
総合評価
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powered by ブクログ上巻を読み終えた。ビクトリア朝時代のゴシック小説。雰囲気があってよい。 ジェーンの性格は、強いけど、あまりかわいくないと思う。子どものころの苦労はかわいそうだけれど、大人になってからは物事や人に対する見方や評価が結構ドライで辛辣でときに傲慢な感じもあったり?かなり上から目線の部分も禁じ得ない。こういう生い立ちで、こうも自信が持てるかなと、はたと疑問を抱いたりして。あまりにわきまえすぎているといえばそうだし、ちょっとお高く留まっている感じはあんまり好感持てないのは私だけかもしれません。 ヘレン・バーンズの信念には感銘を受ける。清らかで神々しい。 ロチェスター氏は信用できない。当時の上流階級の人たちってホント、暇を持て余して贅沢だな~って。今のイギリスでもこういう人たちいるんだろうか。
3投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いっきに読んでしまった。 会話が現代では考えられないほど回りくどいし、聖書等の引用が多くて理解しにくいのになぜこれほど引き込まれるのか。 サスペンスを読んでるのか?それとも少女漫画? 読みながら自分が何を読んでいるのかわからなくなりながらあっという間に読み切ってしまった。 下巻でどういう展開になるのか。 それはそれとしてジェーンは孤独なのか?孤独ってなんだ? ロチェスター氏にとってジェーンは「おもしれーオンナ」ってとこか。 2人のやりとりと、ジェーンのやけに冷静に自分を落ち着けようとしてるところとか、なんかもう少女漫画読んでるような気持ち。身分違いを受け入れてるからこそなのか?
1投稿日: 2024.10.28
powered by ブクログ幼くして両親を亡くし、 引き取られた先で虐待され、 劣悪な寄宿学校では病で友人を失う… どんな環境でも自己を通す精神力と 真面目に勉強をしたことに拍手を送りたい ヘレンの達観した人生観と 諦めきって罰を受けているのが悲しかった
1投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ今まであまり昔のお話とか外国のお話を読んでこなかったけど、修飾詞?修飾句?の豊かさにびっくりした。「好きな人をどうしても見ちゃう」って言いたい時に「どうしても瞼が開きたがる」みたいな表現をしてるところがあって、こんなふうに表現できるのか!って感動した。
1投稿日: 2023.06.02
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また読みたくなり、数十年ぶりか再読 カバーは映画の1シーン ジョーンフォンテーン ハリウッドらしき映画、そうそうたるメンバーが登場する。 主人公の、頭をしっかりあげて生きている所がいいな あの時代にね 女性の自立して生きようとする姿と、貴族の世界とそこから離脱する姿 両方を同時にえがこうとしているのか いくつもの視点で読める本であり、見れる映画かも。 映画は今見るとどう感じるやら
1投稿日: 2022.02.17
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主人公ジェーン・エアの友人ヘレン・バーンズの存在がとても強く印象に残っている。 『辛いことがあってもそれを避けることができないのなら耐えることが義務、忍耐をしなければいけないのがあなたの運命。』 『憎しみにうち勝つ最上のものは暴力ではない、傷を癒やす最良のものは復讐ではない。』 現代に生きるわたしの心にもなにか響くものがある言葉たち。 後半、ジェーンが主であるロチェスターに恋をした時にもこのヘレンの言葉を思い出す。 「あなたは人間の愛を、あまり重要に考えすぎているわ。あまりにも一途すぎるわ。はげしすぎるわ。」
0投稿日: 2019.07.20
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コレクターズ版世界文学全集、訳は同じ方。装丁が素敵。 ながーらくなんとなく知ってるだけでしたが、いや、こんなに魅力的なお屋敷小説だったなんて。 初めのうちのイギリス中上流、女学校の暮らしぶりもそうですが、家庭教師目線の小説は読んだことなかったので。 いや、そもそもあまり名作って読んだことないので、全てが新鮮。こんな面白いなら、小学生のうちに読んでおけばよかったです。 なんでだろ、訳が良いのか、結構超えちゃってるとこもあり。 後半は彼がうざかったですが、大団円でよかった。
0投稿日: 2018.05.13
powered by ブクログ二十歳くらいの時に大好きだった小説です。 最近海外モノがマイブームなので再読してみました。 昔の印象では、不器用で控えめな女の子が自らの力で運命を切り開いていく、という印象でしたが今回読んでみて驚きました。 ジェーンが少女時代からあんなに主張が強く強情で負けん気が強い子だったとは・・・ (芯が強く集中力が高く情熱的という言い方もありますけどね。) とにかく、昔と随分印象が違うので読むのが楽しみ。 これは私の心が純粋だったから?それとも訳者が違うのかしら?
