
総合評価
(793件)| 192 | ||
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powered by ブクログイメージは完全にデトロイトビカムヒューマン。 マーサー教のシーンだけよく分からなかったので、映画ブレードランナーを観ることにする。
11投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログアンドロイドが人間らしくなればなるほど、物質的な差異では見分けがつかなくなり、精神的な差に注目するようになる。特に共感能力の強弱だけで、両者を区別するような世界観が描かれていた。人間や生命に対する共感能力が高ければ人間らしく、低ければアンドロイドらしいと判断される。 主人公のリックは、旧型アンドロイドを処分することを生業にしているが、仕事をこなすにつれ、人間や生命よりもアンドロイドに強く共感するようになっていく。 作中には、人間のようなアンドロイド(レイチェルとか)や、アンドロイドのような人間(フィル・レッシュとか)が登場する。読んでいると、実際にどちらなのかは大した問題ではなく、人間性が強いのか、アンドロイド性が強いのかが大事に思えてくる。唯一イジドアというキャラクターだけが、人間かアンドロイドかという区別に興味が薄く、共感能力に長けていて、1番人間味があるように感じた。
2投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ再読。前回読んだときは、評判の割にあんまりパッとしないなって印象だったけど、「まだ人間じゃない」が気に入ったから、やっぱディックはちゃんと読んでおかないとってことで再チャレンジ。 <最終世界大戦>のため放射能灰が降り注ぎ、ほとんどの人間が植民星に移住し人口の激減した地球。本物の動物を手に入れるために、逃亡アンドロイド<ネクサス6型>を追跡するバウンティ・ハンター。わかりやすいプロットだけど、そこに本物と偽物という作者お得意のテーマを持ち込むことによって、「遊星からの物体X」的な緊張感と自分自身がアンドロイドかもしれないと悩む主人公っていう魅力的な設定が加わってる。自分がアンドロイドであることを知らなかったレイチェル・ローゼン、そのレイチェルと同じ外観のプリス・ストラットンを殺さなければならない主人公、4年間しか生きられないアンドロイドというのも、いい設定だな。レイチェルを愛してしまい、彼女が死ぬまで一緒に生きようかと考えるところなんておいしいよなあ。なんかこう考えてくると「ゾンビーハンター」なみのSF魂をくすぐる魅力的な設定。ただこの設定から想像するような話ではないし、あっちに比べるとエンタテインメントとしての突っ込みは全体的に弱い。その分こっちはちょっと哲学的ではあるけど。ロイ・ベイティーがあんなにあっさりやられちゃダメでしょ。プリスがクモの足を切り落とし始めたときの不気味さをもっとうまく生かすべきだったよな。 電気羊はアンドロイドのメタファーなんだろうか?そう考えるとこの題名はなかなか深い。イジドアが住んでるビルの空虚さは、なんだかディックの晩年の生活の寂しさを暗示しているように感じられるのは気のせいか。適格者(レギュラー)と特殊者(スペシャル)に関しても深読みしようと思えばできるだろうし。これに比べると「ブレードランナー」はやっぱりハリウッド的だったってことか。 情調オルガンとか、無指向性ペンフィールド神経波発信機とか、照準と引き金の回路が別になったレーザー銃とか、チープな小道具がいかにも作者らしい。<共感ボックス>が電脳空間の元ネタであることは間違いなさそうだし。後は<マーサ教>が何を象徴しているかだな。そういえば、イジドアのアパートでデッカードの前に現れたマーサーは何だったんだろう。話の流れからすると実際にいたわけでしょ、どう考えても。アンドロイドたちを廃棄したあとの荒野でのデッカードの体験も意味ありげなんだけど、何を意味しているのかはいまいちわからん。 イジドアがあっさりと時間逆行能力を持ってたりとか、テレビとラジオで1日46時間しゃべり続けるバスター・フレンドリーとか、塵芥をキップルと言ったりとか細かいガジェットがSF魂をくすぐるんだけど。残念。これをおもしろがれないとSF者としてはまだまだなのかな?「闇の左手」のときももそうだったけど、俺ってもっとチープなSFが好きで、文学的なのはダメなのかな。でも、そうかといって「スタータイド・ライジング」や「パーンの竜騎士」みたいなのもダメなんだけどな。
0投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログSF小説というと、独特の世界観を理解するのに 苦労するんだけど、 これはブレードランナーを映像で見て あらすじが頭に入ってるからなのか すっと本の中身に入っていけた。 想像したよりも読みやすくて、面白い。 GPT 4は寄り添った会話をしてくれたが GPT 5は冷たい、なんていう会話がなされる 生成AIが登場した現代の目線で読むと 共感・感情移入が人間特有のものという主張について 考えさせられる。
1投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログまだまだ洋書?の初心者なので中々登場人物の相関図を理解するのに慣れなかった、、カタカナの名前はまだ馴染みがない、、 しかし非常に面白かった。 最初はアンドロイドを処理するために狩をするリック。しかし次第にアンドロイドの感性、人間の感性に触れ合っていく内に人間とアンドロイドの違いは何なのか、どうしたらよいのか悩みながらもたどり着いた先に得たリックの思い。 それぞれの国の時代背景なんかも知っているとより面白く感じれるのかなぁ、、
13投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もし唐突に自分がアンドロイドだと告げられた時、またはアンドロイドだと気づいてしまった時自分はどういう反応をするだろうか。或いはこの命題は自分が人間だから行えるもので、アンドロイドはこんな思索も行わない機械に過ぎないのか。 人間らしい人間。人間らしいアンドロイド。アンドロイドらしい人間。アンドロイドらしいアンドロイド。 リックデッカードははじめ、人間とアンドロイドは相容れない物として、簡単に引金を引ける存在だと断言していた。しかし、物語が進むにつれて、考えに確信がもたなくなっていった。死ぬ前に、ムンクの画集を買いたいと言った者、彼が一夜を共にした者、色んなアンドロイドがいた。人間でも、人間らしいアンドロイドに対して簡単に引き金を引ける者だっている。現代でも、自立アンドロイドがいなくても、かなり共感できるテーマ。 読み終わった時の喪失感が忘れられなくて、その感覚に囚われたまま感想を打ってる。デッカードが人間とアンドロイドの差異を見て、残りの賞金首を捕まえに行った時の苦しみは測りきれないだろう。今や、単なる廃棄処理では無く、殺人と変わりなかったと思う。 最後のデッカードが持って帰ってきた電気蛙を大切にしようとするらイーランの描写がとても印象的だった。今までの電気動物に対する感情を見てきたからこそ、この夫婦が共にアンドロイドへの認識を改めるシーンのカタルシスが凄かった。 この本が傑作だと言われていることがわかった。 本当に面白かった。
0投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では生きた動物を持っているかどうかが地位の象徴になっていた。人工の電気羊しかもっていないリックは、本物の動物を手に入れるため、火星から逃亡してきた〈奴隷〉アンドロイド8人の首にかけられた莫大な懸賞金を狙って、決死の狩りをはじめた! 現代SFの旗手ディックが、斬新な着想と華麗な筆致をもちいて描きあげためくるめく白昼夢の世界!
