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新編 風の又三郎
新編 風の又三郎
宮沢賢治/新潮社
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総合評価

68件)
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    宮沢賢治 貝の火 ホモイは、何の打算もなく相手を助け、その報いとして「貝の火」を授かった。ところがその力を手に入れた途端、慎ましさや他者への敬意を失い、威張り始めてしまう。この変化は、人間が地位や力を得たときに陥りやすい感情の弱さを鋭く描き出しているように思えた。 さらに、悪事を働かないという最低限の倫理すら、「貝の火を絶やさないため」という目的へとすり替わっていく。善意そのものを守ろうとした瞬間に、無償性は濁ってしまう。その一種のジレンマを物語に落とし込むことで、「善意とは何か」という問いを私たちに突きつけているのだと感じた。

    5
    投稿日: 2025.08.23
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    高原の果ての学校に、風とともに現れた転校生がいた。「青白い」「すらりとした」少年は、姿を見せるたびに不思議な風を伴って現れる。生徒たちは彼を「風の又三郎」と呼び始めるが、この名付けは単なるあだ名以上の意味を帯びていた。それは言葉を超えた存在を、人間の言葉で捉えようとする試みだったのだ。 風は物語の中で、決して単なる空気の動きではない。「カァン カァン」という金属音は、人間世界と自然世界が接触する際の軋みのような響きを持つ。「ごうごう」という唸りは、特に「せきのもんまへ」から吹いてくる風の声として、人間の言語以前の、自然の根源的な叫びを表現する。そして「さあっ」という微かな音は、可視世界と不可視世界の境界が一瞬融解する瞬間を捉えている。これらの音は、風という存在の多層性を示すと同時に、この世界の裂け目から吹き込んでくる異界の気配を表現している。 「うねうねと」立ち上る砂埃や、「かたまって」動く風の描写は、風が単なる物理現象を超えた存在であることを示している。それは時として「まるで手のように」という比喩で描かれ、人間の形態と自然の力が交差する地点を示す。風に与えられる「青さ」は視覚的には捉えられないはずの風に色彩を付与し、可視と不可視の境界に存在することを暗示する。この「青さ」は又三郎の「青白い」容姿とも呼応し、彼の存在の両義性を強調している。 学校という空間自体が、すでに日常と非日常の境界に位置している。高原のはてにぽつんと建つその校舎は、人間の秩序と自然の秩序が出会う場所だ。そこで風が吹くとき、時間は通常の流れから逸脱を始める。風がもたらす時間は、直線的でも循環的でもない、あるいはその両方を同時に含んだ特異な性質を持つ。それは時として途方もなく緩慢に、また時として電光のように速く流れる。 「せきのもんまへ」から吹く風は、太古からの時間を運んでくる。それは地質学的な時間、人間の歴史以前の時間である。この風に触れるとき、生徒たちの意識は日常的な時間の枠組みから解き放たれ、より深い時間の層へと導かれる。風は未来の時間を予感として現在に持ち込む。生徒たちは風の音に、まだ見ぬ出来事の気配を感じ取る。これは単なる予測や不安ではない。風が運んでくる未来は、すでに現在の一部として存在している。 異界の時間においては、「前」と「後」という区別が曖昧になる。又三郎が教室に入ってくる場面では、彼の存在そのものが時間の通常の秩序を攪乱する。生徒たちは彼を「初めて」見る瞬間に、すでに「昔から知っている」ような感覚に捉えられる。これは異界の時間が持つ同時性、あるいは全時間性の表れである。 運動会の準備の場面で、突然の風に校庭の砂が舞い上がると、その中に又三郎の姿が溶け込んでいく。この描写は単なる幻想的な演出ではない。物質と非物質の境界の揺らぎを示し、人間の形を持った又三郎が、常に風という非実体的な存在へと変容する可能性を孕んでいたことを表している。風に触れることは、生徒たちにとって異質な時間との出会いともなる。彼らの皮膚は、通常は不可触なはずの時間という次元を感知する器官となり、風の音は別世界からのメッセージとして聞こえ始める。 異界の時間との接触は、生徒たちの時間感覚そのものを変容させる。学校の時間割に象徴される直線的・機械的な時間は、その絶対性を失う。強い風が吹く中、生徒たちは通常の時間の流れから解放される。それは単なる混乱ではなく、むしろ新しい時間性への目覚めとして描かれる。彼らは一瞬の中に永遠を、永遠の中に一瞬を見出すような体験をする。 より根源的な変容は、存在の様態そのものに及ぶ。風を通して異界の時間に触れることは、自己の存在の質を変容させる経験となる。生徒たちは、自分たちが純粋に「人間的」な存在であるという自明性から解放される。特に注目すべきは、この変容が不可逆的な性質を持つことだ。一度異界の時間に触れた後、彼らは完全に元の存在様態には戻れない。それは喪失としてではなく、むしろ新たな可能性への開けとして描かれる。 物語の結末で、又三郎は風とともに消えていく。しかしこの消失は、異界の時間の中では別の意味を持つ。それは終わりであると同時に始まりでもある。異界の時間において、消失は新たな位相への移行として捉えられる。又三郎が去った後も、この変容の効果は持続する。それは一時的な「異常事態」ではなく、世界の見方そのものの根本的な転換として描かれる。生徒たちは、日常的な時間の中にありながら、つねに異界の時間の可能性に開かれた存在となる。 賢治は、このように風を媒介として異界の時間を描き出すことで、人間の時間認識の限界と可能性を示唆している。風が運んでくる異界の時間は、私たちの日常的な時間感覚を相対化し、世界と自己についての新しい理解の可能性を開くのである。