1投稿日: 2017.10.25
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結構前に岩波版の嵐が丘は読んでいて、ブロンテ姉妹は2作目。 ほぼ同時期に翻訳されているのだけど、こちらの方が読みやすい感じ。もちろん原作の文体もあるんだろうけど。 マーサ・グライムズのパブシリーズの登場人物の女の子が読んでいて、気になっていたのでようやく読めました。 なにかこう、昔から小公女とか秘密の花園とか寄宿学校に優しくない親戚に引き取られる設定なんかに弱いのかも。
0投稿日: 2016.10.20
powered by ブクログ孤児として、叔母に育てられたジェーンは、虐待され、ローウッド寄宿学校にいれられる。そこで八年を過ごした後、広告を出し家庭教師として赴いた先に居たのは子供と家政婦だけだった。散歩の途中助けた人物こそ、屋敷の主人ロチェスターであると知ったジェーンは、彼と名門の貴婦人とのロマンスを聞き、胸が騒ぐ。孤独と戦いながらも不屈の精神で生きぬく女性を描いた青春文学。(裏表紙より)
0投稿日: 2015.08.17
powered by ブクログ妹が書いた「嵐が丘」とは大分違う印象を受ける作品で面白かった。孤児のジェーンが伯母の家で虐待を受け、家を出た先の寄宿学校は環境が悪く、とにかく散々な目に遭います。後半は家庭教師になり御屋敷に仕える事からジェーンの運命が大きく変わり始め、幸せになって欲しいなと願わずにはいられない上巻でした。下巻はどのような展開が待ち受けているのか楽しみです。
0投稿日: 2015.05.19
powered by ブクログ第4話(11月6日放送)にチラリと登場。海外で出会った男性のことで心が揺れている真琴は、強い女性像を描いたこの作品に、自分自身を重ねようとしているのかもしれません。
0投稿日: 2014.10.31
powered by ブクログ何気なく手にして数ページ読むうちに引き込まれた。強く冷静なジェーンに憧れる。謎めいた出来事が後半への興味を強くさせる。面白い!