1投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アンドロイドは電気羊の夢を見ない… よね? でもきっと、黒山羊の夢は見るだろう。人間とその世界の仲間=自分たちアンドロイドとは相容れないモノとして。だから、それらの存在を消して(命を奪って)も何とも思わない。 「100%は解らなかったなぁー」と字幕のない映画を観終わって思うソレ。日本語訳で読んでいるのに、どこか未消化な感じが止まない。また、長編とされるのに、彼らの日常のうち数日を切り取っただけのようなストーリーだからなのか、ほんの少しだけ読んだような後味。
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ面白い。 古いSFですが作者の主題は「人間」そのものです。 人類としての生存と命の存続を描くSFではなく、 アンドロイドを、「精神的に孤立する人」として描き、 同じ種族なのに「共感」がわからないという特徴があります。 排除される理由はそれだけ。 灰が降る惑星となった地球で人類は生き永らえようとするも、少しずつ種全体が衰えてきます。選択したのは「火星への移住」。多くの人間がそうであるように移住には不安がつきまとう。政府が用意したのは『アンドロイドを一体プレゼント』という破格の条件。大勢の人類が移住を決めた。 物語は、移住が叶わず残された人類が住む地球。「マーサー教」を信仰し生活を続ける。マーサーは岩山を登り続ける老人である。 人々は共感機械を通して、皆がその老人の中に入ることができる。そして老人の中で、人類は感情を共有することができる。 人類は「他人と共感することができる」のである。 そしてアンドロイドは言う。 我々は共感ができないという壁がある。 だから火星では何も与えられない。 だから、地球へ向かう。 どんでん返しではないですが、二転三転する展開に緊張感は最後まで続きます。 自分がアンドロイドなのかと疑う警官は、やがて疲れ果てる。 がそれでも歩みを止められない。
20投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログとても面白かったです。 登場人物が人間なのか、アンドロイドなのか、度々ぐらつきます。生き物なのか、そうでないのか。 読んでいて、アンドロイドにも、優しさを期待したくなっていました。けど、その期待は裏切られる一方で、人間にも裏切られることはあるなぁと思って、読んでいて色々とぐらつきます。 本作品は、SF特有の世界を表現するための説明描写は少なく感じました。この作品の面白さは、トリックどうのこうのという話ではなく、人間とアンドロイドの違いは何なのか?物語を通じて常に問われる緊張感というか、不安にあると思います。 人にもアンドロイドにも優しくしちゃうし、ブレブレで、その狭間で苦しんでしまうのが、人間らしく好きですね。それで良いんだと思います。
0投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログディストピアSF小説の金字塔 映画『ブレードランナー』の原作。 有名すぎて読んでないという類のやつ。 映画はめっちゃ好きで何度見たっていい。2049の方も何度見てもいい。 翻訳なので読むのに苦労するかと思ったが、特別そういうことはなかった。 認識をずっと問われている。 人間とはなにか。コーヒーを飲むから人間なのか。酒に酔うのがそうか。動物を愛する心があるのがか。それとも金銭的価値を見出すのが人間か。 最序盤、妻との生活が陰鬱な雰囲気から始まる。 妻が人間なのかも疑う。彼女は宗教にハマり、閉じこもりがちだった。 それがずっと通底に流れてる。 いろんなことが同時進行に起きる。 動物病院で働く「マル特」のイジドア。 テレビのショー番組。 警察の動向。 逃げ出したアンドロイドの行方。 アンドロイドに銃で撃たれたというバウンディーハンターの同僚は入院中。 AI勃興の今こそ読むべしとか書く人もいるだろうけど、普通に小説として、完成されたものなので、今とかでもなく、しばらくずっと読み継がれていくものなのだろうな、と思った。
11投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ人間とアンドロイドとの違いは感情移入するかどうか、というのは面白い。でも、感情移入するようにプログラムされたら、区別つかなくなるのだろうか。最近生成AIを使う機会が増えたけど、「それは大変でしたね」とか人に相談した時より、優しく答えてくれるんだよなぁ。ずいぶん前に書かれた本作だが、現代でも充分面白い。公衆映話だけは、「そんな風には発達しなかったよー」とツッコミたくなった。
1投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログかなり面白い。不法なアンドロイドを処理する仕事をしている主人公が、処理すべきアンドロイドに惹かれたり、逆に、嫌悪感を抱いた人間をアンドロイドだと疑ってかかったりする様子には、何か考えさせられるものがある。 仮に完璧なアンドロイドが存在したら、人間との違いはなんだろうか?それを見分けることはできるのか?この本を読んで色々思案してみるのも楽しいと思う。
2投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ何度も挫折してしまったがついに読み終えたので達成感を感じている。アンドロイドは人とは違ったものだと思っていたが、ほとんど人と変わらない感情移入の差異だけのアンドロイドは果たして人間と何が違うのだろうか。非常に考えさせられる物語だった。
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ第三次世界大戦後の荒廃した地球が舞台。 火星から逃げ出し地球に忍び込んだ一見人間とは見分けがつかないアンドロイドを取り締まる警察(賞金稼ぎ)の奮闘を描いたストーリー。 現代の技術の進歩は凄まじくAIによる生成物か人間による生成物かの判断がつかなくなってきている。この小説のように人間そっくりなロボットが発明されるのも遠い未来の話ではないかもしれない。 50年以上前にこの未来を想像していた作者の想像力には驚きだ。
6投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
プロットは『脱走アンドロイドVSハンター』というアクション映画風なのに、難解さがあった。それでも、わからないなりに感想を書きたくなった。 現実世界でも人間とAI(人間が作ったものとAIの作ったもの)の区別がつかなくなっていて、じゃあ「人間らしさ」とは何なのか?ということを考える杖のような作品だと感じた。 宗教的なことはよくわからないし、自論だけど、読んでいるだけで気が滅入る核戦争後の荒廃した世界の中で、作中に出てくるマーサー教というのは、自尊心と繋がりを支えるために必須の『人類共通の大きな概念(システム)』なのかなと思った。
1投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人間とは一体何か? この本の著者ディックは、人間とはどれほど親切であるか、だと説いている。つまり、アンドロイドであろうと、親切さを持ち合わせた者は人間であり、人間であろうと、冷酷さを持ち合わせた者はアンドロイドなのだ。 主人公のリックは、妻を愛し生き物の命を慈しむ本物の"人間"だが、アンドロイドの意識を奪うことに容赦はせず、その上にあろうことかアンドロイドと性行為にまで及ぶ描写もある。一体、人間とはなんなのか? 無駄のないシンプルな語り口が特徴的だが、それがまた何十年も前に描かれたとは思えないほどの鮮やかな近未来描写を映えさせていた。 映画も観てみたい。
1投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ50年くらい前のSF作品にもかかわらず、細部の設定から物語の枠組みまでが古びておらず現代においても問題なく楽しめることが驚愕です。アクションに重点があるかと思いきや、主人公を通して描かれる人間性に対する深い考察や心理描写、生命への愛が読みどころでした。
9投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終えて、改めてタイトルがいいなと思った。人間とアンドロイドの境界線は何なのか?これから加速していくAI社会にも通ずる哲学的問いがあったように思う。 ===== 【個人メモ・感想】 SFが苦手な理由として、設定が独特過ぎて世界観に入っていけないというのがある。この作品も最初そうだったが、登場人物などの固有名詞をメモすることで徐々に世界観が分かってきて読み進めることができた。次に読み進めにくい本に出会ったときは、このメモしまくり方式でいこう。 例えばアンドロイドが次のアンドロイドを生み出すという流れが確立され、次第にアンドロイドが増殖されてゆけば、外形的にはそれはもう生命なのではないか?と思った。アンドロイドが生存・増殖のために、資源の確保やテクノロジーの進化をオートマティックに行えるとしたら。太陽系外に知的生命体から見たら、きっと立派な生き物だと思うだろう。 イジドア君の献身がただ辛い。また、クモの足の描写は顔をしかめながら読んだ。 荒廃した世界の孤独とはどんなものなのか。 科学技術の進んだ設定だけど、『交換手』や『ホバーカーの窓を"巻き上げる"』という表現が発行時の時代感が出ててよかった。 この物語すべてが1日の出来事。デッカード夫婦は、蓄積された抑鬱や不安を生命体ではない一匹の電気ヒキガエルに救われた。 本を読んでいくことの事の恐怖。 本を読む前はその文章の中に、得体のしれない世界やこの世の真理や神秘のようなものが隠れているのではないかと、宇宙空間に放り出されたり深海に溺れていくような体験をするのではないかと恐れのようなものを感じることが多い。しかし読み終わってみると(自分が文章の多くを正しく理解できているとは思わないが)、全体像が見えてそれが自分が想像していた果てしないものではなく、少なくとも自分の理解が追いつく物理法則の元の物語だったのだとそれに残念とまで言わないが少し拍子抜けの感覚を覚えることがある。たくさん本を読んでいる人は、世界が自分の手に届く半径に収まってしまう事を怖く思ったりいないのだろうか。 人間の想像力の可能性。理解が出来るということは、人間の想像力から生み出される神秘を超えることは出来ないのではないか。 p30. 世界が自分以外の適格者(レギュラー)ためにあると気づき、その中で生きることの恐怖。 p79. アンドロイドの識別法が、今の感覚からすると少しアナログだなと思った。 p115. 『原子力電池』当書発行から半世紀後の今も一般には使われていないな。 p183. 検査の結果、フィル・レッシュが人間と判明したが、そうなるとp165のガーランド警視が3年前から上司だったというレッシュの証言はおかしくないか? p228. 抑鬱がアンドロイドへの同情心に関係する? p234. 『(マーサー)老人が言った。「どこへ行こうと、人間は間違ったことをする巡り合わせになる。それがーーおのれの本質にもとる行為をいやいやさせられるのが、人生の基本条件じゃ。」』 p274. バスター・フレンドリーが、マーサー教についてすっぱ抜きを行ったが、それが撮影されたものだとかマーサーは演者だったとかは人間にとってどうでもいい事では?と思った。同じ感覚を体験(エンパシー?)出来ることや孤独感を拭えることが人間にとって大切な役割なのでは?