
総合評価
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powered by ブクログ小説版と表紙に書いてあったことからそうなのかもな、と考えていたが、やはり最初から小説として作品が作られたのではないらしい。 面白かった。
0投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログ細かい描写はあまり無くとも、容易く情景や状況が目に浮かぶほど分かりやすい。登場人物たちがこれまた個性的なため、混乱なく読み進めることができた。ポワロとヘイスティングス大尉が仲良く登場し、チャーミングなやり取りは必見。毒ものは単純で広がりが少ないと思っていたが、さすがはクリスティー。しっかり愉しめた!
0投稿日: 2024.12.13
powered by ブクログ戯曲を小説にしたもの。初めの方のごちゃごちゃした描写が少しわかりづらかったためか、犯人当てのワクワクが薄れてしまったのが残念。舞台で見たらまた違うのかなと思うので、戯曲版も読んでみたい。
1投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ戯曲として書かれた作品の小説版。 先日最終巻を読了したこともあり、嬉しいような懐かしいような気持ちで読んだ。 若々しいポアロとヘイスティングスが微笑ましい。 支配的な当主が不可解な死を遂げ、一族の者は皆何かを隠している。 これぞ王道展開だわ、と楽しく読んだ。 だけどこれでポアロシリーズは本当に終わりなんだと思ったら、めちゃくちゃ恋しくなった。
1投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログ2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。戯曲版のブラック・コーヒーは既読。なのだが意外と覚えていなかった。当然なのだが『登場人物の事情がいろいろと露見する』部分は同じのはずである。ただ、なんとなく、その事情が戯曲版の方がはっきりしていたような気がする。確かではないのですが。 解説:「ホットチョコレート好きのポアロが探る、ホットコーヒー殺人」(料理研究家&料理探偵)貝谷郁子、
0投稿日: 2023.12.02
powered by ブクログコーヒーのなかに毒物が。タイトルの「ブラック・コーヒー」がこの物語の始まり。お馴染みのポアロとヘイスティングスが活躍するクリスティの名作。
0投稿日: 2023.10.21
powered by ブクログ戯曲の小説化だが、書いたのはクリスティー本人ではなく研究家の手になるそうだ。 元の戯曲は読んでいたので、この小説版を読むことで、話がより立体的になったとはおもう。が、クリスティーは戯曲として書いているので、やはり演じられる劇を観てこその話だよな、という認識を新たにする。今なら三谷幸喜脚本とかで、映像でやっても面白いかも。 あと、やはりクリスティーの語りは抜群に巧い、というのもよくわかる。サーヴィスのつもりなのだろうが、研究家は余計なことを書きすぎるんだよね。現代的な視点や表現が混ざり込んでいるのも気になった。
3投稿日: 2023.08.03
powered by ブクログ久しぶりにポアロに会いたいなと思ってアガサ・クリスティーを読んだ。 もともと戯曲らしく、たぶんこの読書室のワンシチュエーションなのかなぁと想像しながら読んで、面白かった。 人の出入りが伏線になったりトリックになったりしていて、それもとても、舞台っぽい。 だが私、殺人のトリックが未だわからない。あの人はいつどのようにあれされたんだ?
0投稿日: 2023.03.03
powered by ブクログ脚本?台本?読むこと あまり無いので読みにくかったけれど、これだけ細かに役者の動きが書き込まれているのだな、と感心した。舞台上が目に浮かぶよう。
0投稿日: 2022.09.05
powered by ブクログやっぱりミステリーものはおもしろい。 ナイルの映画も(配信でだけど)早く観たいな。 わたしはこの文庫本の装丁がお気に入り。 今にも良いコーヒーの香りが漂いだしてきそう。 わたしはコーヒーが大好きだから、コーヒーで死にたくはないけれど笑
0投稿日: 2022.05.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世紀の発明を狙ったのは誰だ。 戯曲版を読んでからこの小説版を読む。戯曲版との最大の違いは場面転換があること。舞台の上では読書室ですべてが展開する。しかし小説は、この屋敷に向かうまでのポアロが冒頭で登場する。これで一気に物語はポアロのものとなる。舞台の上の登場人物の誰が怪しいかを自分で追うというより、ポアロの灰色の脳細胞の働きを追うという読み方に変わる。地の文で情景が語られる方が自分にとって読みやすかった。
0投稿日: 2021.06.06
