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新しい株式投資論 「合理的へそ曲がり」のすすめ
新しい株式投資論 「合理的へそ曲がり」のすすめ
山崎元/PHP研究所
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総合評価

12件)
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    2024年に著者は亡くなられております。この年にNISAの永久化が施行されましたが、株式投資を行うにあたっての基本的な知識が入っており、十分に利用できる内容になっております。

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    投稿日: 2024.03.13
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    自分にはかなり難しかった…。 投資における間違いを多々指摘してくれている。 結論的には、バリュー株を買え、ということか? 他、大事そうなのは分散投資? とりあえずPERについては勉強しようと思った。

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    投稿日: 2021.12.22
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    プロのファンドマネージャーの運用実績が、株式市場の平均的なリターンより劣るという衝撃的な内容。努力しても上達しない、必要なのはセンスと 微妙な内容。

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    投稿日: 2019.07.27
  • ゲームとしての株式投資論

    本書は、ファンドマネージャーの経験もある経済評論家の山崎元氏の株式投資論です。 株式投資の理論やその社会的意義といった建前を重視しがちな投資家には一読の価値の本だと思います。 なぜなら、本書では株式投資のホンネが示されているからです。 著者の山崎元氏は言います。 『株式投資で成功するために必要なものは、一に「運」、二に「センス」だ』 『「あなたにとって、株式投資とは何か?」と、問われたとすれば、著者の答えは「私にとって、株式投資とはゲームである」』 『株式投資は、世のため人のために行うものではなくて、自分のために行うものだ』 私は、本書を読んで以来、肩の力が抜け、株式投資に対する態度もリラックスできました。 なぜなら、今までの私は、儲けたいという卑しい自分を糊塗するためか、「投機でなく投資」だとか、企業への出資だとかという株式投資の社会的意義をことさら意識したり、チャート分析や投資理論をかじったりして、これが株式投資だと自分に言い聞かせつつも、でも、どこか違うな、と感じてもいたからです。 そんな中で出会ったのがこの本で、そこには株式投資のホンネが開陳されていました。 少々長いが引用させていただくと 『近年、株式投資への啓蒙が盛んで、「株式投資は、ギャンブルではない」「あなたの投資が日本経済を活性化させる」、あるいは「自分が応援したい企業の株を買おう」といった、"株式投資のススメ"を頻繁に見聞きする。 しかし、よく考えてみると、株式投資がギャンブルであったって、儲かるならやればいいし、日本経済を活性化させるために自分のお金をリスクに晒すわけではない。応援したい企業が、必ずしも株式を買ってみて儲かる会社だとはかぎらない。 純粋に、参加する人の側から見て、株式投資がどんなものであるかについて、スッキリ納得してから、株式投資に取り組む方がいいにちがいない。結局、投資に失敗しても、「自己責任」という万能呪文の下に放っておかれるだけなのだから、最初から、「自分のため」を徹底して考える方がいい』 その『「自分のため」を徹底して考える』株式投資が、ゲームとしての株式投資論です。 山崎氏は、ゲーム参加の基本動作を述べています。 ・投資に関する意思決定は、リターン、リスク、コストを合算評価すること ・株式投資ゲームが現在どのように進行しているかを把握するには、利益予想の新規発表とその後の変化、市場の反応を押さえること この基本動作を押さえたうえで、 ・プロの知識と情報が活きない理由 ・ポートフォリオの平均を持つと長期的に有利 ・手数料がかさむ信用取引は慎む ・投資企業の分析より市場参加者の分析が重要 といった、ゲームとしての株式投資論が述べられています(第1章、第4章)。 これ以外にも、第3章の投資理論に関する話は私には難しかったですが、第2章の株式投資の本当の常識は、「目標株価の設定」「テクニカル分析」といった世間で流通している株式投資に関する常識がいかに怪しいものか、著者の視点で解説されていて参考になります。

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    投稿日: 2013.12.02
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    中盤が結構難しい。でも説明はわかりやすかった。大して多くのいい方法はことは学べなかった感じだけど、悪い方法がたくさんあるのはよくわかった。