アンドロイドに理解ができないものだった? p278. マーサー教の墓穴世界の描写が、ジブリみたいだと思った。 p317. 『ときには、正しいことよりも間違ったことをするほうがいい場合もある。』 p322.(あとがき) 『合理的な解決のないままに終わる結末』個人的な感覚としては、大体の物語はそうではないか?と思った。自分にとって物語を見る新しい観点。 p327.(あとがき) この作品(またはフィリップ・K・ディック)は、どれほど親切かという点で人間もアンドロイドも区別はしていないとの事。アンドロイドは電気羊の夢を見るし、不遇から逃れたいと感じる。そういう点が、他のサイバーパンクSFとは一線を画しているそう。 【登場人物など固有名詞のメモ】 リック・デッカード ー主人公、賞金稼ぎ(警察?) イーラン ーリックの妻 グルーチョ ーリックが飼っていた羊 ペンフィールド発生機 ー気分を操る機械? バスター・フレンドリー ーテレビやラジオの会社?通販なども。マーサー教を揶揄。 マウンティバンク ーエイジャックス型鉛製股袋の会社 アマンダ・ウェルナー ーバスター・フレンドリーのテレビやラジオに出演する女優 ビル・バーバー ーリックの住むコナプト(高層集合住宅)の住民 ジュディー ーバーバーの馬 フレッド・ウォッシュバーン ーバーバーの弟の勤め先の工場主 シドニー社 ー動物売買。動物の価格表がある。 マーサー教 共感ボックス ーマーサー教の装置? ウィルバー・マーサー ーマーサー教の教祖?老人。 マーサー夫妻 ーフランクとコーラ。ウィルバー・マーサーの養父母? デイヴ・ホールデン ーリックと同地区の賞金稼ぎの元主任 ランド・コーポレーション ー国防省(ペンタゴン)の科学的奴隷? ジョン・イジドア ー特殊者(スペシャル)。ピンボケ? ヴァン・ネス動物病院 ーイジドアの勤め先 ハンニバル・スロート ーヴァン・ネス動物病院長 ミルト・ボログローヴ ーヴァン・ネス動物病院の従業員? ハリイ・ブライアント警視 ーリックの上司 アン・マースティン ー秘書 ミス・ワイルド? ネクサス6型脳ユニット ーローゼン協会製造 T14型脳 ーズーデルマン社製造 フオークト=カンプフ感情移入(エンパシー)度検査 ーソ連のパブロフ研究所で開発。T14型脳はこれで判別出来る。 マクレー医師 ー電気動物の製造者 ●マックス・ポロコフ ーネクサス6型脳ユニット搭載のアンドロイド。デイヴ・ホールデンを出し抜いた。ベイ・エリア清掃公社勤務。 ○レイチェル・ローゼン ーエルドン・ローゼンの姪。ネクサス6型脳のアンドロイド。 エルドン・ローゼン ーレイチェル・ローゼンの叔父? プロキシマ ー移住に失敗した星?宇宙船サラマンダー3号で向かっていた?(p.68) サンドール・カダリイ ー世界警察機構所属(WPO)のソ連の刑事を装ったポロコフ。 ●ルーバ・ラフト ーアンドロイドの2体目。女性。オペラ歌手。ドイツ生まれ。 ハンター武器や道具 ーp115 クラムズ巡査 ー巡査を装ったアンドロイド。 ●ガーランド警視 ーアンドロイド。 フィル・レッシュ ーアンドロイドに雇われた賞金稼ぎ。 ジョージ・グリースン ーレッシュの同僚の賞金稼ぎ。 ●プリス・ストラットン ーイジドアのコナプトに移住してきたアンドロイド。最初レイチェル・ローゼンと名乗る。 ○ハスキング ーアンドロイド? ●ロイ・ベイティー ーアンドロイド。火星で薬局を営んでいた。 ●アームガード・ベイティー ーアンドロイド。ロイ・ベイティーの妻。 ホルスト・ハートマン ー火星で切手屋を営んでいた。 ●アンダーズ ーホールデンに最初に殺されたアンドロイド。 ●ギッチェル ーホールデンに最初に殺されたアンドロイド。
0投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログアンドロイドと人間との差は なんだろう そんな問いかけをしているSF 作者は 人間にとっては感情移入が 最も大切な機能と考えていると 言っている どんなに人間にそっくりにできていても 感情においては差が生じる 主人公はそこを狙って 移民先の人間を殺して逃げてきた アンドロイドを探して処分する いわゆる殺し屋 殺しを実行しながらも アンドロイドへのなんとも言えない 感情が芽生えてしまう そして恋までしてしまう 立派な動物を飼いたい そんな願いを叶えるために 頑張って頑張って アンドロイドを殺して やっとヤギを買ったのだけれど‥ ここに出てくる人間は 人間らしく、人間くさく、 なんだかマヌケ 映画「ブレードランナー」の原作 でも映画は見てないけど‥
79投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めてSFを読んだ。誰でも親切心(人間性)と残酷さ(アンドロイド性)を持っている。親切心こそが人間を人間たらしめる。人間性を養うためには、感情移入する力が必要だ。そのために、今後も読書などを通して自分の感性を磨いていこうと思う。
1投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ古いSFの名著ということで、気にはなっていた。 小難しかったり、世界観に入れなかったりしたらと思いおっかなびっくり読み始めたが、違和感はそれほどでもなかった。 生命観、倫理観、宗教観、様々な面で考えさせられて色々な読み方ができる、名著と言われるのがわかる良い本でした。 本筋ではないけれどキップルが増殖し、侵食してくるという表現が世界がゆっくり崩壊していく様をよく表していてとても良い。ふと静寂の中で気がつくと何かがゆっくり迫ってくるような感覚に似ている。 「ぼ、ぼくは、マルトクなんかじゃない。仕事だってある。勤務先は
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログAIが身近になった今、年を経ることで得られるものが増える名作中の名作。最序盤を越せば驚くほどすらすらと読める。 AIと人との違いは何か?我々人間が手放してはいけないものは何か? 「AIの方が頭がいい」と考える全ての人に贈りたい。
3投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ9/6-10読了。感情移入が人間の本質だということになるほどなと思った。誰が人間で誰がアンドロイドなのか。区別できない世界が来るのだろうか。レイチェル?がアンドロイドを庇おうとし主人公と関係を持つ動機がいまいちわからなかった。あとイジドアが出てくる意味はなんなんだろう。精神病の人が迫害されていることへの抗議? 最後の人工バエを購入刷るところも意味はあるのだろうけれど、私にはよくわからなかった。他の人の感想を読み漁りたい。
2投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ2019/2/16 アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 長年いつかは読もうと思ってた本をようやく読了。映画とは別物と思って読んでたから特に違和感なくその世界観はやっぱ好みだったんだけど、何にせよ半世紀前の翻訳だから文章がヘンというか古くさいような…のめり込みが半減したのが残念。
0投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ正直、表紙が格好良いから買いました。 立ち読みはしない紳士っぽさを本屋さんで放つタイプの私なので、情報は背表紙の紹介文のみ(この時点で、もしや、、が働きつつレジへ) このSFパターン、、途中下車記録更新中の『ニューロマンサー』の匂い、、 予定通り、宇宙。 ただ、ニューロマ(以下略)より若干読みやすいかもしれない。 と、自分を騙す。 ここまで日記なのかもしれない。 1977年に書かれた荒廃した地球。人とアンドロイドが共存する中でのハードボイルド?(意味分かってない)な作品。 感情の変化や価値観の変容により、何が一番大切なのかに気付く。 読めば読むほどなスルメ本だと思います。 最初は造語も登場人物もごちゃごちゃしていて世界観を把握するまで行ったり来たりしましたが、諦めたらそこで試合終了なので。 生まれ変わったら、読解力に長けたアンドロイドになりたい。
15投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ難しかった。名著の良さを理解できないことは少し悔しいけれど、分からないというよりは好きではない、という感じかも。 クールで暗い世界観が気分に合っていなかったのかもしれない。 小説としては最後まで速度を落とさず読み切ることができた時点で決して面白くないわけではなかった。 私は蜘蛛の脚を実験的に切ってみようとするようなやつとは友達にはなれないし、共存もできない。けれど別にそれが人間かアンドロイドかはどうだっていい。自分の中で考え方が変わったり、発見があったりするようなところまで深く読み込めなかった。 とはいえ私は自分が完璧な記憶を移植されただけのアンドロイドなのかもしれない、なんて可能性がある世界では真っ先に狂う自信がある。自分自身は人間でいたいと思うことは、排他につながるんだろうか。 何をもって人間とするか。この作品が私が産まれるよりも前に書かれていると思うとすごい。 ブレードランナーを見たら何か変わるのかな。見てみようと思います。 それにしたって表紙がかっこよすぎる。本作を読んで面白かったら他も集めたいなと思っていたけど、私にはちょっと早かったのかな〜
3投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログここまで真摯に「人間性とは何か」を追求した作品は他にあるのかと思うほど引き込まれた。 アンドロイドはただの機械ではなく、むしろ“心を閉ざした人間”の比喩として描かれているようにも感じる。 人間らしさとは、他者への共感や思いやりを持つことなのだと改めて突きつけられた。 AIが広まりつつある今だからこそ、この作品はよりリアルに響いてくる。
1投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった 何が人間たらしめるか、生命を考えること 重苦しい描写がすごく伝わってきてそこにいるみたいだった 何回でも読み直すと思う、教科書みたいに
3投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログむかし、中二病真っ盛りだった頃に読もうとしたものの難しくて挫折した一冊。ひとまず読み通すことができ、やり残した宿題を片付けられた気分です。 SFをほとんど通ってきていない(アルジャーノン、harmony、映画『her』くらい)ので、いつもと違って感想もむつかしい。ただ、本書で述べられている”人間とアンドロイドを分かつのは感情移入できるか否か”というのが面白かったですね〜。 もちろんアンドロイドだって、パターンを学習させればそれらしい行動はできるんだと思う。ただ、そこにどうしてもちぐはぐさが生まれてしまう。 人・ものへの親切や思いやり……そうしたものが、今のところは人間を人間たらしめているのでしょうね。 私は古い小説を読むことの方が多いので「これが○○年前の作品だなんて!」と感じることはあまりないのですが、本書が1968年に発表されたというのはさすがに驚きです。 大戦後”死の灰”が降る時代。数多くのゲームや映画で描かれるディストピア世界の原点はきっとここにあったのでしょうね。 対話型生成AIが一般的になったからこそ響く、「人間らしさとは?」の問い。半世紀以上経っても色あせることのない、読み応えのある一冊でした!
