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月下の恋人
月下の恋人
浅田次郎/光文社
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総合評価

71件)
3.4
6
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31
7
1
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    2014年7刷発行のものを買ってずっと積読していたもの。 浅田次郎さんご本人が最後の補遺でも「われながら何とまあ古くさい小説ばかりであろうと呆れた」と書かれているが私にはどの短編も余韻と風情があり面白い短編集でした。

    8
    投稿日: 2025.01.19
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    「忘れじの宿」が1番好みでした どの作品も季節の空気感が活かされており、よりリアルな情景が浮かんでくるようでした 少し懐かしく、ほろ苦く、ときどきヒヤリ

    0
    投稿日: 2025.01.12
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    「椿山課長の七日間」のイメージが強く、浅田次郎さんはこんな文章もお得意なのだと新しい発見だった。 不思議なことが起こるけど、それは「たまたま偶然」だったり「気のせい」だったりする範囲での不思議加減がとても面白かった。 人は、今自分が置かれている状況次第で、目の前で起きていること、見えていることを自分の状況と関連づけて解釈するのかもしれない。実は全然関係ないのに。 この物語で起きる不思議は、科学的に証明できるかもしれない範囲なので、摩訶不思議か、たまたまそうだったのか?その曖昧さがすごくよかった。 図書館の返却期限が迫り、後半は慌てて読んだ。この品格ある日本語をもう少し丁寧に楽しむべきであった。反省。

    0
    投稿日: 2024.03.24
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    ファンタジー、読者にゆだねる結末という感じ。 さらさらっと読めるけど、最後まで読む間に忘れてしまった短編もあった。少し物足りなさが残った。

    0
    投稿日: 2023.05.12
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    浅田次郎という人の抽斗の多さには、恐れ入ります。 帯に「ここには心を包むドラマがある」とあるけど、決して「心温まる…」ばかりではない。 義理人情やちょっと不思議系、中にはなにも提示されず読者の想像のみでストンと終わるもの(「黒い森」)など、ページを読み進めていくとアソートチョコのように次々に異なる味が襲ってくる。 これまで、浅田次郎氏の作品を数多く読んできた。 「椿山課長の七日間」から始まり「鉄道員(ぽっぽや)」「プリズンホテル」などの“人情もの”、「蒼穹の昴」シリーズ「輪違屋糸里」「一路」などの“歴史もの”、「日輪の遺産」「シェエラザード」などの“太平洋戦争もの”など、長編ではいつも圧倒的で多彩なドラマを見せてくれている。 短編集は、手っ取り早く浅田さんの抽斗を“ちょこっとづつ”見せてくれるのが楽しい。 お気に入りは「適当なアルバイト」と「風蕭蕭」 この短編集で唯一の連作として登場する「僕」と「タモツ」の物語は“青春もの”として、もう少し読んでみたい。 また、「あなたに会いたい」や「冬の旅」など“少し奇談”ものも、この人の抽斗の一つ。 いずれにしても、肩の力の抜けたいい感じの読書でした。

    2
    投稿日: 2022.09.17
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    ザワザワするような話や、ドキドキするような話、ワクワクするような話、いっぱいでした。 浅田さんの話で、心がホッコリする作品も好きだけれど、不思議がいっぱいの作品もいいなと思った。 人との出会いって大事だと思う。誰と出会ったかで、自分が変わっていくのだから。今を大切に生きようと思ったし、これまでの様々なことを、整理してみようと思った。

    0
    投稿日: 2022.08.17
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    この人の本初めて読んだけど、綺麗でちょっと不思議な本だった。表題作なんかはホラーなのかファンタジーなのか恋愛小説なのかどれも当てはまるような当てはまらないような物語。

    1
    投稿日: 2022.08.09
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    不思議な話が詰まった短話集 個人的に気に入ったのは、少年2人が遊園地のお化け屋敷でバイトする話でした。 作中に出てくるヒロインポジションの女性全員が、かなりの美人という設定でした。美人じゃないと何か問題があるのか…?つまらないのか…?と考えました笑