    0
    投稿日: 2025.01.03
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    どっどど どどうど どどうど どどう どぶんどぶん、だあんだあん、ぼちゃぼちゃ 耳慣れないけど心地いい 日本語が分からなければ理解できないのではないだろうか。この音が分からなければ面白さは目減りしてしまうだろう 日本人でよかった 単衣を着て赤いうちわをもった先生は天狗なのか?と思った。

    0
    投稿日: 2024.12.12
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    新編「風の又三郎」に収録されている「フランドン農学校の豚」が面白かったです。同じ豚が主人公だというだけのような気もするのですがGeorge Orwellの"Animal Farm"と同じように皮肉の強いお話で、人間社会の冷酷さや一人ひとりの無力感を感じさせられずにはいられません。

    0
    投稿日: 2024.12.05
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    短編集。その中にある『グスコーブドリの伝記』が子供の頃から大好きで、大人になってからは書写しながら読んでみた。書写は続かなかったけど、今読んでも最後はやっぱり思いが積もる。 ブドリにもこの選択しか無かったのかな。

    0
    投稿日: 2024.11.20
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    岩手旅行に行くので宮沢賢治を深めよう第二弾。自然の描写が素晴らしく、でっかい何かを読んでいる感じがします。 本書の中では、やまなし、フランドン農学校の豚、鳥をとるやなぎが特に好きでした。畜殺する際に豚自身から許可証を取るという現代っぽさ。古さを感じないなと思います。

    1
    投稿日: 2024.10.09
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    童話、絵本、ファンタジーは得意でないから、 宮沢賢治も何度かチャレンジしているのだけど、 今回は今までより楽しく読めた。 祭りの晩が1番好き。 風の又三郎の良さは私にはわからない。 なんか、未熟なんだろうな。私が。

    0
    投稿日: 2024.09.20
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    帰省した時に、本棚にあった中学の頃の課題図書を引っ張り出して読みました。しおりが中途半端なところで挟まったままだったので、きっと読み終えなかったのでしょう。自然と生き物の残酷さと、美しい表現(どうやったらそんな音が出せる?)、あー。宮沢賢治読んでるなって感じました。

    4
    投稿日: 2024.03.10
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    ヨルシカコラボカバーに惹かれて買ってみた。今まで、宮沢賢治といえば、教科書で読んだ「やまなし」くらいしか読んだことがなかったので、ちょうどいいかなと思ったのもある。 童話集的になっていて、それぞれの話として、趣は違うのだけれど、素朴な自然の美しさたったり、訓話的な考えさせるような話だったり、自己犠牲的な献身だったり、時代を経てきた良さはたしかにあるのかなと思った。 ただ、まあ、自分にはあまり肌に合わないというか、いまいち良いと思いきれなかった。

    0
    投稿日: 2023.06.18
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    擬音が面白そうで読んでみた。自分の頭が足りず、難解だった。覚えたての言語で読んでいるような。解説版みたいなのがあったら楽しく読めそう。

