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薔薇盗人
薔薇盗人
浅田次郎/新潮社
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総合評価

45件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    子育て中にどうにか確保した30分でどうしても本が読みたくて飛び込んだ古本屋さんで見つけた一冊。 なぜだか気になって購入したが、私にとって大当たり。 こんなにも過不足なくすっきりしているにも関わらず、どれも濃厚な短編小説に出会えるとは。 「あじさい心中」 美しい。しばらく余韻が抜けなかった。 どろっとしてもったりと濃厚で美しいながらも切なく哀愁漂うノスタルジックなたった一晩の夢と、朝が来て現実に戻っていく様の描写が秀逸すぎる! 『千と千尋の神隠し』の終わりのような、絶対にあったのに現実味を帯びていない、時が止まっていた、もしくはパラレルワールドにいたような時間。 夜のまま終わるのではなくて、そして身体を重ねるのではなくて、寝ている時に見る「夢」と願望を思い描く「夢」どちらとも取れるような一夜が明け、「それでも生きていく」現実にそれぞれ戻っていく。 人生の中でたった1度だけ交差した2人は、きっともう2度と会うこともないだろうけれど、きっと一生忘れることもできないのだろう。 恋愛物ともヒューマンとも似て非なるもの。 美し切ない物語。 リリィって名前がまた良いなあ。 舞台は少し前の廃れかけていた熱海のような雰囲気かな。 「死に賃」 世にも奇妙な物語、もしくは週刊ストーリーランドの不思議なおばあさんの話のようなシュールで痛快な物語。 誰しもがいつかは通る「死に際」をどう終わらせるのか、究極の「終活」を考えさせられる話。 「死に賃」として多額の金銭を払った挙句、詐欺と後に報道されてしまう先に旅立った友人のニュースを見た後に、幸せな終わりを迎える主人公。 「死に賃を払いそびれてしまった〜」からの最後の2行が震える。 ラッキー!ではなくて、このように最後まで綺麗な身のこなしをできるような人間性を養わなければと痛感。 美也子の心境の描写も、こじれた人間関係も、どろどろと人間臭くてリアル。 「奈落」 これは… どれも濃ゆくて主役級の中にピリッと入るスパイスのような物語だなと思った。 中心に差し込まれているのが絶妙。 おかげで一度クールダウンできた。 好きではないのと、私の未熟さでは物語の終わりを読み解けなかったが、良い意味で水を差された感覚。 「佳人」 えーーーーーーーーー!!!? となるどんでん返しさを、絶妙で軽快なコメディ加減で描かれた、「引きが良い」小節。 あとの2作を考えると、「奈落」「佳人」は絶妙すぎる箸休め。 「ひなまつり」 私だけじゃないと思うが、「あじさい心中」に並んでお気に入りの物語。 ひなまつりという「女の子の行事」に準えて、母も娘も不器用に、とても純粋な心でお願いごとをする。 2人の「おひなさま片付けなくちゃ」に込められた気持ちが、この物語の全てを収める。 願いよ叶って!と思わず心の底から応援してしまった。 「薔薇盗人」 父に向けた手紙で、自分の失敗と反省を一生懸命伝えているつもりで、実は母の不倫を父に伝えてしまっていたことを、読者も含めて登場人物の大人が全員「あちゃー」となる物語。 主人公(息子)が自分の落ち度を反省して一生懸命になればなるほど、大人(母親)の罪を事細かに伝えることとなっていき、子供はとんでもない失敗をしてしまったと落ち込んでいるのに反して「誠実」さを構築していくのに対し、それに反比例するように母親が「ダメな大人」に落ちぶれていく皮肉さがリアルで面白い。 第三者でいたいなあ、と心から思う。 渦中の人間は一切見えないんだろうなあ…。

    0
    投稿日: 2025.11.18
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    6作品とも少し前(昭和〜平成初期)の物語で、人々のふれあいや愛情がじんわり染み込んでくる作品や、皮肉とパンチが効いた作品まで、短編集とは思えないほど充実してました 薔薇盗人と佳人はくすっと笑えたし、あじさい心中とひなまつりはうるっと泣けた!

