
総合評価
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powered by ブクログ8年くらい前に読んだときはテルコの感情が痛いほどわかったのに、いまはいっさい共感できなくなってしまった。 諸行無常。
0投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログいい!凄く良かった! テルちゃん位自分のことを好きになってくれる人に出会いたい リアルの世界で結婚をしたい女の子と付き合っていた時に自分はしたくなかったからその子の事好きだけど引いたナカハラの気持ちにも共感できた 他の作品も読む 「晴れているが、陽射しに真夏ほどの強烈さはない。 毒気を抜かれたような太陽が青空にはめこまれている。」なんかこの文が凄く好きだった
0投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公のテルちゃんはタイトル通りの「愛がなんだ」と言いたくなる女性だった。初めはこんなに1人の男にのめり込む姿に苛立ちさえ覚える。 しかし読み進めていくうちに、自分も経験した片思いの頃の感情が蘇ってきた。またこの物語に出てくる登場人物にも誰かに想いを寄せた時の今までの自分が少しづつ映し出されている。 ナカハラくんとの最後のやり取りは現代の「推し活」者や、「こちらの一方的な恋愛だと分かってしまっている人」にとって刺さる言葉なのではないだろうか。 (一部引用) 「たぶん、自分自身に怖じ気づいたんだろう。自分のなかの、彼女を好きだと思う気持ち、何かしてあげたいという願望、一緒にいたいという執着、そのすべてに果てがないことに気づいて、怖くなったんだろう」 「見返りがないのになんかするのが馬鹿馬鹿しくなったんじゃん。飽きたんだよ、好かれないのに好きでいることに。」
1投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ私はあまり恋愛に生きたことがないしテルちゃんが恋愛中心でマモちゃんみたいなどうしようもない男に振り回されているのが、全然理解できないと思ってた。けれど、読み進めていくうちに、マイナスであることもすべてひっくるめて好きになってしまう、そういう男を中心に生きてしまう、というかっこ悪くて一生懸命なテルちゃんが可愛く思えてきて、だんだんとテルちゃんの考え方や生き方もなんだか共感できる部分が出てきて。角田さんの描く人物ってものすごく人間らしくて、かっこ悪いところも嫌なところもマイナスの面がしっかり描かれていて逆にそういう部分が魅力的というか、愛おしく思えて、私はすごく好きだなあと思う。
0投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2003年に出版された小説の文庫家です。男に片思いを寄せる女性が主人公。主人公は男に振り向いてもらいたいがために、その男からの電話を待ち、おつかいなどを頼まれ、仕事に支障をきたし、しまいにはクビ同然の退職をしてしまうほど、社会不適用な人生を歩んでいく。男は他の女を好きになり、なぜかその女と男と主人公と一緒に飲みに行く中になる。盲目なまでの主人公の男への思いが、異常とは周りが見ても、本人自身もわかるはずだが、片思いとは時には人生を狂わすものだという。そんな片思いをする主人公と男と周りの友人たちとの物語である
0投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ報われない一方通行具合に読むのが苦しくなる。勝手に期待して傷ついたり、虚勢を張ったり、役に立ちたいと思いながら都合の良い存在になってしまったり。自分もテルコ側の人間だなと共感して苛立たしくもあり悲しくもなる。 消化不良のようなモヤモヤとした気持ちで読み終えた後、島本理生さんの解説に救われる。
0投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログ胸が痛い、、客観的に見たらやめた方がいいと思うけど、本人にとっていちばんの事だから、周りのいうもっともそうな意見が聞き入れられない。本人もよくないだろうなと自覚はしているけど テルコは突き抜けすぎているけど、分かるところも結構あって怖かった…
0投稿日: 2025.12.16
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マモちゃん、テルちゃん、どっちにも全然共感できないしなんなら気持ち悪いんだけど角田さんの文章が面白くて一気に読み終えてしまった。自分や友人、仕事をおろそかにしてまで恋愛にのめり込む気持ちが全くわからないし、マモちゃんみたいに普通他人をそこまで雑に扱えないよ、、、いくら寂しいからって、気のない相手と自分の時間を使ってまでイチャイチャしたり、恋人のように過ごしたりする気持ちがわからない。なんにも生産性がない。 終始イライラしながら読んでたけど、共感できるというコメントもあるから、世の中いろんな恋愛スタイルがあるのね〜と発見できて面白かった あと、映画化されてるのを後から知ったので、マモちゃんが美形で脳内再生されなくてよかった。余計、なんでこんなやつ好きなの!?って思いは増したけど笑
0投稿日: 2025.12.10
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星3.4 どこにでもありそうな、平坦な、大きな事件や事故があるわけでもない、ただ当人にとっては大きな問題がある。 そんな、どこかにありそうな「日常」を描いた物語は、その主人公の思考の動き、表現が面白ければ面白い。 序盤から主人公の思考の動き、言葉選びや表現は面白かった。 だから、面白かった。 大きな事件や事故があるわけではない、と書いたけれど、主人公はなかなかの変人である。 好きな男に片思い。病的な片思い。常軌を逸していると、冷静な立場からは思えるだろう。 冷静な立場からは変人、と捉えられる主人公の物語といえば「コンビニ人間」もそうだったが、彼女たちの思考の中には、多少なりとも納得させられる点や、共感できる部分もある。 大人なら、ほとんどの人が片思いを経験したことはあるだろう。 誰かにお熱になったとき、大なり小なり常軌を逸した行動をとった経験が、ほとんどの人にあるのではなかろうか。 私も、心当たりはあった。 冷静さを失う瞬間、行動。 多くの人が、どこかで冷めて(覚めて)成長していく。 読んでいる最中は、変人を客観的かつ安全地帯から冷静に「やべー方向に進んでるな」と、冷笑するように、性格悪く達観するような立場から もしくは あ、ここはわかるぞ、そうだよな、そうなっちゃうこともあるよな、と、やや共感する立場から その二択の捉え方がいったりきたりするような感覚だった。 中盤から、きっとこれはテルコの成長の物語なのではないか、と思うようになった。 部屋が荒れて、そこに友人の葉子がやってきてテルコが再びアルバイトを探し始めたとき、きっとテルコの目が覚めるのだろう、と。 そこを振り切った後半と、結末は予想外だったし、そこが点数を押し上げた。 マモちゃんとの関係性を維持するために、好きでもない男に抱かれても、愛が無くても、まさに「愛がなんだ」という覚悟で、好きでもない男との交際を決意する。 永遠にマモちゃんの呪縛から逃れられず、永遠に続く、なにものより優先される片思いを続ける哀しさ。 哀しさを感じる結末のようにみえるが、それだけとは思えないのが、この物語の巧さとも思える。 ここに登場する人物たちは、誰一人として、正解といえる恋愛はしていない。 そもそも恋愛に正解なんかあるのか、というと疑問であるが、この場合の「正解」とは、100人に聞いて、少なくとも半数の50人以上は「いい恋愛だねー」とか「幸せだねー」と言うだろうな、ということとして定義する。 そうすると、ここに出てくる人たちは、みんな 「そんな恋愛やめたら?」などと、周囲からいらんお節介を焼かれそうな恋愛をしている。 葉子の、自分が優位に立つことに対する執着も 葉子の母の、尽くす恋愛も ナカハラの、いつか報われるのでは?という期待も、決して葉子を悪く言わない間違えた優しさも マモちゃんの、浅い発想と、テルコを切ると宣言して結局踏ん切りつかずキープするだけはしてしまう芯の無さも ひたすらに、みんな違ってみんな変。 みんな間違っている。 唯一、ナカハラは少し希望の見える結末だったかのように思えるが。 それはさておき「間違ってる」と書いたが、それって誰が決めることなんだろう、と思った。 結局、当事者にとっちゃあ「いらんお節介」なんだろう、と。 幸せは自分で決めたらいい。 外から見て、テルコ、そんな報われない恋愛はやめなさいと言ったところで、そんなものは不毛なのである。 そう、この「愛がなんだ」は 「お前らが言う愛がなんだ」と、自分が信じる道へと進む連中のことを指すのだと、私は解釈した。 そして、腑に落ちた。 だから、結末がとてもよかった。 だから、面白かった。