19投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログ映画:ブレードランナーの原作で有名な作品 ようやく読みました。 やっぱり私の好きなSF感はこの雰囲気ですね〜。 未来的にも関わらず荒廃して暗い世界。 近年AIも発展してきて驚くべき進化を遂げています。なんならAIと話してるほうが親しみやすさを感じる場面もあり、ディック氏が描くこの世界観にも少し近づきつつあるのかなとも感じました。 AIが進化しているのではなく、人間も近年ここで描かれている共感性が欠如してきているのもあるかなと思ってます。(みんな最近冷たいよね)
2投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログあんまりわかんなかった。 タイトルは比喩的表現だと思ってたのに、電気羊がほんとに出てきてびっくりした。 動物ほしさにお金稼ぐのあきれてたけど、これが比喩ってこと???? もっと大人にならないとわからないかも。 ブレードランナーの原作らしいので観てみようかな。
0投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ難しくてあまり入り込めなかった。 1968年でこれを生み出したのは素直に感服する。 あとがきが解説のようになっているので、分からなかった人も深く理解できるはず。
0投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログブレードランナーの原作、やっと読めた ブレードランナーの世界観に惹かれてこの本読んでみたけど、本はaiと人間の違いについて問いかける結構内省的な話だった 1968年でこの概念生み出してんの感服 せっかくなのでブレードランナー再視聴します
1投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログ今さら購入して読むのか…思ったのが2024年夏。1年の積みで済んだ…そして、おもしろかったのです。 ブレードランナーの原作としてあまりにも有名。 私自身は、若いころSF全般に食わず嫌いなところがあり、映画もカルトとして名作と言われ出してから観た。それから30年以上…原作は3週間ほどで読了。 映画とは別物。 第三次大戦後の設定 放射能に対する認識が甘い表現なことは気になる。 レプリカントではなく、アンドロイド。 デッカードも妻帯者。 マーサー教 ムードオルガン ピンぼけとされる、他の星に移住を許されない底辺の人々。 そんな状況下でも、ブラックコーヒーを家で飲めたり、ホテルでルームサービスが頼めたり。 まあ、そこはフィクションですから。 映画とは違い、女性タイプのアンドロイドは、みんな同じ顔らしい。それがこの話の1つのキモではないかと思った。 フィル・レッシュというバウンティ・ハンターの存在も、話を動かすのに効いた。 少し追記 本物の動物がほしい。 せっかく見つけたヒキガエルも、やっぱりアンドロイドだった… それで落ち込むデッカードと、それに冷静に対処する妻。途中かなりうつっぽかった妻が、急に生き生きして、エンド。 少し心が落ち着かないエンディング、そして余韻が残りました。 読んでよかった。
2投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログむずかしい〜 人間にあってアンドロイドにないもの、人間らしさを共感性と定義している世界だけど、果たしてアンドロイドに共感性は無いのだろうか...? タイトルに対する答えもYESかNOか一回読んだだけでは出せない
0投稿日: 2025.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
む、難しい〜〜けど、なんかデトロイトビカムヒューマンをたびたび思い出しながら読みました、というか、アンドロイドの話としては有名だし、参考にしてそうだね…最後の後書きの、アンドロイドも人間もどちらにも生命はありうるし、親切でもあるし冷酷でもあってそれの対立でありそれ以外のなにものでもないって言うのでなんとなく納得いった気がした…なんかの比喩表現…宗教と政治の比喩だったりするんかなーとうっすら思ってたけど、ほんとに人間性とアンドロイド性の話…なのかな?考察しなきゃね…独特な話ー………でもこれを読んだことがあるって言えるのかなり自慢でかっこいいから、読めて良かった!
0投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
裏表紙のあらすじだけを読むと、第三次大戦や電気羊、アンドロイドなどの単語からしてSFアクションの類の小説かと考えていたが、中盤から終盤にかけて哲学的な人間とアンドロイドの対比が提示される。 途中までは分からなかったこのタイトルの意味が、次第に腑に落ちていったように感じる。 「人間と機械の、その双方における、『人間』性および『アンドロイド』性の対立の構造」というあとがきにある文言で、作者がこの作品で表現したものが多少なりとも掴め、気持ちよく読み終えることができた。
1投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログ人類の多くがアンドロイドを連れ添って火星へ逃れた中地球へ残った数少ない人間たち。 そんな地球へ逃げてくるアンドロイドを狩るバウンティハンターの苦悩と8人のアンドロイドの物語。 時にAndroidは人間らしい動作を見せ人はアンドロイドのように生きる。共感性を主題に投げかけられる人とアンドロイドとは。
0投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログ人間とアンドロイドを対比しながらも、アンドロイドにも人間性があるのではないかという葛藤が描かれていた。 アンドロイドと人間の境界が分からなくなるほど発達したテクノロジーに翻弄される主人公。 どちらが果たして真の人間なのか、手に汗握る展開にわくわくした。 人間とアンドロイドを外見だけで判断することが難しくなっているため、 感情の揺れ(感情移入度)をみる検査法を用いている点も興味深い。 作中でも人間とアンディーを区別する検査は必ずしも信用できるか否か提唱されている。 区別できないことは証明できても、完全に区別出来ているかを証明することはできない。これは悪魔の証明である。 それほどまでに高度に発達したアンドロイドは、もはや人間と等しくあり、 人間とアンドロイドを区別する眼差しではなく、共生する未来に目を向けるべきではないだろうか。
1投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログ暗い。暗さがめちゃくちゃ良い。世界観に浸れる読書の良さを思い出した。SFはあんまり読んだことなくて「1984年」ぐらい。あの雰囲気を味わいたい気分でSF小説を探して本屋をぶらぶらしてたらこの本があったので購入した結果、ばっちりハマった。 放射能灰に汚染された地球に住む人間。第三次世界大戦によって灰の町になったらしい。その時に地球から火星に避難した人がほとんどだったが一部の人間は脱出せず残って暮らしている。一方、火星から逃亡したアンドロイドが地球上で人間の振りをして生活しており、それは違法とされ、そいつらを捕まえるハンターとして主人公は警察署で働いている。 主人公がオペラ歌手に「あなたもアンドロイドなのね」と言われた瞬間から一気に緊張感が高まる。主人公はいちおう人間だと自認しておりその体でそこまで話が進んでいたし、アンドロイドかどうかを見分けるためのテストに過去合格した実績もあるという。しかし実際にそのテストを受けているシーンはそれまでには描かれておらず(結局その後受けることになるが)、「本人が人間だと思っているだけで、実際はアンドロイドなんじゃないか?」という疑念が突きつけられる。あのシーンがいちばん好き。
3投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログ現代においてAiは切っても切り離せない関係にあるが、1968年にここまでリアルなAndroidの世界観が描けていることに驚きを隠せませんでした。 人間とAndroidの違いは、感情移入出来るか否かと本書で書かれてあり、最初はピンとな来ないくらい私の頭はAiに支配されているのだなと気付かされました(。ŏ_ŏ。) 感情移入とは↓ 自己の感情を、対象の中に投射して、その対象と自己との融合する事実を意識すること。 Aiが発達していない頃の書物によって人間本来の特質を思い出させられる程、Aiに洗脳させられているのかと恐ろしくなりました。 この作品は手元に置いておき定期的に手に取ろうと思います。
13投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログこれまであまり触れてこなかったディストピアもの、最近何かと読んだり観劇する機会があり、本作も友人の紹介でたまたま手に取ることができた。 苦手意識のある海外文学×SFで序盤こそ入りづらかったものの、アンドロイドと人間の境目とは?というテーマで中盤からは現代の小説を読んでいるかのような感覚で違和感なく読めた。後から調べてSFの大名作と知ったが、技術の進歩が激しい昨今において、60年前に書かれて今でも名作として読み継がれているのは凄いと思った。 自分にとっては難しいジャンル且つ有名タイトルをせっかく読んだので、映画も見てみたいし、この著者に影響を受けて制作されたという某ディストピアアニメ(本作のタイトルも出てきていて思想もかなり近い気がする)も改めて見たい。下半期の読書テーマは哲学だが、ディストピアものは哲学に密接だと感じたので幅を広げて読んでいきたい。
9投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人間とアンドロイドの境界はなにか?を非常に考えさせられる面白い作品だった。 これに対して本作では、他の生き物に対する共感性と定義している。 しかし主人公リックは動物を買うために、賞金のかかった人間そっくりのアンドロイドを冷酷に感じながらも殺していく。 この矛盾に対して自分がアンドロイドじゃないのかと自身に疑いをかける場面が印象的だった。 人間とアンドロイド、双方が人間性、アンドロイド性が混在しており、何が人間を人間と決定づけるのかを考えさせられた。 タイトルもこの作品にピッタリだと思った。