    0
    投稿日: 2025.05.08
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    「ひなまつり」は泣きました。 女の子の、大好きなお父さんがほしい気持ちがとても切ないです。 「あじさい心中」を始め、浅田さんらしい粋でユーモアのある作品が並んでおり、とても良かった。

    0
    投稿日: 2024.12.21
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    題名に惹かれて手に取りました。 正直、少々わかりにくいものもあったのだけど。 それは私の教養がないのか…。 でも、浅田節炸裂の1冊でした。

    0
    投稿日: 2024.02.16
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    浅田次郎の短篇集。まあこれくらいの短篇集はお手のものとしたもので、全体的な密度は薄め。冒頭の「あじさい心中」は傑作だが、このレベルに到達している作品はほかになく、「ひなまつり」はできそこなった「鉄道員」だし、「死に賃」「佳人」はショートショートレベルのちょっと捻ったラストだけの短編。「薔薇盗人」も表題作にするほどの出来とは思えないなぁ。

    0
    投稿日: 2023.08.08
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    愛と涙の六短編。 私にとってハズレのない浅田次郎さんの、切なさの残るストーリー。 忘れっぽい自分が、この先忘れることはないだろうなと思うのは、最初の「あじさい心中」の二人。 リストラされたカメラマンと、廃れた温泉街で働くストリッパー。初対面の二人が心中を決意する、そんなまさかの展開を受け入れる自分がいることに驚く。そうさせる著者の筆力にも脱帽。 哀しみの淵にたどり着いた人の言葉は重く、その決断は強い。 架空の人物だけど、同じような境遇の人がいることに想いを馳せて、その人たちの幸せを、自分のそれとともに願いたくなる、そんなお話でした。読めてよかった。

    3
    投稿日: 2021.08.21
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    浅田次郎の短編集。 比較するのは双方の作者に失礼かもしれないが、弘兼憲史の名作「人間交差点」によく似ていて、大変な境遇に置かれながらも道を外さず懸命に生きていく人間模様を描く。 時代設定は昭和から平成初期頃だろうか、もはや今では目にすることがなくなった情景に懐かしさすら覚える。現実逃避に最適な一冊。

    0
    投稿日: 2020.12.26
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    好きな順に、あじさい心中、ひなまつり、死に賃、佳人、薔薇盗人、奈落、です。 あじさい心中もひなまつりも、登場人物は私とは違う暮らしをされて別の苦労や不幸を味わっている心のきれいな善人たち。どちらも生活を変えようと一歩踏み出すが…。 話の運びかたは流石、浅田節です。

    0
    投稿日: 2020.05.09
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    ○あじさい心中は、人生何がどうなるか分からないと感じた。また、諦めてしまうと何もかも上手くいかなくなるなと。 ○死に賃は世にも奇妙な物語にありそうな話。笑 ○奈落は結局よく分からなかった。 ○佳人は、人は見かけによらず、また、斜め上の事情があるものだなと感じた。完璧な人でも色々あるのだと思わされる。 ○ひなまつりは感動的。やっぱり子供が一番よく分かっている。ただ、お父さんが欲しいという純粋な気持ちから、それは至極当然のことでもあるが、凄く勇気がいること。賢い子ほど我慢し自分の気持ちよりも他人の事を考えて行動する。でもやっぱりそこは子供なのである。読後は良かったなと思った。 ○薔薇盗人は、美しい表現で描かれているが、起こっていることは、大人の関係のことばかり。 結局美しかったのは、洋一とヘレンの愛だけ。それも全て大人のせいで奪われてしまうのが、何とも言えない。

    0
    投稿日: 2020.04.29
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    個人的には、「あじさい心中」が一押し。 バブルがはじけた、うらぶれた風景の中で、交錯する2人の姿が哀しく、美しかった。 高度成長時代の前のつつましい生活の中の哀切と対になっているようで、心に残った。

    0
    投稿日: 2019.12.20
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    浅田次郎=エモーショナルという公式が頭に有るのですが、この6編の中では「あじさい心中」と「ひなまつり」が私の公式に当てはまるような作品です。 悪く言えば”泣かせ狙い”の作品なのですが、その姿勢がかなり露骨でも嫌味を感じさせないのがこの人の持ち味でしょう。ただ、思わずウルウルさせられそうになるので、通勤電車での読書には向かないかも。 あとの作品はどう位置付ければいいのでしょう。無理やりカテゴライズする必要も無いのですが、ミステリーっぽい感じもしますし、純文学的な感じもします。悪く言えば中途半端です。

