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さよなら! 僕らのソニー
さよなら! 僕らのソニー
立石泰則/文藝春秋
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総合評価

116件)
3.4
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1
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    •ソニーがハードからソフトへと転換を図ったこと、技術軽視に傾いたこと、技術者の流出、経営状態が悪化した経緯がよく分かる。 •一方で出版後10年以上経った今、ソニーはソフト変換の成果をもとに大復活を見せている。当時の判断は間違っていないとも言える。 •さらに、ハードの凋落もイメージセンサーやデジカメのコア技術で復活を見せており、その後10年で何が起こったのか、興味深い。

    0
    投稿日: 2024.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「技術のソニー」ブランドはいかにして凋落したのかを、ソニーの経営陣の動きから読み解いた本。 ソニー暗黒の低迷期とブランド失墜はなぜ起こったのか。本書を読むと、創業の理念からかけ離れていき、自己保身に走ろうとする経営陣が原因であることが見えてきます。 ムダには未来のために必要なムダ(先行投資)と、本当のムダ(不必要な出費)があります。ソニーの大きな失敗は先行投資までカットしたこと。

    0
    投稿日: 2021.07.20
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    1962年、アメリカ・ニューヨークの一等地である五番街に「SONY」のショールームが開設された。終戦からそんなに経っておらず、まだまだ反日感情の強いアメリカで、その玄関にたなびく日章旗(日の丸)に当地の日本人は勇気付けられたが、それは社長の盛田氏の「悲願」であると同時に「覚悟」でもあった。1980年代の「ウォークマン」や家庭用ビデオカメラ「ハンディカム」など、独特のアイデアと技術力で世界を相手に急成長し、あのスティーブ・ジョブズ氏までが憧れた“SONY”の神話が、その後の経営判断によって崩壊していった経緯をたどる。本業であった「モノづくり」からコンテンツビジネスに、目先の利益を追い求めてハードからソフトに方向転換した「采配ミス」が、日本を代表する企業を苦しめたと分析するのはジャーナリストでノンフィクション作家の立石氏。

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    投稿日: 2020.12.12
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    これが現実なのか、と思ってしまうが大企業、グローバル企業はこういう問題をいつもはらんでいることだと思う。

    0
    投稿日: 2019.06.12
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    ソニーの迷走を経営陣に焦点を当ててまとめた本。出井氏やストリンガー氏の経営方針が井深氏、盛田氏が創った古き良きソニーをどう変えてしまったかと切々と著している。 ソニーファンであった著者のソニーへの愛を感じるが、ソニーとの別離(=ソニー復活の諦め)の宣言ともとれる。 『週刊ダイヤモンド』の特集「さようなら!伝説のソニー」とセットで購入。

    0
    投稿日: 2019.01.03
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    ド文系・門外漢・言うだけ傍観者・昭和の知識で語る老害・基礎学力が崩壊している人間 による企業分析。その辺で飲んでるおじさんが書いたレベル(著者の立石の本業はスポーツ記者)。こんなものを世に出してしまった文芸新書は要反省です。

    0
    投稿日: 2016.05.05
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    ソニーの現状を見るとこの本は説得力がある。ただ、現在の全従業員を養うために短期的な収益が求められるのも仕方がないかと。昔のソニーらしさを求めるにはソニーが大きくなりすぎた感があるのは事実で、アップルや任天堂のようなファブレス路線とTV事業の縮小等の絞り込みを行い、新規事業に投資して誰もが欲しくなるようなソニー製品を作ってほしい。

    0
    投稿日: 2015.11.29
  • 「僕らの」?いやいやいや・・・

    情緒的なタイトルの通り、情緒的な本である。 本当は「さよなら!」なんて言いたくないのだ、愛しのソニーに。そういう本である(笑) まるで恋愛小説のような展開である。 少年の日の、家電店での出会い。 それからずっと一緒にやっていけると思っていたのに、 君はいつから変わってしまったんだ? ストリンガーが来てからか?それとも出井の頃から? 正直感情的過ぎるなあ、と思って一回放り投げた本だったが、 ここのところの業績不振ニュースで再読。 ああ、この人、本当ソニーが好きなんだなあ、と笑えてきてしまった。 ソニーの笑えない現状についての著者の分析は正鵠を得ていると思う。 要するに「技術のソニー」だったはずが ↓ 「ソフトとハードの融合」などと唱えてみたものの ↓ 明確なビジネスモデルを持たずにやってしまったため ↓ このありさま(苦笑) ということである。製品のこと、幹部役員のことを具体的に挙げて説明している。 感情的な感じはあるが、残念ながら納得せざるを得ない部分も多い。 が、やはりひっかかるのだ、「僕ら」という言葉に。 私の惚れたソニーと貴方が惚れたソニーはちょっと違う。 著者はこう言う。 日本のソニー、日本国民のためのソニー、つまり「僕らのソニー」 と。確かに、ソニーには、戦後、アメリカでの人種差別と戦いながら成長することで、日本人に希望を与えた。 だが、だからこそ、「日本」という国境を越えることのできる会社で、「日本国民のためのソニー」などで終わるべきではないのではないか、 と私は思うのだ。私にとってのソニーとは、SONYであること、それだけなのだが・・・。 また、「ソニーらしさ」をいろいろ挙げているが、ソニーが世界に先駆けて行ってきた電子書籍事業について触れられていないことも残念である。 現在ソニーが行っている電子書籍事業は著者が批判する「コンテンツ・ネットワーク事業」であるが、 私はこのストアには、他の電子書籍ビジネスにはない魅力を感じる。それも新しい「ソニーらしさ」ではないだろうか。 (ただ、電子リーダー端末は継続して出して欲しいのだが・・・) 古い「ソニーらしさ」は確かに失われたのだろう。 だが、新しい「ソニーらしさ」も生まれつつある。 やはり、「さよなら!僕のソニー」だろう、この本は。 ソニーがいろいろな事業を抱えているように、ソニーに求めるものは十人十色だ。 この著者のような出会いと別れがあってもいい。 だが私はまだ、ソニーに「さよなら」を言うつもりはない。

    21
    投稿日: 2014.09.18
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    ソニーの経営史を振り返った本。 経営幹部の動きと商品・サービスの展開に焦点を当てつつ、その意思決定を分析し、ブランド戦略の失敗や、EVAの導入など様々な問題点をその理由と共に指摘。 特に経営者による製品のとらえ方次第で会社全体がこうも変化してしまうのかと驚いた。 エレクトロニクス製品をツールと捉えたまでは良いとしても、製品をネットにつないだ後どう利益を上げるかというビジネスモデルを持たないまま経営にあたっていたストリンガー氏に筆者共々愕然とした。 いくら豊富な人材を抱えていてもトップ次第で会社が変わることを実感。

    0
    投稿日: 2014.04.18
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    ソニーかぶれの著者が、90年代後半から現在に至るまでの ソニーの凋落の原因を考察し、栄光の復活を期待しつつ失望する書籍。 2011年11月に出版されているのでストリンガー政権で本書は終わっている。 著者は「エレクトロニクス」のソニー好き故の厳しい内容だが、 根底に流れているのはソニー愛。 その愛は創業者からの流れを汲む時代のソニーまで。 何故この本を手に取ったのかイマイチ覚えていない。 取り分けソニー好きな訳ではない。 CDを生み出したのに、ラジカセにコンポとソニー製品で いつも一番最初に不調になった箇所はCD読み取り部だった。 いまでは稼働する箇所が最も壊れやすいと身をもって理解しているが、 いち消費者としてはブランドイメージの低下になりうる。 プレステだって仕方なしに買った。 ナムコのシステム11の下位互換だというし。 持っていたソフトの9割はナムコ製だったし。 プレステはナムコ専用機と思っていた。 気づけばドラクエVIIが出たけど、何度熱暴走でデータが飛んだことか。 「ふっかつのじゅもん」の写し間違えなら自己責任だけど、 エアコンの効いた部屋で扇風機を直当てしないとダメなゲーム機を 出荷しちゃうなんて信じられない!今考えると。 コンシューマ品ってそんなもの? いやコンシューマ品だからこそ重要なんじゃないの! だからソニー信奉者ではなかった。 ソニー製品で唯一満足したのはMDウォークマン(MZ-E30)くらい。 あれも充電池部分が出っ張っていて不思議な外観だった、いま思えば。 技術に絡む話は面白かったが、経営者の話、特に技術系出身でない人の話になってから 読むのが怠くなってきた。 つまり本書が言いたい部分ってきっとココなんだよねきっと! 年明けの週アスではCESの英語スピーチで「KANDO」と連呼していたと報道されていたが VAIOでは感動できないんだね、もう二度と。 VAIO持ったことないけど505RXって響きに憧れたなぁ。 是非昨今の話題を増補版で扱ってほしいな。 それにしても、こうもアンチ巨人のように愛されるソニーってすごい。

    0
    投稿日: 2014.02.09
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    ブランド クオリティーと、メッセージで担保される 盛田氏の広告担当者への言葉 ウォークマンの販売が不信がられていたころ 「マーケットクリエーション(市場を作ること)というのは、マーケットエデュケーション(市場を教育すること)のことなんだ」

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    投稿日: 2013.10.17
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    ソニー製品というよりもソニー株式会社に思い入れを持つ著者が、ソニーについてつづった一冊。 後半がほとんどソニー製品についてではなく、ソニー社内の権力闘争がほとんどなのが残念。。

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    投稿日: 2013.08.02
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    成功し成長を続けたベンチャー企業において、やがて創業者が第一線から離れ、普通の大企業に脱皮するということがいかに難しいか。本書はソニーの内情を題材にしているが、その意味で多くの企業にとっても非常に示唆に富んだ一冊である。 本書では、技術にこだわり革新的なモノづくりを進めてきたソニーが、創業者の引退とともに、製品へのこだわりをなくし、米国流の経営手法に基づいた短期的な数字を目標にした会社に変わったことが現在の凋落の一因であると指摘し、出井氏、ストリンガー氏の経営を批判している。たしかに豊富な内部取材に基づく具体的なエピソードの数々は説得力がある。 しかし、創業者というビジネスオーナーが明確で、その意思を反映させることそのもの戦略そのものであるベンチャー企業が、やがて巨大化し、創業者が引退した後に普通の大企業に脱皮する際には、株主、市場、従業員を納得させるために経営数値にこだわるのは当然だろう。問題は、数値自体がが目的化し、ビジネスの方向性が失われることだろう。 創業者なきあとの普通の大企業であっても、いかにビジネスオーナーシップを明確にして、成長のダイナミズムを維持するか。最近のAppleなどをみていても同様な課題に直面しているようであり、他の多くの企業にとっても、ソニーの事例は示唆に富んでいるのは間違いない。

