
総合評価
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powered by ブクログKのお嬢さんに対する恋心がわかるまでの展開がキュンキュンしました。明治時代の学生の雰囲気、先生を通して描いたエゴイズム、夏目漱石の修辞に優れた文章も魅力的でした。
0投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログダラダラと読んでたけれどもやっと読み終わった。 高校の時に現文の教科書に先生の手紙の部分が一部載ってたのでそこだけ読んでた。 なので1番美味しい(言い方)部分だけ先に読んじゃってたので最初の方がなんともテンション上がらず… 何も知らずに読んでたらもっと勢いよく読めたのかなーと思ったり。 先生と遺書、から急激に面白くなりますね。 文章というか、先生の考えを言葉に表す技法がすげぇー文豪すげぇ~って思いました(IQ3の感想) 先生の恋愛に対して しじゅう接触して親しくなりすぎた男女のあいだには、恋に必要な刺激の起こる清新な感じが失われてしまうように考えています。香をかぎうるのは、香をたきだした瞬間にかぎるごとく、酒を味わうのは、酒を飲みはじめた刹那にあるごとく、恋の衝動にもこういうきわどい一点が、時間の上に存在しているとしか思われないのです。 とか、思わずメモっちゃった。 途中、いやK失恋くらいで死ぬなよ!と思いつつ、将来に希望を見いだせない中で、大切な友人と恋しい女性を一度に亡くしたら絶望してしまうのかな…と納得したり。「もっと早く死ぬべきだったのになぜ今まで生きていたのだろう」がね…ずーんときましたね。 先生も死ぬなよ!せめて奥さんと幸せになってくれよ!って感じだったんだけど、あとがきにあるように明治天皇の崩御と、乃木大将の殉死が世の中的に自ら命をたつという選択肢が大きくなってしまったんだろうなぁ、私にはわからないけど。
0投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログ視野の狭い人々ばかりが登場する。 不思議な世界観。少し違う環境に身を置いてみれば、鏡に映る全てが変化したのに。
0投稿日: 2025.07.16
powered by ブクログ毎月必ず雑司ヶ谷にある友人の墓に参る「先生」には、ある秘密があった。「恋は罪悪ですよ。」と語る先生の過去に何があったのか。後に「私」は、先生からの手紙でその過去を知ることとなる。 揺れ動き、時に全く違った側面を見せる、私たちの心。恋心から友人を裏切ってしまった「先生」は、その悔恨を抱えたまま生きることとなる。「私」だけにその心を打ち明けた「先生」は、果たして楽になったのだろうか。秘密を打ち明けられないまま、「先生」に死なれてしまった細君の気持ちは、救うことはできなかったのだろうか。
0投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ中学生の時に読んで以来の再読。中学生で初めて読んだ時には展開が衝撃的でその印象だけが残っていた。 タイトルが「こころ」なだけあって3章には先生の心の中の動きがとても細かく描かれている。心の中の動きをここまで細かく分かりやすく描写できたなぁと、その点に感心した。私自身も感じたことがあるけど言葉では言い表せない感情が文章で表現されていた。 「妻の記憶を、なるべく純白に保存しておいてやりたい」と手紙には書かれていたが、先生が亡くなってしまうことがどれだけ妻を悲しませることになるのか、先生が亡くなったことを知った時の妻の気持ちを想像すると辛くなった。 大正時代に書かれた本であるが、読みにくさを感じなかった。他の夏目漱石の作品も読んでみたくなった。
8投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログ明治大正を生きる人たちの心理を描いた夏目漱石の名作。 「先生と私」では謎めいた先生との交流を、「両親と私」では患った父親と私とのひと時を、「先生と遺書」では先生の過去をそれぞれ描いています。 私、あるいは先生の一人称で綴られた物語で、語り手のフィルターを通した世界が見えるかのようでした。 描かれた「こころ」の機微をきちんと理解しているとはとても言えませんが、それでも感じ入るものがある、今日まで語り継がれているのがよくわかる作品でした。
1投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ名作。人間の心理をありありと描いている。嫉妬や生死といったもの、人生について深く考えさせられる。時が経って、また読みたいと思う。
1投稿日: 2024.04.26
powered by ブクログ子供の夏休み課題で転がっていた本を拾って再読。バランスを欠いていると言えばそれまでだが、「こころ」の中の動きがよく描かれていると思う。