    0
    投稿日: 2017.11.10
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    浅田次郎好きの会社の先輩に薦められて手にとってみた。 浅田次郎の短編集は、これまでに『鉄道員』(集英社文庫)と『姫椿』(文春文庫)を読んでいるが、それらに比べてこれは結構毒のきいた大人の話が多い。 先輩が絶賛していた「あじさい心中」は、独白内容が想像を絶し、「これは悲しすぎてダメかも」と思ったが、それでも立ち上がって生きていける強さが人間にはあるのかな、と感じられるラストで持ち直した。 「薔薇盗人」はかなりパンチの効いたブラックユーモアに満ちていて、でも端々ではちょっと笑えて、よくこんな構成でこんな話が書けるなーと感動。タイトルも秀逸だと思う。ラストも素敵。 私が好きなのは「あじさい心中」と「ひなまつり」と「薔薇盗人」だなあと思っていたら、作者自身もこの3話が気に入っていると「解説」にあり、へぇーと思った。(2007.7.5)

    0
    投稿日: 2017.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人々の様々な形の愛を描く短編集。 浅田次郎お得意の感動系を期待していたが、シュールな展開に物もあったりと、少し期待はずれ感はあったが、心が洗われる物語が多かった。 特に好きなのは「死に賃」と「ひなまつり」の2つ。 「死に賃」戦後の動乱の時期を勝ち残った社長が同じ時代を生きた級友から莫大な料金を引き換えに自分が死ぬ間際の苦痛を取り払ってくれるサービスがあると話を聞く。 その級友が亡くなり、自身も急な病に倒れたときそのサービスを使おうとするが。。。。 最後の意外な展開に加え、献身的な愛の形が露になったとき思わず泣けた。 「ひなまつり」東京オリンピックが始まる昭和の時代、シングルマザーの家庭に育つ女の子が大人の事情にふりまわされながらも、大好きな母と”おとうさん”のために奔走する物語。 自身の孤独や"おとうさん"に対する好きだけど自分ではどうしようもできない想いが語られ、その心中を察するだけで胸がいっぱいになってしまった。

    0
    投稿日: 2016.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    浅田次郎は長編が好きだなあ。 浅田次郎は短編とはいえ、その世界を描きだすのが上手いのだ。 だからすぐに情景が目に浮かんで、「で?」ってなってしまう。 もう一段の上を期待してしまう。 本来なら短い文章でその世界を描き切ること、できれば余韻をもたせることが短編小説に求められる部分なのかもしれないけれど、「蒼穹の昴」や「壬生義士伝」などの、圧倒的な描写の巧。 畳み掛けるように押し寄せる感情のうねり。 または「地下鉄に乗って」のように、視点によって見えているものが違い、事実が必ずしも真実ではないことを突き付ける一瞬。 そのようなものを、短編で期待してはいけないのだけど、期待してしまうのだ。 上手いから。 そういった意味で面白かったのは「奈落」 まだ着いていないエレベーターのドアが開き、一歩踏み出したために命を落とした会社員・片桐。 その事故で露わにされる、彼の半生。 そして彼の死が会社の歯車をも狂わせる!…のか? ドラマ化する際には、ぜひ片桐役を緋田康人さんで。 女手一つで自分を育ててくれる母の苦労がわかるから、いろんなことを我慢して我慢して我慢していた少女が、この先一生わがままを言わないからと母にねだったものとは。「ひなまつり」 やっぱりこういうの書かせると上手いよなあ。 長期不在の父に代わって薔薇と母を守り、父に手紙で近況を報告する少年。 純粋な少年の目を通して描かれる近況から透けるように見える現実。 この透けっぷりが、大抵の大人にはガラス越しのように丸見えで、どこで話しをオトすのだろうと思って読んでいたら、ストレートに終わりました。 ジョン・ラッツの「腐れイモ」くらいのどんでん返しを期待したんだよね。 一方的な手紙だけで構成された小説だったので、つい…。 薄汚れちまった読者ですみません。

