
総合評価
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powered by ブクログ実際の決算書に基づき計算をしていますが、単純な計算を逸脱して、その企業の戦略まで推測されていて分かりやすかった。
6投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ前半は、決算書入手方法から、決算書の分析方法までを解説。後半は、NTTドコモや、au、ソフトバンクなどの実際の決算書を使い、財務三表を対比しながら評価。最後には、ケーススタディとして実際の会社(任天堂、ユニクロ、倒産したアーバンコーポレーション)の財務状況や、それから垣間見る将来性などの紹介。ここまで良くできたこの手の本を私は読んだことがない。
0投稿日: 2018.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
決算書の各因子が何に影響があり、どのような場合に見れば良いのか非常にわかりやすく解説している書籍で、入門編としては優れていると感じます。 財務系の知識がないのですが、最低限のビジネスマナーとして必要な内容だと思いました。 ==以下メモ== ・7つの情報源 1.決算書 2.決算発表のデータ 1決算短信(必要最低限) 3.HP 4.新聞、ブログ 5.アニュアルレポート(海外向けに分かりやすく作成している) 6.本、雑誌 7.サービス体験(これが本質的に重要) ・分析の原則 -分析の目的を明確に -比較表の作成 -大きな数字を分解(ex.事業別、所在地別) -数字を絞って更に分解 ・損益計算書 -売上高から営業利益(ビジネスの側面) -減少の場合:顧客単価の下落、利用者数の減少 -営業利益から経常利益(財務の側面) -営業外利益(株式や社債などの金融資産) -営業外費用(借入金や社債などの有利子負債) -特別利益から当期純利益 -特別損失(リストラなど) -特別利益(投資先の株式売却など) ・貸借対照表 -資産の内容 -有形固定資産(設備) -流動資産(棚卸し、現金預金など) -負債 -買掛金、支払手形など(営業債務) -引当金(将来支払う金額の見積 ex.退職金) -有利子負債(借入や社債) ※条件:様々な要因で資金が不足した時 -自己資本 -高ければ高いほど経営が安定している ・キャッシュ・フロー計算書 1.営業活動によるキャッシュ・フロー -営業活動を行うことによって稼いだ金額 2.投資活動によるキャッシュ・フロー -設備投資、投資有価証券 3.財務活動によるキャッシュ・フロー -資金の調達、返済または株主に対する配当など 4.現金及び現金同等物の期末残高 -期末時点で有しているキャッシュの金額 ・セグメント情報 1.売上の金額 2.営業利益の金額 3.資産利益率(営業利益/セグメント別資産) 4.各セグメントの従業員数 5.設備投資の金額 ・競合分析の因子 1.シェア 2.顧客単価 3.収益性(①営業利益②投下資本利益率) 4.財務健全性(①自己資本比率②有利子負債比率) 5.キャッシュ・フロー(投資・財務活動) 6.大株主と時価総額 7.各企業が置かれているポジションと戦略 ・その他 -国際会計基準 -「営業外損益」「特別損益」を販管費に含む -実行税率 -税引前利益に対する標準的な税金負担率 -のれん -M&Aで他の会社を買収した時、時価総資産額と 支払った金額の間に差額があった場合に計上される資産 -ROA(当期純利益/総資産)×100 -保有している資産をどれだけ有効に活用できているかを示す指標 -ROE(当期純利益/自己資本)×100 -株主からの出資に対してどれだけのリターンを生み出しているのかを示す指標 -流動比率(流動資産/流動負債) -①総資産に占める流動資産と流動負債の割合 -②流動資産⇒棚卸資産はすぐに支払いには使用できない -③流動負債⇒買掛金→短期借入金→払えなかった場合は資金ショート -経営悪化のポイント -自己資本率、短期借入金の推移、有利子負債率 -運転資金=売上債権+商品-支払債務 -自己資本=純資産―新株予約権―少数株主持分
0投稿日: 2015.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
非常にわかりやすく解説されており、最後にまとめもあって親切な良著。 分析には、時系列分析と競合他社分析の大きく二つがある。
0投稿日: 2015.02.22
powered by ブクログ【第1章】決算書を分析するための情報源 【第2章】決算書分析の基礎知識 【第3章】時系列分析の基本 NTTドコモの決算書を分析してみよう 【第4章】競合他社分析の基本 NTTドコモ、au、ソフトバンクの決算書を比較する 【第5章】ケーススタディ 有名企業の決算書分析 【第6章】知的生産力を高める会計の使い方
