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なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門
なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門
岡田斗司夫、福井健策/CEメディアハウス
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総合評価

68件)
3.7
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    岡田斗司夫らしく、極論で反例を問いかけながらダラダラと雑談形式で進む本。彼のYouTube動画を見ていて思うが、実験結果や調査結果に基づく知識ではなく、感覚的で天才的な論理展開をしているだけなので、良い意味で肩の力が抜けている。悪い意味では、内容が「ただの意見を言ってみた」与太話であり、どこにも辿り着かない。ゴールを求めているのではなく、考え方を突き合わせるような読書だからそれで良いのだが。 面白いのは、著作権の範囲における家族ならOKというルールに対して、1万人の養子の是非を持ち込む点。あり得なくもないし、こうした検証は子供手当のような現実問題でも想定すべき。養育の事実関係が必要と応える福井弁護士。これに対し、子が親を扶養するケースだってあるだろうと返す。1万人が会費のようで会費ではない、親への仕送りをする、というような。で、答えはない。 コンテンツにお金を払うか否かは、付随する周辺商品から対価を得るか、サブスクリプションのような契約下になければ、当然払うべきであり、商品のもつ「複製しやすさ」という性質が、複製しにくいものと区別されるのは本来的におかしい。万引きし易い店なら、なんで商品にカネを払うのさ、と言っている感覚。 芸術家は違うとか、認知度向上が重要だとか、そもそも違反をどのように見抜くかという点はあるし、ファンビジネスの成立もあり得なくもないが。本書は10年以上前なので、生成AIについては全く想定されず、語られる事はない。岡田斗司夫のAIについての意見は気になる所である。

    38
    投稿日: 2024.04.29
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    203冊読了。 10年前の本だけど今も問題は変わらない。 自炊から代行業の是非、著作権問題とコンテンツ業だけで食えるのは1000人程度、オプトアウト、ビットコイン?などなど、どうすればコンテンツ業界、クリエイターが次々とコンテンツを紡いで生きやすい社会になるかを語り合う。 一筋縄ではいかないだろうというのはわかったけど、うまくバランスを取るにはどうすればいいんだろう。日々変えながら最善策はないのかもしれない。

    2
    投稿日: 2021.09.03
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    10年前の本だけど、示唆に富んでいると思う。 ファンコミュニティの話、贈与経済の話は今まさにブロックチェーンを使って実行しようとしている企業もあるようだし、この本で語られているようなことがこれから動き出してくるんじゃないかと感じた。

    0
    投稿日: 2021.08.09
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    読みやすさ★★★ 学べる★★★★★ 紹介したい★★★★★ 一気読み★★ 読み返したい★★★★ 岡田斗司夫さんの本はタイトルをいい意味で裏切ってくる。読み始めてすぐに、これは流し読みするものではない、心してかからねば理解が追い付かない、と就寝前読書としては異例の集中力と睡魔との闘いにより、読了まで3日かかってしまった。 著作権のシステムは崩壊しているから、今の情報社会に適した新システム案を次々に展開してくる岡田氏 VS 著作権オタクの国際的弁護士、福井健策さん 高IQの2人の対談、難しいはずである。だが、面白い。10年前の本だが今なお追い付いていない、相変わらずの岡田さんの未来思考、予想は、早すぎる。

    0
    投稿日: 2021.06.12
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    本の自炊とかあったなぁw 切り取り方次第でいかようにも見せられる。 そんなつもりで言ってなくても、前後がなくなればまったく違うものとして一人歩きする。 でもひたすら真摯に誠実に行動することで、周りの支援者が守ってくれる時代は生まれつつある。 神社仏閣ってそんなに画像使用料徴収してくるのか。知らなかった。 著作権がボトルネックなんじゃね?と思って読み始めたのですが、考え方の参考になりました。 大半のコンテンツは無料で楽しめ、クリエイターにお金が入るようになり、プラットフォームの思惑に握られている時代に読むからこその面白さがありました。

    1
    投稿日: 2021.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    岡田斗司夫さんが好きな人はいいと思う。コンテンツはフリーで流通させ、マネタイズは別の手法(ライブグッズのように)で行うのが理想という点は納得。余談だが、どうして音楽業界では無料公開のMVで曲を聴かせつつストリーミング等で購入可能にするというモデルが浸透しつつあるのに、漫画や小説で同じことをすると未だに目立つのかなーと思った。あと、消費税や所得税のことを考慮してリアルマネーよりポイントシステムを使いたがるということは大きな気づきだった。絵や本の権利を守るために生まれた著作権が、300年たった今無限にコピーできるデジタルコンテンツまで擬似的に一つ一つの物として扱おうとして機能不全を起こしかけているというのは本当にそうだと思う。

    0
    投稿日: 2020.07.14
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    著作権について学びたい人に一歩目として読み易さ抜群なのでおススメ!私は著作権って堅苦しいけど、理解したいなあと思ったので手に取ったけど、法律のことはきちんと解説に乗っているし、対談形式だから、言葉が比較的に柔らかい、もっときちんと知るにはまた別な本を読もうとモチベーション上がる。 著作権について考える前にお金の価値や通貨の在り方についても触れているので、面白い。 コンテンツが好きな人間にとって、クリエイターの創造に繋がる日々の生活に関わるお金を払ってあげたいもの。 でも、一億総クリエイター時代。しかも稚拙だと思われた一般人の投稿が新たな創作ジャンルを作ったりする。マネタイズは難しいけど、プラットフォームが整って、どうにかより良いコンテンツがうまれる土壌を考えて、検討、検証していってほしい

    0
    投稿日: 2019.09.14
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     この本は、評価経済社会を唱える岡田さんと著作権の第一人者の福井弁護士ががっぷり四つに組み合って著作権について語り合う対談本です。著作権入門とありますが、堅苦しいところは全くなく、岡田さんの鋭い「書生論」に対して、福井弁護士が真剣に向き合って回答を出そうとする中で、デジタル化が進展する中で機能不全を起こしている今の著作権の問題点と今後進んでいくであろう姿がおぼろげに見えてきます。特に、岡田さんのぶっ飛んだ発想が面白いです。私的複製が許される範囲として、'自分自身や家族が使うため'という法律上の解釈を逆手にとって、養子を1万人取ったらどうか、などという意見を突然持ち出して、福井弁護士が目を白黒させたり…。  結局、岡田さんも福井弁護士も、よりよいコンテンツが出てきて欲しい、そのためにコンテンツ制作者が生きるために収益を還元する仕組みが必要だという点では同じ考えですが実現する方法論が異なります。岡田さんは、コンテンツそのものから金を得るのは無理、作品の利用はフリーにして評価経済などで作者を支えていく仕組みを別に作るべきだという考えですし、福井弁護士は従来の延長線上で、流通の中からうまく作者に利益が還元される仕組みを作っていこうと考えています。互いに考えは違うものの、相手の言うことを理解しようとする姿勢があるため、とても読みやすくまとまっています。

