みたい」 p182 山梨に戻って、チエミと再会したとき、驚かされたのは、彼女たちの圧倒的な関心のなさ、考える力のなさだった。  この二文が印象に残った。 自分の家の事のように思えてドキッとした。僕の家庭環境はチエミ側だろうなと気づかせてもらえた。 自分の知らない世界に飛び込む事を恐れないようにしようと思った。

    22
    投稿日: 2025.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすかった。 共感できる部分もあればできないところもあり、面白かった。 母親から逃げろと言われたとはいえ、殺してしまったことは事実なわけで、チエはこのあとどうなるんだろう?閉塞的な世界で育ったからこうなってしまったのか、誰のせいともいえないけれど、罪は罪。2人が再開できたときは感動したけど、チエにはきちんと罪を償って欲しいと思った。

    0
    投稿日: 2025.06.17
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    衝撃と救われたという気持ちが最後にドンと来た。 女性間にある関係性と地方にある閉ざされた関係性。 実際はわからないけど、周囲からはそう見える、そうなんだろうなと想像してしまう、そんな物を提示される。読んでいて、うわぁドロドロだとひきながらもどこかでそうなんだろうなと勝手に同意してしまう。そんな共感を感じさせるのは辻村深月さんは上手だよなぁ。そんな中で事件が起きてそれについても非常に興味を持たされる。 追う探偵役と逃亡者が親友の女性だったり、なぜ事件は起きたのか、逃亡者は本当に犯行を起こしたのか、果たして二人は再会するのか、どんな逃亡生活なのか。読んでいて興味は尽きず面白かった。 そしてタイトル回収が素晴らしかった。 衝撃と救われた気持ち。これをここまで与えてくれるのは辻村深月だよなぁ。

    2
    投稿日: 2025.06.14
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    女性のドロドロがつらい…笑顔で話していてもドロドロなんですね! まぁそれはさておき楽しく読めました!

    0
    投稿日: 2025.06.11
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    心理描写が細かく、生々しく、共感を呼びやすい。 女性同士の格差や価値観の違いから、女性同士のつきあいがリアルに描かれているので、とても面白い。 母娘の矛盾した複雑な感情が目に見えて描かれるので、人の面倒臭さ、人間らしさみたいなものが滲み出ている。だからこそ人間ドラマとして面白くなる。

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    この本は第142回直木賞候補作になった小説、著者はこの数年後、『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞。 期待して読み始める。辻村深月は期待を裏切らない! 物語は、幼馴染の望月チエミと神宮寺みずほを中心に展開される。チエミの母親が殺害され、チエミが失踪した。みずほはチエミの行方を追う。地元の友人たちに聞き込みをする中で、チエミの過去や彼女の家庭環境が次第に明らかになっていく。なぜチエミの母親が殺害されたのか。事件の背景には、どんな秘密があるのか。 彼女の失踪の理由が判明したとき、読者はどんな気持ちになるのか。 ネタバレなしで感想を書くのは限界があるが、著者の描く女性たちの心の描写は鋭いものを感じさせられる。読後の余韻は強烈なものがある。 印象的な文章を1つ抜粋する。 「メロンパンって、どうあがいても単なる菓子パンで、メロン本体になんかなれない。もともと違うものなのに、パンがメロンになれなんて試練や宿命を背負わされてるのは悲劇だし、一歩間違えればジョークだって、果汁を入れたところで、そんなのメロンのエゴなりよ」 これは第2章に登場する翠の言葉。チエミの幸運は翠に出会えたことにある。 p417のチエミと翠の会話。この会話の伏線に気づいた人いるのかな?僕は読後にそういえばと思いパラパラと日付を探すまで気づくことができなかった。

    0
    投稿日: 2025.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女友達同士の複雑でドロドロした関係が、もうやめてくれ!と本を閉じたくなるくらい鮮明に描かれていた。 解像度の高すぎる心理描写が迫真。 過保護な母親とその娘。 その間で起こった衝撃的な殺人事件。 真相が明らかになっていくたび、こちらまで胸が苦しくなった。 翠の存在が本当に救われる。 どん底に落ちてしまったとき、誰が手を差し伸べてくれるのかで大きく未来は変わるのかもしれない。

    23
    投稿日: 2025.06.08
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    【我慢ならない。あなたは私をバカにしてるよね】 地方都市を舞台に、母と子の歪な親子関係と女同士の友情の奥底に蠢くグロテスクな感情が生々しく描かれている。アラサー女性特有の焦りや他人との比較といったありがちな設定だけでなく、表向きには仲の良い友達同士だけど、頭の中では友達を値踏みして見下す描写はリアルで身に覚えがあり背筋がゾワッとする。チエミの親子関係は異常かもしれないが、人に迷惑かけていないのであれば、他人は干渉すべきではないと個人的に思う。結婚や子供の有無や家庭事情、人はなぜそこまで干渉したがるのか?

