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伊豆の踊子
伊豆の踊子
川端康成/集英社
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総合評価

37件)
3.5
6
7
15
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「伊豆の踊子」は行間と空白に満ちていて、自分で埋めていくのがたまらなく心地よい。静かで、切なくて、胸が締めつけられる美しさ。一方、「死体紹介人」は……え、同じ人が書いたの! 死体を運ぶ話がこんなに不気味でいて、ページをめくる手が止まらないってどういうこと!この振れ幅が異常。 ”美の極致に達したから次はわざと壊す”みたいな挑戦をずっと繰り返していたんだろうな、と震えた。 自らのスタイルを破壊し続けることでしか到達できない境地がここにある。 さすがノーベル賞……ただただ恐れ入る。正直、意味が掴みきれないところも多かったけど、それでも不思議と苦にならず、夢のなかを漂っているような読書体験だった。 巻末の語注や解説もありがたい。

    2
    投稿日: 2025.12.05
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    コ゚コ゚コ゚コ゚コ゚! うっ、美しい 心臓がトクンっと跳ねた しかも、なんて妖艶なんだ 身体中の血液が、ところ狭しと右往左往する 芸術家が創り出す作品は、脳ではなく 心が揺く 勿論、全ての芸術家に当て嵌まるものではない どう自身と呼応し共鳴出来るかだ そして、その共鳴が小さな波紋を呼び起こす もう一度、そっと覗き見る 小さな波紋が、ドプラー効果によって波紋疾走を発生させ、電流が身体を駆け巡るゥッッ! 舞っているのは、早咲き桜の“伊豆の踊り子”なのか 踊り子から、放たれる指先は幽波紋のそれか 指先の芸術性は、尋常ではない そして、この奇妙な“立ち姿勢”! 通常の人間ではあり得ない! そう、これは、ジョジョ立ちではないかッーーッ! HEEEEYYY!!! “世界”によって時が止められたようだ 身体が動かない 必死にもがこうとするが 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄 の声が “だが断る” “星の白金 世界”で反撃だ オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ あっ、金縛りから解放された! 以上が、本書を手に取ってから表紙を眺めた時に起こった8秒間の事の顛末だ! 荒木飛呂彦氏による“伊豆の踊り子” カバーイラスト “スタープラチナ”だけにオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ、、、、、の★無限 で、本書のレビューは? えっ、本書ってなにィーーーーッッ!? 本書『伊豆の踊り子』★3? 所謂、古典純文学と言うものに初めて触れたかもしれない 当然、学生時代は、受験勉強や何やらで多少触れたかもしれないが記憶に無い 川端氏が創り出す、この美しい文体が、後の純文学の礎を築いたか否かは分かりかねるが、鬱陶しく、何度も読み返さなければならない程、叙情的だ(jojo的) そういった意味では、荒木飛呂彦氏が創り出すジョジョと相通ずるものがあるのではないだろうか 個人的には、『温泉宿』がお気に入りだ! 全体としては、多分に文学的ではあるが、物語としては面白くはない、といった印象だ 世の中に怒られるだろうか 私は、酒瓶を拾って、力いっぱいに投げた 眼の前の竹の幹にあたって、ガラスのかけらが飛び散った 飛び散ったかけらが案の定、私の方に跳ね返ってきた!                       完

    47
    投稿日: 2025.06.06
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    可憐な女性たちと、日本の美しい情景の描写が素敵。 川端康成文学は予想より深くて、それ故に難解でもある。

    23
    投稿日: 2025.05.11
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    読もうと思った理由 ・有名な作品だから ・表紙が荒木先生のイラストだから 感想 1.短い 40ページくらいの作品なのですぐ読めた。 2.文章が綺麗 言わずもがな。情景が文字に映る感覚。 東海道、宿場の前提知識が少しあったので助かった。 3.全く違う2人のラブストーリー 超インテリ東大生と身分の低い旅芸人 学生と処女 そんな2人が旅を一緒にし、 男は女を性→聖なるものとみなしていき、 女は男にプラトニックに恋心を抱く お互いがお互いの理由で2人は結ばれる事なく別れていく。 そら当時、こんなん読んだら踊り子にグッとくる人多いわ。

