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疵 スキャンダル 4【イラスト入り】

かわい有美子, 杜山まこ

疵 スキャンダル 4【イラスト入り】
かわい有美子、杜山まこ/B-PRINCE文庫
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総合評価

3件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    司馬とも弥生とも和解できたし、篠田との関係は断ち切れたし、桐原が精神的に一本立ちできたような気がする。 ハッピーエンドといっていいのかなという終わり方。 司馬の家庭が崩壊したのはちょっと…だったけど。奈津美みたいな妻にならないようにという反面教師にはなったかもしれないww

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    投稿日: 2013.02.10
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    疵シリーズ完結巻。知らない間に一人で一皮剥けた桐原さんと、打ちのめされた司馬。いい男がヘロヘロになっている様というのは、心打たれるものがありますね。どちらも人間的には問題があるんだろうけど、ちゃんと子供を愛せる人間であることが、そこをないがしろにしなかったことが、この二人(有賀含め3人)を愛おしいと思う根源だと思う。仕事の鬼で腹黒で出世欲の塊だったとしても。 最近、90年代の復刻が続いていて、嬉しい限りです。こういう骨太な耽美が読みたい・・・・・・お約束感満載のエロなら要らない・・・。

    1
    投稿日: 2010.10.11
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    大蔵官僚失楽園、これにて閉幕!ラブラブのラの字もなかった司馬と桐原も書き下ろしでは勝手にやってろ状態になってるよわーい(以下略) 一巻では、司馬はとんでもない男に引っかかったものだと同情しましたが、今となってはいろんな意味でどっちもどっちというかいいライバルですね。親馬鹿対決も可愛いし。 書き下ろしで大蔵省が財務省になる下りには何とも感慨深いものがありました。案外今なら桐原のがポストが上なのがありえそうですな。 新書版の時も驚いた司馬の親友・有賀の決断。入省10年弱&30台半ばっていう人生の転機時期を表すエピソードの一つとしても、やっぱり衝撃でした。有賀外務の仕事は好きだったろうにと思うと余計やるせないです。

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    投稿日: 2010.10.09