    36
    投稿日: 2025.06.03
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    再読。三宅香帆さんの『娘が母を殺すには?』で名前が上がってたので気になって読み返しました。 前回は女同士の確執とか格付けとか、そんなところに気を取られていて母親のことは軽視してました。ミステリーの後半は結末を知りたくて読み飛ばしがちだしね。母娘に注目して読むと、話の重さが際立ちます。 望月家の母娘の問題は性格の悪い及川亜里紗の指摘が的を射ていると思います。常に自分の守備範囲内に娘を留めようとする母親と、その狭い範囲内でのみぬくぬくと過ごす娘。 そう考えると、『母娘関係の回復』と思えたラストのチエのセリフが怖くなります。 「わたしーー、お母さんに会いたい」 母親が死んでも何も変わらない。またあの世界に戻っていくのでしょうか。 雑記 それにしてもお父さんの扱いは軽いなぁ。 そして、進学校出身者にもいい奴はいると思うよ。

    21
    投稿日: 2025.06.02
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    母親を殺し失踪したチエミとその幼なじみのフリーライターのみずほが彼女の行方を探すためいろんな人にインタビューしてわかった真相は・・・という話。タイトルの意味に読了思わず納得。最後は真相が気になって一気読み。母娘関係は難しいね。

    4
    投稿日: 2025.05.31
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    自分が男としてなかなかわからない感情はたくさん。でも、これほどまでに迫りくる格差、しかもそれはただの貧富の差ではなく、経験というか人生の格差。 最後までジクジクした気分の中で、キラッと一瞬の光が見えて終わります。ツラい話ではあるし、解決策なんかない、ある種の救いさえないけど、自分の生きることを考えさせられます。

    1
    投稿日: 2025.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    母親を殺して失踪してしまった昔の友達の行方を捜して知人を訪ね歩くうちに、女性特有の悩みや地方都市と東京を隔てる歪みが見えてくる。華やかな都会と地方都市の呪縛を対比させた世界の中で、優越感,閉塞感,妬みや打算など色々な負の感情を爆発させながらも友情を確認する女性たちの話。 タイトルをここで回収するのか!という驚きなど、ミステリの技巧が散りばめられてはいるものの、この本の主題はきっと女性の内面。徹底的に女性視点で描かれ、女性でなければ理解できない部分が多々あるように感じる物語だった。その中でも僕が汲み取ることができたのは、「あなただってこういう汚いものを持っているでしょう?」という痛烈なメッセージ。

    2
    投稿日: 2025.05.24
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    次が気になって仕方ない 久しぶりに一気に読み終えた 30歳前の女子たちの 微妙な気持ちの揺れや他者との比較で 自身の立ち位置を探り合う心の機微が描かれている

    1
    投稿日: 2025.05.21
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    主軸はサスペンスだがアラサー女性の恋愛、結婚、友情が怖いくらいリアルに描写されている 傲慢と善良を読んでいても感じたが 周りが結婚、出産と人生を進めているときに自分は何もない、と思う気持ちや 相手に共感しながらも無意識に自分より格上か格下かジャッジしている会話や内面の描写が自分の出来事かのように思える 自分の中の言い表せない気持ちが言語化されている その中にも主人公とチエミの間には確かに友情が存在していて救いだった タイトルの意味を知ったときが一番衝撃だった 少し時間をおいてまた読みたい作品

    10
    投稿日: 2025.05.20
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    つらい。読むのがつらい。 でもページをめくる手が止まらない。 そんな作品だった。 タイトルの意味をずっと考えてたけど、最後まで気づくことがなく(勘が悪い)、最終的に回収されたところで、この物語の真相を理解できた。 自分は男だし東京で生きてきた人間だから、このストーリーに始めから100%共感したわけではないが、人の心の描き方が上手くて、生々しい彼女たちの感情をリアルに受け止めることができた気がした。

    3
    投稿日: 2025.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルの意味の気付いた時は鳥肌でした。改めて心理描写が上手いと思いました。読む手が止まらなかったです。強い痛みが伴う内容だったけど、それでも希望があるようなラストでよかったです。

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    高校卒業後に、田舎から都会に出たので主人公の気持ちが分かりすぎて胸が苦しかった。 『私が県外に出て学生時代を過ごしていた間、別の場所にもまた等しい時間が流れたのだ。』 地元を出て10年以上経ったからこそ、この文章が心に響いた。自分が変わったように、地元の友人も変わってしまったと再認識し、なぜか少し寂しくなった。 だけど、 『ずっと話つづけていること、義務のように頻繁に会うのばかりが友達でないこと、それがわかる年になったことが感慨深かった。』 というセリフにも共感した。 会わない時間が長くても、本当の友達とは繋がれる。それが身に染みて分かる歳になったことが感慨深い。 タイトルはなるほど〜という感想。 最後まで楽しめた小説

    15
    投稿日: 2025.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    わたしがチエミ寄りの性格だから耳が痛かった。仕事もなんとなくで決めた事務職だし結婚してないと親離れできてなかっただろうし。 たまたま住んでたところが大学にアクセスのいい地域でたまたま微妙に進学校の高校に入学したから大学にも行ったけど、チエミ側の気持ちに共感した。 親子関係って難しい。「普通」は家庭によって違うから、夫婦基準で普通を作っていくのも難しいしどうしたら子どもにとっていいのかも結局わからない。