    0
    投稿日: 2018.11.19
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    本来、著作者の権利と利用者の最大化を目的とした著作権が、デジタル社会によって足かせになってきている現状を踏まえ、その打開策として極論を交わしている。話としては面白いが現実味はほとんどない。個人的にはベーシックインカムをクリエイター生き残り策として挙げているところが面白かった。

    0
    投稿日: 2017.04.06
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    著作権についてアナーキーな考えを持った作者が著作権のプロと対談する。 1.電子書籍の自販はいけないことなのか? ものすごく便利である。検索などもできるようになっている。 量が多いと自販したくなる。 持ってる本を自分用にコピーは合法。 しかし、業者に代理で自販してもらうは個人の使用の範疇外になる可能性が高い。 今はまだグレーゾーンだが、本来の趣旨からは許されるべきでは。データをばらまくために自販をしているわけではない。 スキャンした後の本は捨てないのいけないのか? 断裁された本が出回るようになるとスキャン業者がすごい勢いでスキャンできるようになる。 業者も廃棄せずにずっと持っているとすると。。。? 複製物を作った時にコピー元がどうなるか。 今は法律では触れていないが、自由度あげる代わりに著作物所持必須にするのもアリかも。 DRMがそれとは逆の方向性。DVDのコピー不可。 そのせいで映画業界は熱心なユーザーを失ったのではないだろうか。漫画のラップも総合パイを減らすような施策。 ブックオフは逆にユーザー増やしてると思う。 自由コピーを許したらクリエイターは食えなくなるのか? 岡田は自由公開にしたことで閲覧ユーザーが増え広告効果が出てきて本が逆に売れた。 ただし、村上春樹まで行くと実物が売れる方がいいだろう。 ただし、電子書籍か珍しいからだろう。みんなやるようになるとどうなるか。 実験を繰り返すことが大事である。 事後検証付きで。 ーーーそもそも著作権はなんのためにあるのか?ーーー 以外と新しい著作権という考え方。 情報をコントロールする権利。 情報は何人で使おうがなくならない。非競合性を持っている。 昔は情報が少なかったので著作権として情報も管理していた。しかし本質的に減らないものを管理する概念がそもそも辛い。 英国式の著作権と大陸式の著作権。 英国式、、、お金さえ払ってもらえれば後のコンテンツはその人自身からは離れる。それがどう使われるかは問題ではない。 大陸式、、、その人自身の、分身のようなもの。 著作権は敵か味方か。 自由流通ができるようになってきた中で著作権は不自由なのではないか。 著作権がなかった時代はどうしていたのか? パトロンが、サブの仕事とするかくらいしかなかった。 JASRACの場合は何に使うかよりどの曲を何分使ったかが問題になる。 しかし、広告の場合だと著作者人格権に関わってくるので別枠。 今の著作権が中途半端に良いものなので扱いが難しい。 法律を変えていく必要があるかもしれない。 グレーな範囲に手を出してみるとか、通説を作っていくしかない。 ーーーコンテンツホルダーとプラットフォームの戦いーーー 著作権がないとコンテンツ作成者にお金がいかなくなるから面白い作品がなくなるか? そこはわからない。 程よいバランスをとることが一番である。 日本だとマッド天野事件で元の著作物を作った人が権利を持っていることが判決で決定されてしまった。 アメリカなどの著作輸出国は著作券を伸ばそうとしている。 日本は以外とコンテンツ輸入国である。 コンテンツ輸出国は、著作権を伸ばそうとする。 しかし、輸入は認めないからこれをやりたいなら伸ばしなさい、みたいなことをしてくる。 コンテンツホルダーと、フリーの戦いが発生してくるだろう。 また、コンテンツの流通させるプラットフォームが強くなってきている。 しかし、そのうちどこも囲い込みができなくなる時が来る。 そのうちクリエイターがお金いらないよって言い始めたらあらゆる制限の保持がいらなくなる。 自由に見て欲しいクリエイターはそう言いだすのでは。 そうなるとプロとアマの戦いになってくる。 プロは流通を縛り付け、不便なのでアマの作品をみるとか。 そこで出てくるのが広告モデル。 ーーークリエイターという職業 野球で飯は食えるか? 野球だけで生きていける人なんて一握り。 ただ、野球できるからうちの会社入りなよ、で才能を含む総合的な人格で評価されたらいいのでは? クリエイターのお金に関わるシステムが今複雑すぎる。 ベーシックインカム的な仕組みがあればコンテンツはフリーになるかもね。 私たちはコンテンツがほしいだけではなくその人たちを応援するという形でもコンテンツを買う時がある。

    0
    投稿日: 2016.06.28
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    冒頭の書き出し部で岡田斗司夫氏が「21世紀はネットワークとコンテンツの時代」だと言っているのにまず同感をした。そして、読み進めるうちに様々な視点でぶった切られるコンテンツのあり方、著作権のありかた。それに対し、冷静かつ優しい視点で広く法律からの視点を提供してくれる、福井健策氏の対談が一気に書籍を読みすすめる力をあたえてくれる。法律という皆が基準とするルールがなければ、岡田斗司夫氏の言うようなやり方で新しい経済活動が勢い良く進むんだろうな。と個人的に思いながらも、フリーダムすぎると一部の理解者しか活動に参加できず、ルールで縛りすぎると多くは参加できるが面白味がなくなる。国作りもコンテンツ作りも同じ課題にぶち当たるものだなぁ。と改めて思いにふける。 変な噂で食わず嫌いになっていた岡田斗司夫氏に初めてまともに向き合えたきっかけの書籍。しばらく岡田斗司夫氏の動向に注目したい。

    0
    投稿日: 2015.09.02
  • キュレーターやバイラルメディアが儲かる世の中で、著作権の意味を考えている。

    著作権の未来に関する、ある思考実験の話。著作権はなぜ生まれたか、今どう作用しているか、その課題は、からはじまり「今の著作権法の守り方はジリ貧」なので代替手段を考えよう、という対談もの。 思考実験の中心は、現在の著作者が権利を管理する方式から、フリー化して、ファンからスポンサーを募る(岡田氏)/利用料から一定率を還元する(福井氏)方式。いずれもその方がコンテンツが流通しやすく、著作者も世にコンテンツが知られやすく、ユーザーもコンテンツを使用しやすくなるだろう、という。著作権法は変わっていくべき、は両者一致しても、そもそも著作権で守るべき対象、が両者違っているのが面白い。 後半は日本のコンテンツ戦略や米国のプラットフォーム覇権まで扱ってます。日本鬼子(ひのもとおにこ)やヘタリアを、日本の戦略として「冴えたやりかた」と呼ぶのはとても納得だしもっと広がれば良いと思う。

    5
    投稿日: 2014.11.13
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    著作権が万能ではないことはよく分かった. 大義名分を信じてはいけないってことだな. コンテンツで食うとかCGMとか結構胡散臭い. 自然に最適なシステムが出来上がっていくという考え方もできるが,やはりネット社会になって,簡単に国をまたがってしまうので,ちょっと解決は簡単ではなさそうな気がする. ここでもTPPが関連するのか. アメリカの思うがままに世界が支配されるのかな? 2回目:自炊に関する考えや捉え方は大きく変化した気がする。意識されなくなったというのが正しいのかも。