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    投稿日: 2013.06.06
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    【目次】 1. 僕らのソニー 2. ソニー神話の崩壊 3. 「ソニーらしい」商品 4. 「技術のソニー」とテレビ凋落 5. ホワッツ・ソニー 6. 黒船来襲 7. ストリンガー独裁 8. さよなら!僕らのソニー 【概要】 高い技術力で独自の製品を生み出すことで夢を与えてきたソニーが、技術を失うことでそのブランド価値を失っていく。 ソニー神話に心を躍らせた一人である著者が、経営人事を軸に、ソニーの栄枯盛衰を語る。 【感想】 以前読んだ「The Laxuary」に、ブランドビジネスにとって最も大切なことは、その製品に対する「あこがれ」を生み出すことだ、と書かれていた。 そういう意味で、ソニー製品は高性能であることにブランド価値があり、自ら高性能路線を捨てたことによりソニー神話が自壊した、と。 まぁ、大筋その通りなのだろうけど、いくつか疑問もわく。 (1)ソニー=高性能って、どの時代まで実感があったんだろうか。  少なくとも、自分がテレビやパソコンやポータブルMDプレイヤーを買う頃には、既にソニー製品はオンリーワンではなく、数ある選択肢の一つにすぎなかった。  むしろ、「ソニータイマー」の悪名もあるとおり、しょっちゅう故障して買い替える羽目になった、という記憶しかない。  「音のソニー」という単語に胸がドキドキするのは、今の50代よりも上くらいなのかな。 (2)創業者や生え抜きじゃない経営者に、ブランドを維持することって可能なのだろうか。  製品に対する「あこがれ」を生むのに、その製品にまつわる開発秘話や歴史が大きな役割を果たすと思う。  そういう意味で、創業者一族って、それだけで有利。  自伝がほとんどそのまま製品の開発秘話なわけだし。  また、生え抜きの経営者も、入社以来受け継いできた創業者スピリットだとか、過去からつながる製品群の一部の開発に携わった経験だとか、その人の歴史がブランドを体現することができる。  しかし、外から来た経営者に、そのブランドの夢を見ることってできるんだろうか。  アップルとかグーグルとか、あと20年後にもまだあこがれられているんだろうか。 (3)高い技術力を結集したPS3やPS Vitaにあこがれをもてないのはなぜなんだろうか。  PS3やPS Vitaが高性能なのは疑いがないけれど、それが「ソニー神話」につながっているかというと、結構疑問。  そもそも、PS3の開発秘話ってあまり聞かないし。  ニーズ不明の(ムダな)高性能と、高性能をありがたがらないユーザに逆切れする久夛良木健に、あこがれよりも反感を覚えた印象しかない。  むしろ、山内溥が試作品のゲームボーイを床に叩き付けたという逸話(実話じゃないらしいけど)のほうに、心躍るものがある。  そして、PS3にしろ、PS Vitaにしろ、「買ってまでやりたいゲームがない」って理由で売れてないのでは。  そうすると、ハードよりもコンテンツを重視した戦略が、そこまで間違っていなかったという気もする(でも結局コンテンツ不足だった、という点に目をつぶれば)。  ブランド戦略と、PS3の敗因とについて、もう少し調べてみよう。

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    投稿日: 2013.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本を手に取った私の立場は、「持ってる数は少ないけどソニー商品が好き」「ソニーの昔からの会社の雰囲気が好き」という軽症のソニーファンです。たぶん。 以下、ツイッターで書いた感想の貼付けです。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 立石泰則著『さよなら!僕らのソニー』読了。丁寧な取材と調査の上で書かれたと思われる良い本だと思いました。ここにかかれている内容が全てだとも思いませんが、説得力があります。それだけに、本の後半は読みながらずっと怒ってました。怒りが込み上げてくるってまさにこれです。 自分が過去遭遇したソニー商品とその時期と、本に書かれた内容を照らし合わせて読むと、あーなるほどね確かにねと思わせられてしまったし…ていうかあのガイジン本当に最低!!(←まあここが本音(;´д`)) 自己保身とか味方増やすだのなんだの、そんなパワーゲームにフツーの社員を巻き込むんじゃないっつの!!!(それはガイジンの前の人からだったようだけど)他所でやってちょーだい他所で!! ただ、この本を読んだソニーファンは著者と同じように安易にさよならを選ばないでほしいなあと思いました。確かに人はたくさん減ったけど、まだ社内には良い意味でおかしい人も面白い人もたくさんいると思うのです。ソニーが好きだから残ってる人もたくさんいると思うのです。 本を読んだ人なら共通認識になったと思いますが、問題はトップとその周辺です。やっとあのガイジンがいなくなりますが、次もその流れを組んでいる人です。これからどうしてくつもりなのか、しっかりと見守りたいと思った次第でした。 ーーーーーーーーーーーーーーーー これかも中の人(一般社員)達には頑張ってほしい。 応援しています。

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    投稿日: 2013.05.19
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    さよなら!僕らのソニー、と言いつつエールを送る本だと感じた。著者はかつてのトリニトロンやウォークマンにときめいたようなことは二度と起こらないと断言する。ハードからソフトへ人々の関心が移っているのは確かだし、すでにソニーはエレクトロニクス一辺倒の企業ではない。ウォークマンに代表される、ライフスタイルを変えるような商品はもう出ないのだろうか。

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    投稿日: 2013.05.05
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    嘗てソニーVAIOのMXという、PCとミニコンポが一体になったような趣味全開のパソコンを愛用していた。2000年頃までは、こういった革新的なプロダクツをリリースしていたソニーであったが、出井政権になった後、まさに瓦解していくとはこの事かというレベルで舵取りがおかしくなってしまった。 ハワード ストリンガー時代には、まるで山崎豊子が『沈まぬ太陽』で描いたJALの如く、首脳陣の私利私欲ぶりが顕著になっていった。 井深、盛田の創業者の意思はどこに行ってしまったのだろう。一SONYファンとしては寂しい限りだ。

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    投稿日: 2013.04.16
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    常にワンランク上のステイタスとして君臨したSONYの横文字も今や十把一絡げの赤札商品。高品質、高機能のソニーブランドはもはや見る影もない。ソニーの没落をノスタルジックな哀愁をもって寂しく振り返る。巨大化による弊害、戦略の誤り、目先の利益、ドロドロの権力闘争とエゴに翻弄され今も迷走するソニー。復権の糸口は杳として知れない。さよなら!僕らのソニー。

    0
    投稿日: 2013.03.19
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    また久々の5つ星である。しかしこの評価は、ノンフィクション歴史小説的なものに、同時代を生きた読者が共感したゆえの得点である。筆者も伝統的な、ソニースピリットに惹かれているひとりだろう。だから同時代に読者も共感を得られるし、何より実名で経営上部の発言が織り込まれているところが、リアリティーに溢れる。ストリンガーを悪者にして、ソニーの斜陽を描けば、立派なドラマなり芝居として日本人に受けることはまちがいないだろう。 経営としてみるならば、成長し巨大化を遂げてしまった企業が、さらに成長発展を続けるためには、より大きなビジネス上の成功を続けていくしかない。生産力と生産関係の矛盾により止揚が発生するように、過去の成功を支えたものは、新しい時代にそのまま適用できない。常に変化と挑戦が必要になるのだが、その変貌への準備、舵取りは至難だ。企業規模をいたずらに追求するのではなく、高い技術を生かしてコンシュマーに魅力のある製品を世に出しつつけるなら、ソニースピリットは、老舗ととして生き残ったかもしれない。しかし、周りはさらなる拡大を求める。そこに盛衰劇が生まれる。歴史小説である。品川区図書館に所蔵がある。

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    投稿日: 2013.03.18
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     私にとって、ソニーといえばPlayStationとWalkmanを生み出した世界的に有名な日本の企業であり、企業体質についてあれこれ言われたとしても、それは有名な企業だからこそのやっかみだと思っていた。PSNの流出事件後の対応と、「宣伝戦略」の事を知るまでは。  一体どうして今のような社風になってしまったのかを知るために、この本を手に取った。  第一章「僕らのソニー」は、私達が一般的に抱いているソニーのイメージを改めて見つめ直し、かつ筆者の体験談・耳にした話を綴っている。  筆者はソニー製のテープレコーダー、FMラジオ、ラジカセを例え値段が他社製品よりも高くとも「高性能・高機能・高品質」でかつデザインが良いという理由で購入し、社会人になってからはソニー製品に対する信頼度の高さとブランドの強さを身にしみて感じるようになり、ドキュメンタリー番組で、反日感情が根強い戦後のアメリカで「ソニーは日本の会社であり、私たちは日の丸に恥じないことをやるため」に国旗を掲げ、日本製品のイメージを変えるために奮闘している姿を観て「ソニーは他の日本企業とは違う」と思うようになったという(戦略としては「ブーメラン効果」もあったという)。  筆者の友人が体験した、「ソニーによって人種差別されていた自分が救われた」というエピソードは、日本人ならば誰もがグッとくる話だ。時代が時代とはいえ、「日本人は猿真似しか出来ない」と言われ続けた友人は胸がスッとしただろう。その一方で、ソニー(米)では「外国人が一人でもいたら日本語は話さない。彼らが疎外感を感じてしまうから」という国際企業への志をはっきりと顕しているのも素晴らしい。が、章の終わりは、そのソニーがどうして「ソニーらしい」商品を作れなくなっているのかを明らかにするという、暗い締めで終わっている。  第二章では「ソニー神話の崩壊」という、大変ネガティヴな章タイトルがつけられている。      