    2
    投稿日: 2025.05.05
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    今回のテーマは女性についてです。私も女性なのですごく共感できることがいっぱいでした。やっぱりどれだけ仲が良くても友達と比較して落ち込んだりすることもありました。そんな女性の心情を上手に表現したのがこの本です。この本は地元を飛び出したみずほと妊娠して母親を殺し逃げているチエミの話です。なぜ、チエミは逃げるのかという真相がわかった時には驚きでしかありませんでした。

    99
    投稿日: 2025.04.27
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    双六 11/11 ラスト! ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ 神宮司みずほ、望月チエミの二人の話。 女性同士の特有の価値観や生き方、嫉妬、偽の友情、そんなに女性同士は生きづらいのでしょうか。男の私にはわからないことだらけでした。共感はできませんでした。 がしかし、みずほが親友であるチエを考えること、心配していることは納得いきました。 ライターという仕事をいいことに、全振りしてチエに焦点を当てるまでは納得できませんでしたが。こういう世界もこの世にはあるだと知っておくことが大事ですね。 登場人物は相変わらず個性的で サバサバ系の雅美とかは、面白かったです。今日限りで絶交だから。の部分は面白いなコイツと思いました。 及川は仕事できて容姿が良くて、性格がなんかいい感じに悪かったので、リアルで良かったです。 大学生の翠は、喋り方変だろ。と思いながらチエミと過ごす時間を見るのが心地よかったし、何か青春の欠片に触れられた気がします。チエのことをテレビで知ってて、別れるシーンは泣きました。久しぶりに。 ----双六終えて  1日5分を刻みに刻んで、約2ヶ月で読了。 辻村すごろくも完了しました。 2024.8〜2025.426 合計11冊。その間に他の辻村作品も読みました。最高の時間でした。 私が全く関与できない世界をたくさん作ってくれる作者の方は本当にすごいと思うし、新たな価値観に触れることができて感激してます。 本嫌いだった私をここまで本を読める人間にしてくれたのも、作者さんの表現力の秀悦さだと思います。 今後も物語にたくさん触れて、刺激をうけて、ほとんど人格ができてしまった歳ですが、新たな風をいれながら、自分の本質的なところは変わらないけど、少しずつ形を変えながら人生を楽しみたいと思います。

    1
    投稿日: 2025.04.26
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    山梨県を舞台に、30歳前後の女性たち特有の“息苦しさ”や互いに親娘離れできない家庭が描かれている。 直木賞候補作ということで期待していましたが、辻村深月さんの作品を色々と読んでみて、『朝が来る』と『傲慢と善良』の足して割ったような内容だったかもと感じました。 地方の婚活や結婚観の話であれば、個人的には『傲慢と善良』の方が同年代の女性として共感できる内容もフレーズも多くて好きでした。

    8
    投稿日: 2025.04.22
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    お話の流れはわかるのだけど、なにかしら裏があり、秘密がありそうな。みずほはいったい何がしたいのか? 誰が正しくて誰が間違っているか、正解のないいざこざ、心のすれ違いや、心のつながり。 友達同士であったり、母と娘であったり、歪みあったり愛し合ったりすれ違ったり。 誰よりも打算的で正しくて、自分のこと以外で動くはずのないみずほ。 いったい何に突き動かされて必死にチエを探しているのか?わからないまま読み進め、感動のラスト。 人の心の中はわからない。時には冷ややかに、時には自分勝手に突き放したり知らんぷりしたり、だけどそれが心の全てではないのでしょう。友情というものは自分勝手で傲慢で、でも温かく熱いものなのでしょう。

    18
    投稿日: 2025.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村さんすごろく最後の一冊をついに読了。 タイトルはなんでこんなタイトルなんだろう?と思っていたら、最後にわかってびっくり。 でも、それを共有している親子ではないという前提が丁寧に書かれていたからこそ、みずほはチエミが母に聞いたことがわかる→ということは…ということで推理できるという流れも読者にわかるのがすごい作りだなと思いました。 女の子同士特有の色々が書かれていて、少し嫌な気持ちになりながら読みました(嫌で読みたくないということではなく、こういう嫌な面あるよな〜!という気持ちです)。 お母さんのことが本当につらくて、最後の方読むの辛かったです。

    1
    投稿日: 2025.04.10
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    裏は読めたのに、さらに裏があるなんて。 私は昔から母と仲が良く、友達のようだと良く言われます。 親離れ、子離れをしないといけないと分かっていながら心地よい関係から抜けられない。 そんな私には少し痛みがあるおはなしでした。 みずきのみんなとは違うって気持ちも、チエミのなにも持ってないって気持ちも分かってしまいます。 男に生まれたかったと常々思ってしまう私ですが、柔らかく女性の人生を楽しめるようになりたいですね。 What do you feel when you realize the title? Is it a curse or a wish?