3投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ好きな人のためにどんなことも差し置いて行動する主人公。はたから見るとダメ人間だろう。それなのに同性の友達が良くしてくれる。片思いのストーカーなのか、恋愛ですらないのか。読後も何とも言えない感情。ただ、文章が面白い。
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ読んでるとマモちゃんの不幸を望み、山田に電気ショックをあてたくなる。 結局似たもの同士なのか、誰かに尽くして誰かを軽んじてバランスをとってしまうものなのか。
0投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ成田凌が出ている映画で知っていたけど、内容は知らずページ数も少ないので読んでみました。 テルコがどうしようもないぐらいマモちゃんに惚れて、溺れて、雑く軽く扱われて… ここまでではないけれども、自分の中で好きな人の優先順位が高くなってしまって、自分らしさが失われていった経験は過去あったなあと思いました。 あと最近の自分の恋愛観と同じことをテルコが言っていて、刺さりました。 顔とか、性格とか…『××だから好き』といった条件は、そうじゃなくなったら嫌いになるけど、 『存在が好き』、『マイナスもひっくるめて全部好き』って状態になったら、永遠にその人のことが好きだよなあと。 いい作品でした。
16投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ面白かった。珍しく電車の中でも酔わずに集中して一時間ほど読めました。登場人物に全く共感も理解も出来ないけど面白かった。
0投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公にまったく感情移入できなかったけど面白かった。好きな人のために仕事に支障をきたすのやばいけど、主人公はそんな自分を客観的に見れているからアホじゃない。それなのに片思いの相手に会うと極端な行動をとってしまうのはまさに恋は盲目って感じ。普通は脈なしだと判断したら身を引くんだろうけど主人公にはその選択肢がない。ラストで彼女が選んだ道は狂気を感じて別の生き物を見ている気分になった。 マモちゃんのどこがいいのか分からなかったけど、「プラスの部分を好きになったら嫌いになるのは簡単だ(要約)」という文章で腑に落ちた気がした。あのシーンが1番印象的だった。
0投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ映画を先に見ていたため、内容がすっと入ってきた。 テルちゃんの気持ちは痛いほどよく分かるし、それをよく思わない恋愛もあることはよく理解できる。 痛い思いをするか、盲信してついていく、あきらめるしかないのかな〜。 心情の変化がありありと見てるし、説明的文章がなくて読みやすい。
0投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログテルちゃんはマモちゃんが好きだからこそそれ以外はどうでもいいに分類してる。自分もどうでもいいうちの最低にいる。好きな人に振り回される自分に酔っているんじゃないかと考えた。テルちゃんにはとてもイライラした。けどこれも個性なのかなあ
0投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログ腑に落ちない。(笑) 映画化したので、拝読。 これも一種の愛?なのか? それにしてもマモちゃんのクズさ解せない。
0投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログむかし映画を見たが、 なんとなく懐かしくなって本書を手にとる。 なんてゆーか、誰に何から意見していけばいいのか、、、。 お願いだから、自分も他人も大切にしてあげてくれ、という気持ちでいっぱい。 ぐいぐいページを捲らせる系ではないと感じたけれど、リストカットくらいの細かい傷が自分につくのが癖になってあっという間に読了した。 自分の人間臭い部分を確認するかのように。
1投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
友達である葉子には猛反対されてもより燃え上がる恋。 恋にひたむきすぎるテルコ。それは、まもちゃん(想い人)を「好き」、自分含めたその他すべてを「どうでもいい」に容赦なく分類するほどの徹底ぷり。仕事にも職場での人間関係にもがたつきが生じるほどに。 でも、ここで面白いのは、両想いとなり恋人へと関係性が昇格する、という乙女めいた盲信はせず、自分自身を冷静に、時に卑屈に俯瞰しながら恋愛に狂っているところだ。 「マモちゃんの行動パターンはこの5ヶ月で完璧に把握した。三日、乃至四日会わずにいると、私に会いたくてたまらなくなるということでは、どうやらないらしいと近頃私は気づきつつある。単純に、ごはんをいっしょに食べる友人のローテーションなのだ。」 という文章や、自分の行為はストーカーと総称されるだろう、という悟ったような語り口が面白い。 テルコは、他人の目にどう映ろうが、自分だけがこの独りよがりな恋愛観を理解していればよいと考えていた。多少の外野からのヤジは、むしろテルコを焚きつける要素でしかなかったのかもしれない。 「どちらにしても、マモちゃんは私の嘘を信じる。午前0時20分に、空腹のまま家で何もしていない人間がいるかどうかなどと彼は疑わない。人として品がいいのだ、と私は思う。」 マモちゃんのことを全肯定するテルコは、マモちゃんの、飲み友さえ見つけられれば良い、テルコの事情にはさして興味がない軽薄なやつだと薄々わかってはいても、なんとか誉め言葉を探し出してきてマモちゃんに当てはめる。 これは、恋が冷めないためのテルコなりの精一杯の抗いなのか、それともテルコが勘違いしないように頑張っているのにそれでも期待させてくるマモちゃんへの僅かな反撃の意味を込めての皮肉なのか。と、私たちならその二択のどちらかの心理だなと睨むだろう。 しかし、その直後にマモちゃんに呼び出されて、テルコが「ひゃっほう」と声に出してわかりやすく浮足立っていることから、先述の「人として品がいいのだ」といった冷静ぶった発言も、単純に恋の熱に浮かされて出た言葉だという考えに大きく傾く。 そう、恋に振り回されている間は論理が通用しない。私がこうして真面目に考察してみようとする姿勢こそ滑稽なのかもしれない。 「でも言っておくけどさ、マモちゃんは私が徹夜したなんて知らないよ、知ってたら自由席をありがたく受け取ってくれたと思うな、私、余ってるチケットがあるって言っただけだから」 チケットを徹夜で取ることが、引かれるような行為だと自分でもわかっているのだろう。マモちゃんがありがたく受け取る以外の反応、例えば感謝がなかったり、引いたり、といった反応をされることが薄々わかっていたはずだ。また、それがもととなってテルコのマモちゃんへの幻滅へと事が進むことが怖くて徹夜したことを言わなかった、という側面もありそうだ。 マモちゃんとの関係性をわきまえて、満足し、冷静に現状維持の関係を楽しんでいるように思われたテルコだが、ひとたび関係性に発展の兆しが見えると、「そうしているつもりはないのに、耳に届く自分の声はでれでれしている。」という具合にしっかりと大衆恋愛に沿った乙女の反応を見せている。 マモちゃんといる時は、素気ない態度や胸中での冷えた分析を織り交ぜつつ、愛の暴走をセーブしている分その反動で親友の前では解き放たれ、でれついている。しかも、自分の声が耳に届くまでにはでれでれしているということに気がついていない様子だ。これは相当の厄介ものだ。愛の暴走をセーブできているというのはテルコの思い上がりで、その実、水面下で愛をより大きく育ててしまっている。結局テルコも例に漏れず、こうした客観的に見て頭の悪い恋愛をしてしまっているのである。
2投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログ角田光代さんの作品を読もうと思い立ったけど、何から読もう、、そう思った時映画化されている「愛がなんだ」を手に取りました。 決してハッピーエンドとは言えない結末に、現実味を感じました。 テルちゃんからマモちゃんへの愛が深すぎてちょっと怖いまであるけど、少なからず自分重なる部分もあってゾッとする。 なんで、あんなワガママな人にこき使われてたんだろうなんて思うことあるけど、頼られたり、それで喜んでくれたりすると、嬉しいんだよね。その人がいることで自分の存在意義を見出せるといいますか。 テルちゃんは今の状態で突き進むことを決心していたけれど、私はそうならないように、生きていきたいと再確認するきっかけにもなった気がします。
16投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ他人から見たらどこがいいの?と思う人を、好きになることがある。そんな男やめときなよテルちゃん!と言いたいが、どうしようもなく執着してしまう気持ちも分かる。泥沼だった恋からわたしは脱出したけれどテルちゃんは……執着の恋も、ここまでいくといっそ清々しい。 恋人を身内と考えるか、一番したしい他人と考えるか……わたしは一番したしい他人派かも。