    0
    投稿日: 2015.12.30
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    「あじさい心中」「死に賃」「奈落」「佳人」「ひなまつり」「薔薇盗人」6編からなる短編小説。 表題にもなっている「薔薇盗人」は、主人公(洋一)が遠い船上にいる父へ書く手紙の方式をとっており、小学生の純粋無垢な文章と内容の裏側に潜む大人の怖さに引かれる。小説ならではの面白さがあった。

    0
    投稿日: 2014.12.12
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    悲喜劇あり、コメディあり、ゾッとする話ありのバラエティ豊かな人間ドラマが収録された短編集 私のお気に入りは「あじさい心中」と「ひなまつり」 「あじさい心中」は、ラストの情景の描写の鮮やかさ、美しさに胸がいっぱいになる ハッピーエンドではないのに、読後スッとした清々しい気持ちにさせられた 「ひなまつり」は、読んでいる途中から涙腺が緩み始め、最後の主人公と母親のやりとりで堪え切れずに泣いてしまった 雛人形という小道具の使い方が上手い

    0
    投稿日: 2014.09.25
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    2014.7.27読了。 好きだと思ったのは、ひなまつり、あじさい心中。 感動あり、ユーモアありで、よかった。

    0
    投稿日: 2014.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりの浅田次郎の小説を読んだ。 泣かせるというか、心にすっと入ってくるというか、 市井に生きる人々の矜持を描いたら最高の書き手といわれるだけのことはある。特に6篇の短編のうち、私が一番気に入ったのは「あじさい心中」です。リストラされたカメラマンが、偶発的に訪れた温泉街のストリッパーと心中してほしいといわれ、”不都合なことは思い当らない」

    0
    投稿日: 2014.06.15
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    やっぱり浅田先生はいいですねぇ。表題作はあまり好きではないですが、「あじさい心中」に泣けて「佳人」には笑いました。

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    投稿日: 2013.04.21
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    初めての浅田次郎。 ひなまつりと薔薇盗人が好き。 特に薔薇盗人は洋ちゃんが可愛らしい( ´ ▽ ` ) 奈落は怖かったな。 私のキャリアとか考えちゃった。。 あと、佳人は面白い(笑)。 家族だったらたまったもんじゃないけどね(・・;)

    0
    投稿日: 2012.10.30
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    安心の浅田次郎品質。 やはり短編を書かせたら日本一ではないだろうか。 泣かせる話も、ユーモア溢れる話もどんなものでも読者を満足させる。 浅田次郎が書く登場人物に本物の悪人はいない気がする。 著者の経験からなのかは不明だが、どこか理解できる、周りに存在してそうな人が現れる。 それがリアルを描いて、読者に共感をもたらすコツなのだろうか。

    0
    投稿日: 2012.05.29
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    まずまずです。 浅田次郎らしい人間描写の短編集 お酒でものみながら軽く読むのにちょうどいいです。

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    投稿日: 2012.02.05
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    読むのは二回目ですが、あじさい心中、ひなまつり、薔薇盗人が良い。あじさい心中のリリィの人生は、読んでいて辛くなるが何故か最後は生き抜く清々しさを感じます。薔薇盗人の主人公、洋一が書く純粋な手紙からママの不貞を知るダディはどんな気持ちで読んでるのかと想像してしまいます。

    0
    投稿日: 2011.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集。 「ひなまつり」主人公の女の子がしっかりしたいい子なんだなあ。 もうそんなに泣かせないでください。 「薔薇盗人」主人公の男の子がピンと来ないのにイライラした。 わざとだったら怖い。

    0
    投稿日: 2011.06.25
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    浅田さんの短編集。 ちょっと悲しい、というか、ちょっと泣ける話。 「奈落」「死に賃」は浅田さんよりもミステリーっぽいところが赤川さんに似た雰囲気があった。 だけど、後ろ2編は浅田さんらしく、登場人物が魅力的。 表題は、洋一の純粋さにちょっと笑ってしまうね。 可愛くてなかなか、嫌いじゃない。 好きだけど、うーん、でもやっぱ長編の方が好きかな。 短編はなかなかストーリーの展開も強引だったり、読みやすい傾向があるから、そこが私に合っていないだけなのかも。