1投稿日: 2014.02.28
powered by ブクログ元祖ロマンス小説とういイメージで読み始めたら冒頭部分のリアリズムに面食らったが、私は中盤以降のメロドラマ的ラブストーリーよりこっちのほうが好きだった。 愛の言葉やキリスト教の精神が長ったらしくて、感情移入できなかった。。
0投稿日: 2013.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2013年10月6日読了。 映画を観たので、原作読みたくなった。 映画より話が詳しくていいです。 子供の時に読んだことあるのかなぁ??? 相変わらず、イギリスのこの頃の小説は、好きです。 少女漫画読んでるみたいで。 このお話の二人は決して美男美女ではないし、お互い大変不幸な 過去を持ってて、ちょっとじれったい感じの恋愛。 でも、ジェーンって、すっごい皮肉屋な気がするんだけど、 お話の中では、心のきれいな聖女のような描かれ方してる・・・。
0投稿日: 2013.10.08もっとも安心しておススメできる日本語訳
私が世界で一番好きな小説は、これと、トルストイの『戦争と平和』。でもそれぞれが「好き」な理由はちょっとずつ違う。 トルストイの方は、間違いなく人類史上最高の小説だと思うのだけど、こちらはそうは言いきれない。ストーリーに強引なところがないとは言えないし、突っ込みどころもたくさんあるし、主人公二人の暑苦しいまでの情熱は、誰もが受け入れられるものではないとも思う。 でも、だからこそ、理屈抜きで「好きだから好きなんだー!」と言える作品でもある。ジェインの境遇が変わるごとに何度か舞台が切り替わるのだが、どれにもそれぞれの独特の空気感があって、そのひとつひとつが全部(暗い時代のものであっても)イイなあと思えてしまう。 そういうわけで読める限りの日本語訳を読んだけど、それぞれに特徴や長所がある。その中でこの大久保訳は、全体のバランスが非常によくて、これから読もうとしている人にいちばん安心してお勧めできるバージョンだと思う。一言でいえば、「しっかりしている」感じ。日本語訳ジェイン・エアのスタンダード・バージョンを選ぶなら間違いなくこれ。
5投稿日: 2013.09.28
powered by ブクログ第2回イベントの本です。 ―「嵐が丘」の著者のお姉さんが書いた、イギリスの恋愛小説。 主人公ジェーンの少女時代からの人生を描いた作品。 読み手の経験や心情で、読むたびに感じるところが変わるので、何度も読み返したい一作です― 読み手のたどっている人生の変化によって、また新たな感情を呼び起こす本。これは本当に良書ですよね。 今現在の自分が読むと、どんな感情が湧き出るのか。 ご紹介いただいて、読んでみたくなりました。
0投稿日: 2013.09.15
powered by ブクログフェミニズム賞賛かと思ったが、そういうわけではないな。 初版、昭和28年。 孤児として始まり、虐待を受け、名門貴族の家庭教師へ。ある一人の女性の物語。 どこか、昼ドラの様な陳腐さも垣間見得るが、それが、貴族社会の在り方を如実に感じさせる。 随所に散見される、主人公ジェーンの名言があまりにも、沁みる。 少女の台詞なのだが、人生を達観したような、孤児の死生観というかなんと云うか。 人の真理を突いた点が、とても多い。 長編の上下巻なので、結構疲れる。 下巻はドロドロしないことを望む。
0投稿日: 2013.03.10
powered by ブクログ薄幸な少女が男尊女卑の社会に抗いながら成長し、幸せを勝ち取っていくおしん的苦労ものにメロドラマが合わさった内容かと思いきや、どうしてなかなか面白い。上下巻合わせればかなりの長編なのだが、要所要所で顔を出すシニカルなアイロニーや社会に対する冷静な観察眼が読み手を飽きさせない作りになっている。妹エミリーが『嵐が丘』で描いたのが荒れ狂う感情の暴風雨そのものだとすれば、姉シャーロットが描いた世界は感情の暴風と世間の荒波に揉まれながらも、懸命に理性の錨を打ち下ろそうとする一隻の船の冒険記の様なものではないだろうか。