    0
    投稿日: 2022.01.18
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    結末について考えてしまう作品集。 自分の親かそれ以上の時代背景で、当時はそれが当たり前だったのだろうと思いつつ理解出来ない情景も多い。 季節や風景の描写は美しく、日本語も美しい。 表題作は『月下の恋人』だが、私は『回転扉』が好きだった。

    1
    投稿日: 2021.04.02
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    ラジオ深夜便 文芸館朗読「告白」 雪が降る情景って直ぐに思い浮かべられる 鈍色の空に銀のさらの様な太陽…だったかな 太陽って小さいんだようんうん 雪を踏みしめる音だけ周りは雪 そして娘は、お父さんに伝える

    0
    投稿日: 2020.10.28
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    昭和30年代に青春時代を過ごした時代背景っぽいので、あまり感情移入は出来ませんでした。 そんな時代もあったんだな~的

    0
    投稿日: 2017.01.15
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    11の作品で構成された短編集。 なんだか一つ一つの作品に深い味わいがありドキリとさせられたりホロリとさせられたり、 星新一さんを思わせるようなSFチックな話もあり大変楽しめました。 それぞれの物語は短くてさらりと読めるのだけれどその中の一言、「告白」の中の梓の「おとうさん」や「忘れじの宿」の杉田の妻の「忘れてよ」など一言の中に物語がぎゅっと詰まっていて短編だけど深い作品でした。

    0
    投稿日: 2016.12.03
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    短編集。 ラジオで「あなたに会いたい」を聴いて、 ちゃんと読みたいと思って読みました。 うん。どれもちょっと泣けるけどとてもいい後味です。

    0
    投稿日: 2016.08.11
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    短編集。 結末がはっきりしてなく読者の想像力に任されている感じだが、そのモヤモヤ感がまたいい。 相変わらず『日本語』の勉強になります!

    0
    投稿日: 2015.05.17
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    2015/3/17「回転扉」という作品がお気に入り。女優さんの運命を変えるのは回転扉ですれ違うある人であるという話。ちょっとミステリアスだけど、おもしろい。三浦しをんさんの「天国旅行」と通じる何かがあるような。

    0
    投稿日: 2015.03.18
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    じつは、浅田次郎の本はじめてです。なるほど、とても読みやすい!作者の作品には、月にまつわる話が少なくないようです。

    0
    投稿日: 2015.03.02
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    テンポ良し読後感良し マイルドに浅田節が効いてます 浅田次郎の怪奇譚は独特の寂寥感があっていつも印象に残る

    0
    投稿日: 2015.02.12
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    どこにでも居そうなちょっとダメな主人公の短編集。 リアルに描かれているがリアルではない不思議な雰囲気。そして溢れ出る人情、まさに浅田次郎ワールド。

    0
    投稿日: 2014.12.04
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    現代ファンタジーといった趣の短編集で、読み手の想像力に委ねられている部分が多いと感じた。 「忘れじの宿」などは、自分だったら配偶者から今わの際に「忘れて」と言われたらどうするだろうかと、自分に重ね合わせて余韻に浸ることができたけど、「情夜」や「黒い森」などは真相はどうだったのか、気になって設定を楽しめない。 特に「黒い森」の小夜子、一体何者だったのだろう?

    0
    投稿日: 2014.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「あなたは死ぬ時、“わすれないで”といいますか。“わすれて”といいますか。」と店頭のポップにあった言葉が目に入って購入。 短編集で、全編通して「別れ」がテーマになっているように感じた。 店頭のポップは「忘れじの宿」からとられたものであった。 病死した妻から「わすれて」と言われたものの、死後も忘れられずに13回忌を迎えた主人公。周囲からの薦めもあり、とある女性との交際を考えるようになるも、妻が忘れられずに一人旅に出る。そこで宿泊した「忘れじの宿」で苦悩の末、妻の言葉をたよりに記憶を消して、結果としていま近くにいる女性と交際へ向けて歩みだす。 果たして自分だったらどうするか、と夫と一緒に考えたりするいい機会になった。 表題作「月下の恋人」は愛し合っている今を永遠のとどめたいあまり心中を試みる若いカップルの話。若気の至りのような視点で描かれている部分も感じたが、最後の筆者の言葉?の歳をとってみるとそんな時代もよかったと思わなくもないよねみたいな部分が印象に残った。 その他、離婚してほとんど会っていない子供に後ろ髪を引かせないために悪役になって別れることを選んだ男や、離婚して会えなくなった父親の愛情をいつまでも感じられるよう実の父親に成り代わって何年も娘の口座にお小遣いを振り込み続けた継父なども印象に残った。 別れというのは、別れそのものだけでなく、別れたあとも含めて別れなんだなということ味わえる作品であった。