    0
    投稿日: 2014.11.11
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    ★『なんでコンテンツにカネを払うのさ?』 「著作権法の第一人者」と言われている福井健策氏による”著作権”に関する最新の説明を聞きたいと思っていた時に、目にしたのがこの本。根っからの岡田斗司夫ファンの私は、『一挙両得』と思いながら手に取り、読み始めた。感想は『この本で良かった』です。 福井氏を知ったのは、インターネットニュース番組の「ビデオニュースドットコム」にゲストとして登場した時。論の鋭さと、”著作権”という特化したわかりずらい法律を取り扱う法律家、と言うより、芸術や文化のコンテンツを愛している匂いのする方だという印象を持った。だから、福井氏の著作物を探していたのだが、実際に彼の文章を読んでいると、やはり法律を生業にしているだけに、難しい。内容は非常に役立つ話しなのだが、一般人には馴染みにくい言葉の運び、言葉の選択なのだ。そこで、岡田斗司夫のマジックなのか、天然なのか、福井さんの持ち味を上手い具合に引き出してくれる。引き出すというと、福井さんの論が主というイメージだが、そうではなく、岡田斗司夫が勝手な想像力を働かせながら、現在のコンテンツに関わる矛盾点をついて、自分の理想の国家(≒拡大型家族)を作り上げる方向に話しを進めると、合間合間に現実的な”著作権”や 米国コンテンツ・プラットフォーム産業のあり様やその法の体型などを解説してくれる。岡田斗司夫はそれでも、それに怯まず(というか実際はかなり福井氏を巻き込んで)自分の、描く未来像の論の補強に、福井氏の法的知識を活用していく。 なんか、読み終わると岡田斗司夫ワールドに付き合わされて居酒屋で相槌を打つ、”著作権”の論客という絵が浮かんでくる。 でも、前半の「プラトンとアリストテレスとダイエット」の章の著作権の大陸法的解釈・英米法的解釈、そして今日の日本の解釈的立場あたりの話しは、実にためになった。居酒屋談議ではあんな話しは出てこないなぁ。 2014.05.21

    0
    投稿日: 2014.05.21
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    もっと面白おかしい本と思っていたら、意外と難しかった。2chでdat落ちするスレが未来人にはピラミッドのように見えるかも、という発想がSF者だと思った。

    0
    投稿日: 2014.04.24
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    ただでさえクソ長いと思ってた著作権の保護期間死後50年。これが70年に延長される動きがあると知って愕然とした。またディズニーを嫌いになる理由が増えてしまった…。それ以外にも、疑問を感じるような、いや、正直言ってクソみたいな著作権関連の動きは多い。CCCD、コピーワンス、ダビング10、録画ネット裁判、各種DRM。これのせいで、テレビが故障したら録り貯めた番組が全部見れなくなったり、ネットから家電の動画を再生できなかったり、気軽に貸し借りができなくなったり、時には再生すらできなかったりすることさえある。もちろんマジコンP2P海賊版その他違法サービスに対応する必要はあるとは思うが、そのせいで普通に出来てたことが出来なくなる本末転倒な技術の進化方向には、到底納得出来ない。 本書は、そんな迷走して見えるデジタルコンテンツと著作権の行く末を探る一冊。現在の利用者VS”権利者"の構図ではなく、利用者と"クリエイター"がうまくやっていけるシステムは、どんなカタチが考えられるのか。岡田斗司夫の論はトびすぎててちょっと実現性に欠けるが、思考してみるなら、あるべき論を考えるにはそれぐらいの方が楽しいかもしれない。著作権を学ぶ本でも、今の戦いをどうするかについて考える本でもないが、近くだけ見て疲れた時は、こんな風に遠くを見て目を休めることも必要だろう。

    0
    投稿日: 2013.12.04
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    ちょっと縁が遠い著作権の話を深く掘り下げた内容。著作権を厳しくすると逆に売上が減る話など色々ゼロイチでいかない話が多く面白かったです

    0
    投稿日: 2013.11.06
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    ふつう。 対談形式で著作権論議を展開。岡田氏の斬新な発想に対し弁護士の福井氏が現実性をコメント,という具合。 提案自体は面白いものもあれば,共感しづらいものも。

    0
    投稿日: 2013.10.29
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    いつまでもデブと思うなよのオタキング岡田斗司夫と、著作権の弁護士福井氏の対談集。 一昨年くらいの対談なので、情報として生のお話ではないけれども、フリーライダーなど権利を取り巻く状況はあまりかわってない気がする。 個人的には、自炊市場の数年前の当時の雰囲気が味わえたので、ありな対談集だとは思うが、後半の全メデイアアーカイブと独自通貨のお話は、あんまりメリットを感じれませんでした。

    0
    投稿日: 2013.09.16
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    著作権とは何か?コンテンツにカネを払うとはどういうことかというその是非を問う話にはじまって、縦横無尽に、それこそあらゆる角度から岡田斗司夫と福井健策の両氏が語りつくす対談本でございます。 著作権のほうで有名な弁護士と、「オタキング」こと『フリックス』という新しい経済概念を提唱する岡田氏が対談形式で『著作権とは何か?』ということを徹底的に語り合っている一冊でございます。話題は本当に多岐に渡っていて、『自炊』と呼ばれる既存の書籍をデジタル化するということの是非や、コンテンツのマネタライズ。さらにはフェイスブックやツイッターなどの米国発のプラットフォームの絶大な影響力。情報と経済のありように至るまで、様々な角度から語りつくされております。 著作権に対する姿勢というのは世代世代によって違っていて、個人的にはある程度のコンテンツはお金を払って手に入れるものだという認識があります。しかし、最近の『デジタルネイティブ』と呼ばれる世代と人たちは、コンテンツとはネット上に『落ちている(違法合法を問わずアップされている)』ものであるという話を聞いて本当に驚きました。 『デジタル化』と呼ぶある種の『パンドラの箱』をあけてしまったがゆえに、著作権という何百年もかけて作られたものが機能不全のようになっている、というのが現在の状況だとここでは語られておりまして、それについては本当によくわかる話でございました。 『著作権』というものや、コンテンツというものに以下に対峙していくか?そういったことを考える点で参考になる一冊でございました。