0投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ人を好きになって執着し過ぎてしまう姿を見て、「やめればいいのに」と思ってしまうと同時に自分の中にもこんな気持ちがあったなと少しのあるあるを感じてしまう。
0投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
超真っ直ぐストレートな恋愛小説。 盲目な恋を経験したことがある身なので冷静に読めなかった笑。ただ、恋愛なんて痛い思いしてナンボですから。 シラフでは会えないから一杯引っ掛けてから会いに行くシーンが特に切なかった。マモちゃんの前では理想の自分でありたい、という想いが空回ってて、それでも繕わなきゃ会えなくて。好きな人の理想が自分なら楽なのにね。 ただ面白いのがこれだけ身を焦がすような片思いをしていても、ある日突然目が覚めて現実に戻される。その辺りも非常にリアルで面白かった。 表題にもある「愛がなんだ」という気づきが、今後のテルちゃんを支えてくれると思う。
2投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログバレンタインデーである。 1年に1回くらい「愛」とは何か考えてみてもよいのかもしれない。 2月8日の日経新聞プラス1で「人生で大切にしたい愛の言葉」ベスト10が掲載されていた。 どれも深い感慨のある、よく噛み締めたい言葉だったが、サルトルの言葉が最も突き刺さった。 曰く「『愛する』とは、その本質において、『愛してもらおうとする企て』である」 この小説はテルコのマモちゃんへの愛が詰まっている。つまりテルコのマモちゃんから「愛してもらおうとする企て」の書だ。思い切り空回りしていて、最後までとんでもない方向に突き進んでいく。 とてもステキで美しい。 ♫やさしさで溢れるように/JUJU(2009)
45投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ2021.1.23 エネルギー消費率、好きになった人:それ以外=100:0なテルコちゃん。好きになったマモちゃんに全力を尽くしても全然付き合えないテルコちゃんが選ぶ道はいかに?っていうおはなし。 女の子って怖いってなるときあるけど、今まで感じたその怖いとはまったく違う種類の怖さを主人公テルコちゃんから感じた。そんなテルコちゃん、私からすると狂人すぎて自分と重なる「行動」はなかった。なかったんだけど、でも恋愛にかけるウェイトとか行動力の度合いが違うだけで、私も一般的にもそういうものの断片ならあるかもって思ったのも事実。もうとにかくがむしゃらに好きだった人ってパチンってその人の記憶消せるわけじゃない、みたいな。でもちょっとテルコちゃんは極端すぎて、小さい子の片思いの形を無理やり大人に押し込んで歪ませたらハイ、テルコ完成、ってかんじ。話の内容としては、3分の2過ぎたあたりから、どうなるのかな、続きが気になる、はやくはやくってなった。終わり方は、なまぬるいくせに小さな衝撃の種が埋もれてる、っていう感じ。ただ、ちょこちょこ、描写表現がうわあいいなー、とか、あーわかるってすんなり入ってくるところがあってそこが好きだった。なにより久しぶりに小説読んで、自分の読み方が変わってることに驚いた。表現とかどのへんが作者の経験から来てるのかなとか気づいたら考えながら読んでた。レビューとか読んで期待値上がってたからか、自分が物語だけに集中して純粋に読めなかったからか、次読む本1冊選ぶときこの作者さんか他の人かだったら後者トライしてみたいけど2冊あるならこの人選ぶかも?ってくらいの印象。ふつーに、よかった、てかんじ。 「逃げ出したいくせに、追い出されたくはないのだった。」「あたしはさ、男尊女卑はおかしいって思うわよ?思うけど、それを正反対にひっくりかえしたって世のなかはよくなんないわよね?女がえばって男を思うように動かしてさ、男がへいこら言うこときいたって、それは平等とは言わない。」
0投稿日: 2025.02.10
powered by ブクログ最高映画の最高原作。この世に生息するテルコ(あるいはマモちゃん)に思いを馳せる一冊。誘われがち曜日分析に始まり、呼ばれればのこのこ出向き、家事その他諸々こなしていた身(むろん不交際)としては、心臓つねられる描写も思い出の燃え殻。
0投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログ『それもまたちいさな光』に続いて角田さん作品を。多分なにも邪念(?)なく読めたらすごくいいのかもしれない!でもだめだ、どうしても成田凌が浮かんでくる。実写化されたものはそのイメージに引っ張られてしまうなあと思ったのでした。
1投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サクッと読めるかなと思って久しぶりの読書。 1週間くらいで読めた。 いつかマモちゃんのことスパッと捨てていい彼氏ゲットして前も向けて終わるのかと思ったら全然違った。もはやホラー。愛ではなくて執着だよ。 何度もえー!?!?って思う場面があった。もうここでさすがに目が覚めるでしょ、ってところ何回もあったのに。ここまで自分のこと蔑ろにするのは家庭に問題があったのか?と思ってしまうくらい。この恋愛は20代前半までだよ…。 ナカハラくんは色々理由をつけたとしてもちゃんと区切りをつけれてえらいと思うよ。 私もテルちゃんみたいな女の子のことは嫌いだと思う。恋愛でここまで人生狂わされたくない。 (嫌いだけど私もテルちゃんみたいな一面持ってるなと思う。自分を客観視できない時は特に。) マモちゃんが成田凌なのはなかなかいいチョイスだと思う。成田凌にクズ役のイメージができてしまったのはこの映画が原因なのか?
0投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログ顔が好みだの性格がやさしいだの何かに秀でているだの、もしくはもっとかんたんに気が合うでもいい、プラスの部分を好ましいと思いだれかを好きになったのならば、嫌いになるのなんかかんたんだ。プラスがひとつでもマイナスに転じればいいのだから。そうじゃなく、マイナスであることそのものを、かっこよくないことを、自分手で子どもじみていて、かっこよくありたいと切望しそのようにふるまって、神経こまやかなふりをしてて、でも鈍感で無神経さ丸出しである、そういう全部を好きだと思ってしまったら、嫌いになるということなんて、たぶん永遠にない。 ここがめっちゃすき、納得した。 映画と違って小説は小説で面白かった(´っω・`)
3投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログどこか自分と重なってしまうところがあって、悲しくなった。 でも、大体の人がそうなんじゃないかなって。 人が人を愛することってとても素敵だけど恐ろしさもついてくる。 色んな意見があると思うけど、私はそれでもいいんじゃないかなって思った。 自分の好きな人のために尽くすテルコやナカハラがすっごく愛しく感じた。 この内容に関してはまだ恋愛経験のない私は絶対的な意見を言えないし、わからない内容もちらほらあった。 自分が歳を重ねるたびに、この本を読みたい。 きっと考え方が変わっていくだろうから。 次、手に取る時が楽しみです。
1投稿日: 2024.12.18
powered by ブクログ高校の時のあたしがここにいて心が痒くなった! 「好きである」と「どうでもいい」にキレイに二分されてしまうこととか、ひとつひとつの景色が既に懐かしい愛おしいと感じるのはその光景ではなくマモちゃんであることとか。 すみれさんが言っていた「恋人を身内と考えるか、1番親しい他人と考えるか」て話、私の恋人はどっちだろう?と考えたけど、そんなことより自分はどうだ?と思った。一緒にいる時間が増えて仲が良くなってあたりまえに感じても、いつか結婚しても、私は1番親しい他人でいたいと思った。
1投稿日: 2024.12.11
powered by ブクログ最初読み始めた時は主人公とマモちゃんに対してイライラを積み重ねつつ読んでいた、主人公にはどこか同族嫌悪的な部分があり、マモちゃんへは単純にこの人の行動は人として如何なるものかどうなのか…という気持ち。 ただ、最後まで読んでみると、この2人だけでなく登場人物皆、何か抱えていて何かが欠けていてどこかが不器用で…。何か完璧でなくてもいいんだ、もっと適当に生きても大丈夫だ、とこの本のおかげで肩の力が抜けた気がします。
0投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ主人公のテルコは自分のことよりも男(マモちゃん)を優先。自分でもおかしいと頭で分かっていながら、愚直に真っ直ぐに想う気持ちが突き抜けすぎてる。。 人それぞれの愛の形があって、愛がなんだってタイトルが腑に落ちる。