    0
    投稿日: 2014.11.02
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    苦手な短編小説だけど、これは違った。 どれもこれも、どうなる?どうなる?そして、どうなる?と 結末が、ものすごく楽しみで知りたくて、集中力MAXになって終盤をむかえると。。。。 ええええええええええ。 で、いったい、彼女はナニモノ? ええええええええええ。 で、いったい、そのお化け屋敷には何が? まままま、まさかの。 で、そのオカネは? 結末がすごいんです。 この短編小説。 さっすが浅田次郎センセーです!

    0
    投稿日: 2014.10.14
  • 短編の名手・浅田氏の気軽に読める作品集

    浅田氏の短編集はいくつかあるが、『鉄道員』や『霧笛荘夜話』と比較して重苦しさはなく、時間つぶしに読むには手ごろな作品。浅田氏お得意の“泣かせもの(人情もの)”ではなく、ちょっとしたミステリー(怪談)も加味して物語を読ませる作品になっている。個人的には『情夜』と『あなたに会いたい』が良いと思ったが、この2つは主人公がいずれも自分と同じような年(50代)だからか、この2編を対比して読むと面白い。

    0
    投稿日: 2014.10.13
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    短編でここまで読ませるか~!との驚きの浅田ワールド、11篇。表題になっている「月下の恋人」は男女の間の軌跡を描く至極の・・・。

    0
    投稿日: 2014.07.30
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    最愛の伴侶を残して逝く時、 「わすれないで」 「わすれて」 どちらを言うべきなのだろう? でも、わたしならどちらも言わない。

    0
    投稿日: 2014.07.22
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    タイトルにつられて購入しましたが、作者の浅田さん自身も「売れそうなタイトルをつけた」とのことで…まんまとやられました笑

    0
    投稿日: 2014.06.19
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    後半より前半の方が好み 大阪駅前でストリートライブを聞きながら読了。 松乃奏さんとtsumugiさんまたどこかで会えるかな 告白、が心に残った

    0
    投稿日: 2014.06.08
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    (14.05.25) 移動中の電車で読もうと、高尾駅でふと手にした一冊。短編だしちょうどいいかな、と。 結論から言うと、最悪でした。ここまでイマイチな本に出会ったのは久々。時間を無駄にした気分 。

    0
    投稿日: 2014.05.25
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    う~ん、イマイチこちらに伝わってこなかった。 自己満足に終わってるんじゃないの?みたいな印象が残っちゃった。 ちょっと残念。

    0
    投稿日: 2014.04.25
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    初浅田次郎ですが、私には合いませんでした。つまりどういうこと?と思う話が多くて、腑に落ちないまま終わってしまいました。期待していた作家さんだったので残念。

    0
    投稿日: 2014.04.21
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    私、新田次郎、大好きなんです。 だけど、よく色々なことで”新田次郎”と”浅田次郎”を見間違ったり、迷惑だなぁと一方的に思っていた。 でもさすが、面白い話で楽しめました。今までスミマセンw 好きな話は「告白」 こんな”おじさん”なる人物は私の大得意とするところ。 目当ての「冬の旅」 まさか著者にとっての私小説のような、近い核のような作品だったとは。 人の縁とは小説でも現れるのだなぁと。

    0
    投稿日: 2013.12.04
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    I had expected that the content was romantic stories like "Tsukishima Bojo". But it was not the case. In fact, they were rather "enigmatic" or something like Kwaidan. Moreover, some seemed as if they were unfinished! I will never read this book again but I may remember the stories and imagine their subsequent story lines when I have time to kill.

