
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公たちの心情の描写が本当に細かくて、ジェーンの心の矛盾や葛藤がこれでもかと描かれている。また、その矛盾も共感できてしまうから面白い。最悪な環境で育ったが、最後はジェーンにとって幸せに愛する人と一緒になれてよかった。
1投稿日: 2025.10.02
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伯母に嫌われているので厳しい寄宿学校に行かされ、自立して貴族の家庭教師になり、そこの貴族(主人)に恋をしたが実は妻がいたので一回出ていって、事件で妻が亡くなり主人と結婚しました(20歳差)という話。心情や風景描写がこれでもかいうほど細かく書かれていて、今であれば1行で表現されるようなことも10行かけて(比喩表現を用いて)描写されています。今時のロマンス小説を好むものとしては話の中身の割に長くてちょっと厳しかったです。。 文学的に価値はあれど、エンタメとしては微妙。。という内容です。主人公たちは「美しくない容姿である」と何度も描かれますしね。。源氏物語のほうが楽しいかな。
0投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログ1847年出版の本を、これだけ楽しく、思慮深く読めるとは。多くの女性は、激しい共感を持って読める文学ではないかと思う。これほど心の内を的確に、美しい言い回しで表現出来るのだなぁと発見でもあり、哲学的に納得する箇所も少なくなく、作品世界に没頭できて、良い読書体験だった。ただの恋愛小説と侮るなかれ。今よりずっとずっと女性の人生が檻に囲われていた時代に、女性の能力と意志を力強く社会に主張した作品でもある。先達に感謝! 古い作品にありがちな堅い翻訳でもなく、大変読みやすかった。他の翻訳では冒頭で挫けそうだったので、大久保氏の翻訳がおすすめです。 イギリス的なシビアな価値観、英国社会の持つ心地よい勤勉さに触れたい人も楽しめると思います。
2投稿日: 2025.03.24
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ロチェスター氏の運命は最後に救いはあるけど悲劇的。幸せになるには、素直さと正直さが大事だと伝えていると思う。意地や外聞やプライドより本当に自分が求めるものに正直に、素直に従うことが幸せになるのだと。 下巻の展開はまるでジェットコースターと言うべきか展開がどんどん変わっていった。読み物として、とてもエンタメ性に富んでいて面白いと思う。しかもラブストーリー。今でも名作と呼ばれている理由がよくわかる。ヒロインが強い女性、独立心のある女性と言う意味でも、進歩的な本だったんだと思う。
0投稿日: 2025.01.07
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想像を越えてくる展開に、途中で読むのやめようかなってなった。 上巻のときめきを返してほしい!!!えっえーーーーそうなの??そんで愛なの??? そしてお金が全てを解決する。そういう時代ではあるけれど、現代もそういうところあるけれど ロマンチックな言い回しで素敵だなと思うところもたくさんあるけど、そういうのに溺れてる感じしかしなくてうーん 登場人物達の気持ちに自分が乗りきれない感じ。まぁ時代の違いではある。
0投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログジェーン・エアという女性が両親を早くに失って、少女から娘へ他人の中で苦労して成長する物語。 豪壮な館での家庭教師、ロチェスターというミステリアスな館主とのロマンス、手に汗握る展開、そして幸せに…というのが10代のころの読後感。読書録を見るともう一度再読しているらしいのだが、その感想は忘却の彼方…というわけで。 今回、じっくり読んでこんな小説だったのか!と驚いた。 まず、ヒロインの性格が秘めた情熱からはほど遠い、たおやかなものではない。恋する城主ロチェスターもものすごく嫌なやつ、そして極めつけは、荒野をさまようジェーンを助けた青年牧師セント・ジョンの性格も自己主張の強い策謀たけた嫌らしいやつ。 なんてこと!主要登場人物全員に寄り添えないではないか。人物たちが美男美女ならぬはいい、けれど各々の性格の我執、ぶつかり合いがすさまじくて、なんとも辟易するくらいだ。 と、違う印象に驚きながらも、長大な、ののしりあいのような会話が続くその内容は、作者ブロンテの18世紀ならではの、女性の自己確立への意気込みがひしひしと迫ってくるものなのだ。自己確立、自立ということは強い意志の現れ、それとブロンテさんの作家魂が加わったのだと思う。 さて、200年後のいまはどうなのか?ガラスの天井はつき破れていない。 読み継がれる名作ゆえん。
4投稿日: 2024.08.10
powered by ブクログ美男美女ではない、 女性からプロポーズをする、 社会的な問題(学校)を批判する これらは、この時代にどう反応されたのだろう 作品の暗さと孤独が、 作者の経験に基づいていたと知って納得した ただ、後半の霊的なシーンは突然すぎて 飲み込めなかった(信仰心???)