    0
    投稿日: 2024.03.24
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    伊豆の踊り子は1度読んだだけでは、何がそんなに悲しいのかよく分からない気もしたが、橋本治の解説を読んでその時代の風俗とか社会的な背景を少し理解できた気がした 温泉宿という話の女の人の艶かしさが良かった

    1
    投稿日: 2024.02.13
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    川端康成独自の文章であり、心情や文章の意味を理解できないこともあり、何度も行ったり来たりして、考えながら読んだ。何度か読み込んで、情景を細かく想像すると、きっとたくさんの感情に気付けるんだろう。当時の時代背景も照らし合わせて読み返したいと思う。

    1
    投稿日: 2023.08.07
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    もう15年くらい前。まだ私もみんなも今より若かった頃、家族と「伊豆に旅行に行きたいね」なんて話していて「では伊豆の予習に読んでみよう、表紙の感じも面白いし…何よりこれが自分の初めて触れる川端康成の話だ!」と購入してそのままだったもの。 あれから年月が過ぎて自分も歳を重ね、旅行の話をしていた家族もいなくなってしまった。 「伊豆の踊り子」は瑞々しさを感じる話で、あのとき読んでいてもあまりわからなかったかもしれない。いまならこの話の美しさや、踊り子や主人公の心の動きを察することができる。 そして「伊豆の踊り子」以上にシンパシーを持って読み、頭から離れないのは「十六歳の日記」である。この作品こそが、私を川端康成をもっと知りたいという気持ちにさせるものであった。読めてよかった。

    1
    投稿日: 2023.06.11
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    先月読んだ雪国に続き読了。 雪国を読んだ時よりは川端康成の書く文章に馴れてきて、結構趣を感じられた気がする(?) 読んでみての発見は、川端が日本女性独特の美しさを描写するのに長けすぎている…!ということ。 これは雪国を読んだ時には気づかなかった。 出てくる女性たちを儚くも一番綺麗に描いているのが川端作品かも、と。 正直今回も「川端康成、わかんねぇ…!!」って思う回数の方が圧倒的に多かったんだけども、川端の作品って読み終わった後に謎の感慨があるのが不思議。

    1
    投稿日: 2023.04.15
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    「伊豆の踊子」は十数年ぶりに再読。旅情と青春を感じさせて、案外良い。初めて読んだ時もそう感じたはず。 他には、新潮文庫版には未収録の「死体紹介人」が薄気味悪くて良い。 川端康成は、基本的にあっさり薄味だが、晩年の「眠れる美女」や「片腕」のように、たまに薄気味悪い小説を書く、という印象。 以下は「死体紹介人」のあらすじ。 会ったことのない女の死体を解剖用に大学に売り払うが、その女の妹が骨を受け取りに来たので他人の骨を渡す。その妹と同棲するようになるが、姉と同じく肺炎で亡くなる。その死体の前で、火葬場で知り合った女と抱き合う。

    0
    投稿日: 2022.07.04
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    川端康成 「伊豆の踊子」「温泉宿」「十六歳の日記」「死体紹介人」ほか 短編集。驚きの連続だった。 荒木飛呂彦の表紙イラスト以上に、川端康成の孤児根性や死者への執着 に驚く。「伊豆の踊子」が映画のイメージと違うことに驚く。あまりにグロテスクな「死体紹介人」に驚く。 「十六歳の日記」あとがきの記述が 川端康成 理解のヒントになった。「家とか家庭とかの観念は私の頭から追い払われ、放浪の夢ばかり見る〜死者の叡智と慈愛を信じている」 「伊豆の踊子」自分の孤児根性に嫌気がさした主人公が 踊り子の少女に癒され、他人の親切を受け入れられるまで を描いた。踊り子に 家や家庭のない自分を見たのだと思う