0投稿日: 2013.01.03
powered by ブクログ「決算書速読術」に続く有価証券報告書をベースとした企業分析の好著。典型的な財務諸表からだけの分析だけではなく、有価証券報告書やアニュアルレポートから取れるセグメント情報(事業別・所在地別)や顧客単価等の情報を組み入れることで、より踏み込んだ分析ができることがわかる。
0投稿日: 2012.07.07
powered by ブクログ図書館から借りた。 決算書をどう読むと分析につなげられるのか、について書かれている。会計の知識に関してはあまり深く掘り下げず、実際の決算書をもとに話を進めている。 決算書を読めるようになりたいときに最初に読むと良い本だと思う。実例があり、著者がどういう点に目をつけて読んでいるかの過程が書かれているため分かりやすい。 損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書だけでなく、有価証券報告書や株主総会の質疑応答など、どんな情報を仕入れれば分かりやすく読めるかということも書いてある。 最後の章で分析結果を説明する際のポイントが書かれている。分析結果のみならず、人に対して説明するときに気をつけた方がいい点がまとめられているように思う。
0投稿日: 2011.01.23
powered by ブクログ身近な企業を題材として決算書の分析術を解説してくれてます。 ドコモ-au-SB / UNIQLOーH&M など比較をしながら業態によって どこに注目して決算書から何を読み取るか。また、数字が何を語って いるのかが、図解も多用し、文章も読みやすくまとめられております。 私は、たまたまこの分析術にあてはまるような会社には勤めてませんが、 当てはなるような会社に勤めてられる方は、自分の会社の数字が何を 語っているかを本書を参考にしながら、考えてみてはいかがでしょうか?
0投稿日: 2010.06.12
powered by ブクログ知識無しでもサクサク読めた。 具体的な企業の事例があってイメージも掴みやすい。 でもサクサク読んだら忘れるのも早いので、時間を置いてもう一回読んで見る予定。多分。
0投稿日: 2010.02.27
powered by ブクログ帯に「決算書からNTTドコモ、au、ソフトバンクの戦略を比較」なんて書いてあるので、ちょっと手を出してみました。 色々な業界の決算書分析がされていますが、その業界にいる人にとってはそれぞれ分かっているようなレベルかなとは思います。ただ戦略というか特徴がどのように決算書に表れるのか、というのは具体例で分かります。 さらっと読めるのと、オンラインで無料レポートやメールマガジンが紹介されているのでプラスポイントかもしれません。
0投稿日: 2009.12.26
powered by ブクログ前作に引き続き良作。 会計を体系的に学んでない人にもわかるように、要所要所ポイントを説明している。まさに本のコンセプト通りだと思う。 例に出している企業も馴染みのある会社ばかりで、非常に読みやすい点も高評価。また、各社ごとに解説のポイントをはっきりさせているため理解しやすい。 ビジネスモデルをとらえる基礎を教えてくれる良い本だと思います。
0投稿日: 2009.11.18
powered by ブクログ《4コマ図解・読書録゛(ログ)》No.68 http://archive.mag2.com/0000255083/20090507210000000.html 望月 実/花房幸範【著】 『最小限の数字でビジネスを見抜く 決算書分析術』
0投稿日: 2009.11.02
powered by ブクログ著者が本書の冒頭で「公認会計士になったからといって、すぐに財務諸表が読めるようになるわけではない。」と言う。 半年前に読んだ時には、「財務諸表の専門家になるために、たくさんの勉強をしたにも関わらず、それが読めないとは何事か!」と一瞬感じてしまったけれど、公認会計士の勉強を開始した今では、それが良く分かる。
0投稿日: 2009.11.01
