4+ 難解暗号解読、物理トリック、アリバイ崩しと盛り沢山の仕掛けを堪能。古くささのようなものは意外なほど感じられず、むしろ簡潔明瞭にして端正な筆致は、今昔を問わない質の高さであることに感心。姉妹の30年前の描写や切ない幕切れに思わず目頭が熱くなる。
いわゆる昭和の清張以降の現実感がある、本格ですね。 最初に書かれたのは松本清張以前かもしれませんが、本格としては派手さより丁寧さがしっとり。