    0
    投稿日: 2023.06.17
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    宮沢賢治の暗さ、恐ろしさを堪能。 風の又三郎目当てだったがたくさん読めて嬉しい。 どんぐりと山猫がかわいかったなあ。

    1
    投稿日: 2023.03.02
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    正直よく、わからなかった。ヨルシカがカバーしていたので読んだ。が又三郎の不思議めいた神秘的とも言える雰囲気が良かった

    0
    投稿日: 2022.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心に残っちゃった 小学生の頃の脳内を思い出した 子供のピュアさとか喧嘩のくだらなさというか、自分の分が無くなるのにえんぴつをくれてやる純粋かつ愚かぽく見える純度高い善意?がむしゃらさというか…文章が秀逸すぎる 昔は未来の漠然とした不安とか感じなかったなとか、校庭の砂の感触とか落ちてた幼虫を葉っぱに乗せて草むらに返した事とか思い出した 最後悲しくて泣いちゃった 苦しい〜〜

    0
    投稿日: 2022.05.13
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    ヨルシカとのコラボカバーに惹かれて。宮沢賢治は久しぶりで「やまなし」の印象が少し残ってるくらいでしたので、「貝の火」から続くブラックな作風に驚きました。こういう作品もあるんだなと。その分とても印象に残りました。 お気に入りは「グスコーブドリの伝記」。不思議の世界を冒険しているような感じが好きです。

    0
    投稿日: 2022.04.03
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    どっどど、どどうど、どどうど、どどう。 宮沢賢治の作品はこんなに擬人法が多いんだと感じた。宗教的揶揄や人間社会の皮肉といった事もちょっとばかり感じなくもなかった。物語の展開も面白く情景描写も非常に巧みな作品だと思う。

    0
    投稿日: 2022.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    風の又三郎。大人たちが発破(ダイナマイト)を使って自然を破壊する場面。子どもたちが毒もみ(山椒を川に撒いて魚を獲ること)を楽しんで行う場面。三郎の描かれ方が怖い。「モリブデンの鉱脈は当分手をつけないことになった」という状態になり転校。風の又三郎は、自然そのものだなあ。もっと味わって読めそう。

    0
    投稿日: 2021.12.29
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    賢治の作品をちゃんと読むのは初めて。教科書でさわりの部分を知ったり、NHK教育番組で賢治の詩を題材にした映像を見たり。表題作も確かNHKで知ったはず。主に童話を集めた本書を読むと、岩手・花巻の言葉のゆったりした雰囲気や、賢治が使う擬音、オノマトペの面白さを楽しめる。

    1
    投稿日: 2020.10.23
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    生前未発表に終わった作品を多く含む短編集。映画化もされたことのある表題作や「グスコーブドリの伝記」もそうだが、国語教科書に載ってることで有名な「やまなし」も良い。宮沢賢治は詩人だなと、つくづく思う。言葉選びのセンスが独特。このセンスを「面白い」と思うか「訳わからん」となるかで大きく印象が分かれるだろう。この短編集は仏教説話的な内容のものも多いのが、印象に残る。

    0
    投稿日: 2020.10.12
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    文章自体は確かに子供でも読める文学。でも、子供にこれを考察させるのってかなり難儀なんじゃっないかなぁって。考えればいくらでも裏読みできるし。やっぱり大人になってからもう一度は読んでおいたほうがいいなぁと感じました。

    1
    投稿日: 2019.05.12
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    16の短編集。語感、リズム感が独特のものを感じるが、著者があれ程崇拝されている程にはまだまだ理解が浅いように思われる。2018.4.26

    0
    投稿日: 2018.04.26
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    宮沢賢治の童話や寓話を集めたもの。先に新編「銀河鉄道の夜」を読んでいたが、その本よりもウィットに富んだ寓話が多い印象。勿論、表題作を含めそうでない話もある。 宮沢賢治はあまり得意でなかった❨読みにくかった❫が、リズムになれてきたせいかこれはそこまで読んでいて辛くなかった。銀河鉄道の夜は銀河の幻想的な描写も想像しつつ鳥取りに対する突然湧き出る情も理解しなければならなかったし、ベジタリアン大会は長いしずっと同じような応酬をしているだけだしでとにかく読んでいるだけで疲れる話が多かったが、今回の話はさっと読める感じがした。特に風の又三郎は子供たちの日常と非現実的な要素の組み合わせの塩梅が良く、読んでいて楽しかった。

