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さよならの次にくる〈卒業式編〉
さよならの次にくる〈卒業式編〉
似鳥鶏/東京創元社
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総合評価

65件)
3.6
7
22
27
3
0
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    高校を主な舞台とした、日常の謎系のコミカルなミステリ。 シリーズ二作目は、卒業式編、新学期編とニ分冊になっていて、卒業式編は四つの物語が収録された連作短編集となっています。 主人公である葉山くん、探偵役を務める伊神さんなど主要登場人物のキャラクターがとても良いですね。 特に伊神さんの謎めいた雰囲気には心惹かれるものがありました。 また、断章と題された数々のエピソードも思わせぶりで、新学期編への期待が高まります。

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    悩ましいのはむしろ、事件の発端をどこに設定するかだ。(p.9)/小学生の葉山に瞬間移動っぽいものができた理由/小学生のときの初恋の相手、渡会千尋が濡れ衣を着せられたかもしれない/白猫ジャックが死んでいる/伊神恒失踪事件/全編を通した何かがあるような感じ/次巻につづく ■芸術棟についての簡単な単語集 【秋野麻衣/あきの・まい】吹奏楽部。 【東雅彦/あずま・まさひこ】吹奏楽部員。秋野の彼氏。185センチの長身。チャラい格好だがなぜかさわやかに見える。家は金持ち。 【アツシ】柳瀬さんちの犬。足と首のまわりだけ黒であとは象牙色というカラーリング。とてもひとなつっこそうだ。アイヌ語の命令しか聞かない。 【伊神恒/いがみ・こう】文芸部部長。物識り。探偵役。遠慮を知らない。 【石井あゆみ】愛心学園吹奏楽部一年。なんとなく猫っぽいが本人は猫アレルギー。 【浦和虎彦】とある中学生。 【江澤】演劇部二年。 【壁男】芸術棟に出るらしい幽霊。首を斬られ壁に埋められている。顔がないので手当たり次第に襲い壁の中に連れ込もうとするが人間を連れ込むことは難しくつぶれてしまう。 【keynote】愛心学園裏門すぐのとこにある喫茶店。名称からして同校吹奏楽部がターゲットではと思われる。 【木場】葉山の西の谷小学校時代の仲間。クラスで一番小さかったのに今では大男になっている。 【芸術棟】古く芸術性などカケラもなく愛想のない建物に文科系の部を全部放り込んで芸術棟と称している余り物の建物。音楽系の部のせいで常にやかましく全体の半分はガラクタが詰まっている。 【シランクス】立花の幽霊がフルートで吹いているらしい曲。 【高島ひかる】吹奏楽部部長。「吹奏楽部のがんばりママ」と呼ばれる。 【立花久美子】吹奏楽部。フルート。美人。行方不明。後に中退し百目鬼姓となる。 【田村】生物科教諭。芸術棟地下の実験室で改造人間を作っている。 【椿美都/つばき・みと】愛心学園吹奏楽部一年。パーカッション。 【百目鬼悟】美術部顧問。仕事のためではなく創作のために学校に来ているフシがある。自分のアトリエ欲しさに芸術棟にアトリエを作り美術部とした。 【豊中浩一】自殺したと思われる男。 【豊中正子】浩一の妻。 【梨本】体育科教諭。田村教諭の作った改造人間で冷蔵庫型でしゃべらず無表情。 【波木/なみき】愛心学園吹奏楽部部長。 【ネモっち】根本晶(ねもと・あきら)。葉山の西の谷小学校時代のクラスメートの悪ガキ。他者を閉じ込めることに義務感を感じていた。 【葉山】主人公の「僕」。美術部員。 【美術部】芸術棟三階にある。葉山を含め部員五人、うち幽霊部員四人。 【マヤ】邦楽部員。 【三野小次郎/みの・こじろう】通称「ミノ」。演劇部員。他人の内緒話に出くわす男。葉山とは中学時代から親しい。 【八重樫日名子/やえがし・ひなこ】愛心学園吹奏楽部一年。 【康永/やすなが】愛心学園吹奏楽部。演出。 【柳瀬沙織/やなせ・さおり】演劇部長。黙っていたらグラビアアイドル、口をひらいたらお笑い芸人。葉山に気があるらしいフシがある。が、おもしろがっているだけの可能性はある。 【渡会千尋/わたらい・ちひろ】葉山が小学生の頃好きだった女子。初恋。今は愛心学園吹奏楽部でオーボエの首席奏者。 【ワッキー】葉山の西の谷小学校時代のクラスメートの悪ガキ。

    0
    投稿日: 2025.04.16
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    半年かそれ以上に放置していた本をやっと読みました! 買う前にとあるサイトでこの本を紹介されていたのを見て、面白そうだなーと思い買ったような感じです。ただ予想より面白かったので新学期編も買って読みたいです。