    0
    投稿日: 2013.09.15
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    「コンテンツ」と「著作権」、この両者の結びつきが今ほど意識されている時代は無いのでは無いでしょうか。てまぁ、ワシの生きてきたこの数十年では、って意味での実感ですし、自分がそういうところで仕事をしているせいかもしれませんが。 そう、まさに仕事としても、嗜好としても、ワシにとって身近なのが「コンテンツ」と「著作権」。そのそれぞれの専門家、第一線で活躍されている二人の対談は、ひとつにはそれらの分かりやすい現状認識として、もうひとつには想定される、あるいは想定したい未来予想図の提示として、とても興味深く読みました。 突飛ながら分析の的確な岡田氏と、堅実ながら柔軟な発想の福井氏。彼らが提示する「著作権」、ひいてはクリエイターを巡る経済の再構築は、示唆的で特に面白く勉強になりました。まぁワシも、その界隈で働いてますからその提示された概念に似たものは元々理解していたが故に、腑に落ちたってところもありますが。 現状、ここで語られる未来は、絵空事でしょう。でも、絵空事が無いと実現には至らないというか、現実は変わらない。次はこれを推進、そこまで行かなくとも検討していく力が必要だと感じます。

    0
    投稿日: 2013.06.13
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    エヴァンゲリオンで有名なアニメ製作会社 GAINAX の元社長で現在は評論等で活躍している 岡田斗司夫 と著作権を専門に扱う弁護士 福井健策 が著作権とコンテンツの今と今後について語り合う対談本。「家族1万人いたら自由に私的複製してもいい?」「プロとして食えるのは日本で1000人」「救うべきは貧乏なクリエイターではない」などなどコンテンツビジネスの最前線を経験している 岡田斗司夫 の大胆で奇抜な発想に 福井健策 が次々に答える。本書を読めば著作権に対する考え方やイメージが変わるかもしれない。

    2
    投稿日: 2013.05.10
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    ネタバレ ◆電子書籍の自炊と著作権 •電子書籍の流行で、裁断機が売れている。 •自動車メーカーは制限速度を超えた能力を持つ車を販売するが、速度を守る義務は国民にある。 だから、指摘複製も、それを許さない制度で縛り付けるより、国民が守る義務がある、と言う方向の考えは?屁理屈だけど、正しい。 ◆著作権は味方か敵か? •海賊版が出回り利益を出せなくなるのを防ぐためにも、著作権は必要でよく出来たシステム •英米法的→クリエーター収入保護重視 大陸法→クリエーター人格保護重視 著作権はこれらの両方を含んでいる。 •法律とは 僕ら国民の代表が作ったルールであり デジタル化に伴い、著作権という制度に問題があれば、向き合う必要あり。 合法の範囲のグレーゾーンで遊びを仕掛けることが重要。 無駄になるかもしれない社会実験を積み重ねること。 •ルール違反 ルール違反かどうかの判断も必要だが そもそもユーザーやクリエーターにメリットがあるかどうかの視点が大事 ◆3章 コンテンツホルダーとプラットフォームとの戦い •日本は映画•音楽•書籍等の著作権収支は輸入95%、輸出5%で輸入超過の状態。輸出は97%がゲーム。 •FTAの注意点 基本的には税関を無しにして、やり取りしやすくするのが目的なのに、 コンテンツビジネスには、保有期間の延長を迫られる可能性が高い。 •パナソニックが強かった理由 ナショナルブランドで小売店に製品を渡すだけで、売れていた時代。 それは作り手側に主導権があった。 今はアマゾンや小売店側、もしくはネット側に主導権が移ってしまった。 今、強いのは、コンテンツを流通させるプラットフォームを提供するアマゾン、アップル。でもこれは、ネットワークの発展途上にある特殊事例であり、アマゾンKindleでしか動かない書籍、アップルしか動かないアプリは廃れていく。 →プラットフォーム提供者は、クリエーター側へ、この条件を飲めば、この報酬払います、に魅力を感じているから。 では、カネがいらないクリエーターが現れたら? 今はプロなみの設備やツールを使えるアマチュアがたくさんいる。 アマチュアが無料で作品を作り、 プロが少しは良いレベルの有料作品を作れば、無料が売れる時代。 ◆第4章 クリエーターという仕事 野球だけで食っていけるひとは、一握り。日本なら300人前後。県で一番でも、ダメかもしれない。 じゃあ小説家は?クリエイターは?野球と同じように週末に草野球感覚でやるのが当たり前では? 雑誌、CDの売上 ここ10年で大きく下がっている。しかし、ライブの売上は落ちていない。 理由は、デジタルで代替出来ない価値があるから。 ユーロピアーナ ヨーロッパの電子図書館、著作権切れの作品中心

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    投稿日: 2013.04.10
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    インターネットが出現して、コンテンツの在り方がかわった。今後のコンテンツの流通について考えさせられる一冊。

    1
    投稿日: 2013.04.07
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    【超共有】 デジタル状態でもっていればいいものに、著作権は不要であるとわたしも感じています。コスト、劣化を伴わずに複製できるものにお金を払う必要はないと思いますし、お金を求めてもいけないように思います。しかし、書籍やCDなどのように物理的に存在するものには、お金を払う必要性はあります。 無料でプロ顔負けのHPやブログを提供している方がたくさんいます。儲けようとはしていないのです。「情報の信頼性が・・・」という人もおられるかもしれませんが、信頼性はそのページを見ている人が決めていきます。信頼性のないものは自然淘汰される世の中です。 ただ、一番困ることが突然そのサイトがなくなることですね。ここはファンがしっかり支える必要があるのでしょう。 究極、デジタルコンテンツは全部共有すればいいのでは。(←ダメ?)

    0
    投稿日: 2013.04.06
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    読んだ。 p102 岡田「創作だけで食っていこうという態度が真面目じゃありません。」 は、一番強烈。賛否は分かれるだろうけど今後のデジタル社会ではほぼ間違いなく創るだけで終了というわけにはいかなくなるだろうなぁ。 既にそうなってるかもしれないけど。

    1
    投稿日: 2013.03.22
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    著作権について、専門家である福井弁護士と岡田斗司夫の鋭い視点が絡み合ってハイレベルな議論をしている対談本。普段自分が疑問に思っているようなこと(自炊、YouTube、違法ダウンロードなど)を題材に話が展開するので、とても読み易い。法律とどのように付き合っていくのか、これからどんな世の中になっていくのか、最終的にはどう生きていくのか、いろいろと考えさせられる本でした。