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    投稿日: 2013.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっと古い本だが,何かの書評で読んだので,図書館から借りてみた。 ダメな経営者のせいでSONYがどうでもいい会社になってしまったことがよく分かる。SONYのブランドを信じていた世代にとっては,このテイタラクは残念である。しかし,機械モノは直ぐに壊れるというSONY製品,あるいはPCも宣伝は凄いが,中身はたいしたことない,というのも実感である。 2013/02/16図書館から借用;02/17から読み始め;02/19の朝の通勤電車で読了

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    投稿日: 2013.02.18
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    ソニーがいかに変わっていったか、を描く秀作。 著者自身がソニーについて思い入れがあってこそ書ける内容なので表層的な部分をさらう新聞や雑誌の記事とは違うわけです。もちろんいろんな考え方があるので正しいかどうかはともかく、会社が大きくなるにつれていろんな弊害が出てきて、そこを壊す人がいないまま今に至っているということでしょう。いい会社のはずだったんですけどね。

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    投稿日: 2013.02.17
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    経営者の最大のメッセージは人事である。 工場を持たないメーカー、 標準化された廉価商品を外部の製造会社に委託生産させる販売会社、 例えばパソコンの『デル』や液晶テレビの『ビジオ』など水平分業の申し子たちが、 ストリンガー氏が目指すソニーのエレキ事業の理想像なのかも知れない。 ソニーは日本企業であり、エレクトロニクス・メーカーであり続けると 信じて疑わない日本人とソニーファンにとって認めがたいことであろうが、 グローバル企業になるということは、そういうことなのである。

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    投稿日: 2013.01.22
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    ソニーがいかにしてエクセレント・カンパニーから普通のパッとしない企業に没落していったかを、経営人事視点で追った本。ノンフィクションライターとして定評のある著者だけに、章立てが上手く読みやすかった。 通読しての全体的な印象は、ノスタルジー。乱暴にまとめると「昔のソニーはよかったな」だが、もちろんこれで終わると駄作。本書では歴代の社長や役員へのインタビューをベースに、歴代社長がソニーをどうしようと考え行動したか、あるいは行動しなかったかを綴る。時々「それは穿ちすぎでは」と思われるような著者の推測も入るが、おおむね間違ってはいないだろう。 本書では「ソニーは技術を捨ててしまった」というフレーズが何度も登場する。確かに出井社長時代からソニーはハードウェアビジネスからソフトウェアやネットワークでのビジネスに傾倒していった。著者はそれに対し極めて批判的だが、本当にその判断が間違いだったのかは僕は疑問だ。現に、今我が世の春を謳歌している企業───アップル、グーグル、サムソンなど───は、まさに独自のハードウェア新技術の開発に全く価値を置いていない企業ばかりだ。また、メーカーとして倒産の危機に遭い別業種で復活したIBMのような企業もあるし、逆に自社開発にこだわるあまり没落していった企業は数知れない。後出しジャンケンで「あれは失敗だった」といった批判は意味が無いだろう。 本書で最大の「戦犯」とされているのが前CEO(2012年現在)のハワード・ストリンガー氏。彼がソニーのDNAを完全に壊してしまったということだが、それを是とするか否とするかは意見が分かれるだろう。確かに彼の経営は大失敗だったが、「創業者の思いが詰まった○○の売却」といった事例を多く紹介してそれを批判するのは「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ではないか。 ただし著者自身、本書が多分にノスタルジーが込められたノンフィクションであることは自覚的、というか敢えてそういう一冊にしたのは明らか。題名にも現れているように、この本の主人公は「僕らの」ソニーなのだ。 最後に、ソニーから離れて本書の感想を述べておく。まとめると、大企業の役員であってもやはり人間というのは客観的な判断だけでなく自身のプライドや情に左右されてしまうのだなという衝撃。会社に長く勤めているとそういう場面は頻繁にお目にかかるが、大企業のトップ人事にもそんな理由で決まったりするのかと驚いた。 本書で批判されている人物の中で、完全な悪人として描かれている人間は一人もいない。ただ能力が欠けていたり、器でなかったりするに過ぎない。本来のコーポレート・ガバナンス(企業統治)というのはそういった一人の人間の適性などに左右されずに経営が安定的に機能するためのもののはずが、機能していないのが残念。民主主義の限界と同種の問題を感じた。

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    投稿日: 2013.01.02
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     以前、大学院の教授におすすめしてもらった本。ソニーが何故これほど深刻な経営状態になってしまったのかを、トップマネジメントの観点から論じている。  著者はブランドを「クオリティとメッセージで担保される消耗品」だと定義している。消耗品であるからには、ふさわしい商品を作り続けてブランドを維持するしかない。今のソニーには、それが出来ない。ソニーはもはやウォークマンに代表される「ソニーらしい」商品を生み出すメーカーではなくなり、ネットワークビジネスとの融合にこだわるコングロマリットになってしまった。出井とストリンガーというふたりの経営者が、ソニーを決定的に変えてしまった。かつて日本人に勇気を与えた「僕らのソニー」はもはや存在しない。

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    投稿日: 2012.12.23
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    個人的には思いいれのあるソニーだけど、トップの人事的な話が大筋のような本でした。トップの話も大切だと思うけど、これからを担う若い人たちがどうソニーを捉えているのかを知りたかった。 僕らの=現在50代ということはわかるけど、過去から反省し、未来を見つめるならば、未来を担う技術者やマーケティングエデュケーションをしようとしている販売の人たちは一体?そちらのほうが重症のような気がする。 でも、僕もソニーファンでしたが、残念ながら、今回の「俺とローラのブルーレイ」のキャンペーンで、一気に萎えました。もう消費者に迎合するメーカーに堕ちてしまったのですね。。。 ソニーの取り扱っている商品の真髄は「時間」だと思っていた(残す、貯める、早くする、遅くするなど)のですが、最近は時間を潰すものとなってしまい残念です。時間を忘れるくらいの商品がこれから出てくることを期待します。 あ、この本は僕には毒にも薬にも残念ながらなりませんでした。

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    投稿日: 2012.12.03
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    (推薦者コメント) ソニーの歴史とソニーの没落。大会社の抱える問題は、多くの示唆を与える。経営を志す人は読んで損をしないと思う。子会社であるSCEの問題点を説明する多根清史『プレステ3はなぜ失敗したのか?』と併せて読まれたい。

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    投稿日: 2012.11.13
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    出井氏の最大最悪の失策は、ストリンガー氏を社長にしたことだという気がした。トップに立つ人間は、会社を愛している人間でなければならない。その点において、出井氏も失格であり、ストリンガー氏は全く持って適格でなかった。 大賀氏も能力や先見性で出井氏を選ぶべきではなかった。そういう意味では、会社から可愛がられていて出世街道を上がってきた人物が適しているかもしれない。日なたを歩いておらず、ごぼう抜きで社長になった出井氏に、ソニーへの愛着はそれほどなかったのだろう。あったとしたらストリンガー氏を社長に据えることもなかっただろうし。 上司と部下についても、あまりにタッグを組ませすぎるとその中での利益最大化を目指しがちになるから、関係をあまり長く続かせるのは会社にとっては良くないことだと思った。彼らはソニーはどうなろうが構わなかった。自分や自分の周りが潤えばそれでよくてソニーを傷つけることに極めて鈍感だった。そういうチームが社内にできないような仕組みが必要だと思われる。 ソニーは平井氏の元どうなっていくのか、このまま朽ち果てていくのかどうか。是非日本を代表する会社として昔の輝きを取り戻していくことを切に願う。

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    投稿日: 2012.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    トランジスタラジオ、ウォークマン、CDなど、世の中を変える魅力的な製品を生み出してきたソニーが、なぜ凋落していったかを問う本。 ソニーは90年代半ばから、目先の売り上げに固執してしまい、強みだった商品開発能力に影を落とすようになったという。確かに当時以前ほどソニー製品に魅力を感じなくなっていたし、ソニー神話の神通力が徐々に失われていったのだろう。ソニーのトップは、大賀、出井、そしてストリンガーへ変わっていくが、エレキ軽視、ネット偏重へと会社の方針は傾いていった。 出井氏がネット社会に対応した製品を打ち出せなかった理由の一つに、当時ソニーが抱えていた借金の返済に追われていたことがある。大賀社長時代、映画会社と音楽会社の買収で負った有利子負債が重荷になっていた。これら買収会社のアメリカ人経営者による乱脈経営は「ヒット&ラン」という本が出版されているという。 著者のストリンガー氏の評価は出井氏よりも厳しく、技術軽視、コストカッターとしてもの作りそのものに関心がないと評している。

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    投稿日: 2012.10.22
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    う~ん。 片側からの視点であるので、 内容が一方的であるという指摘は出来るかもしれませんが、 それでも、結構な説得力のある内容。 出井さんが社長になった時、 SONYの新しい時代が来たと思ったんですが、 その後伸び悩んでしまったのは、 何故だろうと思っていました。 それが、この本で、或る一側面ですが、 理由がわかりました。 それにしても、もう、SONYは終わったんですね。

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    投稿日: 2012.09.26
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    ウォークマン世代の自分としては、ソニーの商品はとにかく“格好良かった”。「企業30年説」なんて言葉があるが、組織が巨大になりすぎる、経営者が愚かでそれに気づかない企業は大抵「さよなら」なんじゃないだろうか。「さよなら 僕のソニー」。

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    投稿日: 2012.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    よく考察されていて、読んでいて面白かったです。 本ではソニーの経営陣が「エレキを捨てた」というネガティブな表現でしたが、物作り一辺倒ではソニーに未来は無いと考え、この大企業で大きく経営戦略変更した点、時代・市場の要求に合わせて会社を変えていこうとしている点で、その成果が上がっておらず、間違った方針変更だったとしても、すごいなと感心しました。ただ経営戦略を考えるとき、会社創設時から守ってきた軸までずらしてしまったように書かれていたので、この点が(ソニーに対して)残念だなと思いました。