    0
    投稿日: 2025.03.27
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     葉山君が初恋の人の無実を証明するために奔走する『中村コンプレックス』や、卒業式の日に突然居なくなった伊神先輩を探し回る『卒業したらもういない』など日常のふとした謎を解決していく学園ミステリーの要素は勿論、伊神先輩の卒業を経て葉山君の学校生活はどうなっていくのか気になる終わり方だった。早く『新学期編』も読まなくてはと思った。

    0
    投稿日: 2024.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本を読んで、なんだかいろいろ身につまされた感じ。何がというよりかは、全体に醸し出される雰囲気に。 こうした高校生・大学生が登場する小説をよく読むのは、灰色の高校生活だったことの代償行為なのかもしれないと常々感じるのだけど、なんとなく中二病的ななにかが働いている気もして、若干の痛々しさもなくはなく。 今回の作品は高校の卒業という、冬から春へ移ろうタイミング。その季節が持つ物悲しさ故だろう、「別れ」の話が多い。高校生の探偵ものという非日常な設定にも関わらず、高校時代の思い出のせいで、妙なリアリティがかぶさってくる。あぁもぞもぞする。 話としては一区切りがつくのか、卒業してしまった彼が今後どうなるのか。連作短編としての構成もかなりよかったので、次の展開が楽しみ。

    1
    投稿日: 2023.12.14
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    「市立高校シリーズ」学園ミステリ第2弾。今回は短編集。 基本的に葉山くんが主人公なんだけれど、伊神さんにだまされて思い込んで読んでいた物語もあった。 最後の話は、伊神さんらしい。途中で、本当に、伊神さんっていなかったのかもしれない、と思ってしまった。

    12
    投稿日: 2023.09.27
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    前後編の前編、なのだけれど連作短編形式なのに視点人物が……だし、探偵役の伊神さんもさっさと卒業してしまうし、いったいどうなるの?というもやもやの中で、後編へ。

    1
    投稿日: 2023.09.24
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    前作が望外に良かったのでホクホクと読んだ続編。しかし実はこれは言ったら中編にあたっており、この最後では非常に宙ぶらりんな状態なのであった。急いで後編に進むべし。

    1
    投稿日: 2023.01.30
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    いい加減半端になってるシリーズものを読破してしまおうと思い立った第1弾。 葉山&伊神シリーズ第2弾。 だと思ってたんだけど、この巻で伊神さん卒業しちゃったよ。 伊神さんが好きで読んでるようなもんなのに、早くも心折れそうになる。 残り全部借りてきてるから読むけど。 内容は可もなく不可もなくな印象。 猫の話は何かの伏線なのかな。

    0
    投稿日: 2021.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (卒業式編) 名探偵が卒業するのか・・・続かないもんだと思いつつ読了 前作で知り合ったメンバーなので読み進むのが早い 新キャラ、容貌がと整っているのにぶっといメガネをした一年正が一人部活(美術部)に配流(=入る) 前作も殺人は無かった、学生生活の細かな謎に答えを授けてくれる便利な名探偵だが、キャラづくりの為か行動がオカシイ・・・というのが、3巻の伏線になっているので慎重に読み進めてね(´・ω・`)

    0
    投稿日: 2020.12.13
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    市立高校シリーズ第2弾の学園ミステリ。高校生たちの甘酸っぱい青春とミステリがいい感じに融合された作品で、ほんわかしつつも謎はしっかり謎。葉山くんが可愛くて好き。

    0
    投稿日: 2020.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    別の著者の本も読もうと思っていたが・・できなかった。まだまだ忙しくて、肩のこる本は読めない。そして、やはり期待通りの面白さだった。 今回は短編が4つ含まれている。前作の物語より時系列が前のものもあるが、卒業編とあるように、最後は卒業式の日の物語だった。「市立高校シリーズ」はたくさんあるのに、2冊目でメンバーが卒業したり進級したりするのは意外だと感じた。まだ先を読んでいないのでわからないが、卒業した伊神さんはこれからもちゃんと探偵をやってほしい・・お願いします・・ 4つの短編のうち、最初のものは、正直なところこれを実際にできるものなのかな?と感じてしまった。2作目の「中村コンプレックス」が一番面白かったし、著者の力の入れようも特に感じた。 前作でも感じたが、自分は葉山くんに性格が似ているような気もする。苦労性で、面倒ごとに巻き込まれやすく、伊神さん的な人の助手的ポジションの立ち回りが多いことなど。だから本シリーズを好きになったのかもしれない。でも、自分には残念ながらミノのような親友はいない。それにしても前作の序盤と比べるとミノはとても頼りになる感じである。