    20
    投稿日: 2025.03.27
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    はじめは誰が何のことを話してるんだろう?という感じでしたが、物語が進むにつれていろんなことが繋がっていきます。 タイトルの意味が分かった時には、そういうことだったのか!と感動しました。 女性の心理がよく描かれていて、自分にもこういうところあるなと感じることが多々ありました。 母娘の関係も色々あるけど、どれも距離感が難しいとのだと感じました。 女って面倒くさい…

    3
    投稿日: 2025.03.20
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    女性と男性では感じ方が結構違う作品なのではないかと思いました。 冒頭は自分の読解力がないからかwあまりよく分からないまま物語が進んでいき…。 その為か途中は正直ちょっとしんどい部分もあったけど、終盤はあまりに切なくて何とも言えない感情になりました。 しかしタイトルの回収の仕方はさすが!

    26
    投稿日: 2025.03.15
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    意味深なタイトル。その意味が分かるクライマックスは驚き泣きそうになりました。第二章で畳み掛けるように明らかになる事実は残酷すぎました。みずほがそうしたように、チエのこと抱きしめて励ましたい。 辻村深月作品はどれも好きですが、何がいいって言葉にできない感情を表現してくれるのが好き。本作で描かれる登場人物は9割が女性。女性ってこんなこと考えながら生きてるんだと勉強にもなりました。

    3
    投稿日: 2025.03.05
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    “傲慢と善良”で辻村深月ファンになった私には、ぐっと突き刺さるものがありとても面白く読めました。“傲慢と善良”しかり、母と娘、友人との言葉にできない距離感やわだかまりを言語化しているので、まるで自分の物語を読んでいるような部分があり、途中から一気読みしてしまいました。

    4
    投稿日: 2025.03.05
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    意味深なタイトルが目を引きます。 母娘のドロドロと、悲しい優しさが描かれていて、ラストは本当に胸が痛くなりました。激痛。 何を書いてもネタバレになってしまいそうでかけないけど、一気読みしてしまうテンポの良さと何とも言えない苦しい読後感が忘れられない。

    1
    投稿日: 2025.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お母さんを殺してしまった?チエとその友達のみずほの話。ちゃん付けして読んでるあたりが周りとの特有の距離感な感じがする。親との関係、友達との関係、自分の立ち位置とか色々と葛藤を抱えながらみんな生きているんだなあと。でも2人が愛に近い友情を持ってるのがちょっと疑問。わたしは友情は時と共に風化すると思ってるので、、、 翠ちゃんが本当に救いだなあ。

    3
    投稿日: 2025.02.24
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    母娘問題、女同士、女の友情、全部的確でリアルに表現されてる でも登場人物全員にイライラしてしまったのと、あまり入り込めなかったので星3

    0
    投稿日: 2025.02.23
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    いろんな価値観の違い、生きてきた過程の違いを言語化していて、読んでてちょっと苦しくなりながらも、登場人物がどういう結末を迎えるのか気になって読む手を止められない、そんなお話でした。

    0
    投稿日: 2025.02.19
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    ラストが!タイトルの意味も明かされるまでわからなかった‥ おもしろかったし、島本理生さんがあとがきに書いている通り、このチエミみたいな人いるなあって思いながら読んでいたけど、自分が感情移入できるキャラクターがいなかったので星は3にしました。 話はおもしろいし、衝撃ラストだったし、女性の感情を上手に表現しているので、星3にしちゃったけど一度読んでみてほしい作品です。

    20
    投稿日: 2025.01.27
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    全く女って…と思う そんな私も女だけど 女であること、女同士のしがらみ 娘という立場、母という存在 ほんと女って面倒くさい でもなんだかんだで私は女である事は気に入っている まるっと背負って私らしく生きていこう

    29
    投稿日: 2024.12.25
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    自分と比て異なるもの、理解できないもの、妬み、嫉妬、憧れ 色んな感情が重なり合っているものが女の友情だということは 薄々気付いてはいるものの ここまでハッキリと書かれてしまうと 認めざるを得なくなる。 でも こんなんでも女の友達っていいものだって思わされる本だった。

    1
    投稿日: 2024.12.08
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    読んでいて胸が苦しくなりました。 女の子同士のドロドロした感じや、感情の表現がリアルすぎました。現実にもそんな人確実にいるなあって読んでいました。だからこそ、読むのが辛かったです。

    0
    投稿日: 2024.10.21
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    感想書いてたのに…途中で消えてた…。このアプリ途中保存機能欲しい。読みながら書きたい人だっているだろうし。 読み終わった後すぐの気持ちは薄れましたが、「事件がどうなっていくか、真相は何なのか」という軸はありつつ人間関係、特に母娘と女友達がお互いに抱く感情がリアルに描かれていた。そこまでドロドロした気持ちになる?そこまで言う?みたいに読んだ時は思ったけど、自分も無意識的に相手に対し「こういう子だよな」って思ったり相手の境遇と自分の境遇を比較したりしてるんだろうな。 あとは母親や女友達に限らず相手に対する気持ちって一つだけではないよね。好きな部分や一緒にいて楽だったり楽しいところはありつつ、呆れたり理解できなかったりたまに不快なとこがあったりする。基本は好きだけど何かのきっかけで苦手な時期ができたりね。そういうもんよね人間って。 まぁでもこれ読んだだけでは、私は及川さんの気持ちに1番共感したかも…。話の終盤でチエの印象は少し変わったけど、私もチエみたいな子いたらイライラしちゃいそう。私は及川さんほど色々持ってるわけじゃないし、地元から都会に出たって意味ではみずほの方が立場的に近いんだけど、みずほがやたらチエを庇うというか正義ヅラするのはモヤッとした。みずほだってチエを通して良い人になろうとしてるのにね。 母娘関係については、自分と自分の母の距離感もだけど今後生まれてくるかもしれない自分の子供と自分はどうなるんだろう、って考えた。自分はみずほやチエの母親みたいにならないだろうか。過剰な期待と依存をしないだろうか。ちょっと怖くもある。