    0
    投稿日: 2013.09.30
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    最後の「冬の旅」が良かった。 「黒い森」は面白かったけど、どういうことなのかなぁ…。 全部、短編ドラマで映像化したら面白そうだなと思った。

    0
    投稿日: 2013.08.25
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    あっという間に読んでしまった。 短編集ゆえに総評は難しいが、しかしながら満点をつけざるを得ないモノが数あることをまずは上奏したい。 あえて総評を試みるならば、苦味のなかに垣間見る甘味が癖になる一杯のコーヒーのようでもある。

    0
    投稿日: 2013.08.23
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    『情夜』『告白』『適当なアルバイト』『風蕭蕭(しょうしょう)』『忘れじの宿』『黒い森』『回転扉』『同じ棲』『あなたに会いたい』『月下の恋人』『冬の旅』11編の短編からなる。 浅田さんの青春小説が好きな人は、『適当なアルバイト』『風蕭蕭』がオススメ。 最後『冬の旅』は自叙伝的な話のようだが不思議な雰囲気と浅田さんの闇をみるようなお話で他の作品(収録作以外も含め)と異なる内容となっている。

    0
    投稿日: 2013.07.18
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    短編集なのですが、一話一話に情感があって引き込まれました。 私の大好きな、幻想的な雰囲気をもった話(幻想小説に分類されるような話)が多かったのが、個人的に気に入った要因でもあると思います。 いくつかは古い時代の話で、私のような若者よりも浅田さんと同年代の方々が読むとさらに情感が増してさらに面白く読めるんだろうなと、読んでいて感じました。 いろいろな季節の話が入っているのでいつ読んでも楽しめる本です。 過ごしやすい静かな夜のお供にいかがですか?

    0
    投稿日: 2013.07.03
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    内容(「BOOK」データベースより) 恋人に別れを告げるために訪れた海辺の宿で起こった奇跡を描いた表題作「月下の恋人」。ぼろアパートの隣の部屋に住む、間抜けだけど生真面目でちょっと憎めない駄目ヤクザの物語「風蕭蕭」。夏休みに友人と入ったお化け屋敷のアルバイトで経験した怪奇譚「適当なアルバイト」…。珠玉の十一篇を収録。

    0
    投稿日: 2013.03.22
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    「男が女を貧しい人生だったと計るのは、男はんのものさしや。その女はんは愛情の塊や。男はんの恋は奪うもの。女の恋は捧げるもの」 「忘れじの宿」からの言葉です。男女の恋は、それぞれ違うの。だから、心の入るタイミングも、違ったり、互いにズレてくるんだろうなぁ。 言葉の美しさに触れて気づくことができると、幸せを覚えます。

    0
    投稿日: 2013.02.02
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    今回は短編集でしたがその後が気になるもの作品が多かったですね。でも、小夜子さんて一体・・・すごく気になる。

    0
    投稿日: 2012.06.02
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    11の短篇集。「告白」は、不器用で人が良い義理の父親と娘の心の繋がりが温かい気持ちになった。「黒い森」は社内結婚する事になった相手の女性に問題があるのか、噂になる前に報告しなかった事が会社のルールに違反してるのか最後まで分からず二回読んでしまった。その他、何故?とかそれからどうなったの?と思うものが多かった。

    0
    投稿日: 2012.05.24
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    恋愛ものや怪談ものを含む短編集です。作者らしい人情や描写を楽しめると思いますが、想像力や経験がないと余韻を楽しむのも難しいです

    0
    投稿日: 2012.04.24
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    11のお話が入った短篇集。 私の心に残った作品は「あなた会いたい」「忘れじの宿」です。 「忘れじの宿」では、亡くなった妻の「忘れてよ。」の一言に詰まった意味を想うと、涙が出ましたね。 大きな愛を感じた作品でした。 「あなたに会いたい」は、なんだか想像力がいる作品ですね。 私なりにラストを考えてしまったんですけど、果たしてそれでいいんだか…。 浅田作品は安定してますね。

    0
    投稿日: 2012.02.24
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    11の短編を集めた一冊。どの作品も季節感が溢れ、人物が生々しく描かれています。また、話の続きを読者の想像(創造)に委ねる構成も垣間見られ、楽しく一気に読了。

    0
    投稿日: 2012.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    浅田次郎著の、短編集。 幻想的な風景の中に、現実的な視点で物語がすすむ。 結末の部分はあえて読者に委ねる。 なんとも不思議な感覚の1冊でした. お奨めです。 Blog) http://ameblo.jp/kymt/entry-10699380855.html#main