    0
    投稿日: 2020.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4話ともにそれぞれ異なるテイストで楽しめる。いったんきれいに終わったかに見える第四話はこのまま終わりでよいのか? 後編で伊神さんの活躍はあるのか?2009年に出版された本なのでストリートビューが目新しいものとして紹介されている。10年以上たった今では逆にストリートビューで見れない道路の方が少なくて「見れなくて残念」なんて思うけれど、その当時は自分の見慣れた風景が(リアルタイムではないながらも)ネットで見れるなんて、と興奮した感覚を思い出した。

    0
    投稿日: 2020.03.15
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    前作の「理由あって冬に出る」に続く前後編のうちの前編。今のところ後編にどんな話が待ち受けているのかさっぱりわからないが不穏な空気はびしびしと感じられた。前編に収録されている話はどれもあまり繋がりはないように感じられるが果たして後編でどうなるか、楽しみである。

    0
    投稿日: 2019.10.05
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    どうやら次の「新学期編」と対で前後編らしく、 この一冊では完結していない(^ ^; 連作短編集なので、一つひとつの「ネタ」は 謎解き(ネタばらし?)まで到達している。 が、所々に挟まれる「断章」が、 どうやらサイドストーリーを語っているようで、 それがもの凄く中途半端なまま終わっている。 一冊通して言えることは、探偵役の伊神さんが どんどん「正体不明」な印象になっていく(^ ^; 段々「人間離れ」していくような...?(^ ^; 反対に、主人公であるはずの葉山君が どんどん頼りない存在になっていくような...(^ ^; 先に読んだ「家庭用事件」が、時間軸的には 本作の後にあたるはずなので... 順番通りに読むと「葉山君の汚名返上」的な 大きな流れになっているのかも?(^ ^

    0
    投稿日: 2019.04.16
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    伊神さん、どんな人なのかイマイチわからないまま卒業。優秀な探偵が卒業した後にどう展開していくのか、今後も気になるし、今回謎が全部持ち越しになったので、まずは続きをさっさと読みたい。ところで、こういった類ののもは、大体特定の友人がいつもいて、協力したりして謎を解き明かすものと思うけど、この作品は主人公のひとり感が強いなぁ。

    0
    投稿日: 2019.03.05
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    シリーズ第2弾。 前作より登場人物像が丁寧に表現されているように感じ動きがイメージしやすかった。 先輩である伊神君の卒業に合わせたミステリー。

    0
    投稿日: 2019.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正直,一回目読んでいたときは飛ばし飛ばしで,さらに途中で伊神さん退場?なんだかなあと読む気が失せていました。あらためて再読して,これがなかなか面白い。後に<新学期編>につづいている設定に驚く。

    0
    投稿日: 2017.09.11
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    「東雅彦は嘘つきで女たらしです」愛心学園吹奏楽部の部室に貼られた怪文書部員たちが中傷の犯人は誰だと騒ぐ中、オーボエ主席奏者の渡会千尋が「わたしがやりました」と名乗り出た。初恋の人の無実を証明すべく、葉山くんが賢明に犯人探しに取り組む「中村コンプレックス」など。連作短編集全編。 葉山くん一生懸命なところがとてもよろしい。全体的にキャラがふわふわしていて(キャラが定まっていないという意味ではなくて)設定も謎もあんまり現実感がないんだけど、それが持ち味なのかも?後編まで読んで楽しい話。

    0
    投稿日: 2017.02.19
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    1巻目が無くてこの巻から読んだ。そのせいでキャラをつかむのに時間がかかったけど中々面白かった。主人公の葉山くんはワトソンポジだけど、探偵役にギリギリまで頼らず自分で努力をしてて好感。まぁそのおかげで探偵役の伊神先輩はほとんど安楽椅子探偵だけど。 とりあえず続きと1巻目を読みたい。

    0
    投稿日: 2016.09.03
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    【収録作品】あの日の蜘蛛男/断章/中村コンプレックス/断章/猫に与えるべからず/断章/卒業したらもういない

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    投稿日: 2016.08.31
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    市立高校シリーズ第二弾。連作短編集。 学園モノ+トリック重視の古典的なミステリー。 探偵役であり、今回高校を卒業する伊神に謎がありそうで、面白くなったきた。 新学期編に続く。 (図書館)

    0
    投稿日: 2016.07.29
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    ずーっと葉山君目線の語りだったので、そう思い込んでいたら‥‥これは別人でした。(ヘンだなぁとは思ったんだ、葉山君がこんなことするかなって--自己弁護)参りました。 伊神さんってまだ出演しますよね?それとも葉山探偵大活躍になるのかしらん?