0投稿日: 2013.02.06
powered by ブクログ高校時代に読んで以来、一番好きな本の一つです。大学の卒業旅行でブロンテ姉妹の故郷を訪ねるくらいに好きでした。 めちゃめちゃ久しぶりに読んだけれど、やっぱり好き。メロドラマチックで、これはどうかな?!ってところもいっぱいあるけれど、ジェーンの意志の強さに惹かれます。
0投稿日: 2012.11.17
powered by ブクログ親を亡くし、孤児院で育った女性が、自由と自立を求めて生きる姿を描く。 ジェーンがロチェスター様と出会う部分からが面白かった。 メロドラマ的。 少女マンガによくあるような夢見がちな感じで、恋愛模様が描かれていて、ライバルが出て来て嫉妬したり、相手に裏切られたり。 波瀾万丈だなぁと思う。 文庫本上下巻で、しかも分厚いけれど、 下巻のあたりはどんどん読みたくなる。
0投稿日: 2012.11.04
powered by ブクログ映画を観る前に読んでおきたいと思い、デジタルで購入。 はっきり言って何が面白いのか解らない。私の読解力が低いのかもしれないけど、文学を読んでいると言うよりも「英文を直訳した文章を読んでいる」だけ。ストーリーは理解できるけど物語に入ることはできず、すりガラスの向こうで演じられている劇を見ている気分。 下巻も買ってあるので読まねばならないけど、かなり苦痛かも。
0投稿日: 2012.10.27
powered by ブクログ映画を観て、原作がどういったものか気になり読んでみました。 翻訳本は訳によって読みやすさが左右されるので、読むときは躊躇しますがこれは大丈夫で一安心。 上はまだ恋愛ものというよりは「ジェーンの成長物語」。ジェーンは不幸な生い立ちで育ったけれど、弱さを持ちつつ、わりとさばっと静かに強かにしているので、応援してしまいたくなります。
0投稿日: 2012.07.23
powered by ブクログ「レベッカ」と似てるのかなと思って読みはじめたけど、意外と幼少期がたくさん描かれていて上巻をグイグイ読めた
0投稿日: 2012.07.12
powered by ブクログ身寄りのない少女が、新天地をもとめたはずの寄宿学校で、預けられていた家での辛い生活とはまた異なる性質の過酷な生活に身をおき、その中でも尊いまでの自立の精神と純粋な心を失わず、勉学に励み、自らの道を切り拓くべく、職を求め、はじめての地、ソーンフィールドに赴きます。 ジェーンの視点で一人称で語られる物語のため、非常に接しやすく、また、少しシーンに飛躍があったり、「むむ、なんで?」と思う箇所では、「読者よ、・・・・」という呼びかけでジェーンが読み手に語りかける注釈が入るので、「あ、そういうことなのね」と同じ時間を過ごしているように、自然に物語につきあうことができました。 とはいえ、全体を通して、あっさりとした記述が続くものの、ぐったりと疲れます。 それだけ、ジェーンの体験が容赦なく、読んでいるこちら側にも伝わってくるからでしょう。 実際、ローウッドの寄宿学校に転入して初めてだされた食事のおかゆは、ページを通じて耐え切れない匂いを発してきそうでしたし、ソーンフィールドでの恐ろしい体験や不安に陥らせる出来事も、「かんべんして~!」と逃げ出したくなるぐらいの心情にさせられます。 この物語は、幼い日を過ごしたリード家での生活、ローウッド寄宿学校での日々、ソーンフィールド館での家庭教師としての生活、そして、結婚の夢が破れ、ソーンフィールド館を飛び出し、セント・ジョン牧師とその妹達に助けられ身を寄せるという風に舞台がめぐります。 それぞれ、過ぎ去った舞台はその後つながりが断ち切られるのかと思うと全くそうではなく、最後まで物語は連なっていくので、全体を通して、ジェインの波乱に満ちた人生に立ち合った気持ちがして、一喜一憂して、ぐったりと疲れるのです。このぐったりは、別に、不満ではありません。 