    0
    投稿日: 2018.01.21
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    青空文庫で表題作だけ読んだ。方言きつくて何言ってるかサッパリ…。 雨が止むところの表現きれいだなあ。

    0
    投稿日: 2016.12.22
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    どれもかわいらしくて大好き。と思ってのめりこむ気持ちをおいてけぼりにして、物語はばっさり切れて終わる。途方に暮れてどっちに歩いたらいいかわからなくなる。 まるで夢から覚めたばかりで、現実にチューニングを合わせられないような。

    0
    投稿日: 2016.07.28
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    もっと、「風の又三郎!」と断定したような話だと思ったら、意外と「風の?」「又三郎?」って感じで、物足りなさが残った。 ちょっとしたことでも「大げさ」に受け取ってしまう「子ども」の目線だからかも知れないけど。

    0
    投稿日: 2015.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宮沢賢治を楽しめるようになってきたので又三郎にも挑戦。読み終わるのはわけないがやっぱり面白さはわからず。何で人気なんだろう?この中に入ってる「ツェねずみ」とか「蜘蛛とナメクジと狸」なんかは好き。怖いけどそれを超越したユーモアがあり、動物の生き死にの話も人間にとってはメルヘンなのか?ってところがすごくシュール。

    0
    投稿日: 2015.10.10
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    宮沢賢治やっぱり好き。 この本読んで改めて思った。 日本の子ども向けの童話や童謡がもともと大好きで、それは宮沢賢治がいたからこそ生まれてきたもんなんかも知らんなと勝手に思ってる。 (絶対違うけど) 銀河鉄道の夜が一番大好きやけど、この本もすごいよかった。 昔の人の書くこわーいくらーい感じも興味深かった。

    0
    投稿日: 2014.11.06
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    又三郎も読んでいなかったので。昔のドラマで先生役の水谷豊がオルガンを弾き、「どっどど どどうど どどうど どどう」と児童達に歌わせるシーンを何処かで見たような気がする。 クラムボン好き。かぷかぷ。

    0
    投稿日: 2014.08.01
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    宮沢賢治の本を初めて買って読んだ。 すごく国語の教科書的だなと思ったけど、内容は深かったり。風の又三郎よりもグスコーブドリの伝記のほうがおもしろかった。小動物ネタが多くてほんと童話みたいだし、何それ?みたいな特徴的な名前が多くて不思議な感じだった。

    0
    投稿日: 2014.04.24
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    ほぼ全作品初めてちゃんと読んだ。 『オッペルと象』も、読んだことあるような無いようなの曖昧な記憶だったから、ちゃんと読めて良かった。 『風の又三郎』の印象は薄かった。 『セロ弾きのゴーシュ』は昔よく見たアニメの映像そのままだった。またあのアニメ見たい。動物可愛い。

    0
    投稿日: 2014.01.10
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    前回紹介した銀河鉄道の夜に比べて、この本はどちらかというとダークファンタジーの様相を呈している。一般的に見て救われない話が多い。ただ、宮沢賢治のファンタジーの源泉がぎっしり詰まった内容であることは間違いない。「蜘蛛とナメクジと狸」の話などは、銀河鉄道の夜に収録されている「双子の星」同様、宮沢賢治の最初期の作品だと言われている。 物悲しい結末を受け止める準備がないのであれば、銀河鉄道の夜や注文の多い料理店を先に読むことを勧める。教訓や道徳を示す教育的な意味が強いのもが多い。

    0
    投稿日: 2013.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今更ながら新古典を読んでみようの巻き。 一部は教科書他子供の頃に読んだかな。 クラムボンがかぷかぷ笑ったよが好きなのですが、久々に読んで死んじゃったのかい!と思わず突っ込む。 哀しい話が多いけれど、美しい自然の情景描写に心奪われます。

    0
    投稿日: 2013.09.16
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    「やまなし」「ツェねずみ」「グスコーブドリの伝記」など。 自然の息づきの中で生きる小動物や子供たちの微妙な心の動きを活写する作品を中心に紹介。