    0
    投稿日: 2012.01.15
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    電車やバスの中で読むのに適さない小説。 浅田次郎の短編はどうしてこうもほろっと涙を誘うのだろう。 補遺でも浅田次郎氏が述べているが、季節感のある、古くさい=香りのある短編。 それにしても「黒い森」は、読み返しても秘密が分からない…。

    0
    投稿日: 2012.01.07
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    安心の浅田次郎品質。 短編集だからこその余韻が心地よい。 中でも「忘れじの宿」が一番好き。 言葉選びが非常に綺麗。 わすれてよ。と言われるほど愛し愛されてみたいものである。

    0
    投稿日: 2011.12.12
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    浅田さんの短編集ははじめて読みました。 11作品も入っていて、 どれもいろんな視点からのお話でした。 ワタシのお気に入りは 『告白』『忘れじの宿』『回転扉』『月下の恋人』 です 告白は、 友情と親子の愛情がからんでいて、 一番好きなネタだったので◎ 忘れ時の宿は、 短編集らしい、完結さがとっても綺麗な作品でした。 色気はあるけど、いやらしくない。 回転扉は、 一番印象に残っているかも。 一人の女優がインタビューのように、語り口調で話すストーリー。 月下の恋人は、 別れを決意した若い男女が、最後に旅行に行く話。 うん、彼氏と旅行はやっぱりいいですね。 そんな理由は嫌だけど。。 月が登場することで、 より妖艶なお話になっていた気がします。

    0
    投稿日: 2011.07.14
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    浅田氏の短篇集。 モヤッとした終わり方の話もあり、いろいろ。 きっと誰でも、気に入った話があるはず。 オイラは「告白」と「適当なアルバイト」が好きだな。

    0
    投稿日: 2011.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集 表題の月下の恋人もこの中に納まっている短編。 不思議な話や少し怪談めいたものやら、男女の話しやらと バラエティーに富んでいる。

    0
    投稿日: 2011.05.02
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    告白に号泣した 主人公と親友の関係も素敵だと思ったし、 義理のお父さん…!! 主人公の素直になれない気持ちも葛藤も伝わってきて、読む度に泣く

    0
    投稿日: 2011.03.01
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    浅田次郎の優しい世界にほっこりした。人間味があふれる話ばかりで、高校生の娘と義父の話が良かった。終わりが完結してない話は好きではないけど、ここにある話の考えさせ方はすごく気持ちがいい。

    0
    投稿日: 2011.01.18
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    味わい深いけど、ストーリー的に消化不足感のあるのが多かった。ゑ?もう終わり?この疑問あの疑問はどう解決したらいいの?って何度も突っ込んでしまった。

    0
    投稿日: 2011.01.02
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    どうも立て続けに浅田次郎のいろんな引き出しを覘いたけど、今回はそのどれもが会わなかったようだ。この短編集はそのうちまた読むかもしれないけど。

    0
    投稿日: 2010.09.03
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    浅田次郎の短編小説集。「忘れじの宿」と「あなたに会いたい」はよかった。 それ以外は結局何なのかよく分からなかった。

    0
    投稿日: 2010.08.08
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    不思議な話が11編。私にはおもしろかったですが、謎解きが途中で終わっているような話もあり、潔癖症の人にはいまいちかもしれません。

    0
    投稿日: 2010.05.02
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    十一篇から成る短編集。 浅田次郎さんの小説は描写が非常に繊細で、私が最も好きな作家のひとりです。 月の描写、登場人物の訛り、家族愛、奇跡の物語、といったところが浅田さんの小説のキーワードであり、本作にも随所に散りばめられています。 ただ本作に関しては、不思議な展開や、本筋には無関係な長い会話がいくつか見られ、残念ながら他の浅田作品に比べると、「読後の心温まる感」で劣るような気がしました。 おススメは「告白」。