1投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログ人間とは、どこまでも感情的な生き物ではないか。裏切り裏切られて、その時死を意識しても尚、あの時に帰って人間は再び“こころ”を拾いに行くんだ。「私」は死に抗う父と「先生」の対称的な人生を凝視した。そして、これはやはり“こころ”を受け継いでいく物語ではないか。
0投稿日: 2020.10.29
powered by ブクログ教科書以外で初めてまともに夏目漱石の本を読みました。 難しい話ではあるけれど人の生きていく苦しさ難しさ。色々考えさせられる物語でした。 何度でも読み返してみたくなります。
1投稿日: 2016.09.15
powered by ブクログ自殺はともかく,「先生」のように真剣に自己嫌悪(今ならメタ認知とでも言えるかも)ができる人がどのくらいいるんだろうか。「先生」と「私」や「K」のような思考する学生は今や絶滅危惧種。「精神的に向上心のないものは馬鹿」だとしたら,今の大学生は…。死生教育が必要なのではないかと思います。 本作は,まさに広告文「自己の心を捕へんと欲する人々に,人間の心をを捕へ得たる此作物を奨む」とあるように,自己の心について懐疑的な人ほど,捕らえて離さない作品なのだと思う。 ***** あなたは死という事実をまだ真面目に考えた事がありませんね。 人間を愛し得る人,愛せずにはいられない人,それでいて自分の懐に入ろうとするものを,手をひろげて抱き締める事のできない人,――これが先生であった。 私は淋しい人間です。 私にはあなたのためにその淋しさを根元から引き抜いて上げるだけの力がないんだから。 しかし……しかし君,恋は罪悪ですよ。解っていますか。 信用しないって,特にあなたを信用しないんじゃない。人間全体を信用しないんです。 私は未来の侮辱を受けないために,今の尊敬を斥けたいと思うのです。私は今より一層淋しい未来の私を我慢する代りに,淋しい今の私を我慢したいのです。自由と独立と己れとに充ちた現代に生れた我々は,その犠牲としてみんあこの淋しみを味わわなくてはならないでしょう。 平生はみんな善人なんです。少なくともみんな普通の人間なんです。それが,いざという間際に,急に悪人に変るんだから恐ろしいのです。だから油断ができないんです。 私は彼らを憎むばかりじゃない,彼らが代表している人間というものを,一般に憎む事を覚えたのだ。私はそれで沢山だと思う。 「あなたは本当に真面目なんですか」と先生が年を押した。「私は過去の因果で,人を疑りつけている。だから実はあなたも疑っている。しかしどうもあなただけは疑りたくない。あなたは疑るにはあまりに単純すぎるようだ。私は死ぬ前にたった一人で好いから,他を信用して死にたいと思っている。あなたはそのたった一人になれますか。なってくれますか。あなたははらの底から真面目ですか」 実を言うと,私はこの自分をどうすれば好いのかと思い煩っていたところなのです。このまま人間の中に取り残されたミイラのように存在して行こうか,それとも…… 私はこういう矛盾な人間なのです。あるいは私の脳髄よりも,私の過去が私を圧迫する結果こんな矛盾な人間に私を変化させるのかも知れません。 暗いものを凝っと見詰めて,その中からあなたの参考になるものをお攫みなさい。 私はその時の己れを顧みて,なぜもっと人が悪く生れて来なかったかと思うと,正直過ぎた自分が口惜しくって堪りません。 彼は大学へはいった以上,自分一人ぐらいどうかできなければ男でないような事をいいました。 私はただ人間の罪というものを深く感じたのです。その感じが私をKの墓へ毎月行かせます。その感じが私に妻の母の看護をさせます。そうしてその感じが妻に優しくしてやれと私に命じます。私はその感じのために,知らない路傍の人から鞭うたれたいとまで思った事もあります,こうした階段を段々経過して行くうちに,人に鞭うたれるよりも,自分で自分を鞭うつべきだという気になります。自分で自分を鞭うつよりも,自分で自分を殺すべきだという考えが起ります。私は仕方がないから,死んだ気で生きて行こうと決心しました。 死んだつもりで生きて行こうと決心した私の心は,時々外界の刺戟で躍り上がりました。しかし私がどの方面かへ切って出ようと思い立つや否や,恐ろしい力がどこからか出て来て,私の心をぐいと握り締めて少しも動けないようにするのです。そうしてその力が私にお前は何をする資格もない男だと抑え付けるようにいって聞かせます。
0投稿日: 2015.10.06