    0
    投稿日: 2013.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2013/05/02/Thu.〜05/17/Fri. ◉「やまなし」◉ 言葉の煌めきにハッとさせられる。美しいな。 ◉「フランドン農学校の豚」◉ 豚視点で語られる哀しい話。 ◉「グスコーブドリの伝記」◉ ブドリの選択は沢山のお父さんお母さん、そしてブドリやネリのような沢山のきょうだい達を救ったけど、読み終えた後にブドリの人生を思うと切なくなった。

    0
    投稿日: 2013.05.02
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    読んだきっかけ:①東北旅行の予習として?②古本で100円だったので。 ③「風の又三郎」を読んだことがなかったので。 かかった時間:11/30-12/11(12日くらい) 内容: ・やまなし ・貝の火 ・蜘蛛となめくじと狸 ・ツェねずみ ・クンねずみ ・蛙のゴム靴 ・二十六夜 ・雁の童子 ・十月の末 ・フランドン農学校の豚 ・虔十公園林 ・谷 ・鳥をとるやなぎ ・祭の晩 ・グスコーブドリの伝記 ・風の又三郎 「やまなし」は教科書で知っていました。「グスコーブドリ」は、あらすじを読んだことがありました。 童話的なものや訓戒を含んだもの、田舎の日常を描いたものなどに分けられます。 個人的には、やはり童話的なものが面白かった。 風の又三郎は、いまいち…。でも、ものすごいたくさん解説本が出てたり、映画になってたりするんですね。 どちらにしても、今更読んだのかよって感じでしょうが。

    0
    投稿日: 2013.03.31
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    宮沢賢治の代表作の一つである「風の又三郎」や、「ゴスコーブリドの伝記」など16篇を収録。 「風の又三郎」は子供の頃に読んだようなボンヤリした記憶があったが、大人になって「こんな話しだったのか」と関心しました。 個人的には初期の動物を擬人化した「蜘蛛となめくじと狸」や「ツェねずみ」「クンねずみ」「蛙の込むクツ」辺りが、童話らしくて好きでした。童話らしく、可愛くて、教訓があり、こわい。 宮沢賢治の童話は永遠に読み継がれるだけの哲学があります。

    0
    投稿日: 2013.01.26
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    厳しい自然と世界の中で、それでも清らかにまっすぐなまま生きる姿を尊く描くことに精魂を捧げた賢治童話の世界。郷里・岩手花巻の言葉も生き生きとして、子供達や動物の心の描写も卓抜。表題作「風の又三郎」、代表作「やまなし」「貝の火」昨年映画化もされた「グスコーブドリの伝記」ほか多数収録。 随分長いこと積読していたものから一冊。グスコーブドリの伝記は幸村誠の名作にして私の哲学の一冊として大切な作品プラネテスにも取り上げられてたから、ブドリが人々を救うために命を投げ出すところはさぞやクライマックスで盛り上がって書かれているんだろうかと思いきやそうではなく随分あっさりとしたもので意外。ちょっと拍子抜けな感じもする。「貝の火」はきっと有名な作品なのだろうに恥ずかしながら25年生きてきて初めて読んだ。うさぎ可愛い。きつねも出るよ。じゃなくて説話めいてるなあ、でも賢治は仏教とくに日蓮宗の信者だったから当然かと。 特に印象に残ったのは「二十六夜」 一見すると難しいお経がだーっと書いてあって鼻白んじゃうのだけど、梟のお坊さんが、ひどいことをされても仕返ししてはいけない、仕返ししたらまた仕返しされてまた仕返しして……って話すところがあるんですが、人が人を恨んで報復をしてその仕返しをして…そして修羅になっていく……という悪の巡りを彷彿としてしまって何だかそう言うのってやっぱこの梟のお坊さんの言う通り辛いな…と思ったりしてました。 又三郎は随分昔に読んだきりで殆ど内容忘れてましたが最初みんな又三郎のこと怖がってると言うか変なやつみたいに見てるのに段々仲良くなってくのが可愛いなあなんて思ったり。話の筋自体はあってないようなものですが…本当に“風”の又三郎だったのかなあ。 ほかは「蜘蛛となめくじと狸」「ツェねずみ」「クンねずみ」「蛙のゴム靴」は残酷と言うかシビア、ブラックユーモアに近くて本当は恐ろしい賢治童話みたいな感じ 特に蜘蛛となめくじと狸のラスト一文「三人とも地獄行きのマラソンをしていたのです」がひえっとする。でも「祭の晩」みたいなほっこりする感じのもある。「フランドン農学校の豚」も意味深でいいなあ。賢治は積読いっぱいなのでまた崩したいです。でも文体に慣れてないとなかなかどうして読みにくいねえ。