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    投稿日: 2012.09.18
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    さよなら、僕らのソニー、というまさにそのタイトルが表しているとおりの、日本のものづくりの代表とも言えた「僕らの」ソニーが変わっていってしまい、去りゆく輝きに感謝しお別れを告げる、という本。 僕は、ソニー製品に囲まれて育ち、ソニーファンである。僕の家には、トリニトロンテレビがあり、ベータがあり、ベータが壊れた時には、またベータを買い直した親父がおり、盛田さんの本もいくつか読んだし、就職活動ではソニーの関連会社をひたすら受け、自由闊達とした理想工場へ、僕も寄与したいと本気で思っていた。 そんなこともあり、昨今のソニーには大変悲しい思いを持っておりましたが、まさにそうした「僕ら」の思いで表現されている本でした。 最後あたりを引用します。 「SONY」ブランドが輝いていたかつてのソニーを知る者にとって、日に日にメーカー・マインドを失っていくソニーの姿を見るのは辛い。しかし、「グローバル企業」とは、こういうものなのだろうなとも思う。 グローバル経営を目指すストリンガー体制のソニーでは、地球市場を見渡しては儲かる場所をいち早くみつけ、その場所に出向いて利益が確保できるビジネスを展開し、その見返りに経営トップは莫大な報酬を得る、という企業を理想としているのだろう。 いまの私たちに出来ることは、未来への「希望」を与えてくれた「SONY」に感謝の言葉を捧げるとともに、こう言うだけである。「さよなら!僕らのソニー」

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    投稿日: 2012.09.13
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    ソニーの製品なんて、実はこないだiPhoneの付属品のイヤホンが壊れたから、適当に選んだイヤホンがソニー製初めてってくらい、別に大した思い入れもない会社なんだけど、それでも、最初に「会社設立趣意書」を見た15年前は、それこそすごい会社なんだとそれだけで思えたものです。 そのいわゆる古きよきソニーが消えて行く様が描かれています。 後継者というのは、ほんと重要な経営課題。 個人的には、経営者が外へ外へ(社交クラブ的な意味での外)と意識がいってしまったという、出井さんの部分の描写が気になりますね。 著者の本は、これが2冊目。 フェリカの真実というのも、この方。 ソニー系をずっと追っているのでしょうね。

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    投稿日: 2012.09.09
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    小さい頃からソニー製品を愛してやまない著者のソニー愛。ウォークマンにCDプレイヤー、高性能ブラウン管テレビ、プレステ・・・。次はどんな商品で「僕ら」を驚かせてくれるのか。 しかし、最近のソニーは、そんなワクワクする商品を登場させなくなって久しい。ソニーショックによる株価暴落を経て、多くの優秀な人材をリストラし、ソニー創立時の幹部たちもいなくなった。効率優先の外国人社長ハワード・ストリンガーが率いるソニーはネットワークでつながった世界市場を相手に、ものづくりよりもエンターテイメントやネットビジネスを重視するようになった。 そんなソニーは「僕ら」のソニーじゃない。著者は批判しつつも、これも時代なのかとあきらめ、ソニーに「さよなら!」を告げたとさ。

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    投稿日: 2012.08.28
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    この数年、エレクトロニクス産業の凋落が特に指摘されるようになっている。韓国や中国の新興企業、あるいはアップルに太刀打ちできなくなっているというわけだが、その最も象徴的な存在がソニーである。続きはブログ→http://hiderot.blogspot.jp/2012/05/blog-post_14.html

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    投稿日: 2012.08.25
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    ビジョナリーカンパニーを読んだあと、読みました。 読みやすかったです。 個人的な印象がしっかり含まれていて、まぁ主観といえばそれまでだけれど、登場人物がイメージしやすかった。 ビジョナリーカンパニーで絶賛されていた、ビジョンを持った経営とモノづくりへの敬意は、この本を読んでしまうと残念ながらもう期待できないのかな、と思いました。 ストリンガーさんの経営手腕についてよく言う人はいないのね。確かに顧問弁護士がストリンガーさんの次に高給取りで、やっている仕事は会社を守ることではなくストリンガーさんなのね。 今、グーグルで必要なことは全部ソニーから教わった、という本と併読しているけれど、それもやはりカリスマを失い迷走する社内構図が見えました。 でも、それでもソニーの復権を、みな待ち望んでいるはずです。

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    投稿日: 2012.08.19
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    ソニーらしい機器を作るエレキ部門の商品開発力を捨て、 エンターテイメント部門への集中にかじを切るという経営判断によって 消滅してしまったかつての技術のソニー 出井、ストリンガーという流れの中で製品品質から価格競争へ 自ら突撃し、自滅してしまう。 出井→ストリンガーへの経営継承時の人間関係の問題に巻き込まれたような・・・

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    投稿日: 2012.05.24
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    大赤字を出したソニー、パナソニック、シャープ。 この本を読むとなるべくしてなったと思う。 時代の流れでは片付けられない。 韓国勢も確かにすごいが、私に言わせれば日本勢の自爆。 復活を願う!

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    投稿日: 2012.05.23
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    ソニーが革新的な企業から今の状態になるまでが内部の深くまで切り込んで書かれており、とてもわかりやすく、読みやすかったです。

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    投稿日: 2012.05.22
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    立石さんという琵琶法師を得て、ソニー物語が平家物語として語られています。今や誰もが「モノからコトへ」を唱えますが、その流れに表層的にマネジメントが乗ると、こういうストーリーになるのでしょう。設立趣意書の「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場」というソニーから、盛田・大賀時代の「ソフトとハードは、ソニーグループの両輪」を経て出井時代の「ソフトとハードの融合」、そして「デジタル時代では製品の差異化は難しい」と考えるストリンガー時代へ。ただ、生き残る、ということは変わり続けるということも真実だと思います。「日本から」「エレクトロニクス事業から」見たソニーが「米国から」「エンタテインメント事業から」見たソニーに変わっていく。ただ、その企業がソニーである必要はあるのでしょうか?しかし、平家と違って、まだソニーは滅亡していません。今日だってCLの決勝は"make.believe"の看板で埋まっていました。ウォークマン世代の自分としては、「時代は進化した、ソニーはどうですか?」と見つめて行きたいと思います。

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    投稿日: 2012.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本を代表するメーカー、ソニー衰退の裏事情。 かつてのソニーは、高品質な製品を作る代表的な企業として有名だったが、創業者亡き後、徐々にその評判が低下し現在では普通の電機メーカーになってしまった。長年ソニーを取材し続けてきた著者は、経営の度重なる方針転換が現在の状況を招いたと考える。時代をリードする技術を持ちながら、それを製品に生かせなかったこと。時代の流れを読み切れず、ユーザーの志向の変化についていけなかったこと。創業時の指針に反し、メーカーでありながら、コンテンツビジネスを重視したことで、核となる収益手段を失ったことが要因と指摘する。経営者が会社を纏めきれないことも原因としている。 著者は、様々な問題を抱えて、昔のような優秀な製品を生み出すソニーは戻ってこないと考えている。 若い頃、ソニーの製品を買った人達は、みんな誇らしげでした。ソニーは高性能の代名詞で、高価でなかなか手が出ないので、持っている人が羨ましかった記憶があります。また、優秀な企業として、多くのビジネス書に成功例として採り上げられていたのを思い出します。しかし、創業者が相次いで亡くなった頃から、革新的な製品が出なくなり業績が悪くなってきている印象があります。この本を読むとその理由が判るような気がしました。 (追記)2021年現在、ソニーは大復活を遂げました。1兆円の利益を挙げて、この本に書かれた時代とは大きく変わりました。この本のタイトルは「さよなら、昔のソニー」に変えた方が良いかもしれません。ビジネス本は難しい、、。

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    投稿日: 2012.05.18
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    近年でSONY製で買ったものといえばPSPしかありませんでした。昔はいろいろ買ったのに…。SONYがこういう風になったのもグローバル化のためなので、寂しいけど、まあしょうがないですね。

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    投稿日: 2012.05.17
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    そもそも、僕はSONYをアメリカや何かの会社とばかり思っていた。社名然り、アメリカ人CEOなどの印象が強かったせいだ。加えて、保険などやたら手広く事業を行っている企業、という印象もあった。筆者ではないが、少し前のSONYといえばやはり音楽機器の印象が、僕には強い。iPodの台頭以前は良くMP3プレーヤーを使っていたものだった。様々な事業に手を出しはじめた頃から、僕はSONYという会社がよく分からなくなった。 テレビをはじめ、確かに今は、ハードの売上は見込めない時代に来ている。SONYだけではない。他多くのメーカーについても同じことが言える。SONYがソフト面を強化しよう、という考え方は時代の中の必然だ。だが、SONY世代をはじめとするSONYファンが求めているのは、手広く事業を拡大するアメリカ的企業の姿ではなく、愚直にものづくりに専念し、皆を驚かせるような商品を世に送り出そうとする、その『姿勢』なのではないだろうか。SONYの盛衰を綴る筆者の文章からは、そんなSONYへの期待と愛情が滲み出ていたように僕には思われた。

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    投稿日: 2012.05.11
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    そういう事だったのだねえ~トリニトロンでブランドを確立し,ウォークマンで神話が生まれ,WEGAで神話が復活したものの,ソフトに走って,技術を捨てた。井深大と盛田昭夫は頭脳と技術で祖国の復興に挑戦し,操業グループの岩間和夫,大賀典雄と続いたトップは1995年に東京通信時代を知らない出井伸之が社長になり,日本に住まないストリンガーが大きく舵をきった~ソニーを日本の会社だと思うのはやめましょう

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    投稿日: 2012.05.10
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    ウォークマンに代表される「技術のソニー」ブランドは、なぜかくも凋落してしまったのか。 大賀さん、出井さん、ストリンガーさん、最近の経営陣の話を中心に、経営の失敗がいかに企業ブランドに影響を与えるか、その恐さが見えてきます。 井深さん、盛田さんの話やソニーの素晴らしさの話、設立書からはじまり、出井さん、ストリンガーさんの話でクライマックスを迎えます。 ソニーに対して、遠慮なく悪いところは悪いと言っているところが本書の良いところでしょう。