0投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログ大学生の時に映画を見て大好きになった作品。 映画内で印象に残っていたセリフは原作にはなかったことが判明。 自分もテルちゃんみたいに好きが始まったら全てが恋愛になってしまうタイプだし、先読みの先読みがお節介だと思われて失敗してしまうことがすごく多い。愛がなんだは自分の恋愛観みたいなものを客観的に見せてくる、苦しい作品でもある。 でもなんだかんだ辞められないんだよな、恋愛
0投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログ2024/11/09 女性目線の恋愛について描いた話。ちょっと難しいかもしれないって紹介されたので読んでみました。女性目線の恋愛の中でもこの小説はさらに特殊な片思いの形を描いているように思います。 あとがきの島本理生さんの解説を読んで不透明だった部分がクリアになりました。 主人公のテルコは田中守(マモちゃん)のことが好きなのだが、マモちゃんはすみれさんという別の女性のことが好き。 マモちゃんに家に呼ばれれば飛んでいったり、音信不通になっても連絡が来ないか待ち続けたりするテルコと、そんな恋愛の形はおかしいと言ってくれるテルコの友人の葉子がいたり、進んでいく話は緩やかな紆余曲折…? テルコとマモちゃんの関係性が対等じゃない(あとがき談)この恋愛のゴール地点はどうなるか分からないけど、共感できる部分とそうでないところとでモヤモヤさせるバランスが絶妙だなと読んでいて感じました。
0投稿日: 2024.11.09
powered by ブクログショートケーキを半分こしたら、テルコはマモちゃんにイチゴをあげるんだろうなあ 私も一生あの人に執着して生きていくのかもしれない。 幸せになりたいっすね〜
2投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログ初めての恋愛小説。登場人物も少なく、非常に読みやすかった。好きな相手に執着した経験がある人には、ものすごく刺さる作品だと思う。 映画では中原くんがテルコちゃんに向かって言う「幸せになりたいっすね。」ってシーンがあるんですけど、原作には無いんですね〜。小説にも映画にも違った良さがあります。 テルちゃんの気持ちも理解できるけど、自分を大事にして欲しいと伝えたくなる。テルちゃんからしたら大きなお世話なんだろうけれど。
1投稿日: 2024.11.01
powered by ブクログこんなものは片思いではないと思うのと同時に、本当はこれが究極の片思いなのではないかと思ったりもした。彼が自分のものにならないならいらないとおもってしまうわたしがしてきた恋愛は結局、わたしがわたし自身を好きでいることを土台として愛を形成しているのかもしれない、というか、そうだ。
0投稿日: 2024.09.30
powered by ブクログ『愛がなんだ』の映画を見たことがあり、大まかなストーリーは知った上で読んだ。 「好き」を"好き"以外の言葉で表すとするなら、何と表すのだろうか。 私にとって、登場人物である山田さんは理解し難い人物像であったが、人に求められることで幸せを得るというのは分かる気もする。 尽くす恋愛も尽くされる恋愛も恋である。 すみれさんが山田さんに向けた言葉、 「ねえ、恋人ができたときにさあ、その恋人を身内と考えるか、一番したしい他人と考えるかって、二通りあるでしょ?身内派は、恋人に絶対気をつかったりしない。みんなで飲んでるときも、ビールついだりお皿まわすのは恋人が最後、他人派はさ、したしき仲にも礼儀あり。ちゃんと友達より優先してくれる。わかる? 」 家族ではない恋人とどう接することで、恋愛におけるタイプが分かれるのかなと感じた。
0投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ映画を観て原作を読んだからか読みやすかった 恋は盲目って言うもんねって共感しながらも客観的に読みました。今後テルちゃんの恋が実りますように。
0投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログ成田凌によって映画化された【愛がなんだ】ついに読了。 正直この著書、内容が頭に入ってこないと言った感じだ。 この物語自体がそう二転三転するように高低差があるものではなく、ずっと同じところをぷかーっと浮いているような印象を受けるからかもしれない。 しかしそれだけではなく、この著者との言葉のリズムが合わないからなのかもしれない。 目線は文字の上を滑り、内容は脳の浅いところで受け流される。そんな感じ。 終始、テルちゃんにもマモちゃんにもしょうもない人だなと言う印象しか抱かず、それは同時に私の恋愛に対する未熟さの表れのようでもあった。 映画化されて話題を集めるのは、このなんともいえない関係性に対し、疑問を持ち始めた当本人たちが声を上げられる世の中になったからだろう。 しかし私は正直私の好みではないと、早くに悟ってしまった。
0投稿日: 2024.09.18
powered by ブクログつらいぜ~~~、、映画からの小説からの映画というふうにこの作品を楽しんだのだが、映画は成田凌がかっこよすぎた為、小説見たらマモちゃんがあんまかっこよくない男だったんだなと、その上でテルちゃんは好きだったんだなと、余計に沼の真実を知る。アラサー女子の恋愛を最近よく見るが、みんなこんな感じで拗らせちゃうな〜と思う
0投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読 この最初から最後まで胸が苦しくて、すごくわかるけど絶対ダメって知ってる片思い。素敵な人の周りを物欲しげにうろついて、自分で自分を満たせないかわりに誰かを満たすことで、自分を肯定してほしいって全力でアピールする愛情乞食。わたしがなったことも、されたこともあるけど不毛だし痛いし正直自分でも終わりどころを探してるところもあるのに。具体的な魅力があるわけでもないのに大好きだからやめどころがわかんない。テルちゃんも、わたしも、終わりはまた先延ばしになってしまった。
3投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすかった。 テルちゃん、つらいよーーしんどいよこんなこと続けるのは……と思うし自分がテルちゃんの友達だったら葉子のように、そんなクズみたいな男やめなよ!って絶対言ってしまうなあと思った。 でもテルコにとってはマモちゃんのそばにいられなくなるということが何よりつらいことで、裏を返せば、そばにいるためのあれこれなら、どんなことだって大したことないのだろうね。 マモちゃんのどこがそんなにいいのか、ちっともわっかんないな〜と思いながら読んでいたけど、人を好きになるってそういうことだろうとも思った。理屈とかでは無いこと、ある。 途中にあった、カッコよくないところも含めて好きになってしまったんだから、みたいなテルコの独白は、めちゃくちゃ共感するところがあった。そうなんだよね、カッコいいところが好き、だったら、カッコ悪い姿を見て冷めた、が通用するのにね。 複雑なようで、存外シンプル、熱に浮かされた頭で「どうでもいいかも」って少し思えたのに、同じく熱に浮かされたままの頭で、くるくると計算し、演技し、マモちゃんのことなんか好きじゃないよ!自惚れないで!って咄嗟の嘘を吐くことができてしまうテルコ、痛々しくて、それでもやっぱりかわいい。
0投稿日: 2024.08.15
powered by ブクログかわいい小説。 テルちゃんは完全にイカれてます。でもしんどいくらい共感する部分もある。心ではわかっているのに何故かいつまでも執着してしまう。 逆にマモちゃんを見ていて、自分の過去の行いを思い返すこともありました。あの時、自分はまったく相手のことを考えられていなかった。 いろいろ過去の恋愛を思い出しながら読み進められたのは、月9みたいにキラキラしていない等身大の話だからなのだと思います。 今泉力哉監督の映画が好きで、「愛がなんだ」もお気に入りの作品なのですが、今まで原作の存在を知りませんでした。読んでみて、描写や台詞回しなど今泉監督の原作へのリスペクトを感じました。
0投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ愛がなんだ 全くだ 他人から見たら良いところ無しのクズ系男に超絶不毛片思いのテルコ この徹底した尽くしぶりが涙と苦笑を誘う 彼の為なら、仕事も辞めて 決して迷惑はかけない隠れストーカー 彼の希望は何でも叶えてあげたい 彼の恋さえも応援したいのだ 案外と誰にもテルコ的恋愛脳部分は潜んでいるのかもしれない
76投稿日: 2024.07.05
powered by ブクログ人によって違う愛の形と重み。自分よりその人って全振りできる位好きになれるって凄いと思う。どうしようもない恋心が暗くなく何だか可愛く書かれていて面白かった!