    0
    投稿日: 2013.01.06
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    映画をみてグスコーブドリを読みたくなった。映画を見ていたので、情景がうまく頭に入って読みやすかった。 表題作「風の又三郎」も興味深い作品だ。

    0
    投稿日: 2012.12.19
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    「新編 風の又三郎」 「やっぱりあいづ又三郎だぞ」谷川の岸の小学校に風のように現われ去っていった転校生に対する、子供たちの親しみと恐れのいりまじった気持を生き生きと描く表題作や、「やまなし」「二十六夜」「祭の晩」「グスコーブドリの伝記」など16編を収録。 宮沢賢治といえば、私は又三郎のイメージ。注文の多い料理店や銀河鉄道の夜は後々宮沢作品と知りました。なんとなく、夏目漱石とイメージが同じなので、私はいつも何故か夏目漱石の作品を読んでいました。 関係ないですが、宮沢賢治は、農民の生活向上を目指して粉骨砕身されていたんですね。私には、作家のイメージが強くて、そのような姿をよく知りませんでした。このような姿勢に今の政治家は感銘をしっかり受けるべきですよねw この「風の又三郎」に収録されている作品は次のものです。 やまなし 貝の火 蜘蛛となめくじと狸 ツェねずみ クンねずみ 蛙のゴム靴 二十六夜 雁の童子 十月の末 フランドン農学校の豚 虔十公園林 谷 鳥をとるやなぎ 祭の晩 グスコーブドリの伝記 風の又三郎 個人的に私が好きな作品は「蜘蛛となめくじと狸」です。最後の文が「なるほどそうしてみると三人とも地獄行きのマラソン競走をしていたのです」で締められているように、なかなか恐怖が込められた作品です。 蜘蛛となめくじと狸の生死が色濃く描かれている点が非常に魅力的で、それにより恐怖もより鮮明に描かれていると感じました。また、「風の又三郎」は最後の締めがいいです。子供達の親しみと恐れのいりまじった気持ちを生き生きと描く表題作ですが、その通り読み応えがありました。 しかし、個人的な驚きは「貝と火」「蜘蛛となめくじと狸」のような生死にある恐怖を動物を主役として描く作品が宮沢作品にあるということです。私の宮沢賢治のイメージは「ハッピーな童話」というものだったので、大きな驚きでした。 次は、なんとか「春と修羅」に手を伸ばしたいところです。 しかし、詩集は私にハードルが高そうだw

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    投稿日: 2012.12.14
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    意外と知らない作品もあるもんだなあと感心しながら読んだ。宮沢賢治は詩より小説のほうが好き。独特なてにをは

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    投稿日: 2012.09.17
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    やまなしは小学校4年生のときの国語教科書に載っていた。 グスコーブドリの伝説と風の又三郎は再読になった。 幻想的世界に心が洗われる感じがする。 そして、イソップ物語を彷彿とさせる動物たちの話。 仏教に救いを求める話。 あまりにも深い。

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    投稿日: 2012.09.03
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    ★3.5 宮沢賢治の本はゆっくり時間をかけてよみたくなる。 短編が集まって一冊になっているけれど、続けて読むよりは一つ一つを丁寧に読みたくなる。 映画化されたグスコーブドリの伝記もよかったし、フランドン農学校の豚、蜘蛛となめくじと狸、やまなしが特に好き。 やまなしは小学校でおなじみのクラムボンが出てくるけれど、確か教科書にもクラムボンは何かわからないと書いてあった記憶がある。 あの頃の自分はクラムボンを何だと思って読んでいたんだろう。 今読んでも印象に残るお話。

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    投稿日: 2012.09.01
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    比較的簡潔な文章で書かれているにもかかわらず,読むと物語の中の情景が頭の中でブワッと広がってくる感じがする.