0投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ夏の嵐の夜、ジェーンとロチェスターが心を通じ合わせるシーンを初めて読んだ時は鳥肌がたった。 ロチェスターのもとを去る時のジェーンの葛藤は痛々しいほど頑なだけどその強さと正義に心打たれた。 クライマックス、 ジェーンがロチェスターの呼ぶ声を聞くシーン、ちょっと出来過ぎだけどロマンチックに痺れる〜 ヒロインが美しくないと随所に記述されているが 裏返せば作者が美醜にこだわりがあったのかな? 今まで何度も読んだ大好きな小説
2投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログカズオ・イシグロが影響を受けた作家、作品にブロンテの『ジェーン・エア』を挙げていたこと、先日読んだ『イノセント・デイズ』の主人公・田中幸乃が中学時代にこの本を読んでいたのがとても印象的で、どんな本なのか興味を持ち、読み始めた。 とても面白かった! 上下巻でぎっしり書き込まれているので一気読みというわけにはいかなかったけど、じっくり毎日共に歩ませてもらった感じ。 ジェーンの冷静さ、真面目さと、恋心による揺らぎと、ときめきと情熱と、描かれ方のバランスがとても良かった。ロチェスター氏とのやりとり場面は甘々すぎてこちらも照れちゃうくらい。 離れてみて、他人と一緒にいて再確認した、二人の時の安心感、自然体のペースまで描かれていて、甘々というだけでない愛のお話に感じた。(ロチェスター氏のデレデレ具合にはおいおい…と思うところもあったけど。笑) この作品を読みながら、たしかにカズオ・イシグロを思い出し、特に『日の名残り』を読み返したくなった。内容は勿論全く違うけど、地に足ついた現実と、胸の中の情熱との書き方のバランスがとても似ていて。内と外が心地よい文章。 『イノセント・デイズ』については、このお話を幸乃が読んでいたということで改めて切なく感じてしまった…。
4投稿日: 2022.01.21
powered by ブクログロマンティシズムとリアリズムの境目の時期に描かれた小説と解説を読んで納得。 ジェーンの思考、言葉の選び方、すべて私の感性に一致した。 イギリスの田舎の風景描写がとても美しい。表現力に驚かされた。 ロチェスター氏との愛の深め方が、よかった。もちろんロマンチックラブの要素はたくさんあり、嫉妬や燃え盛るような激しい感情に身を任せている描写も多いけれど。それ以上に性別や身分、障害などあらゆるものを超えていくような深いつながりをみた。今の時代ですばらしいとされるものと、1800年代と、さほど変わらない気がする。 感情がなさすぎると味気ないけど、理性がないのも話にならないみたいな表現が上巻にあって… 感情と理性のバランスが人間に面白みをもたらし深みも出るのだなぁと。
2投稿日: 2021.05.09
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前半はロマンス好きのわたしにはたまらなかった。 ネタバレで展開は知っていたので(というか裏のあらすじでガッツリネタバレ)、上巻からの伏線が回収されていく様が面白かった。 家族の居なかったジェーンに従兄妹たちがいるとわかったときの暖かさが良い。 ジェーンとロチェスターが美男美女でないと何度も強調されるので一体どんな顔なんだろう、と悩んでしまうので映画で補完しようと思う。
0投稿日: 2019.07.22
powered by ブクログ怖い、と思っていて読んでいなかった。それは小さい頃映像でちらりと見たからで、筋も大雑把に知っていたから。 その後エミリー・ブロンテの嵐が丘は読んでいたのだが。 がしかし。本はやっぱり良いわ。下巻は一気に読んだ。 ありがとう、ウルフ(ヴァージニア・ウルフの「自分だけの部屋」でシャーロット・ブロンテに触れていたことがついに手を取ったキッカケ)。 あー。オーソン・ウェルズ主演の映画見ちゃおうか。。
0投稿日: 2019.04.17