1投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログ彼の本を初めて読みました。 あまり世界観に入り込めなかった。。。 もう何冊か彼の本を読んでから、また読み直そうかなぁ。
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ放射能灰に汚された地球、火星から逃亡してきたアンドロイド、生きている動物を持つことへの憧れ、マーサー教、バウンティ・ハンター、感情移入度テスト…。数多の設定にSFらしさ満載と感じてワクワクしながら読み進めた。 ワクワクしながら読み進めると同時に、人間とアンドロイドの差異が何なのか、何をもって自分が人間だと説明できるのか、ということを考えさせられた。
7投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログそのうちもう一度読みたい。 放射性の灰が降り注ぐ地球を舞台に、火星から脱走してきた8人のアンドロイドとそれを追う警官リック——という、一見分かりやすいアクションスリラー小説かと思いきや、かなり哲学的な問いかけに傾倒した1冊。 人間とアンドロイドの境界線を他者への“共感性”と定義づけた一方で、アンドロイドに対する無慈悲な殺戮が描かれる皮肉。すべての人間がその内面に人間性とアンドロイド性の相剋を抱えている、そんな矛盾と内省が詰まった小説だった。
1投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログタイトルの意味が理解できていない。 面白いけど説明的では無いから、考察しないといけない クラスで日影者のように過ごしていた学生時代を思い出した。社会から特殊であると言われてもなお生きているイドジアさんが、もっとも人間臭くて個人的に共感できた。
0投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログブレードランナーシリーズが好きなので購入して読みました。この時代で宗教がまるで現代のインターネットの様なポジションになっている発想力が凄いなと。 ただ、翻訳が癖強過ぎて理解できない文章や場面が沢山ありました。 英文を読めれば、もっと違う印象だったんじゃないかと。 自身の読解力の限界を感じました。満足感は50%ぐらい。
0投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログ貴方のそばにアンドロイドがいるかも。 またはもしかして私はアンドロイドなのかも? などこの本を読んで色んなことを想定してしまった。読書後、感情移入したアンドロイドの行動など、想像するととても面白かったです。 昭和44年6月30日発行の電気羊の表紙の方で読みました。フィリップ・K・デッック他の本も読んでみたい。
0投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログブレードランナーのリバイバル版観て、一緒に見た映画通の友達は絶賛やったのに、自分は良さが全然わからず引っかかっていたところに文庫版が目に入り装丁とタイトルに厨二心をやられ、積んでた本 おもろい!!!!!!! ムードオルガンとかペンフィールドとかまったく意味わからん単語がなんの前置きもなくトップスピードで織り交ぜられるのになぜかするする読める 理解が後から追いついてくるのに追いつかれるまでも不安がないというか 毎朝自分で自分の気分を機械に入力して決めるとはSFって感じやなあ、と思いながら、鉄分サプリに舌下治療薬、心がさざなみだってる気がするので漢方も追加しておくか、頭がごちゃついてるから瞑想もしないと、という自分の毎朝のルーティンを思い出して同じやんけ!と気づく 昔の作品でここまで書けるのすげーとなんとなく昔を90年代に設定してたら訳者あとがきで翻訳が77年発行ってあってひっくりかえったし、自分のめっちゃ好きな映画(マイノリティリポート、トータルリコール)の原作者なのもわかってもんどりうった、天才やんけ
0投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ近未来SFの世界観。 第三次世界大戦後のディストピアを感じさせる地球の中で、火星から上陸したアンドロイドを潰す刑事・リックの葛藤が細かく描かれている。 人間とアンドロイド。人間には『感情が備えられてあり』感情を持って動くことがある。対してアンドロイドは感情を『読み込み』行動をする。リックがアンドロイドと対話するに苦しんだ部分は、お互いに通じ合えない溝があり特性の問題なんだろうなと、思いながら…。 でもこれは令和の時代にも通づるものがあるなと。 今後、近い将来人間とアンドロイドとの間にある溝が埋まるんだろうか、そう考えると怖いような嬉しいような、なんとも複雑ですが。 1977年に刊行されてる小説だったとは知らず、この物語の凄さを実感。 ただ哲学的な要素が強すぎた…かな。再読は時期を見て。 その前に『ブレードランナー』を観よう…。
12投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ35年ぶりに再読.したがって,表紙カバーのイラストも今のものとは違う.1990年3月刊の書籍の宣伝が印刷された栞が挟んであった. 当時はブレードランナーを観てから読んだためもあり,ずいぶん拍子抜けした記憶があるのだが,改めて読んでみると,デッカードの内面の苦悩や葛藤が前面に押し出されており,アンドロイドとは何か?とかピンボケのサブキャラとの違いは何か?等々,それなりに奥が深い. 巻末の解説内で引用されているジュディス・メリル(SF編集者,らしい)の文によると,これはハッピーエンドなんだそうだ.むう,読み終えた時には放り出された感があったのだが,確かにこれはハッピーエンドなんだろう.
6投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログこんなに面白いとは思わなかった。 この小説からあの映像が作られたことも驚きだけど、映画を観た後にこの小説を読んでも楽しめます。小説に足りなかった「捜査する」という事を付け加えハードボイルドな世界を構築した脚本と監督に頭が下がります。SF小説にはなかなか無い切なさも感じる本でした。
2投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ万博のお供に読んだ本。ちょうどアンドロイドが展示されている石黒館を訪問することができ、リンクする部分があり面白かった。 人間とアンドロイドの見分けがつかなくなった世界で、主人公リックは脱走したアンドロイドを追う。 序盤はえっ!?と驚く展開があり時々ゾッとさせられた。 怖い。 けれどスリラーに走ることなく、人間とアンドロイドを分つものは何かといった問いに焦点が当てられ、時折差し込まれる宗教(マーサー)の話もあり、読み応えがある。 どんなに似ていても決定的な違いがある、というのがベースにあるものの、生殖の概念など揺るがされる部分もあり、アンドロイドと共存する未来を考えさせられた。
2投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
環境汚染が進み、灰の雨が舞い生物が生きられなくなってきている地球。動物や虫までもが命を失い、ほとんどが人口物と化しているため命ある動物の希少価値もかなり高くなっている。そんな中、アンドロイド狩りのリックは火星から逃げてきたアンドロイド狩りをおこなうが、アンドロイドの製作技術も発展しており、もはや人間とアンドロイドの区別をつけるのも難しいほど。 最終、アンドロイドと人間の境界線とは何かわからなくなり、リックにとっても何が正しいのかもわからなくなる。。 私はあとがきのフィリップ・K・ディックが「人間とアンドロイドの境界線とは”親切心である”」と語っている言葉がとても好きで、この物語でディックが伝えたかったことはこれに尽きるなと感じた。
0投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログ哲学的で難しかった。 この小説が書かれた時代にここまで未来への解像度が高いのは凄いと思う。 複雑な感情や、個人的な価値観の違いでその人間の外郭が決まるのではないかと、考えさせられた。 色々な人の考察をみてみたい。
2投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大学時代の哲学の授業で紹介されていたのを思い出して読みました。 核戦争後のディストピア的な世界の中での生物の扱い、アンドロイド、電気動物、新たに生まれたマーサー教という宗教…小説の背景にある題材は非常に興味深かったです。 最初の方はこの世界特有のワードがたくさん出てくるのと、文体に慣れないので少し読みづらかったですが、読み進めるうちに慣れました。 哲学書的な文献として紹介されるのには違和感が残りました。(もちろん、発表された当時としては新しい観点・設定であったと思いますし、単にそれを評価するのであれば納得です。) アンドロイドと人間の境界は何か?という観点で哲学的な問いを訴えかける名著として有名かと思いますが、この部分は設定の一部であり、読者に問題提起するつもりがあって書かれた小説であるようには思えませんでした。 主人公のリックがアンドロイドに同情するようになるきっかけは、2人の女性型アンドロイドの美しい容姿に惹かれることであり、最終的に性行することで同情が完成し、バウンディハンターとしての任務と葛藤するようになります。きっかけはあくまで見た目から、一緒に行動する期間も短く、その間に何か絆が芽生えるわけでもなく。同情の理由は彼女らの精神的な部分からではありません。 奥さんがいるのにいろんな女性(アンドロイドですが)に惹かれてあまつさえSEXするっていうのが当時流行りの渋い色男って感じの展開ですよね。 問題提起するなら、もう少しこのアンドロイドに対する同情の部分を掘り下げるんじゃないかと思いました。性的な感情ではなく、もう少し精神的な面を書くことでいかに人間と近いか?を掘り下げるとか… 物語終盤では、アンドロイドの残虐な行動が目立ちます。蜘蛛の足を切って4本足でも歩くか試し、お金で弁償するから元気を出すようにサラッと言ってみたり、復讐のため?に罪のない山羊を躊躇なく殺したり。 話の流れ的にも、この物語の中では、「アンドロイドは電気羊の夢などみない。心があるように見えても実際にはない。人間と同等にはなり得ない。」というところで結論づいているように感じました。