0投稿日: 2024.07.04
powered by ブクログ自分すぎて鬱。でも好き。結局恋愛ってわかんないね〜男の上に立つの?それとも下? 多分横がいいんだろうね、すみれさんみたいに生きてみたいよ。
0投稿日: 2024.07.03
powered by ブクログ昨晩の夕食が味噌煮込みうどんで、ふとこの小説を思い出し感想を書きました。 元々映画を観ていたのですが、かまわぬコラボのカバーに惹かれ小説も読んでみました。キラキラしていて特別で、他に替えのきかない存在だった10代後半から20代前半の自分自身が経験した恋愛と酷似していて辛いことも嬉しいこともその他諸々も思い出しました。どうしてあんなにも恋愛に、彼に、入れ込んでいたのか今はさっぱりですが、あの頃はどうしても繋がりが持ちたくて、気を惹きたくて一生懸命だったなあとテルちゃんの姿を見ていました。甘えたり、試したり、機嫌をとったり..きっと共感する人も沢山いるんじゃないかと思います。味噌煮込みうどんみたいに重くて固くてどろどろな想い。 好きだったなあ。
10投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログ自分の都合がいいように一緒にいる理由を無意識に探しちゃってるんだよな〜 都合がいいように相手に期待してる 夜中に寂しくなって誰でもいいから会いたくなるってことはないけど、きっと私もこちら側の人間 私も元彼にに対して物欲しげにうろついて見えたんだろうな 好き、何かしてあげたい、一緒にいたいっていう気持ちが果てしなくて、本当に尽きない すごくしっくりきた この自分の欲を元彼に押し付けちゃってた お互いによくない恋愛にしちゃってた でもこの考えはナカハラくんみたいに諦めるってよりも テルちゃんみたいに綺麗事だなとも思っちゃう こういう登場人物の考え方、居酒屋の雰囲気とか共感できてすごく身近に感じれる本だった 私も自分が諦められる正しい理由を早くみつけてあげたい
0投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログ映画が良かったので原作も読んでみたパターン。 特に事件は起きない。ただただ冴えない女子が冴えない男にハマって右往左往する話だ。 驚いたことに、かなり忠実に原作にそった映画だったと分かった。主人公のテル役に岸井ゆきのをキャスティングしたことも映画のクオリティーを上げている。 テルのバカさ加減にイライラしつつも、自分にとって必要なものとそれ以外を迷わずに分けられる姿に憧れてしまう。 まもちゃんとそれ以外。 他人から見たらダサいまもちゃん。本書を読んでいても何がいいのか分からない。しかし、テルは他人の価値基準は気にならない。ただ、まもちゃんが好きなのだ。その感情に従って生きている。 そんな世界観で生きられたら楽だろうな。 テルを見ていると、自分が何に囚われているか分かったような気がする。 自分も、「一番大事なものと、それ以外」を選り分けて生きられるようにしようと思う。
1投稿日: 2024.06.07
powered by ブクログ映画→小説の順で。 テルちゃんの無様な執着、恋愛、なんだか読んでると切なくて馬鹿馬鹿しくて泣けてくる。好き。
1投稿日: 2024.06.06
powered by ブクログ恋愛で自分の生活を犠牲にするのが無理な人間だからテルコには全く共感できなかったし、マモちゃんも好きな人にはいい顔しようとするけど、自分に都合のいい女はとことん利用する感じがムカついた。登場人物がみんなそれぞれちょっとクセがあるけど、こういう人いるよねってなる。 個人的に終わり方がすごく好き。 好きな人とは結ばれない。だから、好きな人の近くの人と。 横槍メンゴさんの漫画(短編集)『一生好きってゆったじゃん』の一つ目の話に少し似てる。 この真っ直ぐ過ぎるあまり歪んでしまう感じが好き。それもひとつの愛だし。愛がなんだ!
1投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ角田光代さんの作品初めて読んだ。 文章がかわいいというか、描写がよかった。 マモちゃんを想うテルちゃんの一途な気持ちが胸を締め付けられた。 他の作品も読みたい!
1投稿日: 2024.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
多くの人がこれを読んで、映画を見てイライラすると言っていた。 確かにマモちゃんにもテルちゃんにもイライラする部分はあるかなと思った。 予想に反してすみれさんが意外と良い人だった。 ほとんどの人がナカハラ君のようか選択をするだろうと思うけど、それでもテルちゃんは少しでもマモちゃんの側にいたいと、、 マモちゃんの友達と付き合って?まで。 これは愛なのか、、依存?執着?なのか、本当にまだ好きなのか、、 タイトルの「愛がなんだ」は 愛がなんだ!そんなの関係ねえ!ただ側にいたいだけだ! の 愛がなんだ なのか...?!
0投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログ好きな人ができたときにいきなりその人の優先順位がダントツ1位になるのはすごく共感できた。これまで仲良かった友だちと次第に遊ばなくなり、距離ができてしまうのは僕も経験した。テルちゃんみたいに予定していたことを反故にすることはないけれど、好きな人と会える可能性がある日はその可能性に期待して、なにか理由をつけて断ったりしたこともあった。 好きな人に渡すチョコをテルちゃんに買いに行かせるなんてマモちゃんサイテーと思ったし、そんなことをする人のこと嫌いになってとテルちゃんにツッコミたくなった。 終始テルちゃんの行動に共感まではできるけど、テルちゃんと同じ行動はできない。 こんなにも重い片思いを楽しんでしているテルちゃんが心配ではあるけれど、少し羨ましい 僕も頭の中100%好きな人のことだけになれたらなぁ… あと個人的に同じ境遇のテルちゃんとナカハラくんが犬みたいに迎えを待ってるシーンがすきだった。
5投稿日: 2024.03.11
powered by ブクログ私が好きな人は私のような人を好きにならない。 私が必要な人は私を必要としない。 だからなんだ。 と言えたら…
1投稿日: 2024.02.19
powered by ブクログ若いときに読んでいたらきっと心が抉り削られて息が出来なくなっていたと思う。 マモちゃんの発した『逆自意識過剰』という言葉、自分が言われたかのように刺さった。 終わり方はウーン、と思ったりもしたけど人間ってそういうもんだよな、合理的じゃないから人間なんだよな、と納得しました。 恋する(あるいは執着に駆られている)オンナの生々しい描写、これ以上の作品は無いんじゃないでしょうか。
1投稿日: 2024.02.19
powered by ブクログ映画が好きすぎて。 映画よりもテルちゃんが重くておかしくて最高だった。 22歳の今にすっごく刺さって、1番好きな本になった。お守りのように持ち歩きたい。誰に何を言われようと自分を貫くテルちゃんがカッコよく見えた。 解説の大人になってからの片思いはバランスが悪いって話も良かったなぁ。 自分にもこの狂気性があるのか試してみたくなった。痛い目見るかな??? マモちゃんが成田凌のイメージしかなかったからかっこよくない設定なのが入ってこなかったなぁ
7投稿日: 2024.02.01
powered by ブクログう〜ん。 ある意味純文学的というのか、ワクワクもスッキリもしない。 心に起伏も晴れも及ぼさない。 こういう人になるとろくなことないよな〜という漠然とした感情だけが残る。
1投稿日: 2024.01.25
powered by ブクログ好きな人とうまくいかなくて、なんでもいいから恋愛小説!!!と自棄になって本屋で手に取ったのがこれだった。恋に暴走し悩んでいるみなさん、この物語は何の参考にもなりません。テルちゃんが突き抜け過ぎているからです。テルちゃんみたいには絶対になりたくない。だけど、自分を見失ってまで誰かにこんなに夢中になれる熱烈さが少し羨ましく思えた。テルちゃんほど突き抜けることも、ナカハラくんみたく諦める勇気もないあなたの、わたしの、中途半端さに後ろめたさを覚えさせ、けれどたしかに恋心をほんのり慰めてくれるような物語です。ちなみにこれを読んだ後も好きな人とはうまくいってません(ピース) 映画も見ました。あまりにハマり役すぎて、成田凌……しか喋れなくなった。葉子ちゃんが、自分にも寂しい夜がある、しかもそれを当たり前だと言い切ったことになんだか救われたし、最後、ナカハラくんが報われた気がしてうれしかった。
5投稿日: 2024.01.15
powered by ブクログ人を愛するにはバイタリティが大切だと思った。こんなに愛することができるのはある種、才能だろうと思う一方でわたしは恋愛をするときでさえ損得やメリデメを考えながらしているんだなぁと思った。こうはなりたくないが友達であれば行く末を見届けたい、そんな恋愛です。
1投稿日: 2024.01.09
powered by ブクログ惚れた弱みで都合の良い女になる系ね。はいはい。 ↓ いやーちょっとやりすぎじゃね?流石に引くわ。 ↓ うわ、こっわー。ホラーやん。(了)
0投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログなんだか酷い登場人物ばかりだけど、自分が当事者になったら、誰かに当てはまってしまうのかな。ちょっとこわい。
0投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでいて、怖いなと思ってしまう主人公の考えや行動も。でも表面的にその行動を見たら怖いと思っても、主人公の心の声や気持ちの描写をしっかり読むと、理解できてしまうなと思う瞬間も。 自分とマモちゃんの関係性を定義したいと悩んでいるところ、いっそのこと親子っていえたら、というところ印象的。友達とは言えないの?とか思ったりもした。
0投稿日: 2023.12.02
powered by ブクログ恋ってなんなんだろなってちょうど思ってたから名前も聞いたことあったし読んでみた! マモちゃん中心の生活をおくるテルちゃん。テルちゃんの他の人生を蔑ろにして、一番大事な自分自身ですらも蔑ろにしちゃうテルちゃん。 自分で決定していくことに人は喜びを感じるんだって。テルちゃんは受け身。いつだってテルちゃん中心で世界が回ってる。でもあそこまでいくと受け身になることを決断しているのかな?テルちゃんは。 んー。むずい。理解できない。 でも熱に理解できなくてもいいんじゃないかな。 知るのが楽しい。私がまだ未熟なだけかな?てるちゃん、まもちゃんの感情を言語化して理解したいけど難しいな。 べつにてるちゃんもまもちゃんも悪者じゃない。ただ自分の人生を生きてるだけ。 人間ってたまに言葉で説明できない、理解できない、ぐちゃぐちゃの感情とか行動につつまれたりするよね。言語化がむずかしいな。白黒はっきりしてないことだらけ、でも別にはっきりしなくていいの。 ぐちゃぐちゃの行動したっていいの。 でもいろんな人の人生を覗くのはやっぱり楽しい。
0投稿日: 2023.11.12
powered by ブクログここまで誰かを想えるのは一つの才能なのかもしれない。誰でも代わりがいる世の中でここまで人に執着できるなら、それはとても幸せなことじゃないのかな?と思ったりする。 好きじゃない、嫌いな所がすべて愛おしいそんな存在はそんざいすゆのだろうか?