    1
    投稿日: 2024.10.05
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    「家族」や「友達」の描写で共感できるものがたくさんあり、つい登場人物たちに感情移入してしまいます。 前半はただただ人間の怖さに共感し、読むのが億劫になってしまうときもありましたが、後半から謎が解け始めてくると、展開が気になってページをめくる手が早くなりました。 読み終わったあとは、ただただ衝撃、という感じが残ります。 辻村先生は、誰かが感じているであろうつらさに寄り添ってくれるような作品が、本当に大好きです!

    0
    投稿日: 2024.09.30
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    幼馴染というものは、たとえ大好きと言うわけでなかろうとぜったいに見捨てることはできない 田舎、母娘、女友達、格差…いろんなテーマがページをめくる指を急がせる いい作品だと思う

    0
    投稿日: 2024.09.27
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    やっぱり辻村深月の作品は面白い!今回のタイトルも、読み終わって意味が分かって、あーそういうことかー、、、と。深い。この4つの数字の持つ意味の重さが、ズッシリと読み手の心にのしかかってきます。 様々な「女友だち」「母娘関係」「結婚」「合コン」「女の生き方」が出てくるのだが、事件を抜きにすると、これが本当に身近な世界観で共感しまくりです。そこで起きた事件だから、自分もその世界観にひたってちえみの身を案じ、どうしたのか?何があったのか?深く考えてしまう。謎が解き明かされていく過程はドキドキハラハラだけど、全てが分かるとちえみの純粋さと幼稚さに打ちのめされる。もう、ちえみ、何やってんのよーーー!!という感想。でもストーリー面白かったので好き。

    0
    投稿日: 2024.08.31
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    再読。 初めて読んだのは大学生だったか。 当時は母親との確執や女同士の心理戦、田舎独特の閉塞感 描写の正確さに舌を巻き、 のめり込むようにして読んだが、今回再読して、結末は全く覚えていなかった。 人間の記憶というのはとっても都合がいいなあとしみじみ。 結末を覚えていなかったので 改めて細部の描写に感嘆しつつ ドキドキしながらページを捲った。 ストーリーとしての面白さはもちろんのこと、 女として生きる残酷さがこの本に全て詰め込まれている。 この絶妙な傷の舐め合いと駆け引きは、 男性には一生をかけても理解できない女の陰だと思う。 傲慢と善良は、面白かったけど、 結婚前に読んだら響いただろうなーの外様感が拭えなかったが、本書は、女である限り、瘡蓋を剥がし続ける。そういう本。 「その年齢になってみないと見えない世界がある」がずっしりと胃に鎮座する。

    0
    投稿日: 2024.08.29
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    面白かった。一章はミステリ仕立てになってて少しずつ明かされてく人間関係や人物像もリアルかつスリリングでドキッとするし、少しずつ秘密が見え出すあたりはなかなか胸に迫るものがあった。一転して種明かしの二章では登場する大学生が大きな救いになってたし、本人から語られるのもとても良かった。しかし俺は男なので女性の熾烈な人生についてはあまり語る言葉を持たないわけだが、これがリアルなら女子とは凄まじいな。男性たちは呑気か小狡いかとしか描かれていないのが印象的だった。

    0
    投稿日: 2024.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    201118 かがみの孤城を読んだのをきっかけに興味を持ったら家にあったので。 チエが逃げている理由は、伏線が張られているためなんとなく察した。ただタイトルの意味が「なるほど〜!」。 文章が読みやすいけど、それでもちゃんと感情というか描写がすごく丁寧に描かれていて、伏線もちゃんとあるから読んでいて納得しながら読み進められる。 まぁ昔の話を覚えてて子供産まんでもええやん、、、みたいなのはあったけど。 主人公が成人式?の日に見つけた手紙とかすごいうまいエピソードだなと思った

    0
    投稿日: 2024.08.26
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    感想を言葉で表現できい自分が不甲斐ない。 作者の作品に出てくる女の子の心理描写があまりにもリアルで苦しかった。心の底から思っているようで、そのうちには本人しかわからない隠された気持ちがある。口ではそう言っているけど、本当はそう思っていない。 自分もやっているように周りの人もやっているかもしれない。気にし出したら人間不信になるけれど、女の子の友情ってそういう面とも上手く付き合っていかないといけない気がする。

    0
    投稿日: 2024.08.24
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    家族の形はそれぞれ。自分たちがよければそれでヨシ!とは、ならないのが世の中か?そして、いろんな友情の形。様々な問題が一人に覆い被さっている。 紹介文にあるように最後は救われるので良かった…と、しみじみ思う。

