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解任
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マイケル・ウッドフォード/早川書房
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総合評価

27件)
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    「アウトサイダーにしか見えないこと」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51784370.html

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    投稿日: 2025.07.10
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    入り込んで一気に読めた。 前職を「正しい事をしようとした」ために、退職に追い込まれた自分の経験と重なった。 「私は彼らが集団自殺に走るレミングのように思えました」という一文に共感。

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    投稿日: 2019.11.27
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    オリンパス事件は、日本のガバナンスの歪みを象徴する事例であることがよく分かる。大株主が銀行など日本の大手企業である以上、ガバナンスなんていつまでも画餅のままなのではないかと思えてくる。最後の宮田氏が語るエピソードはなにより経営の本質を語っているように聞こえる。

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    投稿日: 2016.05.21
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    休暇を利用して一気に読みました。 とある監査の本で紹介されていたので、遅まきながら読んでみました(寄り道)。 ガバナンス・コードが策定された一因とでもいえるオリンパス事件。この「解任」後の状況はほとんど知らないけど、とにかくこれが日本の悪いところの集大成(もたれあい、事なかれ主義、秘密主義)だよねと非常に残念な気持ちになってしまう。曲がりなりにもガバナンスの一翼を担う監査という仕事をしているのだけど、この「ガバナンス」が世界でどう捉えられているか、ウッドフォード氏のこの開示からよく伝わってきます。 自分がこのような場面に直面したときに、彼のように行動することができるか。彼のように行動するのが仕事だと観念する。そうでなければなんでしょう。 「技術は一流ながら・・・(中略)・・・低級なガバナンスや二流の経営がはびこり、世界で戦うための力が失われているのです。」 最後、ウッドフォード氏を支援してきた、元オリンパス専務の宮田氏の稿にて、グッドナンバー2とグッドナンバー1について紹介されているけど、これもまた印象深い。腐る程いるグッドナンバー2を経営者に選んだときから、組織の衰退が始まる。両者を見分ける力も持ちたいもの。

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    投稿日: 2015.06.15
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    読了。何もかもが世界とは別のルールで動く老害達。しかたがない、それが日本だよ。危険の少ない島国村社会ではガバナンスは育たない。優秀な人ですね。朝から一気読み!!

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    投稿日: 2014.03.03
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    オリンパス事件の当事者が語っているということで非常にスリリング。書いてあることはほとんど事実なんだろうけど、これだけの事件になってしまったにも関わらず日常業務は普通に進めていたということや、執拗に「日本に帰らない」と言い張ったのはよくわからない。多分にご本人の危機管理能力にも疑問符があったからこそ解任という結果なんだろうけど、オリンパスという会社は変化を求めてなかったのかもしれないなぁとか思ってしまった。

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    投稿日: 2014.03.01
  • 衝撃の告白!っていう訳ではないですが

    事件発覚から2年ほど過ぎて早くも古びた感じはありますが、オリンパス元社長の事件にかかわる手記です。 やはり支援してくれた人への配慮から記述を省いているところもあるようですし、なにか驚きの新事実が具体的にあるというわけではありません。しかし、当事者としての心の動きや、菊川氏らの様子を間近から見た記述は、ワタクシも一組織人として興味深く読みました。やっぱり集団思考って怖いです。 これを読んでも、なぜウッドフォード氏を社長にしたかなど、この事件に関する疑問点はいくつか残りますね。