powered by ブクログ孤児のちいさなジェーンが、様々な苦難を乗り越え大人になり自立していく数十年はメロドラマ的だけれど、その裏にはキリスト教を背景とした裁きと慈悲がある。 シャーロットブロンテが見てきたヒースの原野は今も変わらずそこにあります。
0投稿日: 2019.03.02
powered by ブクログ下巻です! (上巻のレビューでも書きましたが)二十歳くらいのときに大好きな小説だったのですが、下巻を再読してみてびっくり。 私ってこんなにロマンチストだったの?! たぶん、ジェーンエアが一番好きな本だと公言していた時期もあったと思う・・・ 今読んでもときめく本だとは思うけど、こんな恋愛に憧れていたのかしらと、違う意味でとても衝撃的でした。 若かったのだなあ~ あっ、先日読んだレベッカといい、大久保さんの訳最高です☆
0投稿日: 2017.11.06
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後半は一息に読みきったー! 自然情景の細やかさが好きです。 内容的には日本の作家さんで例えるなら有吉佐和子さんかなぁ。 幸せの形が嵐が丘よりはこちらの方が共感しやすかったかも。 ごめんよエミリさん! とはいえ、嵐が丘も随分前に読んだからまた読み返してみようかしらん。
0投稿日: 2016.10.20
powered by ブクログロチェスター氏との結婚式の日、式場では意外な事実が暴露される。不気味な女の哄笑、引き裂かれたベール......。狂った彼の妻の仕業だった。屋敷を逃げだし、荒野をさ迷うジェーンは牧師の家族に救われるが、ある晩、闇の中から彼の呼ぶ声を聞く。その声に導かれて戻ったジェーンは、失明し不自由な身となった彼と再会し、結ばれる。女性のひたむきな情熱をあざやかに描いた自伝的作品。(裏表紙より)
0投稿日: 2015.08.17
powered by ブクログ最後は奇跡に近いけどハッピーエンドになれて良かった。 ジェーンよりもロチェスターの方がかなり悲惨な目にあってて気の毒だったけど、ジェーンが戻った事で以前のような明るさを取り戻せて何よりでした。あと、セント・ジョンは聖職者としては優秀でも人間味の無さがジェーンへの告白で際立ってたかな。
0投稿日: 2015.06.29
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2013年11月3日読了。 映画を先に観てると、短い映画の中で一人の女性の人生を描くのって無理があるのだなぁって、原作を読んで思った。 原作を読むと結構大事なキーポイントが映画でははしょられてたね。 ジェーンの従兄の事とか、エドワードの奥さんのお兄さんが、なんで結婚式の邪魔をしようとしたのか・・・とか。 下巻はより宗教色が強くなって、なかなか難しかった。 宗教色が強い割には不倫の話だものね。 そりゃ、当時はセンセーショナルな受け止められ方したはずだよ。
0投稿日: 2013.11.04私の、世界で一番好きな小説(のひとつ)。
もう何度読み返しただろう。大好きなお話。 波乱の展開の後、ジェインが辿り着いたムーア・ハウスでの穏やかな時間の描写がイイ。そうして見つけた、(インドにさえ行かなければ)平穏で落ち着いた生活が送れたはずの場所を棄てる、ジェインの情熱と決断もイイ。そして物語が最後に行きつくのは、別離の時間を経て互いに少しずつ生まれ変わった二人が、本当の意味で「対等」になれたからこそ得られた、幸福の在り方。 真の幸福は、強い信念と、それなりの犠牲と、決して自分に嘘をつかないという決意によって「勝ち取る」ものなのだなあ。
0投稿日: 2013.09.28
powered by ブクログヴィクトリア朝の文化に暗いので、何とも言い難い。 一人の女性の一代記とでも言うのか。 名作と称されてはいるが、古臭いとしか言いようがない。プロットも、突然過ぎる展開、無駄に長い情景描写などなど。これ、すっきりさせたら、上下巻でなくて、一冊にまとまるね。 一人の女性の幼少期からの意思の強さというものは感じたが、どうにも勝手すぎるとしか言えない。 まあ、出版された当時はセンセーショナルだったのだろうが。 でも、時代が変わったからといって、古臭さを感じるものは名作とは呼べないと思う。 まあ、人それぞれ考え方は違うんだろうが。 読後、ぐったり疲れた上下巻でした。