    0
    投稿日: 2016.05.26
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    にわか高校生探偵団シリーズ第2弾です。 コミカル学園ミステリです。 本作は卒業編(上巻)新学期編(下巻)の続き物です。 伊神さんが卒業するのが寂しいですね。 それにしても葉山くんはかわいいです(笑) 主人公に愛着がもてるのは良いですね。 新学期編(下巻)に続きます。

    0
    投稿日: 2015.07.26
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    シリーズとしての醍醐味をここで持ってきたか、ニヤリ。 短編かと思いきやこれは長編で、しかも卒業式編と新学期編は実質上下巻なのでご注意を! 初恋の人にときめいてる葉山くんだけど、柳瀬さんいいの?余裕だなぁ! そしてあっという間に伊神さん卒業で、なんだかさみしい。

    0
    投稿日: 2015.05.17
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    市立高校美術部の葉山と文芸部の変人・伊神の活躍を描いた学園ミステリ連作集。 葉山君の小学校時代に起こった謎を描く「あの日の蜘蛛男」、初恋の人の無実を証明すべく葉山君が懸命に犯人捜しに取り組む「中村コンプレックス」、伊神さんの卒業式の日の出来事を描いた「卒業したらもういない」など、4編が収録されています。 ライトな語り口で謎も小粒なのでちょっと物足りないですが、気軽に読めるのでシリーズ化されてて嬉しいです。 伊神の家庭や過去の一端が明かされる「卒業したらもういない」が面白くて、読みごたえがありました。 葉山君の、この報われなさがいい! 章のあいだに挟まれた3つの断章や、たくさんの伏線が後篇(卒業編)でうまく回収されてるといいな。期待。

    0
    投稿日: 2014.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これ1冊だけだと期待を裏切る出来のミステリー短編集。名探偵役の先輩伊神さんが高校を卒業してどうなっていくのかが物語の核心なんだろうけど、この前編だけでは何を仕掛けてきてるのかすら良く見えてこなくて、ちょっともどかしい気分。 期待しすぎると裏切りが怖い気もするが、後編に期待

    0
    投稿日: 2014.06.01
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    「理由あって冬に~」ほどのキレがなくて残念なのですが、これ、続くんですね? 暗号らしき英文の存在も気になることですし、後半で盛り返すことに期待です。

    0
    投稿日: 2014.02.11
  • さよなら葉山君の初恋、それは見事なミステリー伏線編

    「理由あって冬にでる」に続く、シリーズ第2弾となる短編集「さよならの次にくる〈卒業式編〉」は第3弾「さよならの次にくる〈新学期編〉」とセットになっており、〈卒業式編〉は伏線編、〈新学期編〉が収斂編といった位置づけになっています。 東京創元社で連作短編集といえば、最後に独立していた短編が結びつきひとつの長編として姿を現すという二重構造でミステリファンを唸らせるスタイルで有名ですが、この「さよならの次にくる」もその系譜につらなる作品集です。そしてその試みは、本作でも見事に成功しているといえます。 〈卒業式編〉は読んでソンをしない作品集ではなく、確かに本作だけでも楽しめますが、続けて〈新学期編〉を読まないと東京創元社連作ミステリの本当の面白さを体感することができず一生の不覚となる青春ミステリー短編集であるともいえます。 ●「第一話 あの日の蜘蛛男」 名探偵役伊神先輩に対し、シリーズの主役であり記述者でありワトスン役である葉山君。この短編はその葉山君の小学生最後の日、卒業式の日に起きた事件。 初恋の女の子にラブレターを渡そうと決心した葉山君だが、ビルの屋上に閉じ込められてしまう。しかし、なぜか葉山君は鍵がかかっていて入れない隣のビルの屋上に移動していた。どうやって?真相を知っている当事者葉山君を前に、謎解きをする伊神先輩。ええっ? トリックに現実性があるかは別にして、メインヒロインである演劇部の部長「柳瀬」先輩の笑いを誘う言動、「伊神」先輩の名推理、弟的キャラ「葉山君」といった主要キャラのかみ合わせが機能しており、コミカルな正統派ミステリとして楽しめます。 ●「第二話 中村コンプレックス」 女子校「愛心学園」。そこは葉山君の初恋の少女が通う学園だった。そこに起きたのは密室の吹奏楽部部室内に、部員の交際相手、東雅彦を告発する怪文書が貼り付けられる事件だった。 自ら犯人だと名乗り出た初恋の少女、渡会千尋を救うため奮闘する葉山君の推理と初恋の行方はどのように決着を迎えるのか。前作ではやや中性的な感じだった葉山君だが、彼もオトコノコだったと認識させる好短編。コミカルな青春ミステリ短編として心地よく読めますが、これが次作の〈新学期編〉で意外な結末を迎えます。 ●「第三話 猫に与えるべからず」 第一話同様、これも過去の事件。 違和感を覚えさせながらも読者を騙す叙述トリックも見事ですが、短編の配置も考えられています。「第二話」で葉山君が伊神先輩に対抗心的なものを持っていたことを知らされているので、この作品での伊神先輩に嫉妬する記述がすんなりと入ってしまい、作者のワナにかかってしまいます。 ●「第四話 卒業したらもういない」 卒業式に、なぜか開かずの部屋から姿を消す卒業生の伊神先輩。先輩の携帯に電話するも、番号が使われていないことを知る葉山君。伊神先輩の友人から聞いた住所のマンションを尋ねてみたが、そこには伊神という住人はおらず、空き室になっていた。 名探偵の消失、そしてマンションのドアチャイムの下に書かれていた英語の落書きは何を意味するのか。 伊神先輩捜索の過程で断片的に明らかになる伊神先輩の過去。 消失トリック以外の謎や伏線、伊神先輩の不自然な行動等に対して回答が示されず、消化不良・不完全燃焼感を覚えずにいられない作品ですが、次作〈新学期編〉で全てが明らかになります。〈卒業式編〉が伏線編であることを示す作品です。 繰り返しますが、この作品は次作〈新学期編〉を読むことでより味わえる作品となっています。2年になり先輩と呼ばれることになった葉山君の成長とすべての真相を知りたい方は、〈新学期編〉も続けて読まれることをお勧めします。