    0
    投稿日: 2018.09.13
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    表題策を含んだ短編集。踊り子がスタンド使ってる表紙という触れ込みに踊らされて購入。 伊豆の踊り子はエリート学生の主人公が踊り子に見惚れて踊り子達と一緒に旅をする話。身分の差が憚る恋、と一言で言えれば簡単だが、恋に落ちたという自覚の描写もなし。多分そういうことではないのだろう。だからこそ、綺麗な話として読める。踊り子が茶屋のおかみさんや宿の人に蔑まれるが、それが余計に主人公の踊り子に対する庇護心というか、この人を特別に思うのは自分だけだという選民思想的な感情も抱かせる効果があるのだろう。 個人的なお気に入りは死体案内人。同室だが顔見知りでもなんでもない女の死をきっかけに起こる話。こんな話を思い付く著者の才能を感じる。 解説でもあるが、醜さの中の美しさを見出だす作者の才能が随所に現れている。文学とはいえ、文章のきれいさと話の面白さによりするすると読める。

    0
    投稿日: 2017.10.25
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    太鼓の音が聞こえなくなるとたまらない気持ちになる主人公を可愛らしいなと思ったり(伊豆の踊子)、なんでこんな風にぶった切るんだろうと不思議に思ったり(招魂祭一景)。

    0
    投稿日: 2015.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で、荒木先生の絵!と思って勢い余って借りてしまったもの。表題作のみで読了としてしまい、誠に恐縮ですが… 伊豆の踊子が短編だとは知らなかった。映画化してるんだから、てっきり1冊まるっと伊豆の踊子なのかと思ってた。 お話の内容は、文学として書き残すほどのものだろうか、とは思うのだけど、これが本人の実体験に基づいて生み出されたものなら納得。 何よりも、美しい日本語と表現豊かな文章が魅力的。一般の文学もややラノベ化しているような昨今、こういう美しい言葉の作品に触れるとなんだか幸せな気持ちになる。こういう美しい文章を紡ぐ現代作家さん、どなたかご教示ください。。。 次回は同じくらい有名な、雪国に臨んでみたい。 -- 20歳の旧制高校生が伊豆の旅で出会った清純な踊子・薫…。多感な青年の淡く純粋な恋ごころを描いて、みずみずしい青春の抒情を漂わせる名作。初期作品集。

    0
    投稿日: 2014.06.01
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     完全にわかったかと言われると疑問だけれど、読むたびに掴める量が増えている気はする。  「伊豆の踊り子」もだけど、「十六歳の日記」と「死体紹介人」の方が記憶に残った。  違う表紙のを買えばよかったと、少し後悔。

    0
    投稿日: 2013.08.16
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    川端康成、やっぱり綺麗ですね。すきです。荒木さんの表紙もいいです。これひとつに、日本の芸術がぎゅっと詰め込まれてるみたいで、宝物です。

    0
    投稿日: 2013.03.02
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    荒木飛呂彦氏の類稀なる色彩感覚が際立つ。バックのブルーに散る花びらのピンクの対比がなんとも美しくて目を引く。

    0
    投稿日: 2012.11.12
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    僕の中では史上最高の恋愛小説です。 普段そういう系を全く読まないので母集団があれですけどw 心に響く名作だと思います。

    0
    投稿日: 2012.09.22
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    映画化もされているので、長編かと思っていたら、なーーんと、40ページくらいしかない短編であった・・・(つまり、この本は、たの短編をいくつか含んでいる) 40ページで、なんか登場人物と友だちに成れた感を作ってしまうんだから、やっぱり川端康成はすごいんだと思った。  孤児で育ったことによる感情、一高(東大)の学生と旅芸人に対する差別感、男尊女卑の世界、そして素直に好きと言えない恋愛。  これらを40ページの中に全て入れて話をまとめてしまうのはすごい。というか、一緒にしようという発想が普通は出ない。 普通に読んだだけでは、ただの物語で終わってしまうので、読み終わったら是非解説も読んでみて下さい。 2人の方が書いているので両方あわせて読むといいと思います。 映画を見たくなりました!吉永小百合、山口百恵であるらしいです。

    0
    投稿日: 2012.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊豆に行った際に、この作品の足跡をたどろうとしました。 いくつかは、名所として分かりましたが、時間がなかったので、車で回っただけのところもあります。 ご当地小説としては、雪国とともに、その場所に行ってみたくなるような、現地の描写が上手いと思います。