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    投稿日: 2012.05.05
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    ひとつの企業が存続して利益を上げ続けるというのは大変だなぁと。 ソニーの経営戦略、よく分からないが大丈夫かなぁと。 筆者は辛らつなことを書くだけソニーブランドが好きで好きで仕方なかったんだろう 説得力がすごくある。 でもいかんせん、私にはソニーブランドへの信頼も愛着もさほどないので「ふーん 大変なんだ」で終わってしまった

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    投稿日: 2012.05.02
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    会社の人に借りて読みました。SONYって、今の日本で有数の、優秀な人材が揃っている会社と思うんだけど・・・。古今東西、集団や組織の問題の困難さって変わらない、って事と、日本の右肩上がりの経済成長の時代は終わったんだろうけど、自分も含めて、人の意識って変わるのが難しいなあ、って事を思いました。

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    投稿日: 2012.04.30
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    SONYの創業から現在までの栄枯盛衰が描かれている。 最後の数行が、非常に残念ではあるけど、この著者の本音に共感する人は多いと思う。 SONYの経営方針の変化の理由をを、経営トップの人となりにだけに求めるのはナンセンスだと思いながらも、著者の、SONYに対する思い入れに引きずられ先を読まされる。 ある意味、主観的なレポートとも言える。 人も企業も、他人や社会から期待されなければ、成長しにくい。 著者のようなSONY信仰者とでも言うような人たちが離れて行きつつあるなかで、今後、SONYがどのように変化して行くのか、関心が高まる一冊でした。

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    投稿日: 2012.04.26
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    【きっかけ】 チェックはしていたのだが、ちょっと躊躇していた。 2/3の朝日新聞 一面「製造業赤字軒並み ソニー2200億円」二面「あのソニーどこへ」 の大見出しをみて、アマゾン クリック。今朝届いた。 【感想】 sony 大好きな追憶から始まり、そうだそうだと共感しつつ、だんだん会社の内幕へ・・。 sonyと東芝・パナソニックのちがい 大会社の硬直した内情。さらに日本企業がグローバル企業になる大変さ。 エレキ部門の進化の早さ 288/米国は家電メーカーが全滅して、コンテンツとネット先進国 日本も全滅になるのだろうかと心配になってしまう。 元気のよい会社の成功ストーリーは読んでて楽しく、元気になるが、 ソニーは読んでて辛い。よくなりそうにない。 いやー、明日は我が身だ!! 【ポイント】 37/ソニー製品全体を牽引するトップクラス(ハイエンド)の製品があって、  それがSONYブランドの高機能・高品質のイメージを作っていた。だから、ボトム  クラスの製品でも、SONYのマークで、値引きしなくてもよかった。 38/ボトムの製品もトップの製品があったからこそ、割り高で売れていたのに、  そのトップの製品がなくなれば売れるはずもない。 41/「ブランド力」は消耗品である。商品を使うほど、ブランドは劣化する。   それを防ぐには、担保能力のある画期的なソニー製品を作り続けなければならない。 62/2003年、ソニーブランドよりも「上位のブランド」として、「QUALIA(クオリア)」をつくって   しまった。 ←SONYブランドは、最上級でないことを自ら宣言してしまった。 66/この結果、SONYというマザーブランドは、低下し、カテゴリーブランド(VAIOなど)が   強すぎることがおこり、それを是正するために、今度は、カテゴリーブランドを   なくしてしまった。→「ソニー・ブルーレイ」や「ソニー・タブレット」と・・   →もはや「ソニー神話の崩壊」ではなく、まさに「自壊するソニー神話」だった。 74/「ソニーらしさ」とは:井深氏から突きつけられる無理難題に困ったといいながら、   楽しそうに回想する元部下。 90/実現しなかった売ってから始まるビジネス  プリンターのインクやセコムのヒキュリテイ 91/「セコムは、監視カメラを設置した後「留守番はセコムにおまかせ」とビジネスが始まる。   一方、ソニーは、監視カメラを販売しておわってしまう。   製品(モノ)を売ってから始まる商売を始めなければソニーといえども生き残れない(出井) 100/「未来を見る目が失われた。」   ソニーという会社の本質は、過去の成功体験や、教訓に「解」を求めず、常に未来に、   自分の目で見つめる未来の中に「解」を求めてきた。 101/2004年のインタビュー:「ソニーはいつHDD内臓TVを出すのか?」←「機が熟していないからね」   ←まさに二番手商法になっている返答 142/3Dテレビの致命的欠点   テレビ画面は可能な限り実像に近づくために高画質になり、大画面になった。実像に   近づくほど長時間見ても疲れずリラックスできた。それが、テレビのある日常。   ところが、3Dは「非日常」であった。→非日常が成立するのは、映画館やディズニーに十分。 161/経営者の最大のメッセージは人事である。 227/ストリンガー氏は、社外取締役をいかに見方にするか、自分の支持者にすることが政権維持の   第一歩だと学んだ。 244/いったいどこで儲けるのか? ストリンガーは、SONYをコンテンツとネットワークを含む広い意味でのエンタテインメント企業   に変貌させることが夢かもしれない。   しかし、製品をネットワークに繋いだ後どこで利益を確保するのか、それをビシネスモデルを   明らかにしなかった。 278/晩年の大賀氏がストリンガーの経営手法に批判的だった。   大賀氏の目指した消費者の「琴線に触れる」製品の開発よりもコンテンツやネットワーク事業   に傾斜するストリンガーの経営に不安を覚えていた。 288/米国はすでに家電メーカーが全滅した国であり、コンテンツとネットワークビジネスの先進国。 289/すでに日本の会社ではないソニー   「SONY」ブランドが輝いていたかつてのソニーをしるものにとって、メーカーマインドが    なくなっていくソニーの姿をみるのはつらいが、★「グローバル企業」とはこういうもの    だろうなとも思う   【目次】 第一章 僕らのソニー 第二章 ソニー神話の崩壊 第三章 「ソニーらしい」商品 第四章 「技術のソニー」とテレビ凋落 第五章 ホワッツ・ソニー 第六章 黒船来襲 第七章 ストリンガー独裁 最終章 さよなら!僕らのソニー

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    投稿日: 2012.04.24
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    SONYの創業から現在までの栄枯盛衰が書かれた本。まさに「さよなら!僕らのソニー」です。井深さん、盛田さんが創業したときは、技術の可能性をとことん追求し、かつその先にある夢のある憧れの生活を顧客に提供し続けていた。そこにはSONYへの特別な憧れや信頼が存在していた。日本国民がSONYに抱く特別な感情。あの頃、SONYはまだ「僕らのSONY」だった。転換期は、出井さん時代からはじまる。その頃から、「技術」から「エンターテイメント」へのシフトが始まっていく。そして、ストリンガーの時代に入ってそれが決定的になった。エンターテイメントへのシフトをするためのコストカットの名の下に、「技術のSONY」の差別化の源となっていた技術者や研究所はもちろん、製品への最新技術の搭載までカットされていった。そこには「技術」で他社を一歩も二歩も先にいっていたSONYの姿はない。さらには、その裏で私利私欲のために、資金が湯水のように流れていき、組織は崩壊していった。極めつけは、エンターテイメントへのシフトには成果もなければ、驚くことに戦略さえ存在してなかったのである。そこにはすでに「僕らのSONY」は存在しない。だからこその「さよなら!僕らのソニー」なのである。 その物語自体も非常にドラマチックに描かれていて面白いのだが、胸腺の源泉を見誤ること、コストカットの名の下に無駄の削減ではなく強みの消滅が進んでいくこと、トップにより組織が決まることなど、事業経営の怖さや落とし穴が、これでもかというほど鮮明に描かれていたので、学びにもなった。 面白く、かつ学べる本書は、読んで損はない本だと思う。

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    投稿日: 2012.04.15
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    この本を読んでいる最中に、例のソニーリストラがニュースになっていて、なかなかタイムリーなものを読んでるなあと実感。 タイトル通り、ソニーがいかにして今日のような状況になったのかと書かれている。 いわゆる迷走なのか、技術のソニーがそれ自体の方針を止めてしまったことが原因だと本書は指摘している。 私自身、ソニーは別格だと考えない世代だし、景気もすごくいい訳ではないので、すべてがそうだとは思わないが、ただ大企業であっても中小零細企業であっても、会社は人次第(正確には、そのマネージ)ということは共通かと思える。特にソニーのような、『製品自体の圧倒的な差別化』がコンピタンスだった企業には尚更かと。

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    投稿日: 2012.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の数行が悲しいですね。 上手くいった時と同じ考え方ややり方をすることで、その時には戻れないです。昔は上手くいった戦略や技術や知識もも今の時代には通用しない。 著者が愛していた昔のソニーを取り戻すことはできなくてもいいのではないのでしょうか。昔にはさよならして、今の時代にあった方法で商売していく方法をソニーが見つけて実行できればいいと思います。

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    投稿日: 2012.04.11
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    今年の抱負②:通勤読書の15冊目を読み終わりました。 トップの考え方、行動で会社は変わってしまう、巨大企業であっても。 今のソニーについては、それほど詳しく知っている訳ではないので、別の見解もあろうかと思うけど、著者はソニーに輝きが戻ることはないと断言している。たしかに最近、ソニー製品は買った記憶がない。 技術者が大量に流れたサムスンのテレビが、きれいで売れているのも、なるほどと納得させられる。 ん~、ソニーが好きな人、好きだった人は読んでみると面白い。

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    投稿日: 2012.04.10
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    昔は音楽ファイルをソニー形式で保存してたけど、データ移行に失敗して全てパアになってからソニー製品は買わなくなったなぁ。技術がわかるトップじゃないとソニー復活は難しいだろうね。

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    投稿日: 2012.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「モノづくり」が好きな著者が、従来のモデル転換を図ろうとする出井、ストリンガーが個人的に嫌いなのかな?という印象を持ちました。 とはいえ、社内政治とか、お気に入りの重用とかまあ結局普通の大きな日本の会社なんだなと。大きくなりすぎて求心力がきかないんだろうなという感じです。 個別のエピソードは面白いけど、ストリンガー体制の結論がでてないこともあり、一冊の書籍としてはオチなしで終わってると思います。