    12
    投稿日: 2024.07.27
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    愛って家族って友達ってなんだっけ。私も田舎者だから分かる。痛いほどわかる。周りが彼氏出来たり結婚したり幸せな報告を受けるたびに焦ってた。結婚した今は、まだ独身の友達の焦りを聞いて大丈夫って思ってもないこと言ってる。無意識に見下してて、それがきっと伝わってる。伝えたくないことだけどオブラートに包む気も無くなっていってる。分かるなぁ。痛いほどわかるよ。

    0
    投稿日: 2024.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    母親という問題に真っ向から取り組んだ、一切の逃げのない、作者の真摯な姿勢に心打たれる。30代女性の嫌な部分がこれでもかというほど出てくるので、誰にとっても読むのが辛い作品ではないか。こういう女嫌いだな、と感じる人物が必ず一人はいるはず。 しかし、人間の嫌な部分を、誤魔化さず、茶化さず、美化せず、批判せず、とてつもなく大きな愛をもって描いていることがひしひしと伝わってくる。 家族における母親とは、娘とは。社会における女性とは。田舎の閉鎖的な環境で生きる、主婦、シングル女性、農家、教師、医師、大学生など、多様な人物の心理を丁寧に描写していく手腕はさすが。主人公が都会的な部分を持つ女性なので、そうした地方都市的世界観からある程度の距離を保って物語を読み進めていけるところに多少の救いがある。とは言え、主人公もその世界の一部であり、無責任に突き放したり批判を加えて終わりにしたりしないところが、とてもいい。 他の辻村作品とのリンクを探したけれど私には見つけられなかった。辻村ワールドファンにとってはそこは物足りないかもしれないが、その分真剣な作品だと思う。改めて、辻村深月という作家の覚悟の深さを感じた。

    0
    投稿日: 2024.07.19
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    母娘、親友(みずほ、チエミ)の話し どちらも、好きだけど嫌いみたいな関係性で、 愛されていたことの感じ方が、立ち位置で違うというか… ワタシは娘で、娘の母親で、母親の嫌いなところが自分が似ていたり、自分の嫌いなところが娘が似ていたり… 親友に一番に話したいけど、近すぎて、うまく伝え方がわからなかったり… そんなことを思い出した

    0
    投稿日: 2024.07.16
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    母娘と親友。その他、同じ単語を使って表現する関係性にも色々ありすぎるね。 前半、自分のどんな居場所も、どこかから見たらいや〜な感じがするもんなんだろうなの現実を突きつけられるのが、的確できつかった。登場人物の素直さが人と話すことによって引き出され始めてから面白かった。

    0
    投稿日: 2024.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中、あそうだったのねということがあり、 自分も少し疑っていた部分もあり、 でも気づいてない部分もあり、 隠すのが上手いなと思った チエの幼稚さ、その家族の関係性は、狂っていて引いた 気持ち悪いなと思いながら読む が、自分も、色んな登場人物の中でどっちかもいうと真面目で芋い分類 当たり前に感じてる言葉に出しにくい、気持ち悪さ、人との差異を描くのが上手い

    1
    投稿日: 2024.06.30
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    チエミが母親殺しの犯人かもしれない。 そんなシーンから始まったこの物語だけど 決定的なことがなかったから 何か裏があるんだろうなぁとは思った。 みずほが同級生たちを巡りながら 同年代の女の子の間にある暗い感情や 傍から見たら歪な友人関係が 浮き彫りになっていく。 チエミの母子関係について 私はそこまで変とは思わなかった。 ただ仲が良すぎる家族で 愛情が深いんだろうなぁと思っていた。 だけど最後の最後で タイトルの意味が分かった瞬間 母親の娘に対する愛情の深さに鳥肌たった。 前言撤回して チエミの母子関係はちょっと歪かもしれない。 友情、愛情、嫉妬、劣等感、優越感、、、。 様々な感情がぐちゃぐちゃになって 最後に残ったのはなんとも言えない感情だった。

    0
    投稿日: 2024.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どんでん返しアリと聞いてよんだが、そーゆーのじゃなかった。 年頃の女子同士が恋やら結婚やらですれ違ってく。 妊娠して、母殺しの罪をら背負い逃げる。 逃げた先で、妊娠は終わってた。 母の愛も、書かれてる。 けど、さて、これは何を読まされたんだろうか? 分厚めの本時間かけたのに、はて?

    1
    投稿日: 2024.06.20
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    女子の友情がリアルで、切なくて悲しい。歳を重ねるごとに、ライフステージが変わるごとに関係性も変わっていく寂しさ、特に結婚とか出産にはナイーブで、場合によっては裏切られたような気持ちにもなったりする、女子特有の焦りとかめんどくささとか。持って生まれたものを嘆いたり、何かのせいにしたかったり、意味もなく周りと比べちゃうよなぁ。わかるなぁ。 母親って一番近いようで、肝心なことは聞けんかったり話せんかったりする。一番分かってほしいけんこそ、一番分かってくれると思うけんこそ、想像した言動じゃなかった時のショックも大きい。人生で一番影響を受ける人やと思うし、やけんこそ親の立場としてはどうにか自分の信じることを伝えたい、分かってほしいって思うんやろうし、それはそれでプレッシャーなんやろうなぁ。愛があるけんこそ。一番距離感が難しいのかも。