0投稿日: 2013.03.14
powered by ブクログ最も印象深いのは、思い人との結婚まであと一歩という所まで辿り着き、私の中の理性や良心、感情までもが結婚に賛成しているにも関わらず、それでも「私がわたしであるために」決死の思いで申し出を断るシーン。そう、ある種の人にとって個性というのは決して有難いものではない。選ぶことのできぬ生い立ちという環境から必然性を持って形成されたその自我は、時に呪いとなって己を苦しめる。大団円を迎えるラストが存在せず、誠実な村の女教師として生涯を過ごしたとしても彼女は十分に幸福な生涯を遂げられただろうと思うのは自分だけだろうか。
1投稿日: 2013.02.09
powered by ブクログジェーンの気位の高さや、傲慢な感じにちょっと疑問を持ちつつも、あまりにきっぱりと言い切るために受け入れてしまいます。 一人称で語る、その語り口が好きなのかな。 ドラマチックな恋を夢見る高校生の時に読んだのが我ながら正解?!
0投稿日: 2012.11.17
powered by ブクログ文体はすごく英語的な書き方だなぁと思った。 かつ、ヨーロッパ的な表現もあった。 月を彼女と書いているのが一番印象に残っている。 日本語だったらそういう言葉で表現しないよなぁ、 どうやって表現するかなぁと考えた。
0投稿日: 2012.11.04
powered by ブクログ下巻の2/3まで読み進めてようやく盛り上がってきた、けどまどろっこい。なんでこんなにも回りくどい禅問答を繰り返すのだろう。なんでこんなにも「お金」と「名誉」と「上流」にこだわるのだろう。そう、やっと気がついた。これは『古典文学』なのだ。生きるべきか死すべきかと部屋をウロウロするような状況なのだ。よく頑張って読了したものだ。
0投稿日: 2012.10.29
powered by ブクログ身寄りのない少女が、新天地をもとめたはずの寄宿学校で、預けられていた家での辛い生活とはまた異なる性質の過酷な生活に身をおき、その中でも尊いまでの自立の精神と純粋な心を失わず、勉学に励み、自らの道を切り拓くべく、職を求め、はじめての地、ソーンフィールドに赴きます。 ジェーンの視点で一人称で語られる物語のため、非常に接しやすく、また、少しシーンに飛躍があったり、「むむ、なんで?」と思う箇所では、「読者よ、・・・・」という呼びかけでジェーンが読み手に語りかける注釈が入るので、「あ、そういうことなのね」と同じ時間を過ごしているように、自然に物語につきあうことができました。 とはいえ、全体を通して、あっさりとした記述が続くものの、ぐったりと疲れます。 それだけ、ジェーンの体験が容赦なく、読んでいるこちら側にも伝わってくるからでしょう。 実際、ローウッドの寄宿学校に転入して初めてだされた食事のおかゆは、ページを通じて耐え切れない匂いを発してきそうでしたし、ソーンフィールドでの恐ろしい体験や不安に陥らせる出来事も、「かんべんして~!」と逃げ出したくなるぐらいの心情にさせられます。 この物語は、幼い日を過ごしたリード家での生活、ローウッド寄宿学校での日々、ソーンフィールド館での家庭教師としての生活、そして、結婚の夢が破れ、ソーンフィールド館を飛び出し、セント・ジョン牧師とその妹達に助けられ身を寄せるという風に舞台がめぐります。 それぞれ、過ぎ去った舞台はその後つながりが断ち切られるのかと思うと全くそうではなく、最後まで物語は連なっていくので、全体を通して、ジェインの波乱に満ちた人生に立ち合った気持ちがして、一喜一憂して、ぐったりと疲れるのです。このぐったりは、別に、不満ではありません。 しかし先程、他に言葉がみつからなくて「一喜一憂」と書きましたが、ジェーンの生活の中で心から「喜ぶ」という感情は、ほとんど見当たらないように思います。