しかし先程、他に言葉がみつからなくて「一喜一憂」と書きましたが、ジェーンの生活の中で心から「喜ぶ」という感情は、ほとんど見当たらないように思います。随所に「美形ではない」とする(そこまで言わんでも・・・なぐらい。)ロチェスター氏に対する自分の思慕の感情に気がついてからも、どこか、「進むまい」「期待しすぎないようにしよう」と抑制する気持ちが働いているようだったし、相手も自分のことを想っていることがわかり、結婚に向けた日々を過ごしながらも、幸せに溺れないように、と距離を守るジェーンの様子は、幸せが簡単に手に入るものではなく、また、永遠でもないと、どこかさめた見方が人生の中で身についていたからでしょうか。 大久保氏の訳は、言葉遣いがとても穏やかで、一貫して毅然とした態度のジェーン像をあらわすのには、このしなやかな表現によるものが大きいと感じました。 また、自然や情景の描写は繊細で、登場人物の言葉もとても細やかに流れているので、映像を見ているような臨場感がありました。 50年前に訳されたとは思えないほど親しめる文章で、上品で、とても好きだと思いました。 読み終わった時、ぐったりしたのが素直な気持ちですが、これは、何度も読み返したくなるだろうな・・・と早くも思うので、本棚の、わりといい場所をあげるつもりです。
0投稿日: 2012.07.07
powered by ブクログほんの奥付を見ると、初版が昭和29年。 私が購入したものが昭和60年56刷。上下共に400円。 ここに書き込む前に、ネット書店を見てみると、装丁は全く変わらず、値段が約2倍になっていた。 それだけの時が経ったのだなと少々感慨深いものがあった。 久しぶりの再読であったが、やはり、時代を超えて残っていく物語は心に訴えるものが多い。 文章も美しいし、登場人物の心のあり方も好きだ。 検索した時、映画化されることを知った。 見てみたいような、見たくないような・・・ 原作に忠実に再現されるなら見たいが、現代風の解釈が入ると、世界が壊れそうで嫌だと思う。
0投稿日: 2012.06.27
powered by ブクログ女々しくないジェーンのはっきりした性格が読んでいて気持ちいい。損をするだろうなというのがよく分かるのでハラハラするけれども。
0投稿日: 2012.03.17
powered by ブクログ孤児となり、教育施設ローウッドで育ったジェーン・エア。 貴族の家に家庭教師として雇われ、 当主のロチェスターと結婚することに。 式当日、当主には狂人の妻がいることが発覚して・・・ 現代の昼ドラの原作にもなりそうな内容ではあるが、 本をまともに読み始めた頃から好きな作品。 (上下巻)
2投稿日: 2011.11.18
powered by ブクログシンデレラ迷宮からのリンクで再読中。父の本なのか昭和47年版!もう子供の頃から私の本棚に入っていたけど。ずーっと読み返してなかったので内容忘れちゃってる。嵐ヶ丘とごっちゃになり重い暗いイメージがあるがどうだったか?紙は黄ばみ印刷は薄くちょと読みづらいが、さあ、読むぞ!
0投稿日: 2011.07.12
powered by ブクログなぜだかわからないが「嵐が丘」よりも「世界名作文学」という言葉が似合う小説という印象を持っている。 「嵐が丘」はやや不均衡な感じがするからだろうか? 比べると「ジェーン・エア」はなんとなくバランスがとれているような印象を受ける。
0投稿日: 2011.06.11
powered by ブクログ高校に入ってすぐのときに読んだ本。 最初は難しい本かなと思ったけれど読み進める内にどんどん物語に引き込まれました。 静かに強くたくましく生きるジェーンに感動します。 これからイギリス文学を読もうかなと考えている人にぜひお勧めします。
2投稿日: 2010.10.15
powered by ブクログ今までにない読書体験だった。 大嵐に魂をガクガクと前後左右に揺さ振られ、翻弄される読中感。 最後では激しい嵐が通り過ぎ、優しく暖かな日射しにつつまれて読了した。 悔しい思いをし、安堵し、歓喜に包まれて感涙の涙を流し、 絶望し、安堵し、忍耐を強いられ、驚愕し、大いなる歓びに包まれた。 人を愛するとはどういうことであるかということを教えてくれる作品。