powered by ブクログ所持/教科書に載っていた高校時代以来に読みました。中学だったかなと曖昧に思っていましたが、「精神的に向上心がないものはばかだ(p234)」と、当時、先生が苦しそうに苦しそうに朗読していたのを、思い出しました。自分の中に、あのときの教室の蒸し暑いような風が吹きました。あの頃はまだわかってなかったんだな。こんなにも、気持ちの持っていきどころのないお話だったなんて。
0投稿日: 2014.05.27
powered by ブクログ名作。夏目漱石はホントに偉大。 三四郎もそうだけど、人間の恋模様ってのは今も昔も全然変わらないんだなぁと思った。
1投稿日: 2012.11.05
powered by ブクログこれはすばらしすぎる・・・。高校の教科書にのっていたが、授業では扱わなかった。「エゴ」。もし、高校のときに扱っていたとして、このことについて考えることができただろうか。
0投稿日: 2012.08.18
powered by ブクログさすがの夏目作品。日本最大の文学者と言われるだけのことはある。 ただ、先生の手紙、とても長いような感じがする。ワープロで打っても相当な枚数と時間になると思うのに・・・とか考えちゃうと、こころの良さが半減してしまった。 私は馬鹿ですw
0投稿日: 2011.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時々無性に読みたくなる。けれども後半がまどろっこしく感じてしまう。 恋は罪悪であるけれど、神聖なものであると先生が思っていることが救いであると思う。 先生の自然がもう少し働いていれば。
0投稿日: 2011.11.17
powered by ブクログライトノベルばっかりじゃなくて他の小説も読もう!と思って。 これは一部が高校の国語の教科書に載っていて、すごく気になったので購入。 流石です。面白い、と思いました。ライトノベルとは種類の違う面白さ。 でも、最後、あれで終わりなんですか?
0投稿日: 2011.09.18
powered by ブクログ仮想の人物の心情を表すというのは多分すごく難しいと思う。よく、ある心情を淡々と長い文章であらわせるものだなぁと感心する。 文学作品で読みにくいかと思っていたけど、ですます調が気になるぐらいであとは現代でも十分読める。元々雑誌(?)だかに連載していたものらしく、節が細かく切れているので途中のポーズもかけやすくて読みやすかった。「先生」にはなかなか共感できる。
0投稿日: 2011.05.16
powered by ブクログ確かに名作ですね。でも、そんなに大絶賛するほどでも無いような……。やたらと回りくどい言い回しを、味と取るか、面倒ととるか。作中の「K」という伏せ字が印象的でした。
0投稿日: 2010.10.15
powered by ブクログたまたまおばあちゃんの家にあったものを拝借 少しずつ大事に読んでいった 先生のいうとおり卑怯で狡猾なのだけれど酷く惹かれるのは、やはりそこに人間性を見出すからなのか 一番納得できるのは手紙を書くために自殺の日にちを延ばしたこと 恐ろしいまでの覚悟に落ち着いた心が見える
0投稿日: 2007.12.27
powered by ブクログ高校時代、読書感想文の課題図書がコレだったので購入したんだったような気がする。Kって伏字が印象的でした。
0投稿日: 2007.11.04
powered by ブクログ漱石文学の絶頂なす作品。 と、言う割りになんだかイマイチだったような・・・ 作品解説にある 「明治の精神に殉死」 と言う捉え方。 「罪」の意識を消却するためという理由をつけて、自分に代わり「先生」に自殺する機会を与えた。 の部分で妙に納得。
0投稿日: 2007.07.26
powered by ブクログ「私は今自分で自分の心臓を破って、その血をあなたの顔に浴びせかけようとしているのです。私の鼓動がとまった時、あなたの胸に新しい命が宿ることができるなら満足です。」 どうしてこんなにも全部の文章が美しいんだろう。先生と私のやりとりが好きです。
0投稿日: 2006.06.13
powered by ブクログ傑作ですね。 高校の時国語の教科書に載っていて続きが気になって買った一冊。 人間のエゴがありありと描かれている。 先生の気持ちを思うと本当に息苦しくなる。。
0投稿日: 2006.03.23
powered by ブクログ凄かった。壮絶でした先生の過去。今回全部通して読んで初めて知った、高校時代一部抜粋で読んだ箇所が、一番ドキドキする部分だったってこと。あの頃はなんて単調でつまらんと思ってたけど、今回は悶絶しながら読んでました。あたしも純文学を楽しめるだけの読解力が身に付いたってことか。それなら嬉しいが。夏目は鬼籍に入ってだいぶたつので、あちこちから文庫が出てるが、ここの文庫は字も大きくて読みやすかった。また純文学読む機会があったら是非このレーベルで買いたい。値段もお手頃。古本屋で買ったけど(汗)。(20050717)
0投稿日: 2005.07.18