    1
    投稿日: 2013.10.12
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    前巻より掛け合い・キャラ立ち・事件全般について面白くなった気がしました。 第1話は主人公が小学生の卒業式の時のエピソードでしたが、小学生が考え付くにはチョット難しくないか?図解があるものって苦手^^;第3話は違和感ありつつ読み進めましたが、見事だまされた~!しかし、主人公・葉山君を喰いまくってる伊神先輩、アンタ何者?卒業しても助けてくれるよね? おっと、しまった、次巻が手元に無い~~。

    0
    投稿日: 2013.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんか露骨な複線をはりまくってるので後編に期待でした。 あまり推理させる気はないミステリだと思います。 そして、男性人はとことん振られ続けます笑

    0
    投稿日: 2013.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集なんだけど前篇らしい。 今のところ後編とどう繋がるのかまだ分かりません。 いくつか気になった点が残ってるので、 それがどう回収されるか楽しみです。

    0
    投稿日: 2013.07.14
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    前作からの続きからはじまる。 今回は前編後編で形成されて、この本は前編 伊神さんの卒業やら葉山くんの初恋やら、そして、意味がわからないまま終わる次回の付箋のような文書。

    0
    投稿日: 2013.04.04
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    学園もののミステリーの中ではかなり内容がしっかりしていると思う。 最近よくあるような極端なキャラクター(特に美少女)に頼ることなく、また謎解きの部分も奇想天外というよりロジカルなシンプルさがあって好ましい。 ただ、似鳥氏の作品は冒頭がいつも読みにくく、物語に入り込むのに時間が掛かるのが少し欠点かな。文字数が多いせいだろうか?

    0
    投稿日: 2013.02.15
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    短編集 前作「理由あって冬に出る」より読みやすくなっており、面白い。 探偵伊神さんがいなくなり、後半(新学期編)が気になる。

    0
    投稿日: 2013.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「第一話 あの日の蜘蛛男」 「第二話 中村コンプレックス」 「第三話 猫に与えるべからず」 「第四話 卒業したらもういない」 日常の謎で、こういう正統派物理トリックを扱った作品は珍しくて記憶に残る「あの日の蜘蛛男」。 葉山くんのがんばる姿にとても好感が持て、丁寧に犯人候補を徐々にせばめながら目から鱗の推理で締める「中村コンプレックス」。 野良猫を殺した犯人を指摘する少年の心情が印象深い「猫に与えるべからず」。 不安感から一転すがすがしい終わりの「卒業したらもういない」。 「卒業式編」では、第二話が飛び抜けている。 大好きなのが、葉山くんの捜査シーン。 写真の場所を特定するために、高校生なりの出来得る方法で頭をめぐらし、精一杯がんばる姿。 何気ない、ときおり信号を飛ばしながら自転車でかけめぐるという描写からは、その地域の交通事情や「彼女」のために早く真相を見つけようという気持ちが垣間見えてくるかのよう。 そして特定した結果、「等身大」のその努力が犯人特定に寄与する。 いい。

    0
    投稿日: 2013.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前回の長編に対し、こちらは短編の組み合わせ。合間に入る謎のエピソードも、ここではまだ明かされない。 わりと楽しく読めたんだけど、結局このシリーズの主人公って、葉山くんなのか伊神さんなのか。 私にはそれが一番の謎。

