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powered by ブクログ限りなく消費する―院政期: 受領のユートピア 中世・どのように始まったのか 後白河院と今様の世界観 財貨をいかに徴収するか―武家社会の始まり: 国務と目代 下文と財貨 中央ー地方関係の転換 蕩尽から戦争へ 隠遁文学の思想: 鴨長明・方丈記 徒然草の世界 御家人千葉氏を支える人々: 弱者は訴える 千葉市をめぐる金融 不条理を支えるもの 浄土の希求・現世の蕩尽 悪党の肖像―南北朝時代: 夜討・強盗・山賊・海賊 跳梁する悪党 富・力・自由 蕩尽から再生産へ―室町時代: 収奪から贈答へ 八朔とモノの経済圏 モノをめぐる価値意識
0投稿日: 2024.10.05
powered by ブクログ本郷和人の奥さんも歴史家で同じ中世が専門(笑) 消費の世界から中世を見る 貨幣経済に目を奪われていたが、新しい行政組織の地方から富を吸い上げる力は治よかったのかあ 確かに、技術革新もあり生産性も増えているし、軍事力をもたない平安時代の地方無政府化から一転、「納めなかったら襲うぞ」という実力保持政府だと無条件で従うよね この前提があっての貨幣の流通だと理解しておこう!
0投稿日: 2018.09.08
powered by ブクログ中世の生産と富について…ということで、 章ごとに時代をくぎって書かれていました。 いわゆる「歴史」の本とは違い、 訴訟文書や説話集、さまざまな史料(現代語訳されているので読み易い)から中世人の生活を読み解こうという感じ。 文章が読み易く、さくさく読めました。
0投稿日: 2013.12.07
powered by ブクログ蕩尽が、モノの経済圏を発達させ、やがてそれを追い越すようにして、カネの経済圏を沸き上がらせる。モノを伴わないカネの経済は、モノの経済と表裏をなして、より大きな蕩尽を可能にする。ヒト、モノ、カネが、大いに躍動し、そして食い荒らされた日本中世の動態を見る。
0投稿日: 2013.02.10
powered by ブクログバタイユの著作を読みエロティシズム、蕩尽といった概念を学んだわけだが、バタイユはフランス人であるがゆえに、バタイユの考察、あるいはエロティシズム、蕩尽といった概念が日本においてどれほど有効であるのか、かなり疑問であった。そのためこの本を読むことで、日本において富がいかにして蕩尽されていたのかについて考えようと思い手にとった。 平安時代後期には全国の荘園から集められた富が藤原氏、院によって蕩尽される仕組みができあがっていた。そして平氏が実権を握った時代は、海運が整備され、中国から輸入された富をも中央に集められ蕩尽された。だが武士政権が成立すると、貴族は徐々に衰退し、例えば鴨長明の「方丈記」や吉田兼好の「徒然草」などのような質素な蕩尽(それはもはや蕩尽とは呼べないであろう。)の仕方へと変化を遂げる。室町時代の幕府においては、貰ったものを別の人に贈与するという習慣が一般化し、貰いものの有効活用という発想はあっても無益な蕩尽という性格はほとんどなくなってしまっている。西洋同様、時代を経るに従い、一人が全てを蕩尽する仕組みは、徐々に解体していったことが分かる。 蕩尽する中世というタイトルであったが、蕩尽にあまり焦点があてられず、蕩尽を可能にした仕組みに焦点があてられていたのは残念であった。
0投稿日: 2012.08.16