随所に「美形ではない」とする(そこまで言わんでも・・・なぐらい。)ロチェスター氏に対する自分の思慕の感情に気がついてからも、どこか、「進むまい」「期待しすぎないようにしよう」と抑制する気持ちが働いているようだったし、相手も自分のことを想っていることがわかり、結婚に向けた日々を過ごしながらも、幸せに溺れないように、と距離を守るジェーンの様子は、幸せが簡単に手に入るものではなく、また、永遠でもないと、どこかさめた見方が人生の中で身についていたからでしょうか。 大久保氏の訳は、言葉遣いがとても穏やかで、一貫して毅然とした態度のジェーン像をあらわすのには、このしなやかな表現によるものが大きいと感じました。 また、自然や情景の描写は繊細で、登場人物の言葉もとても細やかに流れているので、映像を見ているような臨場感がありました。 50年前に訳されたとは思えないほど親しめる文章で、上品で、とても好きだと思いました。 読み終わった時、ぐったりしたのが素直な気持ちですが、これは、何度も読み返したくなるだろうな・・・と早くも思うので、本棚の、わりといい場所をあげるつもりです。
0投稿日: 2012.07.07
powered by ブクログ古典の評価ってちょっとためらってしまうのだけど、他の人のレビューを読むと皆さん自由に、誉めたり辛辣な感想を述べていたりして面白い。 この時代の人の考え方は日本の現代社会の人の考え方とは当然違っていて、かなり保守的だ。けれどもその中で主人公のジェーンは現代社会でも生き抜いていけそうな考え方の持ち主である。同時代の人はさぞかし面食らっただろう。
0投稿日: 2012.06.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ロチェスター氏の秘密の暴露からムーア・ハウスでの生活、結びまでの話。 てっきりジェーンはアイルランドに行くものと思いこんでいた。火事も元があったことがわかった。 キリスト教の内容が多くあり、わかればもっと理解が深まるだろうに残念。 幸せな結末でよかった。
0投稿日: 2012.01.29
powered by ブクログ独立心が強く、気位も高いジェーン。 ここに出てくる男性、ロチェスター氏とセント・ジョンには、 わたしの男性に対する嫌悪感を強めさせられました。 ジェーンが幸せになれたのはよかったのだけれども。
1投稿日: 2011.11.18
powered by ブクログ不屈の精神で生きる一人の女性の人生。 愛があれば何ができるだろうか。苦痛の過去も塗りつぶすこともできるのだろうか。
0投稿日: 2011.09.13
powered by ブクログ下巻は昭和58年版。ってことは、父の蔵書ではなく、自分で古本屋で買ったのだろうか?シンデレラ迷宮を読んだ後に?全く記憶無しf^_^;。上巻の版では裏表紙のあらすじ文もないし、品番的なものも今と違うみたい。ふふ、面白い(^O^)。全体に文章が回りくどいので、集中して読まないと内容が入ってこない。いつも比較的流し読みの私には珍しく時間がかかってる。でも話が面白くてやめられない。読み返してよかった(v^-゜)なんか、大好きな少公女と通じる感じがある。多分子供の頃には理解できなかったんじゃないかな?上巻ほどかび臭くないしf^_^;さあ、後半どうなるのか?裏表紙のあらすじ読んじゃったらまあ面白そう。読むぞ!
0投稿日: 2011.07.28
powered by ブクログ中学校時代の愛読書。 不遇な生い立ちに損なわれることなく 成長し自立した主人公が憧れでした。
0投稿日: 2010.08.09
powered by ブクログもう一度機会があれば読んでみたい。 10歳の頃の目線で読んだときの感想文とか書いててくれたら良かったのに私(笑)今の目線で読んだら全然違うんだろうな。
0投稿日: 2009.12.08
powered by ブクログジェーンのように切ないほど強くて繊細で純粋な女性。大好きです。本当に素敵な素敵な一冊です。大事に大事に読みたい本だよ!!