    0
    投稿日: 2011.12.23
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    表紙が荒木先生だったので、即買いしました。 川端康成は大人になって初めて読んだ気がします。 「蛍・納屋を焼く(村上春樹)」では短編ごとの色の違いを楽しめる、と書きましたけど、この短編集は一色に統一されている感じ。 昔の日本人、なんだか懐かしい感じがして良かったです。 僕としては、二階の窓と中庭とで、「とっときなさい」「いけません」とお金を投げ合っているシーンが好きです。

    0
    投稿日: 2011.10.11
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    国語の教科書でちょっとだけ読んで、中学の時にそこまで続きが気になるって訳では無かったけど、荒木飛呂彦さんが表紙を書いたという記事を見てふと思い出して購入した。

    0
    投稿日: 2011.04.19
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    夏目漱石のついでに買いました。 が、このカバー踊り子のイメージではないですよね(笑) 踊り子はなかなかいい感じでしたが、個人的に他の短編は好きではないですね、十六歳日記、招魂祭は特筆するべきところはなく、死体紹介人、温泉宿に至っては…。

    0
    投稿日: 2010.06.18
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    この本は伊豆の踊り子と他に短編が4つあります。 それぞれの作品は作品で素晴らしいと感じましたが、如何せん自分の読解力の無さに凹みました。 もう1回読まないといけないかもしれませんね。 最後の解説で伊豆の踊り子がどんな位置付けで出されたかある程度は分かったし、川端康成がどんな人かについてもある程度分かりました。

    0
    投稿日: 2010.04.10
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     集英社文庫2008年「夏の一冊」フェアでの企画本。  川端康成の名作『伊豆の踊子』のカバーイラストを、『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる漫画家、荒木飛呂彦氏が描いたというアグレッシブな逸品である。  手にとった感想は「おいこれ、第何部だよw」だった。  川端の描く踊子の汚れを知らない美しさが、新手のスタンド使いにしか見えない不思議。カバーイラストというのはとても大事なんだな。  本編を一度どこかで読んでいる読者か荒木ファンにはオススメする。だが未読だったら悪いことは言わない、別のバージョンを一度読んでみるべきだ。そのうえでギャップに萌える。これが本書の読み方だと思う。  なにしろ某サイトでは「伊豆のJOJOり子」とすら呼ばれていたんだから(笑)。

    2
    投稿日: 2010.03.16
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    カバー買いであることは全く否定できない。(笑)川端康成は「雪国」で辟易さを覚えたので、あと「千羽鶴」だけいつか読めばもういいかなと。(古典の魅力を理解できない馬鹿者スイマセン)収録作「死体紹介人」はなかなか面白かったです。

    0
    投稿日: 2010.02.27
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    本屋で出会った瞬間、多分誰かが「ザ・ワールド」を呼んだんだと思う。それでその十秒後に、多分誰かが「キング・クリムゾン」を発動したんだと思う。気づいたら、お金払ってたし。ジャケットのインパクトが強すぎたけど、中身ももちろん面白かったです。

    1
    投稿日: 2010.01.26
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    雪が降った日に「雪国」持って出かけたつもりが いざ読もうとしたらコレだったっていう因縁の一冊 死体の話が好き。 荒木氏の表紙でジャケ買いしたのは内緒です。

    0
    投稿日: 2010.01.13
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    始めて川端康成の作品を読みました。伊豆の踊子はとても有名ですが今まで一度も読んだことがなかったので挑戦してみました。難しいかなと思っていたのですが、思ったよりすらすら読めました。でもやっぱりところどころ理解しきれなかったところもありました。でもそれは私の読解力の不足だと思います。 ブラックな内容の作品もありましたが面白かったです。

    0
    投稿日: 2009.10.08
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     川端康成の代表作のひとつです(表紙絵がすごいことになっていますが)。孤独に悩む青年の淡い恋心と人というものの温かさを描いた、傑作だと私は思います。この物語は、15歳で孤児になってしまった作者の実体験を元にしているそうですが、主人公と旅芸人の身分(階級格差)を超えた人間同士の交流を通して、人の温かさを感じるという描写には、暗い感じがあまりせず、むしろ孤児根性から抜け出せる希望が感じられます。

    0
    投稿日: 2009.09.16
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    カバー買い。 初恋を描いているわけですが女性に対する男の視点の表現がえろい。やらしい。笑 男の女に対する目線っていまもかわらないんですかね?