    1
    投稿日: 2013.02.28
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    2012/12/7  図書館で借りた おもしろかった 最近ニコ生を見て岡田斗司夫にハマった。 この本は著作権について書かれている 【自炊代行】 ・法律がゆるい国へスキャン代行を外注した場合  海外の法律が適応される  米国Amazonで日本の本を買ってデータだけ日本の顧客に送る  ビジネスが成立する。  らしい・・・・・・・・・。 自炊代行はあんまり賛成できない ってのは、出版社が電子書籍を出せば済む話で・・・ なんであんな高くする必要があるのか。 仲介手数料や紙代がないのに、なんで紙の本より高く(同額)するのか そこが問題で・・ 電子書籍の値段をある程度下げれば自炊代行なんて業者が なくなるんではないのかな いつまでも紙にこだわる意味がわからない。 いや、紙のが好きなんだけど部屋が狭くなるから 自分的には読んだ本に電子書籍化できる権利がついてて ネットとかでその番号を申請するとデータがもらえるようにしてほしい。 紙で買った本は廃棄orブクオフに売って、データを保存して また読む時はデータで読む。 が、理想です。 著作権って曖昧でほんと難しい。 著作権検定受けてみたかったけど、めんどくさそう・・・ 海外では著作権の保護期間は70年 日本は死後50年 (TPP、FTAの参加で変わるかもしれない) 西原理恵子クラス 年間1000円で作品を読み放題にする、10万人くらいは 購買するだろうから、それで1億円 コンテンツごとに課金するより楽でしょ?と岡田氏が言ってるけど 年間1000円払う人間が10万人いるのかな? 他にも岡田氏の持論【評価経済】について語ってるけど 賛同できない。 なんかベーシック・インカムにしても怖いシステムな気がする。 評価経済については他の本を読んでみる。 それとは別に 【コミケ通貨】はおもしろい話しだった。 コミケの売上の5%を全ての著作権利用に使う 同意した作家には、この通貨で支払われる。(換金できるのか?) その紙幣は、その年人気あった作家のイラストで・・・ なんか楽しそうだし経済的に効果もありそう! 岡田氏はやらないらしいけど、やってほしいな。 全体的におもしろかった!!

    1
    投稿日: 2012.12.07
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    著作権を守る事を職業にしている方と、著作権で収入を得ている方の対談を綴った本。 著作権を頑なに守る事に焦点を絞っているのかと思ったら、ユーザーの視点に立って意見を述べている事の方が多く、その点にまず驚いた。 「技術が進歩するほど著作権は守られていく」「著作権の期限を伸ばすことは必ずしも創作活動にプラスにならない」「プラットフォームを握られることの怖さ」など、今まで気がつかなかった事が多く含まれていた。 また、音楽好きの自分にとって「自分たちが好きなバンドを支えているという喜びに対してお金を払っているのであり、コンテンツに対してではない」という下りにはまったくその通りだ、と感じた。 全メディアアーカイブの構想は、実現できるかは別として、自分の支払ったお金がクリエイターに届きやすくなるという点は良いと感じた。

    1
    投稿日: 2012.11.16
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    これも、評価経済に移り変わっていく過程のお話みたいです。 ネットは、僕たちの社会をどこに連れて行くのだろう。こういう話をきくと、怖いんだけど、ワクワクする。 自分たちが乗っているこの時代は、実は、ジェットコースターで、幕末や戦国並みにおもしろい時代なのかもしれない。

    1
    投稿日: 2012.11.12
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    「著作権反対派」の岡田さんと「擁護派」の福井さん(ほんとは違うけど便宜的に分類)との対談本。 お二人の話には8割同意で2割疑念ってとこかな。 「著作権を無くすことで社会が潤うならその証拠が必要だ」っていうけど、じゃあ著作権があることによって潤っているっていう証拠はあるんだろうか? 著作権でのマネタイズが実質全員に不可能になったとき、現在の水準の表現の多様性は維持できるんだろうか? などなどいろいろ考えさせられて、考えることが好きな人はかなり楽しめて読めるはず。 それにしても岡田さんの発想のぶっ飛びぶりは本当に面白い。好きだなあ。

    1
    投稿日: 2012.11.12
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    岡田氏の人となりはあまり好きになれないのだが、氏の提示するものはブレストレベルと斬って捨てるには惜しい魅力がある。 どこかで聞いたような、現実味が無い、といってる間に気がついたら仕組みになっているかもしれない。

    4
    投稿日: 2012.09.10
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    一般の人にも身近になりつつある「著作権」を中心に、オタキング岡田さんと弁護士福井さんが対談形式で議論します。 「全メディアアーカイブ構想」はぜひ実現して欲しいと思います!! 目次ベースですが、特にここら辺が面白かった。 「電子書籍の自炊はいけないこと?」 「法律で遊ぶのは大人の務め」 「人はデジタルというパンドラの箱を開けてしまった」 「マネタイズを諦めれば、奴隷から解放される」

    3
    投稿日: 2012.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰もが簡単に、デジタルでコンテンツを作れて、他人の著作物を簡単に複製できるようになった昨今。 コンテンツに著作権はつきものですが、今の世の中の有りように、上手く対応しきれていないようです。 そんな著作権について、色々な切り口で解説されています。 面白かったのは、著作権についてよりも、これからのクリエイターの有り方や『全メディア・アーカイブ構想』などと言った、これからの新しい仕組みについての話でした。 現行の制度に対して文句を言う前に、試行錯誤を繰り返して何かを作り上げて行く方が良い事を教えてくれました。 デジタルはあくまでも道具であって、全てではないと、改めて思いました。 対談として書かれているので、硬そうなイメージの著作権がやんわりと説明されています。その分、ちょっと読みづらかったです。 入門編なのでコレくらいが丁度いいのかも知れません。

    3
    投稿日: 2012.08.09
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    デジタル時代のぼくらの著作権入門』:岡田斗司夫・福井建策(11.12) ネットで簡単に同じものがコピーされていく時代の著作権。 もはや誰にとっても身近な問題なのだと思った。 プロにとって怖いのは、違法にコピーされることよりも 多くのアマが無償で作品を発表することなのかもしれない。 今ある著作権の形態を見直しつつ、 どうクオリティを保つのかが最大のポイントだな。 ネットを通じて膨大な量の作品が流れていく中で むしろライブの希少性が上がる、というのは確かにそうだと思う。 岡田斗司夫が言う「作品は趣味で、お金は仕事から」なんて まずちゃんと仕事がなければ成り立たないし。 そしていくら作品が基本だとしても、 発表の場を提供するプラットフォームが絶大な力を持っているのも確か。 アカウントを取り消されたらなすすべはない。 考えることはたくさんあるなあ。 福井建策という人の本はもう少し読んでみたい。

    3
    投稿日: 2012.08.09
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    昨今の著作権がらみの議論から、評価経済の話にまで広がる。その辺りの前提知識がある人には面白く読める本かも。 コンテンツに関わる人なら一読してみては。

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    投稿日: 2012.07.30
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    クリエイター全員がそれで食える必要はないというのは同感。◆著作物に対してのプラトン(文字になったら一人歩きは認める)とアリストテレス(作者の思いもよらない方向は困る)の考え方。

    0
    投稿日: 2012.07.19
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    本のコンセプトは良いのに中身が、下らない。もっとコンテンツの現状や今後が知りたいのに。 岡田の俺って頭いいだろ節で終始。 得るものは少ない。

    1
    投稿日: 2012.06.21
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    岡田斗司夫さんと、著作権法に詳しい弁護士・福井健策さんの対談本です。 電子書籍の自炊について理解してたつもりだったけれど、よくわかってなかったんだな、ということがわかった。この本を読んで、なるほどと思った。 あと、「僕たちが欲しいのはコンテンツではない」「人はライブの体験にお金を払う」というのもよくわかる。 岡田斗司夫さんのコンテンツビジネスの発想も面白いし、非常に考えさせられるものがあった。 恥ずかしながら、2008年にmixiが公表した規約規定をめぐる騒動があったことも知らなかったけれど、規約を読むと著作権法にあるキーワードがしっかり入っていて、このまま認めちゃったらあり得ない感じがわかって面白かった。 読んでよかった。とても勉強になった。