    0
    投稿日: 2024.06.16
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    母と娘、女同士、親子、友達 複雑な独特な女同士の世界に共感した。 自分は娘なのに、大人になったら母親になって、それでもまだ私は娘でもある。 母親の娘を思う気持ち、強さは何よりも勝る。かけがえのないもの。 途中、娘を甘やかしすぎるところや、世間知らずな娘、子離れできない親など、育児の参考書のような部分もあり勉強にもなった。

    4
    投稿日: 2024.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    傲慢と善良に話の流れが似ているなって思った ああ、人間ってこういうところあるよねとかそう思う部分もあったけど、母と娘の共依存のところはなんだかあという気持ちになった。 最後のトリックとかそういうところはなかった

    0
    投稿日: 2024.06.13
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    本作品は辻村深月のエッセイで、「読むとタイトルの意味が分かる」作品として紹介されている。 期待を込めて読み始め、なんとなく途中から勘づいてはいたけれど、実際に文章で読むとグッとくるものがあって涙が滲んだ。 初めは「傲慢と善良」の構成によく似ていると思ったけれど、こちらの作品のほうがより女性の人生にフォーカスされていて、同じ30代の女として刺さるものがある。 ミステリーならではの色んな要素が散りばめられて、じわじわと回収されていく展開も面白かった。 綺麗事では語れない結末ではあるけれど、じゃあこの子は不幸なのか?この子の人生は間違っていたのか?と言われると、幸せでも不幸でもないし、正解でも不正解でもないと思う。 何が正しいかなんて、そもそも誰にも決められない。

    3
    投稿日: 2024.06.12
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    私は友達が少ない ましてや親友なんていない みずほが私だとしたら、あそこまで自分を責めたり他人を分析しながらチエを想えない そこまで他人に興味がない 納得した

    2
    投稿日: 2024.06.08
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    殺害された女性が発見された後に行方不明となった娘を探そうとする娘の幼馴染の女性を主人公として、主人公の視点から語られるミステリー。 重たい。読了に時間がかかった。 登場人物の殆どが女性で、その繊細な感情の起伏や、人間関係の微妙で理不尽なバランスの説明に多くのページが割かれている。 一言でいえば、ドロドロ。な話が好きな人には向いていると思うが、自分は感情移入出来なかった。 ただし、リアリティのある重さが、読む手を止めきれなかった。 主人公及び、その周りを取り囲む人物の理屈では説明できない人間関係は、女性特有の感情の様に思えると同時に、男性にその感情が皆無かと言われれば違う気もする。 男性は言語化が苦手なだけかもしれないなとも思う。 結局、タイトルの意図するところも、母親が亡くなるに至った要因も腑に落ちないままだったが、これもまたリアルに存在しうるストーリーであるという点だけは納得できた。

    0
    投稿日: 2024.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女社会のしがらみと親の呪縛についてが主題かな。 女性同士の友情は形骸的、表面的という言葉に置き換えられるくらい気を遣い合う関係。 善良な子供にとっては、親が見せることの出来る世界の中でしか生きられない。その世界を広げられるかどうかは、自分でどれだけ選択してきたかによるんだなと思った。 表面的な友人しかいない、閉じられた世界で生きている子供が頼れるのは、自分の世界の創造者たる親であって、考えることも無く全て正解だと思ってしまう。 そんな世界に生きる女性のお話で、経験したことのない世界のことだったので、そんな世界もあるのかという感情を抱いた。 辻村深月さんの「親」へのフォーカスの当て方が好きなので、自分が親になるときは、辻村深月さんに取り上げられることのないようにしたいな笑

    0
    投稿日: 2024.06.03
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    「共依存」という言葉が読みながら頭に浮かんだ。 読みながら体力が吸い取られていくくらい、それぞれの感情が上手く書き記された小説。

    0
    投稿日: 2024.06.01
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    面白かった。最後まで飽きずに読めた。「隣の芝生は青い」と言うことを家族を題材にしてよく描かれていた。

    0
    投稿日: 2024.05.29
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    【2024年117冊目】 幼い頃から友達だったみずほとチエミ。みずほは地元を離れて暮らし始め、東京で知り合った男性と結婚。チエミは――母親を殺害し、行方不明となっていた。チエミの行方を追い始めるみずほは、ある一つの仮説を持っていた。 あまりの救われなさに読み終わった瞬間目眩がしました。読んでいる時、なかなか物語に没入できず、ちょっと困っていたのですが、第二章から全体がわかるような建付けになったので、ぐんぐん引き込まれました。 第一章はちょっと「匂わせ」表現が多くて、んんん?と思うことが多かったので、中断する時間も多かったです。匂わせするなら適度が大事なんだなという学びを得ました(?)もしくは匂わせと感じさせず後から振り返った時に「あの時のあれか…!」と思わせる建付けとか。 女同士と母娘をテーマした話です。登場人物全員、きっと正しい。例の彼は糾弾されてしかるべきだとは思いますが、きっと共感する人もいるのだろうと思います。 タイトルはどういう意味なのかと思ってましたが、最後の最後で「うおおおお」となりました。