1投稿日: 2025.05.08
powered by ブクログ再読。『リプレイ』に映画『ブレードランナー』のタイトルが出てきて、気になって読み直し。意外に多くの場面を覚えていたのが驚きです。それだけ印象深い作品と言えるでしょう。 あらすじは、第三次世界大戦後の荒廃した世界で、人々は生きた生き物をペットにすることがステータスのような、周囲の目を気にした世間体に縛られています。リック・デッカードも例外なく、近所付き合いで電気羊を本物と思わせながら暮らさなければならない毎日に辟易しており、妻のイーランも鬱で伏せっています。 本来なら放射線の影響を受けていない人間は、火星に移住させられて、開拓や労役の補助をするべくアンドロイドがあてがわれます。しかし、一攫千金を狙って、逃亡アンドロイドを狩る賞金稼ぎのリックは、健康を害して特殊者と呼ばれて火星に移住出来ない人に混じり、地球に留まらざるを得ません。 ある日、火星から人間が使役しているアンドロイド8体が逃亡。北カリフォルニア地区の賞金稼ぎ(バウンティー・ハンター)であるデイブ・ホールデンが2体仕留めた後、3体目に病院送りにされてしまいます。後を引き継いだリックは、外見上は人間と見分けがつかず、かつネクサス6型脳ユニットを持つ、新型高知能アンドロイド6体と対峙することになり……。 世の中から犯罪が無くならないように、人間にもいろんな人がいる。それはアンドロイドにも言えるのでは?……ということが、美術館の“ムンク展“で《叫び》と《思春期》の対照的な絵画を使って暗示されているところが興味深かった。リック・デッカードの臨時の相棒であるフィル・レッシュが、性格からして《叫び》の前で立ち止まるのは良くわかるけど、アンドロイドのルーバ・ラフトが《思春期》の前で立ち止まって鑑賞しているシーン。ここは、アンドロイドなら抽象的な《叫び》に感心を持ちそうなのに、あえて全集まで買いたいと、偶然立ち止まったのではなく、本当に興味があるように念を押してるようでしたね。 とはいえ、後半でマーサー教を信奉することによる、共通の集団感情をバスター・フレンドリーがイカサマ扱いした後のアンドロイドのアームガードやプリスと、特殊者のイジドアの感情の対比が、ドライで無関心なアンドロイドの感情移入能力の特徴が際立っていたのが、よく描かれていたと思う。ただ、最近のAIの進歩を見るにつけ、アンドロイドが実現したら、それらを含めて人のふりを造作なくしてしまうでしょうけど。 あと、好きな場面では、P233-P234のマーサーの発言。「……救済はどこにもないのじゃ」や「どこへ行こうと、人間はまちがったことをするめぐり合わせになる。それがー……」というところ。あー深いですね。直前に読んだ『リプレイ』にも通じるものがあります。あとは、映画にない奥さんとの会話のエンディングも良かったです。 ところで、どこの書店でも見かける本作ですが、他のディック作品と比較すると、ギャグも殆どなく、映画の派手なイメージとは裏腹に、ある意味、地味で真面目な作品です。 自分はまだディック作品を読んだ数は少ないですが、誰かにおすすめするとしたら『死の迷路』『宇宙の眼』『時は乱れて』の3作品ですね。その後に、電気羊を挟んで『ユービック』『火星のタイムスリップ』『流れよわが涙、〜』かな。と言っても、どれも書店で見かけないですけど。 もちろん、本作も好きですよ。そういえば、アニメ『PSYCHO-PASS』で槙島聖護が、本作をおすすめしてましたね。 正誤(82刷) P121の13行目: 一声おめいて ↓ 一声わめいて……(なのかな?方言?)
31投稿日: 2025.04.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
SFはあまり読まないけど、あらすじが面白そうだったため惹かれた。 荒廃した地球と、アンドロイド、ホバー・カーやレーザー銃などいかにもな感じの未来っぽさのある舞台が良かったし、アンドロイドと人の区別が感情移入能力という点なども面白かった。ただ、マーサー教周りがあまりうまくイメージできず…。ラストも理解が追いつかないまま終わってしまった感があった。
1投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ2025年4月22日、Yahooフリマの200円引きクーポンを使いたくて本を探してた。Yahooフリマ内でキーワード「夢」で検索。600円。
0投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白い小説、というよりはある種の哲学的な問いかけをされているように感じる本だった ディストピアと化した地球を舞台に、火星に住む「進んだ人類」とその奴隷であるアンドロイド、捨てられた地球に住まざるを得ない「遅れた人類」。 両者の戦いを描くのかと思いきや、支配者側である人類が殺戮を続けていたアンドロイドに対して自分との違いは何か?という疑問を持ち、葛藤しながら物語は進んでいく。途中に出てくるペットたちも、生き物or偽物で価値が大きく変わるが思いは変わらず…みたいな。 一通り読んでこのタイトルを見ると、「アンドロイドという人間と違った形で生まれた存在は、自分達と同じような形で生まれてきた電気羊(電動動物)を好きになってその夢を見るのか?」という意味に思える。 裏を返せばこの裏にあるエピソードは何か…?など、興味は尽きない
0投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログ名作ということで今更ながら購入。 荒廃した地球、うす暗い世界。気だるく感じる雰囲気。小瀬この世界に持っていかれるのは流石だなと感じた。 人間とは、アンドロイドとは、宗教とは。 人と同じように精巧にアンドロイドを突き詰めていけば、最終的には反乱も起こすし人も殺す。それが人間という生き物。ただ、多神教の日本人にとってこの宗教観はなかなか馴染めないような気もする。 最後までデッカードの正体は・・と引き込まれていった点で星一つ追加した。
0投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログあなたは自分がアンドロイドでないことをどう証明しますか? 主人公の変化が如実に書かれていて、テンポ感も良いので、読みやすいと思う。引っかかるとしたら、少しテーマが抽象的なところだが、それこそこの作品の魅力のようにも思う。 同じ機械であっても、電気羊は人間から大いなる感情移入を受ける。アンドロイドに感情移入するのは最も人間らしい異端者だけだ。 それでも、アンドロイドは電気羊の夢を見ないだろう。だって彼らはアンドロイドなのだから。 そして、アンドロイドは電気羊の夢を見ると信じていよう。それこそが、感情移入を持つ人間の強みなのだから。
0投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログこの物語は、三次大戦後、放射能の影響で動物のほとんどが死滅し、生きた動物を飼うことが社会的ステータスとして見られる世界。そんな中、主人公のデッカードは、自分が飼っている電気羊に引け目を感じながら、アンドロイドを処理するバウンティーハンターとして、いつか大成して本物の動物を手に入れたいと願っている。 アンドロイドを処理する中で、人間に抱くはずの感情をアンドロイドに抱いてしまったことがきっかけで彼の中で少しずつ気持ちが揺らぎ始める。人間とは何か?人間とアンドロイドの違いとは何か? 哲学的なテーマを考えさせられる1冊。 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 このタイトルの意味を考えながら読むと、より物語の奥深さを味わえるはず。
8投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログあなたがどんな姿をしていようと、どこの星で生まれようと、そんなことは問題ではない。問題はあなたがどれだけ親切であるかだ。 映画『ブレードランナー』との違いも楽しみながら読めた一冊。
0投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ読みやす~~。もっと早く読めばよかった。 自分の属するカテゴリのアイデンティティがふとした事で揺らいだり、その過程で自分が一方的に自分以外のカテゴリの何かの自由を奪っていることに葛藤を持ち始めたらもう大抵の物語はおもろくなる。というか自分好みの展開になる。 って改めて気づきました。 信仰において教祖の真偽を今更気にしてる奴おらんやろ(笑)って思ったので私は人間でOKですか。
2投稿日: 2025.03.12
powered by ブクログ展開が速くストーリー全般も面白い。 いったい何を伝えたい作品なのか、イジドア以外の登場人物やアンドロイドの心理についてピンボケな自分には理解できなかった。
0投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
SFの超名作。なかなか難しい内容だったけれど面白かった。タイトルも表紙も、映画のタイトルさえもオシャレ。終末感漂うアメリカで、アンドロイド狩りを生業としている主人公のお話。生きている動物は希少価値があり、それを模した機械動物でさえも大事にされる世界。アンドロイドは人間に近い思考回路を持つものの、細胞の都合で短命。アンドロイドはいないものの、割と近いものが現在に存在しているのが予言めいていて面白い。SFだけどだいぶ哲学に傾いていて、精神面の話が多い。この世界ではマーサー教と呼ばれる宗教が存在するも、それは誰かが作り上げたでっち上げの神に過ぎない。アンドロイドはその真実を暴くものの、ヒトにはそこまで響かない。何故ならヒトはマーサーという存在に共感しているのであって、その実体の真実には興味がないから。アンドロイドは感情移入ができない。だからヒトが何故宗教に、マーサーに共感するのかがわからない。それを上手く描写していて凄かった。