    0
    投稿日: 2009.08.01
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    荒木飛呂彦がカバー画を描いていたので買ってしまいました。 ま、完全にやりすぎでしたが。 孤独な生涯を送ってきた20歳の主人公が旅先で出会う14歳の旅芸人の踊り子に恋をしてしまう、題名作「伊豆の踊子」。 若さゆえの淡い恋心に揺れる主人公の行動がいじらしい。 が、時代が違いすぎて感情移入できなかったため、★ひとつ減。 それよりも注目すべきは収録されている他4篇の短編。 川端康成の表現力に圧倒される。 川端が15歳のときに書いた日記を、のちに自身で注釈を付けくわえた「16歳の日記」。 そのスタイルだけでも新鮮だが、死の間際にいる祖父との会話を【この世の声ではない】と表現するなど、15歳とは思えないほどの感覚に痺れてしまう。 田舎の温泉宿で働く女中たちの日常を描いた「温泉宿」。 いつもどおりの日常、異性への配慮などは捨て去ってしまったかのような立ち居振る舞い。そんな中にポツリポツリと混在するエロティシズム。 祭りという日常の断片を切り取った「招魂祭一景」。 奇怪な設定、奇怪なストーリー「死体紹介人」。 あ〜もう伝えきれない、とにかく読んで! やっぱ古典はすげー!

    0
    投稿日: 2009.07.10
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    川端康成の代表作の一つです。 ちょっとわからないことが多かった。 これが古き良き時代の日本だとするならば、日本はロリコンの国ですか。笑 この話には、いたるところに男尊女卑を思わせる表現や、さげすまれた存在であった遊芸人に対する軽蔑の表現も多く出てきます。 旅の中で主人公は芸人の中の一人である踊子、薫に好意を持つ。 少しのあいだ彼女らと行動を共にすることによって、主人公は彼女らから何か重要なものを得て成長する、というような内容です。 それをなんだかさわやかな感じで書かれています。 だけど、僕には主人公のその気持ちは、同情とか、一種の憧れだったんじゃないのって思ってしまいました。もっと言っちゃえば、自分がいい人間だというふうに見てもらいたかっただけだったんじゃないの?なんて。 時代のせいかもしれないけど、なんか自分勝手って感じ。 相手の気持ちには無関心というか。学生っていうのはそんなに地位の高い存在だったのかな。 とはいえ、今までに「踊子にふさわしいアイドル」を見出す度に映画化されていたみたいなので、そっちも見てみようと思いました。 踊子がどうこうより皆さんかわいい人にこういう姿をさせたかったんですね。笑 それより、荒木飛呂彦の表紙は合ってないんじゃないかな・・・。 でも、せっかくだからこの表紙のも欲しいですね。笑

    0
    投稿日: 2009.04.16
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    完全に限定カバーにつられて。。 語注の*マークが多くてちょっとうっとおしい。 確かに昔のもので、わからん事は多いのやけど、、

    0
    投稿日: 2008.07.20
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    「道がつづら折りになって」という出だし、最強だと思います。 内容は変態チックなものが多いけど、物にも心にも機微を反映した描写で、素直に感心してしまう。

    0
    投稿日: 2008.07.12
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    ジャケ(荒木絵)買いだけど良かった。 ノーベル賞受賞作家は違いますね。 最近古き良き時代の文学にはまりつつある。

    0
    投稿日: 2008.07.10
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    ジャケ買い第二弾。 荒木飛呂彦氏による装丁・・・えらいこっちゃ。 なお、伊豆の踊り子には一切興味なし。

    0
    投稿日: 2008.07.07
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    言わずと知れた川端康成の名作。今更はじめて手にしたことがちょっと恥ずかしい。 主人公の青年は学生で、一人旅をしている。その道中で偶然であった幼さの残る踊子に抱いた、淡い淡ーい恋のお話。 新鋭の作家さんを好んで読んでいたんだけど、これは凄く面白かった。ストーリー自体のせつなさ、甘酸っぱさはもちろん、文体も余韻の残る終わり方もあたし好み。きゅんとしちゃいました。

    0
    投稿日: 2004.10.22