0投稿日: 2023.10.10
powered by ブクログ映画が好きで、原作を。 つらいなぁ。報われない想い。 それでも諦めきれず、なんで諦められないのかも分からず、 生き甲斐以上になってしまった存在。 胸がぎゅっと締め付けられて、苦しい
0投稿日: 2023.10.06
powered by ブクログ一方的な片思いしている女の子テルちゃんと、その女の子を振り回しまくってる男マモちゃんのちょい胸糞本。 テルちゃんは人生をマモちゃんに狂わされており、それを自覚しているのにも関わらず茨の道を進んでいく姿は、やはり恋愛は人を盲目にするのだなと感じた。 自分はマモちゃんの立場もテルちゃんの立場も経験した事があるが、やはり何も起こらず平穏な恋愛をそろそろしたいなと思った。
5投稿日: 2023.10.04
powered by ブクログ世の中にはいろいろな恋愛があって、人を愛することは誰にも批判できない、自分がいいと思ったらその愛し方を貫き通す。テルコの生き方は不器用だけど、こんな人生もありなんだろうなって思いました。人を好きになることに、勇気をもらえた本でした。映画もよかった。
1投稿日: 2023.09.26
powered by ブクログ解説によると非常にリアルな恋愛感情を描いたストーリーらしいが、恋愛感情を抱いたことのない私にとってはこの世で1番理解から遠い物語だった。
2投稿日: 2023.09.11
powered by ブクログ急に読みたくなって『愛がなんだ』再読しました。 グーグルで検索すると 「愛がなんだ 気持ち悪い」 「愛がなんだ きつい」 「愛がなんだ 意味がわからない」 「愛がなんだ クズ」 みたいな検索ワードが関連で上がってきてて、多くの人がこの物語にドン引きしていることが伺えます。 うん、わかります。 普通に考えて、テルちゃんやばいし、マモちゃんクズだと思います。 なんだこいつら、意味わわかんねーって思うのが普通の感覚だと思います。 葉子もナカハラもすみれさんも、出てくる登場人物、それぞれどうしようもなくて。 じゃあ、なんでこんな途方もなくグダグダの生産性もないラブストーリーを思い出して読みたくなるのか? それは、たまにはかっこ悪いものを読みたいからだと思います。 テルちゃんも、マモちゃんも、ナカハラも、葉子も、すみれさんも、かっこ悪さ丸出しなんですよね… そこに衒いがないというか、自分のかっこ悪さに対して正直というか。 “私を捉えて離さないものは、たぶん恋ではない。きっと愛でもないのだろう。私の抱えている執着の正体が、いったいなんなのかわからない。けれどそんなことは、もうとっくにどうでもよくなっている。しょう油とんこつでも味噌コーンでも、純粋でも不純でも。”(P211) という言葉がある。 ここが、愛がなんだって作品の根幹にあるメッセージだと思う。 恋でもなくて、愛でもなくて、でも、強烈に執着しているものの正体がわからないとテルちゃんは思っているけれど、 再読して、テルちゃんは「かっこ悪さ」に執着しているんだと今だったら思う。 テルちゃんは、マモちゃんのかっこ悪さが愛おしいのだと思う。 そのだらしない不完全な人間らしさの側にたまらなく居たいのだと思う。 それは、生産的じゃないし、恋でもないし、愛でもない。 そんなことはどうでもよくて、ただ生きていく上でのかっこ悪さを手放したくないのだと思う。 快適さを求めて、なんでもスマートになっていってしまう中で、この『愛がなんだ』っていう物語の非スマートさが染み込んできた。 ところで角田さん、文章がうますぎる。会話のニュアンスが愛おしすぎる。やっぱ文才ありすぎる。 ただ、こんなグダグダな生活はしたくない。 スマートな恋や愛だって大事。 それでも、普段はそう思うからこそ、ふとした休みに『愛がなんだ』を再読したくなったのかも知れません。
5投稿日: 2023.09.06
powered by ブクログ自分としては自分のことを好きでもない相手をひたすら片想いで追っかけ続けるなんてとてもじゃないけどできないからテルコには全く共感はできないけどでも自分のプライドを捨ててまでそこまで好きになれる人ができたテルコはある意味幸せだったのかなとも思う。 むしろそこまでがむしゃらにアタックできるなんてかっこいいなとすら思った。
2投稿日: 2023.08.30
powered by ブクログ友人からの薦めで読んでみた。主人公に全く共感できなかったがそれは偶然そうだっただけで,出会う相手によっては共感できる恋愛をしてたのかもとゾッとした。それにしても成田凌が演じるマモちゃんが気になるな〜
1投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画から知って、とても面白いテーマだし、これは是非とも原作も読まねばと思った。あの八日目の蝉の角田光代さんが書かれてるということは読み終わってからしばらくして知ったが、どうりで面白いわけだ。八日目の蝉ももちろん大好きだが、この作品はまた違った面白さがある。よく恋は盲目とは言うが、本作の主人公テルコはまさにこの言葉を体現したかのような人間だ。ひたすらに大好きなマモちゃんに尽くし、雑に扱われていても、そのことを理解してなおマモちゃんから離れ難いと思っている。作中で、マモちゃんが自分の稚拙な嘘(夜ご飯を24時まで食べてないから飲みに呼んでくれてちょうど良かったなど)を全く疑う様子もないことに、マモちゃんは上品な人間なのだという評価をテルコはしていたが、単純にマモちゃんがテルコ自身に興味がないからだということには気づいていない。物語後半でマモちゃんが想いを寄せるすみれさんに近づくためにテルコはダシにされるという仕打ちを受けてもなお、自ら進んでそうなろうとするし、テルコはその扱いに苦しみながらも、それでもマモちゃんとの繋がりを優先させるとこが、テルコの行動原理は一貫してるなと思った。テルコも結局はマモちゃんと同じ理由でマモちゃんの男友達を利用しようとしているのだから、この2人は似たもの同士なのかもしれない。 恋愛において主従関係、上下関係が出来てしまうと、たいていの場合どちらかがしんどくなって上手くいかなくなるが、テルコはその点においてこの物語の誰よりも強かで一直線だと感じた。そもそも上下という概念があるかすら怪しい。 これを読んでみて、愛って色んな形があって、愛し方っていうのは人それぞれだよなという月並みな結論に辿り着いたが、実際にテルコのような盲目的な恋をしている人間が周りに居なかったため、かなり衝撃を受けたし、読んでてもどかしい気持ちにもなった。テルコのような恋をしたいかと言われたら断然Noだが、ひとつの愛の形としてしれてよかったと思う。
1投稿日: 2023.08.16
powered by ブクログ傍から見たら、マモちゃんなんて全然魅力的じゃないのに()、そういうことじゃないんだよな、としみじみ。 やっぱりすごく好きな作品!