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    投稿日: 2013.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オリンパスの事件は世界に大きな衝撃を与えた。 たまたま、大王製紙の報道が重なったこともあり、日本企業のガバナンスが甘いという印象を世界に与えてしまった。 新聞報道もなされていたことなのだが、本書を読むことで、事件の詳細がよくわかる。内容は具体的で、「生々しい」。 オリンパスの事件は日本の企業に強烈な「教訓」を与えたとみるべきである。報道や裁判にならずとも、同様の行いをしている企業がまだあるのではないか。オリンパスが失墜させたのは「オリンパスの信用」ではなく、「日本企業全体への信用」であると考えるべきであり、日本企業は今一度、ガバナンスや内部統制、監査について見直しをすべきである。 不正や違法を行うことで、一時的に利益や信頼を勝ち取ることができてしまうのかもしれない。「隠し通せる」という認識があるからそのような行為に及ぶのであろう。しかし、「天網恢恢疎にして漏らさず」という故事成語があり、こちらの方が正しいと考えている。必ず不正や違法は暴かれることになるのであり、その時点では既に手遅れである。 誰から見られてもはずかしくない経営を行うべきである、というより、それが当然のことである。 本書やこの事件をきっかけとして、日本企業の経営の透明性が高まり、企業不祥事が根絶されることを願っている。

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    投稿日: 2013.09.03
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    『日本人はなぜサムライとイディオット(愚か者)がこうも簡単に分かれてしまうのか』本書の筆者であるマイケル・ウッドフォード氏が「オリンパス事件」のきっかけとなる記事を書いた記者に対して発した問いは重い。 「オリンパス事件」の主要人物として、己の会社を告発し、壮絶なプロキシー・ファイト(委任状争奪戦)を繰り広げたオリンパス元CEOであるマイケル・ウッドフォード氏による手記です。 僕はかつて、大学時代に唯一まじめに通っていたO教授の講義で、 「日本のことを理解する上で注意深く見る必要があるのは日本に住んでいる外国人が残したものだ」 という教えを受けたことがあり、それが時を越えて僕に日本人が「集合的無意識」の中にあるものがいったい何かということを、本書は教えてくれました。 筆者が言うとおり、その経歴は「生え抜き」の「サラリーマン社長」であり、ほかの日系大手企業の社長およびCEOとして迎えられた方とは一線を画すということも、そこから明らかになっておりました。しかし、請われてオリンパスのCEO担ってから2週間後、彼は自身の会社が、バブル期に「財テク」によって膨れ上がった損失を隠蔽するため、巧妙な手段を使って行われた「飛ばし」や「不明朗な企業買収」を繰り返し、粉飾決算を行なっていた実態を告発するにいたりました。 彼は長年のボランティア活動から母国である英国で「ナイト」の称号も授与しており、まさに「サムライ」と呼ぶのにふさわしい人間であると思われます。その彼と長年会社を牛耳っていた―のちに逮捕される菊川会長、さらには森副社長との壮絶な駆け引き。ここの描写は本当に緊迫感に満ち満ちており、経験した人間でしか書くことはできないであろうなと思われました。 そのハイライトは要領を得ない回答に業を煮やしたウッドフォード氏が森副社長(当時)に 「森さん、あなたは誰のために働いているんですか?」 とたずねたところ、彼はウッドフォード氏の目を見つめ返して、 「菊川さんです。私は菊川さんに忠誠を尽くしています」 という場面でした。僕はここに旧日本陸海軍に端を発し、現在に至るまでわれわれを苦しめ続けている「病理」があるのだと個人的にはそう確信しております。 そして、委任状をめぐる闘争や、メインバンクとの不毛なやり取りの末に、彼はCEO復帰を断念せざるを得ないという決断を下すにいたります。彼は現在、母国のイギリスにいるのだと思われますが、彼抜きで果たしてオリンパスは再建できるのか?また、彼は自分が半生をささげた会社をどのように見つめているのか?それが気になるところです。彼が行った記者会見はほぼすべてYoutube上にアップされておりますので、興味をもたれた方はそちらも参照されてみてはいかがでしょうか?