    1
    投稿日: 2010.04.17
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    浅田さんの短編小説。 なんか、これくらいの読みきり感がたまらなく好きなんだが、ちょっと物足りなかったりすることもある。 だけど、彼の描写の締めくくりの部分の寂寥感と、なんともいえない感覚が好きで、ついつい読んでしまう。 デジタルが横行している中でのリアルの営みのなす物語は非常に興味深い。 ちょっと一気に読めなかったので、3つで。 でも、おススメ。

    0
    投稿日: 2010.04.11
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    恋人に別れを告げるために訪れた海辺の宿で起こった奇跡を描いた表題作「月下の恋人」。ぼろアパートの隣の部屋に住む、間抜けだけど生真面目でちょっと憎めない駄目ヤクザの物語「風簫簫」。夏休みに友人と入ったお化け屋敷のアルバイトで経験した怪奇譚「適当なアルバイト」……。“心の物語”の名手があなたに贈る味わいある作品集。珠玉の十一篇を収録。

    0
    投稿日: 2010.03.24
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    惰性で読破。どうしてこの方は長編を書くと感動巨編になるのに、短編は薄っぺらだと感じてしまうのか。読みやすいけど、消化不良。

    0
    投稿日: 2010.02.27
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    月島慕情に続いての浅田次郎。 表紙は、月の名所桂浜だろうか? 「わすれじの宿」いいですなー。ホロリとくる作品。 いつもながら、うまいなーと唸らずにはおれない作家です。

    0
    投稿日: 2010.01.28
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    たまたま入った駅前の本屋で、平積みになっていたので手にとった。ここ何冊か動きの早いミステリーやサスペンスものを読んでいたので、浅田次郎ワールドのペースに浸るのに、ちょっと時間がかかった。11のストーリーからなる短編集で、『告白』など“ぐっ”とくる作品もあった。が、ストーリーの終わりで、「で……?」とその先を詮索したくなるものが多いような気がする。この本の売り文句“深い感動と余韻”といわれるならば、自分には今回の浅田次郎ワールドを読みこなすには人生経験不足としかいいようがない。

    0
    投稿日: 2010.01.19
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    ◆あらすじ◆ 恋人に別れを告げるために訪れた海辺の宿で起こった奇跡を描いた表題作「月下の恋人」。 ぼろアパートの隣の部屋に住む、間抜けだけど生真面目でちょっと憎めない駄目ヤクザの物語「風しょうしょう」。 夏休みに友人と入ったお化け屋敷のアルバイトで経験した怪奇譚「適当なアルバイト」・・・・・・。 ”心の物語”の名手があなたに贈る味わいある作品集。 珠玉の十一篇を収録。

    0
    投稿日: 2009.12.13
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    浅田氏の小説集には月にまつわる話が多いですね。先日は『月島慕情』を読みましたし、ずいぶん前に読んだ『月のしずく』は私の最も好きな浅田作品です。泣かせあり、不思議な余韻を残す物語あり、十分に楽しませていただきました。浅田作品をして「あざとい」と非難する向きがあるようですが、そのような評価があるのは「小説の大衆食堂」を自認する浅田氏の巧さの裏返しではないでしょうか。  この短編集の最後に収められている「冬の旅」の書き出しで浅田氏は、川端康成の小説『雪国』の書き出し〈国境の長いトンネルを抜けると…〉を「コッキョウ」と読むか「クニザカイ」と読むかについて主人公に語らせている。すなわち、一般にこの名作の冒頭を「コッキョウ」と読み慣わしているけれども、「クニザカイ」であるはずだと。島国の日本に国境の概念はない。ただし古来の「お国境」は小説の書かれた昭和初期には一般的な言葉であったろうというのである。その疑問に対し小説中に登場する教師は、もし「クニザカイ」と読むのであれば、ふりがなをふるか、あるいは「国境い」と送りがなをふすはずであると否定する。しかし、主人公は次のように考えるのである。 それはちがうと思った。「国境い」という字面は悪く、また冒頭の単語にいきなりふりがなを打つのは、おそらく小説家の美意識が許すまい。 この「おそらく小説家の美意識が許すまい」の一言に浅田氏の小説に対する姿勢が垣間見える。