0投稿日: 2023.07.24
powered by ブクログ20代の頃、まもちゃんみたいな男が好きだった自分を肯定したくて読んだ本。なつかしくなって手に取ったら、当たり前だけど年齢も重ね、受け取り方も違った。今となっては人生狂わすほどの恋愛はもう出来ないし、テルちゃんが羨ましくも思える。角田さんの本はリアルな心理描写に共感できるから時々読みたくなる。 あわせて映画もみたけどよかった。
0投稿日: 2023.07.13
powered by ブクログ恋愛で気分が落ち込んでいたのでみてみた。 相手の思いに気づいているのに、好きだから都合のいい関係になってしまうシーンが書かれていて胸が痛くなった。 とってもリアルで自分が思わずその場にいるみたいだった。
0投稿日: 2023.07.08
powered by ブクログテルちゃんがマモちゃんにベタ惚れもいいところで、次から次へと社会との繋がりを蔑ろにしていくのはイライラしてかつもどかしかったです。 マモちゃんなんていくら追いかけたところで…な人なのは明白なのに、片思いというのは没頭している本人はこうも自身の痛みや気持ちに無自覚になるものなのか。ちょっと怖さを感じました。
2投稿日: 2023.07.05
powered by ブクログびっくりした…初めて出会うタイプの小説でした。テルコは全力で片想いをしている、時にはストーカーのような行動を取ってしまいながら。 正直、私や私の周りにいる(話を聞く限りでは)タイプの女性ではないので、理解できないし共感できないしイライラした。テルコ自身も自分の行動の全てが良いことだとは思っていないものの、自分の恋を全力で表現する。 まさに、恋は盲目?その一貫した姿勢は素直にすごいなぁと思った。 角田光代さんの作品、初めてだったのだけど衝撃。他の作品が気になる。
1投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログ皆んなが一度はテルコと同じ想い を抱いた事があると思う。 恋は盲目と言う言葉があるが、テルコは まさに恋の奴隷なのだ。 恋は時にハッピーで、またある時は どうしようもなく残酷だ。 テルコの行動は第三者から見れば、 限りなくストーカーに近く、報われない 恋だと誰もがテルコに説教したくなる。 テルコもマモちゃんもすみれさんも ナカハラ君も、孤独で自分の世界しか 無いのかも知れない。 唯一、葉子はテルコの良き親友でこんな 友達がいたらいいなーと思った。 テルコの選んだ恋の道は、石ころだらけ の道かも知れないけれどテルコは 泣き笑いを浮かべて膝を擦り剥きながら 一人歩いていくのだろうなー。 なぜかテルコを思うと涙腺が緩くなるのは なぜだろう。
5投稿日: 2023.05.13
powered by ブクログ大人の"アンバランス"な片思いを描いており、 同じジャンルとしてはやっぱり、「あげくの果てのカノン」が最強なんだなよあ…。 すみれさん家の飲み会のあたりから、 お、その視点を取り入れるのはいいね、と テルちゃんの気持ちが弱くなるんじゃないかと期待したんだけどな。
2投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログダメ男に恋して仕事も棒に振るほど生活や思考の大半を占める重めな20代女性テルちゃんのお話。 ストーカーなのかメンヘラなのか適切な言葉はわからないが、ここまで好きな人のためにのめり込めるっていうこともすごさの一つなのだと思う。 マモちゃんから連絡が来ずに寂しく過ごす様子に今の自分は共感を抱いた。
2投稿日: 2023.04.27
powered by ブクログこの本の内容を一言で表すと「依存」 恋は盲目という言葉がぴったりな本だった。 恋というものは時に人をおかしくさせる。
3投稿日: 2023.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気に読んだ。 マモちゃんむかつくね。けどマモちゃんみたいな存在ができてしまったら、相当頑張らないと離れることはできない。一緒にいてもつらいだけなのに。 私にも昔、マモちゃん的な男がいたことをほんのり思い出してむかついたけど、思ったほど生々しい余韻はなかったな。 セックスの描写がほぼなかったからだろうか? こんなにドハマリしてるのに、そこが良くないなんて有り得ないと思ったんだけど、葉子との会話でディスられてるときになにも否定しなかったから淡白なもんだったのだろうか。セックスではなく「性交」という表現だしなぁ。 にしても、最後はもはや怖かった。マモちゃんに振られて、意を決して嘘をついてまで、同じ空間にいることを選ぶ。 俺は知ってるんだ。好きな男の好きな女が俺じゃない場合、いち早くその場から立ち去った方が良い。 おそらくなんだけど、このあと結局すみれさんとマモちゃんは付き合って、そしてすみれさんの予想通りの展開になってしまうんだと思う。それを見守るし、相談に乗ってそのあと性交したりするんだろうけど、それでもマモちゃんはテルコを彼女に格上げはしないんだろう。 誰かにとっては取るに足らない男だけれど、私にとっては君が全て。でもアンバランスな関係になってしまっては、対等に付き合うことはほぼ難しいと思った。 このアンバランス、どのようにして生まれてしまうのだろう。 私にもかつていた、「マモちゃん的存在」そいつといかにしてすれ違ってしまったのか。ふたりで楽しく過ごしていた、あの瞬間ってなんだったのか。 要は、「一緒にいたい」と思う気持ちの量、つまりそう思ってる時間の長さが違うだけなんだとわかった。 会いたいと思ってる時間が、テルコは一生続いてるから、仕事も適当になるし、呼ばれたらすぐ動けるし、飛んでいく。マモちゃんに関する会話は全て頭の中にしっかり刻み込まれているし、何度も何度も反芻する。なので絶対忘れない。 とにかく、相手のことが性的に好きなあまり、気に入られたくて一緒にいたくて、SNSのアカウントをほじくって趣味趣向を探ったり、繋がってない別のアカウントを友達申請しないで眺めるようになったり、用事もないのに職場や自宅の最寄駅に行ってウロウロするなどといった“先回りして行動”をしたりするようになってくると、そのバランスは崩れる傾向にあるのかもしれない。 あとは期待の問題。 田中守とテルコは、飲み会で意気投合し、1回の映画デートと3回の食事を経て性交した。それまでに何度かの困難な恋愛を経験してきたテルコは、今度こそ、このまま問題なく関係がいい方向に進むと確信していた。ここが期待のピークであろう。しかし、うまく事は運ばなかった。テルコはこのピークの熱量を持ったまま、田中守に接する。 マモちゃんは、おそらく”やってあげた”とすら思ってるのかもしれないな。今までモテなかったから、好かれて気をよくしていたのかもしれない。けどやっぱりテルコのことを、恋人として好きにはなれない。 一生気持ちがすれ違っても、それでも近くにいることを選ぶなら腹を括るしかない。痛みは笑顔で鉄壁スルー。泣いて泣いて、それでもいつかテルコにも幸せになってほしいと願ってしまう。 ガツンとくる読書体験でした。 苦しかったその時に読まなくて良かったなと思う。 自分はこれまであまり日本の恋愛小説を読まなかったのですが、これ以降漁るように読むことが増えました。
2投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログ映画から。 映画の雰囲気が好きで、小説読んだらなんか違ったとなるのがこわかったけど、映画は映画、小説は小説でどっちも大好きだった! 映画ではテルコにまったく共感できなかったけど小説はすっっっごい共感の嵐で切なくて泣けた、、、
0投稿日: 2023.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画が好きで小説も読んでみた。 好きな人のきょうだいでもいいから一緒にいたいっての分かる。好きとか超えて、もう依存なんだろうけど離れられない気持ち。 最後の解説も好きでした。
1投稿日: 2023.03.02
powered by ブクログ読書メーターより。2019.6.10読了。 わたしの心にも、テルコが住んでいる。 会う約束なんてしてないのにもしものために休日は空けておくし、急な誘いにすぐいけるように身なりを整えてしまうし。クズな部分を知っているはずなのに、でも、それでも、と好きなところだけに目を向けてしがみついたり。 普通に考えたら全然いい男じゃないのに、ていうかそもそもなにも知らないのに、どうしてこんなにのめり込んでしまうのか。恋は盲目。
1投稿日: 2023.02.27
powered by ブクログテルコにイライラしてしまう。 純粋に人を好きだと思える気持ちを持ち続けられるのも、執着するのも、性格が子どもぽい反面、大人になっても子どもの時の純粋さを失わないのが羨ましく思える。 テルコは何回人を好きになっても同じことを繰り返すと思う。それがテルコの恋愛の仕方だと思う。