    1
    投稿日: 2012.06.19
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    岡田斗司夫さんと、福井健策さんの著作権についての対談集。 この本の面白いところは、法律の専門家である福井さんに、コンテンツビジネスのことを考えまくっている岡田さんが、かなりインサイドギリギリの危険球を投げまくっているところ。岡田さんの突飛だけれど本質を突く質問に、福井さんは法律の専門家として真摯に答えているところが面白かった。 結論から言えば、コンテンツで稼げる人間は日本で10000人くらい、というのはかなり的を射た数字じゃないかと思う。現在はプロとアマの境目が限りなく薄くなり、素人が大人気になる一方、玄人はつねに厳しい目に晒されてオワコン化していく…… そういうなかで、文化でご飯を食べていくための「著作権」や「それ以外のビジネスモデル」について、さらには国際的な競争力の維持について、物凄く細かく幅広く論じ合っているところが面白かった。結論は、やっぱり「クリエイティブは趣味でやったら?」に尽きるのかなぁ。それが歴史的に観ても伝統的な在り方だし、現在に至って吟遊詩人が復活する世界というのも、それはそれで面白い。

    3
    投稿日: 2012.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著作権について、オタキングと福井さんが対談 なかなか面白い オタキングの発想がどうもカッ飛んでいる

    1
    投稿日: 2012.04.29
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    考えてることと、ほぼ同じことが書かれていて焦ると同時に実現するには賛同者が多いかもしれないという自信にもなった。

    1
    投稿日: 2012.04.28
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    昨今、ネットの普及で今まで敷居が高かった作品の発表が容易にできるようになり、ネット上には素人、セミプロのさまざまな漫画、小説、映像、音楽等の作品が溢れていて、初音ミクなど独自のムーブメントを起こしているものもある。 今後コンテンツで飯を食える人は非常に少なくなるので、一握りのプロ以外は兼業で作品を作っていけば良いというのが岡田斗司夫の考えである。確かにCDやDVDとか買わなくなったし、雑誌や本も売れてないもんなあと納得する部分が多かった。 両名ともコンテンツを愛している人たちなので、著作権を守ろうとする利権者のちからが強くなり過ぎたら、面白いコンテンツが生まれなくなることを憂いていて、その部分はすごく共感できた。 本が対談形式なので、堅い内容でもすごくわかりやすかった。

    2
    投稿日: 2012.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    期待以上に面白い本だった! 岡田斗司夫の考えていることが凄くラジカルで、この本をきっかけに地方通貨、小規模政府などにも関心が。福井さんがこれほどフレンドリーな人であることも(実際に彼のセミナなどに出席したこともあるんだけど)知らなかった。 「創作で食っていこうとする態度が真面目じゃない」という岡田さんの発言が最高(その上で、プロ未満のプチクリエイタをどう助けるか、という議論になるので、引っかかったらまず本を読んで真意を組んでください)。

    2
    投稿日: 2012.04.02
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    コンテンツ業界(特にネット方面)に生きてる方で著作権ってちょっと苦手と思ってる方には、非常に読みやすくいろいろと考えられるのでいい本だと思います。 だがしかし、個人的にはちょっと夢想が過ぎて面白いけど現実感がなかったw 対談2回をまとめたものとしてはこんなものだと思いますが…(2012.03.25読了)

    1
    投稿日: 2012.03.27
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    例えばCDを2500円で買ったら、バンドにいくら、レーベルにいくら、流通業者にいくら、プレス工場にいくらずつ払ったことになってるんだろう。CDじゃなくて曲をファイルでダウンロードしても同じ額になるのってホントにおかしくないの?そんな疑問を提起してくれる議論を、岡田さんと弁護士の福井先生が展開してくれます。以下は引用w (本書P130,140)‥岡田 福井先生がおっしゃるように、2兆円の出版市場が2000億円規模にまで縮小するのはその通りでしょう。けれど、僕はそれで構わないし、そういうふうになった方がむしろ出版業界は元気が出るのではないかとすら思いますよ。 (一同)はあぁーー。 岡田 なんでため息をつくんです?‥

    1
    投稿日: 2012.03.20
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    自分が考えていることとマッチしてることもあっておもしろく一気に読んだ。クリエイターとプラットフォームの関係のあたりとか特に。

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    投稿日: 2012.03.13
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    自炊問題だけでなく、著作権全体を考える上で参考になる本。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4135832.html

    0
    投稿日: 2012.03.11
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    全く異なる背景を持つお二方のコラボレーション。著作権の起源から現在の状態。そして未来への提言まで。岡田さんの本質を捉えたアイデアに対して、実際の法務ステップを熟慮した福井さんがブレーキ/フォローを入れるという掛け合いが続く。最高の化学反応!コンテンツビジネスにかかわる人間にとっては、ビジネスチャンスへのヒントに満ちた一冊とも言える。

    1
    投稿日: 2012.03.11
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    著作権の行く先について、著作者とコンテンツ利用者とデジタル利用者と法律家が話し合う、みたいな感じだった。二人だけど。 法律のための法律、あるいは権利保護のための締め付けに陥る可能性があることがわかる。 デジタル情報でどう儲けるか、ではなく、どう利用して活発化させるかに重点をおいていて興味深い。 芸術家で食べてなんかいけないよ!ということを著作者が言うとは思わなかったけど(笑)

    1
    投稿日: 2012.03.01
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    「いつまでもデブと思うなよ」の岡田斗司夫さんと「著作権の世紀」の福井健策さんにいよる対談形式のコンテンツ論。破天荒なアイデアと、”フリー”論者である岡田さんと、”著作権”という人類の叡智をこよなく愛する福井さんの二人が、今後の著作権のあり方や、コンテンツとは?といった疑問に、お互いの意見をソフトにぶつけ合う。岡田さんというオモロイおっさんに、福井さんという真面目な先生が、”無茶言うな!”という感じで諭していく流れが小気味よい。 出版社に身を置く者としては、”フリー”になることで旧来の産業構造が一気に崩壊するのは困りもんだが、情報は自由でタダになりたがっているし、デジタル時代全盛に、著作権の在り方がどう考えても機能不全を起こしていることは否めない。 それでも100%岡田さんに賛成できないのは、技術革新のスピードに、培ってきた歴史や慣習、人間の生き方までを追い付かせる必要はないと考えるから。こう言うとすぐにアナログサイドに置かれてしまうが、あくまで中立。文中で岡田さんは、「著作権をフリーにして、日本国内の雑誌・書籍市場2兆円が10分の1になっても構わないと思う」と発言しているが、頼むから想像遊びだけに留めておいて欲しい。。。 クリエーターもユーザーも不利益を被らないような著作権の在り方というのは、とても興味深い。技術革新に伴う情報のフリー化や複雑化が急激に進行しているので、法律だけではどうにもコントロールしきれなくなっているのは明らかだ。法律外の、クリエータやユーザー独自のモラルやインセンティブ設計などから新しい情報管理の流れを作ることが、場面場面で必要になってくるのならば、この岡田さんの突飛なアイデアは非常に興味深いもんがある。

