
総合評価
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powered by ブクログ「がんばらない。でも、あきらめない。希望を捨てない」 「私はこの体て生きていくしかないんだ。だったら、うじうじせず前向きに明るく生きて、一度きりの人生を思いっきり楽しんでやろう」(本文より) 私は双極2型障害の当事者です。病気が再発して20年が経ちます。良くなってきているとはいえ、日常生活に支障が出ることがあります。 いろんな薬を試してきましたが、症状は思うように改善されず、失望しそうになることがあります。 でも、いつか自分に合う薬ができるかもしれない、希望を持って暮らしていこうと自分を励ましてきました。 上記の2つの言葉は、私の思いを顕在化してくれていると思い、勇気づけられました。
1投稿日: 2022.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
希望なんか、持てないときは無理に持とうとしなくていい。ただ、日々のささやかな営みをていねいに黙々と続けていけばいい。そうしているうちに、生きる力がわいてくる。気がつけば、心の中に小さな希望が芽生え、育ちはじめる。そんな人間の底力みたいなものを、ぼくは「埋葬の村」で生きるいのちから学ばせてもらった。(p.88) なげだしてはいけないものがいっぱいある。 人は一人では生きられないから、人とのつながりはなげださない。 家族も友達もなげださない。とても大切なものだから。 現実の世界だけで生きていくのは寂しいから 夢や希望や志をなげださない。 子どもたちが安心して生きられるように、この国をなげださない。 教育をなげださない。 いのち、環境、平和をなげださない。 地震にも、津波にも、原発事故にも負けない。 絆、夢、地域、心、大切なものはいっぱいある。 かけがえのないものをなげださない。(p.315)
0投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログなぜこの本を手にとったのか、忘れてしまったけれど。。 東北の震災、そしてそれに端を発した原発事故から1年と少し。いまこの時期に読む本として、本当にいいものだったと思う。 人生半ばで目が見えなくなった女性、アフガンの戦火に傷ついた子供たち、の他に、チェルノブイリ原発事故やヒロシマ原爆の被爆者、阪神大震災の被災者のリアルな話がつづられる。 希望を捨てないで、毎日毎日を大切に生きていく人達の姿はもちろんのこと、今なお放射能汚染の危険が自らの身に降りかかるリスクもあるのに、事故現場に足を運ぶ鎌田先生のような人達。 自分の生き方を反省させられる一冊でした。 (といっても、すぐに何かができるわけではない弱い自分。少なくとも、こうやって日々を投げ出さないで生きている人達がいることを忘れないよう、何度もこの本を読み返す機会を作ろうと思う。)
0投稿日: 2012.05.20
powered by ブクログ困難を抱えながらも、自らの人生を投げ出さずに、しっかりと向き合って生きてこられた方々のノンフィクション。 「心がつらいときほど、日常的なことを丁寧にやっていくことが大切」とのこと。 もっと日々を丁寧に過ごしていこうと思います。
1投稿日: 2012.03.19
powered by ブクログなるほど、「なげださない」か。 もうだめだ、って思うような状況でも、できることをやる。 終わりの時が見えたとしても、その終わりの時までの時間を大切に使う。 チェルノブイリの影響で人が住めない地域とされ地図から消されたベラルーシのドゥヂチ村に暮らすニコライおじいさんは、自分の夢だった飛行機を売ったお金で、村の教会を再生している。 遠い祖国アフガニスタンを緑の地に戻すため、ドイツ国際平和村で傷ついた子ども達を快復させ、故郷に木を植えるマスード。 どんなことでも、投げ出してしまったらうまくいくはずがない。 とても叶いそうにないくらい途方もない小さな希望でも、なげださなければ、叶うことはある。
0投稿日: 2011.06.24
powered by ブクログ『かんばらない』の著者の2008年刊行のエッセイ集。 震災後の私たちの生き方を示してくれているようです。
0投稿日: 2011.06.13