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    投稿日: 2012.04.06
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    本書は、17年間もソニーを追いかけてきたジャーナリストである著者が、過去の歴代社長のインタビューや、その時どきの戦略を時系列に沿って分析していくことで、ソニーという日本を代表する会社の歴史を振り返ります。 それは、創業者である、井深・盛田のスピリットが失われていく歴史でした。 当然時代の変化に合わせて会社も変わる必要があります。 ただ、その中で、本当に大切なものを選別して残すということが重要となる。 しかし、ソニーの歴史は、ひとつの組織が創業時のスピリットを保ち続けることがいかに難しいかということを証明しています。 近年のソニー経営首脳たちは、これまでソニーを支え、繁栄させてきたOBへのリスペクトの気持ちを失っていました。 そして、元来ソニーが強みとしていたエレクトロニクス事業よりもエンタテインメント事業の方を重視した。 そのような経営戦略の下、多くの技術者が流出しました。 もはや今のソニーには、ウォークマンやトリニトロン・テレビのような革新的な製品を生む力はありません。 本書で著者は最後にこう締めくくっています。 『私たちは、決してストリンガー体制のソニーに以前のような輝きを期待してはいけない。 今のソニーは私たちに「夢」を与えてくれた、ソニースピリット溢れるソニーではないからだ。 今の私たちに出来ることは、未来への「希望」を与えてくれた「SONY」に感謝の言葉を捧げるとともに、こう言うだけである。 「さよなら!僕らのソニー!」』 SONYといえば日本を代表する世界企業です。 そんなSONYがこのような状況になってしまったことに対して、日本人としてとても心が痛みました。 しかし、SONYは、どんなに歴史のあるブランドだとしても、ひとつの経営の失敗が、それを崩壊させるという教訓を残してくれました。 他人事ではなく、この教訓を活かせる企業が今後生き残れるのだろう。

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    投稿日: 2012.04.04
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    「技術のソニー」をこの著者が愛していることがいたるところから伝わってきた。著者はソニーならではの技術のこだわりがなくなり、現在の状況になっていると嘆く。具体的には液晶の画像技術など。 しかし、一方で情報化社会が一気に加速し、箱だけでは勝負できない世の中になっているのも事実なわけで、出井さんをかなり批判的に描写しているが、それは如何な物か? ネットワーク社会に対応していくことは情報機器メーカーとしては必須であり、テレビの画像がきれいというようなことは基本要件になってしまったというのが正解なのでは? よって、著者の見方は非常に偏狭に感じた。 おそらくいまのソニーの課題はソニー本来の技術力とネットワーク技術を融合させた、サプライズのある価値体験を太いメッセージで伝えられないことだろう。 その為には縦割りの組織では不可能で、トップの強い意志が必要。 ソニーだけの課題ではなく、大手企業全般の大命題。 APPLE、ユニクロ、楽天等々、現在成長できている企業の多くはTOPの強力な独裁体制を確保できている企業が多いのでは? 企業活動の拡大と生活者へのメッセージの絞込みという二律背反することを解決できる会社はあるのだろうか?

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    投稿日: 2012.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった!小さくても頭脳と技術の先鋭集団たることを目指していたソニーが、大きくなってダメになってしまった。その凋落の原因は、一言でいえば、「未来を切り開く技術」を失ったこと。 会社の規模がでかくなって、一つの失敗から受ける損失もでかくなると、守りに入る。時間もお金もかかる新しい技術開発よりも、いますぐお金になる既存領域の改善と新領域への進出。前者はコスト削減(リストラ、研究費カット、高品質削除と売れ筋商品(二番手商品)の大量販売・安売り、後者はソフトビジネス(映像・音楽)やちゃりんちゃりんビジネス(ソニー損保・ソニー銀行)の展開。でもこれって仕方ないことで、時代にあわせて会社も人もかわっていかざるを得ないんだと思う。 大事なことは、もう昔のソニーのままではいられなくなったということ。そして、次のソニーの進むべき道を探さなければいけないということ。アップルに負け、サムスン・LGに負けたソニーが次に進むべき道は、ほんとにもうエレクトロニクスではないのかもしれない。大変だな、、、ソニー。。。

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    投稿日: 2012.03.27
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    2012/03/20読了。 自分ならどうするか。 コンテンツを持ったエレクトロニクスメーカー。 Appleとの違い。 音楽、映画、ゲームの子会社保持。 AmazonはApple型か。 コンテンツは集められるのか。 Androidベースで独自OSか。 ハードウェアの技術。 カメラ、音質。ソフトウエアで実現。 PlayStation携帯かも。

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    投稿日: 2012.03.20
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    読んだあと、悲しい気持ちになったビジネス書は初めてです。 私も昔はソニーファンでしたから、本書に書かれている内容は衝撃的でした。 印象に残ったくだり ・日の丸を背負ったソニー ・創業者の盛田氏がソニーアメリカ設立時に家族でアメリカに移住 ・90年代半ばの品質低下に伴うソニーブランドイメージの低下 ・ブランドとは、クオリティとメッセージで担保される ・ウォークマンを芸能人にタダで配ったプロモーション ・創業時の設立趣意書とそこからの乖離 ・HDDレコーダー内蔵の液晶テレビを東芝に先行された時のソニー幹部の発言 ・DRCを搭載しなかったテレビとサムスンへの特許売却 ・ストリンガー氏の「パナソニックでもいい」発言。モノづくりそのものに関心がない。 ・社会の変化、政治的な変化、技術の変化のうち、将来を一定程度予測できるのは技術の変化のみである。 ・謝罪しないトップ、現場にいないトップ、欲深いトップ 経営において数字を出すことは必須ですが、企業がなぜ存在しているのか、突き詰めて考えておく必要があると思わされました。 自分も自社の創業者が作った会社への「想い」は忘れないようにしたい、そう思いました。 ビジネスマンにとって、自分の会社は沈む船になっていないか、チェックするのに役立つ一冊でした。

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    投稿日: 2012.03.20
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    史実は知らない部分が多く参考になったが、いかんせん筆者の考え方が偏っていたり、古くさかったりする。 SONYの製品はハードは良い(あるいはそこそこ良い)のにソフトがダメ、というのが数年以上続いていると私は思っているのだが… また、特に気になったのは、テレビという製品の見方について。テレビは「綺麗さと大画面化」が大切といった旨の記述があるが、もうそんな時代ではないと私は思う。 この本は、事実の部分を「へーそんなことがあったのか」といった感じで吸収しつつ、筆者の意見に対してはいろいろ考えながら読むと良いのではないかと思う。

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    投稿日: 2012.03.16
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    ソニーのメーカーとしての復活はなさそう。この本を読む限りでは。人材がサムスンに流出しているということには納得。サムスンの製品には中途半端に昔のソニー風な感じが出てるかも。 出井批判が結構書いてあるけど、評価していい取り組みって金融以外に本当に無かったのかね?

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    投稿日: 2012.03.15
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    クリエ アウトルックと同期 シャワー効果 DRC A3研究所 I3研究所 出井氏ドラッカー 功労に対しては報酬を与え、地位を与えるべきではない ソニーのaibo終了、AI研究者がトヨタへ キャリア開発室

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    投稿日: 2012.03.12
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    最近、ストリンガー体制が崩れて、どこに行くのかますますわからないソニーのこれまでの歴史と、なぜ魅力的な製品を開発できなくなくなったのかの筆者の意見。 本書は単なるソニーの社史ではなく、町工場だったような東京通信工業が、いかにしてトランジスターラジオ、ウォークマン、CDといろいろな独創的な製品を作ってきたが、創業者から連なるエレキの会社としての製品を大切にする文化が、4代目の出井社長辺りからずれてきたように感じた。テレビも不採算部門になりつつあるが、製品作りを知らない人がトップについてしまった悲劇なのだろうか。 しかし、縮小する市場に投資はできないし、改めて会社経営を数十年単位で行うことは難しいと感じた。ソニーファンや凋落するソニーの原因を知りたい人には良い本だと思う。

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    投稿日: 2012.03.08
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    先日テレビ事業を中心に業績不振で赤字決算となり、ストリンガーCEOが退陣することになったソニーの経営者達を題材にした本。私も小学生の時から、テレビ・ラジカセ・コンポ・ウオークマン・・・とエレクトロニクスはソニーが一番と信じてきた世代であり、昨今の低落傾向に非常にさびしさを感じていたので購入した。 創業者の盛田・井深氏の時から、ソニーにしか作れないものを作っていこうという技術者魂があり、それを大賀氏の時代までは脈々と受け継がれてきた。しかし、出井氏の代から、ハードではなく、ゲームやコンテンツといったソフトを重視する戦略がとられるようになり、低落が始まった。これには、ソニーエンターテイメント等の会社から現在のストリンガー氏を始めソニー本体の経営に携わる人間が、技術の優先順位を落としたからだと断定している。 恐らくこの本の記載内容は一定程度は事実なのであろうが、基本的には公表されている情報、数値を基に、時折怪しげなOBのコメントで裏付けをとっている程度で、全面的には信用できないと思う。著者の考えというよりは一方的な決め付けにより、結果論で様々なマイナス面を断定しているように思えてならない。 本論とは全く無関係だが、現CEOのストリンガー氏は英国出身者だが米国CBSテレビでプレジデントまでやっている。米国の懐の深さを感じた。

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    投稿日: 2012.03.03
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    2012年3月1日読了。日本を代表する・デザインがかっこよく未来性あふれる製品を連発する・闊達なる理想工場たる会社「だった」ソニーがいかにして今の状態になったのか、これからどこへ向かうのを哀切に説く本。私も一ソニーファンとして現在のソニーの状態はツライが、残念ながらこの本を読んで「こりゃあ、ダメだわ」との思いが新たになってしまった・・・。犯人探しをしても仕方ないが、「モルモット精神」で常に市場の期待を超える、新しくてかつ売れる商品を出し続けるなんてことは、誰がソニーを率いても無理なことだったのかもしれない・・・が、アップルはそれをやっているのだから言い訳はできないわな。ソニーは、コモディティ化したテレビやMP3プレイヤーなどの「そこそこ高性能」な商品を出し、あまたある電機メーカーと価格競争をしていくしか道がないし、それはソニーマニアが何を言おうと関係のない、自らが選んだ道なのか・・・。