    0
    投稿日: 2012.09.16
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    似鳥さんの作品は、問答無用で好きです。 今回は、前作以上に葉山くんが頑張ります。 頑張りすぎて、けっこう淋しくなってしまう過去までバラされてああ、かわいそうに。 なんと言っても、キャラクターの魅力と、そのキャラクターたちに、まったくもって「そぐう」謎。 謎とキャラクターと物語が分離せず、全体としてキレイにまとまっていながら、「人が死なない日常ミステリ」として、ちゃんと読ませる筆力。 似鳥さんって、恐ろしくセンスがいいんだろうなあと感じさせてくれる。 『午後からはワニ日和』もそうだったけど。 午後からはワニ日和 (文春文庫)についてのkumabettiさんのレビュー - ブクログ http://booklog.jp/users/kumabetti/archives/1/4167801779 @booklogjpさんから そして、今頃気づく。 うん。 この『さよならの次にくる<卒業式編>』の前に、『理由(わけ)あって冬に出る』も読んでいたのに、レビュー、書き忘れてるね。 ……。 『理由(わけ)あって冬に出る』 (創元推理文庫) http://www.amazon.co.jp/gp/product/4488473016?ie=UTF8&camp=1207&creative=8411&creativeASIN=4488473016&linkCode=shr&tag=kumabetti-22 日常系ミステリと言えば、倉知淳『猫丸先輩』シリーズや、米澤穂信『氷菓』シリーズなどがお馴染みかとは思いますが、間違いなくその系譜であり、次に「くる」のは、この似鳥さんであろうと思われます。 さあ、今のうちに読んでおきましょう。 そしてブレイクしたときに、「おれ、前から読んでたぜ」「おれが発掘したんだぜ」「おれ、くると思ってたんだよなあ」と言い張りましょう。 ちなみに、演劇部部長の柳瀬さんはお気に入りです。 この高校、可愛い女生徒、多すぎです。 ちなみに。 この作品を読んでいると、イヤでも自分の小学校中学校高校時代を思い出してしまう。 イヤでも。 本当にイヤでも。 そして思い出したら、すごく、嬉しくなった。 そうだったそうだった。 うん。いいことも悪いこともひっくるめて、あの時の思いを思い出して、あの時周りにいた人たちを思い出して、すごく、楽しくなった。 作品とは直接関係ないかも知れないけど、すごく、気持ちよかった。 そんな気にさせてくれた作品です。

    0
    投稿日: 2012.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    細かい話が後編でまとまります。 猫の話も、なんでここにいれたかなーって思ったけれど、まぁ、なるほど。と。 ラブレター編の話だけはちとないかなぁ^^;って。 小学生だからね。。

    0
    投稿日: 2012.08.26
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    前作をほとんど覚えていないんだけど、こんな感じだったっけ?一作目の方がおもしろかった記憶が。ていうか、二作目にして探偵役の先輩が卒業しちゃったけど大丈夫なんだろうか。

    0
    投稿日: 2012.05.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『理由あって冬に出る』の続編。 全体的に軽いイメージ。卒業式編での伏線回収を新学期編に期待。 表題の通り、探偵役の伊神さんが本作をもって卒業。 第一話 あの日の蜘蛛男 断章1 第二話 中村コンプレックス 断章2 第三話 猫に与えるべからず 断章3 第四話 卒業したらもういない

    0
    投稿日: 2012.04.22
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     シリーズ2作目。何をどう間違えたのか、伊神さんを女性だと勘違いしており、本作を読んでようやく気が付いた。さすがに一人称が「僕」の女の子はやり過ぎだろう・・・と思っていたが勘違いだった。  前作のようなホラー的要素は無く、学園青春モノとでも呼びそうなテイストの話で、何となく文が読みにくかったり緊張感が無かったりと、前作の方が面白かったかな、と感じた。  各短編の間に挟まれた”談笑”がシリアスで、とりあえずこの内容を確かめるべく次作も読むつもり。  登場人物の個性がこの小説の魅力なのかなと思うので、ストーリー以上にそちらが厚く書かれていたら嬉しいなァ・・・と思う。

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    投稿日: 2012.04.08
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    伊神さんは相変わらずの変人天才キャラ。柳瀬さんを筆頭にキャラが濃い演劇部。見た目も言動も猫っぽい石井さん。周りはおもしろいキャラが多いのに主人公の葉山君は相変わらずキャラが弱い。伊神さんは卒業しちゃったし、どうなるんだ葉山君・・・。自作に期待。

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    投稿日: 2012.03.18
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    収録作で好きだったものは 「中村コンプレックス」 です。 断章の内容が気になります。 『理由あって冬に出る』の冒頭の表現を思い出して、期待してしまいます。 伊神さんが卒業してしまった… 柳瀬さんがかわいい。 それと語尾がにゃーと聞こえてしまうネコさんかわいい。

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    投稿日: 2012.03.15
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    屋上のエピソードの伊神さん登場シーンが好き(笑)演劇部は相変わらず無駄に組織力がハンパない。高校生の有り余るエネルギーって感じ。

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    投稿日: 2011.12.19
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    放課後探偵団を読んで面白かったので本作を読んでみた。シリーズ前作を読んでからのほうがよりよかったかも。キャラが面白い。