    0
    投稿日: 2011.04.02
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    浅田次郎って「畜生、泣かせよう泣かせようとしやがってくそがあああ」とか思いながらまんまと泣いてしまうんですが、「あじさい心中」みたいなあんまり救いがない話が、なんかとてもよかったです。 表題作も嫌いじゃないけど他のが面白かったかな。 「ひなまつり」は泣きましたよ。はいはい。卑怯だろ、子供は。 しかしなんとかならんのかこの表紙。解説のひとが浅田と三島の由来を語ってたがこれじゃまんま三島の本みたいだ。内容にあってないだろう…。

    0
    投稿日: 2010.09.14
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    浅田次郎の短編集。初めの短編物語「あじさい心中」でもう引き込まれてしまいました。表題にもなっている「薔薇盗人」も面白いなと思いました。全文手紙形式になっています。息子から航海中(?)のお父さんに向けて出しているのですが、手紙を出す前に一度おばあさんに読んで貰っていて、息子の純粋な手紙だからこそ面白くなっていました。

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    投稿日: 2010.02.01
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    相も変わらずいい話を書きますわ・・・・浅田次郎。 短編集ですが、登場人物が素敵な人ばっかです。 グっと伝わってくる物があります。

    0
    投稿日: 2009.12.05
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    せ…切ない。 人間はなんて寂しい生き物なんだろうって段々読んでいて哀しくなる短編集。でもどれも最後はハッピーエンドで(たまに「強引だなー」って思う終わり方もあるけど)読んでる人を少し幸せにしてくれる辺り、さすが浅田次郎だなと思う。

    0
    投稿日: 2009.11.10
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    短編集。で、新潮社的には「人間の哀歓を巧みな筆致で描く、愛と涙の6短編。」らしいです。ごく個人的な印象としては、まあ、可もなく不可もなく、他のヒトが書いたのならともかく、浅田センセならこのぐらいフツーに書けるでしょ、とゆうかんじで、あまり印象に残らなかったです。

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    投稿日: 2009.09.06
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    会話のみで進められていくお話があったり 書簡のみのお話があったりと、 それぞれに違った趣があり、さすが!という感じです。

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    投稿日: 2009.08.10
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    短編集。少し前に読んだ消化不良感のあった「夕映え天使」と比べても、これはどれも全て面白かった。テイストが全く違うので思わず笑ってしまうような作品もあり、人情深い作品もあり、で楽しめました。

    0
    投稿日: 2009.06.30
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    有名な作家さんだけに、有名どころの中原の虹とか壬生〜とかを避けた。 で、なんとなく本屋にあって読みやすそうで持ち運びに重くない程度のを。 全体的にはすごく素敵だった。 一番好きなのは「あじさい心中」かな、と。 あのちょっとフィルターを通したような感じと、哀愁というか切ない感じがいい。 ラルクのkenちゃんが浅田次郎好きだってむかし言ってたけど、このイメージはすごく合う。 映画のような映像的な終わり方が印象的だった。 「死に賃」と「奈落」はちょっとホラー?というか、皮肉というか。そんな感じ。 「ひなまつり」はドラマになりそうな感じだなぁと。 「佳人」はちょっと笑い入ってる? 「薔薇盗人」は手紙調で書かれていて、でも時間の流れとか物事の流れが分かる。 こどもの純粋さと大人のあれこれが交差している話。 バラについては詳しくないけど。。 すべての話を読んでみて、すごい振り幅(という表現でいいのか?)を持っている作家さんだという印象をもった。 すごいピュアな心情も、皮肉も、切なさも、いろんなものをいろんな手法で書いているというか。 いや、もはや有名すぎる作家さんだから、なにをイマサラお前が、という感じだろうけども。 個人的には「あじさい心中」的な話が満載だとよかったけど。 それだけじゃ飽きちゃうのかもしれない…ので、この作りでよかったのかも…と。

    0
    投稿日: 2009.06.28
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    とにかく新潮は装幀がたいがいださい。この本も然り。けれど、中身はどの短編も秀逸で面白かった。特に「薔薇盗人」。