    1
    投稿日: 2012.02.24
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    オタキングexやFREEexシステムでお馴染み岡田氏と著作権の第一人者である弁護士の福井氏による対談です。かなり面白かったですね。全体の主体は著作権の話なんですが、前半は日本の著作権の現状やそれに対する現実的な対応策で為になるんですが、後半はその先にある未来の夢想で、前半とは打って変わってスリリングなSF話が展開されます。岡田氏は時期日本経済は貨幣経済社会から評価経済社会に移行するという概念を主体にしており、本作もその概念が主体となっていて、非常に面白い突飛な発想と共に対談が進んでいきます。表記が特に難しいわけではないので、誰でも抵抗なく読めるんじゃないかと思います。

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    投稿日: 2012.02.11
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    ニコニ・コモンズの件に限らず、著作権関連のことにはアンテナを広げているのですが、「誰か・なにかをFREE(無料&自由)にする」というコンセプト FREEex を提唱する岡田斗司夫さんが、なかなか挑戦的なタイトルの書籍を出してきました。しかもそれが、著作権法関連では日本で第一人者と言っても過言ではない、弁護士の福井健策さんとの対談。これは面白そうだとポチりました。 対談本というのは会話の臨場感がなんとなく伝わってくるので、スカッと読めてしまうんですよね。本の作りとしてはわりと安直だと思うんですが、しっかりとした対談であれば中見は濃い。この本もそんな一冊でした。 [続き] http://wildhawkfield.blogspot.com/2012/02/blog-post_08.html

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    投稿日: 2012.02.09
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    様々な分野でフリーミアム戦略が進み、コンテンツが 無料になっている社会でどうやって稼いでいくか? を考えたくて読んだ一冊。 中でも一番ピンと来たのが 『ネットに公開してコピーできるようにしたことで、いろんな人が 本の中身を引用できるようになった。 引用されると売れます。今の世の中では「知られていない」 ということが一番まずい。』 という部分。【知られるためにまずは無料】という 使い古された手法が現在の主流ってことに 改めて納得。

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    投稿日: 2012.02.06
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    クリエイターと著作権とマネタイズの関係について。岡田斗司夫氏と弁護士福井健策氏の対談問答。厳しい現実とパラダイムシフト。面白い一冊。洗脳されそうw

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    投稿日: 2012.01.26
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    著作権について立場の違う二人の対談。 著作権を規定している著作権法は、デジタル化、インターネットの普及、アメリカの政策などによって大きな無理をかかえているけれど、建設的に地道に改善していこうという福井弁護士に対して、岡田氏の自由な発想から出る意見に面白いと思う部分はある。法の抜け道やウラをかこうという考え方は著作権のような得体のしれない対象にはプラスになるのかも知れないという気はした。 また利用規約が事実上の法律を事業者が作っており、アメリカの場合は手が出せないというのはその通りだが腹立たしい。アメリカの消費者に立ち上がって欲しい。

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    投稿日: 2012.01.22
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    ディジタル化の波によって、優れた創作者がコンテンツで食べていくことが困難となっている。 その中で、どうやってコンテンツで食べていけるようにするか? ということが、多くの議論の前提となっており、福井氏もそのような認識に立っている。 一方、岡田氏は、 コンテンツだけで食べていけるようにする必要はない。むしろ、コンテンツだけで食べていこうとすることが、そもそも無視の良すぎる話。 と、真っ向から反対する立場を取る。 自由に論を展開する岡田氏と、それを柳のように受け流し、うまく返す福井氏。なかなか面白かった。

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    投稿日: 2012.01.19
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    C0030 忙しい人は巻末の福井氏のあとがきだけでも良いです。与太話みたいな内容ですが、遠い将来は現実になっているかもしれません。あと、電子媒体に載せられる著作権について考えるのには良い本だと思います。

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    投稿日: 2012.01.18
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    ・コンテンツ事業で、すべてのクリエータを養うことはできない。 ・プロ野球選手のように、ごく一部のクリエータのみがお金をもらえるコンテンツを作り出せる。 ・普通のクリエータは、別の仕事で生活しながら、作品を見てもらえばいいじゃないか。 と、既成概念を覆す議論が面白い。 この観点で、著作権・プラットフォームビジネス・電子アーカイブ、といった課題の問題点も浮き彫りにされている。

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    投稿日: 2012.01.16
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    最初は、本の自作代行業はいいの?っていうもろ著作権的なのから入ってるんだけど、そこから著作権が著作物を守る意味だとか、それがないと面白い作品は本当に生まれないのか。ひいては、どうやったらコンテンツと経済もろもろは共存できるのかまで話が広がっていくのがおもしろかったです(*^_^*) あーそんな視点から考えると面白いなあとか、視点を切り替えるだけでこんな考えられるんですね。これでもうちょっと自分でも考えてみたい問題です。

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    投稿日: 2012.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    僕らが求めているのはコンテンツではない、という話に共感。 たしかに、本当にその作品や作者が好きならデジタル版よりも手元に残るパッケージの方が欲しい。 「私はこんなに好きなんだぞー」っていう意思表明になる。 あと、CDを買うのも、そのバンドやアーティストに「貢ぐ」感覚で買ってるなぁと思った。 「私が育てたと示したい欲」みたいなのが日本人にあるってことはAKBでも証明されたわけだし。 ライブに行くのは臨場感を味わえるという付加価値があるから、それを越えるものがないとデジタルコンテンツというのは成長を止めるだろうなとも思った。

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    投稿日: 2012.01.06
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    『おひねりをどう支払うのか?どう受け取るのか?』 クリエイターがコンテンツを作った。その時点ではまだ価値はない。 コンテンツを受け取った側が「これは自分への贈り物だ。ありがとう!」と感謝をした瞬間にはじめて価値が発生する。 街場のメディア論で内田樹さんはそう主張していた。 この「ありがとう」がクリエイターに貨幣のカタチで返る。 それが著作権料の本質だということなのだろう。 著作権料がなぜ問題になるのかというと、上の物とは順番が逆だからだ。 クリエイターがコンテンツを作った時点で価値が発生したと考える。 このコンテンツを使用する料金が著作権料としているのが現状だ。 この方法の問題はそのコンテンツが自分への贈り物であるかどうかわからないまま、クリエイターに対して「ありがとう」の代替である著作権料を支払うことになることだ。 実際には自分への贈り物に達していないコンテンツもあるだろう。 そういうことが多いのであれば、使用料を払わずにコンテンツを利用しようする利用者が出てくるのは仕方ないのではないかと僕は思う。 岡田さんが言うようにコンテンツを利用するのはタダにしてしまう。 大量にコンテンツを提供することで、自分への贈り物だと思ってくれる人の元にきちんと届ける。ありがとうの返礼は著作権料ではないカタチで受け取る方がシンプルであるべき姿のように思える。 FreeEXはその一つのカタチなんだろう。 たくさんの著者の本を読みたいし、その人たちにきちんとお礼をしたい。 だから今のままでも一人のユーザーとして別にいいんだけどなぁとも思った。