    0
    投稿日: 2012.08.07
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    表題作のほか、「やまなし」「二十六夜」「祭の晩」「グスコーブドリの伝記」等、16編を収録。 2012/8/2

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    投稿日: 2012.08.02
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    恥ずかしながら、宮沢賢治ってそんなに読んだことがなかったのだけど、魅了された。 不思議な世界観。時に優しく、時に残酷。 全てが良いとは言わないけれど、印象的な話が多かった。 方言は文字の表記では全く意味が分からないけれど、東北の方言のリズムをイメージしながら読むと、すっと入ってくるから面白い。

    0
    投稿日: 2012.07.27
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    衝撃でしたあ! やまなし、貝の火の2話を読んだ今、すでに魅了されました。 宮沢賢治がこんなにいいとは... 何かすごい力を感じます。 大袈裟かもしれませんが、これから全て読み切りたいです。 

    0
    投稿日: 2012.07.17
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    教科書に載っていた、やまなしが読みたくて読み始めたのだが、やはりイーハトーブの世界観が深く面白い。個人的に、創作地名や名前、台詞、オノマトペ…など音の組み合わせがとても好きだ。岩手、それも彼の住んでいた地域に住んでいたら彼の世界観をもっと楽しめたのに、と思わずにはいられない。あ、クラムボンは泡の事みたいですね。蟹たちから見たら、泡も生き物に見えるんだろうなあ。

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    投稿日: 2012.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大人の童話です。さっと風が吹いて行ったようです。んっ?と後ろを振り向き又三郎が居ないかと探してしまいます。

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    投稿日: 2012.07.14
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    やまなしの色彩鮮やかな描写にうっとり。 可愛らしいけど厳しい現実を描く童話には著者の優しさと誠実さを感じた。 「さよならね。」の著者自らによる釈明には吹き出した。

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    投稿日: 2012.07.12
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    小学校の教科書に載っていた、”やまなし”。子供のころに読んだ時はただただ不思議なイメージだなと感じたものだけど、大人になってから読むと、その文章の流れるような美しさに感動してしまった。

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    投稿日: 2012.06.30
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    青空文庫で表題作のみ読了。 どっどど どどうど どどうど どどう 風の音がこんなふうに聞こえる宮沢賢治の感性はすごいと思う。 方言がちょっとわからなかったけど、それでも言葉がいきいきしているのを感じる。 好きだなぁ。

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    投稿日: 2012.02.07
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    初めて読んだ「貝の火」が印象的だった。 善悪の決定を第三者に預けず、自分で決める。 謙虚に、反省しながら生きる。               ・・・ってことかな?

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    投稿日: 2011.10.31
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    風でざわざわいう木の音を聞くと、この作品を読んだ子どものころを思い出して、胸が騒いでしまいます。 どっどど どどうど・・・ という作品の冒頭に出てくる風のうたが印象的です。 ある風の強い日に、高田三郎という転校生が一郎たちの小学校にやってきます。1年生から6年生まで全部合わせて1つの教室しかない、とても小さな田舎の小学校です。表情豊かな方言でしゃべり、森や川で遊ぶ子どもたちに、ちょっと浮いていた三郎もいつの間にか打ち解けていきます。ノスタルジーにひたれる大好きな小説です。

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    投稿日: 2011.10.10
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    今この時代だからこそ、宮沢賢治という特異な存在に触れることが必要なのではないでしょうか。 彼の思想は未だ色あせません。

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    投稿日: 2011.08.24
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    小学生のころその独特のリズムに心をうばわれ 図書館で何度も借りた宮沢賢治。 大人になったいま一番好きな作品がこの本に載っています。 「蜘蛛となめくじと狸」 だまされたと思って読んでください。

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    投稿日: 2011.02.20
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    賢治の童話は、大人になって読み返すとまた違った味わいが出てきて楽しいですね。ほっこりとした東北の方言、印象的な言葉の選び方、子供たちの純粋なこころ。童話の魅力がたっぷり詰まってます。忙しい毎日の中で、ホッと一息つける、そんな一冊です。