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    投稿日: 2012.03.01
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    最近はソニーの凋落に関する記事・書籍を多く見かけるが、それだけ愛されている特別な会社なのだろう。当時の日本にとってのソニーは、今のアメリカにとってのアップルなのだと思う。あのクールな商品を作った会社はMade in Japanだということが沢山の人を勇気づけたのだと感じた。 ・日立や東芝に比べ、中小企業だったソニーにとってアメリカ進出は急務だった。 ・ソニーの社長は意図的に技術屋と事務屋が交互に務めるようになっていたが、大賀氏が後継者に考えていた技術屋がスキャンダルを起こしたため、出井氏が消去法で選ばれた。 ・DRCを開発した行動哲二郎氏が率いる研究所を中鉢氏が解体し、行動氏は独立した。 ・出井氏の挙げた成果は、DVD規格統一の譲歩と、好き勝手やるソニー米国社長を解任したこと ・CEOと社長という2頭体制のせいで、出井氏もハワードも権力基盤の強化に腐心せざるをえなかった。 ・エレキの復活なくしてソニーの復活なしだが、、今の経営陣にエレキのわかる人がいない。ネットワークの戦略も描けていない。 ・盛田氏も大賀氏も商品企画を何よりも重視した。

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    投稿日: 2012.03.01
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    SONYは大賀、出井、ストリンガーと経営が変わっていく中で技術屋から企画屋への変身に失敗し凋落していく。著者は殊更「技術のソニー」を懐かしむが、出井がハコモノでは発展がむずかしいと考えたことは今となっては正しいし、この時期に既にそう考えていたことは先見があると思う。又、Apple買収の提案までしていたというから驚く。ただ、真に事業や会社のことを考えていたわけではなく、地位の固執に走ったところが、ジョブズが戻った後のAppleと大きく差がついた原因だ。

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    投稿日: 2012.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ソニーはもはや昔のソニーではない、という話。 昔のソニーというのは革新的なエレクトロニクス製品を生み出す企業という意味。 出井氏が社長を務めた時代以降、ソニーはハードだけでなく、ハードとソフトの両輪、さらには融合を掲げて、いまやソフトがメインになりつつある。 著者は、グローバル化の時代にハードだけでは生き残れないのでこのような流れは仕方ないかもしれないとも書いているが、それでも出井氏が社外活動に走りすぎとか、ストリンガー氏に対しては、会社の業績より自らの保身に走っている、とかなり批判的である。 一番気になったのは技術者の居場所がどんどんなくなって、日立やサムスンなどにどんどん流出しているということだった。 もうソニーは我々をワクワクさせる製品をだすことができなくなるのだろうか。 ソニーや日本のエレクトロニクスの歴史を知れて、読み物として面白かった。また、次期CEO平井氏がストリンガー氏に気に入られていることまで書いてあったので、タイムリーな内容だった。 一方で、何度か同じ内容が繰り返されていたので、もう少し編集には気を使ってほしかった。

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    投稿日: 2012.02.26
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    史実は面白かったけど、そこはかとなく漂う老害感。年齢みて納得してしまった。技術者は死なないと思うし、そういう点で、ソニーに別れを告げなきゃいけないのは先のない人だけ

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    投稿日: 2012.02.24
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    心がときめく新製品を出せなくなったSonyに対する著者のいらだちが、表れています。ほぼ経営陣批判の内容なので、興味深い点もあるが、三面記事的な印象をぬぐえない

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    投稿日: 2012.02.23
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    2012/02/21 うーん。 社会の流れとか情報化社会を理解していていない 物作り大好きな著者のソニー批判。 何度も「技術のソニー」って言ってる時点で この人は結構痛い。 自分で経営も勉強した事ないって言ってるし、、。 そういう人が書けることは「社内政治」とか、「現場の声」やけど、 臨場感もなく、普通のソニー好きなおじさんって感じ。 一応自分におけるポイントメモ。 ・日本製品は「安かろう悪かろう」だった。 →これは中国がこれから「made in china」で躍進するかもって思う。 ・創業者精神をコングロマリットが引き継ぐのは無理がある。 →「技術で社会を」と言ってるのに保険とか無理。 ・過去の成功体験に解を求めず、未来の中に解を求める。 →難しいけど頑張りどころ! ・シャワー効果 →これを機に、覚えたい。 ・人事は経営者のメッセージ →特に大企業はそうなんだろう。

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    投稿日: 2012.02.21
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    ライトに読めて、まあ面白かった。途中で出てきた「存在が意識を規定する」という言葉が自分なりの一番の収穫。バーチャルな組織というものは、概して機能しない。 ソニー内部のいざこざは、話半分で読んだ。テレビの戦略をまずったのは間違いないが、テレビは高画質・DRC最高の繰返しは大違和感。画質では売れない。

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    投稿日: 2012.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ソニーの歴史やカルチャーに関する記述は非常に興味深かった。 しかし本題である、出井社長以降のソニーに対する批判は、少々的外れ感。 プロダクト中心からコンセプト(サービス)中心へのシフトというのは企業としての戦略転換で、「昔のプロダクト重視の文化が失われてしまったからダメだ」といった感情論で語られるべきものではないと思う。 昔と今のソニーだけでなく、他のグローバル起業などとも比較して、その戦略やビジネスモデル、その背景にある歴史・文化などに踏み込んで論じてくれたらもっと面白かったのに。

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    投稿日: 2012.02.20
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    流れはわかったけど、なんだか疲れた…。ソニーのこと、さよなら!って言われてもな~。出世争いとか権力とか院政とか、トップの人たちって妬みや苦しみが多そうだ…っていうのが正直な感想。

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    投稿日: 2012.02.20
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    前半部分は輝かしいSONYのお話であり、僕らの良く知っているところ。読んでいて心地よい。 だが、後半の落ち続けるSONYの姿はあまりに痛々しく同情を禁じ得ない。誰がSONYをこんな会社にしてしまったか、戦犯を捜しても解決にはならないだろう。もし可能ならば、また以前のようなSONYに復活してもらいたいが難しいのであろうと思った。

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    投稿日: 2012.02.19
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    一応、親会社がソニーと同じようなことをやっている会社ですが、 VAIOやら、ネットワークウォークマンやら、ソニー商品を結構 持ってました!ウォークマンはカセット→CD→MD→メモリースティックと使わせていただきました。この本で言う「ソニーらしい商品」に惹かれたんでしょう。今の時代、部品集めてくれば、車だって作れる時代ですから、以前のような「らしさ」を出すのは難しいのかもしれませんが、ここ5年、10年のAPPLEの状況を見ると、この本に書かれているように、ソニーはこの10年経営者が進むべき 道を間違ったように思えてなりません。

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    投稿日: 2012.02.12
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    会社の先輩に貸してもらって読んではみたが、創業者を礼賛し、出井・ストリンガーを批判するという非常に一面的で単純なストーリー。 DVDをデジタル・「ビデオ」・ディスクと紹介しているその一事をもっても、著者のジャーナリストとしての資質・能力がうかがえる。 くだらない本である。

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    投稿日: 2012.02.12
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    ソニーの上層部とのコンタクトがある分、ツメが甘いような気がする。 もっときびしい。下から見るべきである。

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    投稿日: 2012.02.09
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    SONYという響きと洗練されたかっこよさ、そして音や映像へのこだわりで愛着を抱いていたが、本書を読んでやりきれない思いを持ってしまった。 トップが変わるごとに、会社の本質が揺れてしまった現状を筆者は憂い、ダメっぷりを綴る。 SONYが新聞紙上をにぎわせているタイムリーな話題だけに、興味をもって読めるはず。 SONY復活はあるのか?! わたしは何だかんだ言って、信じたいんだけどね。

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    投稿日: 2012.02.08
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    結論、出井とストリンガーが悪い。昔はSonyが好きだったけどここ10年で買ったのは駐在中に使っていたロケーションフリーぐらい。

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    投稿日: 2012.02.08
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    ソニーはもう「さよなら!」の企業なのか?確かに吉野家の牛丼がまずくなったら・・ユニクロのフリースの出来が悪かったら・・日清のカップヌードルがまずくなったら・・まあ、その企業はお終いか?でもなぁ、ブラザーみたいにミシンメーカーからの華麗なる変身を遂げた企業もあるしな。とりあえず、「ブランド力」に特化した収益確保は難しい企業になったと思う。

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    投稿日: 2012.02.07
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    先週の決算発表、役員の交代は、なるべくしてなったということがわかる本。トランジスタラジオ、トリニトロン、ウォークマンとイノベイティブであった企業が、なぜそれを失ってしまったかについて、出井さん以降のトップの考え方が変わっていたことを説く。ソニーブランドはこれからどこに行くのか、考えさせられる本であった。

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    投稿日: 2012.02.06
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    読み物としての面白さには欠けるが、歴代社長とのコネクション等を通じて、ソニー凋落の原因が良く分析されており、経営のケーススタディとしては有用な本であると思う。それにしても、ストリンガーはこれだけ赤字を垂れ流して、役員報酬8億とは!アメリカ人の強欲さはつくづく恐ろしい。日本復活のためにもソニーの復活を願って止まないが、エレキを知らない平井CEOには荷が重いのだろうか。

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    投稿日: 2012.02.05
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    書いてることはよく分かるんだけど… 主観的、情緒的な内容で微妙だった。 じゃあ松下はどうなのか?これはSONYだけの話ではないのでは… 日本企業共通の問題だと思う。

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    投稿日: 2012.02.05
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    事細かにソニー凋落の原因が書かれているが、最後までその調子がつづいたので、すこしがっかりした。どこかで回復のための提案などが書かれているのかと期待したけど。 本の内容とは直接関係ないけど、関空のビジネス本売り場で機内で読む本を探していたら、平置きで韓国企業成功の秘訣本と、日本企業凋落の原因調査本のようなものがやたらと多く、寂しくなった。しばらくはこの手の本が売れ続けるのかな。。。

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    投稿日: 2012.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SONYについては初めて色々と知ったかもしれない。盛田や井深という創業者こそ知っていたけれど、歴代の社長や社内政治について詳細が記載されている。 「技術のSONY」「販売の松下」などの電機業界に関する格言など初めて知ることが多かった。著者のSONY経営陣に対する取材の歴史がこの1冊の新書で学べるのは良い。 50代や40代にSONY信者が多い理由などもソニーの歴史をたどることで理解ができる。さらには、出井・ストリンガーの迷走ぶりも鋭く指摘している。欧米式のコストカットを実施した結果、世の中の度肝を抜く商品が生まれることは無くなり、それに失望した技術がサムスンやLGに流出し、急激に品質で日本メーカーに追いついているという事実は何とも皮肉。今を生きると将来の可能性を摘むことになるというのは、大企業ゆえの悲劇なのだ!うか。 今のソニー社員は、果たして今のようなソニーを夢見て入社をしたのだろうか。とりあえず大企業に入っておけば良いという社員がソニーに多く入ってきていたということは無いのだろうか。今のソニーにしてしまったのは、何が原因なのだろう。 子会社出身の新社長、平井氏の辣腕に期待!