powered by ブクログ「情報化社会で最も大切なのは情報の収集・処理能力を磨くことではなく、情報からいかに効率よく価値生み出すかという「知的生産力」です」 会計士である著者が、決算書からどうしたらそこに隠れている情報を効率的に取り出し、効果的に伝えることが出来るのかを解説した一冊。 有価証券報告書まるまるつかった解説書を期待すると、決算書上は定量的な点にのみ焦点をあてているので物足りないが、ところどころ参考になる切り口があるので一読の価値あり。 自己資本比率以外では、流動比率や固定比率といった資産と負債のバランスで見ることはあっても、ついつい流動資産が資産のどのくらいを閉めているかを見落としがちだったりするが、おおざっぱなビジネスモデルはここで把握出来る。 営業利益に対する当期純利益の割合を見れば、営業外や特別損益などの本業以外の状況が注視すべきかどうかが分かる。 この比率で時系列をとると、仮に直近の利益が落ちていても、それが60%前後なのであれば過去の高水準が営業外収益や特別利益に支えられた可能性が高いことが分かる。 決算書からはなかなか具体的に企業のイメージをつかむことが出来ないため、いきなり読む前に説明会資料見たり、HPで製品チェックをするというスタンスには賛成。 企業分析はどこまで掘り下げるか、情報を取りに行くかの判断が難しい。 本書では事業会社しかケースで取り上げていないため、銀行や消費者金融といった金融機関を対象にした分析も入れてほしかった。
0投稿日: 2009.07.12
powered by ブクログ著者は、望月氏と花房氏の二人である。たぶん会計士なんだろうが、本書の紹介では 会計コンサルタントらしい。何が違うのかちょっと個人的には分からないけど(笑) 中央大学と立教大学の出である。(まぁ、ここらへんはあまり関係ないか) 決算書、HP、新聞、アニュアルレポート、そしてサービスを実際に受けてから分析をする。 また、分析方法は時系列と競合比較の二種類がある。そして効率良く分析するには、 目的を明確にし、比較表を作成、大きな数字を分解し、さらに特定の数字を詳しくやる。 って感じ。 うーん。恐らく、対象は財務諸表を読むのも初めて、又はちょっと読んだくらい、って 人だろう。なので、個人的には少し物足りなかった。ただ、財務諸表の分析って、 そのビジネスを知っていて、ある程度ポイントを押さえれば大体いけるなって事が 分かった(笑) そして、全く初めての人にとっては有益なんだろうなって事は理解できる。 なぜなら、ケーススタディベースで本書は解説を進めているからである。 それによって、実際の企業をリアル感をもって説明を読み進めていく事が出来る。 一方、理論系はまずなぜその指標なのか?その意味は?その指標は、他の指標と どのように関連性があるのか?といった感じなんで・・・(笑) (個人的には、そっちの方が最終的には腹に落ちると思うけど) あくまで、ちょっと時間が空いたときに、手に取ってみて財務分析って 一体どんな感じなのかをざっくり知る感じなので、そこらへんは間違えなにように しないと。 入門の入門としては、お薦め出来る。と思う(笑)
0投稿日: 2009.05.25
powered by ブクログ最小限の数字でビジネスを見抜けるようになる本です。 ■概要 まずは決算書を分析するためのInputとなるものを整理。 次に決算書の分析方法の基礎知識を入手。 分析方法は2種類!その会社を時系列で追う「時系列分析」、 もう一つは競合他社の同時期と比較する「競合他社分析」。 次は実際に上記2種で分析してみるとどうなるか?を見ていきます。 実際の企業でみてみます。(本書でとりあげているのはNTTドコモ。競合他社分析ではKDDIとソフトバンクが取り上げられています) あとはどんな事例があるか?をおもしろい観点でケーススタディ。 ・キャッシュリッチ企業の任天堂。 実はキャッシュリッチって危ないの。 ・勝ち組アパレルのユニクロとH&Mの戦略を比較。 今後の戦略を予想。 ・一点集中のマンダム対分散投資の資生堂の今後を読みとく。等々。 ■仕事に活かせます。 資産の内訳を見てリスクを読む。 自己資本比率を見て企業の健全性を読む。 株主向け説明会のムービーを見て、企業の今後を掴む! 株主の比較で経営の雰囲気を掴む! などなど。 この会社、大丈夫・・・?と不安なときは資産の内訳を見てください。 他社と比較し、自己資本比率が低く、かつ有利子負債比率が高いと、財務健全性が低いということです。 返済すべきお金がたくさんあって、収益が確保できないとまた借金しなければならない、という悪循環に陥る可能性があるからです。 また、意外とおいしいのが決算説明会の動画です。 社長みずから企業の業績や今後の戦略について説明する事が多く、その内容にはとても説得力があるから、だそうです。 手元にIR資料を用意して、見てみるとより一層理解がすすむと思います。 人材育成施策に落ちてくる元となるのは経営戦略。 人材育成担当者のミッションは(担当者様にもよりますが)経営戦略の具体化&実行。 人材育成担当がなすべきミッションを決算資料から読み取り、育成担当者様にぶつけてみる。 もしかしたら担当者様にとっての「潜在的ニーズ」を掘り起こすことができるかもしれません。 まさしくソリューション提案! eno
0投稿日: 2009.05.10