0投稿日: 2010.08.21
powered by ブクログ中学校時代の愛読書。 不遇な生い立ちに損なわれることなく 成長し自立した主人公が憧れでした。
0投稿日: 2010.08.09
powered by ブクログ2009/12/07- 昭和28年2月25日初版 昭和41年9月20日28刷 2009/9/20?開成学園の古本市。確か30円
0投稿日: 2009.12.08
powered by ブクログ小学校3年の学級図書にあった文庫じゃなくて、紅色のボロボロの本でした。 当時10歳の私が読んで何を得たのかは覚えてないけれど、ジェーンみたいにはねっかえりだったから共感して読んでた記憶がおぼろげながらあります。
0投稿日: 2009.12.08
powered by ブクログ一番好きな本って聞かれたら…迷うけどブロンテのこの本が出てくるなぁ〜〜♪感想は書ききれないほど。想いが溢れてくる作品です。
2投稿日: 2009.11.14
powered by ブクログ読んでいて読書って本当に素敵だなぁとヒシヒシと実感させてくれた作品。 地味な外見や物静かな態度とは違って、しっかりとした強い芯の通った内面を持つジェーン。 まだ二十歳そこそこのお嬢さんとは思えない自立心と向上心です。 小さい頃の境遇ゆえ、彼女が選んできた道なのですが、なかなかできることではありません。 彼女が心の中で周りの状況や人柄などを結構ドライに判断していくのが、昔の作品だというのにイマドキな感じがして新鮮でした。 女性は全世界どの時代も普遍なのかも。 また、この時代の小説には、上流社会の嫌な貴婦人というのがライバルに出てくることが多く、主人公がやきもきしたりしますが、ジェーンの場合、自分の愛する人がそんな人を愛するわけがないと冷静に判断しているところが痛快でした。(とはいえ彼女も結局やきもきはするのですが)。 共にいることが、1人でいることよりも「自由」。 生きるために自分の力で道を切り開いてきた彼女が見つけた真実の愛に胸が打たれました。 お気に入り度:★★★★★ (2009年6月28日読了)
0投稿日: 2009.09.04
powered by ブクログ孤児のジェーンエアが一人の女性として強くたくましく生きる姿を書いた女性賛歌。リード家での執拗ないじめから学校でのつらい体験、そしてロチェスター氏との出会いを通してジェーンは一人の女性としての信念を持ち、信じる愛を貫こうとする。孤独に生きてきたジェーンの、恐ろしいまでの頑なな強さに胸打たれる作品。
0投稿日: 2009.08.10
powered by ブクログ生涯の中で1番好きな作品と言えばこれをあげると思う。 同じブロンテ姉妹の「嵐が丘」は受け付けなかったのだが、こちらは生涯忘れられない作品となった。
0投稿日: 2009.08.02
powered by ブクログだいすき! 表紙はちょっと私の中の作品のイメージと違うかな… 今度、松たか子が舞台で演じるらしく、 本屋に違う訳の本が平積みになって 少しうれしくなった♪
0投稿日: 2009.07.25
powered by ブクログ『嵐が丘』を読んだ後くらいに買った本。 買った理由は、『嵐が丘』の著者と 本作の著者が姉妹と知ったから、です。 大して見た目は良くなくて地味だが、 それなりに聡明な一人の女性の サクセス(シンデレラ)ストーリー、 と言えばいいのでしょうか。 読んでいって妙に既視感あるなぁ、と思ったら、 大学1年生の頃夏休みの自由課題で 英語の(簡単にした)ペーパーバック読んでたようです。
0投稿日: 2009.05.10