powered by ブクログ1930初演の戯曲を1997年にクリスティ研究家のチャールズ・オズボーンが小説家したもの。であるので翻訳といえどもちょっと文体は硬い感じがした。でも裏表紙のそそる紹介文に引かれどんどん読み進む。館の主科学者のエイモリー卿は、家族の中に極秘書類を盗んだものがいる、部屋を暗くしている間に密かに返すように、と言ったが明かりがつくと氏は死んでいた。 密室もの。館の中に犯人はいる。劇の小説化なので各人の動きが細かく書かれていて、おやっと思ったらやはりその人が犯人だった。劇だと見てると分かるかな。ポアロはヘイスティングスの何気ない言葉で犯人のヒントを得る。 卿は金を持ち一家を支配している。妻亡き後その妹が細々した面倒を見ている。その他息子夫婦、姪、が親族で同居している。秘書、執事もいる。時代設定は発表の1930年と同時代だと思うが、卿と妻の妹を古い価値観の人、姪を新しい価値観として描き、息子は金が無く、姪も息子夫婦も卿から逃れたがっている。「ねじれた家」と似てる構図。 小説版1997発表 1998.4.30発行 図書館
0投稿日: 2020.01.12
powered by ブクログ原書名:Black coffee 著者:アガサ・クリスティ(Christie, Agatha, 1890-1976、イングランド、小説家) 小説化:チャールズ・オズボーン(Osborne, Charles, 1927-2017、オーストラリア、ジャーナリスト) 訳者:中村妙子(1923-、大田区、翻訳家)
0投稿日: 2019.04.30
powered by ブクログ★★★2019年1月レビュー★★★ 『ブラックコーヒー』というタイトルに惹かれて読んでみた。ポワロシリーズのミステリー。1934年の英国が舞台。新たな兵器の化学式を発明した科学者サー・クロード・エイモリー。彼の開発した化学式を巡って起こる殺人事件を名探偵ポワロが解き明かしていく。 ロンドン郊外のエイモリー家の屋敷。被疑者は彼の家族と、訪問中のイタリア人医師。 「ああ犯人はあの人ね」 というオチ。展開のテンポはよく、すらすら読めた。 エルキュール・ポワロの人物が分かる紹介を少しだけ。 *ポワロは几帳面で、何事も整理整頓されていないと気が済まない。「左右対称、均整調和こそ、すべてなんですがねえ・・・・灰色の脳細胞はきちんと整理されていなくては」 *また、ポワロは自信満々。 「しかも、マダム。このエルキュール・ポワロは超一流の猟犬です」 「私ほどの推理力に恵まれていない人間にははっきりしないことが、このエルキュール・ポワロの知力にとっては、まったく明らかだからですよ」 しかしながら、見た目はぱっとしない。 卵形の頭をした小男。
0投稿日: 2019.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(あらすじ;引用) 晩餐後、科学者サー・クロード・エイモリ―は家のものを集め「この中に極秘文書を盗んだ者がいる」と叫んだ。部屋を暗くしている間に書類を返すことを彼は勧めたが、明かりがつくと殺されていた。彼から国家的大問題について相談したいと言われていたポアロは、真相を追うが……巧みな構成による、同名戯曲の小説版。 (登場人物)☆探偵、警察側●被害者 番号犯人候補 ☆エルキュール・ポアロ…私立探偵 ☆ヘイスティングズ大尉…ポアロの友人 ●サー・クロード・エイモリ―…科学者 ①リチャード・エイモリ―…クロードの息子 ②ルシア・エイモリ―…リチャードの妻 ③キャロライン・エイモリ―…クロードの妹 ④バーバラ・エイモリ―…クロードの姪 ⑤エドワード・レイナー…クロードの秘書 ⑥トレッドウェル…執事 ⑦ドクター・カレリ…エイモリ―家の客 ケネス・グレアム…医師 ☆ジョンソン…警官 ☆ジャップ…警部 感想 数多くの登場人物がいながらそれぞれに個性と役割を与える描写の構成力は流石クリスティーと感じた。 ただ、本質のミステリーとしての出来は個人的は40点くらい。 事件の状況的に犯人の候補が7人しかいないのと、序盤から挙動不審な人物が多すぎて逆に真犯人を絞りこめてしまった。⑥トレッドウェルは状況的に犯行ができない。 ①リチャード、②ルシアは冒頭から怪しすぎ。③キャロライン、④バーバラはヘイスティングズとのイチャイチャに終始して犯人役としてはフェードアウト。 いきなりルシアの知り合いということでやってきた、謎の医者⑦ドクター・カレリも怪しすぎ! 消去法で意外な真実を提示するなら…と考えたら半ページ読み終えたところで犯人だけはわかってしまったのが残念。 しかし、最後の締めまできっちりやりきるのがクリスティー。犯人に罪を認めさせるまでのポアロの活躍にも物語が盛り上がる。 ミステリー要素には不満があるものの、物語としては十分に楽しむことができた。戯曲版もぜひ読んでみたい。
1投稿日: 2018.12.28
powered by ブクログもー! ヘイスティングスったらかわいい子が出て来たらすーぐころっとやられちゃうんだから! もー! となる一冊。 良いコンビだ…
0投稿日: 2018.11.30
powered by ブクログ小説版と、オリジナル戯曲と両方読んでみた。 こちらの小説版のほうで気に入ったセリフが、オリジナル戯曲にはなかったりして、へー小説で付け加えたのだったか(それもアガサ本人じゃない)…とちょっと驚いた。
1投稿日: 2017.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ポワロの話が読みたかったんだが、 ひらいた途端戯曲だったことに気づく・・・ 一応読む努力はしたんだが、 なんか、2ページ目で挫折。 残念。 意外と舞台を読むってのは難しいもんだ