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    投稿日: 2011.01.27
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    「やっぱりあいづ又三郎だぞ」谷川の岸の小学校に風のように現れ去っていった転校生に対する、子供たちの親しみと恐れのいりまじった気持ちを生き生きと描く表題作ほか、16編を収録。多くの人々を魅了し続ける賢治童話の世界から、自然の息づきの中で生きる小動物や子供たちの微妙な心の動きを活写する作品を中心に紹介。 理想主義(大正後〜昭和初期) 幻想的でヒューマニズムに満ちた童話を描く。 詩集「春と修羅」 「やまなし」懐かしい。

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    投稿日: 2011.01.27
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    やっぱり宮沢賢治は好きだなあ。 本当に読めば読むほど、独創的な世界。 この本の中では「やまなし」はもちろん、 「蜘蛛となめくじと狸」がおもしろかった。 蜘蛛が「あまりにひもじくておなかの中には もう糸がない位でした」なんて よく思いつくなあ。

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    投稿日: 2011.01.08
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    ・小学生 ・転入生 ・高田三郎・三郎・赤毛・風・急な転校 ・風の又三郎 ・一郎、一郎の兄さん、嘉助、悦治、耕助

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    投稿日: 2010.10.20
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    4101092044  345p 2001・4・25 14刷 「やまなし」「風の又三郎」など16作品。 △内容も統一されていないから気に入る作品は人それぞれ。 文学ならではの文章表現なので意味が理解できないものもあるかも。国語や漢字の勉強にはいいと思う。

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    投稿日: 2010.08.22
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    複雑さがなくシンプルな話ばかり。よく意味がわからない話もあったが、基本的には楽しめた。たまには文学っぽい作品を読むのもいいなと思う。

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    投稿日: 2010.08.06
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    2010年1月23日 ブタさんの話は、最後食べられてしまうので悲しかった。良く意味が分からないものもあった。グクコーブ ドリの伝説も子供の時に呼んだイメージと違う気がした。言葉は、子供向けの言葉使い。音を表す言葉が多い。

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    投稿日: 2010.01.28
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    少年と村の子供たちとの心象風景を 現実と幻想の交錯として描いた秀作の物語です。 どっどど どどうど どどうど どどう 青いくるみも吹きとばせ  すっぱいかりんも吹きとばせ ある風の強い日… 谷川の岸の小さな小学校に、不思議な少年が転校して来ました。 地元の子供たちに少年は、「風の神の子 ではないか?」 という疑念とともに受け入れられたのでした。 さまざまな刺激的行動の末に、学校を去っていきました。 どっどど どどうど どどうど どどう 風は まだやまず、窓ガラスは雨つぶのために曇りながら、    また がたがた鳴りました。

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    投稿日: 2010.01.16
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    本を読む前にテレビで『風の又三郎』を見ました。 不思議な雰囲気を感じたのをよく覚えてます。 本を読んでみて、あのテレビの『又三郎』は結構忠実に 再現されてたんだなぁ…と思いましたね。 何だかモノトーンな感じの寂しい雰囲気を感じるんですが、 ある時フッと色が付く。 不思議な世界に引き込まれるお話しでした。 あの『ドードドー』の歌も健在で嬉しかった(´ω`)

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    投稿日: 2009.09.08
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    2009/ 2009/ やまなし 貝の火 蜘蛛となめくじと狸 ツェねずみ クンねずみ 蛙のゴム靴 二十六夜 雁の童子 十月の末 フランドン農学校の豚 ・・・・ 谷 鳥をとるやなぎ 祭の晩 グスコーブドリの伝記 風の又三郎

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    投稿日: 2009.08.14
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    注文の多い料理店よりも、こっちの方が好きでした。 けれど、悲しくもなり、微笑ましくもあり、どこか不思議です。

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    投稿日: 2009.01.25
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    小さいころ読んだフィルムコミックのグスコーブドリは実話だと思っていたw 今読んだら思いのほかあっさりしてて、こんなものかーと思った だがそれがいい

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    投稿日: 2009.01.15
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    ブドリ…!と泣いてしまったのはもしかして私だけですか? やまなしは懐かしいーと思いました。小学6年生の時の国語の教科書に載ってました。 クラムボンが印象的。 07'12'11

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    投稿日: 2007.12.17
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    ブドリ切なすぎる…豚も同じような展開でもうかわいそうすぎる。又三郎がこんなにもあっさりしていたとは。小さい頃は一週間くらいかけたから壮大な物語だと思ってたのに。2008/4/28

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    投稿日: 2007.12.03