powered by ブクログこれまで読んだ本の登場人物の中でダントツに強いと思う女性が二人居る。そのうちの一人がジェーンエアだ。ジェーンは控えめな女性だが、ものすごく強い不屈の精神と、誘惑に決して負けない強い芯の通ったまっすぐな正しい心がある。こんな女性、そうそう居るものだろうか…。 ジェーンは早くして両親を失い、非常に辛く厳しい幼少時代を送っていた。だがいつだって彼女は自分の意思を曲げる事無く、まっすぐに生きてきた。やがてそんな彼女が惹かれていく男性が現れた。家庭教師をしている家の主人のロチェスターだった。ロチェスターの表現や表情、ジェーンのあふれてくる愛や、近づいて行く二人・・・普通にかなりドキドキしてしまう。実にロマンチック。そんな素敵な雰囲気を一気に覆す出来事がおき、露になる恐ろしい秘密・・・、このシーンは実に衝撃的だった。ジェーンの気持ちを思い、胸が締め付けられる。彼女の持つ心の強さはすばらしい。 紆余曲折の人生でありながらも、ジェーン・エアの繊細で強い心には驚くばかりだ。普通の女性なら、途中でくじけてしまいそうな苦難ばかりだが、それを必死で乗り越えてきたからこその強さがあり、強い自分を保つことができたから、得られたものがあるのだろう。読みながらジェーンに感情移入し、読み終えたあとは、ジェーンのように強い心でありたいと自分も思う。何度読んでも、良い名作は良い名作だと思う。
2投稿日: 2008.09.27
powered by ブクログ自分で勝手に決めた夏休みの課題として読んだこちら、久々の西洋文学。 物語に引き込まれてあっというまに、上・下巻とも読み切りました。 女って強いなぁ。 何もないところから、運命を切り開いたジェーンに凄まじいパワーを貰いましたです・・。 不屈の精神かぁ。。 足りなさが人を成長させる。。ってのは、ジェーンの生きて来た怒濤の半生のようなことを言うのかなぁ。 そして、自分をしっかり見つめて生きて行ける根性をつけたい。。 ラストから何十頁あたりからずっと、感動のあまり涙が溢れてきましたが、 朝の通勤ラッシュ時に読みましたので、涙をこらえて仕事場へ向かいました。 ぐったりしました。 文学って素晴らしい。。
0投稿日: 2008.08.20
powered by ブクログいきなり世界文学全集に入っているような作品です。何を今更、と思ったのですが、やっぱり読みたいなと思って日本から取り寄せました。19世紀前半の作品なので、少し硬いし、聖書の内容を知ってないと、言い回しが全く分からなかったりしましたが、全体としてはかなり面白かったです。C・ブロンテの妹のE・ブロンテの作品「嵐が丘」も途中まで読んでいるのですが、まだ読了してません。結構19世紀のイギリスの女性作家の作品、好きですね。【2006年3月20日読了】
0投稿日: 2007.03.30
powered by ブクログ実家に置いたままの本の山から発掘。読んだ記憶があまりなかったので読んでみたら、これが驚きのおもしろさ。少し昔の話って世界各国みんなそうだけど、身分だったり性別によって行動が制約されてるところがすごく多くて、なにげない描写にも「えー!?そうくるか」みたいなとこがたくさんあって楽しい。
0投稿日: 2007.03.11
powered by ブクログガヴァネスと呼ばれる女家庭教師と雇い主との恋。玉の輿ストーリーの典型だが、館に幽閉された女の影がちらつき、ゴシックテイスト満載。映画やドラマをみて興味をもったら、ぜひ原作も。
0投稿日: 2007.01.09
powered by ブクログ孤児として、叔母に育てられたジェーンは、虐待され、ローウッド寄宿学校にいれられる。そこで8年を過ごした後、広告を出し家庭教師として赴いた先に居たのは子どもと家政婦だけだった。散歩の途中助けた人物こそ、屋敷の主人ロチェスターであると知ったジェーンは、彼と名門の貴婦人とのロマンスを聞き、胸が騒ぐ。孤独と戦いながらも不屈の精神で生き抜く女性を描いた青春文学。
0投稿日: 2006.09.28
powered by ブクログシャーロット・ブロンテの名作。不幸な身の上の美しくも可愛げもない娘が、自我を成長させひたむきさに内面を輝かせて、これまた格好のよくないひねくれた男と愛をはぐくむ話。
0投稿日: 2006.02.23