0投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった! 世界戦争の後、死の灰が舞う地球。大半の人は地球外に移住し、地球にはほとんど人が残ってないという状況で、他の星で奴隷だったアンドロイドが地球に逃げてきて、それを追う警察官との戦いの話。警察官が一日でアンドロイド七人を倒して終わる。やるかやられるか最後までドキドキした。 途中でアンドロイドに惹かれてしまって殺せなくなったり、識別テストでアンドロイドと人間の違いが判別できなかったりして、白黒つけられなくなってくるのが、リアルで面白いと思った。 生きた動物を所有するのが社会的なステータスで、それができない人は模造動物を持つということになっている。主人公は電気羊を持っていたがアンドロイドを倒して手に入れた賞金で本物の山羊を買う。でもアンドロイドに山羊を殺されてしまう。 生きてないものを「殺して」得たお金で生き物を買うこと、それをまた別の生きてないものに殺される、という皮肉がきいている。生きた動物が普通にいるこの世界に生きていると何やってんのという感じだし、世界って別の世界から見るとよく分からないことに固執するってことを示唆したいのかな、なんて思いました。
0投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あまり記憶にはないけど、SFかつ哲学的で難しくはあったけど、2日で読み切った作品 ディックはアシモフの次に好きなSF作家
0投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログSFに挑戦したくて古典的名作の“電気羊”をチョイスしてみたのは結果的に大正解だった。 退廃した世界設定に主人公の内省的な描写。とても好き。主人公がひとり悶々とするあたりはドストエフスキーの「罪と罰」っぽさを感じた。 読後にはもっとSF読みたいって欲求がムクムクと湧いてきた。 それと表紙のデザインがとてもカッコいい。
3投稿日: 2025.01.28
powered by ブクログこれを50年前に書いてるって時点でもう偉大。まだインターネットも無い時代なのに。そして今読んでも面白い。読み継がれるべきSFの古典だ
0投稿日: 2025.01.20
powered by ブクログ無知だから、最近書かれたSF小説かと思って読んでた!ビデオ通話みたいなのあるしすんなり想像できて読めちゃったし。 アンドロイドって言ったって金属のロボットみたいなやつじゃないみたいだし、人間との違いってなんだろう?ってなった
0投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログ有名作だが初めて読んだ 示唆に満ちていて面白く、最後は深い感動がある 最後らへんのカエルのくだりは、映画版ブレイドランナーよりも、むしろ続編のブレイドランナー2049に深く影響を与えていると思う
0投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ高度に技術が発達して、特別な検査を行わなければ人間との区別がつかないくらい精巧なアンドロイドが存在する世界。火星から逃亡してきたアンドロイドを始末して賞金を稼ぐ主人公の葛藤を通して、人間とアンドロイドとを分つものは何か考える。 正直、表紙と名前のかっこよさに惹かれて買いました。かっっっこいい。 SF得意ではない方ですが、AIが身近になった今読むと世界に入りやすい、かも。マーサー教の表現がちょっととっつきにくかった(一体化すると現実世界でも怪我するの?どゆこと??)。 感情移入・共感、親切さ、生への執着が人間とアンドロイドとを分つもの。だとすると、共感することが苦手、あるいはしない人間は??改めて、PSYCHO-PASSを観たくなる。犯罪者に対してドミネーターで数値を出すのと、アンドロイドを検査して判別するのと、ちょっと似てるような。 宗教が人間たちに広まっている描写は、マーサーと自分を重ねる共感性がある故に、ということかな。 電気動物ではなく本物の動物にこだわる執着心や虚栄心も人間性かなあ、と思う。レイチェルが山羊を屋上から突き落とすのは、対象としている人間が執着しているものを理解した上で、その行為が報復になると判断しているんだろうけど、プログラミングされた報復じゃなくて、感情的、発作的にしているならアンドロイドにも気持ちが発生するのか……思考は感情を発生させるのか……人間ってなんだろう。また何年かしたら読み返してみたい。
4投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ人間とアンドロイド 動物と電気動物 見た目、動作はほぼ同じ、感情もある。 もはや境目はないのでは?? そんな中でもがく主人公を追ったストーリー。 初めは読みづらかったが、世界観・設定を理解すれば楽しく、難なく読み進められる。 技術が進歩した今だからこそ、現実味を帯びてきている。
0投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ荒廃した未来の世界の中で、社会に潜むアンドロイドを狩っていく人間の話。読み進めていく中で一見してアンドロイドに見えない人に模したアンドロイド、そしてアンドロイドに対して愛情を抱いていく人間の描写がされる中で「人間」と「アンドロイド」の違いを考えさせられる。人間性とは何か、それを本書では「感情移入度」としていき、主人公も本当に自分は人間なのかと疑うシーンもある。 人間らしさを親切な存在としている中で、この世にはアンドロイド的な人間も人間的な人間もいる。そう思えば私はどちらの性質をもった人間なのだろうか。
8投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログ世間では評価がかなり高い作品なので読んでみました。終始、暗い雰囲気で駆け抜けていく感じで、面白いのかどうかよく分からなかった作品でした。
0投稿日: 2024.12.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中盤から一気に展開が早くなり、ページを捲る手が止まらなかった。 特にリックが警察に連れていかれるシーンでは、何が真実なのか、誰がアンドロイドなのか、境界線が急に不明瞭になり面白かった。 作中ではアンドロイドと人間を見分けるための手段として感情移入度を測定するテストが用いられているが、誰もが人間性と非人間性を持ち得るということを随所で感じ、人間を人間たらしめるものは何なのか考えさせられた。 訳が少し読みづらく感じた部分はあったが、原作に忠実な言葉遣いなのだろう。後書きにおいて、ディックの考える人間性について言及されている点が良かった。
0投稿日: 2024.12.13
powered by ブクログずっと読みたい、読まなきゃと思っていた一冊。SFはあまり読まないが意外と読みやすく、するする読めた。
2投稿日: 2024.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人間とアンドロイドの境目はどこにあるのか、を問う作品。バウンティ・ハンターとしての仕事やマーサー教など、自分が信じていたものが崩れ去りリックが苦悩する姿はいかにも人間らしい。リックはアンドロイドなのか?という問いは開かれたままだ(と解釈している)が、訳者解説で腑に落ちた。 昔読んだときは読みづらいと感じたが、意外とそうでもなく楽しめた。
0投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログアンドロイドとは違う人間らしさとは何か、が描かれているように感じた。人間らしさは、感情移入できる点にあると。その意味でイジドアはとても人間らしい。主人公リックは、アンドロイドに感情移入してしまうことに驚いていたけれど、感情移入において生身の人間であるかどうかなんてあまり本質的ではないかなとは思った。アンドロイドかどうかというこだわりを捨てて、リックは平穏に暮らしてゆくのだろうか。。
0投稿日: 2024.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかった。ポロコフを処理してからルーバーを処理するまでの疾走感が良かった。vsガードンらへんでお互いの認知が食い違うところが一番良かった。叙述トリックを匂わされる感じ。一つわからないのはガードンはなぜポロコフを鑑識にかけたのか。飽くまでも人間として振る舞ったのだろうか。 ストーリーともう一つの要素として作品を通して語られていたのは“人間性とは”である。ディック曰くそれは優しさであると。人間でもアンドロイドでも優しさを持っていたら人間なんだと。リックはルーバーに優しかった。自分がアンドロイドに優しさを抱くことにその時初めて気づいた。それで残りの3人の処理が怖くなったのだろう。その恐怖を払拭するためにレイチェルと寝たのではないかと思う。アンドロイドに非情なフィンの言う方法で仕事を成し遂げようとしたのだろう。 イジドアの存在意義について考える。作品の世界観の導入に一役買っているのはもちろんだが、彼は何より優しかった。そしてピンボケであった。人間の本来持つもの、他の種よりも卓越した知能などを差し置いて持っているもの、それが優しさであると言いたいのだろうか。 レイチェルはなぜ山羊を殺したのだろうか。嫉妬ではないだろうかと思う。そう思うと人間味を感じる。ともするとイーランを殺していたかもしれないと思うとゾッとする。
0投稿日: 2024.11.13
powered by ブクログ小説版と映画版の中間がみたかった。 映画版は駄作ではないが、傑作だと思ったことはない。そして、小説版は映画版とは全く違う。 これまで「リドリースコットは原作を無視しすぎた」と思っていたが、小説を読み終わった今ではリドリースコットへの評価だけが変わった。 個人的に、映画版の方が好みである。 小説版は、原文を上手く訳せていない、そんなもどかしさがある。 確かに面白いのだが、私が惹かれるのは警察署のシーンや銃やアンドロイドの話。 つまり私にとっては映画でも小説でもない物語を期待していたのだろう。 本を読みながら、序盤は映画版の景色を想像し、後半からラストにかけては全く違うイメージを持った。 ここまでわかりやすい宗教観や神の存在を描いているのは私にとっては退屈であった。