    1
    投稿日: 2013.05.05
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    本件については、以前から納得のいかない点が多く、筆者がプロキシファイトを諦めた頃から、目を逸らすようになっていた。当然、本書も気にはなりながら、何となく手を出さずにいた。それが、たまたまkindleストアにあったので、我慢できずに購入してしまった。内容自体は、すでに数々のメディアで伝えられた通りなので、目新しさはない。ただ、時間を置いて考えても、本件の幕引きの仕方は間違っており、結局銀行が目先のリスクを回避するために、ガバナンスを無視して行動したということである。本不正事案に銀行が関与していたことは明白であり、その点が追求されずに曖昧なままとなっていることは、結局は日本の成長の妨げとなる。私は暫く同社から距離を置いていたが、最近XZ-2というカメラを買ってしまった。これは非常に良くできたカメラである。ただ、今日この本を読んで、このカメラを買ったことを少し後悔してしまった。

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    投稿日: 2013.01.14
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    ウッドフォードさんの人柄がよく出ている文章です。透明性を持ってことに当たる。アカウンタビリティを意識してことに当たるということを徹底していたのだと思います。文章も難解さがなく読みやすいです。

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    投稿日: 2013.01.07
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    日本の特殊性をとても悪い方法で世界に示してしまったオリンパス。まだまだ謎な部分が多すぎるけどこれ以上公に真相が解明されることはあるのだろうか。これだけ大きな闇を抱えていながら、完全に自分たちの仲間ではないウッドフォード氏を社長に昇進させた菊川の考えは何だったんだろう。支払われた現金はどこへ?

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    投稿日: 2012.12.09
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    ぶれない信念のかっこよさ。 やっぱり組織はその長によって変わる。 雲の上のやりとりだけに、ぺーぺーはどうすればいいか、考えよう。

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    投稿日: 2012.09.29
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    オリンパス事件については、ほぼリアルタイムで触れていましたが、あらためて振り返ってみると本当にやりきれない事件であると感じます。このウッドフォード氏の回想を読むに、もう少し早い段階で不正の存在を認めていれば・・という思いを新たにいたしました。 印象深いところをいくつか。 「反対意見が無く、お互いを褒め合い、同意し合うだけ。彼らが経営判断を誤った下地でしょう」 「日本のサラリーマンはロボットのように仕事ばかりしているわけではありません。」 FACTAの報道がきっかけになったとは言え、ウッドフォード氏の存在なくしてはこれほど早く不正が明らかになったとは思えません。日経新聞を始めとした既存大メディアへの不信感もちらりと出てきます。 「サムライと愚か者」と合わせ、一読をお勧めいたします。

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    投稿日: 2012.08.26
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    元オリンパスのCEOマイケルウッドフォードが内部告発者になってしまった経緯を本人が書いた本。 体験した本人だからこその迫力があり、一気に読める。 そして、オリンパスへの復帰をあきらめた理由もこれを読んで納得した。 また、彼がエリートではなく、イギリスの会社に就職しその実力を見抜いた社長に、どんどん実践の場を与えられ、その期待に応えていく中で、若くしてその会社の社長になった事やその会社がオリンパスと資本関係があったため、欧州オリンパスの要職を歴任して、オリンパス本社の社長になったと言うかなりたたき上げの社長であると言う事を初めて知った。 海外の基準で見た日本のビジネス習慣に関する違和感は我々日本人が普段はなかなか気が付かないものなので、なるほどと思った。

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    投稿日: 2012.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オリンパスのお家騒動が明るみに出た時には僕も外国人社長のやり方がオリンパスの社風に合わなかったのだろうと勝手にいいように考えていたが,ウッドフォード氏は真にオリンパスのことを考え,自分の身を削ってまで正義を追究した。彼でなければできなかった改革であると思う。 日本人の技量とは裏腹にこういった癒着のような文化は日本に根づいてしまっているのかもしれない。 これを機に日本が良くなることを切に願う。 Thanks Michel!!