0投稿日: 2023.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Audibleにて。 こんなにもずっと片想いだとは思っていなかったので、なんやかんやテルコとマモちゃんに何かしら起こると思っていたら、聞いていて「えええなんでなん!!」と突っ込んでしまうような内容が続いた。 ここまで恋愛に傾倒しているとなると、自身で「私おかしいよな」とそれとなく自分を見つめ直そうと動くと思うだが、この主人公はすごい。 常軌を逸しているとはまさにこのこと。 この本には「いやそっちかい!」ってことが多すぎて面白かったのだが私には少々理解しかねるので⭐︎3。 テルコの気持ちがわかる日が来るのかな。 そんな日は、来てほしくないが。
2投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログ自分は恋愛にのめり込むことができないタイプなので、今まで、恋愛にのめり込みすぎてまわりをないがしろにする女性のことを少しも理解できませんでした。むしろ、かわいそうだなんて思っていました。しかし、この作品の中ではそういった恋愛体質な女性が主人公となって様々な心情が書き綴られています。これを読んだ時に、ああ、恋愛にのめり込む人ってこういう考えや価値観なのかと初めて知ったり、そもそもそういった女性たちにとっては私のような恋愛にのめり込めない女が「かわいそうな女」として位置付けられているのだなと感じました。 すこし飛躍してしまいましたが私の感想はこんな感じです。映画も見ましたが、映画だとすこしぬるい感じがして雰囲気がまだ原作とは違うのかなと思いました。
0投稿日: 2022.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【映画で鑑賞しました】 「都合のいい存在」というのがいかに魅力がないか、というのがひしひしと伝わってくる映画だった。この作品を教訓にして都合の良い女にならないようにしたい。 主人公のテルコは守の都合のいい女。でも守は別の女の都合のいい男。そしてテルコの親友は別の男を都合のいい男にしているという構図は面白かった。 ただキャラクターの一人一人にもう少し魅力が欲しかったな……いまいち感情移入ができなかった。 欲を言えばテルコにはもう少し色気が欲しかったし、守にはもう少しクズを貫いて欲しかったし、守が好きになった女はさすがにガサツ過ぎて、え?そういうタイプが好きでしたか……??と呆気にとられてしまった。 ベッドシーンももう少し攻めて欲しかったな……。 そして心情を直接的にべらべら喋りすぎていると思う。 言わなくとも既に伝わっている、目線や沈黙といった空気感で感じとれる言葉が多々あった気がします。 不毛な恋の話は好きなのですが、この作品は私の肌には合わなかった気がします。
0投稿日: 2022.12.12
powered by ブクログ結局は何も進展していないのに、スピード感があって個人的には読み応えがあった。 確かにテルコもマモちゃんも周りにいればイライラさせられるだろうけど、1度でも不毛な片思いを経験したことがある人にはテルコの言動や思考には共感できるところがあるのかなと思った。
0投稿日: 2022.12.11
powered by ブクログ自分には映画のようなスピード感あるほうが好きな作品だなと思った。テルちゃんの恋心、マモちゃんの振る舞いなど、ムカつくことは多いけど、結局好きって理由だけで他に理屈はいらないってのが、痛いほど伝わってきてすごくよかった。
1投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログOLの不毛な恋の話。 俺が男だからか登場人物、特に主人公に正直全く共感できない。 登場人物だいたいクソ 主人公の全く学ばない姿勢にすごい苛立ちを覚えます笑 執着してる事に対してだけ安心感をおぼえているのかな?って感じ。 恋は盲目っていうより、宗教的な感覚を覚えた。 その神様の教えは絶対!!というように、マモちゃん(主人公の好きな人)の指示は絶対といった感じで、これはもはや崇めてる域に達している。 めっちゃめっちゃよく言えば母からの無償の愛。笑
0投稿日: 2022.12.01
powered by ブクログ久々に途中で読むのをやめようと思った。続きも気にならないし、最後どうなろうとどうでもいいや、と思った。けど、人から借りた手前、読み切った方がいいかなと頑張った。 何ひとつ共感できなかった。 若かったら楽しく読めたのかな・・・とも思うけど、そもそも好みの問題なのかもしれない。
18投稿日: 2022.11.29
powered by ブクログ不毛な片想いで、ひたすら尽くしているOLのお話 山田テルコはマモちゃんに尽くしている 仕事や人間関係や他の全てを好きとそうでないものに分けると、優先順位は低い しかし、マモちゃんはそんなテルコを都合のいいように使うだけ そもそも、マモちゃんはそんなにいい男ではない 主な登場人物 山田テルコ 田中守(マモちゃん) 葉子:テルコの友達。母子家庭で育ち、母屋とは別棟に住んでいる。テルコの不毛な恋愛に苦言を呈す ナカハラ:葉子の事が好き 塚越すみれ:田中守が想いをよせる人 客観的に見れば不毛な片想いなんだけど、本人にとってはそれが全てというのもわからなくもない それが恋愛感情というものですからね 好ましい面を好きになったのであれば、それがマイナスに転じれば好きじゃなくなるけど 欠点も含めて好きになってしまったのであれば救いようがない マモちゃんを好きなテルコという関係と 葉子さんを好きなナカハラくんという関係が同じような構図 だから、葉子さんのテルコに対する苦言は真実味があるけど、本人には届かないというね 「好きな人」の「好きな人」になるというのは何と難しい事なのでしょうね あと、マモちゃんがすみれさんを好きで テルコが自分に尽くすのと同じように尽くしているのに相手にされないという現実 なんか、好きになった方が尽くすけど相手はそれをどうも思わないという関係性で繋がっている人間関係になってるわけね テルコやナカハラくんは、尽くす事が愛なんだけど すみれにとっては尽くされることが愛という認識なんでしょうね マモちゃんはどっちつかずかな 尽くしているけど、自分自身を信じていないので、そもそも愛というレベルに至っていない気がする 葉子さんに彼氏ができたときの、テルコとナカハラくんの会話にグッと来るものがある 「ナカハラくんは葉子を好きでいるのをやめるわけ?」という問い 「好き」が自分の意志で辞められるものだったら苦労しないですよねー ってか、もしかしてナカハラくんはそうだったのかな? 「幸せになりたいっすね」という言葉に一番共感したかな ちなみに、冒頭の葉子さんのところに行くシーンのナカハラくんが出てきたあたりで「これ映画見たことあったわ」と気づく タイトルがまったく同じなのに、まったく意識しなかったわ 岸井ゆきのの映画としか認識してなかったかもしれない 映画だとそんなに違和感を感じなかったけど すみれさんは、江口のりこよりも長井短の方がイメージに近い 映画になかったのは、葉子の家庭の事情や生い立ちが説明とかのあたり 映画だけの描写としては 「追いケチャップ」のような、テルコとマモちゃんの蜜月な詳細 その辺の雰囲気は映画のほうが表現しやすいよなぁ あと、テルコのラップとかは面白かった 海のとこも、原作ではテルコ、マモル、すみれの三人だったけど他のメンバーもいたりね 一番大きな違いは、葉子との決別のシーンがあるところ 相手が違うだけで、恋愛を上下関係として捉えている葉子と、尽くす事が愛情の証だと思っているテルコの違いがより鮮明になってましたね
0投稿日: 2022.11.27
powered by ブクログ長所があるから好きになる訳では無い、ということは分かるけど、なぜマモちゃんにそんなに執着するのかがやっぱり理解できなくて共感はできなかった。ただ、男が付け上がらないように優位に立とうとする女の立ち振る舞いに疑問を覚えるテルコの気持ちは痛いほどわかる。
0投稿日: 2022.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「恋人を身内と思う派か一番親しい他人と思う派か。」 身内派なら飲み会で一番最後に恋人にお皿を配るって説明された時に、あー私は後者を目指してたのに心距離だけを大切にして前者をしてたのか、と思った。鬱恋愛小説。
0投稿日: 2022.11.23
powered by ブクログずっと、昔片想いしていた人の顔を思い出しながら読んでいた。 恋でも愛でもない執着を私はその人にぶつけることは出来なかったけど、テルちゃんはその執着をどんな形でも手放さないことを選んだんだな。 きっと辛いし苦しいけど、どこか羨ましい。
1投稿日: 2022.11.01