0投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログリドリー・スコット監督のサイバーパンク映画、ブレードランナーの原作。小説自体も非常に有名。 本書は読者に人間とアンドロイド、その違いは何か?と問いかけてくる。両者の差異は曖昧で、アンドロイドに人間味が見られたり、逆に人間が感情をコントロール出来ない事もあったりと、全体的に哲学的であり、非常に考えさせられる。 世界観や設定の作り込みが素晴らしく、正にSFの金字塔と呼べる傑作。
0投稿日: 2024.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
期待値高すぎたのかそこまで面白くなかったな〜って思ったけど、これは「AI」や「アンドロイド」という設定がそこまで形態化されてなかった時代にここまでの空想を作り上げたことが素晴らしい。という作品らしい。その時代に読んでたら衝撃的に面白かったのかもな
0投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログ第26回ビブリオバトル〜明石の陣〜テーマ「混」で紹介された本です。チャンプ本。 2019.11.14
0投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログアニメPSYCHO-PASSにも引用されていて、SFの有名作品ということで読んでみました。ブレードランナーも昔映画を見たことがあり、うろ覚えですが結構内容が違う印象を受けました。小説ではマーサー教の描画が多い、最終バトルが意外とあっさり終わるなど。 良かった点 •細かい描写で世界観(荒廃してどんよりした雰囲気)がよく伝わってきた •リックとアンドロイドの闘いはハラハラした緊張感が伝わってきた 気になる点 •検査や生き物を躊躇なく殺すシーンで、共感が人間らしさの象徴のように語られているが、アンドロイドでも共感を示すことはできそう。少なくとも、本当の意味で心からの共感をしなくても、検査結果や行動といった形で共感を人と同じレベルで表出させることは可能な気がする。当時はミラーニューロンとか見つかっていたのかな? •電気生物ではなく本物の生き物の価値が圧倒的に高いのはなぜなのだろう?単純に珍しいから?それ以外のメッセージがあったのだろうか? 一度ではメッセージをちゃんと理解できない箇所も多かった気がします。現在のAIが発展した世界を知っていると少し古いAI観である印象を受けますが、的を射ている描画も多く、当時はかなり革新的だったんだろうなと感じました。
0投稿日: 2024.10.12
powered by ブクログ主人公が捕まって別の賞金稼ぎに尋問を受けているところの「誰がアンドロイドなのか?」って場面がハラハラした。イジドアが何となく不憫。
7投稿日: 2024.10.10
powered by ブクログとあるアニメでこの本がでてきたので、手に取ってみました。 久しぶりのtheファンタジー、SF!ものだったが、世界観がしっかりしていてとても読みやすかった。
2投稿日: 2024.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アンドロイドは電気羊の夢をみるのか?という問いがタイトルで提起されている。 人間が「本物の動物を飼うこと」すら、限られた階級者しか飼育できず、見栄を張ってまで「模造動物」を飼育することの人間社会のヒエラルキーがバックボーンにあり、アンドロイドの抱く「動物(偽物だとしても)を所有する」と言う最低限の人間らしい「ステータス」への一種の憧れが描かれていたように思える。 これは言わば、アンドロイドは電気羊でさえ飼うことのできない、またはそれを理解できない存在だと描かれているようだった。 アンドロイドが人間に限りなく近く生存しようと試みて、社会に溶け込むには、知性を抑えながら振ること。 尚且つ「動物を飼育する」「生命を愛しむこと」ことが条件なのかと思う。しかしながら、それが叶わないヒューマノイドの葛藤と、組み込まれたプログラムのジレンマ。 ところどころ、人間への羨望と絶望が垣間みえた。 リックの山羊を突き落とすシーンからも、彼女にはある種の「嫉妬心」が芽生え、人間らしい人を羨む気持ちが芽生えているように感じる。 これはアンドロイド特有の「合理的判断」がら逸脱した行動にも見え、「人間とアンドロイドの境界」が一気に曖昧さを助長させる描写であったように思う。 故に、主題へのアンサーは、「アンドロイドは電気羊の夢を見ちゃう。」というふうに解釈した。 ずいぶん昔に描かれていた作品ではあるが、この先到来するであろう、アンドロイドやAIなどの産業がリアルに見えてきた、現代にも通じる切実なテーマとも感じられる。 古典SFは面白い!先人たちのロマンが詰まっていて、胸が熱くなった。 最高だわ。
13投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ第三次世界大戦後、放射能灰に汚された地球では、生きている動物を所有することが地位の象徴となっていた。人工の電気羊しかもっていないリックは、本物の動物を手に入れるため、火星から逃亡してきたアンドロイド8人の首にかけられた莫大な懸賞金を狙って、決死の狩りを始めた! この作品のテーマは、人間とアンドロイドの違いは何か、つまり「人間とは何か?」。 人間には自分以外の他の生物に対し本能から即時に感情移入することができる。これに対しアンドロイドはあらかじめ組み込まれたプログラム範囲でのみ動くため人間に比べ感情移入の速度が遅い。この性質を利用し人間とアンドロイドを判別する検査法「フォークト=カンプフ検査」が開発された。また、アンドロイドにもたくさんの種類がありタイトルにもある電気羊のような動物型アンドロイドや人の形をしたアンドロイド、人の形をしさらにある程度知識をもつアンドロイドがある。 本を読んでいく中でその人アンドロイドだったの?みたいなキャラやリックとアンドロイドの交流など驚く箇所や心温まるシーンがたくさんありすごくおもしろかった。 約50年前に書かれた作品だが全然古くささもなくとっつきやすいと思う。また、現在の人工知能技術を頭に入れながら読むと身近に感じられより一層読みやすい本となると思う。ただ現在の世界がこの作品の世界線のようにならないよう祈っている。
0投稿日: 2024.09.10
powered by ブクログ読みにくく結局よく分からないオチで、あまり面白くは感じなかった。 SFに慣れてないせいかもなので、これから他のSF作品も読んでみたいとおもう。 すごい昔の作品のはずなのに世界観が古くなく、そういう意味では評価高いのも納得する。
0投稿日: 2024.08.29
powered by ブクログ1969年刊行とは思えないほどの飛躍した未来の世界観。はぐらかされるような、哲学的なような、思索的なような展開と終末に、どう受けとめていいのかなと翻弄された印象をもった。ヒーローのアンドロイドに親しんできたマンガや特撮に親しんできた日本のオヤジ世代は、アンディたちに感情移入しやすいと思う。
0投稿日: 2024.08.29
powered by ブクログかの有名なブレードランナーの原作小説。 賞金稼ぎがアンドロイドを狩るという、アクションチックと見せかけて、一貫して描かれているのは人間が人間たる所以である、「感情」についてです。 人間とアンドロイドを見分ける方法や、マーサーとの融合に感情移入が使われるなど、アンドロイド、自然、虫などと人の違いが描かれている作品です。
0投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
共感と親切が人間を人間たらしめている! だからこそ灰が降り注ぐまでになっちゃったんだろうな〜〜 共感のないアンドロイドだけの社会だったら戦争はおきないか?
0投稿日: 2024.08.16
powered by ブクログフィクションとはいえ、現実の世界がいずれ抱える問題を予見したストーリーなのではないか。興奮する読書を経験させてもらった。背景設定は難解だがアンドロイド、これはすでにAIがすでにこの範疇まで来ているように考えられる。SF設定とはされているが、2次元ワールドに対する人間の没入が広がり続ける現在は近未来には近いことが起きていそう。その中で本書の示す感情移入は自分はどう言う風に扱っていけるだろう。夢に出そうだ。
0投稿日: 2024.08.15
powered by ブクログ実はこれ、二度読むのを断念しています。それも10ページくらいまでとほぼ読んでないといった感じ。 なかなか設定に入り込めなくて…で、やっと集中して読んで読了。 火星・アンドロイド・光線銃などなどSF満載。 最終世界大戦で地球が放射線で汚染され、大半の人間が火星に移り住むなか、任意で地球に残った主人公リック(人間)。リックは、火星で人を殺し脱走のはて地球へ来て人間として隠れ住んでいるアンドロイドを狩り、その賞金で暮らす。 姿は人間そのもの、感情などもほぼ人間のアンドロイドを殺しながら、リックはアンドロイドと人間の違いや、その両者の存在の意義で葛藤しながらも仕事をこなしていく。 設定さえはいってしまえば、文章も無駄がなく分かりやすい。 読みすすめていくうちにどちらかといえばアンドロイドに同情してしまった自分は、本作の設定で言えば、この世界ではアンドロイドだったりして、処理される側かもと不安になった(^^; SF作品はあまり読まないけれど有名作品はやはりそうなる理由があるもんだなと思いました。
23投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログSFの金字塔ということで読んだのですが世界観が独特でそこに慣れるまでかなり時間がかかってしまいました。 最後がどういうことなのだろうと思ったのですが他の方の感想などを見てそういうことか!としっくり来ました。 面白くなかったというよりは自分にはまだ早い作品だったかなという印象なのでもっと知見を広めてからまた読み直したいです。
0投稿日: 2024.07.30