0投稿日: 2009.11.14
powered by ブクログ読んでいて読書って本当に素敵だなぁとヒシヒシと実感させてくれた作品。 地味な外見や物静かな態度とは違って、しっかりとした強い芯の通った内面を持つジェーン。 まだ二十歳そこそこのお嬢さんとは思えない自立心と向上心です。 小さい頃の境遇ゆえ、彼女が選んできた道なのですが、なかなかできることではありません。 彼女が心の中で周りの状況や人柄などを結構ドライに判断していくのが、昔の作品だというのにイマドキな感じがして新鮮でした。 女性は全世界どの時代も普遍なのかも。 また、この時代の小説には、上流社会の嫌な貴婦人というのがライバルに出てくることが多く、主人公がやきもきしたりしますが、ジェーンの場合、自分の愛する人がそんな人を愛するわけがないと冷静に判断しているところが痛快でした。(とはいえ彼女も結局やきもきはするのですが)。 共にいることが、1人でいることよりも「自由」。 生きるために自分の力で道を切り開いてきた彼女が見つけた真実の愛に胸が打たれました。 お気に入り度:★★★★★ (2009年6月28日読了)
0投稿日: 2009.09.04
powered by ブクログペーパーバックであらすじは 知っていたので、邦訳版読んだ 感想としては……キリスト色濃いかなぁ、 というかんじです。 "輪廻転生"とか"因果応報"はすっと馴染めるのに、 "汝の隣人を愛せよ"と言われると、え…と 思ってしまうのは、……ん〜、 …………無宗教な生活でも、根っこは仏教なのか。。。
1投稿日: 2009.05.10
powered by ブクログゼミの本。やっと日本語訳読み終わった・・ 長かった。 最後のシーンがなんとも微妙な感じ。 なぜセント・ジョンへの想いで締めくくるのだろうか。 セント・ジョンのジェーンへの求愛の姿はなんか滑稽にしか思えなかった。 ロチェスターのそれも然り。 けど最後の解説にもあるように、 この作品はロマンティシズムからリアリズムへと移行しつつあった 19世紀中期のイギリス文学の過渡期を飾る大作なのである。 読者を物語へ引き込む力はやはりそこらへんの作品とは違う。 ぐいぐい 最後はジェーンの幸せの訪れに一人で乾杯。
0投稿日: 2008.01.27
powered by ブクログなぜか、主人公=オールドミス(って、死語…だな)というイメージがあったんだけど、なんと、最後まで読んでもやっと20歳になるかどうかという若い娘さんの話ですよ!!いやー、驚いた。昔の人は大人になるのが早かったのか。今の私らがあまりに子供っぽいのか。自分で運命を切り開いていくヒロインに、”キャンディ・キャンディ”を思い出しましたね。
0投稿日: 2007.03.25
powered by ブクログ貧乏そだちで謙虚でけなげなジェーンは玉の輿にのれるのか。最後の最後まで予断をゆるさぬ展開に、手に汗にぎってください。ネタバレですが、ハッピーエンドです。いいよね、これくらい。世界名作ものですし。
0投稿日: 2007.01.09
powered by ブクログロチェスター氏との結婚式の日、式場では意外な事実が暴露される。不気味な女の笑い、引き裂かれたベール……。狂った彼の妻の仕業だった。屋敷を逃げ出し荒野をさ迷うジェーンは牧師の家族に救われるが、ある晩、闇の中から彼の叫ぶ声を聞く。その声に導かれて戻ったジェーンは、失明し不自由な身となった彼と再会し、結ばれる。女性のひたむきな情熱を鮮やかに描いた自伝的作品。
0投稿日: 2006.09.28
powered by ブクログああ、ジェーンはどうなってしまうんだ!とスルスル読めてしまった下巻。ロチェスター氏の気持がわかってからは少しペースダウンしたが、なかなかに楽しめた。
0投稿日: 2005.10.27