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    投稿日: 2011.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美術部の僕、葉山はいつも事件に巻き込まれる。文芸部伊神さんと演劇部柳瀬さんを中心に解決していくのだが…。今回は後輩希ちゃんが実は伊神さんの妹で、葉山君の初恋の人度会さんが伊神さんのストーカーで…と、絡まった糸が最後にはほどける。

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    投稿日: 2011.10.19
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    いかにも意味ありげな断章が気を持たせる。「私」は既に登場している人物なのか、これから登場して絡んだ糸を解すのか。用心して読んだつもりだが結局結論は出なかった。そちらを気にしすぎて叙述トリックに引っ掛かってしまった。うまくできていたし、こういう仕掛けは好きなのだが、コミカルなテイストのせいだろうか、何故か悔しい。

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    投稿日: 2011.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    20110730 ひとつひとつは短編として独立しつつ、連作短編として、謎が残りつつとなっているタイプ。 次から次へと話が展開して、解決するので、読むのは気楽です。 柳瀬さんがもっと活躍しないかなぁ。 第一話 あの日の蜘蛛男 小学校の卒業式の日に渡そうとしたラブレターを友人のいたずらでなくしたがそのときいたずらしたひとりの同級生と出会う。 断章1 第二話 中村コンプレックス 初恋の人のいる高校の演劇部の手伝いに行ったが、怪文書が部室に貼られてその調査をすることになる。 断章2 第三話 猫に与えるべからず 公園で猫と会っている女性と仲良くなるために、猫と仲良くしようと手を尽くすが・・・ 断章3 第四話 卒業したらもういない 卒業式の日に挨拶をしようと思ったのだが、なかなか見つからない。

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    投稿日: 2011.07.31
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    「東雅彦は嘘つきで女たらしです」愛心学園吹奏学部の部室に貼られた怪文書。部員たちが中傷の犯人は誰だと騒ぐ中、オーボエ首席奏者の渡会千尋が「私がやりました」と名乗り出た。初恋の人の無実を証明すべく、葉山君が懸命に犯人捜しに取り組む「中村コンプレックス」など、「卒業式編」は四編を収録。デビュー作『理由あって冬に出る』に続くコミカルな学園ミステリ、前編。

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    投稿日: 2011.07.16
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    新学期編とあわせて一つの物語。断章の謎や伊神さんの不思議な行動理由は新学期編で明らかに。卒業したらもういないは少し切なくなった。

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    投稿日: 2011.04.04
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    「東雅彦は嘘つきで女たらしです」愛心学園吹奏学部の部室に貼られた怪文書。部員たちが中傷の犯人は誰だと騒ぐ中、オーボエ首席奏者の渡会千尋が「私がやりました」と名乗り出た。初恋の人の無実を証明すべく、葉山君が懸命に犯人捜しに取り組む「中村コンプレックス」など、「卒業式編」は四編を収録。デビュー作『理由あって冬に出る』に続くコミカルな学園ミステリ、前編。 《2011年2月21日 読了》

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    投稿日: 2011.02.21
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     にわか探偵団が帰ってきた! コミカルな学園ミステリ第二弾。『さよならの次にくる』の前編のお話なので、後編とセットで読むとスッキリします。(当たり前か。)また、なぜ英語の題名が「I NEED YOU」なのかは、後編で明らかになります。 【あの日の蜘蛛男】葉山君が答えを言えばいいじゃん! というのは野暮です(笑)。なにせ伊神さんは謎を摂取するのが大好きなのですから。「どうやって閉鎖されたビルの屋上から脱出できたのか?」という謎。これは若気の至り……ですかね。 【中村コンプレックス】初恋の人、女子高、怪文書。葉山君が一番頑張って探偵しているお話だと思います。犯人を特定するために、ある機能を使ったのが面白いです。ラストで題名の真意も納得。 【猫に与えるべからず】このお話の狙いは、きっと奥の奥のほうにあると思います。驚いたことに、伊神さんは検視もお手の物です。 【卒業したらもういない】もう伊神さん含め三年生は卒業です。二作目にして名探偵卒業だなんて、ペースが速すぎるような(笑)。「開かずの部屋」から姿を消した伊神さん。「怪盗伊神」健在のお話。このお話の残された謎が、後編へとつながっていきます。  全体的な感想は後編とセットで書こうかなと思います。 (百石)

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    投稿日: 2010.09.11
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    物理的トリック自体はすぐよめてしまうものが多いが、人物に隠された秘密という面で、驚かせられ、ほろりとさせられた。好きですね。

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    投稿日: 2010.05.28
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    柳瀬さんの「ほら! カモン!」には、声出して笑った。 この、関わってる人の感情を無条件に動かしてしまう天真爛漫さは魅力的すぎます。 やばい、近年出逢ったキャラクタの中でも、飛び抜けて魅力あるキャラクタに出逢ってしまったのではあるまいか。