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    投稿日: 2012.10.23
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    いつ、何を思って買ったのかよく覚えていないが、なぜか持っていたので読んだ。副題が 「合理的へそ曲がり」のすすめ というだけあって、さまざまなものに難癖をつけている。なかでも私が強烈に受け入れられなかったのは、テクニカル分析を完全に無駄なこととこき下ろしていること。私はテクニカル原理主義者なので、このような論の展開はなかなか受け入れづらい。しかし、そういう「逆からの視点」は受け入れがたいからこそ、有益なものであるともいえる。本書は、そういった「逆の視点」から考えてみよう、という意味でよい気づきのある本だと思う。「合理的へそ曲がり」ってそういうことをいっているのかなあ。

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    投稿日: 2012.01.09
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    相変わらずの辛口で新しい価値観を与えてくれます。 その辛口を受け入れられる人は著者のファンになれるでしょうし 相容れない人には読む価値のない駄作と感じてしまうかも知れません。 そして感じ取り方が前者の自分なので満足の一冊です。 内容はどこのページから読み始めても興味深い結論に至って面白いです。 暇な時間があったときに手元にこれがあったら案外、有意義な暇つぶしになるでしょう。 内容には触れませんが「株式投資に向いた性格」「平均の得」「努力しても上達しない」はかなりツボに来た部分です。

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    投稿日: 2011.12.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    [ 内容 ] 最近の実証研究によれば、プロのファンドマネジャーによる運用実績の平均は、株式市場の平均より劣るという。 知識も情報も豊富なプロが、素人に勝てない株式投資とは何なのか? 「株は情報の勝負ではない」「頭脳の勝負ではない」「金持ちが勝つゲームではない」「努力しても上達しない」-必要なのはセンスだけなのだ。 先駆的なファイナンス研究によって完全に書き替えられた新しい株式市場像を紹介。 “株式市場で勝つ”という視点から、株式投資という“ゲーム”の仕組みと戦略を徹底的に考える。 [ 目次 ] 第1章 ゲームとしての株式投資入門(ゲームとしての株式投資 株式投資はギャンブルである ほか) 第2章 株式投資の本当の常識(目標株価の設定は必要ない 「分散投資は効率が悪い」のか ほか) 第3章 ツールとしての投資理論の研究(「成長株理論」 「配当割引モデル」(DDM) ほか) 第4章 ゲームとしての株式投資再論(プロの知識と情報が活きない理由 平均の得 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2011.04.21
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    年齢や経験、プロアマ、天才凡人、情報の有無等々、株式投資の勝ち負けに一切関係なし。努力よりセンス、裏をかくのが大事という本。 「従順な性格は不向き、でも自分の考えに対して素直を貫ける人は有利」という一説は、腑に落ちる。 いざリスクをとりに出る時、「さあ、どっち」となった時、同程度の評価のアイデアなら、権威のある方を選んでしまって、大したリターンもなく後悔するのはよくあること。  などなど、多くの投資理論を紹介しながら、株式投資の「センス」とは何かを解明しようとしています。  よくある投資ハウツー本とは、全く異なる本です。 経済学の教科書みたいな本です。

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    投稿日: 2010.08.28
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    「私にとっての株式投資はゲームだ」と言っている。これは最近自分でもようやく気がついてきた。そう、株式投資はギャンブルと考えて望んだ方がいい。 このゲームに勝つためには、第1に運が必要で、第2がセンスとある。そのセンスとは、「合理的なへそ曲がりの精神」である。投資対象の企業を知るより、市場参加者を観察する方がいい。他の市場参加者が間違えてくれるかもしれない場所にチップをおくことである。 株式投資に時間を使うのは無駄。自分に望ましいリスク水準のポートフォリオを作って放っておくのがいい。 株式投資は不美人投票である

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    投稿日: 2010.08.21
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    同類の投資手法が先に行っている投資家に後から追いかける投資家が利益をもたらす。運用成績を改善できる根拠の乏しい売買は不利。スポットライトが当たっている部分を避けて、裏側のどこかに「合理的だけれども、精神的には抵抗感のある何か」を探して賭けてみよう。そして仲間が増えたら静かにその場を去るのだ。株式投資は不美人投票である。十分に人気が出ている美人株がそのままの評価の美人である状況で投資しているよりも、人気のない、下がった不美人株がやや不美人株になったときの方がもうけが大きい。

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    投稿日: 2009.04.05
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    08/2/1 JMMで著書に馴染みがあるので購入。行動ファイナンス+新しい理論のへそ曲がり的な視点は、バランスをとるためには参考になる考え方かも。

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    投稿日: 2008.02.26