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    投稿日: 2012.06.28
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    これは凄い。みんながこの方と同じ考えを持っていれば、と強く願わずにはいられません。自分も、自らの正義に従って信念を貫き通すことができるだろうか?深く考えさせられる一冊です。

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    投稿日: 2012.06.24
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    企業に勤めていれば、1つや2つ知りたくない事実を知ってしまい、それを呑みこんでおくか、吐き出すか迷うものである。 もし自分が、著者と同じくらい重大で悪質な会社の事実を知ってしまったら、著者と同じ行動を取れるか、という観点で読むと、非常に勇敢で正直で正義の塊のようでその異質な信念の強さを持ち合わせてなきゃ無理だろうと思う。そして、その欠片程度しか自分にはないな。 企業人たる者は、会社にとって正しいことをすべきであり、その結果が社会貢献であり、利益の追求である。著者の行動が会社にとって正しいのかどうかは、これからのオリンパスにかっかっている。 カメラも作っているメーカーだけに、将来へのピント合わせが大切ね。

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    投稿日: 2012.06.23
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    組織のもつパワーの脅威を感じた。また多少おおげさな表現もあるのだろうが、マイケル氏の正義感と責任感、勇気はすごい、と思った。

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    投稿日: 2012.06.08
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     元オリンパス社長マイケル・ウッドフォード氏のインタビューを見て、内部告発に至った経緯を自ら著した「解任」を今さら衝動買い。社長解任動議のあった取締役会直後から日本を離れるまでの描写など非常に生々しいものでした。菊川元会長などオリンパス重役たちの言動も、かなり冷静に分析されていて、それだけに何故彼らがあの様な行動に出るのか理解できないという、当時の動揺や混乱が窺えます。  巻末に、ウッドフォード氏の協力者だったオリンパス元専務の宮本耕治氏が文章を寄せており、そこに書かれていたキーメッド社創業者レディホフ氏のウッドフォード氏を評した言葉がリーダー論として強く印象に残りました。  引用すると「企業は間違ったことをやらないこと、正しいことをやりとおせることが大切になる。グッドナンバー1とグッドナンバー2の差は、この点に関するスタンスの強靭さの差である。修羅場に臨んでも、絶対に揺るがない強靭な軸を持つこと、これが経営トップに求められる最大の資質だ」。ウッドフォード氏は20代でキーメッド社社長に大抜擢され、さらにその後、親会社のオリンパス社長となるわけですが、まさにここで言われたとおりの人物であることを証明し続けて、結果、会社から弾き出されてしまいました。どう考えても、おかしい話です。  このような高潔な人物を受け入れることが出来ないというのが、果たしてオリンパス一社だけだったのか、日本における組織というものの在り方自体に問題があるのではないか、と思うと気分が暗くなります。  個人的には、ウッドフォード氏の復帰を頑なに拒み続けた人たちの本音に興味があるんですが、こればっかりは当分は分からないんでしょうね。会社に対する間違った忠誠心と、とにかく臭いものに蓋をして次の経営陣に回してしまいたいという責任回避の気持ちはあっても、ウッドフォード氏個人に対する悪意はなかったんだろうと思うんですが…それだけに罪悪感もなかったんだろうなぁ…

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    投稿日: 2012.06.01
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    例のオリンパス元CEOウッドフォード氏の手記である。英の販売代理店経由とはいえ、オリンパスグループ内の生え抜きだった同氏が日本人取締役たちの手によって解任を受ける始終とその後の委任状争奪戦、そして社長復帰をあきらめる本年3月の時点までの出来事がヴィヴィッドに記されていた。メガバンクからの新社長を抱えて再出発となったオリンパスの事は心配していないという。大笑いしたのは、「何千という優秀な技術者を抱えており、トップがそれほど有能でなくても、それなりの成果を残せるポテンシャルがあります。」の一文。髙い能力を持つ製造業の一つの代表のオリンパス、そして更なる成長と改革の可能性を持つ日本への愛情にあふれた手記でもありました。

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    投稿日: 2012.05.31
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    It's a typical Japanese company's organization or Asian style or everehere in the world, isn't it? If I were him, can I do it? 这是日式公司的意思吗?我会要他的意思吗?