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    投稿日: 2009.12.09
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    忘れじの宿より しがらみや。 うらみつらみは水に流し、恩や情けを岩に刻んでいきよなぞというのは、人生をなめくさっている人間の言うこっちゃ。 生きるということは、そんなんい甘いもんやない。 しがらみというのんは、「柵」という漢字を書くのやそうどすなあ。 水流れをせき止める棒杭のことどす。 なるほど、そないに都合のええしがらみはあらましまへんどすやろなあ。 あなたに会いたいより 昨日を信じ続けることと、昨日を忘れ去ることの、どちらが幸福なのだろう。それはもしかしたら、人の生き死に」よりも重大な問題かもしれない。

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    投稿日: 2009.12.08
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    一つ一つの作品が短い分、 それぞれの読後にしんみりとした (「適当なアルバイト」「黒い森」に関してはぞっとした) 余韻が残った。 「同じ棲」はハートフルなショートショート、 「告白」は(重松清テイストの)家族もので 個人的には楽しめた。 大抵の話に「寡黙な」男女が登場していて なんとなくにやにやしてしまった。 作者ご本人、もしくは その身の回りの人たちが 作品に反映された結果だろうか。

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    投稿日: 2009.12.06
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    12編からなる短編集。不思議な味わいの話ばかり。その不思議の度合いの振り幅が、ちょっと私には合わなかったようです。しかしながら、それぞれの話の文章の秀麗さは見事だと思いました。カーナビを題材にした話は、ちょっと斬新だったなぁ。欲を言えば、もうひとひねりプラスしてほしかった。

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    投稿日: 2009.12.01
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    切ない。 浅田次郎さんのお話って、何気に怖い話が多いんです。 幽霊がおどろおどろしく出てくるような話ではないのですが、たとえば登場人物の一人が、生きているのか死んでいるのか分からない。たとえば目の前の人は「今」の人なのか、「過去」の人なのか分からない。そんな話が多いんです。 この本にも、そんな話が多かった。 だけど、それが切なかったり、胸にきゅんときたりするから不思議です。 この中で心に残ったのは「告白」、ひっかかるのは「黒い森」です。

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    投稿日: 2009.11.28
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    必死で書いたレビューが消えたよ。 もう信じられません。 今、また同じことは書く元気はないので、 とりあえず良くも悪くも浅田次郎っぽすぎたかもしれない。とだけ。 学生運動とかあの時代背景の話は、もうちょっと食傷気味かな。 黒い森 回転扉 忘れじの宿 この3作品はいいな、と思った。 でも、それ以外はちょっと微妙。 季節感の描写とかは本当にすばらしいけれど、 表題作が期待はずれだったから、ちーと辛口です。

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    投稿日: 2009.10.09
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    著者あとがきに「われながら何とまあ古くさい小説ばかりだろうと呆れた」と有りましたが、確かに。文体とか言葉遣いも確かに古い感じがします。それが悪いわけじゃないですが。 私の浅田次郎観は読者サービスの鬼。それが笑いであれ泣かせであれ、これでもかこれでもかと押し付けてくる。でも最近は少し押し付け感が減ってき来て、どちらかと言えばさらりとした仕上がりになっています。一方で技巧的にはどんどん良くなっている様にも思いますが、それが良い事なのか? 何だか浅田さんらしさが無くなってきたような気もするのです。

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    投稿日: 2009.10.09
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    短編11篇。ちょっとゾクっとするお話や、え〜だから何なの?と消化不良の結末や…私は「告白」がジーンときました。 2009年10月1日読了

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    投稿日: 2009.10.01
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    十一編からなる短編集 なかでも【忘れじの宿】が 心に残る マッサージは 身体全体をほぐしてくれるだけかと思っていたら 小説の中のマッサージ師(女性)は 身体の中から忘れじのポイントを探り当て  もみほぐしてくれるのです。 誰にも 忘れじのポイントはあるのではないかな?

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    投稿日: 2009.09.25
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    短編が11話。半分くらいで途中放棄してしまった…浅田さんにしてはちょっと物足りない。 なんかなぁ、「別の浅田作品の○○に似てるなぁ」っていう、どこかで見たような話と人物が多い。あとオチがよくわからないまま終わってしまう話。ただ、『適当なアルバイト』の2人組と大正の書生のような居住まいの隣人はいいキャラだった。

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    投稿日: 2009.09.21