0投稿日: 2016.03.24
powered by ブクログもとがお芝居なだけあってか、いうもより人物の動きが明らかになってたり、会話が多めだったり、すこしドラマチックなラストだったりで、読みやすかったなぁ。お芝居も目に浮かぶかんじ。 ストーリー自体はひねりは少ないけど、十分に楽しめた。
0投稿日: 2015.07.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
灰色の脳細胞名探偵ポアロの活躍を書いた一冊 極秘書類を託したいとの依頼を受け、依頼人のもとに向かったポアロを待っていたのは、依頼人サー・エイモリーの変わり果てた姿だった。 犯人探しと共に、行方不明となった極秘書類の在り処も探すこととなったポアロ。 イギリスでありながら、紅茶ではなくブラックコーヒーというあたりで、ある程度あらましが分かりそうですが・・・。 戯曲の小説化ということで、基本的に大きな場面転換はありません。 それ故、他の作品よりも個々の登場人物の動き、それに伴う心理の変化を想像すると、さらにこの作品を楽しめると感じました。 事件発生の様子を思い返しながら、灰色の脳細胞と共にコーヒーの如く漆黒の謎を楽しんでください。
0投稿日: 2015.03.29
powered by ブクログポワロシリーズ。戯曲として作られたものの小説版である。舞台は科学者の屋敷読書室のみで、ポワロがヘイスティングズと一緒に解決していく話だ。ジャップ警部も出てくる馴染みのキャストで楽しんだ。毎度ながら、最後まで犯人が推測出来ないストーリーで満足度あり。
0投稿日: 2014.07.14
powered by ブクログポワロ作品。 クリスティー原作の戯曲を、クリスティー研究家のオズボーンが小説化したもの 【あらすじ】 強力な爆弾を生み出すことのできる化学式を、開発した化学者の邸宅からロンドンまで運ぶ依頼を受けたポワロ。しかし、邸宅では化学式の盗難騒ぎが起こり、ポワロが邸宅に駆けつける寸前に化学者が殺されてしまう。 【感想】 戯曲が元ネタということもあって、冒頭から登場人物の怪しげな態度や行動が目立って記述されている。また、小説の大部分が読書室での出来事を書いているので、舞台の上だったらどう表現されるのか、想像しながら読み進むのも面白いかも。 小説自体は人物描写と会話のやり取りがメインになっており、読みやすい半面重厚さには欠けるかも。殺人のトリックも平凡だと思う。ただ、その状況を誤解した人達による怪しい行動の理由を考えながら読むと楽しめた。
0投稿日: 2014.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物の様子、ポアロの朝食風景などシナリオ版との違いが面白い。 彼にあやかってチョコレート・ドリンクなんかも飲んでみたいけれど、きっと甘いんだろうな。
0投稿日: 2013.01.10
powered by ブクログ間違えて最初戯曲版を借りてしまったので読み直し。 またも灰色の脳細胞を駆使してポアロがやってくれました。 自分の才能を信じているとはいえ彼の捜査の仕方にハラハラさせられた。 怪しい人が何人もいたが、かわしてかわしてあの人とはね! 鮮やかな解決とエンディングにあー楽しかった。
0投稿日: 2011.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小説版ってどういう意味かわからずに購入してしまいました。 ブラックコーヒーは、最初は戯曲としてかかれたということを知りました。 表紙に著者の名前を掲載しないのは、ひどいと思いました。 本の中には、チャールズオズボーン小説化と書かれているので、 表紙にも掲示すべきだと思います。 そんな不満を持って読んでいたので、表現の細かいところに気が回らず、 読み終わったあとも、内容がピンと来ていません。 戯曲版を先に読んでから、本書を読み直してみます。 ps. 2010年、イオンシネマに持って行って、紛失してしまいました。拾われた方はお届けいただけると幸いです。
0投稿日: 2011.08.04
powered by ブクログブックオフ。推理物だけは3色ボールペンのうち緑しかつかえないね。 女の勘よりも私は男性の論理的思考を愛する。それよりさらに想像力のきいたポアロの推理を愛する。
1投稿日: 2011.06.13
powered by ブクログエルキュール・ポアロ・シリーズ 科学者の依頼で盗まれる恐れのある秘密文書の護衛をするポアロ。しかしポアロ到着前に起きた殺人事件。コーヒーに入れられた毒。被害者の周りの怪しいイタリア人。棚の埃の秘密。 2009年11月15日読了
0投稿日: 2009.11.15
powered by ブクログポアロもの。 戯曲として書かれたものを、彼女の研究家が小説化したものなんだけれど、訳者のおかげもあるのか、クリスティ自身が書いたと言われても違和感がない印象。 私にしては珍しく、ポアロに明かされる前に犯人がわかったので満足した一冊(*´∀`*)
0投稿日: 2005.10.27
