
総合評価
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powered by ブクログほかの方も指摘している通り、ひたすら会話劇だけど、胸にグッとくるセリフがちりばめられている。 情報の取り扱いは、現代人にこそ刺さる話だろう。
1投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
漫画喫茶で読みました。 前半は各国外務官との密約の駆け引き、 後半は情報部2課長との意識合わせ。 う~ん・・・。 「ぼくのかんがえたさいきょうのかけひき」みたいな話。 前半は 軍部が密造した戦車が共和国との条約違反で違約金+侵略の大義面分のコンボになりかねない 西方諸国に特許料徴収の猶予を餌に西方諸国に不自然でない頻度で輸出して隠蔽しよう 帝国が一方的に優位に立って西方諸国が弱体化しても困るから密輸戦車のことをバラして一蓮托生にしておこう みたいな内容だと思う。 後半は 断罪されるべきは断罪されなければならない でないとあやふやな罪の意識によって平時でも悩まされることになる 情報の伝達速度が劇的に早くなると迂闊な情報で断罪がなされるようになりかねない 情報を適切に扱えるように配信側も受信側も準備が必要 なので真実を適切な時期に公表してくれそうな記者を生かしておいた という、いまの世の中を揶揄したような内容。 コレ、ネットが普及する前、少なくとも SNS が普及する前に考えていた構想なら大したもんだと思う。 逆に、最近の情勢を見て「いっちょかみしてやろう」と思って描いたのなら、それこそ「元々の意図を変更する」になりかねないのでは。 まぁ、その場その場で内容を考えてて、そもそも「元々の意図」なんて存在しないのかもしれないのだけど。
0投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ4年ぶりくらいの新刊です。 ネタバレしようにも出来ない内容なんであれですが、情報量がとんでも無く多いです。 目が滑って読み飛ばしたくなるかも知れない、でもしてはいけない。全部読んで、雰囲気を噛み締めてほしい。 読んだ後に息を吐くかもしれない。 カッコ良すぎるんだよなぁーーーーー!!(語彙力)
1投稿日: 2024.09.02
powered by ブクログとんでもなく久しぶりの新刊が「描く方にも、読む方にも、とんでもない労力を強いる内容」だったとは思わなかった。本の小口が真っ黒になっているのは伊達ではない。 この24巻の筋道を作り上げるまでに作者はどんだけ頭を抱えたものだか想像に難くない。1年休んでいいよ、マジで。 この巻は「現代世界に通じる情報の恐ろしさ」をただひたすらに種明かしした巻であり、おそらく今後の本作品のキーにもなりうるもの。 そして恐ろしい点が、読者に対し「流し読みを許さない」ものであることだ。流し読みをすればあっという間に読み終わるだろうが、それは中身が全く頭に入ってない証拠だ。逆に理解しようと思えば「嫌でも脳みそフル回転で1ページずつ読まざるを得ない」という構造になっている。 おまけに第3課の愉快な面々はほぼ出ないと来てるし、笑えるコマは本当にわずか数コマしかない。しかし内容からすれば当然である。出番があるはずもない。 25巻がいつになるのか想像すらできないが、それは今回とは打って変わって作者読者とも気楽に読める一冊になることを期待する。(温度差に風邪ひきそうだけど)
2投稿日: 2024.08.17