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    投稿日: 2012.05.20
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    GWに読書。ウッドフォード前CEOの内部告発の是非よりも、ビジネスマンとして、自分の身の回りは清廉潔白でいたいと思った一作。 内容として、著者以外の客観的事実が記されていないので、オリンパス事件の真相を知りたい方には少し不満な内容。

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    投稿日: 2012.05.05
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    あれだけ社会的な影響のあった経済事件で、その当事者、しかも一番の中心にいた人物がみずから書いた本ということで、読まないわけにはいかないなと思って購入。 買収について疑惑を持ったあと、それを他の経営陣に話した時の反応、その後身の危険を感じて日本を逃げるようにでたこと、すべてが本人の言葉によって生々しく描かれている。 不正のスキームなどの細かい点までは触れられておらず、純粋にノンフィクションものの読み物として読み進めることができる。 メインバンクの三井住友が彼が提示した新経営陣の案を受け入れなかったことは残念でならない。

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    投稿日: 2012.04.29
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    250ページくらいの内容ではあるが、約2時間くらいで読めた。昨年の下期以降世間を騒がせたオリンパス問題。マスコミで色々な報道があったが、当事者の外国人社長の言い分も理解しておこうと思い、購入した。 彼が何を見て、何を知り、どのような行動をしたのか、そしてそれは何のためか、新聞やテレビの感情的な報道ではなく、オリンパス内部の事実をしりたい思っていたのだが、内容は残念ながら、マスコミ報道と同じレベル。結局のところ、彼はFACTAという雑誌の記事を読んで、それについて、当時の会長・副社長に直談判したが聞き入れられず、その後も、ただ騒いでいていただけであることがわかった。オリンパスの社長であれば、オリンパスの為にやるべきことは、会長・副社長に対し将来のマスコミへの発表用に手紙を書いたり、社外の会計事務所に資料を持ち込んだりするのではなく、粘り強く、周囲を巻き込みながら、事実関係を把握し、大ごとにならないように会長に引導を渡すのが経営者であると思う。しかし、この本を読んでわかったのは、彼は一人で正義感を振りかざし、個人的な感情でつぱっしっただけである。 正直、自分が購入したことでこの男に印税が入ることすら嫌悪する感情が残った。なぜ最近の日本では、こういう本当の責任感のない、正義感の身を振りかざした人間が救世主扱いされたりするのだろう・・・

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    投稿日: 2012.04.29
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    読了。 うーん、と考えさせられます。 特定の企業がどうとか、同社の旧経営陣の個人がどうとかいうよりも、日本企業のガバナンス体制の問題として。 まさに、ドラッカーがリーダーの条件の第一として挙げている「Integrity」というのは彼のような思考・行動のことを言うのだろうな、と思います。 「未来」と題された最終章第17章の著者からのメッセージと、巻末に収録されているオリンパス元常務の宮田耕治さんの「マイケルのこと」が特に心に残ります。 ※ 現オリンパスの英国子会社であるキーメッドのレディホフ氏による「グッドナンバー1とグッドナンバー2の違い、グッドナンバー1に不可欠な素質」に関する宮田氏とのやりとりの説明は秀逸。秀逸過ぎてそこだけ引用するのはヤボなのでしません。(笑

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    投稿日: 2012.04.28
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    マイケル・ウッドフォード (著) 「この記事は真実なのですか?」 「部分的にはイエスだ」菊川会長は答えました。 バブル期の損失を先送りするため、「飛ばし」や「不明朗の企業買収」を繰り返し、粉飾決算を行なっていたオリンパス。同社の生え抜きで、CEOに就任したばかりだった本書の著者マイケル・ウッドフォードは、不正の責任を追及したがために解任され、その後、事実を公に告発するに至った。 オリンパス事件の舞台裏ではいったい何が起きていたのか? 元CEOは、不正発覚までの経緯、のちに逮捕される菊川会長、森副社長との壮絶な駆け引き、緊迫した取締役会の様子、プロキシーファイト(委任状争奪戦)の真実をすべて告白する。 日本の企業文化、資本主義、ジャーナリズムへの貴重な提言となるノンフィクション。

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    投稿日: 2012.04.25