オーソモレキュラーの様々な本では、ヘム鉄を摂るよう書いてあるのに、こちらの本ではヘム鉄は摂るなと書いてあると知り、確認のために購入。 出版した年が大分古く、中で根拠となっている論文も大分昔のものなので、私が読んだ、2019年にはかなり、内容が薄いと感じました。まぁ、たくさん情報を入れて、最新の論文を読んだ上で、自分にあったものを選択するつもりなので、知識として入れる分には、ページ数も少なく、読みやすかったです。

前書きに著者が、ガンを防ぐ３つの食習慣を提案してくれます。 1.ファイトケミカルを摂る。 2.玄米や全粒粉パンといったＧＩ値（グリセミック指数）の低い穀物を摂る。 3.鉄分の過剰摂取を控える。 なかなか、本文前に結論ポイントをまとめてくれる本は少ないので、インパクトがありました。 さらに、予防目線でのポイント、免疫力の高める方法、そして、野菜と果物の重要性。 健康的な食習慣を意識していれば、オーソドックスな内容です。それだけに、信頼できる一冊です。

「女が男より長生きなのは、月経があるから。 鉄分の多くは血に含まれているので、女は定期的に鉄分を排泄する仕組みを備えていることになる。 おかげで女は閉経まで鉄分による有害作用が抑えられ、それが長寿につながっている。」ｐ.128 とのこと。 それ、本当なのか？ じゃあ、男も、鉄分を排泄する方法があれば、女と同じくらい長寿になるの？ ホントなのかー？それー？ ◆鉄分の多い食品。　　p.138 レバー、赤みの肉、魚介類、アサリやハマグリの身 赤身の肉は、たまに食べるには問題ないが、毎日のように食べるのは止めてください。 魚では血合いの部分（黒ずんだ赤身を帯びた部分）に哲が多く含まれているから、カツオやブリなどを食べるときは血合いを避けるようにします。 玄米や野菜の鉄分は気にしなくて良い。　p.143

ガンを予防するための食事の心得が読みやすくまとまっています。難しい内容も多いですが、必要最低限までわかりやすく書かれていました。 ファイトケミカル、低GI、鉄分。簡単にいうとこの3つがキーワードでしょうか。

ガンだけでなく，そのほかの病にもかからないための食習慣作りの本です。理論的な部分はじっくり読む必要があるかもしれませんが，ファイトケミカルスープは実践の価値ありだと思いました。体が資本ですからね。気をつけようとモチベーションがあがる本です。