    0
    投稿日: 2024.05.25
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    辻村美月は女性の心理描写を書くのが本当にするどくて的確。誰にでも思い当たる節があるんじゃないかと思うそれぞれの人間性や感情や価値観。 いつのまにか自分にもグサッと突き付けられてる気持ちになりました。

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    投稿日: 2024.05.08
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    辻村さんは女性の気持ちや価値観を表現するのが本当に上手だ。殺人はさておき、日本のあちこちで起きていそうな出来事。チエミも、みずほも、政美も、日本のあちこちにいるんだろう。

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    投稿日: 2024.05.01
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    ここでも「傲慢」と「善良」のフレーズがでてくる。 善良 なチエミのような人にイライラしてしまうのは覚えがあるなあ。 人間らしい暗い心理の部分をどこまでも深く丁寧に書き上げる辻村さん 最初、みずほは刺繍に気づいていなかったけど あるきっかけで気づく。 誰も時間をかけないような所にチエミは価値を見いだし、それを贈る。 きっと、気づいて貰えなくてもいいと思いながら本当はみずほに気づいてもらいたくて、褒めて欲しかったんだろうな。 おとなしさと気の弱さはイコールではない 本当に!その通り!!!、!! 傲慢と善良でもでてきたけど、 みんな自己評価は低いけど自己愛はものすごく高い みずほと自分が違うということを 理解出来ていなかったあの頃から 何かが違えば自分もみずほみたいになれていたと思う、その子供さ 自分も覚えがあるなあ、、 席があの子と逆だったら 私もあの男の子とあそこまで仲良くなれていたのに そう思ってた 実際、逆になって私が気になる男の子と隣になれたとしても、私は仲良くなれなかったはず それは、私とあの子は違うから ああ、そういう子供の頃の気持ちを鮮明に思い出してしまうー!!! これだから読書はやめられない!

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    投稿日: 2024.04.28
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    私は主人公のみずほと同僚の及川さんの気持ちは痛いほどわかり、同時に自分の嫌なところを見せられてる気がする。逆にチエや果穂の気持ちと行動は想像しづらく理解も難しい。タイプの違う女性たちを俯瞰して観察し文章にできることが、辻村深月の凄さかなと思う。

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    投稿日: 2024.04.13
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    久しぶりに長く読み応えのあるミステリーを読んだ気がする。第1章と第2章で書き方の特徴にも変化があって、360ページ以降一気に読んでしまった。女性の妬み嫉み、なんとなく目に見えない格付けも、そして意外と妊娠してないとか、流産は珍しく無いとか、こないと思っていたら生理が来たとか。この本で起こる全ての出来事の根本に「女ってめんどくさい」が詰まっていた。

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    投稿日: 2024.03.29
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    気持ちがわかるような…わからないような…女心って難しい。 でも、親子関係はチエミの様な親子はいるんだろうなぁ。

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    投稿日: 2024.03.26
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    辻村さんの作品は複数読んできたが、この作品は特にミステリー感が強いように感じた。最初はつかみどころのない感じがしたが、100ページほど読み進めた時には世界観に引き込まれていた。 今、私は主人公と同世代の目線で読んでいる。悩みや周囲との関わり方など、「娘」達に共感できる点は非常に多い。無意識に思っている負の感情が言語化されているため、少々刺さりすぎた。 母になって読むと、また違った感情になるのでは、と思う。

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    投稿日: 2024.03.22
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     切ないなあ。割と僕は移動の電車の中でも小説を読むんですが、仕事帰りの電車、ラストを読んで、切なすぎて、泣きそうになりました。  毎度、辻村深月さんは最初の方が冗長で今回はイマイチかなと思いつつ、最後の最後、その印象をひっくり返されます。  親子の話なんですよね。僕らは家庭という中で共通な価値観がつくられるのですが、それがどう人格形成しても、本来、誰が悪いわけでもないんです。  でも、一人一人人間ですから、世間から小さなズレた感覚って、積み重なっていくと、その人の根幹部分になり、それが、いざ社会に出ると、世間から、そりゃおかしいよと、つまはじきにされてしまうこともなくはないわけです。  それによって人知れず悲しむ人もいる。でね、そこで僕はどう思うか。やっぱり自立することの大事さじゃないかなと。  たとえ、どんな価値観で形成されても、外に飛び出し、外との触れ合いの中で、自分の価値観を作り出していく。そうすることで、何にも依存することない強い自分を作るのだと思います。  幸か不幸か、親との距離感があったことで自立できた主人公と、距離感が近いゆえに依存して孤立を深めていく親友との対比が実に切ない。  でも、救われるところはあります。強く自立できている主人公が、孤立する親友をちゃんと包もうとすることで、救われる部分もあるから。そこが人間関係ゆえの良さでもある気がします。  関係性に依存せず、自分自身の考えと行動で、確かに歩んでいくことは、人との出会いで変わっていく。そうやって、少しずつでも自立し、本当に向き合うべき相手を見失わないようにしていくことは、大事なことだと思いました。  だから、ウルッとしたんです。プラスとマイナスの両方が混在する涙を。

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    投稿日: 2024.03.18