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    投稿日: 2012.01.04
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    4章が特に良かった。"クリエイターで食っていけるのは日本でせいぜい1000人。野球が好きな人は多いけど、野球で食える人は2軍合わせても840人。ちょっと絵が書けると、創作だけで食えるという幻想を抱いてしまう”というような内容。 今はやりの自炊問題から始まり、コンテンツビジネスの今後についての対談本。著作権について知りたいときは、福井さんの著作を当たったほうがいいです。 岡田さんの言うことはすごく筋が通っているし毎回驚かされるからはまってしまう。だけど、実現可能性に欠けると感じるのは何だろう。 あとは、なぜこんなタイトルの本にカネを払って買ったのか考えると面白いですよ(笑)

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    投稿日: 2011.12.25
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    対話形式で読みやすい著作権本。 著作権にまつわる現時点での問題と、改善策につながりそうなアイデアが載っている。対話本らしく、かなり分散的な議論ではあるが、著作権という目に見えないものを様々な実例をもとに色々な角度から眺めることが出来て楽しい。 クリエイター側からの視点と、ユーザー側からの視点とでごちゃ混ぜで議論されているが、そもそも両者のボーダレス化が進んでいるからやむなし。 結局のところ、ユーザーにとって著作権は敵ではなく共存した方が良質なコンテンツの産出には有効であり、そのためにはユーザーから広く薄くコストを頂戴するシンプルな仕組みが必要だってことかな。Paypal弾幕薄いよ何やってんの!ってことですかね。 イマイチだった点として、新たに総合的なプラットフォームを作る的な話と、臨在感うんぬんの話は個人的にはあまり共感できないなーと感じました。 以下、おもしろかった箇所など ・今の世の中、知られていないことが一番まずい ・DRMは音楽・映画業界の過剰規制 ・ネットが発達した現在、コンテンツがフォーマットから切り離せるため、流通の部分で私的複製うんぬんの問題が出てくる ・コンテンツホルダーより、プラットフォーム側(youtubeだのtwitterだのAmazonだの)の力が強くなりすぎている ・コンテンツホルダーを支えるのはファンからのお布施→お布施を簡単シンプルに実現できる決済手段が必要

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    投稿日: 2011.12.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・今の状況について スキャン代行業の違法性 著作権はどういう当てはめ方をするのか。昔の物質媒体と今の電子データ。 ロングテールの理論とプラットフォームの利益のあげ方。 ・今後変わっていくもの(推測部分?) クリエイター総人口論の推測 全メディアのアーカイブ・・・ユーロピアーナ、メガストア。 ・著作権の使われ方 アメリカプラットフォームの規約と法律のアドバンテージ 過度期、でも完成するのは50~100年後くらい。少なくとも自分たちが生きている間に完成するかどうかも分からないが。提案しているところ。 ・思ったこと appストアの音楽に対する値段の設定にかんしては中々に対人説得の分量が大きいとスティーブ・ジョブズの伝記を読んでて感じたので、そういう場を作り成すのは難しそう。対象は法律でもなく人間とかの説得がメインなんだろうと。 メガストアにある価格のポイントシステムとかは確かにシステム上としては直ぐできそうではあるけれどどこか引っ掛かる。 SF小説の着想というべきか、一度かなり発送のロケットを打ち上げた後から話が展開されていく。 著作権、コンテンツビジネスというよりは発想性と将来の話。

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    投稿日: 2011.12.21
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     著作権とはなんだろうか。一言でいうと、「情報コントロール権」だ。著作権者が創出した情報の無断利用、無限増殖を防ぐための枠組みであるといえる。そしてデジタルネットワークの発達と、著作権というシステムは最悪の相性だということがわかるだろう。なぜなら、情報は食べ物のように減ったりしない上に管理が相当難しいからだ。また、非排他性を持っている情報の性質上必然的に自由流通にならざるを得ない。情報と物が一体化していた時代は管理が比較的楽だったが、ネットがある今、情報は簡単に拡散していく。  さて、著作権を考える上で重要なのは、そもそも著作権は何ののためにあるのかということを根本的なところから問いただすことだ。ガチガチに法律で規制してしまえば、クリエーターの創造の源泉がシュリンクしてしまい、しょぼい作品が世に溢れる事態になりかねない。なぜなら創作は模倣を必要とするからである。一方で完全フリーにして、アナーキーな空間にしてしまうのも違う。そうするとそれはそれでクリエーターは飯を食っていけなくなり疲弊してしまう。流通と収益のバランスが最適になるような枠組みを構築していくことこそが目的のはずだ。著作権は壮大な社会実験であるといえる。その実験過程で改善していくことが今求められている。 とここまでマジメで堅苦しいことをつらつらと書いてきたが、本書には既成概念にとらわれない面白い発想やアイデア、ビジネスモデルが紹介されている。著作権云々よりむしろ夢想的なアイディアのほうが刺激的で本書のメインディッシュかもしれない。

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    投稿日: 2011.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分は以前から、コンテンツホルダーにお金が行くシステムにしないと、世の中面白くなくなると思っていた。だから、ユーザーがYouTubeとかをタダで見れる現状に違和感を感じていた(自分も良く利用するけどw)。 ただ、岡田さんの言うように、コンテンツをフリーに公開するようにしても、クリエーターが面白い物を作れるシステムにするという案は良いかも。新しい通貨を作ったり、タニマチ制度を使ってみたり。 まあ、楽しい未来になれば良いかな。

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    投稿日: 2011.12.09
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    コンテンツのフリーな流通を提唱する岡田氏と、著作権の専門家の福井氏の対談本。 結論から書けば、「今の著作権をとりまく社会の枠組みにはムリがある」という点で両者は一致している。 ただ、一部の大人気クリエイター以外はコンテンツでは金銭を得られないと主張する岡田氏と、著作権によってクリエイターに金銭的なメリットを還元することが豊かな文化を生み出すという福井氏で意見は異なる。 ただ、さっと読んでしまうと見落としてしまいそうになるが、この意見の違いはもっと根深い部分に起因している。 というのも、岡田氏は「法律の変化がなくても」コンテンツとクリエイターを取り巻く状況は変わると主張していて、その上で「より良いコンテンツ流通のための枠組み」を提唱している。 一方で、著作権の専門家である福井氏は、法律が現行のままであれば、コンテンツもクリエイターも今のまま大きく変化しないという認識をしている(そう明言はしていないが、変化について語るときは法律についても触れている)。 個人的には岡田氏に賛成である。 法律を現状維持したところで、クリエイターやコンテンツ、それらに関わる産業も現状維持できるとは限らないのだから。

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    投稿日: 2011.12.08