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    投稿日: 2012.02.04
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    悲しい。けれど個々人の思惑が渦巻いているさまがなんとも言えない。人間群青模様。ドラマと言ってもいいかもしれない。そして、技術のソニーでない以上、二度とウォークマンは生まれない。 SONYとは何だったんだろう。 訣別という言葉が似合う。

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    投稿日: 2012.02.04
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     本書は古き良きソニーへのレクイエムとでも言うべきであろうか。著者はソニーファンでもあるノンフィクション作家の立石氏。長年、ソニーを取材してきた著者ならではの裏話がふんだんに盛り込まれている。本書はソニーファンにはいろいろと思うところがあるのかもしれないが、そうでない人にとってはあまり興味を持たないかもしれない。今や大手日本企業の凋落は珍しいことではなく、一般週刊誌にもこの手の記事はよく見かける。  しかし、経営という観点で見れば、ビジョナリーカンパニーの衰退のケーススタディとして読むこともできるだろう。ジェームズ・コリンズ氏らによってビジョナリーカンパニーの最初の調査が行われていた1988年、ソニーは唯一の日本企業としてビジョナリーカンパニーに選ばれた。そして、同じくコリンズ氏によって栄華を誇った企業の衰退について調査が行われていた2005年、ソニーは衰退企業に選ばれることはなかったが、候補としてノミネートされていた。しかし、コリンズ氏はソニーの衰退がソニー自身によるものではなく、産業構造の変化に由来するものと考え、最終選考で除外したものと思われる。もし、この調査がこれから始まったのであれば、はたして結果は結果はどうであっただろうか?  ビジョナリーカンパニーのように偉大な企業であっても、原点から外れれば衰退は避けられない。実際にビジョナリーカンパニーの中からはヒューレット・パッカード、モトローラ、メルクが衰退企業に選ばれている。コリンズ氏は栄華を誇った企業が凡庸以下の企業に陥る過程を5つのステップに分けて分析したが、ソニーは現在3段階目から4段階目にあるのではないかと思われる。  立石氏は古き良きソニーへの決別の詞を綴っているが、ソニーがこのまま凡庸な一企業まで落ち込むかどうかはまだ分からない。IBMのように一時は落ち込みながらも立ち直った企業もあるからだ。ビジョナリーカンパニーではないが、アップルの事例もある。ハード志向からソフト志向への転換を先駆けたこの2社はソニーの経営陣にとってベンチマークなのであろう。しかし、両社の復活の根底には原点回帰がある。2012年4月から平井体制の下での立て直しが始まるが、新社長がどんな施策を打ち出すのか注目したい。

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    投稿日: 2012.02.04
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    愛ゆえに言葉を尽くさないとちゃんと見限れない、そんな切ない気持ちがひしひしと伝わる作品でした・・・ってこれじゃあ恋愛小説のレビューですね。経営学・組織論としてもインプリケーションを得られる本でした。技術系のお仕事をしている人であれば、またはいつかは世界に羽ばたくビジネスを、と夢見ているような現代日本の大人なら、一度は憧れたであろうソニー・・・はどうなってしまうんでしょうね。 ちなみに、タイムリーなことに週刊ダイヤモンドで同様の特集をいることが分かりました(http://diamond.jp/articles/-/15921)。でもこんなに同時多発的にメディア(特に商業に傾きやすい出版媒体)でソニーのネガティブな面にフォーカスした記事を見ると、逆に何かあるんじゃないかと思いますよね。たとえば、ソニーが弱ってくると助かる会社さんとか、そういう類の。。

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    投稿日: 2012.02.01
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    80点。ちょうどさっき読んだ週刊ダイヤモンドでもソニー特集の記事が。こちらはさよなら!伝説のソニー。 4期連続赤字が確実視されているストリンガー体制。CEOに就任して以降、株価は65%下落し、ムーディーズの格付けはトリプルBへ転落。 今はこんなんだけども誰もが知ってるソニーという日本を代表する企業の内幕を余すところなく描いた企業ノンフィクション。エクセレントカンパニーの転落を克明に綴った哀切な衰亡史だ。 実家も自分もソニー製品大好きだったけどなぁ。今やプレステくらいしか家にないや。 保身に走りまくる経営陣とか、自社ブランドの信念やこだわりはどこへ?とか明日はわが身。。てか、うちはすでに一回終わってるわけだが。組織研究の学びのテキストとしてもグッド。

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    投稿日: 2012.01.31
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    SONYって新聞等で色々話題になってるけど、裏では色々あったんだ。という事がわかる一冊。会社の権力闘争には巻き込まれたくないねー( ´Д`)y━・~~

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    投稿日: 2012.01.30
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    病めるソニー、大企業病、強欲経営者による生贄の負のスパイラルで落ちぶれていくグローバル企業の残念な物語である。 ハワードストリンガー氏の会長就任、平井一夫氏の社長就任の内定が発表された。ソニーが日本の誇りとして復活することを祈るばかりである。

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    投稿日: 2012.01.29
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    ソニーファンの著者が、ソニーの凋落の原因を追った本。 そんな著者はこう述べる。 『日本のソニー、日本国民のためのソニー、つまり「僕らのソニー」僕らに「夢」を与えてくれた古き良き「SONY」に感謝の言葉を捧げるとともに、こう言おう「さよなら! 僕らのソニー」』 切なすぎる。。。たちあがれ!僕らのソニー! 気になる言葉たち ★いったいブランドとは何か。私は、それはクォリティ(品質)とメッセージで担保されるものだと考えている ★「ソニースピリットは、井深さんの無理難題の産物だ」 ★ソニーという会社の本質は、過去の成功体験や教訓に「解」を求めないことにあると思っている。つねに、未来に、自分の目で見つめる未来の中に「解」を求めてきた会社であると思っている。 ★「モルモット=先駆者」と見なせば、それがソニーの新しいメルマク(特徴)になる ★(ソニーショックは)ソニーがエレクトロニクス・メーカーであるという原点に立ち返り、もっとエレクトロニクス事業に真剣に取り組めというメッセージだったと私は考える。 ★「河野君、マーケット・クリエーション(市場を作ること)というのは、マーケット・エデュケーション(市場を教育すること)のことなんだ」

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    投稿日: 2012.01.28
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    CEOに期待されるものは何なんだろう。 結果的に失敗だったかもしれないけど出井さんが言ってる事は、世の中の動きは捉えていた、が、ソニーには適用できなかった。 また、今や夢を追う事ができる経営はほんとうに限られてしまうが、数多の経営指標が乱立する中では致し方ないことでもあろう。 ソニーはいつも憧れだった。 ところが、ちょうど今月ソニーは有機ELテレビ販売中止を発表。高価だけど圧倒的な画質はソニーらしい商品再来を期待させてくれるものだったのだが。 変わって私自身もVAIOからMac Book Airに切り替えた時に、とってもMBAが堅牢で心地よい使い勝手だったのが印象的だった。 残念なんだけど、実感として「さよなら!僕らのソニー」なのかなと思った。 それを裏付ける内容の本書。 立石泰則さんはとっても好きな作家なので、よけい真実味を感じてしまう。

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    投稿日: 2012.01.26
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    ソニーのような技術で売ってきた企業はやはり技術上がりの人間が経営陣に入るほうがよかったのだろうか。技術のソニーというイメージが強いソニーファンの著者がハードなどの技術を軽視した今のストリンガー体制に対する批判が印象的。これからまたソニーが復活するのかそれとも第二のソニーの誕生を期待すればいいのだろうか。

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    投稿日: 2012.01.25
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    ソニー凋落の原因は、出井とストリンガーの2人だと徹底的に糾弾。個人的には、他の国内大手家電メーカーと同様、単にネット時代に対応できなかったのが主因だと考えている。“ソニータイマー”を恐れずに「SONY」ロゴの製品を買い続けた40歳代後半以上のおじさんが、回顧録的に楽しむのにお薦め。

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    投稿日: 2012.01.25
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    強欲な外国人経営者、「キャリア開発室」という名のリストラ部屋、等々、 崩壊していく企業の顛末のお話。 本当にさようなら、という気持ちになった。

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    投稿日: 2012.01.23
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    ソニーのアメリカの事務所に日の丸を挙げた時の話には、思わずジーンと来ました。アメリカの大学生がソニーをアメリカの会社だと誤解していた話も驚きました。 今は日本の会社でなく、世界の会社と呼べるのでしょうが、ソニーらしさも失われ、ただの官僚主義的な大企業になってしまったのです。 ソニーの低落は、日本の低迷を象徴しているように思えます。 ソニーの復活を期待したい。そのためのカリスマ経営者を待ちたい。

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    投稿日: 2012.01.21