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    投稿日: 2010.04.25
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    総括は次巻の方でするとして、この〈卒業式編〉ではやはり「卒業したらもういない」が少し切なかった。置いていかれるような気がして寂しかった。

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    投稿日: 2010.04.07
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    特別なことはないんだけど、同世代ならではの共感で心地良い。 今の高校生というより、10年前の高校生の懐かしい空気が感じられる。

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    投稿日: 2009.11.02
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    前作よりも、より会話をはじめコミカルで テンポよく学園の謎解をメインにした短編連載集。 今作はその探偵役が学校を卒業するという、 読物的には意外な展開(笑)。 嫌が追うにも続編を読まなきゃいけないじゃないかー! 演劇部部長との微妙な関係の進展も超気になるー。 このホワっとしたユルーいスタイルながら、 ややキュン度高めな感じはクセになる!いいです!

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    投稿日: 2009.09.24
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    「理由あって冬に出る」の続編で、上下巻の上巻。 探偵役で伊神さんの卒業前後描いた連作短編で、この巻では卒業まで。 主人公葉山くんの初恋の人が登場したり。

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    投稿日: 2009.09.22
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    日常の謎を次々解いていく、連作学園ミステリ。 伊神さん、どっか行っちゃったけど、戻ってくるわな〜。 続編が楽しみです。

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    投稿日: 2009.09.20
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    学園ミステリ シリーズ2話目前編 かなり いろんな要素が入ってます 後編を読んだあともう一読すると良いかも

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    投稿日: 2009.09.05
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     小学校を卒業するあの日、僕は手紙を携えていた。便箋と封筒を選ぶのに東京まで出向いて道に迷い、ボツの山を築きながら二週間かけて文面を考え、妹にバレて散々からかわれながら下書きをし、一週間かけて清書したものをやっぱりこれでは不充分だと捨てて書き直し、ようやく昨夜完成した乾坤一擲のラブレターである。  今日が最後のチャンスだった。彼女は私立に行ってしまう。自然な形で会う機会などもうないだろう。本当はもう少し親しくなってから渡したかったがそれはできなかった。だからせめて卒業するまでに。「同じクラス」であるうちに。さあ、行け。散ってこい僕。 (「第一話 あの日の蜘蛛男」本文p.17)

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    投稿日: 2009.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    “なんだかよく分からないが、僕は「いいのさ」と言って、ふっ、と笑う。 「彼女がいい顔で笑った。見返りとしたゃ、充分だ」 ミノは僕を見て沈黙した。しばらく沈黙して、それから爆笑した。「はははははははははは。似合わねえ。ほんと似合わねえお前。面白え」 「笑うな。くそう」 ミノは「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」とひとしきり笑って、それから、ふっと真面目な顔になって呟いた。「……まあ、お前らしいわ」 ミノが僕の肩を勢いよく叩く。「泣くな友よ!お前にはまだ演劇部<ウチの部長がいる!」 「いるのか?」どうも信じ難い。”[P.158] 第三話は見事に騙された。 葉山くんがそんなことするか……? とは思っていたけどまさか、ね。 視点が変わっても一人称が同じだとなかなか気付けない。 断章は後編が出る前にもう一度読んでおこうかなぁとかなんとか。 “伊神さんはもう用件は済ませたという顔で時計を見た。「そろそろ出発だ。じゃ、よろしく」それだけ言ってさっさと背中を向け、ゲートに並んでしまう。 ちょっと待った。ゲートを抜けようとする伊神さんに、僕は急いで言った。「伊神さん」 伊神さんが振り向く。列の後が詰まっている。僕は焦る。言うべきは何か。 「……お土産を」 伊神さんは露骨に面倒臭そうな顔をした。違う。そうではなくて。 「……卒業、おめでとうございます。ええと、それと……卒業しても遊びに来てください」 やっと言えた。 伊神さんは、すっと手を上げて、ゲートのむこうに消える。ずっしりと重くて暖かいコートを両手で抱えたまま、僕はその背中を見送った。”[P.251] 2013 03 04 再読

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    投稿日: 2009.07.20
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    理由あって冬に出る、の続編。 ひゃっほう、と勢い込んで購入したのですがどうやら上下巻だった様子。 なので、とりあえず★三つ。 いや、もちろん続編買いますし、これ一冊だけでも十分楽しいですよ!? 読んでると、こそばゆくなる小学・中学・高校時代を思い出します。

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    投稿日: 2009.07.07
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    続きといえば続き(続編もでる) 登場人物の過去の話があったり にわか探偵の話。 前作の事件ではなく日常の中の ミステリー(推理よりこっちの方がしっくりくる)

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    投稿日: 2009.07.04