    0
    投稿日: 2008.12.05
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    「あじさい心中」「ひなまつり」などの王道スタイルの短編と 会話形式の「奈落」、書簡形式の「薔薇盗人」などの変則スタイルの短編が 良い具合に混じって、飽きずに読める短編集。 長さ的にも、電車やちょっとした合間に読むには適度な長さ。 男の人は「薔薇盗人」、女の人は「ひなまつり」が好きな人が多そうかな。 ただ、電車で読むにはこの文庫版は表紙がきつい。 30男が一面に薔薇の書かれた本を読んでると、若干妙な視線を感じましたよ

    0
    投稿日: 2008.10.13
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    【ひなまつり】 ただひたすら泣きたい時に読む本です。 これぞ「泣かせの浅田」作品という感じ。 意思に関係なく涙が出てくるので,公共の場所で読むのは注意が必要。 水商売の母と二人暮らしの少女が主人公。 母の元恋人が少女を優しく見つめてくれるシーンがなんとも感動的です。 少女もその彼を慕って,お父さんになってほしいと母にお願いするまでの少女の思い。 揺れる二人の大人たち。 せつない気持ちが伝わります。 何度読んでも泣ける本です。

    0
    投稿日: 2008.10.02
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    背表紙曰く「人間の哀歓を巧みな筆致で描く愛と涙の6短編」。 付け加えるなら愛と涙と『毒』と思う。嫌な感じではないけども。

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    投稿日: 2008.07.12
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    短編だったのに一つ一つが濃くて、さらにちょっと怖いテイストも あったりして。意外でした。食わず嫌いはダメだなーーと思いました。 「あじさい心中」とか「ひなまつり」とか表題の「薔薇盗人」が好き。

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    投稿日: 2008.06.11
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    k_28)浅田さんの短編集をつづけて3冊読んでみました。どれもいいですね。その中でも「姫椿」が好きです。

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    投稿日: 2008.04.10
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    これまたいい短編集。最もお薦めは題と同じ「薔薇盗人」。 物語の進み方と、真実の解き明かされ方がユニーク。 びっくりな展開で、みんなの期待を裏切らない結末。 お薦めです。

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    投稿日: 2008.03.22
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    切ない話が多い短編集。 1番最初に収録されている「あじさい心中」の インパクトが強く、他の作品の印象があまり残っていない・・・。

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    投稿日: 2006.12.10
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    リストラとか不倫とか母子家庭とか地に足がつきまくっているのにどこかファンタジー。 昨今は人と人との心のあったかい心の繋がりの方がよほどファンタジーだよ実際……(涙)。 『ひなまつり』の「私に、お父さんを下さい」って女の子のお願いなんか泣きますね。

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    投稿日: 2005.12.02
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    2003/04/146つの短篇から成る作品集で著者自身が気に入ってるという3篇が御説のとおり良い。わけても「あじさい心中」は良作。自身が感じるどん底の絶望感と諦念は他者により一瞬にして救済され得るのだということだろう。諦めてはならず、又諦めは恥である。その為に配置された触媒としての「リリィ」というヒロイン造形は浅田の作品中でも屈指の輝きを放っていると思う。以下気に入った順に「ひなまつり」「死に賃」「薔薇盗人」「奈落」「佳人」

    0
    投稿日: 2005.05.02
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    淺田次郎の短篇集。 表題作を含めて6篇が集録されてゐる。 このなかで最も淺田次郎ワールドを感じさせてくれるのが「あぢさい心中」と「ひなまつり」だらう。ともに薄幸の女性の心情が心に沁みてくる。そして明るい光が射込んでくるやうな終りかたが、讀後感を味のあるものにしてゐる。 私の好きな作品は「死に賃」。こんな死にかたができたらよいなとつくづく思ふ。 さて、三島由紀夫の死を探求するために陸上自衞隊に入隊したといふ作者が、「三島由紀夫への嫌がらせみたいな小説で(笑)。」と發言してゐるのが表題作の「薔薇盜人」。 三島の「午後の曳航」のいはばネガのやうな作品である。 淺田次郎にはいつも泣かされるので、警戒しつつ讀みすすめたが、幸ひ今囘は泣かずにすんだ。 2003年4月21日讀了

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    投稿日: 2005.04.22
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    浅田次郎の薔薇盗人を読みました。短編集でした。今回の短編6編はあまり面白くありませんでした。語り口はいつもどおりですが、プロットに無理があるものが多く、楽しめませんでした。

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    投稿日: 2004.03.31